JPH08253508A - 重合反応器内の蓄積物抑制剤およびその製造方法 - Google Patents

重合反応器内の蓄積物抑制剤およびその製造方法

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JPH08253508A
JPH08253508A JP7302838A JP30283895A JPH08253508A JP H08253508 A JPH08253508 A JP H08253508A JP 7302838 A JP7302838 A JP 7302838A JP 30283895 A JP30283895 A JP 30283895A JP H08253508 A JPH08253508 A JP H08253508A
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general formula
compound
accumulation inhibitor
solution
accumulation
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キム・ヨンウック
Il Won Kim
キム・イルウォン
Yon Kyu Kim
キム・ヨンキュ
Ho Youn Won
ウォン・ホヨン
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    • C08F2/00Processes of polymerisation
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    • C08F2/00Processes of polymerisation
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • C08F14/04Monomers containing two carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビニル単量体の重合反応の際に反応器内部に
蓄積物が生成されるのを抑制するための抑制剤の提供。 【解決手段】 式: 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ビニルハライドま
たは芳香族基を持つビニル単量体の重合反応の際、重合
反応器内部に生成され色々の問題を引き起こす蓄積物の
生成を防止するための下記一般式(I)で示される蓄積物
抑制剤に関するものである。
【化5】 [上記式中、pは1または2であり、XおよひYはそれ
ぞれ独立に水素、C1−C4のアルキルまたはC1−C4
アルコキシを示し、Mは水素、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属イオンを示し、Rは水素またはC1−C3
アルキルを示し、上記蓄積物抑制剤の数平均分子量(M
n)は1000以上である]
【0002】更に本発明は、上記一般式(I)の蓄積物抑
制剤の製造方法、この蓄積物抑制剤で重合反応器内部を
塗布することによって蓄積物生成を抑制する方法およ
び、このような塗布膜を含有する反応器内でビニルハラ
イドまたは芳香族基を持つビニル単量体を重合させる方
法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般的に重合反応器内の水性媒体下で塩
化ビニル単量体を単独重合させるか、あるいは他の単量
体と共重合させる場合、重合反応器内部の金属表面に生
成される蓄積物は効率的な熱伝達を妨害するので工程の
安定度を低下させるばかりでなく、異物質またはフィッ
シュアイ(fish eye)の原因となることによって製品の
品質を低下させる直接的な原因になることもある。
【0004】かかる問題を解決するために従来には反応
器内部を直接掃除するか、あるいは圧力水を利用して掃
除してきたが、このような方法は原価上昇および生産性
低下の原因になることもある。
【0005】従って、反応器内蓄積物の生成自体を防止
してかかる問題点を解決するため蓄積物生成防止機能を
持つ化合物が研究され、その結果が特開昭56−783
88号およびヨーロッパ公開特許第52,421号に開
示されている。
【0006】特開昭56−78388号は芳香族アルデ
ヒドおよびフェノールを重合させた蓄積物抑制用縮合物
に言及しているが、この縮合物は単量体相(monomer ph
ase)や溶媒相(medium phase)に対する溶解度が大きい
ので重合反応中反応溶液内に溶解されて出てその機能を
充分に行うことができないし、却って反応液中の不純物
として作用する可能性が大きい問題点があり、またアル
カリ性または水性媒体や水溶性開始剤を反応中に使用す
