JPH08254660A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

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JPH08254660A
JPH08254660A JP8023355A JP2335596A JPH08254660A JP H08254660 A JPH08254660 A JP H08254660A JP 8023355 A JP8023355 A JP 8023355A JP 2335596 A JP2335596 A JP 2335596A JP H08254660 A JPH08254660 A JP H08254660A
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JP
Japan
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lens
eyepiece
positive
plastic
lenses
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JP8023355A
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Moriyasu Kanai
守康 金井
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプラスチック製接眼レンズは、貼合わ
せ面が存在するために貼合わせ作業にかかる組立コスト
が高いという問題がある。 【解決手段】 物体側からアイポイントEP側に向けて
順に、正の第1レンズL1と、負の第2レンズL2と、正
の第3レンズL3と、正の第4レンズL4とが互いに離間
しつつ配列して構成される。第1レンズL1〜第4レン
ズL4中の少なくとも一枚がプラスチックレンズであ
る。そして、第1レンズL1のアイポイント側の面r2、
第2レンズL2の物体側の面r3、アイポイント側の面r
4、第3レンズL3の物体側の面r5のうちの一面、ある
いは二面が非球面として構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、双眼鏡用の接眼
レンズに関し、特に、4群4枚構成で貼り合わせ部分の
ない接眼レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】4群4枚で構成される従来の接眼レンズ
は、例えば特開昭60−57315号公報に開示され
る。この公報は、顕微鏡用として設計された接眼レンズ
を開示しているが、高屈折率のガラスレンズを使用して
いるため材料コストが嵩むという難点がある。
【0003】双眼鏡用の接眼レンズとしては、材料とし
てガラスより安価なプラスチックを利用した接眼レンズ
が用いられている。プラスチックレンズを使用した双眼
鏡用の接眼レンズは、例えば特開平3−87710号公
報、特開平3−87709号公報に開示されている。こ
れらの公報に開示される接眼レンズは、2枚の正レンズ
と、1枚または2枚の負レンズとにより構成されてい
る。
【0004】ただし、プラスチックレンズは、選択可能
な屈折率がガラスレンズと比較して低いため、パワーを
得るためには曲率半径を小さくする必要がある。面の曲
率半径が小さくなれば、面の周辺部を通る光束は大きな
コマ収差を発生し、あいるはレンズから射出する際に全
反射する可能性がある。このため、上記の公報に開示さ
れるプラスチック製の接眼レンズの多くは、正レンズと
負レンズとの曲率半径の小さい面どうしを貼り合わせて
構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプラスチック製の接眼レンズは、材料コストは
ガラスレンズと比較して安価なものの、貼り合わせ面が
存在するために貼り合わせ作業にかかる組立コストが高
いという問題がある。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、材料コスト、組立コストが
共に低く、かつ、周辺光束によるコマ収差の発生や全反
射を防ぐことができる接眼レンズの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる接眼レ
ンズは、上記の目的を達成させるため、物体側から順
に、正の第1レンズと、負の第2レンズと、正の第3レ
ンズと、正の第4レンズとが互いに離間しつつ配列して
構成され、これらのレンズ中の少なくとも一枚はプラス
チックレンズであり、かつ、このプラスチックレンズの
少なくとも一面が以下の条件(1)を満たす非球面である
ことを特徴とする。
【0008】
【数3】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる接眼レン
ズの実施形態を説明する。実施形態の接眼レンズは、例
えば図1に示されるように、図中左側となる物体側に配
置された視野絞りFSからアイポイントEP側に向けて
順に、正の第1レンズL1と、負の第2レンズL2と、正
