JP2003332758A - 取付用ブラケット - Google Patents
取付用ブラケットInfo
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Abstract
理上においても優れ、かつ保守点検時の作業性の向上を
図る。 【解決手段】 取付用ブラケット1は、第1の支持部材
2と第2の支持部材3とによって構成されている。第1
の支持部材2には、取付片21A,21Bが水平状態に
折曲形成され、カードリーダを支承するフック部24,
25が切り起こされている。第2の支持板3は、挿通孔
34A,34Bがそれぞれ設けられた折曲部32と基板
31とによって形成されている。ねじ27をねじ孔33
Aに螺合させ基板31を取付片21A,21Bに取付け
ると、基板31の挿通孔34Bを介して装置固定部の上
面部に固定できる。ねじ27をねじ孔33Bに螺合させ
基板31を取付片21A,21Bに取付けると、折曲部
32の挿通孔34Aを介して装置固定部の正面部に固定
できる。
Description
に固定するための取付用ブラケットに関する。
客情報が記録された非接触型ICカードを処理する非接
触型ICカードリーダ(以下、単にカードリーダと略称
する)を取り付ける場合、カードリーダを取付用ブラケ
ットにねじで固定し、この取付用ブラケットを車内の固
定部にねじで固定していた。
た従来の取付用ブラケットを使用してカードリーダを車
内の固定部にねじ止めする場合、このカードリーダを操
作する運転手の近くに取り付けなければならいために、
取付場所に自ずと制約がある。このため、車種によって
取付場所の取付態様が異なると、これに合わせて取付用
ブラケットを複数種用意しなければならず、経済性にお
いても取付用ブラケットの在庫管理上においても不利益
であった。また、カードリーダを取付用ブラケットにね
じで固定しているために、カードリーダの取付け、取外
しの作業が煩雑になり、保守点検時の作業性が悪いとい
う問題もあった。
たものであり、第1の目的は経済性においても取付用ブ
ラケットの在庫管理上においても優れた取付用ブラケッ
トを提供することにある。また、第2の目的は保守点検
時の作業性の向上を図ることにある。
に、請求項1に係る発明は、電子機器を固定部に取り付
けるための取付用ブラケットであって、電子機器が取り
付けられる第1の支持板と、この第1の支持板が取り付
けられ、かつ前記固定部に固定される第2の支持板とか
らなり、前記第2の支持板を、基板と、この基板に折曲
形成された折曲部とによって形成し、この第2の支持板
を前記第1の支持板に取付箇所を変えて取り付けること
により、前記基板と折曲部とのいずれか一方を固定部に
選択的に固定したものである。したがって、固定部の上
面部には、第2の支持板の基板を介して固定され、固定
部の正面部には、第2の支持板の折曲部を介して固定さ
れる。
係る発明において、前記第1の支持板の幅方向に一対の
取付片を設け、この取付片に設けた挿通孔のそれぞれに
挿通した一対の締結手段によって第1の支持板を前記第
2の支持板に取り付け、前記挿通孔を前記第1の支持板
と直交する方向に長軸を有する長穴に形成したものであ
る。したがって、締結手段による締結を緩め、一対の締
結手段を中心として長穴の範囲内で第1の支持板を回動
させることにより、第1の支持板が前記第2の支持板に
対して取付角度を変えて取り付けられる。
たは2に係る発明において前記第1の支持板に電子機器
を支承する断面L字状に形成したフック部を設けるとと
もに、このフック部に支承された電子機器の係入部に係
入および係入解除自在なストッパ部材を設け、このスト
ッパ部材を前記第2の支持板に挿抜方向に取付位置を変
えて固定可能としたものである。したがって、ストッパ
部材を移動させて電子機器の係入部との係入を解除する
ことにより、電子機器を上方へ移動させることが可能に
なり、電子機器を第1の支持部材から容易に取り外すこ
とができる。
基づいて説明する。図1は本発明に係る取付用ブラケッ
トを分解して示す斜視図、図2は同じく取付用ブラケッ
トを介して固定部に取り付けられるカードリーダの外観
を示し、同図(a)は正面から視た斜視図、同図(b)
は背面から視た斜視図である。図3は同じく固定部に第
1の固定方法で取り付けた状態を示す斜視図、図4は同
じく上面図であって、同図(a)はカードリーダを正面
に向けた状態を示し、同図(b)はカードリーダを正面
から角度を付与して取り付けた状態を示す。図5は同じ