る場合には蓄積物生成抑制力が低下される。かかる問題
点を解決するため蓄積抑制用縮合物に架橋結合性を付与
してみても、やはり蓄積物生成抑制力においてこれとい
う改善を示すことができなかった。しかも、縮合物抑制
剤塗布液の製造の際メタノール、エタノール、ジメチル
ホルムアミド(DMF)、エチルアセテート等の有機溶媒
を使用するので、廃水中のCOD(化学的酸素要求量)を
高めることによって環境汚染問題を発生させ、作業者の
作業環境が悪化される問題がある。
【0007】一方、ヨーロッパ特許公報第52,421
号において優秀な蓄積物生成抑制力を示す水溶性蓄積物
抑制剤として、1−ナフトルとホルムアルデヒドの縮合
物およびその製造方法について記述している。しかし、
この縮合物はサイクリックトリマーまたはテトラマーの
混合物のように分子量の小さい化合物であるので、重合
反応中反応溶液(medium)内に溶け出て、その効果に限界
があり得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決することによって優秀な蓄積物抑制活性を
持つ物質を開発することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、化合物の
化学的構造および分子量に焦点を合わせて鋭意研究した
結果、上記一般式(I)の縮合物をビニル系単量体の重合
反応の際重合反応器内部に塗布し蓄積物抑制用として使
用すればかかる目的が達成できること見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は上記一般式(I)で示さ
れる新規な蓄積物抑制剤およびその製造方法を提供する
ものである。
【0011】更に本発明は、上記一般式(I)の蓄積物抑
制剤を重合反応器内部に塗布することによって蓄積物生
成を抑制する方法および、このような塗布膜を含有する
反応器内でビニルハライドまたは芳香族基を持つビニル
単量体を重合させる方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成をより詳しく
説明する。本発明は下記一般式(I)で示される蓄積物抑
制剤に関するものである。
【化6】 [上記式中、pは1または2であり、XおよびYはそれ
ぞれ独立に水素、C1−C4のアルキルまたはC1−C4
アルコキシを示し、Mは水素、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属イオンを示し、Rは水素またはC1−C3
アルキルを示し、上記蓄積物抑制剤の数平均分子量(M
n)は1000以上である]
【0013】上記一般式(I)の縮合物は既に言及した通
り数平均分子量が1000以上であり、特に分子量が1
000以下であるものを30%未満に含有する。また、
一般式(I)の縮合物においてMが水素であるものと金属
イオンであるものとの比率は、全体を1.0とする時、
0.9−0.6:0.1−0.4のモル比を示す。
【0014】しかも、本発明の縮合物抑制剤は水溶性で
ありながら架橋結合性が完全に排除され水溶液上の溶解
度が増加され、これによって蓄積物抑制剤塗布液を水溶
液に製造して使用するので既存の抑制剤に比べて環境汚
染性が少ないし、人体に対する有毒性も殆ど排除され
た。また、本発明の縮合物抑制剤は分子量が増大された
ので何らの問題点なしに蓄積物生成に対する抑制力が既
存の物質に比べて大いに向上された。
【0015】一方、上記一般式(I)の蓄積物抑制剤は、
下記反応図式1に従って下記一般式(II)の化合物を酸
または塩基触媒の存在下で下記一般式(III)のアルデ
ヒドと重縮合させ下記一般式(I')または(I")の前駆体
を製造し、酸性またはアルカリ性溶液を利用して前駆体
のpHを9ued13の範囲に調節することによって得
られる。
【0016】反応図式1
【化7】 [上記式中、p、X、Y、MおよびRは前述の通りであ
り、M'はアルカリ金属またはアルカリ土類金属イオン
を示す]
【0017】一般式(II)化合物と一般式(III)化合
物の重縮合反応は、溶液重合または塊状重合の方式で酸
または塩基触媒の存在下で60ないし150℃、好まし
くは80ないし120℃の反応温度にて便利に行うこと
ができる。しかし、塩基性触媒下においては縮合重合体
を定量的に得るには反応時間が多少長くかかり、分子量
が少ないものが得られる。一方、酸触媒の存在下で反応
を行う場合には反応時間が速く、分子量が相対的に大き
い縮合重合体を定量的に得ることができる長所がある。
従って、酸触媒の存在下で進行させるのが好ましい。
【0018】上記反応において使用することのできる触
媒として酸触媒の場合には塩酸、硫酸、硝酸、燐酸また
は酢酸等が好ましく挙げられ、塩基性触媒としてはアル
カリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、好ましくは水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムが挙げられる。酸
触媒を利用する場合、溶液重合反応において出発物質
(II)に対して酸触媒を0.2ないし3モル倍量使用
し、好ましくは0.5ないし2モル倍量使用し、塊状重
合反応においては出発物質(II)に対し0.01ないし
0.2モル倍量、好ましくは0.01ないし0.1モル倍
量使用する。塩基を触媒で使用する場合には同様の化合
物を基準とする時2ないし6モル倍量、好ましくは3な
いし5モル倍量使用する。かかる比率で触媒を使用する
ことによって分子量が大きく、蓄積物生成抑制力が更に
優秀であって、架橋結合による網状構造前駆体((I')
または(I")のアルカリ性溶液に対する溶解度および酸
性溶液での溶解度特性を検査して定性的に決定する)が
形成されていない純粋な前駆体を得ることができる。
【0019】一方、一般式(I')または(I")の前駆体自
体では目的とする蓄積物抑制力を示すことができない
し、必ずこれを本発明の一般式(I)の蓄積物抑制剤形態
で活性化させる過程を経なければならない。すなわち、
先に得られた前駆体を反応溶液で分離した後、酸触媒下
で反応を行った場合にはMが全部水素である状態で存在
するのでアルカリ性溶液で処理して一定比率の金属イオ
ンが存在するようにし、塩基存在下で反応を進行させた
場合には金属イオンを、一部水素で置換するため酸性溶
液で処理する。この際、使用可能なアルカリ性物質およ
び酸性物質は上記酸および塩基触媒に対して言及したも
のと同様である。
【0020】本発明の蓄積物抑制剤溶液のpH範囲は9
ないし13に調節するのが好ましいが、pH9未満であ
る場合には蓄積物抑制剤の溶解度が低下され抑制効果を
示すことができないし、pH13を越える場合には溶解
度は高いが重合反応器内部に塗布された蓄積物抑制剤が
重合反応の途中に重合水に溶解されてしまうので、その
機能をよく発揮することができないためである。本発明
の蓄積物抑制剤塗布液は特にpH11ないし12の範囲
において金属表面に対して好ましい塗布特性を示した。
【0021】上記反応図式1において出発物質で使用さ
れた一般式(II)の化合物中でも好ましい化合物は、p
が1である場合にアルコキシ基がフェノール環の2−ま
たは4−位に置換されるか、あるいはpが2である場合
にアルキルまたはアルコキシ基が2−,5−または6−
位中いずれかの位置に置換されたものである。特に好ま
しい化合物としては4−メトキシフェノール、4−エト
キシフェノール、2−メトキシフェノール、2−エトキ
シフェノール、2−メチルレゾルシノールおよび5−メ
チルレゾルシノール等が挙げられる。
【0022】反応物質である一般式(III)化合物の好
ましい例としてはホルムアルデヒドまたはアセトアルデ
ヒドが挙げられ、これらは出発物質(II)に対して0.
8ないし1.2倍量、好ましくは0.95ないし1.05
モル倍量使用する。
【0023】上記の説明のような反応を通じて得られた
本発明の一般式(I)の蓄積物抑制剤は、その分子構造を
NMRおよびIRで分析してみた結果、ノボラック形態
で示された。
【0024】一方、本発明は一般式(I)の蓄積物抑制剤
で重合反応器内部を塗布することによって蓄積物生成を
抑制する方法および、このように反応器内部面に塗布膜
を形成させることを特徴としてビニルハライドまたは芳
香族基を持つビニル単量体を重合する方法に関するもの
である。更に具体的に、本発明は水性懸濁溶液中で塩化
ビニルを始めとしたビニルハライドまたは芳香族基を持
つビニル単量体を重合させるにおいて、重合反応以前に
本発明の蓄積物抑制剤のアルカリ性溶液を利用して反応
器内部面に塗布膜を形成することによって重合反応器内
の蓄積物生成を顕著に抑制させることのできる方法にに
関するものである。
【0025】上記のように適当なpHで調節すると同時
に、本発明の蓄積物抑制剤溶液は固形分を基準にして
0.05ないし30重量%、好ましくは0.5ないし10
重量%濃度の溶液で製造し、これを重合反応器内部面に
塗布することによって塩化ビニルを包含した単量体の重
合反応に利用する。この際、抑制剤溶液は水溶液状で製
造することもできるが、メタノール、エタノール、エチ
ルアセテートまたはアセトン等の有機溶媒に溶解させ使
用する場合にも水溶性溶液と比較して余り性能に差異が
ない。
【0026】本発明では上記蓄積物抑制剤を、それ自体
で、または任意の追加成分、例えば保護コロイドおよび
非イオン性消泡剤から選択された1種以上の物質と配合
された状態で使用することができる。保護コロイドの例
としては、ポリビニルアルコール、セルロースエーテ
ル、ポリビニルピロリジン、ビニルアセテート−マレイ
