JPH08254873A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08254873A
JPH08254873A JP7129434A JP12943495A JPH08254873A JP H08254873 A JPH08254873 A JP H08254873A JP 7129434 A JP7129434 A JP 7129434A JP 12943495 A JP12943495 A JP 12943495A JP H08254873 A JPH08254873 A JP H08254873A
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健善 関根
Hiroyuki Fushimi
寛之 伏見
Jun Okamoto
潤 岡本
Masamitsu Osaki
真実 大崎
Yuji Yamashita
裕士 山下
Kouta Fujimori
仰太 藤森
Yasunori Kawaishi
康則 河石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球形トナーを用いることにより緻密で均一な
画像を維持しつつ、転写後の感光体表面にクリーニング
助剤を供給するクリーニング助剤供給装置を設けること
なく、クリーニングブレードを用いても良好なクリーニ
ング性能を得ることができるフルカラー複写機を提供す
る。 【構成】 感光体9上の潜像を現像する現像装置と、感
光体9上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、ゴムブ
レード10cを感光体9表面に押圧することにより該顕
像が転写された感光体9表面に残留したトナーを除去す
る感光体クリーニングユニット10とを備えたフルカラ
ー複写機において、該現像装置を、それぞれ異なる色の
トナーを収容した複数の現像器14,15,16,17
で構成し、該複数の現像器のうち、Bk現像器14に収
容したBkトナーが不定形トナーであり、その他のC,
M,Y現像器15,16,17に収容したトナーが球形
トナーであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体上の潜像を現像する現像装置と、該現像装置によ
る現像で形成された像担持体上の顕像を転写材に転写す
る転写装置と、クリーニングブレードを該像担持体表面
に押圧することにより該顕像が転写された像担持体上に
残留したトナーを除去するクリーニング装置とを備えた
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の画像形成装置において高
画質化が進み、その高画質化のための一つの方向とし
て、該装置に用いるトナーを小径化する方向に推移して
きている。しかし、従来から多く用いられてきたトナー
の製造方法の一つである粉砕方法で単にトナーの小径化
を行おうとすると、トナー製造時における歩留まりが悪
くなり、その結果トナーのコストが高くなってしまう。
【0003】そこで、最近、従来の粉砕方法に代り、小
径化を行ってもコストの面で有利な重合方法が小径トナ
ーの製造方法として注目されている。この重合方法に
は、懸濁重合方法、乳化重合方法、分散重合方法等の種
類がある。このなかで、製品化の面では懸濁重合方法が
一歩進んでいる。
【0004】ところで、トナーを小径化していくとトナ
ーの流動性が低下し、画像パターンの一部、特に外形の
一部が欠けて緻密で均一な画像が得られない場合があ
る。カラー画像の場合にはハイライト部がざらついてし
まう。そこで最近では、このトナーの小径化に伴う流動
性の低下を防止するために、トナーの形状を球形にする
ことが行われてきている。ここで、上記懸濁重合方法で
製造したトナーは球形であるが、その粒径分布が従来の
粉砕方法で製造した、いわゆる様々な形状を有する不定
形トナーと同じようにブロードであるが、上記分散重合
方法で製造したトナーは、粒径分布が非常にシャープ
で、且つ真球度が高いので、より緻密で均一な画像が得
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように球形トナ
ーを用いた場合は、不定形トナーに比して流動性がよく
なり、良好な現像特性及び転写性能(転写率)が得られ
る。しかしながら、球形トナーは転がり抵抗が小さいの
で、転写後の像担持体表面に残留した球形トナーをクリ
ーニングブレードで除去する場合、像担持体とクリーニ
ングブレードの当接部との間から球形トナーがすり抜け
て像担持体表面に多数のスジ状のトナー汚れが残り、良
好なクリーニング性能が得られないという不具合があ
る。このクリーニング性は、現像に用いる球形トナーの
粒径が小さくなるほど悪化する傾向にある。
【0006】そこで、上記クリーニングブレードのクリ
ーニング不良を防止するために、上記球形トナーと不定
形トナーとを混合したもので現像する方法が提案されて
いる(例えば、特開昭60−12360号公報、特開昭
60−12361号公報、特開昭60−131547号
公報参照)。この方法によれば、不定形トナーのみで現
像した場合と略同程度のクリーニング性能が得られる。
【0007】なお、球形トナーに限定したものではない
が、流動化剤を0.5〜5wt%含有する平均粒径3〜
8μmのトナーを用いた場合のクリーニングブレードの
クリーニング不良を防止するために、転写後の像担持体
表面に流動化剤を0.05〜2wt%含有する平均粒径
10〜30μmのクリーニング助剤を供給する方法が提
案されている(例えば、特開平4−288554号公報
参照)。この方法によれば、平均粒径3〜8μmの小径
トナーを用いて高精細、緻密な画像を得つつ、クリーニ
ングブレードで像担持体表面に残留した小径トナーを効
率よく除去することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
60−123860号等で提案された方法においては、
球形トナー及び不定形トナーを混合したものを現像に使
用しているため、球形トナーのみを現像に使用した場合
のような緻密で均一な画像や、高い転写性能が得られな
いという不具合がある。また、上記特開平4−2885
54号で提案された方法においては、クリーニング助剤
を像担持体表面に供給するクリーニング助剤供給装置や
該クリーニング助剤供給装置に補給する装置を設ける必
要があり、クリーニング助剤というトナー以外のサプラ
イを準備する手間がかかるため、装置の小型化及び低コ
スト化の面で非常に不利である。更に、画像形成に直接
関係のないクリーニング助剤を使用しなければならない
という無駄がある。
【0009】本発明は以上の背景のもとでなされたもの
であり、その目的は、球形トナーを用いることにより緻
密で均一な画像を維持しつつ、転写後の像保持体表面に
クリーニング助剤を供給するクリーニング助剤供給装置
を設けることなく、クリーニングブレードを用いても良
好なクリーニング性能を得ることができる画像形成装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上の潜像を現像する現
像装置と、該像担持体上の顕像を転写材に転写する転写
装置と、クリーニングブレードを該像担持体表面に押圧
することにより該顕像が転写された像担持体表面に残留
したトナーを除去するクリーニング装置とを備えた画像
形成装置において、該現像装置を、球形トナーを収容し
た現像器と不定形トナーを収容した現像器とにより構成
したことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明は、像担持体上の潜像を現
像する現像装置と、該像担持体上の顕像を転写材に転写
する転写装置と、クリーニングブレードを該像担持体表
面に押圧することにより該顕像が転写された像担持体表
面に残留したトナーを除去するクリーニング装置とを備
えた画像形成装置において、該現像装置を、それぞれ異
なる色のトナーを収容した複数の現像器で構成し、該複
数の現像器のうち、少なくとも一つの現像器に収容した
トナーが不定形トナーであり、その他の現像器に収容し
たトナーが球形トナーであることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記不定形トナーが黒色のトナーであり、
上記球形トナーが黒色以外の色のトナーであることを特
徴とするものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記不定形トナーを収容した現像器で像担
持体上の画像領域の像担持体表面移動方向の先端部を現
像し、上記球形トナーを収容した現像器で該画像領域の
先端部以外の部分を現像することを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置において、上記球形トナーを収容した現像
器による画像領域の現像に先立って、該画像領域の像担
持体表面移動方向の先端側の非画像領域を、上記不定形
トナーを収容した現像器で現像することを特徴とするも
のである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の画像形成装置において、上記不定形トナーによ
る現像領域の像担持体表面移動方向に直交する方向の幅
を、上記クリーニングブレードの押圧部に該不定形トナ
ーによる現像領域の後方から到達する上記球形トナーに
よる現像領域の該直交する方向の幅以上に設定したこと
を特徴とするものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項5の画像形成装
