JPH08254970A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH08254970A
JPH08254970A JP7057473A JP5747395A JPH08254970A JP H08254970 A JPH08254970 A JP H08254970A JP 7057473 A JP7057473 A JP 7057473A JP 5747395 A JP5747395 A JP 5747395A JP H08254970 A JPH08254970 A JP H08254970A
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JP
Japan
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signal
input
frequency
display device
clock
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Application number
JP7057473A
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English (en)
Inventor
Sadao Tsuruga
貞雄 鶴賀
Ikuya Arai
郁也 荒井
Kozo Masuda
浩三 増田
Jiro Kawasaki
二郎 川崎
Takeshi Sano
剛 佐野
Tamotsu Nagabayashi
保 長林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to TW086105476A priority patent/TW335587B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号に位相及び周波数ジッタを含んだ信号
を入力した場合にも良好な映像を表示できるようにす
る。 【構成】読み出し側クロック発生部30は、入力信号が
安定した信号であるときにはこの入力信号に同期させた
クロックを選択し、不安定な入力信号に対しては入力信
号に非同期で生成した安定なクロックを選択し、これを
読み出し側クロックとして出力するようにし、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合で
も良好な映像を表示することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ端末機な
どのディスプレイ装置に係り、仕様が異なる各種のコン
ピュータや各種のテレビジョンや映像出力装置などの種
々の規格の映像信号を表示することを可能とするディス
プレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のコンピュータなどが発生する映像
信号(ビデオ信号)は仕様が統一されておらず、水平走
査周波数(以下、fH という),垂直走査周波数(以
下、fVという),映像表示期間,映像表示位置,映像
帰線期間などが異なるために、一般的には、各々の映像
信号に対応した専用のディスプレイ装置が必要である。
また、一台のディスプレイ装置で種々の映像信号に対応
した適切な映像を表示するために、マルチスキャンディ
スプレイ装置がある。このマルチスキャンディスプレイ
装置は、多種多様な仕様の映像信号に対応するために、
偏向系回路に能動素子を多用し、また、動作の安定度や
信頼性を保つために回路規模は増大し、その結果、この
ようなディスプレイ装置は、製作や調整が困難であると
いう問題がある。
【0003】最近、高解像度化の要求が高まっており、
映像信号の走査周波数は高い方へ移行しつつある。従っ
て、ディスプレイ装置で対応すべき信号の仕様範囲は拡
大している。更に、近年、前記コンピュータ映像信号の
表示に加えてテレビジョン(NTSC)信号やハイビジ
ョン(HD)信号も表示することができるディスプレイ
装置が要求されてきている。具体的には、映像信号のf
H の観点では、NTSC信号の15.75kHzから高精細
映像やCAD/CAMクラス(1600ドット×120
0ラインの解像度)の信号に匹敵する約110kHz程度
まで対応できるディスプレイ装置が望まれている。
【0004】このような極めて広範囲の周波数(fH :
15〜110kHz)の映像信号を扱うことは、従来の技
術では困難であった。つまり、偏向回路部の素子定数の
切り替え制御回路の煩雑さや部品点数が増し、動作の信
頼性確保のために回路規模は増大する。その上、各種の
映像信号の画質や画面歪などに対応した性能を確保する
ことが難しくなってくる。このため、調整個所が増加
し、コストも増加する。
【0005】このような問題を解決する方法として、映
像信号をデジタル的に処理して所望の水平及び垂直走査
線周波数の映像信号に変換する周波数(解像度)変換回
路(以下、スキャンコンバータという)を用いる方法が
ある。このスキャンコンバータを用いた例としては、特
開平1−232394号公報や特開平6−138834
号公報に記載されたディスプレイ装置がある。
【0006】以下、図面を参照しながら、上記従来のデ
ィスプレイ装置について説明する。
【0007】図11は、その概略構成を例を示したもの
である。図11において、1はA/D変換部、2はメモ
リ部、3はD/A変換部、4は同期分離部、5は第1の
PLL(Phase-Locked-Loop)回路部(1)、6は第2
のPLL回路部(2)、7は制御部、8は同期信号再生
部、9はディスプレイ部である。
【0008】コンピュータ等から供給される種々の仕様
の入力映像信号10は前記A/D変換部1に入力され、
入力同期信号12は前記同期分離部4により入力水平同
期信号16と入力垂直同期信号17に分離される。PL
L回路部(1)5は、入力水平同期信号16に位相同期
し且つ該入力水平同期信号16の周波数fH のN倍
(N:自然数)の周波数の書き込み側クロック信号13
を生成してA/D変換部1,メモリ2及び制御部7に供
給する。PLL回路部(2)6は、入力水平同期信号1
6に位相同期し且つ該入力水平同期信号16の周波数f
H のM倍(M:自然数)の周波数の読み出し側クロック
信号14を生成してD/A変換部3,メモリ2及び制御
部7に供給する。A/D変換部1は、入力映像信号10
を書き込み側クロック信号13によって標本化(サンプ
リング)してデジタルデータ18をメモリ2に供給す
る。メモリ2は、書き込み側クロック信号13及び制御
部7からの制御信号20に基づいて前記デジタルデータ
18を書き込み、読み出し側クロック信号14及び制御
