JPH08254206A - ブラケット構造 - Google Patents
ブラケット構造Info
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- JPH08254206A JPH08254206A JP5869295A JP5869295A JPH08254206A JP H08254206 A JPH08254206 A JP H08254206A JP 5869295 A JP5869295 A JP 5869295A JP 5869295 A JP5869295 A JP 5869295A JP H08254206 A JPH08254206 A JP H08254206A
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- screw
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Abstract
(57)【要約】
【目的】部品の取付調整が容易でしかも取付部品の位置
ずれが発生せず汎用性のある安価なブラケット構造を提
供することを目的とする。 【構成】取付部品を固定する固定部と、被取付部材にね
じにより固定される第１取付孔を有し、前記取付部品を
前記被取付部材に固定するブラケット構造において、前
記第１取付孔は千鳥列状に連結するように配列された複
数の孔で形成されていることを特徴とする。
ずれが発生せず汎用性のある安価なブラケット構造を提
供することを目的とする。 【構成】取付部品を固定する固定部と、被取付部材にね
じにより固定される第１取付孔を有し、前記取付部品を
前記被取付部材に固定するブラケット構造において、前
記第１取付孔は千鳥列状に連結するように配列された複
数の孔で形成されていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラケットを介して部
品を被取付部材に取付ける場合のブラケットに係り、詳
細には前記部品の位置調整を容易にし、取付後の取付強
度を高める汎用性を有するブラケット構造に関する。
品を被取付部材に取付ける場合のブラケットに係り、詳
細には前記部品の位置調整を容易にし、取付後の取付強
度を高める汎用性を有するブラケット構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】部品の取付に従来一般的に用いられるＬ
形ブラケットを例に図３を用いて説明する。図３は従来
のＬ形ブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）
は専用ブラケットの取付状態を示す正面図、（ｂ）はＢ
−Ｂ断面図であり、（ｃ）は汎用ブラケットの取付状態
を示す正面図、（ｄ）はＣ−Ｃ断面図である。
形ブラケットを例に図３を用いて説明する。図３は従来
のＬ形ブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）
は専用ブラケットの取付状態を示す正面図、（ｂ）はＢ
−Ｂ断面図であり、（ｃ）は汎用ブラケットの取付状態
を示す正面図、（ｄ）はＣ−Ｃ断面図である。
【０００３】５０は専用タイプのＬ形ブラケット（以降
専用ブラケットと略す）で、直角に曲がった面５１と５
２があり、面５１には部品取付孔５３が、面５２には相
手の取付部材５４に取付けるねじ５５の取付孔５６が形
成されている。専用ブラケット５０は部品５７の取付位
置５８が変わる毎に部品取付孔５３、取付孔５６等の位
置が異なる専用のブラケットを設定する必要がある。材
料には鋼板および樹脂材が用いられ鋼板使用の場合はプ
レス加工で、また、樹脂材の場合は樹脂成形加工等によ
り形成される。
専用ブラケットと略す）で、直角に曲がった面５１と５
２があり、面５１には部品取付孔５３が、面５２には相
手の取付部材５４に取付けるねじ５５の取付孔５６が形
成されている。専用ブラケット５０は部品５７の取付位
置５８が変わる毎に部品取付孔５３、取付孔５６等の位
置が異なる専用のブラケットを設定する必要がある。材
料には鋼板および樹脂材が用いられ鋼板使用の場合はプ
レス加工で、また、樹脂材の場合は樹脂成形加工等によ
り形成される。
【０００４】７０は汎用タイプのＬ形ブラケット（以降
汎用ブラケットと略す）で、直角に曲がった面７１と７
２があり、面７１には部品取付孔７３が、面７２には相
手の取付部材５４に取付けるねじ５５の挿通する長孔７
４が曲部７５に対して垂直方向に形成されており、長孔