置において、像担持体上の画像領域を上記不定形トナー
のみで現像するか否かに基づいて、上記非画像領域へ該
不定形トナーを付着させるか否かを制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項5の画像形成装
置において、上記クリーニング装置に到達する上記像担
持体上の球形トナー量を算出し、その算出結果に応じ
て、該クリーニング装置に到達する該像担持体上の不定
形トナー量を変えるように、該像担持体上の不定形トナ
ーによる顕像の形成条件の設定を制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項8の画像形成装
置において、上記球形トナーで現像する潜像の画素数又
は各画素の書き込み光量、及び上記転写装置の転写条件
に基づいて、上記クリーニング装置に到達する上記像担
持体上の球形トナー量を算出することを特徴とするもの
である。
【0019】請求項10の発明は、請求項9の画像形成
装置において、上記不定形トナーで現像する潜像の書き
込みデータとして、上記球形トナーで現像する潜像を上
記像担持体表面移動方向に圧縮した書き込みデータを用
いたことを特徴とするものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項8の画像形成
装置において、上記不定形トナーを収容した現像器の現
像能力を検知する現像能力検知手段と、該現像能力検知
手段の検知結果に基づいて、該不定形トナーで現像する
潜像の形成条件の設定を変更する制御手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項8の画像形成
装置において、上記像担持体上の不定形トナーの上記ク
リーニング装置への単位時間当たりの到達量と、上記像
担持体上の球形トナーの該クリーニング装置への単位時
間当たりの到達量との和が、該不定形トナー単独に対す
る該クリーニング装置のクリーニング可能な最大到達量
よりも少なくなるように、該不定形トナーによる顕像の
形成条件を設定したことを特徴とするものである。
【0022】請求項13の発明は、上記像担持体上の顕
像が転写される中間転写体と、該顕像を該中間転写体に
転写する第1の転写手段と、該中間転写体と転写材とを
転写部材で密着させることにより該中間転写体上の顕像
を転写材に転写する第2の転写手段と、クリーニングブ
レードを該中間転写体表面に押圧することにより該顕像
が該転写材に転写された中間転写体表面に残留したトナ
ーを除去する中間転写体クリーニング装置と、クリーニ
ングブレードを該転写部材表面に押圧することにより該
転写部材表面に残留したトナーを除去する転写部材クリ
ーニング装置とを備えた請求項1又は2の画像形成装置
において、上記球形トナーを収容した現像器による現像
に先立って、上記不定形トナーを収容した現像器による
現像で像担持体上に顕像を形成し、該像担持体上の不定
形トナーの顕像の一部を球形該中間転写体に転写し、該
中間転写体上の不定形トナーの顕像の一部を該転写部材
に転写することを特徴とするものである。
【0023】請求項14の発明は、請求項13の画像形
成装置において、上記不定形トナーを収容した現像器に
よる現像で像担持体上に一つの顕像を形成し、その顕像
を、該像担持体、上記中間転写体及び上記転写部材に分
配するように、上記第1の転写手段及び上記第2の転写
手段における転写条件を設定したことを特徴とするもの
である。
【0024】請求項15の発明は、請求項13の画像形
成装置において、上記不定形トナーを収容した現像器に
よる現像で像担持体上に形成された像担持体上の複数の
顕像を、該像担持体、上記中間転写体及び上記転写部材
に振り分けるように、上記第1の転写手段及び上記第2
の転写手段における転写条件を設定したことを特徴とす
るものである。
【0025】請求項16の発明は、請求項13、14又
は15の画像形成装置において、各クリーニング装置に
到達する上記像担持体、上記中間転写体及び上記転写部
材上の球形トナーの量を算出し、その算出結果に応じ
て、各クリーニング装置に到達する該像担持体、該中間
転写体及び該転写部材上の不定形トナーの量を変えるよ
うに、該像担持体上の不定形トナーによる顕像の形成条
件、並びに上記第1の転写手段及び上記第2の転写手段
における転写条件の設定を制御する制御手段を設けたこ
とを特徴とするものである。 (以下、余白)
【0026】
【作用】請求項1又は2の画像形成装置においては、不
定形トナーを収容した現像器で像担持体上の潜像のうち
緻密で均一な画質が要求されない領域を現像し、球形ト
ナーを収容した現像器で該潜像の緻密で均一な画質が要
求される領域を現像することができる。この現像によっ
て像担持体上に形成された顕像を転写装置で転写材に転
写する。そして、クリーニング装置の像担持体表面に押
圧したクリーニングブレードで該顕像が転写された像担
持体表面に残留したトナーを除去する。このクリーニン
グブレードで像担持体表面から除去されたトナーがクリ
ーニングブレードの押圧部に次第に溜まっていき、ある
程度溜まったところでそのトナーの固まりが重力による
落下等で該押圧部から離脱し、再びトナー除去で溜まっ
ていくということを繰り返す。ここで、上記クリーニン
グブレードの押圧部にトナーがない場合でも、像担持体
表面に残留している不定形トナー及び球形トナーが該押
圧部に到達するため、両トナーが互いに混合されながら
像担持体表面から除去される。このようにクリーニング
ブレードによるクリーニング時に、不定形トナーと球形
トナーとが混合されるため、球形トナーの転がり抵抗が
大きくなり、球形トナーがクリーニングブレードと像担
持体表面との間を転がってすり抜けにくくなる。
【0027】ここで、上記不定形トナーは、例えば粉砕
方法で製造したトナーのように様々な形状を有するトナ
ーであり、突起部や稜角部等を有するものである。この
不定形トナーの粒径は、クリーニングブレードによる良
好なクリーニング性を得る上で体積平均粒径で7μm程
度以上が好ましい。また、上記球形トナーは、例えば重
合方法で製造した球形トナーのように高い真球度を有す
るトナーである。この球形トナーの粒径は、例えば40
0dpiの画像において緻密で均一な画質を得る場合、
体積平均粒径で7μm程度以下が好ましい。
【0028】特に、請求項3の画像形成装置において
は、黒色の不定形トナーを収容した現像器で像担持体上
の潜像のうち緻密で均一な画質が要求されないことが多
い黒色画像に対応した領域を現像し、カラーの球形トナ
ーを収容した現像器で該潜像の緻密で均一な画質が要求
されることが多いハイライト部乃至中間調部を有するカ
ラー画像に対応した領域を現像する。ここで、このカラ
ー画像の現像には上記黒色の不定形トナーはほとんど使
用されない。
【0029】また特に、請求項4の画像形成装置におい
ては、像担持体上の画像領域の像担持体表面移動方向の
先端部のみを不定形トナーで現像し、該先端部以外の画
像領域に大部分を球形トナーで現像することにより、画
像領域の大部分の領域で緻密で均一な画質が得られる。
更に、クリーニング装置のクリーニングブレードの像担
持体への押圧部に、像担持体上の画像領域の像担持体表
面移動方向の先端部に残留している不定形トナーが到達
した後、該画像領域の先端部以外の部分に残留している
球形トナーが到達する。このように像担持体上の一画像
領域に対するクリーニングにおいて、該クリーニングブ
レードの押圧部と球形トナーとの間に先に到達した不定
形トナーを介在させるため、更に球形トナーがクリーニ
ングブレードと像担持体表面との間を転がってすり抜け
にくくなる。
【0030】また特に、請求項5の画像形成装置におい
ては、像担持体上の画像領域を球形トナーのみで現像す
るので、画像領域全体に対して緻密で均一な画質が得ら
れる。更に、クリーニング装置のクリーニングブレード
の像担持体への押圧部に、該画像領域の像担持体表面移
動方向の先端側の非画像領域に付着している不定形トナ
ーが到達した後、該画像領域に残留している球形トナー
が到達する。このように像担持体上の一画像領域に対す
るクリーニングにおいて、該クリーニングブレードの押
圧部と球形トナーとの間に先に到達した不定形トナーを
介在させるため、更に球形トナーがクリーニングブレー
ドと像担持体表面との間を転がってすり抜けにくくな
る。
【0031】また特に、請求項6の画像形成装置におい
ては、クリーニング装置のクリーニングブレードの像担
持体への押圧部に不定形トナーが到達した後、該画像領
域に残留している球形トナーが到達する。ここで、不定
形トナーによる現像領域の像担持体表面移動方向に直交
する方向の幅を、後続の球形トナーによる現像領域の幅
より広くし、確実に該クリーニングブレードの押圧部に
不定形トナーを介在させた状態で画像領域に残留してい
る球形トナーを到達させるので、更に確実に球形トナー
がクリーニングブレードと像担持体表面との間を転がっ
てすり抜けにくくなる。
【0032】また特に、請求項7の画像形成装置におい
ては、制御手段によって、像担持体上の画像領域を不定
形トナーのみで現像するか否かに基づいて、不定形トナ
ーのみで現像する場合には非画像領域へ不定形トナーを
付着させないように制御する。
【0033】また特に、請求項8の画像形成装置におい
ては、制御手段によってクリーニング装置に到達する像
担持体上の球形トナー量を算出し、その算出結果に応じ
て、クリーニング装置に到達する像担持体上の不定形ト
ナー量を変えるように、像担持体上の不定形トナーによ
る顕像の形成条件の設定を制御して、球形トナーのクリ
ーニングに必要且つ十分な不定形トナーを、クリーニン