の第3レンズL3と、正の第4レンズL4とが互いに離間
しつつ配列して構成される。全てのレンズを独立して設
けることにより、貼り合わせによる組立コストの上昇を
抑えることができる。また、正レンズを3枚とすること
で正のパワーを分散させることにより、正レンズの曲率
半径を比較的大きくすることができ、これによりコマ収
差の発生や全反射を防止することができる。
【0010】また、第1レンズL1〜第4レンズL4中の
少なくとも一枚、実施例では第1、第2第3レンズがプ
ラスチックレンズであり、第4レンズのみがガラスレン
ズである。一部にプラスチックレンズを使用することに
より、全系にガラスレンズを使用する場合と比較して材
料コストを低減することが可能となる。コスト低減のた
めには、第4レンズをも含めて全てのレンズをプラスチ
ックレンズとすることが望ましいが、第4レンズをプラ
スチックレンズとするとアイポイント側の外部に露出す
る面に傷がつきやすくなるため、第4レンズには傷が付
きにくいガラスレンズを用いている。
【0011】第1レンズL1のアイポイント側の面r2、
第2レンズL2の物体側の面r3、アイポイント側の面r
4、第3レンズL3の物体側の面r5のうちの一面、ある
いは二面が以下の条件(1)を満たす非球面として構成さ
れている。
【0012】
【数4】
【0013】条件(1)は、周辺部の屈折力が強くなり過
ぎないようにするための条件である。球面では、光軸か
らの高さhが|rn|に近くなると、d2x/dh2が急激
に変化し、コマ収差、非点隔差、歪曲収差が大きくな
る。よって、d2x/dh2が急激に変化しないような非
球面を用いることにより、コマ収差、非点隔差、歪曲収
差を良好に補正すると共に、非球面を用いない場合に周
辺部で補正過剰となる色収差を適度に補正することが可
能となる。
【0014】なお、第n面の光軸からの高さhのメリデ
ィオナル方向の曲率半径rnhおよびd2x/dh2は、以
下の計算式により求められる。非球面は、光軸からの高
さがhとなる非球面上の座標点の非球面頂点の接平面か
らの距離(サグ量)をx、非球面頂点の曲率(1/r)をc、
円錐係数をK、第2i次の非球面係数をA2iとして、以下
の式(6)で表される。
【0015】
【数5】
【0016】式(6)の一次微分は式(7)、二次微分は式
(8)により表され、メリディオナル方向の曲率半径rnh
は、これらに基づき式(9)により表される。
【0017】
【数6】
【0018】また、実施例の接眼レンズは、第nレンズ
(n=1,2,3,4)の焦点距離をfn、アッベ数をν
n、1/(fnνn)で表される焦点距離とアッベ数との積
の逆数をPn、物体側よりn番目の面の近軸曲率半径を
rnとして、以下の条件(2)(3)(4)を満たす。
【0019】0.4<f1/f3<1.2 …(2) 0.8<|P2/(P1+P3+P4)|<1.2 …(3) 0.7<r3/r2<1.25 …(4)
【0020】条件(2)は、正の第1レンズと第3レンズ
とのパワー配分を規定し、これを満たすことにより、コ
マ収差、歪曲収差を良好に補正することができる。条件
(2)の下限を下回る場合には第1レンズのパワーが過大
となり、上限を越える場合には第3レンズのパワーが過
大となる。いずれかのレンズのパワーが過大となると、
そのレンズの面の曲率半径が小さくなるため、コマ収
差、歪曲収差が発生し易くなる。
【0021】条件(3)は、正レンズと負レンズとで倍率
色収差を相殺するための条件である。この条件の下限を
下回る場合には、負レンズのパワーが正レンズと比較し
て弱く、あるいは負レンズの分散が正レンズと比較して
小さいために色収差が補正不足となり、反対に条件(3)
の上限を越える場合には、負レンズのパワー、あるいは
分散が過大となって色収差が補正過剰となる。
【0022】一般に屈折率の低いプラスチックレンズを
用いる場合、所定のパワーを得るためには曲率半径を小
さく設定する必要がある。この発明のレンズは、従来の
プラスチック製の接眼レンズと比較すれば曲率半径を大
きくすることができるが、ガラス製の接眼レンズと比較
すると曲率半径は小さくならざるを得ない。
【0023】条件(4)は、比較的曲率半径が小さくなる
第2面と第3面との曲率半径のバランスをとると共に、
これらの面間距離を短くすることにより、両面で発生す
る諸収差を打ち消し合わせるための条件となる。この条
件の下限を下回る場合には第3面の曲率半径が過小とな
り、上限を越える場合には第2面の曲率半径が過小とな
り、いずれの場合にも一方の面で発生する収差を他方の
面で相殺することができず、コマ収差、非点収差、歪曲
収差が残存する。
【0024】さらに、実施例の接眼レンズは、第2レン
ズのアイポイント側の面の光軸からの高さhにおけるメ
リディオナル方向の曲率半径r4hが、以下の条件(5)を
満たすよう設計されている。
【0025】1.1f<|r4h|<5.0f …(5) ただし、第1レンズから第4レンズまでの合成焦点距離
をfとして、h=0.333fである。
【0026】条件(5)は、比較的パワーが強くなりやす
い第1レンズ〜第3レンズが相対的に偏心した際に発生