７４延在方向の部品取付位置調整ができる。材料には鋼
板および樹脂材が用いられ鋼板使用の場合はプレス加工
で、また、樹脂材の場合は樹脂成形加工等により形成さ
れる。
汎用ブラケットと略す）で、直角に曲がった面７１と７
２があり、面７１には部品取付孔７３が、面７２には相
手の取付部材５４に取付けるねじ５５の挿通する長孔７
４が曲部７５に対して垂直方向に形成されており、長孔
７４延在方向の部品取付位置調整ができる。材料には鋼
板および樹脂材が用いられ鋼板使用の場合はプレス加工
で、また、樹脂材の場合は樹脂成形加工等により形成さ
れる。
【０００５】取付部材５４は専用ブラケット５０の取付
孔５６の間隔Ｔと、また、汎用ブラケット７０の長孔７
４の間隔Ｔと同じ間隔にねじ孔５９が形成されている。
次に、専用ブラケット５０と汎用ブラケット７０による
組付けを説明する。先ず、専用ブラケット５０によるの
組付けを説明する。専用ブラケット５０の部品取付孔５
３に部品５７を取付ける。そして取付部材５４のねじ孔
５９に、部品５７が取付けられた専用ブラケット５０の
部品５７の取付面５１を上にして取付孔５６の位置を合
わせる。そして、ねじ５５により専用ブラケット５０を
取付部材５４に締付け固定する。
孔５６の間隔Ｔと、また、汎用ブラケット７０の長孔７
４の間隔Ｔと同じ間隔にねじ孔５９が形成されている。
次に、専用ブラケット５０と汎用ブラケット７０による
組付けを説明する。先ず、専用ブラケット５０によるの
組付けを説明する。専用ブラケット５０の部品取付孔５
３に部品５７を取付ける。そして取付部材５４のねじ孔
５９に、部品５７が取付けられた専用ブラケット５０の
部品５７の取付面５１を上にして取付孔５６の位置を合
わせる。そして、ねじ５５により専用ブラケット５０を
取付部材５４に締付け固定する。
【０００６】次に、汎用ブラケット７０の組付けを説明
する。汎用ブラケット７０の部品取付孔７３に部品５７
を取付ける。そして取付部材５４のねじ孔５９に、部品
５７が取付けられた汎用ブラケット７０の部品５７の取
付面７１を上にして長孔７４の位置を合わせる。そし
て、ねじ５５により軽く締め仮止めする。そして汎用ブ
ラケット７０を長孔７４の延在方向に移動させ部品５７
の位置を調整後、先に仮止めしたねじ５５を増締めし汎
用ブラケット７０を取付部材５４に固定する。
する。汎用ブラケット７０の部品取付孔７３に部品５７
を取付ける。そして取付部材５４のねじ孔５９に、部品
５７が取付けられた汎用ブラケット７０の部品５７の取
付面７１を上にして長孔７４の位置を合わせる。そし
て、ねじ５５により軽く締め仮止めする。そして汎用ブ
ラケット７０を長孔７４の延在方向に移動させ部品５７
の位置を調整後、先に仮止めしたねじ５５を増締めし汎
用ブラケット７０を取付部材５４に固定する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の専用ブ
ラケット５０の構造では、相手側の取付部材により色々
寸法の異なる専用のブラケットを設定することになるの
で、金型費が嵩んだり、部品の管理費が増えコスト高に
なる。また、汎用ブラケット７０の場合には汎用ブラケ
ット７０に形成された長孔７４の延在方向に締付力を上
回る外力が加わった場合、汎用ブラケット７０が外力の
作用する方向にずれる。従って、汎用ブラケット７０に
取付けられた部品５７の位置がずれ動作不良等の不具合
につながると言う問題がある。
ラケット５０の構造では、相手側の取付部材により色々
寸法の異なる専用のブラケットを設定することになるの
で、金型費が嵩んだり、部品の管理費が増えコスト高に
なる。また、汎用ブラケット７０の場合には汎用ブラケ
ット７０に形成された長孔７４の延在方向に締付力を上
回る外力が加わった場合、汎用ブラケット７０が外力の
作用する方向にずれる。従って、汎用ブラケット７０に
取付けられた部品５７の位置がずれ動作不良等の不具合
につながると言う問題がある。
【０００８】そこで、本発明は上述の問題を解決するも
ので、部品の取付調整が容易でしかもブラケットの締付
後にブラケットに外力が加わっても、取付部品の位置ず
れが発生せず汎用性のある安価なブラケット構造を提供
することを目的とする。
ので、部品の取付調整が容易でしかもブラケットの締付
後にブラケットに外力が加わっても、取付部品の位置ず
れが発生せず汎用性のある安価なブラケット構造を提供
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するもので、取付部品を固定する固定部と、被取付
部材にねじにより固定される第１取付孔を有し、前記取