グ装置のクリーニングブレードの押圧部に到達させる。
これによって、不定形トナーを球形トナーに過不足なく
混合させる。
【0034】また特に、請求項9の画像形成装置におい
ては、球形トナーで現像する潜像の画素数又は各画素の
書き込み光量、及び転写装置の転写条件に基づいて、ク
リーニング装置に到達する像担持体上の球形トナー量を
算出することにより、不定形トナーを球形トナーにより
正確に過不足なく混合させる。
【0035】また特に、請求項10の画像形成装置にお
いては、不定形トナーで現像する潜像の書き込みデータ
として、球形トナーで現像する潜像を像担持体表面移動
方向に圧縮した書き込みデータを用いることにより、該
像担持体表面移動方向に直交する方向のどの部分におい
ても互いに混合される球形トナーと不定形トナーとの比
率を常に同じにする。
【0036】また特に、請求項11の画像形成装置にお
いては、現像能力検知手段によって不定形トナーを収容
した現像器の現像能力を検知し、制御手段によって、該
現像能力検知手段の検知結果に基づいて、不定形トナー
で現像する潜像の形成条件の設定を変更して、不定形ト
ナーの現像量を適正量に維持し、不定形トナーを球形ト
ナーにより正確に過不足なく混合させる。
【0037】また特に、請求項12の画像形成装置にお
いては、不定形トナーによる顕像の形成条件を所定条件
に設定して、像担持体上の不定形トナーのクリーニング
装置への単位時間当たりの到達量と、像担持体上の球形
トナーのクリーニング装置への単位時間当たりの到達量
との和を、不定形トナー単独に対するクリーニング装置
のクリーニング可能な最大到達量よりも少なくする。上
記不定形トナーは球形トナーに対して比較的良好なクリ
ーニング性が得られ、その不定形トナー単独に対するク
リーニング装置のクリーニング可能な最大到達量より
も、両トナーの到達量の和を少なくすることにより、ク
リーニング可能な最大到達量を越える過度のトナーがク
リーニング装置に到達しないようになる。
【0038】また特に、請求項13の画像形成装置にお
いては、球形トナーを収容した現像器による現像に先立
って、不定形トナーを収容した現像器による現像で像担
持体上に顕像を形成し、該像担持体上の不定形トナーの
顕像の一部を中間転写体に転写し、該中間転写体上の不
定形トナーの顕像の一部を該転写部材に転写することに
より、中間転写体クリーニング装置のクリーニングブレ
ードの押圧部と球形トナーとの間に不定形トナーが介在
した状態で、中間転写体表面に残留している不定形トナ
ー及び球形トナーが該押圧部に到達し、互いに混合され
ながら中間転写体表面から除去される。更に、転写部材
クリーニング装置のクリーニングブレードの押圧部と球
形トナーとの間に不定形トナーが介在した状態で、不定
形トナーと転写部材表面に残留している不定形トナー及
び球形トナーが該押圧部に到達し、互いに混合されなが
ら転写部材表面から除去される。
【0039】また特に、請求項14の画像形成装置にお
いては、不定形トナーを収容した現像器による現像で像
担持体上に一つの顕像を形成し、その像担持体上の一つ
の顕像の一部を中間転写体に分配して転写し、該中間転
写体上の顕像の一部を更に転写部材に分配して転写す
る。
【0040】また特に、請求項15の画像形成装置にお
いては、不定形トナーを収容した現像器による現像で像
担持体上に複数の顕像を形成し、その像担持体上の複数
の顕像のいくつかを中間転写体に振り分けて転写し、該
中間転写体上の顕像のうち更にいくつかを転写部材に振
り分けて転写する。
【0041】また特に、請求項16の画像形成装置にお
いては、制御手段によって各クリーニング装置に到達す
る像担持体上の球形トナー量を算出し、その算出結果に
応じて、各クリーニング装置に到達する像担持体上の不
定形トナー量を変えるように、像担持体上の不定形トナ
ーによる顕像の形成条件、並びに第1の転写手段及び第
2の転写手段における転写条件の設定を制御して、球形
トナーのクリーニングに必要且つ十分な不定形トナー
を、各クリーニング装置のクリーニングブレードの押圧
部に到達させる。これによって、不定形トナーを球形ト
ナーに過不足なく混合させる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるフルカラ
ー複写機に適用した実施例について説明する。図1は実
施例に係るフルカラー複写機の概略構成を示す正面図で
あり、図2は感光体・中間転写ベルト回りの拡大図であ
る。まず、図1及び図2を用いて、フルカラー複写機の
概略構成及び動作について説明する。このフルカラー複
写機のカラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナ
ーという)1は、原稿3の画像を照明ランプ4、ミラー
群5、及びレンズ6を介してカラーセンサー7に結像し
て、原稿のカラー画像情報を、例えばブルー(Blue、
以下Bという)、グリーン(Green、以下Gという)、
レッド(Red、以下Rという)の色分解光毎に読み取
り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラー
スキャナー1で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レ
ベルをもとにして、画像処理部(図示なし)で色変換処
理を行ない、ブラック(以下、Bkという)、シアン
( Cyan、以下Cという)、マゼンタ( Magenta、以
下Mという)、イエロー( Yellow、以下Yという)の
カラー画像データを得る。そして、次に述べるカラー画
像記録装置(以下、カラープリンターという)2によっ
て、Bk、C、M、Yの顕像化を行ない、これにより得
られたトナー像を重ね合わして4色フルカラー画像を形
成する。
【0043】カラープリンター2の書き込み光学ユニッ
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
ない、像担持体としての感光体9に静電潜像を形成す
る。感光体9は、矢印の如く反時計方向に回転し、その
回りには、感光体クリーニングユニット(クリーニング
前除電器を含む)10、除電ランプ11、帯電器12、
電位センサー13、Bk現像器14、C現像器15、M
現像器16、Y現像器17、現像濃度パターン検出用の
光学センサー18、中間転写ベルト19などが配置され
ている。
【0044】現像装置の各現像器は、静電潜像を現像す
るために現像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転
する現像スリーブ(14a、15a、16a、17a)
と、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現像パ
ドル(14b、15b、16b、17b)、及び現像剤
のトナー濃度センサー(14c、15c、16c、17
c)などで構成されている。
【0045】以下、現像動作の順序(カラー画像形成順
序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略を説
明する(ただし、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない)。コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBk画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yにつ
いて、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像器1
4の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリー
ブ14aを回転開始して現像剤の穂立てを行い、Bk潜
像をBkトナーで現像する。その後、Bk潜像領域の現
像動作を続け、潜像後端部がBk現像位置を通過した時
点で、速やかに現像スリーブ14a上の現像剤の穂切り
を行い、現像不作動状態にする。これは少なくとも、次
のC画像データによるC潜像先端部が到達する前に完了
させる。なお、現像剤の穂切りは、現像スリーブ14a
の回転方向を、現像動作中とは逆方向に切り換えること
で行う。
【0046】上記感光体9に形成したBkトナー像は、
転写装置の一部を構成する中間転写ユニットの感光体9
と等速駆動されている中間転写ベルト19の表面に転写
する(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像転
写をベルト転写という)。このベルト転写は、感光体9
と中間転写ベルト19が接触状態において、転写バイア
スローラ20a,20bに所定のバイアス電圧を印加す
ることで行う。なお、中間転写ベルト19には、感光体
9に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、同ー
面に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写画像を形
成し、その後、転写紙にー括転写を行う。
【0047】感光体9側ではBk工程の次にC工程に進
むが、所定のタイミングからカラースキャナー1による
C画像データ読み取りが始まり、その画像データによる
レーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C現像器1
5はその現像位置に対して、先のBk潜像後端部が通過
した後で、かつC潜像の先端が到達する前に現像スリー
ブ15aを回転開始して、C潜像をCトナーで現像す
