JPH08253350A - セメント製造の際の原材料を利用するための方法およびそのためのプラント - Google Patents

セメント製造の際の原材料を利用するための方法およびそのためのプラント

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JPH08253350A
JPH08253350A JP8024124A JP2412496A JPH08253350A JP H08253350 A JPH08253350 A JP H08253350A JP 8024124 A JP8024124 A JP 8024124A JP 2412496 A JP2412496 A JP 2412496A JP H08253350 A JPH08253350 A JP H08253350A
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conduit
flue gas
material powder
rotary kiln
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Hanno Reimann
ハンノ・ライマン
Goetz Reimann
ゲッツ・ライマン
Siegfried Meininger
ジークフリート・マイニンガー
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Kleinholz & Co
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/50Sulfur oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/48Sulfur dioxide; Sulfurous acid
    • C01B17/50Preparation of sulfur dioxide
    • C01B17/501Preparation of sulfur dioxide by reduction of sulfur compounds
    • C01B17/506Preparation of sulfur dioxide by reduction of sulfur compounds of calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
    • C01B17/74Preparation
    • C01B17/745Preparation from sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/02Portland cement
    • C04B7/04Portland cement using raw materials containing gypsum, i.e. processes of the Mueller-Kuehne type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミュラー−キューネ方法によりセメントおよ
び硫酸を製造するための方法およびプラントを提供する
こと 【手段】 セメントにとって好ましくない成分を除去す
るのに必要な調整兼反応物質を含んでいる残余材料を含
んでいる原材料粉成分と燃料成分とを別個に貯蔵し、調
整し、調合割合により、試料採取と試料評価とを経て監
視する、燃料として液状でおよび固体で使用される残余
材料を別々にロータリキルンにまで搬送し、次いで火炎
の助けにより焼成する、煙道ガスを炉頭部と煙道ガス流
出室とを密閉して冷却ガスの供給により急激に冷却す
る。砕解装置2の手前に分別サイロ4,5、個別タンク
6とサイロ7、バーナー管20の供給導管44,45,
46が設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、いわゆるミュラー
−キューネ方法によりセメントおよび硫酸を製造する際
に、残余材料を原材料粉と共にロータリキルンに調整さ
れた形で装填し、同様に部分的に残余材料から成り、化
学的に活性な炭素の助力の下に700℃以上の温度で硫
酸カルシウムと共に分解し、その際CaO を1,200℃
以上の温度でSiO2,Al2O3およびFe2O3 の存在下にセメン
トに焼成し、So2 含有煙道ガスから塵埃を除去し、洗浄
し、空気と混合し、So2 とH2SO2 に変換して行う、残余
材料を組合せて利用するための方法、および原材料粉成
分のための砕解装置、サイロ、乾燥ドラム、最終砕解装
置、原材料粉サイロ、ロータリキルン、バーナー管、ク
リンカ搬出口およびセメント調製部とを備えたバーナ
ー、煙道ガス流出室、除塵装置、煙道ガス洗浄装置およ