部7からの制御信号20に基づいてデジタルデータ19
を読み出してD/A変換部3に供給する。D/A変換部
3は、デジタルデータ19を読み出し側クロック信号1
4に基づいて出力映像信号11に変換してディスプレイ
9に供給する。
【0009】同期信号生成部8は、制御部7に制御さ
れ、PLL回路部(2)6から供給されるクロックを用い
て出力同期信号15を生成してディスプレイ9に供給す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き構成のディ
スプレイ装置においては、偏向回路部の調整個所の増加
を抑えながら極めて広範囲の走査周波数の映像信号を扱
うことが可能となる。しかしながら、NTSC信号をこ
のようなディスプレイ装置に表示する場合には、同期状
態が不安定になる問題が生じる。つまり、NTSC方式
の信号源は多様であり、例えば、LD(レーザディスク)
や受信状態が良好のテレビ放送等からは比較的安定な入
力映像信号10及び入力同期信号12が得られるが、V
TRや受信状態が悪いテレビ放送等からの入力映像信号
10及び入力同期信号12は非常に不安定となり、位相
及び周波数ジッタを含んだ信号となる。このような位相
及び周波数ジッタを含んだ入力同期信号12に位相同期
して、前記PLL回路部5,6により書き込み側クロッ
ク信号13及び読み出し側クロック信号14を生成した
場合には、ジッタ成分をある程度は吸収可能であるが完
全には吸収でず、場合によってはジッタ成分を増やして
しまう。一般的に、このような従来のディスプレイ装置
においてNTSC信号を表示する場合の書き込み側クロ
ック信号の周波数fWCLK は、fWCLK =14.3MHzで
ある。また、読み出し側クロック信号の周波数fRCLK
は、fRCLK ≧28.6MHzである。周知のことである
が、デジタル処理をする場合のクロックジッタTJIT
は、クロック周期の1/10以下であることが必要であ
る。従って、前記書き込みクロック信号のクロックジッ
タTJIT は7ns以下、読み出し側クロック信号のクロッ
クジッタTJIT は3.5ns以下であることが必要であ
る。これは、読み出し側クロック信号の周波数fRCLK
の値がNTSC信号の2倍速変換処理を行なう場合であ
るが、K倍速(K:自然数)変換処理を行なう場合のク
ロックジッタTJIT は7/Kns以下とすることが必要と
なる。
【0011】VTR等から位相及び周波数ジッタを含ん
だ信号が入力された場合は、書き込みクロック信号のク
ロックジッタ必要値は満足できるが、読み出し側クロッ
ク信号のクロックジッタ必要値を満足できない場合が多
い(特にK≧4のとき)。
【0012】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、極めて広範囲な走査周波数の映像信号を扱
うことを可能にしたディスプレイ装置において、入力信
号に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合
でも良好な映像を表示することができるディスプレイ装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力映像信号
をデジタル的に処理して所望の水平及び垂直走査周波数
の映像信号に変換する周波数変換手段を内蔵するディス
プレイ装置において、入力同期信号に同期したクロック
を発生する第1のクロック発生回路と、非同期のクロッ
ク信号を発生する第2のクロック発生回路と、これらの
クロック発生回路の一方を選択して前記ディジタル処理
のためのクロックを発生する選択手段を備えたことを特
徴とする。
【0014】
【作用】選択手段は、入力信号が安定した信号であると
きにはこの入力信号に同期させたクロックを選択し、不
安定な入力信号に対しては、非同期で生成した安定なク
ロックを選択し、これを読み出し側クロックとして出力
する。従って、広範囲の走査周波数の映像信号を扱うこ
とが可能なディスプレイ装置において、入力信号に位相
及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合でも良好
な映像を表示することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述
する。
【0016】図1は、本発明になるディスプレイ装置の
第1の実施例を示すブロック図である。図1において、
1はA/D変換部、2はメモリ部、3はD/A変換部、
4は同期分離部、34は書き込み側クロック発生部を構
成する第1のPLL(Phase-Locked-Loop)回路部
(1)、30は第2のPLL回路(2)31と独立した非同
期クロック発生回路32と手動操作型の選択スイッチ3
3により構成される読み出し側クロック発生部、7は制
御部、8は同期信号生成部、9は偏向回路及びビデオ回
路等を含むディスプレイ部である。
【0017】次に、このように構成されたディスプレイ
装置の動作について説明する。コンピュータ等の種々の
仕様の入力映像信号はA/D変換部1に入力され、入力
同期信号は同期分離部4に入力されて入力水平同期信号
と入力垂直同期信号に分離される。第1のPLL回路部
(1)34は、制御部7により出力周波数の設定が行な
われ、入力される入力水平同期信号の周波数fH のN倍
(N:自然数)の周波数fWCLK で該入力水平同期信号
と位相同期した書き込み側クロック信号を生成してA/
D変換部1,メモリ2及び制御部7に供給する。読み出
し側クロック発生部30の構成要素である第2のPLL
回路部(2)31は、制御部7によって出力周波数の設定
が行なわれ、入力される入力垂直同期信号と位相同期し
且つ該入力垂直同期信号の周波数fH のM倍(M:自然
数)の周波数fRCLK の読み出し側クロック信号(1)
を生成する。また、非同期クロック発生回路32は、制
御部7によって出力周波数が制御され、入力水平同期信
号に対して非同期で該入力水平同期信号の周波数fH
ほぼM倍(M:自然数)の周波数fRCLK の読み出し側
クロック信号(2)を生成する。更に、選択スイッチ3
3は、生成された前記読み出し側クロック信号(1),
(2)の一方を選択してD/A変換部3,メモリ2及び
制御部7に読み出し側クロック信号として供給する。A
/D変換部1は、入力映像信号を書き込み側クロック信
号に基づいて標本化(サンプリング)してデジタルデータ
を作成してメモリ2に出力する。メモリ2は、書き込み
側クロック信号及び制御部7からの制御信号に基づいて
前記デジタルデータを書き込んで記憶し、選択スイッチ
33により選択して出力された読み出し側クロック信号
及び制御部7からの制御信号に基づいて該デジタルデー
タを読み出してD/A変換部3に供給する。D/A変換