く固定部に第2の固定方法で取り付けた状態を示す斜視
図、図6および図7は同じく固定部に第3の固定方法で
取り付ける状態を示し、図6は取付用ブラケットを分解
して示す斜視図、図7は固定部に取り付けた状態を示す
斜視図である。
付用ブラケットは、共に板金によって形成された第1の
支持板2および第2の支持板3とによって構成されてい
る。第1の支持板2は後述するように立設した状態で使
用され、この第1の支持板2の幅方向の両端部には、直
角に折り曲げ形成され水平方向に延在する一対の取付片
21A,21Bが突設されている。
は、取付片21A,21Bの延在する方向、すなわち第
1の支持板2と直交する方向(図中矢印A−B方向)に
長軸を有する長穴状に形成された一対の挿通孔22A,
22Bが設けられている。また、この第1の支持板2の
上下には、前記取付片21A,21Bが突設された方向
と反対方向に切り起こされ、断面がL字状に形成された
2個のフック部24,25が突設されている。これら2
個のフック部24,25の間には、長方形に形成された
窓26が設けられている。
31の一端部を直角に折曲形成された折曲部32とによ
って形成されている。基板31の4隅、すなわち基板3
1の一端側の両端部には一対のねじ孔33A,33Aが
螺設され、他端側の両端部には一対のねじ孔33B,3
3Bが螺設されている。上記折曲部32の両端部には、
一対の挿通孔34A,34Aが穿設され、基板31の他
端部のねじ孔33B,33Bに挟まれた部位には、一対
の挿通孔34B,34Bが穿設されている。また、基板
31の幅方向の中央部には、矢印A−B方向に互いに同
じ間隔を隔てて一直線上に設けられた3個のねじ孔35
a,35b,35cが螺設されている。
れ、幅方向の中央部に矢印A−B方向に長軸を有する長
穴状に形成された一対の挿通孔41,41が、矢印A−
B方向に一直線上に設けられており、矢印A方向の先端
部には舌片42が突設されている。
ドリーダであって、同図(a)に示すように、前面部に
は、幅方向の両端部に断面略L字状に形成された一対の
案内片51,51によって、上部に開口52が形成され
たカード支承部53が設けられている。このカード支承
部53には、開口52から挿入された非接触型ICカー
ド(図示せず)が、一対の案内片51,51によって略
立設された状態で支承される。この支承された状態でカ
ードリーダ5に内蔵されたアンテナ基板とデータ処理部
(いずれも図示せず)とによって、非接触型ICカード
に記録されているデータが無線を介して処理される。
(b)に示すように、前記第1の支持板2のフック部2
4,25が係入される凹部54,55が設けられてお
り、これらの凹部54,55内にフック部24,25が
係入されることにより、カードリーダ5が第1の支持板
2に支承される。カードリーダ5が第1の支持板2に支
承され、後述するように、ストッパ部材4を移動させる
ことにより、係入部としての凹部54にストッパ部材4
の舌片42が係入される。
のような構成の取付用ブラケット1を介してカードリー
ダ5を固定部6の上面部に取り付ける第1の固定方法を
説明する。図1に示すように、ストッパ部材4の舌片4
2を第1の支持板2の方向に指向させ、2本のねじ4
3,43を挿通孔41,41に挿通させ、ストッパ部材
4が矢印A−B方向に移動可能な程度に、ねじ43,4
3を第2の支持板3のねじ孔35a,35bに一部を螺
合させて仮締めする。次いで、第1の支持板2の取付片
21の挿通孔22A,22Bに挿通した締結手段として
のねじ27,27を、第2の支持板3のねじ孔33A,
33Aに螺合させる。したがって、第2の支持板3が第
1の支持板2と直交、すなわち水平状態となるようにし
て、第1の支持板2の取付片21に取り付けられ、第1
および第2の支持板2,3が一体化されることにより取
付用ブラケット1が形成される。
ト1の第2の支持板3の基板31を、図3に示すよう
に、固定部6の上面部に対接させ、ねじ61,61を挿
通孔34B,34Bから挿通させて固定部6にねじ込む
ことにより、取付用ブラケット1を固定部6の上面部に
固定する。次いで、カードリーダ5を第1の支持板2に
沿って下方に移動させることにより、カードリーダ5の
凹部54,55に第1の支持板2のフック部24,25
を係入させ、フック部24,25によってカードリーダ
5を支承させる。
ッパ部材4を、挿通孔41,41をねじ43,43によ
ってガイドするようにして、矢印A方向に移動させ、舌
片42を第1の支持板2の窓26に挿通させ、カードリ