付部品を前記被取付部材に固定するブラケット構造にお
いて、前記第１取付孔は千鳥列状に連結するように配列
された複数の孔で形成されていることを特徴とする。
達成するもので、取付部品を固定する固定部と、被取付
部材にねじにより固定される第１取付孔を有し、前記取
付部品を前記被取付部材に固定するブラケット構造にお
いて、前記第１取付孔は千鳥列状に連結するように配列
された複数の孔で形成されていることを特徴とする。
【００１０】また、取付部品を固定する固定部と、補助
ブラケットとの連結のための第１連結孔とを有する主ブ
ラケットと、被取付部材にねじにより固定される第２取
付孔と、前記主ブラケットとの連結のための第２連結孔
とを有する補助ブラケットとからなり、前記主ブラケッ
トを前記補助ブラケットにねじにより固定し、前記取付
部品を前記被取付部材に固定するブラケット構造におい
て、前記第１連結孔は千鳥列状に連結するように配列さ
れた複数の孔で形成され、前記第２連結孔は前記第１連
結孔と交差する方向に延びると共に、千鳥列状に連結す
るように配列された複数の孔で形成されていることを特
徴とする。
ブラケットとの連結のための第１連結孔とを有する主ブ
ラケットと、被取付部材にねじにより固定される第２取
付孔と、前記主ブラケットとの連結のための第２連結孔
とを有する補助ブラケットとからなり、前記主ブラケッ
トを前記補助ブラケットにねじにより固定し、前記取付
部品を前記被取付部材に固定するブラケット構造におい
て、前記第１連結孔は千鳥列状に連結するように配列さ
れた複数の孔で形成され、前記第２連結孔は前記第１連
結孔と交差する方向に延びると共に、千鳥列状に連結す
るように配列された複数の孔で形成されていることを特
徴とする。
【００１１】また、前記第２取付孔が千鳥列状に連結す
るように配列された複数の孔で形成されていることを特
徴とする。
るように配列された複数の孔で形成されていることを特
徴とする。
【００１２】
【作用】本発明によれば、ブラケット取付用の第１取付
孔を千鳥列状に連結させて設けたことにより、前記ブラ
ケットに取付けられた部品の取付位置調整範囲が拡大す
る。また、前記部品が取付られたブラケットをねじ止め
固定後に、前記ブラケットにねじ締付け力を上回る外力
が加わっても、前記第１取付孔を前記ねじが支えるので
前記ブラケットの位置ずれが防止できる。従って、前記
取付部品の取付調整位置が変わらない。
孔を千鳥列状に連結させて設けたことにより、前記ブラ
ケットに取付けられた部品の取付位置調整範囲が拡大す
る。また、前記部品が取付られたブラケットをねじ止め
固定後に、前記ブラケットにねじ締付け力を上回る外力
が加わっても、前記第１取付孔を前記ねじが支えるので
前記ブラケットの位置ずれが防止できる。従って、前記
取付部品の取付調整位置が変わらない。
【００１３】第２の発明によれば、被取付部材にねじに
より固定された補助ブラケットの第２連結孔と取付部品
が固定された主ブラケットの第１連結孔を交差させて、
ねじにより固定させることにより、前記取付部品の２方
向の位置調整が可能となる。また、前記補助ブラケット
および主ブラケットをねじ止め固定後に、前記補助ブラ
ケットおよび主ブラケットにねじ締付け力を上回る外力
が加わっても、前記第１連結孔および第２連結孔を前記
ねじが支えるので前記補助ブラケットおよび主ブラケッ
トの位置ずれが防止できる。従って、前記取付部品の取
付調整位置が変わらない。
より固定された補助ブラケットの第２連結孔と取付部品
が固定された主ブラケットの第１連結孔を交差させて、
ねじにより固定させることにより、前記取付部品の２方
向の位置調整が可能となる。また、前記補助ブラケット
および主ブラケットをねじ止め固定後に、前記補助ブラ
ケットおよび主ブラケットにねじ締付け力を上回る外力
が加わっても、前記第１連結孔および第２連結孔を前記
ねじが支えるので前記補助ブラケットおよび主ブラケッ
トの位置ずれが防止できる。従って、前記取付部品の取
付調整位置が変わらない。
【００１４】第３の発明によれば、補助ブラケットの第
２取付孔を千鳥列状に連結させて設けたことにより、被
取付部材にねじにより固定する際に前記補助ブラケット
の取付位置調整が可能になり、また、前記補助ブラケッ
トの前記第２連結孔と取付部品が固定された主ブラケッ
トの第１連結孔を交差させて、ねじにより固定させるこ
とにより前記主ブラケットの取付位置が２方向に調整可
能になる。従って、前記取付部品の３方向の位置調整が
可能となる。また、前記補助ブラケットおよび主ブラケ