びH2SO2 −製造部とを備えた、いわゆるミュラー−キュ
ーネ方法によりセメントおよび硫酸を製造するためのプ
ラントに関する。
【0002】
【従来の技術】ミュラー−キューネ方法は、炭素による
700℃以上の温度での硫酸カルシウムの還元的な分解
に基礎を置いている。その際間接的に形成される亜硫酸
カルシウムは過剰の硫酸カルシウムと反応して酸化カル
シウムと二酸化硫黄とになる。CaOが燃焼する際に生
じるセメントクリンカは本質的にケイサン三カルシウ
ム、ケイサン二カルシウム、アルミン酸三カルシウムと
アルミン酸四カルシウムフエライトとから成る。古典的
な方法の原料としては大体無水石膏、コークス、生粘
土、生砂、砂利、倍焼残渣、石膏および褐炭粉のような
天然物質が使用される。湿潤した原料は乾燥され、重量
により配量され、引続きボールミルないで砕解しし、混
合する。このようにして得られた原材料粉は僅かに傾斜
されているロータリキルン内に装填され、このロータリ
キルンを向流で流過されて燃料ガスとされ、その際一般
に褐炭粉が使用される。この古典的な石膏硫黄方法(Gip
sschwefelsaeureverfahren) は従来のセメント製造方法
を経済的に劣っている。しかし、経済性は、他の製造工
程から得られる、問題をもってしか貯蔵することができ
ない残余材料の利用により高められる。伝統的な天然物
質と一次エネルギーキャリャである褐炭を適当な材料と
しておよび/またはエネルギー上使用可能である残余材
料による置換えは、特に現代のような状況にあっては著
しい利点をもたらす(“Chemische Rundschau ’38
巻、1993年4月24日発行、第11頁参照)。古型
石膏(Anfallgips)、使用済石灰、廃硫酸(Anfallschwefe
lseaure)、酸タール(Saeureteer)、廃油、褐炭フイルタ
灰、建材がら、使用済の陶器、漂白層および他の類似物
のような種々の原材料の使用を試みられた。不利なの
は、適当な原材料粉成分でも、また燃料成分でも方法お
よび生成物、即ちセメントにも、硫酸にも発煙硫酸にも
異なった影響を及ぼすことである。更に、常時変わるこ
とのない一定した方法が得られない、何故なら、後接続
されている作業領域、例えば脱塵およびガス処理がそれ
らの効果上出発生成物の組成により著しく影響されるか
らである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、ミュラー−キューネ方法を更に発展させ、環境保
全および経済性を完全に視野に入れてかつそれらを充足
しつつ、一方において資源を、他方ではごみ捨て場を荒
廃させることなく行い得る方法およびプラントを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、セメントにとって好ましくない成分を除去するのに
必要な調整兼反応物質を含めて使用される残余材料を含
んでいる原材料粉成分と燃料成分とを別個に貯蔵し、調
整し、次いで所定の調合割合に従って、かつ試料採取と
試料評価とにより監視すること、燃料として液状でおよ
び固形で使用される残余材料を別々にロータリキルンに
まで搬送し、次いで火炎の助けにより焼成すること、お
よび煙道ガスを炉頂部と煙道ガス流出室とを密閉して冷
却ガスの供給により急激に冷却することによって解決さ
れる。
【0005】到来する原材料は残りの原材料粉成分と燃
料成分と同様に別個に貯蔵され、次いでその都度の調合
割合に従って砕解し、均質にし、互いに混合してプロセ
スに供給される。個々の出発生成物を予め試験し、混合
の間および混合の後検査することにより、十分に所定の
調合割合に即応した、従って最適な方法工程の経過を約
束する出発生成物がその都度得られ、装填することが可
能となる。必要に応じて、セメントにとって好ましくな
い成分を除去するために、調整兼反応物質が供給され、
これらの物質は例えば粗大塵埃室内の痕跡量の不純物の
再燃焼させ、従ってクリンカに関するその後の方法が阻
害されることも、問題も生じることがない。こうして、
たとえ異なった物質および異なった組成が入り交じった
物質が使用されても、連続的に不変なプロセス工程が保
証される。その際、適当に緩衝を形成することによりど
のような相違も時間推移(Zeitschiene) をもって均衡さ
れ、従って例えば季節上の環境に応じて異なった量で生
成する生成物を、年間を通して見て、その都度最適な量
で使用でき、相応して装填することが可能である。しか
し同様に類似の組成の物質群に従って組成されている多
量の生成物以外に、集められ調合修正されて準備される
CaO,SiO2,Al2O3およびFe2O3 の貴重な一連の濃縮生成物
が存在している。中間において試料を採取することによ
り更に、これらの濃縮生成物に関する認識が原材料粉生