ーダ5の凹部54内に係入する。この状態で、ねじ4
3,43を第2の支持板3のねじ孔35a,35bにね
じ込んで本締めすることにより、ストッパ部材4によっ
てカードリーダ5が上方に移動するのが規制されるの
で、カードリーダ5は第1の支持部材2に上方への抜け
が規制されて取り付けられる。
ードリーダ5の保守点検を行う場合には、ねじ43,4
3の螺合を緩め、ストッパ部材4を矢印B方向に移動さ
せると、ストッパ部材4の舌片42がカードリーダ5の
凹部54との係入が解除されるので、カードリーダ5を
上方に移動することにより、第1の支持板2から取り外
すことができる。このように、カードリーダ5の取付
け、取外しの作業をストッパ部材4の移動によって行え
ることにより、取付け、取外しの作業が容易になるので
保守点検の作業性が向上する。
ーダ5の向きを例えば角度αだけ変更したい場合には、
ねじ27,27の螺合を緩め、一方の取付片21Aを、
挿通孔22Aをねじ27によってガイドするようにし
て、矢印B方向に移動させ、他方の取付片21Bを、挿
通孔22Bをねじ27によってガイドするようにして、
矢印A方向に移動させる。ねじ27,27を螺合させる
ことにより、第1の支持板2を第2の支持板3に固定す
る。この場合、第1の支持板2と第2の支持板3の折曲
部32との間に間隔が発生するので、ストッパ部材4の
舌片42がカードリーダ5の凹部54との係入を解除さ
れることがある。したがって、ねじ43,43の螺合を
緩め、ストッパ部材4を矢印A方向に移動させ、舌片4
2をカードリーダ5の凹部54に挿入し、ねじ43,4
3を再び螺合させる。このように、操作者の使いやすい
ように、カードリーダ5の取付角度αを変えることがで
きるから使い勝手が向上する。
比較的小さく形成されている場合における第2の固定方
法を説明する。この第2の固定方法では、取付用ブラケ
ット1を形成するために、第2の支持板3に第1の支持
板2を取り付ける構造は、上述した第1の固定方法と何
ら変わることはない。同図に示すように、この第2の固
定方法では、固定部7の上面に取付用ブラケット1の第
2の支持板3を対接させ、ねじ71,71を固定部7に
貫通形成した挿通孔(図示せず)に挿通させ、第2の支
持板3のねじ孔33B,33Bに螺合させることによ
り、取付用ブラケット1を固定部7に固定する。
の正面部に取付用ブラケット1を固定する第3の固定方
法を説明する。図6に示すように、第2の支持板3を水
平面内において約180°回動させ、第2の支持板3の
折曲部32を第1の支持板2から離間させ、ねじ孔33
B,33Bが設けられた第2の支持板3の他端側を第1
の支持板2に近接させる。
挿通孔41,41に挿通させ、ストッパ部材4が矢印A
−B方向に移動可能な程度に、ねじ43,43を第2の
支持板3のねじ孔35c,35bに一部を螺合させて仮
締めする。次いで、第1の支持板2の取付片21の挿通
孔22A,22Bに挿通したねじ27,27を、第2の
支持板3のねじ孔33B,33Bに螺合させることによ
り、第1および第2の支持板2,3が一体化されて取付
用ブラケット1が形成される。
ト1の第2の支持板3の折曲部32を、図7に示すよう
に、固定部6の正面部に対接させ、ねじ61,61を折
曲部32の挿通孔34A,34Aから挿通させて固定部
6にねじ込むことにより、取付用ブラケット1を固定部
6の正面部に固定する。次いで、カードリーダ5を第1
の支持板2に沿って下方に移動させることにより、カー
ドリーダ5の凹部54,55に第1の支持板2のフック
部24,25を係入させ、フック部24,25によって
カードリーダ5を支承させる。
移動させ、カードリーダ5の凹部54内に係入し、ねじ
43,43を第2の支持板3のねじ孔35b,35cに
ねじ込んで本締めすることにより、カードリーダ5は第
1の支持部材2に上方への抜けが規制されて取り付けら
れる。
によって、第1ないし第3の3通りの固定方法に適用す
ることができるから、多種類のブラケットの在庫管理が
不要になるので、ブラケットの在庫管理の負担を軽減す
ることができる。また、多種類のブラケットを製造する
必要がないから、製造コストを低減することもできる。
ト1によって固定部6,7に固定する電子機器をカード
リーダ5としたが他の電子機器としてもよい。また、第
2の支持板3の折曲部32を基板31に直角に折り曲げ
形成したが、必ずしも直角に折り曲げ形成することはな
く、固定部6,7の態様に対応させて所定の角度に折り
曲げ形成すればよい。
