JPH0825430A - 射出成形機のエジェクターピン - Google Patents

射出成形機のエジェクターピン

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Publication number
JPH0825430A
JPH0825430A JP16022894A JP16022894A JPH0825430A JP H0825430 A JPH0825430 A JP H0825430A JP 16022894 A JP16022894 A JP 16022894A JP 16022894 A JP16022894 A JP 16022894A JP H0825430 A JPH0825430 A JP H0825430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
ejector pin
cavity
pipe
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16022894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Fujimura
新吾 藤村
Nobuyuki Kondo
信幸 近藤
Satoru Imai
悟 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP16022894A priority Critical patent/JPH0825430A/ja
Publication of JPH0825430A publication Critical patent/JPH0825430A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エジェクターピンに関し、射出成形装置の部
品点数を削減でき、また、コア及びコア取付ベースの形
状を簡単にできるようにしたエジェクターピンを提供す
ることを目的とする。 【構成】 金型のキャビティに露出する先端面から金型
外に連通するベント通路6・7が内部に形成される構成
とすることにより、ベント通路6・7を通ってキャビテ
ィ内の空気やキャビティ内で原材料から発生したガスな
どがキャビティ外に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂の射出成形に
おいて成形品を金型からエジェクトするエジェクターピ
ンに係り、特にガスベント機能を備えるようにした射出
成形機のエジェクターピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂の射出成形装置は、図
7に示すように、キャビティ101を形成した上金型1
02と、キャビティ101に突入するコア103を支持
するコア取付ベース104と、コア取付ベース104を
サポートピラー105を介して支持する可動側ベース1
06と、コア取付ベース104及び可動側ベース106
に固定されたエジェクタガイドピン107に昇降可能に
支持させたエジェクタプレート108と、エジェクタプ
レート108に支持され、コア取付ベース104及びコ
ア103に昇降可能に挿通されるエジェクターピン10
9とを備えている。
【0003】エジェクタープレート108は上下2枚の
プレート108a・108bからなり、エジェクターピ
ン109は、上側のプレート108aに挿通されると共
に、両プレート108a・108bの間に挟持される頭
部109aを有する。
【0004】ところで、合成樹脂の射出成形において
は、例えば200℃程度に加熱された原材料がロケート
リング110からランナー111を通ってキャビティ1
01に射出されるが、キャビティ101内の空気やキャ
ビティ101内で原材料から発生するガスを逃がすため
にコア103及びコア取付ベース104にキャビティ1
01から大気中に連通する多数の通気孔を有するガスベ
ント112が嵌め込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、部品点数が
多くなり、又、コア103及びコア取付ベース104の
形状が複雑になるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、射出成形装置の部品点数を削減でき、また、
コア及びコア取付ベースの形状を簡単にできるようにし
たエジェクターピンを提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエジェクタ
ーピンは、上記の目的を達成するため、金型のキャビテ
ィに露出する先端面から金型外に連通するベント通路が
内部に形成されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のエジェクターピンによれば、内部に形
成されたベント通路を通ってキャビティ内の空気やキャ
ビティ内で原材料から発生したガスなどがキャビティ外
に排出され、ガス抜きが行える。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説
明すれば、以下の通りである。図1の半断面図に示すよ
うに、本発明の一実施例に係るエジェクターピン1は、
パイプ2と、このパイプ2に内嵌されるピン3とを備
え、このピン3がパイプ2のキャビティ側端部を閉じる
頭部4と、この頭部4のキャビティ側端面から脚部5の
周囲に連通するベント通路部分6を有している。また、
パイプ2とピン3の脚部5との間には、円筒状のベント
通路部分7が形成され、このベント通路部分7がパイプ
2の他端面側に開放されている。
【0010】ピン3の頭部4に形成されるベント通路部
分6は、パイプ2とピン3の脚部5との間に形成れるベ
ント通路部分7をキャビティに連通させるように形成し
てあればよく、この実施例では、図2及び図3に示すよ
うに、頭部4の外周面に適当な間隔を置いてピン3の軸
心と平行に凹設した溝で構成しているが、図4及び図5
に示すように、頭部4のキャビィテイ側端面とその反対
面あるいは脚部5の周面にとに開口する通孔で構成して
もよい。
【0011】上記パイプ2の他端部には、従来のように
エジェクタープレートの上下2枚のプレート間に挟持さ
れる頭部を設けることは妨げないが、この実施例では、
図1及び図6に示すように、複数(ここでは4つ)の係
止爪8が振出し揺動可能に支持され、上記ピン3の脚部
5の先端部にピン3を回転させることにより上記係止爪
8を振出した位置に位置決めする複数のセットピン9が
突設される。
【0012】又、ピン3の頭部4にはピン3を回転操作
する工具を差し込む摺割溝10が形成される。
【0013】このエジェクターピン1によれば、パイプ
2に挿入したピン3をキャビティ側に少し引き出してお
いて、係止爪8をエジェクタープレートの上側のプレー
トに形成したエジェクターピン孔からこのプレートの下
側に挿入してからピン3をパイプ3に押し込むと、各係
止爪8の内端部側がピン3の脚部5の下端部に押されて
各係止爪8が例えば約60°程度振り出され、更にこの
後、ピン3の先端面が下側のプレートに着くまでピン3
を押し込んでからピン3をひねって回転させると、セッ
トピン9が係止爪8の基部を押さえ込んで各係止爪を約
90°まで振り出させ、各係止爪8を上側のプレートの
下面に当接させる。これにより、エジェクタープレート
の上下のプレート間にエジェクターピン1が固定され
る。
【0014】従って、エジェクターピン1をエジェクタ