部3は、デジタルデータを読み出し側クロック信号に基
づいてアナログ形態の出力映像信号に変換してディスプ
レイ部9に供給する。同期信号生成部8は、制御部7に
制御され、選択スイッチ33により選択された読み出し
側クロック信号を用いて出力同期信号を生成してディス
プレイ9部の偏向回路に供給する。
【0018】具体的な動作としては、例えば、VTRや
受信状態が悪いテレビ放送等のように非常に不安定な位
相及び周波数ジッタを含んだ信号が入力される場合は、
前記選択スイッチ33を読み出し側クロック信号(2)
を選択して出力するように設定する。そして、LD(レ
ーザディスク)やコンピュータ等の比較的安定な信号が
入力される場合には、前記スイッチ33を読み出し側ク
ロック信号(1)を選択して出力するように設定する。
【0019】このように構成することにより、入力信号
として位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場
合でも、読み出し側クロック信号は位相及び周波数ジッ
タがなくなり(書き込み側クロック信号の周期の1/1
0以下である)、その結果、ディスプレイ部9は良好な
映像を表示することが可能となる。
【0020】図2は、図1に示す第1の実施例であるデ
ィスプレイ装置における読み出し側クロック発生部30
の変形例を示している。図2において、39は定電圧
源、40は位相比較器、41はローパスフィルタ、42
は手動操作型の選択スイッチ、43は電圧制御発振器、
44は分周器である。
【0021】次に、このように構成された読み出し側ク
ロック発生部30の動作について説明する。先ず、LD
(レーザディスク)やコンピュータ等から比較的安定な信
号が入力される場合について説明する。位相比較器40
は、入力水平同期信号50(fH)と後述する分周器4
4の出力信号51(fO)を入力して該2つの入力信号
の位相を比較する。ローパスフィルタ41は、この位相
比較器40から出力された位相比較出力信号52を処理
して低周波成分信号53を取り出して選択スイッチ42
の一方の入力端子60に供給する。この選択スイッチ4
2の他方の入力端子61は、定電圧源32の電圧を入力
する。この例のように入力信号が比較的安定な信号であ
る場合には、選択スイッチ42は入力端子60を選択す
るように設定する。従って、電圧制御発振器43は、低
周波成分信号53を制御電圧として入力することにな
る。これにより、電圧制御発振43の発振周波数は位相
比較器40に入力される2つの入力信号の位相差に応じ
て制御され、この電圧制御発振器43からは入力水平同
期信号50に位相が一致した読み出し側クロック信号5
4を発生する。そして、分周器44は、この読み出し側
クロック信号54を入力してM(M:自然数)分周した
出力信号51を前述したように位相比較器40にフィー
ドバックする。この結果、電圧制御発振器43からは、
リファレンス信号としての入力水平同期信号50の周波
数fH のM倍の周波数fRCLK で且つ位相が一致して位
相ロック状態の読み出し側クロック信号54が得られる
ことになる。つまり、この読み出し側クロック発生部3
0は、PLL(Phase-Locked-Loop)回路として働く。
【0022】一方、VTRや受信状態が悪いテレビ放送
等のように非常に不安定で位相及び周波数ジッタを含ん
だ信号が入力される場合について説明する。この場合、
前記選択スイッチ42は、入力端子61を選択するよう
に設定する。従って、電圧制御発振器43は、定電圧源
32から発生する電圧値Vで発振周波数fCLK が制御さ
れた読み出し側クロック信号54を発生する。つまり、
このような設定では、この読み出し側クロック発生部3
0は、PLL回路として動作せずに周波数fCLK を固定
した発振回路として働く。一般に、VTRや受信状態が
悪いテレビ放送等のNTSC信号が入力信号となる場合
は、電圧制御発振器43がNTSC信号のカラー・サブ
キャリア(fSC =3.579545MHz)のN倍(N
≧2)の周波数fCLK で発振するように定電圧源32の
電圧値Vを設定する。
【0023】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合で
も、読み出し側クロック信号54が位相及び周波数ジッ
タが少ない(fCLK の周期の1/10以下である)良好
なクロック信号となるようにすることが可能となる。
【0024】図3は、本発明になるディスプレイ装置の
第2の実施例を示すブロック図である。この実施例は、
図1に示した第1の実施例における選択スイッチ33を
自動制御できるように工夫した実施例である。この実施
例は、第1の実施例の構成にジッタ検出部72及びスイ
ッチ制御部71を追加した構成である。
【0025】図1に示した第1の実施例の構成要素と同
じ部分、つまり、A/D変換部1,メモリ部2,D/A
変換部3,同期分離部4,第1のPLL(Phase-Locked
-Loop)回路部(1)34,第2のPLL回路(2)3
1と非同期クロック発生回路32と選択スイッチ33に
より構成された読み出し側クロック発生部30,制御部
7,同期信号生成部8,ディスプレイ部9から成る部分
の構成及び作用効果は第1の実施例と共通するのでその
説明を省略し、新規部分について説明する。
【0026】ジッタ検出部72は、入力水平同期信号5
0を入力してそのジッタ量を検出し、その結果をスイッ
チ制御部71に送る。スイッチ制御部71は、入力信号
のジッタ量に応じて選択スイッチ33を切り換える。例
えば、入力信号がVTRや受信状態の悪いテレビ放送等
のように非常に不安定で位相及び周波数ジッタを含んだ
信号の場合は、ジッタ検出部72は「ジッタあり」のジ
ッタ検出信号をスイッチ制御部71に送り、スイッチ制
御部71は、このジッタ検出信号に応動しで選択スイッ
チ33がクロック発生回路32を選択するように該選択
スイッチ33を切り換える制御信号を発生する。
【0027】また、入力信号がLD(レーザディスク)や
コンピュータ等からの信号のように比較的安定な信号の
場合は、ジッタ検出部72は「ジッタなし」のジッタ検
出信号をスイッチ制御部71に送り、スイッチ制御部7
1は、ジッタ検出信号に応動して選択スイッチ33がP
LL回路部(2)31を選択するように該選択スイッチ3
3を切り換える制御信号を発生する。
【0028】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号が入力される場合
には、読み出し側クロック信号54が位相及び周波数ジ
ッタの少ない(fCLK の周期の1/10以下である)良
好なクロック信号となるように、読み出し側クロック発
生部30のクロック生成特性を自動的に切り換え制御す
ることができる。