ットをねじ止め固定後に、前記補助ブラケットおよび主
ブラケットにねじ締付け力を上回る外力が加わっても、
前記第１連結孔および第２連結孔を前記ねじが支えるの
で前記補助ブラケットおよび主ブラケットの位置ずれが
防止できる。従って、前記取付部品の取付調整位置が変
わらない。
２取付孔を千鳥列状に連結させて設けたことにより、被
取付部材にねじにより固定する際に前記補助ブラケット
の取付位置調整が可能になり、また、前記補助ブラケッ
トの前記第２連結孔と取付部品が固定された主ブラケッ
トの第１連結孔を交差させて、ねじにより固定させるこ
とにより前記主ブラケットの取付位置が２方向に調整可
能になる。従って、前記取付部品の３方向の位置調整が
可能となる。また、前記補助ブラケットおよび主ブラケ
ットをねじ止め固定後に、前記補助ブラケットおよび主
ブラケットにねじ締付け力を上回る外力が加わっても、
前記第１連結孔および第２連結孔を前記ねじが支えるの
で前記補助ブラケットおよび主ブラケットの位置ずれが
防止できる。従って、前記取付部品の取付調整位置が変
わらない。
【００１５】
【実施例】本発明の第１実施例を図１を用いて説明す
る。図１は本発明の第１実施例であるＬ形ブラケットを
用いた取付構造を示す図で、（ａ）はＬ形ブラケットの
取付状態を示す正面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図、（ｃ）
は取付孔形状を示す詳細図である。
る。図１は本発明の第１実施例であるＬ形ブラケットを
用いた取付構造を示す図で、（ａ）はＬ形ブラケットの
取付状態を示す正面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図、（ｃ）
は取付孔形状を示す詳細図である。
【００１６】１０はＬ形ブラケットで、直角に曲がった
面１１と１２があり、面１１には部品取付孔１３が、面
１２には相手の取付部材１４に取付けるねじ１５が挿通
する取付孔１６が曲部１７に対して垂直方向に形成され
ている。取付孔１６は円孔１８がＰ寸法のピッチ毎に一
列に複数個形成され、また、円孔１８の列とＲ寸法離
れ、前記Ｐ寸法のピッチの中間毎に円孔１８が千鳥列状
に形成されている。尚、円孔１８が干渉し千鳥列状につ
ながった状態になってもＷ部の寸法がねじの外径寸法よ
り小さくなるようにピッチＰと円孔１８の間隔Ｒを設定
すれば、Ｌ形ブラケット１０を取付後にＬ形ブラケット
１０に外力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受ける
のでＬ形ブラケット１０がずれるのを防止することがで
きる。尚、部品１９の位置調整はピッチＰの半分のＱピ
ッチ単位で調整が可能になる。Ｌ形ブラケット１０の材
料には鋼板および樹脂材が用いられ、鋼板使用の場合は
プレス加工で、また、樹脂材使用の場合は樹脂成形加工
等により形成される。
面１１と１２があり、面１１には部品取付孔１３が、面
１２には相手の取付部材１４に取付けるねじ１５が挿通
する取付孔１６が曲部１７に対して垂直方向に形成され
ている。取付孔１６は円孔１８がＰ寸法のピッチ毎に一
列に複数個形成され、また、円孔１８の列とＲ寸法離
れ、前記Ｐ寸法のピッチの中間毎に円孔１８が千鳥列状
に形成されている。尚、円孔１８が干渉し千鳥列状につ
ながった状態になってもＷ部の寸法がねじの外径寸法よ
り小さくなるようにピッチＰと円孔１８の間隔Ｒを設定
すれば、Ｌ形ブラケット１０を取付後にＬ形ブラケット
１０に外力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受ける
のでＬ形ブラケット１０がずれるのを防止することがで
きる。尚、部品１９の位置調整はピッチＰの半分のＱピ
ッチ単位で調整が可能になる。Ｌ形ブラケット１０の材
料には鋼板および樹脂材が用いられ、鋼板使用の場合は
プレス加工で、また、樹脂材使用の場合は樹脂成形加工
等により形成される。
【００１７】取付部材１４にはＬ形ブラケット１０の取
付孔１６の間隔Ｓと同じ間隔にねじ孔２０が形成されて
いる。次に、組付けを説明する。Ｌ形ブラケット１０の
部品取付孔１３に部品１９を取付け、相手の取付部材１
４のねじ孔２０とＬ形ブラケット１０の取付孔１６の位
置を合わせ、さらに部品１９の設定位置２１を合わせ
る。そして、ねじ１５によりＬ形ブラケット１０を相手
の取付部材１４にねじ止め固定する。
付孔１６の間隔Ｓと同じ間隔にねじ孔２０が形成されて
いる。次に、組付けを説明する。Ｌ形ブラケット１０の
部品取付孔１３に部品１９を取付け、相手の取付部材１