する収差の量を少なくするための条件、すなわち、偏心
に対する感度を低く保つための条件である。
【0027】条件(5)の上限を越える場合には、第4面
のパワーが弱くなり、これを補うために第3面のパワー
を強くしなければならず、第1レンズと第2レンズとの
相対的な偏心誤差に対する感度が高くなる。逆に、条件
(5)の下限を下回る場合には、第4面のパワーが強くな
り、第2レンズと第3レンズとの相対的な偏心誤差に対
する感度が高くなる。条件(5)を満たすことにより、第
1レンズと第3レンズとに対する第2レンズの相対的な
偏心による全系の収差劣化の度合いをバランスよく低く
保つことができる。
【0028】
【実施例】次に、上記の実施形態に基づくこの発明の具
体的な実施例を5例説明する。
【0029】
【実施例1】図1は、この発明の実施例1にかかる接眼
レンズを示す。具体的な数値構成は、表1に示される。
表中の記号fは焦点距離、Bは半画角、d0は視野絞り
から第1レンズL1の物体側面までの光軸上の距離、E
Lはアイレリーフ、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ
厚および空気間隔、nはd線(588nm)における屈折率、
νはアッベ数である。図2は、実施例1のg線(436nm)
とc線(656nm)とで表される倍率色収差、非点収差(S:
サジタル、M:メリディオナル)、歪曲収差を示す。
【0030】実施例1の接眼レンズは、第1レンズL1
のアイポイント側の面(第2面)が、非球面により構成さ
れている。なお、表1における非球面の曲率半径は、非
球面頂点の曲率半径であり、これらの面の円錐係数、非
球面係数は表2に示される。6次以上の非球面係数は全
て0であるため、記載を省略する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】 第2面 K =-0.10000×10 A4 = 0.26581×10-4
【0033】
【実施例2】図3は、この発明の実施例2にかかる接眼
レンズを示す。この例では、第1レンズL1のアイポイ
ント側の面(第2面)と第2レンズL2の物体側の面(第3
面)とが、非球面により構成されている。実施例2の具
体的な数値構成は表3、非球面係数は表4に示される。
図4は、実施例2の諸収差を示す。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】 第2面 K =-0.10000×10 A4 = 0.14421×10-3 第3面 K =-0.10000×10 A4 = 0.40620×10-4
【0036】
【実施例3】図5は、この発明の実施例3にかかる接眼
レンズを示す。この例では、第3レンズL3の物体側の
面(第5面)が、非球面により構成されている。実施例3
の具体的な数値構成は表5、非球面係数は表6に示され
る。図6は、実施例3の諸収差を示す。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】 第5面 K =-0.10000×10 A4 =-0.10255×10-3
【0039】
【実施例4】図7は、この発明の実施例4にかかる接眼
レンズを示す。この例では、第2レンズL2のアイポイ
ント側の面(第4面)と第3レンズL3の物体側の面(第5
面)とが、非球面により構成されている。実施例4の具
体的な数値構成は表7、非球面係数は表8に示される。
図8は、実施例4の諸収差を示す。
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】 第4面 K =-0.10000×10 A4 =-0.83728×10-4 第5面 K =-0.10000×10 A4 =-0.18534×10-3
【0042】
【実施例5】図9は、この発明の実施例5にかかる接眼
レンズを示す。実施例5は、第1レンズL1の物体側に
配置された視野絞りFSより物体側に、負の補助レンズ
群Laが設けられている。負レンズ群Laを設けることに
より、接眼レンズの入射瞳位置をアイポイント側に近づ
け、アイレリーフELを長くすることができる。また、
負レンズ群Laの付加によりペッツバール和を0に近づ
けることができ、上記の4つの実施例より像面湾曲を良
好に補正することができる。
【0043】実施例5では、補助レンズ群Laは両凹の
単レンズであり、第1レンズL1から第3レンズL3、お
よび補助レンズ群Laがプラスチックレンズ、第4レン
ズL4がガラスレンズである。
【0044】実施例5では、第1レンズL1のアイポイ
ント側の面(第2面)が、非球面により構成されている。
実施例5の具体的な数値構成は表9、非球面係数は表1
0に示される。図10は、実施例5の諸収差を示す。
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】 第2面 K =-0.10000×10 A4 = 0.23000×10-4
【0047】実施例1,2,5の非球面は、曲率c<0
であることから条件式(1)は以下の式(10)に書き換え
られる。
【0048】
【数7】
【0049】式(10)の左辺はA4>0であるために単