成物を修正することの可能性を与える。その際、十分な
分析速度は特に、分析方法を溶融物質による解明(Schme
lzaufschluss) を経て“調製した錠剤”に置換えること
によって保証される。このように連続的に分析を同時に
行うことにより、原材料粉の出発基礎の大きな分散幅と
変動幅とが有利に均衡される。原材料粉の調整により炉
の作業および生成されたクリンカも均質化される。これ
によりクリンカの確実な再生性が改善されるばかりでな
く、セメントの品質を予め申し分なく決定することがで
きる。異なる原材料粉成分をロータリキルン内に一緒に
供給すること、および殆ど互いに助勢し合って燃焼が行
なわれるように、その都度変換工程に有利な火焔が得ら
れる。特に、これにより、長い時間にわたって炭のよう
な固形燃料を使用しなくて済み、その代わりに例えば残
余材料で含浸したおが屑および鋸切削粉のような燃料残
余材料を使用することが可能であり、その際有利に一様
な火焔が保証される。例えば鋸切削粉が燃焼する際に生
成する長い火焔は溶剤の短い火焔、使用済み油並びに酸
タールおよび樹脂状油(Saeureharz)の熱量の豊富な熱い
火焔によって有利に助勢される。この火焔はロータリキ
ルン内深く導入され、燃焼工程を有利にするのに確実に
寄与する。煙道ガスを急冷し、炉頂部と煙道ガス流出室
とが封隙されていることにより、有害なアルカリ生成物
の沈殿が有利に阻止される。更に、この冷却ガスの導入
は、全燃焼工程に有利に作用する低圧の発生を誘起す
る。煙道ガスのこの吸引はクリンカ搬出の領域内にわた
って行なわれる。単位時間あたりロータリキルンを通過
する煙道ガスの量が多いことにより、残余材料の最適な
燃焼が保証される。その際、煙道ガスのためのこの吸引
はロータリキルン内の深い位置にまで行なわれ、しかも
誤った位置で二次空気が吸込まれることがないように、
炉頂部を封隙しなければならない。
【0006】本発明の有利な発明の実施の形態により、
原材料粉内の無水石膏の割合は20〜100%残余材料
で置換えられる。この相応して高い無水石膏の割合は従
来は、或る程度申し分のない作業を保証するのに必要で
あった。本発明による構成により、この無水石膏の割合
は零にまですることが可能である。同じようなことは、
火力発電所炉からでる灰、フイルタ塵埃および類似物で
置換えらる砂、粘土および酸化鉄のような残りの成分に
も言えることである。
【0007】方法の更なる改良は、煙道ガスがロータリ
キルンを去った後原材料粉が添加され、次いでこれを塵
埃を混合して炉装填部に供給することによっ達せられ
る。冷たい原材料粉は温かくかつ粘性の原料塵埃のため
の濃縮生成物を形成し、この原料塵埃は石灰塵埃にこび
り付いており、炉装填部の接続されているサイクロン中
に一緒に粘性のままで供給される。
【0008】全方法により、本発明において行なわれて
いるように、供給される生成物の変動に全く関係なく、
湿潤したおよび/または粗大なおよび/または炭化水素
で不純化された、鉱物質の使用物質は貯蔵以前に、必要
なだけ砕解され、乾燥し、場合によっては熱分解させ、
粉砕する。これにより、出発生成物が極めて異なった処
理を受けていても、これらを本発明による方法において
処理することが可能である程度に、確実に前処理するこ
とが可能となる。
【0009】本発明の他の有利な構成により、炭素の吹
込みおよび/または炭化水素或いは類似物で含浸した鋸
切削粉の吹込みおよび/または硫酸の吹込みを、液状燃
料のためのランスを周囲で囲繞するように形成される燃
料ジャケットを同時に形成しながら行われ、その際炭成
分を特に全部炭化水素および/または他の液状残余材料
で置換えられる。従って、この方法の構成は鋸切屑粉の
燃焼の際に生じる長い火焔を合目的に相対化し、その際
使用される燃料成分の数に応じて個々の導管および終端
側に設けられるバーナが固形燃料管の流出口を囲繞し、
特にこの流出口の下方に設けられており、従って鋸切屑
粉の燃焼の合目的な制御が保証される。
【0010】金属類およびアルカリ類の排出は、塩化ア
ルカリおよび硫化アルカリで富化された塵埃を常磁性の
効果を利用して別個に処理して金属類、アルカリ類およ
び中性の物質に分別し、金属類とアルカリ類とを排除し
てロータリキルンに戻すことによって可能である。分溜
による分離および常磁性の効果の利用は歯によっては残
りの塵埃にも適用でき、これにより有利な均一な分離が
可能であると共に、この生成物を再びあらためて使用す
ることが可能となる。問題となるアルカリ類と金属類の
排出が行なわれる。
【0011】方法過程において生じる臭気の強い有機の
吸引物質は一次空気と一緒にロータリキルンに供給する
のが有利である。いわゆるバイオフイルタへの供給も可
能である。全方法における塵埃の発生を回避するため