る。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が通過
した時点で、先のBk現像器の場合と同様に現像不作動
状態にする。これもやはり次のM潜像先端部が到達する
前に完了させる。なお、M及びYの各工程についても、
それぞれの画像データ読み取り、潜像形成及び現像の動
作が上述のBk、Cの工程と同様に行なわれる。
【0048】上記中間転写ベルトユニットでは、中間転
写ベルト19が、駆動ローラ21、転写バイアスローラ
20a,20b、及び従動ローラ群に張架されており、
図示していない駆動モータにより駆動制御される。中間
転写体クリーニング装置としてのベルトクリーニングユ
ニット22は、ブラシローラ22a、クリーニングブレ
ードとしてのゴムブレード22b、及びベルトからの接
離機構22cなどで構成されており、1色目のBk画像
をベルト転写した後の、2、3、4色目をベルト転写し
ている間は、接離機構22cによってベルト面から離間
させておく。
【0049】また、転写装置の他の一部を構成する紙転
写ユニット23は、転写部材としての紙転写バイアスロ
ーラー23a、転写部材クリーニング装置としてのロー
ラクリーニングユニットに設けられたクリーニングブレ
ードとしてのローラクリーニングブレード23b、及び
ベルトからの接離機構23cなどで構成されている。該
バイアスローラ23aは、通常は中間ベルト19面から
離間しているが、中間転写ベルト19面に形成された4
色の重ね画像を、転写材としての転写紙24にー括転写
する時にタイミングを取って接離機構23cで押圧さ
れ、該ローラー23aに所定のバイアス電圧を印加して
転写紙24への転写を行う。なお、転写紙24は、給紙
ローラー25、レジストローラ26によって、中間転写
ベルト19面の4色重ね画像の先端部が、紙転写位置に
到達するタイミングに合わせて給紙される。
【0050】そして、中間転写ベルト面から4色重ねト
ナー像をー括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット
27で定着器28に搬送され、所定温度にコントロール
された定着ローラ28aと加圧ローラー28bでトナー
像を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフルカラ
ーコピーを得る。
【0051】なお、ベルト転写後の感光体9は、クリー
ニング装置としての感光体クリーニングユニット10
(クリーニング前除電器10a、ブラシローラ10b、
クリーニングブレードとしてのゴムブレード10c)で
表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均一
に除電される。また、転写紙24にトナー像を転写した
後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22
を再び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングさ
れる。
【0052】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体9への画像形成は、1枚目のY(4色
目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベルト
19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙へのー括転
写工程に引き続き、表面をクリーニングユニット22で
クリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。
【0053】なお、転写紙カセット30、31、32、
33は、各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
から、タイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などの手差
し給紙トレイである。
【0054】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像器のみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中間転写
ベルト19は、感光体9面に接触したまま往動方向にー
定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー22もベルト1
9に接触したままの状態で、コピー動作を行う。(以
下、余白)
【0055】次に、本実施例のフルカラー複写機で用い
た現像剤について説明する。上記各現像器は、トナー及
び磁性粒子であるキャリアからなる二成分系現像剤を用
いた。そして、Bk現像器14に収容する黒トナーとし
ては不定形トナーを用い、カラー用のC現像器15、M
現像器16及びY現像器17にそれぞれ収容するシアン
トナー、マゼンタトナー及びイエロートナーとしては、
球形トナーを用いた。
【0056】上記不定形トナーは次のような方法で製造
した。まず、ポリエステル系樹脂に、カーボンブラック
を5重量部(該樹脂の重量を100としたときの重量)
及び帯電制御剤(CCA)としてのサリチル酸誘導体亜
鉛塩を混合し、2本ロール混練機にて100°Cで30
分混練する。そして、この混練したものを粗粉砕した
後、衝突板方式のジェット気流粉砕器にて微粉砕する。
そして、この微粉砕したものをターボクラシファイアー
にて分級し、体積平均粒径7.5μmの粉体を得る。こ
の粉体に、粗水性シリカ微粉末を1重量部を加え、スー
パーミキサーにて混合することにより、上記不定形トナ
ーを得ることができる。
【0057】また、上記球形トナーは、本出願人が特公
平6−17373号公報で提案している次のような方法
で製造した。まず、親水性有機液体に、該親水性液体に
溶解する高分子分散剤を0.1〜5重量%の範囲で加え
る。この高分子分散剤を加えた親水性有機液体に、該親
水性有機液体には溶解するが、生成する重合体は該親水
性有機液体にて膨潤されるか、ほとんど溶解しない1種
または2種以上のビニル単量体を、該高分子分散剤に対
し20倍以下の量加えて撹拌しながら重合する。この重
合により得られた平均粒径1〜100μmで、かつ粒径
分布±25%以下に抑えた粒径をもつ粒子が重量で95
%以上ある粒径分布の狭い樹脂粒子を、該樹脂粒子を溶
解しない有機溶媒中に分散させ、該樹脂粒子を分散する
前又は後に該溶媒中に染料を溶解させる。そして、該染
料を該樹脂粒子中に浸透させ着色した後、該溶媒を除去
することにより、上記球形トナーを得ることができる。
【0058】ここで、上記染料としては、上記有機溶媒
に対する溶解度(D1)及び上記樹脂粒子の樹脂に対す
る溶解度(D2)の関係がD1/D2≦0.5となるもの
を用いた。また、マゼンタトナー用の染料としてはオイ
ルレッド5B(オリエント化学(株)製、D1/D2
0.14)、イエロートナー用の染料としてはソルベン
トイエロー6、シアントナー用の染料としてはオイルブ
ルーII N(オリエント化学(株)製、D1/D2≦0.
02)を用いた。また、上記親水性有機液体としてはメ
タノール、上記高分子分散剤としてはポリビニルピロリ
ドン、上記ビニル単量体としてはスチレン、重合開始剤
としてはアゾビスイソブチロニトリル、帯電制御剤とし
ては3−5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛を、それぞ
れ用いた。
【0059】また、上記現像剤のキャリアは、体積平均
粒径50μm、磁化特性65emu/g、体積抵抗率109Ω
cmのシリコーンコートフェライト粒子を用いた。そし
て、このキャリアに、現像剤の重量に対するトナーの重
量比が5%になるように上記不定形トナーを混合して、
Bk現像剤を調整した。同様に、上記キャリアに同じ重
量比5%のC,M,Yの球形トナーを混合して、C現像
剤、M現像剤及びY現像剤を調整した。
【0060】〔比較例〕まず、本実施例の具体例に対す
る比較例として、上記構成のフルカラー複写機で上記球
形トナーであるCトナーのみを用いて単色の連続コピー
を行った。その結果、コピー画像は緻密で均一な画質が
得られたが、コピーの数枚目からクリーニング不良によ
る多数のスジ状のトナー汚れが現れ、その汚れの幅と汚
れのレベルはコピー枚数の増加に伴って徐々に悪くなっ
てしまった。同様に、球形トナーであるMトナー,Yト
ナーのみを用いて単色の連続コピーを行った場合も、結
果は同じであった。一方、不定形トナーであるBkトナ
ーのみを用いて単色の連続コピーを行った場合は、クリ
ーニング不良によるトナー汚れは発生しなかった。
【0061】〔具体例1〕次に、本実施例の一具体例と
して、上記構成のフルカラー複写機で上記不定形トナー
であるBkトナー及び球形トナーであるC,M,Yトナ
ーを用いて4色のコピー画像を形成するフルカラーモー
ドの連続コピーを行った。その結果、緻密で均一なフル
カラー画像が得られた。また、上記比較例の場合よりも
クリーニング不良によるトナー汚れの発生する間隔(コ
ピー枚数)は若干延びたが、同様なトナー汚れが発生し
た。このトナー汚れは、原稿を色分解して得られる各色
の作像パターンのうち、Bkトナーが現像されない、若
しくはBkトナーによる現像が少ない部分に集中してお
り、これにより、クリーニング領域における不定形トナ
ーであるBkトナーの存在がクリーニングブレードによ
るクリーニング性を左右していることがわかった。ま
た、この結果により、少なくとも球形トナーであるカラ
ートナーよりも先に不定形トナーであるBkトナーがク
リーニング領域に到達していることが、良好なクリーニ