調増加関数であり、右辺は0≦h≦hmaxの範囲で単調
減少関数である(hmaxの値は表11に示す)。h=0の
とき式(10)では等号が成り立つことにより、0≦h≦
hmaxの範囲内で実施例1,2,5は式(10)、すなわ
ち条件(1)を満たすことが明らかである。
【0050】同様に実施例3,4の非球面は、曲率c>
0であることから条件式(1)は以下の式(11)に書き換
えられる。
【0051】
【数8】
【0052】式(11)の左辺はA4<0であるために単
調減少関数であり、右辺は0≦h≦hmaxの範囲で単調
増加関数である(hmaxの値は表11に示す)。h=0の
とき式(11)では等号が成り立つことにより、0≦h≦
hmaxの範囲内で実施例3,4は式(11)、すなわち条
件(1)を満たすことが明らかである。
【0053】
【表11】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 面 r2 r2 r3 r5 r4 r5 r2 hmax 7.10 7.54 7.19 6.87 7.25 7.34 7.71
【0054】以下の表13は、前記の各条件(2),
(3),(4),(5)と各実施例との関係を示す。各実施例
のレンズは、全ての条件を満たしており、これにより、
諸収差を良好に補正すると共に、偏心に対する感度が高
くなることを防ぐことができる。
【0055】
【表12】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 条件(2) 0.741 0.591 0.647 0.909 0.814 条件(3) 1.025 1.186 1.061 1.151 1.047 条件(4) 0.945 1.018 0.912 0.912 1.115 条件(5) 1.78f 1.23f 1.67f 3.01f 1.17f
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、全てのレンズを独立して設けることにより、貼り合
わせによる組立コストの上昇を抑えることができると共
に、正レンズを3枚とすることで正のパワーを分散させ
ることにより、正レンズの曲率半径を比較的大きくする
ことができ、これによりコマ収差の発生や全反射を防止
することができる。
【0057】また、第1レンズ〜第4レンズ中の少なく
とも一枚のレンズをプラスチックレンズとすることによ
り、ガラスレンズを使用する場合と比較して材料コスト
を低減することが可能となる。
【0058】さらに、非球面を用いることにより、コマ
収差、歪曲収差を良好に補正すると共に、非球面を用い
ないと周辺部で補正過剰となる色収差を適度に補正する
ことが可能となる。
【0059】なお、第1レンズの物体側に負レンズ群を
設けた場合には、接眼レンズの入射瞳位置をアイポイン
ト側に近づけ、アイレリーフを長くすることができると
共に、ペッツバール和を0に近づけることができ、負レ
ンズ群を設けない場合より像面湾曲を良好に補正するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1にかかる接眼レンズを示
すレンズ図である。
【図2】 実施例1の接眼レンズの諸収差を示すグラフ
である。
【図3】 この発明の実施例2にかかる接眼レンズを示
すレンズ図である。
【図4】 実施例2の接眼レンズの諸収差を示すグラフ
である。
【図5】 この発明の実施例3にかかる接眼レンズを示
すレンズ図である。
【図6】 実施例3の接眼レンズの諸収差を示すグラフ
である。
【図7】 この発明の実施例4にかかる接眼レンズを示
すレンズ図である。
【図8】 実施例4の接眼レンズの諸収差を示すグラフ
である。
【図9】 この発明の実施例5にかかる接眼レンズを示
すレンズ図である。
【図10】 実施例5の接眼レンズの諸収差を示すグラ
フである。
【符号の説明】
L1 第1レンズ L2 第2レンズ L3 第3レンズ L4 第4レンズ La 補助レンズ群

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、正の第1レンズと、負の
    第2レンズと、正の第3レンズと、正の第4レンズとが
    互いに離間しつつ配列して構成され、これらのレンズ中
    の少なくとも一枚はプラスチックレンズであり、かつ、
    該プラスチックレンズの少なくとも一面が以下の条件
    (1)を満たす非球面であることを特徴とする接眼レン
    ズ。 【数1】
  2. 【請求項2】前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第
    3レンズの焦点距離をf3として、以下の条件(2)を満
    たすことを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。 0.4<f1/f3<1.2 …(2)
  3. 【請求項3】前記第nレンズ(n=1,2,3,4)の焦
    点距離をfn、アッベ数をνnとしたとき、1/(fnνn)
    で表される焦点距離とアッベ数との積の逆数をPnとし
