JPH08253423A - ラクトフェリン含有食品・医薬品顆粒およびその製造 方法 - Google Patents

ラクトフェリン含有食品・医薬品顆粒およびその製造 方法

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JPH08253423A
JPH08253423A JP8034159A JP3415996A JPH08253423A JP H08253423 A JPH08253423 A JP H08253423A JP 8034159 A JP8034159 A JP 8034159A JP 3415996 A JP3415996 A JP 3415996A JP H08253423 A JPH08253423 A JP H08253423A
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lactoferrin
granules
food
ethanol
reducing
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Taku Shimada
卓 島田
Tatsuro Shimaoka
達朗 島岡
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TOKUSHU MENEKI KENKYUSHO KK
Original Assignee
TOKUSHU MENEKI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ラクトフェリンを含有する安定な食
品医薬品顆粒を製造することを目的とする。 【構成】ラクトフェリンと非還元性糖類を含有する顆粒
の発明であり、ラクトフェリン、非還元性糖類の各微粉
末を水、エタノールまたはこれらの混合溶媒を用いて顆
粒を製造する方法に関する発明である。 【効果】本発明の顆粒はラクトフェリの生理学的機能を
保持しており、食品、医薬品等に利用することができ、
本発明の製造方法により安定なラクトフェリン顆粒を製
造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラクトフェリンを含有す
る食品もしくは医薬品の安定な顆粒とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ラクトフェリンはウシ、ヤギ、ヒツジな
どの反芻動物を始め、ヒトを含む各種動物の乳中に主と
して含まれる蛋白質であり、これらから抽出精製して得
ることが出来る。ラクトフェリンは、2個の3価鉄イオ
ンをキレートして錯体を形成する性質を有する、分子量
8万前後の塩基性糖蛋白質であって化学構造上の分類か
らは血中に存在するトランスフェリンに近縁の鉄蛋白質
である。
【0003】ラクトフェリンは、前記のように哺乳動物
の乳中に主として含まれる他、成熟好中球の顆粒や、唾
液、涙、気管支粘液、胆汁、腸液などの各種分泌液に含
まれている。近年、ラクトフェリンの生理活性に関する
研究が進み、生体中あるいは乳汁中で果たす役割が解明
されつつある。
【0004】ラクトフェリンには静菌効果があることは
比較的古くから知られており、培地中の遊離鉄イオンを
結合することで細菌の増殖に必要な鉄を奪うためと考え
られているが、このほかにもラクトフェリシンと呼ばれ
るラクトフェリンのペプシン分解物に直接的な殺菌作用
があることも報告されている。ウイルスに対しても、i
n vitro実験によってサイトメガロウイルスやエ
イズウイルスが標的細胞の表面に結合するのを阻害する
効果が確認されている。これらの実験結果から、ラクト
フェリンが乳汁や粘液中で感染防御効果を発揮している
と考えられる。
【0005】さらに、好中球により産生されたラクトフ
ェリンはマクロファージ、単球、Bリンパ球などに作用
し、分化誘導やラクトフェリンの再分泌などの効果を示
し、免疫機能に深く関与していることが報告されてい
る。
【0006】上記のような作用が明らかになるに従っ
て、ラクトフェリンを医薬品として利用するための研究
開発が盛んになりつつある。医薬品としての利用には経
口剤、外用剤など種々の方法があり、また牛乳などから
精製して得られるラクトフェリンは全く安全性に問題が
ないことから機能性食品や健康食品として利用すること
ができる。実際、トランスジェニックや微生物の遺伝子
組換えなどの技術を利用して、ヒト型のラクトフェリン
を大量に得る方法も開発されつつあり、注射剤としての
利用も可能になる見込みである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ラクトフェリンを利用
する際の問題点は、原料から精製物を得る過程や、得ら
れた生成物を医薬品や食品に加工する過程で生理的機能
性を保持させておくことである。生乳中や血清中では比
較的安定であると考えられているが、これを精製・加工