【0029】図4は、図3に示す第2の実施例であるデ
ィスプレイ装置における読み出し側クロック発生部30
の変形例を示している。この変形例は、図2に示した変
形例の構成にジッタ検出部72とスイッチ制御部71を
追加した構成である。従って、図2に示した変形例の構
成要素と同じ部分、つまり、位相比較器40,ローパス
フィルタ41,選択スイッチ42,定電圧源39,電圧
制御発振器43,分周器44からなる部分の構成及び作
用効果は図2の変形例と共通するので説明を省略し、新
規部分について説明する。
【0030】ジッタ検出部72は、入力される水平走査
周波数fH の入力水平同期信号50のジッタ量を検出
し、その結果をスイッチ制御部71に送る。スイッチ制
御部71は、入力信号のジッタ量に応じて選択スイッチ
42を切り換える。例えば、入力信号がVTRや受信状
態の悪いテレビ放送等の信号のように非常に不安定で位
相及び周波数ジッタを含んだ信号の場合は、ジッタ検出
部72は、「ジッタあり」のジッタ検出信号をスイッチ
制御部71に送り、スイッチ制御部71は、選択スイッ
チ42が入力端子61側を選択するように該選択スイッ
チ42を切り換える制御信号を発生する。
【0031】また、入力信号がLD(レーザディスク)や
コンピュータ等からの信号のように比較的安定な信号の
場合は、ジッタ検出部72は「ジッタなし」のジッタ検
出信号をスイッチ制御部71に送り、スイッチ制御部7
1は、このジッタ検出信号に応動して選択スイッチ42
が入力端子60を選択するように該選択スイッチ42を
切り換える制御信号を発生する。
【0032】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合に
は、読み出し側クロック信号54(fCLK )が位相及び
周波数ジッタのない(fCLK の周期の1/10以下であ
る)良好なクロック信号となるように、読み出し側クロ
ック発生部30のクロック生成特性を自動的に切り換え
制御することができる。
【0033】図5は、図4に示す変形例におけるジッタ
検出系の変形例を示している。この変形例は、電圧制御
発振器43から出力される読み出し側クロック信号54
のジッタを検出してスイッチ制御部71にジッタ検出信
号を供給するジッタ検出部73を設けた構成である。こ
の変形例において、図4に示す変形例と同じ部分、つま
り、位相比較器40,ローパスフィルタ41,選択スイ
ッチ42,定電圧源39,電圧制御発振器43,分周器
44からなる部分の構成及び作用効果については共通で
あるので説明を省略し、この変形例の新規部分について
説明する。
【0034】水平走査周波数fH の新規な入力水平同期
信号50が入来すると、スイッチ制御部71は、選択ス
イッチ42が入力端子60側を選択するように該選択ス
イッチ42を制御する。その結果、この読み出し側クロ
ック発生部30はPLL回路として動作し、電圧制御発
振器43から出力される読み出し側クロック信号54
は、水平同期信号50の水平走査周波数fH のM倍の周
波数fCLK で位相が一致した位相ロック状態となり、こ
の読み出し側クロック信号54はジッタ検出部73に入
力される。ジッタ検出部73はクロック信号54のジッ
タ量を検出し、その検出結果をスイッチ制御部71に送
る。そして、スイッチ制御部71は入力信号のジッタ量
に応じて選択スイッチ42を切り換える。例えば、入力
信号がVTRや受信状態の悪いテレビ放送等のように非
常に不安定で位相及び周波数ジッタを含んだ信号の場
合、このジッタを検出したジッタ検出部73は、選択ス
イッチ42が入力端子61側を選択するように該選択ス
イッチ42を動作させるための制御信号をスイッチ制御
部71に送る。そして、スイッチ制御回路71は、選択
スイッチ42を入力端子61側に切り換えた後は入力信
号が換わるまではこの状態を維持する。入力信号がLD
(レーザディスク)やコンピュータ等からの比較的安定な
信号の場合は、このジッタ検出部73はジッタなしを検
出し、選択スイッチ42が入力端子60を選択するよう
に該選択スイッチ42を動作させるための制御信号をス
イッチ制御部71に送る。
【0035】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合で
も、読み出し側クロック発生部30は、位相及び周波数
ジッタが少ない(fCLK の周期の1/10以下である)
良好な読み出し側クロック信号54を生成することが可
能となる。
【0036】この変形例は、読み出し側クロック信号5
4をジッタ検出部73に入力したが、分周器44の出力
信号51をジッタ検出部73に入力するようにしても同
様な効果が得られることは言うまでもない。
【0037】図6は、図3に示す第2の実施例であるデ
ィスプレイ装置における読み出しクロック発生部30の
更に他の変形例を示している。この変形例は、図5に示
した変形例における定電圧源39の代わりに、サンプリ
ングスイッチ74,ホールドコンデンサ75及びバッフ
ァアンプ76で構成したサンプルホールド部77を用い
たものである。この変形例において、図5に示す変形例
と同じ部分、つまり、位相比較器40,ローパスフィル
タ41,選択スイッチ42,電圧制御発振器43,分周
器44からなる部分の構成及び作用効果については共通
であるので説明を省略し、この変形例の新規部分につい
て説明する。
【0038】水平走査周波数fH の新規な入力水平同期
信号50が入来すると、スイッチ制御部71は、選択ス
イッチ42は入力端子60側を選択し、サンプリングス
イッチ74はオン状態になるように該両スイッチを制御
する。その結果、この読み出し側クロックぶ30はPL
L回路として動作する。そして、ホールドコンデンサ7
5は、このPLL回路がロックした状態となる電圧制御
発振器43の制御電圧値に充電される。その結果、選択
スイッチ42の入力端子61にはこの制御電圧値が供給
される。電圧制御発振器43から出力される読み出し側
クロック信号54は、水平同期信号50の水平走査周波
数fH のM倍の周波数fCLK で位相が一致した位相ロッ
ク状態となり、この読み出し側クロック信号54はジッ
タ検出部73に入力される。ジッタ検出部73はクロッ
ク信号のジッタ量を検出し、その結果をスイッチ制御部
71に送る。そして、スイッチ制御部71は入力信号の
ジッタ量の大小に応じて選択スイッチ42及びサンプリ
ングスイッチ74を切り換える。例えば、入力信号がV
TRや受信状態の悪いテレビ放送等のように非常に不安
定で位相及び周波数ジッタを含んだ信号の場合、このジ
ッタを検出したジッタ検出部73は、選択スイッチ42
が入力端子61側を選択し、サンプリングスイッチ74
がオフ状態になるようにこれらのスイッチを動作させる
ための制御信号をスイッチ制御部71に送る。また、入