４のねじ孔２０とＬ形ブラケット１０の取付孔１６の位
置を合わせ、さらに部品１９の設定位置２１を合わせ
る。そして、ねじ１５によりＬ形ブラケット１０を相手
の取付部材１４にねじ止め固定する。
【００１８】以上説明したように本実施例によれば、部
品１９の取付位置調整が容易で、しかも、部品１９が取
付けられたＬ形ブラケット１０を相手側の取付部材１４
に取付後にＬ形ブラケット１０にねじ締付け力を上回る
外力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受けるのでＬ
形ブラケット１０のずれるのが防止され、部品１９の位
置ずれによる動作不良等の不具合が防止できる。また、
Ｌ形ブラケット１０は汎用性があり広い範囲で使用でき
るので、金型費及び管理費等の経費低減が図れる。
品１９の取付位置調整が容易で、しかも、部品１９が取
付けられたＬ形ブラケット１０を相手側の取付部材１４
に取付後にＬ形ブラケット１０にねじ締付け力を上回る
外力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受けるのでＬ
形ブラケット１０のずれるのが防止され、部品１９の位
置ずれによる動作不良等の不具合が防止できる。また、
Ｌ形ブラケット１０は汎用性があり広い範囲で使用でき
るので、金型費及び管理費等の経費低減が図れる。
【００１９】尚、本実施例ではＬ形ブラケット１０を用
い、取付孔１６に円孔１８を２列の千鳥列状に形成した
一実施例を説明したが、これにこだわることはなく円孔
１８は１列でもよく、また、ブラケット形状はＬ形ブラ
ケット以外のブラケット例えば、Ｚ形、Ｕ形または平形
等のブラケット類でも適用可能で、特に取付部品の位置
調整を必要とする場合にはＬ形ブラケット１０と同じ効
果を得ることができる。
い、取付孔１６に円孔１８を２列の千鳥列状に形成した
一実施例を説明したが、これにこだわることはなく円孔
１８は１列でもよく、また、ブラケット形状はＬ形ブラ
ケット以外のブラケット例えば、Ｚ形、Ｕ形または平形
等のブラケット類でも適用可能で、特に取付部品の位置
調整を必要とする場合にはＬ形ブラケット１０と同じ効
果を得ることができる。
【００２０】本発明の第２実施例を図２を用いて説明す
る。図２は本発明の第２実施例である２個の部材からな
るブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）は補
助ブラケットの斜視図、（ｂ）はＬ形ブラケットの取付
部品構成を示す斜視図である。尚、第２実施例は第１実
施例のＬ形ブラケットと、補助ブラケットを組合わせて
使用したものであり、その他については第１実施例と略
同じであるので同じ構成については同じ符号を付し説明
を省略する。
る。図２は本発明の第２実施例である２個の部材からな
るブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）は補
助ブラケットの斜視図、（ｂ）はＬ形ブラケットの取付
部品構成を示す斜視図である。尚、第２実施例は第１実
施例のＬ形ブラケットと、補助ブラケットを組合わせて
使用したものであり、その他については第１実施例と略
同じであるので同じ構成については同じ符号を付し説明
を省略する。
【００２１】３０はＬ形をした補助ブラケットで、直角
に曲がった面３１と３２の両方の面にねじ１５が挿通す
る取付孔１６が曲部３３に対して垂直方向にそれぞれ形
成されている。取付孔１６は第１実施例の取付孔１６の
形状と同じで、円孔１８がＰ寸法のピッチ毎に一列に複
数個形成され、また、円孔１８の列とＲ寸法離れ、前記
Ｐ寸法のピッチの中間毎に円孔１８が千鳥列状に形成さ
れている。尚、円孔１８が干渉し千鳥列状につながった
状態になってもＷ部の寸法がねじの外径寸法より小さく
なるようにピッチＰと円孔１８の間隔Ｒを設定すれば、
補助ブラケット３０を取付後に補助ブラケット３０に外
力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受けるので補助
ブラケット３０がずれるのを防止することができる。
尚、部品１９の位置調整はピッチＰの半分のＱピッチ単
位で調整が可能になる。補助ブラケット３０の材料には
鋼板および樹脂材が用いられ、鋼板使用の場合はプレス
加工で、また、樹脂材使用の場合は樹脂成形加工等によ
り形成される。
に曲がった面３１と３２の両方の面にねじ１５が挿通す
る取付孔１６が曲部３３に対して垂直方向にそれぞれ形
成されている。取付孔１６は第１実施例の取付孔１６の