する場合には種々の物理的化学的負荷が掛かり、構造変
化を起こしてしまうため、期待される効果を得られなく
なる。
【0008】実際、ラクトフェリンの精製に関しては多
くの研究者が研究を重ね、その成果は種々の文献及び特
許により公知となっている。代表的な精製方法として
は、加熱していない生乳から酸ホエイやチーズホエイな
どを製造する方法でカゼインを除去し、得られた乳清を
イオン交換樹脂やゲル濾過などでカラム分離をしたの
ち、限外濾過膜によって滅菌処理してラクトフェリン濃
縮物を得る。(特許出願公表:平3−502921、特
許出願公開:平3−109400など)また、得られた
濃縮物を凍結乾燥や噴霧乾燥(特許出願公開:平2−1
08630など)などにより乾燥して、粉末として得る
ことができる。
【0009】しかしながら、得られたラクトフェリン濃
縮物や粉末を医薬品や食品として利用するためには種々
の賦形剤と混合したり、顆粒や錠剤とするための処理を
加える必要があり、その加工処理中の変性を防ぐ方法に
ついてはあまり検討されていない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等はラクトフェ
リン含有食品を製造する目的でラクトフェリン粉末を顆
粒化する方法を検討し、その結果、従来、食品や医薬品
の製造に用いられている造粒方法では、ラクトフェリン
が変性しあるいは安定性が著しく低下して、期待する生
理的機能性を保持できないことを見いだした。
【0011】従来の方法としては、例えば賦形剤として
乳糖を用い、アルコール添加して混練したのち、小孔か
ら押し出して粒状に成形し、乾燥する方法である。ラク
トフェリンが蛋白質であるため70℃以上に加温するこ
とが変性を招くことは常識であるが、乾燥工程での温度
管理さえ注意すれば、前記の製造方法は当業者が行うの
になんら問題がないと考えられる。
【0012】しかしながら本発明者等の検討の結果、ラ
クトフェリンに関して前記のような通常の製造方法で顆
粒化すると予想外に変性が起こり、生理的機能を保持し
得ないことが明らかになった。
【0013】本発明の要点は非還元性糖類を利用するこ
とにある。すなわち、通常製剤化に用いられる賦形剤と
してブドウ糖、ショ糖、乳糖などがあるが、これらを利
用してラクトフェリンを顆粒化すると蛋白の変性が起こ
ることが確認された。還元性の糖類を用いて水系の造粒
方法を行うと、たとえ低温で処理してもメイラード反応
が起こるであろうことは予想されるが、ラクトフェリン
の場合、水を全く使用せず、100%エタノールを用い
て顆粒化しても変性が見られた。理論上ではメイラード
反応が起こるとは考えにくいが、本発明者等が各種糖類
を検討した結果、還元性を有する糖類では変性が起こり
やすく、実用に適さないのに対し、非還元性糖類を利用
した場合は安定な製剤を得ることができた。
【0014】特に非還元性糖類として、ソルビトール、
マンニトール、パラチニット、マルチトール、ラクチト
ールなどを利用すると期待される安定な製剤が得られ
た。
【0015】さらに本発明者等は、非水系の造粒方法と
して流動層を利用した場合でも、上記の非還元性糖類を
利用すれば変性のない安定な製剤を得ることができるこ
とを見いだした。流動層造粒では流動層中に微粉末を投
入し、加温した空気を導入して流動させながら水又は水
とアルコールの混合溶媒を噴霧して顆粒化するが、実際
に水が接触するのは粒子の表面のみであり、しかも乾燥
した空気によってすぐに除去されるため、通常、工程中
にメイラード反応が起こることは考えにくい。ところ
が、ラクトフェリンを還元性のある糖類の微粉末と共に
流動層造粒するとメイラード反応と思われる変性が起こ
り、生理的機能も低下又は消失してしまうことが判明
し、非還元性の糖類を使用することでこれを回避し安定
な顆粒を製造することができた。その際、流動層中でラ
クトフェリンと非還元性糖類の各微粉末、およびその他
の副原料を流動させながら、水をスプレーして顆粒化す
ることができるが、例えばカルボキシメチルセルロース
ナトリウムなどを粘結剤として利用することができる。
【0016】本発明者等は、賦形剤として用いる糖類の
選択と、造粒方法の選択の両面から検討を重ね、機能性
を保持できる安定な製剤をつくることができる製造方法
を確立し、本発明を完成した。
【0017】すなわち本発明は、ラクトフェリンと非還
元性糖類を含有することを特徴とする、ラクトフェリン
含有食品・医薬品顆粒の発明であり、該非還元性糖類が
ソルビトール、マンニトール、パラチニット、マルチト
ール、ラクチトールのいずれかから選択される糖である
ことを特徴とするラクトフェリン含有食品・医薬品の発
明である。
【0018】また本発明は微粉化したラクトフェリンと
微粉化した非還元性糖類を流動層中で流動させながら、
水、エタノール、もしくはこれらの混合溶媒、もしくは
粘結剤を含有した水溶液をスプレーすることにより顆粒
