JPH08254094A - 推進工法における転石除去方法 - Google Patents
推進工法における転石除去方法Info
- Publication number
- JPH08254094A JPH08254094A JP5581195A JP5581195A JPH08254094A JP H08254094 A JPH08254094 A JP H08254094A JP 5581195 A JP5581195 A JP 5581195A JP 5581195 A JP5581195 A JP 5581195A JP H08254094 A JPH08254094 A JP H08254094A
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- boulder
- ground
- propulsion
- jacking
- muddy water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 推進工事における前方の障害となる転石を下
方に移動させ、隣接地盤、家屋に影響を及ぼすことな
く、安全に効率よく短時間に推進工事を行うことができ
る推進工事における転石除去方法を提供する。 【構成】 推進工法において泥水推進中に泥水推進機械
１が転石２に当り、推進掘削ガ不可能となったとき、前
記転石の下部地盤に、ボーリング機４のジェット用ロッ
ド４ａを介して高濃度の液を高圧噴射して同下部地盤を
弛めるとともに、ボーリング機３のボーリングロッド３
ａを介して外圧Ｐを加えて転石２を下方に移動せしめ
る。
方に移動させ、隣接地盤、家屋に影響を及ぼすことな
く、安全に効率よく短時間に推進工事を行うことができ
る推進工事における転石除去方法を提供する。 【構成】 推進工法において泥水推進中に泥水推進機械
１が転石２に当り、推進掘削ガ不可能となったとき、前
記転石の下部地盤に、ボーリング機４のジェット用ロッ
ド４ａを介して高濃度の液を高圧噴射して同下部地盤を
弛めるとともに、ボーリング機３のボーリングロッド３
ａを介して外圧Ｐを加えて転石２を下方に移動せしめ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は推進工事において泥水推
進中、転石に当り、推進掘削ができなくなった場合にお
ける転石の除去方法に係るものである。
進中、転石に当り、推進掘削ができなくなった場合にお
ける転石の除去方法に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような場合、立坑を築造して
同立坑によって転石を取り除き、推進掘削していた。
同立坑によって転石を取り除き、推進掘削していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来工法において
は立坑の築造に伴い、地面に開口部分が生じ、交通障害
を生起し、近隣に支障を招来する。また推進深さが深い
と、立坑築造に伴う近接の地盤沈下を伴い補償問題が生
じる。立坑築造に伴い、架空線、地下埋設物の移動が生
じ、また立坑の築造によるヒービング、ボイリングの対
策検討が必要である。
は立坑の築造に伴い、地面に開口部分が生じ、交通障害
を生起し、近隣に支障を招来する。また推進深さが深い
と、立坑築造に伴う近接の地盤沈下を伴い補償問題が生
じる。立坑築造に伴い、架空線、地下埋設物の移動が生
じ、また立坑の築造によるヒービング、ボイリングの対
策検討が必要である。
【０００４】更にまた地層が腐蝕土層等の場合、地下水
を排水することによって地下水位が低下し、圧密沈下が
生じることがある。本発明は前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところ
は、推進工事前方の障害となる転石を下方に移動させ、
隣接地盤、家屋に影響を与えることなく、安全に効率よ
く短期間に推進工事を行うことができる推進工事におけ
る転石除去方法を提供する点にある。
を排水することによって地下水位が低下し、圧密沈下が
生じることがある。本発明は前記従来技術の有する問題
点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところ
は、推進工事前方の障害となる転石を下方に移動させ、
隣接地盤、家屋に影響を与えることなく、安全に効率よ
く短期間に推進工事を行うことができる推進工事におけ
る転石除去方法を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る推進工法における転石除去方法によれ
ば、推進工法において泥水推進中に転石に当り、推進掘
削が不可能となったとき、前記転石の下部地盤に高濃度
の液を高圧噴射して同下部地盤を弛めるとともに、転石
に外的圧力を加えて下方に移動せしめるものである。
め、本発明に係る推進工法における転石除去方法によれ
ば、推進工法において泥水推進中に転石に当り、推進掘
削が不可能となったとき、前記転石の下部地盤に高濃度
の液を高圧噴射して同下部地盤を弛めるとともに、転石
に外的圧力を加えて下方に移動せしめるものである。
【０００６】請求項２の発明は、前記転石下部外周にお
ける弛み部分が隣接部に影響を及ぼさない範囲内に空洞
固結体を作り地盤を保持するように構成されている。
ける弛み部分が隣接部に影響を及ぼさない範囲内に空洞