力信号がLD(レーザディスク)やコンピュータ等から
の信号のように比較的安定な信号の場合は、ジッタ検出
部73はジッタなしを検出し、選択スイッチ42が入力
端子60側を選択したままでサンプリングスイッチ74
がオン状態とするようにこれらのスイッチを動作させる
ための制御信号をスイッチ制御部71に送る。また、入
力信号がLD(レーザディスク)等からの比較的安定な
信号の場合であっても、LDの傷によって同期信号が一
瞬途切れた場合は、同期信号が途切れた瞬間のみ選択ス
イッチ42が入力端子61側を選択し、また、同時にサ
ンプリングスイッチ77をオフ状態とするようにスイッ
チ制御部71が動作する。
【0039】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合で
も、読み出し側クロック発生部30は、位相よび周波数
ジッタが少ない(fCLK の周期の1/10以下である)
良好な読み出し側クロック信号54を生成することが可
能となる。また、入力信号の位相及び周波数が瞬間的に
乱れた場合または信号が途切れた場合でも読み出し側ク
ロック信号54は途切れることなく生成される。
【0040】また、この変形例は、読み出し側クロック
信号54をジッタ検出部73に入力したが、分周器44
の出力信号51をジッタ検出部73に入力するようにし
ても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0041】図7は、本発明になるディスプレイ装置の
第3の実施例を示すブロック図である。この実施例は、
図1に示した第1の実施例における選択スイッチ33を
自動制御できるように工夫した実施例であり、具体的に
は、図3に示した第2の実施例におけるジッタ検出部7
2の代わりに信号判別部70を設け、スイッチ制御部7
1はこの判別結果に基づいて選択スイッチ33を制御す
るようにしたものである。そして、スイッチ制御部71
は、入力信号が位相及び周波数ジッタを含む可能性が高
い種類の信号であるときには非同期クロック発生回路3
2の出力信号を選択するように選択スイッチ33を制御
するように構成される。
【0042】図1及び図3に示した実施例と同じ部分、
つまり、A/D変換部1,メモリ部2,D/A変換部
3,同期分離部4,第1のPLL(Phase-Locked-Loo
p)回路部(1)34,第2のPLL回路(2)31と非同
期クロック発生回路32と選択スイッチ33により構成
された読み出し側クロック発生部30,制御部7,同期
信号再生部8,ディスプレイ部9からなる部分の構成及
び作用効果は前述した各実施例と同じであるので省略
し、新規部分について説明する。
【0043】信号判別部70は、入力された水平走査周
波数fH の入力水平同期信号に基づいて該ディスプレイ
装置に入力された入力映像信号の種類を判別し、その結
果をスイッチ制御部71に送る。そして、スイッチ制御
部71は入力信号の種類に応じて選択スイッチ33を切
り換える。例えば、入力された信号がNTSC信号であ
る場合には、信号判別部70はNTSC信号であること
を判別し、スイッチ制御部70はこの判別結果に基づい
て選択スイッチ33が非同期クロック発生回路32の出
力信号を選択して出力するように該選択スイッチ33を
切り換える制御信号を発生する。
【0044】また、入力信号がコンピュータ信号の場合
は、信号判別部70はコンピュータ信号であると判別
し、スイッチ制御部71はこの判別結果に基づいて選択
スイッチ33が第2のPLL回路部(2)31の出力信号
を選択するようスイッチ選択スイッチ33を切り換える
制御信号を発生する。
【0045】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含む可能性が高い種類の信号
を入力した場合には、位相及び周波数ジッタが少ない
(fCLK の周期の1/10以下である)良好な読み出し
側クロック信号を生成するように読み出し側クロック発
生部30を自動的に切り換えることが可能となる。
【0046】図8は、図7に示す第3の実施例であるデ
ィスプレイ装置における読み出し側クロック発生部30
の変形例を示している。この変形例は、図4に示した変
形例におけるジッタ検出部72を信号判別部72に置換
し、スイッチ制御部71は信号の種類に応じて選択スイ
ッチ42を制御するようにした構成である。従って、図
4に示した変形例と同じ部分、つまり、位相比較器4
0,ローパスフィルタ41,選択スイッチ42,定電圧
源39,電圧制御発振器43,分周器44からなる部分
の構成帯び作用効果は、図4と変形例と同じであるので
説明を省略し、新規部分について説明する。
【0047】信号判別部70は、入力される水平走査周
波数fH の入力水平同期信号50を判別して該ディスプ
レイ装置に入力される映像信号の種類を判別し、その判
別結果をスイッチ制御部71に送る。そして、スイッチ
制御部71は、入力信号の種類に応じて選択スイッチ4
2を切り換える。例えば、入力信号がNTSC信号の場
合には、信号判別部70はNTSC信号と判別し、スイ
ッチ制御部71は選択スイッチ42が入力端子61側を
選択するように該選択スイッチ42を制御する制御信号
を発生する。また、入力信号がコンピュータ信号の場合
には、信号判別部70はコンピュータ信号と判別し、ス
イッチ制御部71は選択スイッチ42が入力端子60側
を選択するように該選択スイッチ42を制御する制御信
号を発生する。
【0048】このように構成することにより、位相及び
周波数ジッタを含む可能性が高い信号を入力した場合に
も位相及び周波数ジッタが少ない(fCLK の周期の1/
10以下である)良好なクロック信号を生成することが
可能となる。
【0049】図9は、図1,図3及び図7に示した第1
から第3の実施例のディスプレイ装置に適用可能な読み
出し側クロック発生部30の変形例を示している。この
変形例において、40は位相比較器、41はロウパスフ
ィルタ、43は電圧制御発振器、44は分周器、79は
選択スイッチ、78は固定周波数発振器である。
【0050】以上のように構成された読み出し側クロッ
ク発生部30において、LD(レーザディスク)やコン
ピュータ等からの比較的安定な信号が入力された場合の
動作について説明する。この場合には、選択スイッチ7
9は、図3及び図7に示した実施例で説明したスイッチ
制御部71により水平走査周波数fH の入力水平同期信
号50を選択するように接続される。このとき、位相比
較器40は水平走査周波数fH の入力水平同期信号50
と後述する分周器44の出力信号51(fO )を入力し
て該2つの入力信号の位相を比較する。この位相比較器
40から出力される位相比較出力信号52は、ローパス