ング性を得る上で必要な条件であることがわかった。
【0062】〔具体例2〕次に、本実施例の一具体例と
して、上記比較例で球形トナーであるCトナー(単色)
によって画像領域を現像する前に、Cに対する潜像パタ
ーンの先端の前の非画像部に、感光体表面移動方向と直
交する方向にシステムの最大作像幅の帯状の潜像パター
ンを毎回形成し、その潜像パターンを不定形トナーであ
るBkトナーで現像し、Bkトナーを付着させた。その
結果、緻密で均一なCカラー画像が得られるとともに、
クリーニング不良によるトナー汚れの発生はなく、良好
な画像を維持し続けることができた。
【0063】〔具体例3〕次に、上記具体例2と同様な
方法で、C,M,Yのそれぞれの画像領域の前の非画像
領域に、不定形トナーであるBkトナーを帯状に付着さ
せて連続コピーを行った。その結果、クリーニング不良
による汚れの発生はなく、緻密で均一なカラー画像が得
られるとともに、クリーニング不良によるトナー汚れの
発生はなく、良好な画像を維持し続けることができた。
【0064】なお、上記実施例において、画像領域の前
の非画像領域に不定形トナーであるBkトナーを付着さ
せるようなコピー動作を行う場合、画像領域の現像に不
定形トナーであるBkトナーのみを用いる場合は、該非
画像領域へのBkトナーの現像を行わないように制御し
ても良好なクリーニング性を得ることができる。この場
合には、Bkトナーの無駄な消費を防止することができ
る。
【0065】また、上記実施例において、感光体クリー
ニングユニット10に到達する球形トナー量と不定形ト
ナー量との比(球形トナー量/不定形トナー量×100
(%))とクリーニング性との関係は、例えば図3のよ
うになる。この図3からわかるように、この比率がある
一定量以上ないと、感光体クリーニングユニット10で
十分なクリーニング性が得られない。この十分なクリー
ニング性が得られる比率は、球形トナーの真球度、粒径
等によって変わる球形トナーに対するクリーニング性
と、不定形トナーの同じく真球度、粒径等によって変わ
る不定形トナーに対するクリーニング性とのバランスに
よって変わるものである。また、感光体クリーニングユ
ニット10でのクリーニング性は、当然比率だけでな
く、該クリーニングユニット10に到達するトナー量に
よっても変わるものである。
【0066】そこで、上記実施例において、球形トナー
を用いるC,M,Yのそれぞれの画像領域の前の非画像
領域に、不定形トナーであるBkトナーを帯状に付着さ
せる場合、最適なクリーニング性が得られるようにC,
M,Yのそれぞれの球形トナーの現像量に応じてBkの
不定形トナーの現像量を次のように制御してもよい。図
4は、上記フルカラー複写機の画像処理系及び制御手段
としての制御部50のブロック図である。前述のよう
に、原稿3のカラー画像情報は、カラースキャナー1で
読みとられ、IPU(Image Processing Unit:画像処
理ユニット)40に送られる。このIPU40では、ス
キャナγ補正、マスキング、UCR/UCA(下地除去
/墨加刷)、プリンタγ補正等を行った後、カラー画像
情報がC,M,Y,Bkのプリンタ信号(潜像の書き込
みデータ)としてカラープリンタ2に送られる。このプ
リンタ信号から、Bk,C,M,Y現像時のそれぞれの
画素数と、レーザーパワーデータ(書き込み光量)がわ
かる。また、副走査方向(感光体表面移動方向と直交す
る方向)に圧縮したプリンタ信号は、元のC,M,Y,
Bkのプリンタ信号を適当な空間フィルタを介すること
により、容易に得ることができる。また、上記制御部5
0は、CPU51、RAM52、ROM53、I/Oイ
ンターフェース54等で構成されている。この制御部5
0のI/Oインターフェース54には、データ圧縮用の
空間フィルタ及び画素カウント用の画像メモリを介して
IPU40のプリンタ信号発生回路が接続され、カラー
プリンタ2が接続されている。
【0067】図5(a)及び(b)はそれぞれ制御フロ
ーの一例である。図5(a)の制御フローでは、原稿を
スキャンして読み取った後、球形トナーで作像するカラ
ー画像の総画素数(QG)をカウントする(ステップ
1,2)。そして、このQGの値を不定形トナーで作像
する画像の総画素数(FG)に変換する(ステップ
3)。ここで、図6(a)は球形トナーの総画素数(Q
G)と不定形トナーの総画素数(FG)との関係を示す
特性図であり、球形トナーの転写率をT(0≦T≦1)
とすると、不定形トナーの総画素数(FG)は次の数1
で示す変換式で求めることができる。
【数1】FG=QG・(1−T)・α
【0068】上記数1の変換式で、パラメータα=1の
ときには、球形トナーが感光体クリーニングユニット1
0に到達するトナー量と、付着させる(現像する)不定
形トナーの量が同じということになる。また、上記パラ
メータαの値は、各トナーに対するクリーニング条件
(感光体表面移動速度、球形トナー及び不定形トナーの
球形度、PPC等のクリーニング前処理条件、等)で最
適に定めることができる。
【0069】上記不定形トナーの総画素数(FG)から
不定形トナーの実際の画像データを求めるには、例えば
FGの値を主走査方向1ラインの画素数(LG)で割っ
て算出する(ステップ4)。このFG/LGの計算結果
に余りが発生した場合は、その余り分を四捨五入しても
いいし、余り分をそのまま書き込んでも良い。そして、
この算出したしたライン分だけ適当なレーザパワーで潜
像を書き込んで作像を実行する(ステップ5)。
【0070】また、図5(b)の制御フローでは、原稿
をスキャンして読み取った後、球形トナーで作像するカ
ラー画像の画素ごとの書き込みデータの積分量(QS
D)を計算する(ステップ1,2)。そして、このQS
Dの値から、不定形トナーで作像する画像ごとの書き込
みデータの積分量(FSD)を計算する(ステップ3)
ここで、図6(b)は球形トナーの画素ごとの書き込み
データの積分値(QSD)と不定形トナーの画素ごとの
書き込みデータの積分値(FSD)との関係を示す特性
図であり、上記FGの場合と同様に、不定形トナーの画
素ごとの書き込みデータの積分値(FSD)は次の数2
で示す計算式で求めることができる。
【数2】FSD=QSD・(T−1)・α
【0071】上記不定形トナーの画素ごとの書き込みデ
ータの積分値(FSD)から不定形トナーの実際の画像
データを求めるには、例えばFSDの値を主走査方向1
ラインの画素数(LG)で割って算出する(ステップ
4)。そして、この算出したしたライン分だけ適当なレ
ーザパワーで潜像を書き込んで作像を実行する(ステッ
プ5)。
【0072】本変形例のように、球形トナーの現像量に
応じて不定形トナーの現像量を制御することにより、球
形トナーのクリーニングに必要且つ十分な不定形トナー
を、感光体クリーニングユニット10のゴムブレード1
0cの押圧部に到達させ、不定形トナーを球形トナーに
過不足なく混合することができるので、最適なクリーニ
ング性が得られる。
【0073】上記図5の制御フローを用いた変形例にお
いて、図7(a)の球形トナーで現像する潜像の画像デ
ータを副走査方向(感光体表面移動方向;図中の矢印B
方向)に圧縮したもの(図7(b)参照)を、不定形ト
ナーで現像する潜像の画像データとして用いても良い。
図中の矢印A方向は主走査方向である。この場合には、
上記主走査方向ののどの部分においても互いに混合され
る球形トナーと不定形トナーとの比率が常に同じになる
ので、主走査方向の球形トナーの付着量が分布する場合
でも、最適なクリーニング性が得られる。
【0074】また、上記変形例において、FG及びFS
Dの値を次の数3で示す計算式を用いて算出してもよ
い。この計算式中のパラメータβは、不定形トナーの現
像器の現像能力との間に図8に示す関係があり、このパ
ラメータβを用いて、現像能力が変化しても不定形トナ
ーの付着量が必要以上に多くならないように補正してい
る。なお、上記現像能力の測定方法としては、感光体9
上に現像したトナー像の反射濃度を測定する方法等、公
知の技術を採用することができる。
【数3】FG=QG・(1−T)・α/β FSD=QSD・(T−1)・α/β
【0075】また、上記変形例において、過度のトナー
がクリーニング装置に到達することによるクリーニング
不良の発生を未然に防止するために、像担持体上の単位
面積及び単位時間当たりの不定形トナーのクリーニング
装置への到達量と、像担持体上の単位面積及び単位時間
当たりの球形トナーのクリーニング装置への到達量との
和を、不定形トナー単独に対するクリーニング装置のク
リーニング可能な最大量よりも少なくなるように制御し
ても良い。この制御フローの一例を図9に示す。まず、
感光体クリーニングユニット10に到達する不定形トナ
ー量(FM)を、次の数4に示すように、前述の総画素
数(FG)又は各画素ごとの書き込みデータの積分量
(FSD)に一定値の係数を乗ずることによって求める
(ステップ1)。式中のK1及びK2の値は係数であ
る。
【数4】FM=FG・K1 FM=FSD・K2
【0076】また、感光体クリーニングユニット10に
到達する球形トナー量(QM)を、次の数5に示すよう
に、前述の総画素数(QG)又は各画素ごとの書き込み
データの積分量(QSD)に一定値の係数(K3及びK
4)を乗ずることによって求める(ステップ2)。ここ
で、数4及び数5で用いる係数K1〜K4は、実際のト
ナー付着量と画素データ(QG,QSD)との関係か
ら、実験的に求めておく。次に、上記FMの値とQMと
和を、感光体クリーニングユニット10でクリーニング
可能な不定形トナーの最大量Mmaxと比較し、Mmax≧F
M+QMの場合のみ、不定形トナー及び球形トナーを用
いた作像を行う(ステップ3〜5)。