固結体を作り地盤を保持するように構成されている。
【０００７】
【作用】本発明によれば前記したように掘進工法におい
て泥水掘進中、掘進機が掘進路線上にある転石に当り、
それ以上の推進掘削ができなくなったとき、転石の下部
地盤に高濃度の液を高圧噴射することによって、同下部
地盤の組織を破壊して同地盤に人為的空洞を形成し、更
に前記転石に外的圧力を加えることによって同転石は下
方に移動し、爾後、引続き支障なく泥水掘進が行なわれ
る。
て泥水掘進中、掘進機が掘進路線上にある転石に当り、
それ以上の推進掘削ができなくなったとき、転石の下部
地盤に高濃度の液を高圧噴射することによって、同下部
地盤の組織を破壊して同地盤に人為的空洞を形成し、更
に前記転石に外的圧力を加えることによって同転石は下
方に移動し、爾後、引続き支障なく泥水掘進が行なわれ
る。
【０００８】請求項２の発明によれば、前記転石の下部
地盤の弛み部分の一定範囲内に空洞固結体を作り、隣接
地盤、同隣接地盤上の構造物に影響を及ぼすことなく、
掘進機による泥水推進を続行しうるものである。
地盤の弛み部分の一定範囲内に空洞固結体を作り、隣接
地盤、同隣接地盤上の構造物に影響を及ぼすことなく、
掘進機による泥水推進を続行しうるものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。１は泥水推進機械で、地中推進工事における泥水推
進中、掘進路上の転石２に当り、推進掘削が続行できな
くなったとき、障害物となる転石調査と地層調査をボー
リング機３，４によってボーリングを行うことによって
行ない、前記転石の位置、大きさ及び地層を確認する。
る。１は泥水推進機械で、地中推進工事における泥水推
進中、掘進路上の転石２に当り、推進掘削が続行できな
くなったとき、障害物となる転石調査と地層調査をボー
リング機３，４によってボーリングを行うことによって
行ない、前記転石の位置、大きさ及び地層を確認する。
【００１０】例えば同転石は砂岩で１００〜３００ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 、大きさは約１５００×８００×８００ｍｍ
と想定し、位置は前記泥水推進機械１の前方にあると想
定する。図中３ａはボーリングロッド、４ａはジェット
用ロッドである。而して前記ジェット用ロッド４ａを介
して高濃度のベントナイト液と空気との混合体を転石２
の下部地盤に高圧噴射して、同地盤の組織を破壊して人
為的空洞５を作り、更にボーリング機３のボーリングロ
ッド３ａを介して転石２に外的圧力Ｐを加えることによ
って同転石２を２′に示すように下方に移動させる。
ｆ／ｃｍ2 、大きさは約１５００×８００×８００ｍｍ
と想定し、位置は前記泥水推進機械１の前方にあると想
定する。図中３ａはボーリングロッド、４ａはジェット
用ロッドである。而して前記ジェット用ロッド４ａを介
して高濃度のベントナイト液と空気との混合体を転石２
の下部地盤に高圧噴射して、同地盤の組織を破壊して人
為的空洞５を作り、更にボーリング機３のボーリングロ
ッド３ａを介して転石２に外的圧力Ｐを加えることによ
って同転石２を２′に示すように下方に移動させる。
【００１１】この場合、この際超高圧噴流水のまわりに
空気を沿わせ、空気と噴流水との混合体が転石２に衝突
して土粒子を粉砕すると同時に噴流水のはね返りによっ
て土粒子を移動させる一方、空気はジェット用ロッド４
ａを伝って地上に逃げていき、空気及び切削された土粒
子が地上に排出され、（図１参照）前記したように人為
的空洞５が形成され、且つ高濃度ベントナイト液で仮固
結体が形成され地盤が保持される。
空気を沿わせ、空気と噴流水との混合体が転石２に衝突
して土粒子を粉砕すると同時に噴流水のはね返りによっ
て土粒子を移動させる一方、空気はジェット用ロッド４
ａを伝って地上に逃げていき、空気及び切削された土粒
子が地上に排出され、（図１参照）前記したように人為
的空洞５が形成され、且つ高濃度ベントナイト液で仮固
結体が形成され地盤が保持される。
【００１２】なお前記推進機械１が掘削作業中に沈下し
ないように、高濃度の薬液注入によって、ベントナイト
液と置換し、空洞を定着固定させ、推進掘削を継続す
る。
ないように、高濃度の薬液注入によって、ベントナイト
液と置換し、空洞を定着固定させ、推進掘削を継続す
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば推進工法において泥水推
進中に転石に当り、推進掘削が不可能となったとき、前
記転石の下部地盤に高濃度の液を高圧噴射して転石下部
の地盤を弛め、且つ同転石に外的圧力を加えることによ
り同転石を下方に移動せしめ、従来の如き転石除去用の
立坑を不要ならしめ、交通障害、架空線、埋設物等の施
工地域の条件に影響されることなく、施工できる。
進中に転石に当り、推進掘削が不可能となったとき、前
記転石の下部地盤に高濃度の液を高圧噴射して転石下部
の地盤を弛め、且つ同転石に外的圧力を加えることによ
り同転石を下方に移動せしめ、従来の如き転石除去用の
立坑を不要ならしめ、交通障害、架空線、埋設物等の施
工地域の条件に影響されることなく、施工できる。
【００１４】また腐蝕土層、シルト層、砂層の互層より
なる施工範囲の弛み範囲を限定して施工でき、隣接家
屋、地盤等への影響をなからしめ、地域住民への不安感