を製造することを特徴とするラクトフェリン含有食品・
医薬品顆粒の製造方法であり、微粉化したラクトフェリ
ンと非還元性糖類を流動層中で流動させながら、水、エ
タノール、もしくはこれらの混合溶媒、もしくは粘結剤
を含有した水溶液をスプレーすることにより顆粒を製造
することを特徴とするラクトフェリン含有食品・医薬品
顆粒の製造方法であり、さらに該非還元性糖類がソルビ
トール、マンニトール、パラチニット、マルチトール、
ラクチトールのいずれかから選択される糖であることを
特徴とする製造方法、および該粘結剤がカルボキシメチ
ルセルロースナトリウムであることを特徴とする製造方
法である。
【0019】本発明の製造方法においては、ラクトフェ
リンはヒト乳由来のものはもちろん、ウシやヒツジ、ヤ
ギ等の哺乳動物の乳から精製分離したものを利用するこ
とができ、トランスジェニック動物や微生物の遺伝子組
換えなどの遺伝子工学的な手法によって得られたラクト
フェリンでも同様である。また、ラクトフェリンと非還
元性糖類の他に、例えば微粉末の結晶性セルロースや澱
粉など化学的に不活性な副原料や、通常利用される香料
等を用いることも可能である。
【0020】本発明の製造方法において用いられるラク
トフェリン、非還元性糖類の各微粉末は、通常押し出し
造粒法や流動層造粒法に用いられる500ミクロン〜5
0ミクロン程度の大きさのものが望ましい。
【0021】本発明のラクトフェリン含有顆粒はそのま
ま、例えばアルミラミネート式の防湿型包材などを用い
て包装し、使用に供することができるほか、シュガーエ
ステルなどの滑沢剤を添加して打錠することにより錠剤
としたり、あるいはカプセルに充填してカプセル剤とし
て使用に供することができる。また、こうして得られた
各種製剤は食品や経口用医薬品として利用できるだけで
なく、ラクトフェリンを例えば試薬や医薬品原料、ある
いは動物用医薬品などとして使用する際に顆粒化を必要
とする場合、利用することができる。
【0022】
【作用】本発明の製造方法によりラクトフェリン顆粒を
製造すると、安定で生理的機能性を保持した製剤が得ら
れ、食品や医薬品として利用することができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を述べるが、もとより
本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
【0024】
【実施例1】凍結乾燥したウシ乳由来ラクトフェリン
(純度90%)50gを100ミクロン以下に粉砕し、
同様に粒度を揃えたブドウ糖粉末250gと混合したの
ち、100%エタノール50mlを添加して混練した。
#15のメッシュを通して押し出した後、40℃以下で
通気乾燥し、ラクトフェリン含有顆粒を得た。これに対
して、ブドウ糖粉末の代わりにソルビトール粉末を用い
て同様の処理を行ってラクトフェリン含有顆粒を製造し
た。得られた各顆粒を密封し50℃、7日間保存した
後、HPLC(mono−Sカラム、HR5/5、50
mm×5mmID;ファルマシア社製)にてラクトフェ
リンのピーク形状を観察した。その結果、図1に示すよ
うにソルビトールを用いた場合は元のラクトフェリン原
末と同じ形状を保持していたのに対して、ブドウ糖を用
いた場合は変性を起こしていた。ソルビトールの代わり
にマンニトール、パラチニット、マルチトール、ラクチ
トールのいずれを用いても、ソルビトール同様、安定な
顆粒を得ることができた。
【0025】
【実施例2】凍結乾燥したウシ乳由来ラクトフェリン
(純度90%)750gを100ミクロン以下に粉砕し
たのち、同様に粒度を揃えた粉糖(粉末シュークロス)
2.25kgとと共に流動層造粒機(フロイント産業株
式会社製)に投入し、加温した空気を通気しながら、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム2gを膨潤させた
10%エタノール水溶液500mlをスプレーした。ス
プレー終了後、更に続けて通気しながら乾燥させ、顆粒
を得た。これに対して、粉糖の代わりラクチトール粉末
を用いて同様の処理を行った。得られた各顆粒を密封し
50℃、7日間保存後、実施例1記載の方法に準じてH
PLCにてラクトフェリンのピーク形状を観察した。そ
の結果、図2に示すようにラクチトールを用いた場合は
元のラクトフェリン原末と同じ形状を保持していたのに
対して、粉糖を用いた場合は変性を起こしていた。ラク
チトールの代わりにソルビトール、マンニトール、パラ
チニット、マルチトールのいずれを用いても、ラクチト
ール同様、安定な顆粒を得ることができた。
【0026】
【実施例3】実施例2の製造方法でラクトフェリン原末
500g、ラクチトール2kg、結晶セルロース(商品
名アピセル)500gをそれぞれ100ミクロン以下に
粉砕した後、流動層造粒機(同上)に投入し、加温した
空気を通気しながら水500mlをスプレーした。スプ