【数5】QM=QG・K3 QM=QSD・K4
【0077】また、上記実施例においては感光体クリー
ニングユニット10のクリーニング性の向上を図ってい
るが、このクリーニングユニット10に加えて、上記中
間転写ベルト19の表面をゴムブレード22bでクリー
ニングするベルトクリーニングユニット22、及び上記
紙転写バイアスローラー23aの表面をローラークリー
ニングブレード23bでクリーニングするローラクリー
ニングユニットにおけるクリーニング性の向上を図るよ
うに、各クリーニングユニットへの不定形トナーの到達
タイミングを制御しても良い。この制御の一例を図10
に示す。まず、不定形トナーを球形トナーに先立って各
クリーニングユニットに到達させるために、球形トナー
で現像する潜像の形成に先立って、不定形トナーで現像
する制御用のパターン(以下、制御用パターンという)
を、球形トナーで現像する画像領域と異なる非画像領域
に形成し、該制御用パターンの潜像を不定形トナーを収
容した現像器(上記実施例ではBk現像器14)で現像
する(ステップ1,2)。次に、球形トナーで現像する
潜像を形成し、該潜像を球形トナーを収容した現像器
(上記実施例ではC現像器15,M現像器16又はY現
像器17)で現像する(ステップ3,4)。次に、ベル
ト転写バイアスTbを図11(a)に示すようにTbo
からTbfに切り換えて、上記制御用パターンに対応し
た不定形トナーのトナー像を中間転写ベルト19に転写
する(ステップ5,6)。次に、ベルト転写バイアスT
bをTbfからTboに切り換えて、球形トナーのトナ
ー像を中間転写ベルト19に転写する(ステップ7,
8)。その後、感光体クリーニングユニット10のゴム
ブレード10cの押圧部に、感光体9上の残留トナーが
不定形トナー、球形トナーの順序で到達し、感光体9表
面がクリーニングされる(ステップ9)。このステップ
1からステップ9までの動作が、全ての球形トナーによ
る作像が終了するまで繰り返される(ステップ10)。
なお、原稿の色分解像が不定形トナーで現像するもので
ある場合には、その画像に先立ってその非画像領域に上
記不定形トナー用の制御パターンの潜像を形成し、該潜
像を不定形トナーで現像する工程を省略しても良い。 (以下、余白)
【0078】ここで、図11(a)のベルト転写バイア
スTbと中間転写ベルト19への転写率との関係を示す
特性図から、球形トナーに比べて不定形トナーの転写率
が劣ることがわかる。この図11(a)において、Tb
oは球形トナーに対する最適転写条件のベルト転写バイ
アスである。一方、Tbfは不定形トナーに対する最適
転写条件のベルト転写バイアスTbfoから外れた値に
設定されている。すなわち、コピー画像の作成に使用し
ない不定形トナーを各クリーニングユニットに供給する
ための転写条件は、感光体9と中間転写ベルト19とに
不定形トナーを必要量配分するために最適転写条件(T
b=Tbfo)である必要はなく、自由に設定できる。
本変形例の場合は、例えばベルト転写率が40%となる
ベルト転写バイアスTbfに設定しており、これによ
り、40%の不定形トナーが中間転写ベルト19に転写
され、残りの60%の不定形トナーが感光体クリーニン
グユニット10に供給される。また、本変形例では最適
の転写バイアスTbfoよりも小さい値に設定している
が、Tbfoよりも大きい値に設定してもよい。
【0079】上記中間転写ベルト19上に全てのトナー
像を転写し終わったら、図11(b)に示すようにペー
パー転写バイアスPbをPboからPbfに切り換え
て、中間転写ベルト19上の不定形トナーのトナー像を
紙転写バイアスローラ23aに転写する(ステップ1
1,12)。次に、ペーパー転写バイアスPbをPbf
からPboに切り換えて、中間転写ベルト19上の球形
トナーのトナー像を転写紙に転写する(ステップ13,
14)。その後、上記ベルトクリーニングユニット22
のゴムブレード22bの押圧部に、中間転写ベルト19
上の残留トナーが不定形トナー、球形トナーの順序で到
達し、中間転写ベルト19表面がクリーニングされる
(ステップ15)。更に、上記ローラクリーニングユニ
ットのローラクリーニングブレード23bの押圧部に、
紙転写バイアスローラ23a上のトナーが不定形トナ
ー、球形トナーの順序で到達し、紙転写バイアスローラ
23a表面がクリーニングされる(ステップ15)の
で、もし球形トナーが紙転写バイアスローラ23a上に
付着(転写)した場合でも、クリーニング不良が発生し
なくなる。
【0080】ここで、図11(b)のペーパー転写バイ
アスPbと転写紙への転写率との関係を示す特性図か
ら、球形トナーに比べて不定形トナーの転写率が劣るこ
とがわかる。この図11(b)において、Pboは球形
トナーに対する最適転写条件のベルト転写バイアスであ
る。一方、Pbfは上記ベルト転写バイアスTbの場合
と同様に、不定形トナーに対する最適転写条件のペーパ
ー転写バイアスPbfoから外れた値に設定されてい
る。この不定形トナーに対するペーパー転写バイアスP
bfは、感光体9上の不定形トナーのうち40%が転写
された中間転写ベルト19上の不定形トナーを、更に中
間転写ベルト19の表面と紙転写バイアスローラ23の
表面とに分配して供給するように、適宜調整される。
【0081】また、上記図10の制御フローで示した変
形例において、球形トナーのクリーニングに必要且つ十
分な不定形トナーを、各クリーニングユニットのブレー
ドの押圧部に到達させ、不定形トナーを球形トナーに過
不足なく混合し、最適なクリーニング性が得られるよう
に、不定形トナーの現像量を不定形トナーの直後に現像
する球形トナーの現像量に応じて設定してもよい。この
設定方法としては、上記数1〜数5の計算式を用いて説
明した同様な方法を採用することができ、それらの説明
は省略する。
【0082】また、上記図10の制御フローで示した変
形例では、各クリーニングユニットに球形トナーに先立
って不定形トナーを到達させるために、球形トナーの画
像領域の観光体表面移動方向の先端側の非画像領域に、
不定形トナー用の制御パターンの潜像を一つだけ形成し
ているが、各クリーニングユニットごとに別々の制御パ
ターンの潜像を、該非画像領域に形成するように制御し
てもよい。この制御のタイミングチャートを図12に示
す。まず、感光体9上に不定形トナー用の3つの制御パ
ターンの潜像、、を形成した後、球形トナー用の
原稿の画像に対応する潜像を形成する。不定形トナーを
収容した現像器(上記実施例ではBk現像器14)は、
上記制御パターンの潜像が現像位置に来たときに現像を
行い、その現像が終了した後、球形トナー用の潜像を現
像しないように非現像状態になる。次に、球形トナーを
収容した現像器(上記実施例ではC現像器15,M現像
器16又はY現像器17)は、球形トナー用の潜像が現
像位置にきたときに初めて現像可能状態になり、球形ト
ナーによる現像が終わると非現像状態になる。
【0083】上記中間転写ベルト19は、制御パターン
の不定形トナー像が転写領域に達する前には感光体9
と接触しない非中間転写状態になっており、制御パター
ンの不定形トナー像が転写領域を通過した後且つ制御
パターンの不定形トナー像が転写領域に達する少し前
まで感光体9と接触して、制御パターン、及び球形
トナーのトナー像を中間転写ベルト19上に転写した
後、感光体9から離れて非転写状態になる。この中間転
写工程後の感光体9上に付着している制御パターンの
不定形トナー像、制御パターン、のトナー像の転写
残トナー、及び球形トナー像の転写残トナーが、この順
序で感光体クリーニングユニット10に到達する。
【0084】上記紙転写バイアスローラ23aは、中間
転写ベルト19上の球形トナー像の転写残トナーが紙転
写領域に達するまでは、転写紙への転写を行わない非転
写状態にあり、中間転写ベルト10上の制御パターン
の不定形トナー像がその転写領域を通過した後且つ制御
パターンの不定形トナー像が転写領域に達する少し前
まで中間転写ベルト19に接触して、球形トナー像を転
写し終わったら非転写状態に戻る。ここで、転写紙のサ
イズ(紙転写バイアスローラ23aの表面移動方向の長
さ)が球形トナー像の長さに対応しているため、球形ト
ナー像は転写紙に転写されるが、中間転写ベルト19上
の制御パターンの不定形トナー像は転写紙に転写され
ずにローラクリーニングユニットに到達する。また、紙
転写後の中間転写ベルト19上には制御パターンのト
ナー像及び制御パターンの転写残トナーがあり、ベル
トクリーニングユニット22にこの順序で到達する。な
お、各クリーニングユニットに供給する不定形トナーの
量は、各制御パターンの潜像の形成条件(潜像電位な
ど)、制御パターンのサイズ、制御パターンのトナー像
の転写率等を変えることにより、自由に設定できる。ま
た、この図12のタイミングチャートを用いて説明した
変形例においても、球形トナーのクリーニングに必要且
つ十分な不定形トナーを、各クリーニングユニットのブ
レードの押圧部に到達させ、不定形トナーを球形トナー
に過不足なく混合し、最適なクリーニング性が得られる
ように、不定形トナーの現像量を不定形トナーの直後に
現像する球形トナーの現像量に応じて設定してもよい。
この設定方法としては、上記数1〜数5の計算式を用い
て説明した同様な方法を採用することができ、それらの
説明は省略する。
【0085】なお、、上記実施例では、感光体9の回り
に4つの現像器を配設したフルカラー複写機の場合につ
いて説明したが、本発明は、感光体9の回りに2つ、3
つ若しくは5つ以上の現像器を配設した画像形成装置に
も適用でき、同様な効果が得られるものである。また、
本発明は、フルカラー複写機に限定さず、例えばプリン
ター、FAX等の他の画像形成装置にも適用でき、同様