    て、以下の条件(3)を満たすことを特徴とする請求項1
    に記載の接眼レンズ。 0.8<|P2/(P1+P3+P4)|<1.2 …(3)
  4. 【請求項4】前記第1レンズのアイポイント側の面の近
    軸曲率半径をr2、前記第2レンズの物体側の面の近軸
    曲率半径をr3として、以下の条件(4)を満たすことを
    特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。 0.7<r3/r2<1.25 …(4)
  5. 【請求項5】前記第1レンズがプラスチックレンズであ
    り、該第1レンズのアイポイント側の面が、前記非球面
    であることを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
  6. 【請求項6】前記第2レンズがプラスチックレンズであ
    り、該第2レンズの物体側の面が前記非球面であること
    を特徴とする請求項1または5のいずれかに記載の接眼
    レンズ。
  7. 【請求項7】前記第3レンズがプラスチックレンズであ
    り、該第3レンズの物体側の面が前記非球面であること
    を特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
  8. 【請求項8】前記第2レンズがプラスチックレンズであ
    り、該第2レンズのアイポイント側の面が前記非球面で
    あることを特徴とする請求項1または7のいずれかに記
    載の接眼レンズ。
  9. 【請求項9】前記第1レンズの物体側に配置された視野
    絞りより物体側に、負の補助レンズ群が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
  10. 【請求項10】前記第2レンズのアイポイント側の面の
    光軸からの高さhにおけるメリディオナル方向の曲率半
    径r4hが、以下の条件(5)を満たすことを特徴とする請
    求項1に記載の接眼レンズ。 1.1f<|r4h|<5.0f …(5) ただし、第1レンズから第4レンズまでの合成焦点距離
    をfとして、h=0.333fである。
  11. 【請求項11】物体側から順に、負の補助レンズ群と、
    視野絞りと、正の第1レンズと、負の第2レンズと、正
    の第3レンズと、正の第4レンズとが互いに離間しつつ
    配列して構成され、前記第1レンズ〜第4レンズ中の少
    なくとも一枚はプラスチックレンズであり、かつ、該プ
    ラスチックレンズの少なくとも一面が以下の条件(1)を
    満たす非球面であることを特徴とする接眼レンズ。 【数2】
  12. 【請求項12】前記第1レンズの焦点距離をf1、前記
    第3レンズの焦点距離をf3として、以下の条件(2)を
    満たすことを特徴とする請求項11に記載の接眼レン
    ズ。 0.4<f1/f3<1.2 …(2)
  13. 【請求項13】前記第nレンズ(n=1,2,3,4)の
    焦点距離をfn、アッベ数をνnとしたとき、1/(fnν
    n)で表される焦点距離とアッベ数との積の逆数をPnと
    して、以下の条件(3)を満たすことを特徴とする請求項
    11に記載の接眼レンズ。 0.8<|P2/(P1+P3+P4)|<1.4 …(3)
  14. 【請求項14】前記第1レンズのアイポイント側の面の
    近軸曲率半径をr2、前記第2レンズの物体側の面の近
    軸曲率半径をr3として、以下の条件(4)を満たすこと
    を特徴とする請求項11に記載の接眼レンズ。 0.7<r3/r2<1.25 …(4)
  15. 【請求項15】前記第1レンズがプラスチックレンズで
    あり、該第1レンズのアイポイント側の面が、前記非球
    面であることを特徴とする請求項11に記載の接眼レン
    ズ。
  16. 【請求項16】前記第2レンズがプラスチックレンズで
    あり、該第2レンズの物体側の面が前記非球面であるこ
    とを特徴とする請求項11または15のいずれかに記載
    の接眼レンズ。
  17. 【請求項17】前記第3レンズがプラスチックレンズで
    あり、該第3レンズの物体側の面が前記非球面であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の接眼レンズ。
  18. 【請求項18】前記第2レンズがプラスチックレンズで
    あり、該第2レンズのアイポイント側の面が前記非球面
    であることを特徴とする請求項11または17のいずれ
    かに記載の接眼レンズ。
  19. 【請求項19】前記第1レンズから第3レンズ、および
    前記補助レンズ群がプラスチックレンズであることを特
    徴とする請求項11に記載の接眼レンズ。
JP8023355A 1995-01-17 1996-01-17 接眼レンズ Pending JPH08254660A (ja)

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