レー終了後、更に続けて通気しながら乾燥させ、顆粒を
得た。得られた穎粒を密封し50℃、7日間保存後、実
施例1記載の方法に準じてHPLCにてラクトフェリン
のピーク形状を観察した。その結果、図3に示すように
得られた製剤は元のラクトフェリン原末と比較して、変
性がないことが確認された。
【0027】
【実施例4】実施例2の製造方法で、100ミクロン以
下に粉砕した凍結乾燥ウシ乳由来ラクトフェリン(純度
50%)600gとラクチトール2.4kgを混合し、
カルボキシメチルセルロース2gを膨潤させた水600
mlをスプレーしながら造粒した。得られた顆粒を密封
して60℃、14日間保存し、ラクトフェリンに由来す
る鉄結合量と鉄結合能を測定した。鉄結合量は市販の血
清鉄測定用試薬エフイーテストワコー(和光純薬工業
製)を用いてバソフェナントロリン法により測定した。
また、鉄結合能は市販の不飽和鉄結合能測定用試薬UI
BC−テストワコー(和光純薬工業製)を用いてNit
ro−PSAP直接法により測定した。サンプリングし
た顆粒は200mg/mlとなるよう水に溶解させて試
験に供した。また、ラクトフェリン原末は20mg/m
lとなるよう水に溶解させて試験に供した。ラクトフェ
リン原末、造粒後(保存試験開始前)の顆粒、および保
存試験開始後2、5、8、11、14日経過後の顆粒の
鉄結合量および鉄結合能を測定したところ、表1に示す
結果となった。ラクトフェリン原末と造粒後の比較およ
び保存試験の経過より、本発明の方法により製造された
ラクトフェリン顆粒では、造粒過程においてラクトフェ
リンが本来有する鉄結合量及び鉄結合能が変化を受けて
おらず、また60℃という過酷な保存条件下でも安定で
あることが示された。
【0028】
【表1】
【0029】
【効果】本発明はラクトフェリンを食品、経口医薬品と
して利用する際に不可欠な顆粒化という製造工程におい
て、ラクトフェリンの生理的機能性を損なうことなく、
安定な顆粒を得るための製造方法を提供するものであ
り、本方法を用いることにより食品、経口医薬品のみな
らず、試薬、医薬品原料、動物用医薬品など広くラクト
フェリンを利用することができるようになる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はラクトフェリン原末のHPLCチャー
ト。(B)はブドウ糖を賦形剤として造粒した後のHP
LCチャート。(C)はソルビトールを賦形剤として造
粒した後のHPLCチャート。
【図2】(A)はラクトフェリン原末のHPLCチャー
ト。(B)は粉糖を賦形剤として造粒した後のHPLC
チャート。(C)はラクチトールを賦形剤として造粒し
た後のHPLCチャート。
【図3】(A)はラクトフェリン原末のHPLCチャー
ト。(B)はラクチトールと結晶セルロースを賦形剤と
して造粒した後のHPLCチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/38 A61K 47/38 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラクトフェリンと非還元性糖類を含有する
    ことを特徴とする、ラクトフェリン含有食品.医薬品顆
    粒。
  2. 【請求項2】非還元性糖類がソルビトール、マンニトー
    ル、パラチニット、マルチトール、ラクチトールのいず
    れかから選択される糖であることを特徴とする請求項1
    記載の食品・医薬品顆粒。
  3. 【請求項3】微粉化したラクトフェリンと微粉化した非
    還元性糖類に対し、水、エタノール、もしくはこれらの
    混合溶媒を添加して混合し、乾燥して顆粒を製造するこ
    とを特徴とする、ラクトフェリン含有食品・医薬品顆粒
    の製造方法。
  4. 【請求項4】非還元性糖類がソルビトール、マンニトー
    ル、パラチニット、マルチトール、ラクチトールのいず
    れかから選択される糖であることを特徴とする請求項3
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】微粉化したラクトフェリンと微粉化した非
    還元性糖類を流動層中で流動させながら、水、エタノー
    ル、もしくはこれらの混合溶媒、もしくは粘結剤を含有
    した水溶液をスプレーすることにより顆粒を製造するこ
    とを特徴とする、請求項3記載の製造方法。
  6. 【請求項6】非還元性糖類がソルビトール、マンニトー
    ル、パラチニット、マルチトール、ラクチトールのいず
    れかから選択される糖であることを特徴とする請求項5
    記載の製造方法。
  7. 【請求項7】粘結剤がカルボキシメチルセルロースナト
    リウムであることを特徴とする請求項5記載の製造方
    法。
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