明によれば、ブラケットの在庫管理の負担が軽減される
というばかりでなく、製造コストを低減することができ
る。
機器の取付角度を変えることができるから使い勝手が向
上する。
機器の取り外しが容易なので、保守点検の作業性が向上
する。また、電子機器の向きを変えてもストッパ部材を
移動させることにより、取付用ブラケットから電子機器
の抜けを確実に規制することができる。
す斜視図である。
部に取り付けられるカードリーダの外観を示し、同図
(a)は正面から視た斜視図、同図(b)は背面から視
た斜視図である。
1の固定方法で取り付けた状態を示す斜視図である。
ドリーダを固定部に第1の固定方法で取り付けた状態を
示す上面図であって、同図(a)はカードリーダを正面
に向けた状態を示し、同図(b)はカードリーダを正面
から角度を付与して取り付けた状態を示す。
2の固定方法で取り付けた状態を示す斜視図である。
3の固定方法で取り付ける状態における取付用ブラケッ
トを分解して示す斜視図である。
3の固定方法で取り付けた状態を示す斜視図である。
支持板、4…ストッパ部材、5…非接触型ICカードリ
ーダ、6,7…固定部、21A,21B…折曲片、22
A,22B…挿通孔、24,25…フック部、26…
窓、31…基板、32…折曲部、33A,33B…ねじ
孔、34A,34B…挿通孔、35a,35b,35c
…ねじ孔、41…挿通孔、42…舌片、53…支承部、
54,55…凹部。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子機器を固定部に取り付けるための取
付用ブラケットであって、電子機器が取り付けられる第
1の支持板と、この第1の支持板が取り付けられ、かつ
前記固定部に固定される第2の支持板とからなり、前記
第2の支持板を、基板と、この基板に折曲形成された折
曲部とによって形成し、この第2の支持板を前記第1の
支持板に取付箇所を変えて取り付けることにより、前記
基板と折曲部とのいずれか一方を固定部に選択的に固定
したことを特徴とする取付用ブラケット。 - 【請求項2】 請求項1記載の取付用ブラケットにおい
て、前記第1の支持板の幅方向に一対の取付片を設け、
この取付片に設けた挿通孔のそれぞれに挿通した一対の
締結手段によって第1の支持板を前記第2の支持板に取
り付け、前記挿通孔を前記第1の支持板と直交する方向
に長軸を有する長穴に形成したことを特徴とする取付用
ブラケット。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の取付用ブラケッ
トにおいて、前記第1の支持板に電子機器を支承する断
面L字状に形成したフック部を設けるとともに、このフ
ック部に支承された電子機器の係入部に係入および係入
解除自在なストッパ部材を設け、このストッパ部材を前
記第2の支持板に挿抜方向に取付位置を変えて固定可能
としたことを特徴とする取付用ブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002141148A JP4010182B2 (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 取付用ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2003332758A true JP2003332758A (ja) | 2003-11-21 |
JP4010182B2 JP4010182B2 (ja) | 2007-11-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105260689A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-01-20 | 常州武进长城工具有限公司 | 方便使用的汽车刷卡装置 |
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-
2002
- 2002-05-16 JP JP2002141148A patent/JP4010182B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7380281B2 (ja) | 2020-02-07 | 2023-11-15 | 沖電気工業株式会社 | 電子機器取付構造 |
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