に、予め液状化により均一にした原材料粉を、ロータリ
キルンに装填する以前に圧縮生成物に成形するのが有利
である。その際、プロセスにあってはこの圧縮生成物に
より炉壁が清掃され、従って二重効果を他の類似のプロ
セスにとっても有利に使用することが可能である。
【0012】上記の方法を実施するためには、原材料粉
成分と調整兼反応物質のための砕解装置の手前に分別サ
イロが設けられていること、および種々異なる燃料成分
のために個別タンクとサイロが設けられており、これら
が制御される流出口を備えていること、バーナー管の液
体状、気体状および固形の燃料成分のための供給導管が
洗浄管路により囲繞されており、この場合上記の供給導
管が固形燃料管路の下方を走っていてかつロータリキル
ンに突出していること、原材料粉搬入部と煙道ガス流出
室の塵埃搬出部とが封隙システムを備えていること、お
よび煙道ガス流出室の後方の煙道ガス流中に噴射冷却器
が設けられていることを特徴とする装置が使用される。
【0013】この装置の構成により、原材料粉成分と燃
料成分とが別個に貯蔵され、最適な方法実施と調合に相
応して合体される。この最適な装填物質は次いでロータ
リキルン内で更に処理され、その際この処理は個々の燃
料成分が一緒に導入されることにより最適な火焔形成が
保証されることにより助勢される。組合せバーナは、固
形物質火焔が残りの成分の火焔により合目的に助勢され
るか、もしくは補われる。煙道ガス流出室内の有利な負
圧は噴射冷却器により倍の作用を行い、その際吸引作用
はロータリキルン内の深い位置に達するまで行なわれ
る。
【0014】燃焼管の安定した形成は、供給導管がジャ
ケット管を有しており、このジャケット管内に媒体管、
送風機空気管および/または媒体噴霧管が互いに平行に
指向して設けられているによって行なわれる。これによ
り個々の燃料成分は別個にロータリキルン内に案内さ
れ、そこにおいて、これらの燃料成分がそれぞれ別個
の、しかし互いに助勢し合う火焔で燃焼されるように装
填される。その際、個々の燃料成分は媒体管中をバーナ
ー中にまで案内され、完全にかつ激しく燃焼される。何
故なら、これらの燃料成分に対して平行して或いは同時
に送風機空気と場合によっては噴霧媒体が供給される。
噴霧媒体としては蒸気或いは圧縮空気が使用され、その
際これらの物質は燃料成分の最適な噴霧と分配に寄与
し、これによっても制御された燃焼および完全な燃焼が
達せられる。
【0015】必要とする空気との個々の成分のこの激し
い混合は、および相応する可能な限り小さな滴或いは成
分の形での分配は、酸タール導管、廃油導管、酸素導
管、溶剤導管、廃酸管或いはビスコース油導管として働
く導管のジャケット管がバーナーノズルに開口するよう
に形成されており、この場合送風空気管および/または
媒体噴霧管が中央の媒体管出口を囲繞している流出管路
が開口しており、この流出管路が螺旋体とインジェクタ
キャップの壁部によって形成されており、傾斜して媒体
管の中央線方向で突出するように設けられていることに
よって保証される。
【0016】煙道ガス中に存在している熱エネルギーを
利用するために本発明においては、除塵装置に所属して
いるE−フイルタの手前に熱交換器或いは廃熱ボイラー
が設けられており、この廃熱ボイラーにE−フイルタと
送風冷却器に通じる導管内で送風機が所属している。こ
のような配設は有利に可能である。何故なら、過度に高
い圧力損失が熱交換システムを介して付加的な送風機に
より廃熱ボイラの後方で補正されるからである。この技
術的な補助技術により特に、エネルギー利用収支が決定
的に改善される。更に、廃熱ボイラはエネルギーステー
ションの前提であり、このステーション内で過剰の蒸気
が電気エネルギーに利用される。
【0017】吹出し塔を去った排水は更に処理されなれ
けばならない。その際、吹出し塔の出口は3段階の攪拌
ボイラーカスケードと金属類の別個の分離と回収のため
のチャンバフイルタプレス或いは特別電解装置と結合さ
れている。この特別電解装置により、生じる異なる金属
類を個別に分離して回収することが可能であり、従って
これらの金属類を再び精錬することが可能である。
【0018】本発明は特に、ミュラー−キューネ方法の
著しい改善を保証し、その際これが方法実施と方法信頼
並びに経済性に関していることに特徴がある。従って、
他の残余材料を原材料粉に添加すること、並びに異なっ
た燃料成分を装填することが可能であり、従って一方で
は天然資源の、他方ではごみ捨て場の確実に信頼性をも
って保護することが可能になる。その際特に、エネルギ
ーの点から十分な自給自足な作業が可能となり、その上
環境汚染が回避される。
【0019】以下に添付した図面に示した実施の形態に
つき本発明を詳細に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1にはミュラー−キューネ方法