ン酸無水物共重合体、澱粉またはゼラチン等が挙げられ
るが、これらは蓄積物抑制剤の金属面に対する接着性を
増加させる役割をする。また、非イオン性消泡剤の例と
しては、ポリエチレングリコール、アラビアゴム、ガッ
チゴム(ghatti gum)またはヒドロキシアルキル化ゴム
等が挙げられ、これらは蓄積物抑制剤溶液中の気泡生成
を防止する効果がある。これらの追加成分は蓄積物抑制
剤溶液に対して20重量%未満、好ましくは1ないし1
0重量%の配合比で使用する。
【0027】蓄積物抑制剤溶液を重合反応器内部に塗布
する方法にいかなる制限があるものではないが、通常ス
プレー方法を利用するのが好ましく、重合反応器内部表
面積(m2)に対して0.1ないし5gの量で塗布する。塗布
後40ないし100℃まで加熱して塗布液の水分を蒸発
させて塗布膜を乾燥させた後に水洗する過程を経るが、
必要によっては水洗後更に乾燥させる工程を行う。ここ
で水洗過程が要求される理由は、この段階を通じてアル
カリ性塗布体溶液が水素化反応を通じて不溶性である塗
布体に変化されることによって塗布特性を向上させるた
めである。また、水洗後再乾燥させ使用する場合には一
層優秀な蓄積物抑制力および塗布特性を示すようにな
る。
【0028】本発明の蓄積物抑制剤を利用して重合反応
器内部に塗布膜を形成させると重合反応器内部の蓄積物
生成を防止することになって次の色々の効果をもたら
す。すなわち、重合反応を通じて生成されたPVC製品
のフィッシュアイが減少されてその品質が大いに向上さ
れ、蓄積物生成が抑制されることによって重合反応後反
応槽内部の蓄積物の除去をしなくても連続重合が可能と
なり、蓄積物除去時間が短縮されることによって生産性
の向上は勿論蓄積物除去に必要な一般装備および人力が
節減される。また、蓄積物抑制剤塗布液を製造する段階
で有機溶剤を使用しないようになって環境汚染を防止す
ることができるだけでなく、有毒性を減少させて作業者
の作業安全性を向上することができるようになった。
【0029】
【実施例】以下、本発明を下記実施例によってより詳し
く説明するが、本発明の技術的範囲がこれらの実施例に
よって何ら制限されるものではない。他の言及がない限
り下記実施例において全ての部は重量部を意味し、Mn
は数平均分子量を意味し、Mwは重量平均分子量を意味
する。
【0030】実施例1:還流冷却器、温度計、滴下漏斗
および撹拌機が装置されている10 l容量の5口ガラス
反応器にパラメトキシフェノール2.48kg(20モ
ル)、イオン交換水5 lおよび35重量%塩酸水溶液2.
03 l(塩酸基準に20モル)を加えて徐々に撹拌させな
がら昇温させた。80℃に到達すると滴下漏斗を通じて
3時間にわたって37℃ホルムアルデヒド水溶液1.6
2kg(20モル)を徐々に滴加した後、未反応物を完全に
反応させるため更に2時間還流冷却下で反応させた。温
度を徐々に下げながら2時間激しく撹拌させた後濾過し
て固体状の前駆体(Mn:1691,Mw:5943)を定量
的に2.72kg得た。水酸化ナトリウム76gが溶解され
ている水溶液3 lに上記で得た前駆体1kgを添加して溶
解させた後、更に水を添加して固形分基準3重量%濃度
の本発明の蓄積物抑制剤溶液を製造した。この溶液は更
に稀釈させるか、あるいはそのまま使用することができ
るが、但し、最終溶液のpHは蓄積物抑制剤の含量に関
係なく11ないし12に維持させて使用した。
【0031】実施例2:酸触媒である塩酸をパラメトキ
シフェノールに対して0.2モル倍量使用し、ホルムア
ルデヒド滴加後4時間還流冷却下に反応させることを除
いては実施例1と同様の方法で実施して薄い蓬色の前駆
体(Mn:1404,Mw:6219)を定量的に得て、これ
から蓄積物溶液溶液を製造した。
【0032】実施例3:酸触媒である塩酸をパラメトキ
シフェノールに対して3モル倍量使用することを除いて
は実施例1と同様の方法で実施して濃い蓬色の前駆体
(Mn:1770,Mw:19391)を定量的に得て、これ
から蓄積物抑制剤溶液を製造した。また、蓄積物抑制剤
溶液製造の際溶解されない部分があったのでこれを濾過
処理して除去した。
【0033】実施例4:塩基性触媒として水酸化ナトリ
ウム0.8kgを使用することを除いては実施例1と同様
の方法で実施し、過剰の塩酸水溶液中に析出させて褐色
の固体状前駆体1.632kg(収率:60%,Mn:135
0,Mw:1730)を得た。得られた前駆体1kgに水酸化
ナトリウム溶液を加えてpH11ないし12であり3重
量%である蓄積物抑制剤溶液を製造した。
【0034】実施例5:パラメトキシフェノールの代わ
りにパラエトキシフェノールを使用することを除いては
実施例1と同様に実施して前駆体(Mn:1830,Mw:7
110)を定量的に得て、これから蓄積物抑制剤溶液を
製造した。
【0035】実施例6:パラメトキシフェノールの代わ