形状と同じで、円孔１８がＰ寸法のピッチ毎に一列に複
数個形成され、また、円孔１８の列とＲ寸法離れ、前記
Ｐ寸法のピッチの中間毎に円孔１８が千鳥列状に形成さ
れている。尚、円孔１８が干渉し千鳥列状につながった
状態になってもＷ部の寸法がねじの外径寸法より小さく
なるようにピッチＰと円孔１８の間隔Ｒを設定すれば、
補助ブラケット３０を取付後に補助ブラケット３０に外
力が加わっても、ねじが円孔１８の縁で受けるので補助
ブラケット３０がずれるのを防止することができる。
尚、部品１９の位置調整はピッチＰの半分のＱピッチ単
位で調整が可能になる。補助ブラケット３０の材料には
鋼板および樹脂材が用いられ、鋼板使用の場合はプレス
加工で、また、樹脂材使用の場合は樹脂成形加工等によ
り形成される。
【００２２】次に、組付けを説明する。補助ブラケット
３０の取付孔１６の円孔１８と相手の取付部材１４のね
じ孔２０の位置を合わせ、ねじ１５により補助ブラケッ
ト３０を相手の取付部材１４にねじ止め固定する。次
に、Ｌ形ブラケット１０の部品取付孔１３に部品１９を
取付け、相手の取付部材１４にねじ止め固定された補助
ブラケット３０の取付孔１６と、部品１９が取付けられ
たＬ形ブラケット１０の取付孔１６の位置を合わせ、ね
じ１５とナット３４により締付け補助ブラケット３０に
Ｌ形ブラケット１０をねじ止め固定する。
３０の取付孔１６の円孔１８と相手の取付部材１４のね
じ孔２０の位置を合わせ、ねじ１５により補助ブラケッ
ト３０を相手の取付部材１４にねじ止め固定する。次
に、Ｌ形ブラケット１０の部品取付孔１３に部品１９を
取付け、相手の取付部材１４にねじ止め固定された補助
ブラケット３０の取付孔１６と、部品１９が取付けられ
たＬ形ブラケット１０の取付孔１６の位置を合わせ、ね
じ１５とナット３４により締付け補助ブラケット３０に
Ｌ形ブラケット１０をねじ止め固定する。
【００２３】以上説明したように本実施例においても、
第１実施例と同じように補助ブラケット３０およびＬ形
ブラケット１０の位置ずれが防止され、部品１９の位置
ずれによる動作不良等の不具合が防止できる。その他に
補助ブラケット３０とＬ形ブラケット１０を組合わせる
ことにより、部品１９のＸ・Ｙ・Ｚ軸３方向の位置調整
が可能となる。
第１実施例と同じように補助ブラケット３０およびＬ形
ブラケット１０の位置ずれが防止され、部品１９の位置
ずれによる動作不良等の不具合が防止できる。その他に
補助ブラケット３０とＬ形ブラケット１０を組合わせる
ことにより、部品１９のＸ・Ｙ・Ｚ軸３方向の位置調整
が可能となる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラケットを介して部品を取付ける際に前記部品の取付
位置調整が容易で、しかも、前記ブラケットのねじ止め
固定後に前記ブラケットにねじ締付け力を上回る外力が
加わっても、前記部品の位置ずれが発生しないので、前
記部品の取付品質が向上する。また、前記ブラケットに
汎用性があり広い範囲で使用できるので、金型費及び管
理費等の経費節減が図れる。
ブラケットを介して部品を取付ける際に前記部品の取付
位置調整が容易で、しかも、前記ブラケットのねじ止め
固定後に前記ブラケットにねじ締付け力を上回る外力が
加わっても、前記部品の位置ずれが発生しないので、前
記部品の取付品質が向上する。また、前記ブラケットに
汎用性があり広い範囲で使用できるので、金型費及び管
理費等の経費節減が図れる。
【図１】本発明の第１実施例であるＬ形ブラケットを用
いた取付構造を示す図で、（ａ）はＬ形ブラケットの取
付状態を示す正面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図、（ｃ）は
取付孔形状を示す詳細図である。
いた取付構造を示す図で、（ａ）はＬ形ブラケットの取
付状態を示す正面図、（ｂ）はＡ−Ａ断面図、（ｃ）は
取付孔形状を示す詳細図である。
【図２】本発明の第２実施例である２個の部材からなる
ブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）は補助
ブラケットの斜視図、（ｂ）はＬ形ブラケットの取付部
品構成を示す斜視図である。
ブラケットを用いた取付構造を示す図で、（ａ）は補助
ブラケットの斜視図、（ｂ）はＬ形ブラケットの取付部
品構成を示す斜視図である。
【図３】従来のＬ形ブラケットを用いた取付構造を示す
図で、（ａ）は専用ブラケットの取付状態を示す正面
図、（ｂ）はＢ−Ｂ断面図であり、（ｃ）は汎用ブラケ
ットの取付状態を示す正面図、（ｄ）はＣ−Ｃ断面図で