フィルタ41で処理することによりその低周波成分53
を取り出して電圧制御発振器43に供給する。これによ
り、電圧制御発振器43の発振周波数は、位相比較器4
0への2つの入力信号の位相差に応じて制御され、この
電圧制御発振器43からは水平走査周波数fH の入力水
平同期信号50に位相が一致した読み出し側クロック信
号54(fCLK )が発生する。そして、この読み出し側
クロック信号54は、分周器44に入力されてM(M:
自然数)分周された出力信号51(fO )が前述のよう
に位相比較器40にフィードバックされて位相比較に用
いられる。この結果、電圧制御発振器43からは、リフ
ァレンス信号としての水平走査周波数fH の入力同期信
号50とは周波数がM倍で位相が一致した位相ロック状
態の読み出し側クロック信号54(fCLK )が得られる
ことになる。つまり、PLL(Phase-Locked-Loop)回路
として働く。
【0051】次に、VTRや受信状態が悪いテレビ放送
等のように非常に不安定で位相及び周波数ジッタを含ん
だ信号が入力された場合の動作について説明する。この
場合は、選択スイッチ79は、固定周波数発振器78を
選択するようにスイッチ制御部71により制御される。
この結果、位相比較器40には、固定周波数発振器78
から出力されるクロックと後述する分周器44の出力信
号51(fO )が入力されて位相が比較される。この位
相比較器40からの位相比較出力信号52は、ローパス
フィルタ41で処理することにより低周波成分53を取
り出して電圧制御発振器43に入力される。これによ
り、電圧制御発振器43の発振周波数は、位相比較器4
0への2つの入力信号の位相差に応じて制御され、この
電圧制御発振器43からは固定周波数発振器78から出
力されるクロックに位相が一致した読み出し側クロック
信号54(fCLK )が発生する。そしてこの読み出し側
クロック信号54は、分周器44に入力されてM(M:
自然数)分周された出力信号51(fO )として前述の
ように位相比較器40にフィードバックされて位相比較
に用いられる。この結果、電圧制御発振器43からは、
リファレンス信号として固定周波数発振器78から出力
されるクロックに対して周波数がM逓倍で位相が一致し
た位相ロック状態の読み出し側クロック信号54(f
CLK )が得られることになる。つまり、PLL(Phase-L
ocked-Loop)回路として働く。
【0052】一般的に、VTRや受信状態が悪いテレビ
放送等のNTSC信号が入力信号の場合は、電圧制御発
振器43は、NTSC信号のカラー・サブキャリア(f
SC=3.579545MHz)のN倍(N≧2)となるよ
うに動作する。
【0053】このように構成することにより、入力信号
に位相及び周波数ジッタを含んだ信号を入力した場合で
も読み出し側クロック信号としては位相及び周波数ジッ
タが少ない(fCLK の周期の1/10以下である)良好
なクロック信号を生成することが可能となる。
【0054】この変形例は、図3及び図7を参照して説
明した実施例におけるジッタ検出部72,信号判別部7
0及びスイッチ制御部71により選択スイッチ79を制
御するようにしているが、図5及び図6を参照して説明
したジッタ検出部73及びスイッチ制御部71を適用す
ることにより選択スイッチ79を制御するようにするこ
とも可能であることは言うまでもない。
【0055】次に、本発明になるディスプレイ装置の第
4の実施例を図10を参照して説明する。図10におい
て、1はA/D変換部、2はメモリ部、3はD/A変換
部、4は同期分離部、5は第1のPLL(Phase-Locked
-Loop)回路部(1)、30は読み出し側クロック発生
部、7は制御部、8は同期信号再生部、9はディスプレ
イ部、80はCPU回路である。
【0056】A/D変換部1は、コンピュータ等からの
種々の規格の入力映像信号10を入力し、同期分離部4
は、その入力水平同期信号16(水平走査周波数fH
及び入力垂直同期信号17(垂直走査周波数fV )を分
離する。CPU回路80は、水平走査周波数fH の入力
水平同期信号16と垂直走査周波数fV の入力垂直同期
信号17に基づいて、第1のPLL回路部(1)5に設
定する分周比データ,読み出し側クロック発生部30に
おける第2のPLL回路部(2)に設定する分周比デー
タ,メモリ部2への制御データなどを制御部7に供給
し、制御部7はこのデータに基づく制御信号を、第1の
PLL回路部(1)5,読み出し側クロック発生部30
(第2のPLL回路部(2))及びメモリ2に供給す
る。第1のPLL回路部(1)5は、入力水平同期信号
16に位相同期し、制御部7により設定される水平同期
信号の周波数のN倍(N:自然数)の書き込み側クロッ
ク信号13を生成し、A/D変換部1,メモリ2及び制
御部7に供給する。読み出し側クロック発生部30は、
入力水平同期信号16に位相同期した該入力水平同期信
号の周波数のM倍(M:自然数)の読み出し側クロック
信号14を生成し、D/A変換部3,メモリ2及び制御
部7に供給する。A/D変換部1は、入力映像信号10
を書き込み側クロック信号13によって標本化(サンプ
リング)したデジタルデータ18をメモリ2に供給す
る。メモリ2は、書き込み側クロック信号13及び制御
部7からの制御信号20に基づいてこのデジタルデータ
18を書き込み、読み出し側クロック信号14及び制御
部7からの制御信号20に基づいて該デジタルデータ1
9を読み出してD/A変換部3に供給する。
【0057】D/A変換部3は、デジタルデータ19を
読み出し側クロック信号14によって出力映像信号11
に変換しディスプレイ9に供給する。同期信号生成部8
は、読み出し側クロック発生部30からのクロック信号
14を用いて制御部7の制御のもとに出力同期信号15
を生成してディスプレイ部9に供給する。
【0058】一般的に、入力映像信号10は入力映像信
号10のドットクロックの周波数fDOT と同じ周波数f
S のサンプリングクロックで前記A/D変換部1により
標本化(サンプリング)する。そこで、CPU回路80
は、水平走査周波数fH の入力水平同期信号16,垂直
走査周波数fV の入力垂直同期信号17により入力映像
信号の種類を判別し、既知の映像信号であると判別した
場合には、図示されてはいないがCPU回路80に含ま
れる例えばROM等からその入力映像信号に対応する分
周比データを読み込んできて制御部7に供給する制御信
号を生成する。その結果、第1のPLL回路部(1)5で
は、入力水平同期信号16に位相同期された入力映像信
号10のドットクロック(fDOT )と同じ周波数を有す
る書き込み側クロック信号13を生成できる。しかし、
既知の映像信号でないと判別した場合は、CPU回路8
0は、第1のPLL回路部(1)5が次の式で表される書