な効果が得られるものである。
【0086】また、上記実施例では、キャリア及びトナ
ーからなる2成分系現像剤を用いた現像器を備えたもの
について説明したが、本発明は、キャリアを有しない1
成分系現像剤を用いた現像器を備えた画像形成装置にも
適用でき、同様な効果が得られるものである。
【0087】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、不定形
トナーを収容した現像器で像担持体上の潜像のうち緻密
で均一な画質が要求されない領域を現像し、球形トナー
を収容した現像器で該潜像の緻密で均一な画質が要求さ
れる領域を現像し、この現像によって像担持体上に形成
された顕像を転写装置で転写材に転写するので、転写材
上で緻密で均一な画像を得ることができるという効果が
ある。また、上記転写が終った後のクリーニング装置の
クリーニングブレードによる像担持体表面のクリーニン
グにおいて、像担持体表面のクリーニングブレードの押
圧部に、像担持体表面に残留している不定形トナー及び
球形トナーが到達し、不定形トナーと球形トナーとが混
合されながら像担持体表面から除去される。これによ
り、球形トナーの転がり抵抗が大きくなり、球形トナー
がクリーニングブレードと像担持体表面との間を転がっ
てすり抜けにくくなるので、クリーニング助剤供給装置
を設けることなく、クリーニングブレードを用いた場合
に、像担持体表面に残留している球形トナーに対して良
好なクリーニング性能を得ることができるという効果が
ある。
【0088】特に、請求項3の発明によれば、特に緻密
で均一な画質が要求されることが多いカラー画像のハイ
ライト部乃至中間調部の潜像の現像にほとんど使用され
ない黒色のトナーを不定形トナーとしているので、カラ
ー画像のハイライト部乃至中間調部について緻密で均一
な画質を得ることができるという効果がある。
【0089】また特に、請求項4の発明によれば、像担
持体上の画像領域の像担持体表面移動方向の先端部のみ
が不定形トナーで現像され、該先端部以外の画像領域に
大部分を球形トナーで現像するので、画像領域の大部分
で緻密で均一な画質を得ることができるという効果があ
る。また、像担持体上の一画像領域に対するクリーニン
グにおいて、像担持体表面のクリーニングブレードの押
圧部と球形トナーとの間に先に到達した不定形トナーを
介在させ、更に球形トナーがクリーニングブレードと像
担持体表面との間を転がってすり抜けにくくなるので、
像担持体表面に残留している球形トナーに対して、更に
良好なクリーニング性能を得ることができるという効果
がある。
【0090】また特に、請求項5の発明によれば、像担
持体上の画像領域を球形トナーのみで現像するので、画
像領域全体に対して緻密で均一な画質を得ることができ
るという効果がある。また、像担持体上の一画像領域に
対するクリーニングにおいて、該クリーニングの押圧部
と球形トナーとの間に先に到達した不定形トナーを介在
させ、更に球形トナーがクリーニングブレードと像担持
体表面との間を転がってすり抜けにくくなるので、像担
持体表面に残留している球形トナーに対して、更に良好
なクリーニング性能を得ることができるという効果があ
る。
【0091】また特に、請求項6の発明によれば、不定
形トナーによる現像領域の像担持体表面移動方向に直交
する方向の幅を、後続の球形トナーによる現像領域の幅
より広くし、確実に該当接部に不定形トナーを介在させ
た状態で画像領域に残留している球形トナーを到達させ
るので、更に確実に球形トナーがクリーニングブレード
と像担持体表面との間を転がってすり抜けにくくなるの
で、像担持体表面に残留している球形トナーに対して、
更に良好なクリーニング性能を得ることができるという
効果がある。
【0092】また特に、請求項7の発明によれば、像担
持体上の画像領域を不定形トナーのみで現像するか否か
に基づいて、不定形トナーのみで現像する場合には非画
像領域へ不定形トナーを付着させないように制御するの
で、不定形トナーを無駄に消費しないという効果があ
る。
【0093】また特に、請求項8の発明によれば、制御
手段によってクリーニング装置に到達する像担持体上の
球形トナー量を算出し、その算出結果に応じて、クリー
ニング装置に到達する像担持体上の不定形トナー量を変
えるように、像担持体上の不定形トナーによる顕像の形
成条件の設定を制御することにより、クリーニング装置
のクリーニングブレードの押圧部で、不定形トナーを球
形トナーに過不足なく混合させ、最適なクリーニング性
が得られるという効果がある。
【0094】また特に、請求項9の発明によれば、球形
トナーで現像する潜像の画素数又は各画素の書き込み光
量、及び転写装置の転写条件に基づいて、クリーニング
装置に到達する像担持体上の球形トナー量を算出するこ
とにより、不定形トナーを球形トナーにより正確に過不
足なく混合させ、更に最適なクリーニング性が得られる
という効果がある。
【0095】また特に、請求項10の発明によれば、不
定形トナーで現像する潜像の書き込みデータとして、球
形トナーで現像する潜像を像担持体表面移動方向に圧縮
した書き込みデータを用いることにより、該像担持体表
面移動方向に直交する方向のどの部分においても互いに
混合される球形トナーと不定形トナーとの比率を常に同
じにするので、像担持体表面移動方向に直交する方向に
球形トナーの付着量が分布する場合でも、最適なクリー
ニング性が得られるという効果がある。
【0096】また特に、請求項11の発明によれば、現
像能力検知手段によって不定形トナーを収容した現像器
の現像能力を検知し、制御手段によって、該現像能力検
知手段の検知結果に基づいて、不定形トナーで現像する
潜像の形成条件の設定を変更して、不定形トナーの現像
量を適正量に維持し、不定形トナーを球形トナーにより
正確に過不足なく混合させるので、不定形トナーを収容
した現像器の現像能力が変化する場合でも、最適なクリ
ーニング性が得られるという効果がある。
【0097】また特に、請求項12の発明によれば、不
定形トナーによる顕像の形成条件を所定条件に設定し
て、像担持体上の不定形トナーのクリーニング装置への
単位時間当たりの到達量と、像担持体上の球形トナーの
クリーニング装置への単位時間当たりの到達量との和
を、比較的良好なクリーニング性が得られる不定形トナ
ー単独に対するクリーニング装置のクリーニング可能な
最大到達量よりも少なくすることにより、クリーニング
可能な最大到達量を越える過度のトナーがクリーニング
装置に到達しないようになり、クリーニング不良の発生
を未然に防止できるという効果がある。
【0098】また特に、請求項13の発明によれば、球
形トナーを収容した現像器による現像に先立って、不定
形トナーを収容した現像器による現像で像担持体上に顕
像を形成し、該像担持体上の不定形トナーの顕像の一部
を中間転写体に転写し、該中間転写体上の不定形トナー
の顕像の一部を該転写部材に転写することにより、像担
持体のクリーニング装置に加えて、中間転写体クリーニ
ング装置及び転写部材クリーニング装置のクリーニング
ブレードの押圧部と球形トナーとの間に不定形トナーが
介在した状態で、像担持体表面、中間転写体表面及び転
写部材に残留している不定形トナー及び球形トナーが該
押圧部に到達し、互いに混合されながら中間転写体表面
から除去されるので、各クリーニング装置において最適
なクリーニング性が得られるという効果がある。
【0099】また特に、請求項14の発明によれば、不
定形トナーを収容した現像器による現像で像担持体上に
一つの顕像を形成し、その像担持体上の一つの顕像の一
部を中間転写体に分配して転写し、該中間転写体上の顕
像の一部を更に転写部材に分配して転写するので、不定
形トナーの顕像を一つ形成するだけで、各クリーニング
装置に不定形トナーを供給することができるという効果
がある。
【0100】また特に、請求項15の発明によれば、不
定形トナーを収容した現像器による現像で像担持体上に
複数の顕像を形成し、その像担持体上の複数の顕像のい
くつかを中間転写体に振り分けて転写し、該中間転写体
上の顕像のうちいくつかを更に転写部材に振り分けて転
写するので、各不定形トナーによる顕像の形成条件を変
えることによって、各クリーニング装置への不定形トナ
ーの供給量をより自由に設定できるという効果がある。
【0101】また特に、請求項16の発明によれば、制
御手段によって各クリーニング装置に到達する像担持体
上の球形トナー量を算出し、その算出結果に応じて、各
クリーニング装置に到達する像担持体上の不定形トナー
量を変えるように、像担持体上の不定形トナーによる顕
像の形成条件、並びに第1の転写手段及び第2の転写手
段における転写条件の設定を制御することにより、各ク
リーニング装置のクリーニングブレードの押圧部で、不
定形トナーを球形トナーに過不足なく混合させ、最適な
クリーニング性が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るフルカラー複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】同フルカラー複写機の感光体・中間転写ベルト
回りの拡大図。
【図3】同フルカラー複写機のクリーニングユニットに
到達する球形トナーと不定形トナーとの比と、クリーニ
ング性との関係を示す特性図。
【図4】同フルカラー複写機の画像処理系のブロック
図。
【図5】(a)及び(b)は、変形例に係るフルカラー
複写機の制御例のフローチャート。
【図6】(a)は球形トナーの総画素数(QG)と不定
形トナーの総画素数(FG)との関係を示す特性図。
(b)は球形トナーの画素データ積分量(QSD)と不