を解消しうるものであり、更に作業スペース、作業範囲
が少なくなり、作業性、安全性が向上し、工期の短縮が
図られる。請求項２の発明は前記転石下部外周における
地層の弛み部分が隣接地盤に影響を与えない範囲内で空
洞固結体が作られ、地盤が保持されることによって、周
辺地盤への悪影響が防止されるものである。
なる施工範囲の弛み範囲を限定して施工でき、隣接家
屋、地盤等への影響をなからしめ、地域住民への不安感
を解消しうるものであり、更に作業スペース、作業範囲
が少なくなり、作業性、安全性が向上し、工期の短縮が
図られる。請求項２の発明は前記転石下部外周における
地層の弛み部分が隣接地盤に影響を与えない範囲内で空
洞固結体が作られ、地盤が保持されることによって、周
辺地盤への悪影響が防止されるものである。
【図１】本発明に係る推進工法における転石除去方法の
一実施例の実施状況を示す縦断面図である。
一実施例の実施状況を示す縦断面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】泥水推進機械と転石との関係を示す平面図であ
る。
る。
【図４】図３の正面図である。
【図５】図３の側面図である。
１ 泥水推進機械 ２ 転石 ３ ボーリング機 ３ａ ボーリングロッド ４ ボーリング機 ４ａ ジェット用ロッド ５ 人為的空洞 ６ ジェット機械
Claims (2)
- 【請求項１】 推進工法において泥水推進中に転石に当
り、推進掘削が不可能となったとき、前記転石の下部地
盤に高濃度の液を高圧噴射して同下部地盤を弛めるとと
もに、転石に外的圧力を加えて下方に移動せしめること
を特徴とする推進工法における転石除去方法。 - 【請求項２】 前記転石下部外周における弛み部分が隣
接部に影響を及ぼさない範囲内に空洞固結体を作り地盤
を保持する請求項１記載の推進工法における転石除去方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5581195A JPH08254094A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 推進工法における転石除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5581195A JPH08254094A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 推進工法における転石除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08254094A true JPH08254094A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13009320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5581195A Pending JPH08254094A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 推進工法における転石除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08254094A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107060800A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-08-18 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种盾构施工孤石处理施工方法 |
| CN112647955A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-04-13 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种开挖盲区预处理方法及隧道掘进施工方法 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP5581195A patent/JPH08254094A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107060800A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-08-18 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种盾构施工孤石处理施工方法 |
| CN112647955A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-04-13 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种开挖盲区预处理方法及隧道掘进施工方法 |
| CN112647955B (zh) * | 2020-12-04 | 2021-12-03 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种开挖盲区预处理方法及隧道掘进施工方法 |
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