き込み側クロック信号13を生成するように該PLL回
路を制御するための分周比データを制御部7に供給す
る。
【0059】 fS=K×fV×L2 (数1) (ここで、K:比例定数、fV:入力映像信号の垂直走
査周波数、L:入力映像信号の総ライン数) その結果、CPU回路80が既知でない映像信号が入力
されたと判断した場合にも良好な映像を表示することが
可能となる。なお、前記fV 及びLの値は入力水平同期
信号及び垂直同期信号を参照することにより、CPU回
路80において容易に認識することが可能である。
【0060】ここで、前記(数1)について説明する。
周知のことであるが、入力映像信号の総アスペクト比
(総水平ドット数/総垂直ライン数)をA、垂直走査周
波数をfV、総ライン数をL、とすると、次の式で表さ
れる。
【0061】 fS=A×fV×L2 (数2) ここで、既知でない映像信号に対する総アスペクト比A
を求めることは、困難である。そこで、Aを予めある値
に設定しておくとよい。前記の場合はA=Kに設定した
が、通常はディスプレイ装置に入力される最高解像度を
有する映像信号の最大アスペクト比に設定すればよい。
【0062】このようにすることにより、入力映像信号
10のドットクロック周波数fDOT以上のサンプリング
クロック周波数fS を得ることができ、入力映像信号1
0を忠実にサンプリングすることができる。
【0063】更に、前記で求まったサンプリングクロッ
ク(fS )を設定して得られた映像よりも更なる高画質
の映像を表示したい場合には、下記のように行なうこと
で可能である。つまり、入力映像信号の総水平ドット数
をN’とすると、N’=A×Lが成り立ち、前記(数
2)により、次の式が成り立つ。
【0064】 fS=N’×fV×L (数3) そこで、既知でない映像信号が入力された場合には、
N’<Nなる関係を有する所定ドット数Nを初めに設定
し、その後、Nの値を次第に減少させる方向でCPU回
路80が制御処理を行うようにすることにより、N’=
N、つまり、fS=fDOT とすることができ、更なる高
画質な映像の表示を可能とする。
【0065】
【発明の効果】本発明は、入力信号が安定した信号であ
るときにはこの入力信号に同期させたクロックを選択
し、不安定な入力信号に対しては、入力信号に非同期で
生成した安定なクロックを選択し、これを読み出し側ク
ロックとして出力するようにしたので、広範囲の走査周
波数の映像信号を扱うことができるようにしたディスプ
レイ装置において、入力信号に位相及び周波数ジッタを
含んだ信号を入力した場合でも良好な映像を表示するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すディスプレイ装置
のブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施例における読み出し側
クロック発生部の変形例のブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すディスプレイ装置
のブロック図である。
【図4】図3に示した第2の実施例における和みだし側
クロック発生部の変形例のブロック図である。
【図5】図4に示した変形例におけジッタ検出系の変形
例を示すブロック図である。
【図6】図3に示した第2の実施例における読み出し側
クロック発生部の更に他の変形例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示すディスプレイ装置
のブロック図である。
【図8】図7に示した第3の実施例における読み出し側
クロック発生部の変形例を示すブロック図である。
【図9】図1,図3及び図7に示した第1から第3の実
施例のディスプレイ装置に適用可能な読み出し側クロッ
ク発生部の変形例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示すディスプレイ装
置のブロック図である。
【図11】従来のディスプレイ装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…A/D変換部、2…メモリ部、3…D/A変換部、
4…同期分離部、5…第1のPLL回路部(1)、6…
第2のPLL回路部(2)、7…制御部、8…同期信号
生成部、9…ディスプレイ部、10…入力映像信号、3
0…読み出し側クロック発生部、32…クロック発生回
路、33…選択スイッチ、71…スイッチ制御部、72
…ジッタ検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 二郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 佐野 剛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 長林 保 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号をデジタル的に処理して所望
    の水平及び垂直走査周波数の映像信号に変換する周波数
    変換手段を内蔵するディスプレイ装置において、 入力同期信号に同期したクロックを発生する第1のクロ
    ック発生回路と、非同期のクロック信号を発生する第2
    のクロック発生回路と、これらのクロック発生回路の一
    方を選択して前記ディジタル処理のためのクロックを発
    生する選択手段を備えたことを特徴とするディスプレイ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記選択手段の選択動
    作を自動制御する制御手段を設けたことを特徴とするデ
    ィスプレイ装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記制御手段は、入力
    信号の種類を判別して前記選択手段を制御する信号判別
    手段を備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記制御手段は、入力
    信号または出力するクロックのジッタを検出して前記選
    択手段を制御するジッタ検出手段を備えたことを特徴と
    するディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】入力映像信号をデジタル的に処理して所望
    の水平及び垂直走査周波数の映像信号に変換する周波数
    変換手段を内蔵するディスプレイ装置において、 電圧制御発振器と、該電圧制御発振器から出力される信
    号を分周する分周器と、入力水平同期信号と前記分周器
    から出力される信号の位相を比較して位相差信号を出力