りに2−エトキシフェノールを使用することを除いては
実施例1と同様に実施して前駆体(Mn:1120,Mw:2
350)を定量的に得て、これから蓄積物抑制剤溶液を
製造した。
【0036】実施例7:パラメトキシフェノールの代わ
りに2−メチルレゾルシノールを使用することを除いて
は実施例1と同様に実施して濃い紫色の前駆体(Mn:1
230,Mw:7320)を定量的に得て、これから蓄積物
抑制剤溶液を製造した。
【0037】実施例8:還流凝縮器を装備した10 l
ステンレススチル反応器にパラメトキシフェノール4kg
(32.3モル)、37%ホルムアルデヒド水溶液2.62
kg(32.3モル)および濃い硫酸76gを加えた後に密閉
させた。反応混合物の温度を95℃に上げて8時間塊状
重合反応を実施した結果、前駆体(Mn:1371,Mw:3
1720)を4.39kg得て、これから蓄積物抑制剤溶液
を製造した。
【0038】実施例9ないし16:ステンレススチルで
製造された40 l容量の重合反応器内部に実施例1ない
し8でそれぞれ製造された3重量%濃度の蓄積物抑制剤
溶液10mlをスプレー塗布した。塗布後70℃にて加熱
して塗布液を乾燥させて水200mlで水洗した後、更に
同温度で乾燥させた。本発明の蓄積物抑制剤で内部が塗
布された上記重合反応器等に塩化ビニル単量体(VCM)
100部、水160部、部分的に加水分解されたポリビ
ニルアセテート1,150ppm(VCM対比)および開始剤
でt−ブチルペルオキシネオデカノエート/ジ−3,5,
5−トリメチルヘキサノイルフェノキシド(1:1,w/w)
600ppm(VCM対比)を加えて58℃、8.5気圧の条
件下に重合反応させた。反応圧力が正常圧より0.5kg
/cm2程低下され転化率が約70%程度になると、この
際未反応VCMを回収して重合反応を中止させ、重合反
応器内部に生成された蓄積物を収去して重さを測定した
後その結果を表1に示した。
【0039】実施例17ないし24:重合反応器にVC
M100部、ビニルアセテート28部、イオン交換水1
60部、懸濁剤としてメチルセルロース(shineustu M
C−90)700ppm、ポリビニルピロリドン240ppm
およびソルビタンモノステアラート730ppm、開始剤
として2,2'−アゾビスイソブチロニトリル370ppm
を加えて60℃で実施例9ないし16と同様の方法で重
合反応を実施し、重合反応器内部の蓄積物を観察した結
果を表2に示した。
【0040】比較例1:本発明の蓄積物抑制剤溶液を重
合反応器内部に塗布しないことを除いては上記実施例9
ないし16と同様の方法で実施して重合反応を行い、そ
の結果は表1に示した。
【0041】比較例2:本発明の蓄積物抑制剤溶液を重
合反応器内部に塗布しないことを除いては上記実施例1
7ないし24と同様の方法で実施して重合反応を行っ
た。重合反応完了後反応器内部を観察した結果、内部面
に深刻の量の蓄積物が固く付着されていることがわか
り、蓄積物の量を定量的に測定した結果は表2に示し
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】実施例25:還流冷却器、注入装置および
撹拌機が装備されている100 l容量の金属反応器にパ
ラメトキシフェノール25kg、イオン交換水50 lおよ
び35重量%塩酸水溶液20.5 l(塩酸基準にパラメト
キシフェノールと同モル量)を加えて徐々に撹拌させな
がら昇温した。80℃に到達すると注入ポンプを利用し
て3時間にわたってパラメトキシフェノールと同モル量
のホルムアルデヒドを徐々に連続定量注入した。3時間
一層激しく撹拌し、更に3時間冷却下に続けて撹拌した
後、遠心分離装置を通じて固体状物質と水溶液を分離し
た。分離された粉末を60℃の乾燥器で8時間乾燥させ
濃い蓬色の前駆体(Mn:1670,Mw:6013)を定量
的に得た。実施例1と同様に溶解槽装置内において、上
記で得られた前駆体10kgにpH11ないし12となる
ように水酸化ナトリウム水溶液を加えて抑制剤含量を調
節することによって、3重量%濃度の蓄積物抑制剤溶液
を製造した。
【0045】実施例26:実施例25で製造した蓄積物
抑制剤溶液3 lで82m3容量の重合反応器内部をスプレ
ー塗布した後、70℃にて加熱して塗布液を乾燥させて
水200 lで水洗した後に更に同温度で乾燥させた。内
部が塗布された上記重合反応器に塩化ビニル単量体(V
CM)28,286kg、イオン交換水38,200kg、開
始剤として2,2'−アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル(ABVN)0.5kgおよびt−ブチルペルオキシ
ネオデカノエート3.7kg、懸濁剤としてポリビニルア
ルコール系化合物K−420(NipponGosei社製品)5.