定形トナーの画素データ積分量(FSD)との関係を示
す特性図。
【図7】(a)は球形トナーで現像する潜像パターンの
説明図。(b)は不定形トナーで現像する潜像パターン
の説明図。
【図8】不定形トナーの現像能力と補正パラメータβと
の関係を示す特性図。
【図9】他の変形例に係るフルカラー複写機の制御例の
フローチャート。
【図10】更に他の変形例に係るフルカラー複写機の制
御例のフローチャート。
【図11】(a)はベルト転写バイアス(Tb)とベル
ト転写率との関係を示す特性図。(b)はペーパー転写
バイアス(Pb)とペーパー転写率との関係を示す特性
図。
【図12】更に他の変形例に係るフルカラー複写機の制
御例のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 カラースキャナー 2 カラープリンター 9 感光体 10 感光体クリーニングユニット 10c ゴムブレード 14 Bk現像器 15 C現像器 16 M現像器 17 Y現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 真実 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山下 裕士 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤森 仰太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 河石 康則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の潜像を現像する現像装置と、
    該像担持体上の顕像を転写材に転写する転写装置と、ク
    リーニングブレードを該像担持体表面に押圧することに
    より該顕像が転写された像担持体表面に残留したトナー
    を除去するクリーニング装置とを備えた画像形成装置に
    おいて、 該現像装置を、球形トナーを収容した現像器と不定形ト
    ナーを収容した現像器とにより構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上の潜像を現像する現像装置と、
    該像担持体上の顕像を転写材に転写する転写装置と、ク
    リーニングブレードを該像担持体表面に押圧することに
    より該顕像が転写された像担持体表面に残留したトナー
    を除去するクリーニング装置とを備えた画像形成装置に
    おいて、 該現像装置を、それぞれ異なる色のトナーを収容した複
    数の現像器で構成し、 該複数の現像器のうち、少なくとも一つの現像器に収容
    したトナーが不定形トナーであり、その他の現像器に収
    容したトナーが球形トナーであることを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】上記不定形トナーが黒色のトナーであり、
    上記球形トナーが黒色以外の色のトナーであることを特
    徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記不定形トナーを収容した現像器で像担
    持体上の画像領域の像担持体表面移動方向の先端部を現
    像し、上記球形トナーを収容した現像器で該画像領域の
    先端部以外の部分を現像することを特徴とする請求項1
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記球形トナーを収容した現像器による画
    像領域の現像に先立って、該画像領域の像担持体表面移
    動方向の先端側の非画像領域を、上記不定形トナーを収
    容した現像器で現像することを特徴とする請求項1、2
    又は3の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記不定形トナーによる現像領域の像担持
    体表面移動方向に直交する方向の幅を、上記クリーニン
    グブレードの押圧部に該不定形トナーによる現像領域の
    後方から到達する上記球形トナーによる現像領域の該直
    交する方向の幅以上に設定したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体上の画像領域を上記不定形トナー
    のみで現像するか否かに基づいて、上記非画像領域へ該
    不定形トナーを付着させるか否かを制御する制御手段を
    設けたことを特徴とする請求項5の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記クリーニング装置に到達する上記像担
    持体上の球形トナー量を算出し、その算出結果に応じ
    て、該クリーニング装置に到達する該像担持体上の不定
    形トナー量を変えるように、該像担持体上の不定形トナ
    ーによる顕像の形成条件の設定を制御する制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項5の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記球形トナーで現像する潜像の画素数又
    は各画素の書き込み光量、及び上記転写装置の転写条件
    に基づいて、上記クリーニング装置に到達する上記像担
    持体上の球形トナー量を算出することを特徴とする請求
    項8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記不定形トナーで現像する潜像の書き
    込みデータとして、上記球形トナーで現像する潜像を上
    記像担持体表面移動方向に圧縮した書き込みデータを用
    いたことを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  11. 【請求項11】上記不定形トナーを収容した現像器の現
    像能力を検知する現像能力検知手段と、該現像能力検知
    手段の検知結果に基づいて、該不定形トナーで現像する
    潜像の形成条件の設定を変更する制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  12. 【請求項12】上記像担持体上の不定形トナーの上記ク
    リーニング装置への単位時間当たりの到達量と、上記像
    担持体上の球形トナーの該クリーニング装置への単位時
    間当たりの到達量との和が、該不定形トナー単独に対す
    る該クリーニング装置のクリーニング可能な最大到達量
    よりも少なくなるように、該不定形トナーによる顕像の
    形成条件を設定したことを特徴とする請求項8の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】上記像担持体上の顕像が転写される中間
    転写体と、該顕像を該中間転写体に転写する第1の転写
    手段と、該中間転写体と転写材とを転写部材で密着させ
    ることにより該中間転写体上の顕像を転写材に転写する
    第2の転写手段と、クリーニングブレードを該中間転写
    体表面に押圧することにより該顕像が該転写材に転写さ
    れた中間転写体表面に残留したトナーを除去する中間転
    写体クリーニング装置と、クリーニングブレードを該転
    写部材表面に押圧することにより該転写部材表面に残留
    したトナーを除去する転写部材クリーニング装置とを備
    えた請求項1又は2の画像形成装置において、 上記球形トナーを収容した現像器による現像に先立っ
    て、上記不定形トナーを収容した現像器による現像で像
    担持体上に顕像を形成し、該像担持体上の不定形トナー
    の顕像の一部を球形該中間転写体に転写し、該中間転写
    体上の不定形トナーの顕像の一部を該転写部材に転写す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】上記不定形トナーを収容した現像器によ
    る現像で像担持体上に一つの顕像を形成し、その顕像
    を、該像担持体、上記中間転写体及び上記転写部材に分
    配するように、上記第1の転写手段及び上記第2の転写
    手段における転写条件を設定したことを特徴とする請求
    項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】上記不定形トナーを収容した現像器によ
    る現像で像担持体上に形成された像担持体上の複数の顕
    像を、該像担持体、上記中間転写体及び上記転写部材に
    振り分けるように、上記第1の転写手段及び上記第2の
    転写手段における転写条件を設定したことを特徴とする
    請求項13の画像形成装置。
  16. 【請求項16】各クリーニング装置に到達する上記像担
    持体、上記中間転写体及び上記転写部材上の球形トナー
    の量を算出し、その算出結果に応じて、各クリーニング
    装置に到達する該像担持体、該中間転写体及び該転写部
    材上の不定形トナーの量を変えるように、該像担持体上
    の不定形トナーによる顕像の形成条件、並びに上記第1
    の転写手段及び上記第2の転写手段における転写条件の
    設定を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求
    項13、14又は15の画像形成装置。
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