    する位相比較器と、前記位相差信号から低周波成分を取
    り出すローパスフィルタと、定電圧源と、前記ローパス
    フィルタの出力電圧と定電圧源の出力電圧を選択して前
    記電圧制御発振器の制御電圧として供給する選択手段を
    備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記選択手段の選択動
    作を自動制御する制御手段をもうけたことを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記制御手段は、入力
    信号の種類を判別して前記選択手段を制御する信号判別
    手段を備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記制御手段は、入力
    信号または出力するクロックのジッタを検出して前記選
    択手段を制御するジッタ検出手段を備えたことを特徴と
    したディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】入力映像信号をデジタル的に処理して所望
    の水平及び垂直走査周波数の映像信号に変換する周波数
    変換手段を内蔵するディスプレイ装置において、 固定周波数発振器と、位相比較器と、この位相比較器か
    ら出力される位相差信号から低周波成分を取り出すロー
    パスフィルタと、このローパスフィルタから出力される
    電圧を制御電圧とする電圧制御発振器と、この電圧制御
    発振器から出力される信号を分周して前記位相比較器の
    一方の入力信号として供給する分周器と、前記入力映像
    信号と固定周波数発振器の出力信号の一方を選択して前
    記位相比較器の他方の入力信号として供給する選択手段
    を設けたことを特徴とするディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記選択手段の選択
    動作を自動制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    ディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記制御手段は、
    入力信号の種類を判別して前記選択手段を制御する信号
    判別手段を備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】請求項10において、前記制御手段は、
    入力信号または出力するクロックのジッタを検出して前
    記選択手段を制御するジッタ検出手段を備えたことを特
    徴とするディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】入力映像信号をデジタル的に処理して所
    望の水平及び垂直走査周波数の映像信号に変換する周波
    数変換手段を内蔵するディスプレイ装置において、 電圧制御発振器と、該電圧制御発振器から出力される信
    号を分周する分周器と、入力水平同期信号と前記分周器
    から出力される信号の位相を比較して位相差信号を出力
    する位相比較器と、前記位相差信号から低周波成分を取
    り出すローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出
    力電圧を保持するサンプルホールド手段と、前記ローパ
    スフィルタの出力電圧とサンプルホールド手段の保持電
    圧を選択して前記電圧制御発振器の制御電圧として供給
    する選択手段を備えたことを特徴とするディスプレイ装
    置。
  14. 【請求項14】請求項13において、入力信号の種類ま
    たは入力信号または出力信号のジッタに応じて前記選択
    手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするディ
    スプレイ装置。
  15. 【請求項15】入力アナログ映像信号をデジタル的に処
    理して所望の水平及び垂直走査周波数の信号に変換する
    周波数変換手段を内蔵するディスプレイ装置において、 入力アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA
    /D変換器と、入力アナログ映像信号をA/D変換器で
    標本化するためのサンプリングクロックを生成するPL
    L回路と、前記PLL回路が生成するサンプリングクロ
    ックのクロック周波数の設定値を前記PLL回路に供給
    する制御手段と、上記入力アナログ映像信号を認識し、
    その結果に基づき上記設定値を送るように制御手段に指
    示を出すCPUと、前記設定値をプリセットしておくメ
    モリ回路とを備え、該ディスプレイ装置の受信可能なア
    ナログ映像信号の最大アスペクト比Aを前記CPUに設
    定しておき、前記メモリ回路に入力アナログ映像信号に
    対応する設定値がプリセットされていない場合は、前記
    CPUが入力アナログ映像信号の総ライン数L及び垂直
    走査周波数fV を認識してfS=A×L2×fV がなりた
    つ周波数fS のサンプリングクロックを前記PLL回路
    が生成するように前記制御手段に指示を出ようにしたす
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記CPUは、前
    記PLL回路に対してfS=A×L2×fV における最大
    アスペクト比を入力アナログ映像信号の有するアスペク
    ト比に近似させるようにサンプリングクロックfSを生
    成させるための指示を前記制御手段に供給することによ
    り入力アナログ映像信号のドットクロックに等しいかま
    たは近い周波数fS のサンプリングクロックを得るよう
    にしたことを特徴とするディスプレイ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068658A (ja) * 2011-10-31 2012-04-05 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示装置及びその周波数調整方法
JP2014140110A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Sony Corp 変換回路、画像処理装置および変換方法

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