7kgを加え、実施例9ないし16と同様の方法で重合反
応させた後観察した結果、重合反応器内部に蓄積物が全
く付着されていないし、その具体的な結果は表3に記載
した。
【0046】実施例27:実施例25で製造した3重量
%濃度の蓄積物抑制剤溶液2 lで20m3容量の重合反応
器内部をスプレー塗布した後、70℃にて加熱して塗布
液を乾燥させて水100 lで水洗した後、更に同温度で
乾燥させた。内部が塗布された上記重合反応器に塩化ビ
ニル単量体(VCM)4,840kg、ビニルアセテート単
量体1,060kg、イオン交換水11,000kg、懸濁剤
としてメチルセルロース系MC−903.42kgおよび
ポリビニルアルコール4.72kgを加えて実施例9ない
し16と同様の方法で重合反応させた後観察した結果、
実施例26と同様に重合反応器内部に蓄積物が全く付着
していなかった。
【0047】比較例3:撹拌機を装備した100 l金属
反応器にピロガロール(pyrogallol)10kg、ベンズアル
デヒド5.5kg、燐酸19kgおよびイオン交換水50 l
を加えた後、98℃で22時間重合反応を実施した。生
成物を脱水および乾燥させた後、乾燥された生成物50
0gを溶解槽に加えてここにジメチルホルムアミド2.8
l、アセトン500mlおよびイオン交換水140 lの混
合溶液を加え、公知の蓄積物抑制剤溶液を製造した。こ
の溶液10 lを実施例26と同様の方法で塗布させた後
にVCM重合反応を実施し、その結果を表3に記載し
た。
【0048】
【表3】 *Note:上記結果は毎回重合反応を実施した後、水によ
って高圧洗浄した後に観察した結果を総合したものであ
る。
【0048】上記表1、2および3の結果よりわかるよ
うに、蓄積物抑制剤を利用して塩化ビニルの重合反応を
行う場合には、蓄積物抑制剤を利用しない場合に比べて
蓄積物の生成抑制において大きい効果を示した。また、
同様に蓄積物抑制剤を使用するとしても既存の蓄積物抑
制剤(比較例3)に比べて本発明の蓄積物抑制剤が蓄積物
の生成抑制力において遥に優秀であり、特に重合反応回
数が増加する程その差異は更に明らかであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キム・イルウォン 大韓民国 キョンギド グンボシ サンボ ンドン ウルジアパート616−703 (72)発明者 キム・ヨンキュ 大韓民国 デジョンシ ユソング シンソ ンドン デリムアパート108−704 (72)発明者 ウォン・ホヨン 大韓民国 デジョンシ ユソング シンソ ンドン デリムアパート110−605

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される蓄積物抑制
    剤。 【化1】 [上記式中、 pは1または2であり、 XおよびYはそれぞれ独立に水素、C1−C4のアルキル
    またはC1−C4のアルコキシを示し、 Mは水素、アルカリ金属またはアルカリ土類金属イオン
    を示し、 Rは水素またはC1−C3のアルキルを示し、 上記蓄積物抑制剤の数平均分子量(Mn)は1000以上
    である]
  2. 【請求項2】 分子量が1000以下である低重合体を
    30%未満で含有することを特徴とする請求項1に記載
    の蓄積物抑制剤。
  3. 【請求項3】 Mが水素であるものと金属イオンである
    ものとの比率が、全体を1.0とする時0.9−0.6:
    0.1−0.4モル比であることを特徴とする請求項1に
    記載の蓄積物抑制剤。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の蓄積物抑制剤を製造す
    るための下記一般式(I')で示される前駆体。 【化2】 [上記式中、p,X,Y,Rおよび数平均分子量は請求項1
    で定義した通りである]
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の蓄積物抑制剤を製造す
    るための下記一般式(I")で示される前駆体。 【化3】 [上記式中、p,X,Y,Rおよび数平均分子量は請求項1
    で定義した通りであり、M'はアルカリ金属またはアル
    カリ土金属イオンを示す]
  6. 【請求項6】 下記一般式(II)の化合物を酸または塩
    基触媒の存在下で下記一般式(III)のアルデヒドと重
    縮合させ一般式(I')または(II")の前駆体を製造し、
    酸性またはアルカリ性溶液を利用して前駆体のpHを9
    ないし13に調節することを特徴とする下記一般式(I)
    の縮合物抑制剤の製造方法。 【化4】 [上記式中、p,X,Y,M,Rおよび数平均分子量は請求
    項1で定義した通りであり、M'は請求項5で定義した
    通りである]
  7. 【請求項7】 一般式(II)の化合物がnが1である場