ープレートに装着する時にエジェクタープレートの上下
のプレートを分解する必要が無くなり、エジェクターピ
ン1の設置を簡単に、しかも、短時間で行えるようにな
る。
【0015】又、このエジェクターピン1をエジェクタ
ープレートから分解する時には、これと逆の手順で、簡
単に、かつ、短時間でエジェクタープレートからエジェ
クターピン1を分解することができる。
【0016】しかも、このエジェクターピン1の設置や
分解は、可動側プレートからコアまでの部分の組立順序
に関係なく行えるので、金型調整中でもエジェクターピ
ン1の交換が可能になる。
【0017】最も重要なことは、このエジェクターピン
1には、頭部4のキャビティ側端面から脚部5の周囲に
連通するベント通路部分6と、これに連通し、パイプ2
の他端側に開放された円筒状のベント通路部分7が形成
されているので、これらベント通路部分6・7を介して
キャビティ内の空気やキャビティ内で原材料から発生し
たガスなどがキャビティ外に排出され、ガス抜きができ
ることである。そして、この発明のエジェクターピン1
の個数によってはガスベントを設置する必要がなくなる
ことである。
【0018】従って、従来エジェクターピンの他に必要
とされたガスベントを省略して、射出成形装置の部品点
数を削減でき、また、コア及びコア取付ベースの形状を
簡単にできる。
【0019】もちろん、このエジェクターピン1とエア
ベントとを併用することは何ら妨げがなく、この場合に
は、より効果的にキャビティ内の空気やキャビティ内で
原材料から発生したガスの放出が行えるので、成形条件
が一層高められ、形状が一層安定した成形品を得ること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のエジェ
クターピンは、金型のキャビティに露出する先端面から
金型外に連通するベント通路が内部に形成されているの
で、このエジェクターピンによりガス抜きが行える。そ
して、従来エジェクターピンの他に必要とされたガスベ
ントを省略することができ、射出成形装置の部品点数を
削減でき、また、コア及びコア取付ベースの形状を簡単
にできる。
【0021】本発明において、特に上記パイプの下端部
に複数の係止爪が振出し揺動可能に支持され、上記ピン
の脚の先端部にピンを回転させることにより上記係止爪
を振出して位置決めする複数のセットピンが突設される
場合には、エジェクターピンをエジェクタープレートの
上から差込み、ピンを押し込んでから回転させることに
より係止爪をパイプの外周囲方向に振り出させてエジェ
クターピンをエジェクタープレートに固定できるように
なり、エジェクターピンの設置を簡単に、かつ、短時間
で行えるようになる。
【0022】又、この場合には、逆の手順で、エジェク
ターピンを簡単に、かつ、短時間でエジェクタープレー
トから分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半断面図である。
【図2】本発明の一実施例のピン頭部の側面図である。
【図3】本発明の一実施例のピン頭部の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例のピン頭部の側面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例のピン頭部の平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例の要部の拡大半断面図であ
る。
【図7】従来の射出成形装置の要部の構成図である。
【符号の説明】
1 エジェクターピン 2 パイプ 3 ピン 4 頭部 5 脚部 6・7 ベント通路部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティに露出する先端面から
    金型外に連通するベント通路が内部に形成されたことを
    特徴とする射出成形機のエジェクターピン。
  2. 【請求項2】 パイプと、このパイプに内嵌されるピン
    とを備え、このピンがパイプのキャビティ側端部を閉じ
    る頭部と、この頭部のキャビティ側端面から脚部の周囲
    に連通するベント通路部分を有し、パイプとピンの脚部
    との間に形成されるベント通路部分がパイプの他端面側
    に開放されていることを特徴とする請求項1に記載の射
    出成形機のエジェクターピン。
  3. 【請求項3】 上記パイプの下端部に複数の係止爪が振
    出し揺動可能に支持され、上記ピンの脚の先端部にピン
    を回転させることにより上記係止爪を振出して位置決め
    する複数のセットピンが突設されたことを特徴とする請
    求項2に記載の射出成形機のエジェクターピン。
JP16022894A 1994-07-12 1994-07-12 射出成形機のエジェクターピン Pending JPH0825430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16022894A JPH0825430A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 射出成形機のエジェクターピン

Applications Claiming Priority (1)

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JP16022894A JPH0825430A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 射出成形機のエジェクターピン

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JPH0825430A true JPH0825430A (ja) 1996-01-30

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ID=15710482

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16022894A Pending JPH0825430A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 射出成形機のエジェクターピン

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096091A1 (fr) * 2000-06-16 2001-12-20 Yuhgen Kaisha Sanei Mold Dispositif de degazage applicable au moulage par injection
EP1616758A1 (en) 2004-07-12 2006-01-18 Calsonic Kansei Corporation Vehicle occupant protection apparatus and initiation method to use for vehicle occupant protection apparatus
CN104085060A (zh) * 2014-07-24 2014-10-08 常熟市金马模具有限公司 一种实用模具顶针
CN108819138A (zh) * 2018-07-17 2018-11-16 东莞广泽汽车饰件有限公司 一种汽车内饰壳成型模具

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