ある。
図で、（ａ）は専用ブラケットの取付状態を示す正面
図、（ｂ）はＢ−Ｂ断面図であり、（ｃ）は汎用ブラケ
ットの取付状態を示す正面図、（ｄ）はＣ−Ｃ断面図で
ある。
１０・・・Ｌ形ブラケット １３・・・部品取付孔 １４・・・取付部材 １５・・・ねじ １６・・・取付孔 １８・・・円孔 １９・・・部品 ２０・・・ねじ孔 ２１・・・部品取付位置 ３０・・・補助ブラケット ３４・・・ナット
Claims (3)
- 【請求項１】 取付部品を固定する固定部と、被取付部
材にねじにより固定される第１取付孔を有し、前記取付
部品を前記被取付部材に固定するブラケット構造におい
て、 前記第１取付孔は千鳥列状に連結するように配列された
複数の孔で形成されていることを特徴とするブラケット
構造。 - 【請求項２】 取付部品を固定する固定部と、補助ブラ
ケットとの連結のための第１連結孔とを有する主ブラケ
ットと、 被取付部材にねじにより固定される第２取付孔と、前記
主ブラケットとの連結のための第２連結孔とを有する補
助ブラケットとからなり、 前記主ブラケットを前記補助ブラケットにねじにより固
定し、前記取付部品を前記被取付部材に固定するブラケ
ット構造において、 前記第１連結孔は千鳥列状に連結するように配列された
複数の孔で形成され、 前記第２連結孔は前記第１連結孔と交差する方向に延び
ると共に、千鳥列状に連結するように配列された複数の
孔で形成されていることを特徴とするブラケット構造。 - 【請求項３】 前記第２取付孔が千鳥列状に連結するよ
うに配列された複数の孔で形成されていることを特徴と
する請求項２記載のブラケット構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5869295A JPH08254206A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ブラケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5869295A JPH08254206A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ブラケット構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08254206A true JPH08254206A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13091605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5869295A Pending JPH08254206A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | ブラケット構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08254206A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10281206A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-23 | Kayaba Ind Co Ltd | 減衰力調整式ショックアブソーバ |
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| US7293015B2 (en) | 2002-09-19 | 2007-11-06 | Microsoft Corporation | Method and system for detecting user intentions in retrieval of hint sentences |
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| JPS6231256B2 (ja) * | 1979-07-31 | 1987-07-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5869295A patent/JPH08254206A/ja active Pending
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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