    合にアルコキシ基がフェノール環の2−または4−位に
    置換されるか、nが2である場合にアルキルまたはアル
    コキシ基が2−,5−または6−位中いずれかの位置に
    置換されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 一般式(II)の化合物が4−メトキシフ
    ェノール、4−エトキシフェノール、2−メトキシフェ
    ノール、2−エトキシフェノール、2−メチルレゾルシ
    ノールおよび5−メチルレゾルシノールから選択される
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 一般式(III)のアルデヒドを一般式
    (II)の化合物に対して0.8ないし1.2モル倍量使用
    することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 一般式(III)のアルデヒドがホルム
    アルデヒドまたはアセトアルデヒドであることを特徴と
    する請求項6または8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 酸触媒を溶媒重合反応においては一般
    式(II)の化合物に対して0.2ないし3モル倍量使用
    し、塊状重合反応においては一般式(II)の化合物に対
    して0.01ないし0.2モル倍量使用することを特徴と
    する請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】 酸触媒を溶媒重合反応においては一般
    式(II)の化合物に対して0.5ないし2モル倍量使用
    し、塊状重合反応においては一般式(II)の化合物に対
    して0.01ないし0.1モル倍量使用することを特徴
    とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 酸触媒が塩酸、硫酸、硝酸、燐酸およ
    ひ酢酸から選択された1種以上であることを特徴とする
    請求項6または11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 塩基触媒を一般式(II)の化合物に対
    して2ないし6モル倍量使用することを特徴とする請求
    項6に記載の方法。
  15. 【請求項15】 塩基触媒を一般式(II)の化合物に対
    して3ないし5モル倍量使用することを特徴とする請求
    項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 塩基触媒がアルカリ金属またはアルカ
    リ土金属の水酸化物から選択された1種以上であること
    を特徴とする請求項6または14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の蓄積物抑制剤で重合
    反応器の内部面に塗布膜を形成させることを特徴として
    蓄積物生成を抑制する方法。
  18. 【請求項18】 蓄積物抑制剤を固形分を基準にして
    0.05ないし30重量%濃度の溶液で使用することを
    特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 蓄積物抑制剤を重合反応器の内部面に
    塗布し、反応器を40ないし100℃の温度にて加熱
    し、塗布液の水分を蒸発させて水洗して塗布膜を形成さ
    せることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 水洗後同温度で更に乾燥させ塗布膜を
    形成させることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 重合反応器内部表面積(m2)に対し0.
    1ないし5gの量で蓄積物抑制剤溶液を塗布させること
    を特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 蓄積物抑制剤を保護コロイドおよひ非
    イオン性消泡剤から選択された1種以上の物質と配合さ
    せて使用することを特徴とする請求項17に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項1に記載の蓄積物抑制剤で内部
    面が塗布された反応器において重合反応を行うことを特
    徴としてビニルハライドまたは芳香族基を持つビニル単
    量体を重合する方法。
  24. 【請求項24】 単量体が塩化ビニルであることを特徴
    とする請求項23に記載の方法。
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