で作動し、かつセメントと H2SO2並びに発煙硫酸を製造
するための装置が示しされている。砕解物質、即ち原材
料粉成分のための砕解装置の手前には多数の分別サイロ
4,5を備えている貯蔵場所3が接続されている。原材
料として使用されるのは、生石膏、廃水処理スラジ、事
故によって生じた物質、火力発電所から生じる灰、噴霧
吸収生成物(Sprueabsorptionsprodukt) 、流動層灰並び
に塵芥燃焼装置からでる残渣および他の飛翔塵埃或いは
黒石灰、使用済触媒、砂、陶器、熱分解残渣、石灰スラ
ッジ、石膏スラッジ、毛皮屑、建材がら、除毒された土
壌、アスベストを含む鉱物繊維、鋳造廃棄物、捕集塵、
サンドブラスト粉、街路清掃塵、製紙スラッジ、港湾泥
土或いは類似物である。
【0021】燃料として使用される成分はタンク6とサ
イロ7に貯留されており、次いで適当に調整された後中
間サイロ8を介してプロセスに供給される。燃料として
は褐炭塵埃以外に酸タール、廃油、溶剤、廃酸、ビイス
コース油並びに酸素および類似のガス状の生成物が使用
される。これに対して原材料粉成分は、例えば粉体の形
で中間サイロ10から乾燥ドラム9に供給され、次いで
適当に調整される。参照符号11で砂と燃焼物が装填さ
れる中間サイロを、参照符号12でコークスが装填され
る中間サイロを示し、参照符号13で無水物が装填され
る中間サイロを示した。参照符号14で他の原材料粉を
収容する中間サイロを示した。前処理された原材料粉
は、乾燥ドラム9,9′,9″,9″′を通過した後、
原材料サイロ15内に貯留され、必要に応じておよび調
整後最終砕解装置16を流過させられ、その際更に砕解
および混合が行なわれる。その際仕上げられ原材料粉は
仕上がりサイロ物質17に供給される。
【0022】仕上げられ原材料粉は、図1に示したよう
に、向流によりロータリキルン18で燃料に供給され、
この燃料はバーナ管20とバーナ19を経てロータリキ
ルンに達する。生成するクリンカはクリンカ搬出口21
を経て吸引され、次いでセメント処理部22内で、これ
が仕上がり生成物として販売可能であるように調製され
る。
【0023】仕上がり物質サイロ17内に貯留されてい
る原材料粉は原材料粉搬入部23を介して煙道ガス流出
室24を経てロータリキルン18に与えられる。煙道ガ
スはこの煙道ガス流出室24を煙道ガス導管26を経て
去り、除塵装置25と煙道ガス洗浄装置27とを介して
H2SO2 −製造部28に達する。最終生成物H2SO2 と発煙
硫酸は容器29とタンク30内に貯留され、これらの容
器は大きな収容槽31内に貯蔵される。この収容槽31
は連続的なコントロールを可能にする容器底部32を備
えており、従ってH2SO2 と発煙硫酸の生成が環境に対し
て遮断されている。
【0024】収容槽31は差しかけ屋根で保護されてい
る。吸引部33は、吸引ガスが環境に放散しないように
している。個々の積載ステーションは積載受け皿34を
備えており、このようにして環境の最適な保護が保証さ
れる。図2にはロータリキルン18が燃焼側で断面図で
示しされている。異なる供給導管44,45,46はバ
ーナー管20により囲繞されて、ロータリキルン18の
内部にまで達している。これらの導管はロータリキルン
18の背壁47に対して間隔をもって突出しており、ほ
ぼ同じ高さで終わっている。供給導管44,45,46
はバーナー19のために使用されるが、他方固形燃料管
路51は概してこのような挿入体なしに終わっている。
参照符号49で示した火焔は木材屑もしくは鋸切屑粉に
よる火焔であり、これらの火焔は脈動力と湿気の作用に
よりロータリキルン18の内部深く突出し、媒体火焔4
8もしくは色々な火焔によって助勢される。鋸切屑粉の
搬出口は参照符号50で示した。
【0025】供給導管44,45,46−ここでは樹脂
状の廃油、溶剤と沈降酸のための−はジャケット管52
を備えており、このジャケット管は媒体管53、送風機
空気管54と噴霧媒体管55とを備えている。この構造
は図3に明瞭に示しされている。図3は、これらの個々
のジャケット管52もしくは供給導管44,45,46
および固形燃料管51がバーナー管20内に設けられて
おり、従って冷却を行ないかつその上付加的に予燃焼空
気をバーナーノズル57もしくはバーナー19の領域内
に導入することを可能にする洗浄管路が形成されている
ことが示しされている。
【0026】バーナーノズル57は図4に示しされてい
るが、このバーナーノズルは断面で示しされている。こ
のバーナーノズル57はバーナー19の全端部を形成し
ており、その際媒体管出口58は流出管路59により環
状に囲繞されている。この流出管路59はらせん体60
とインジェクタキャップ61によって形成されており、
従って空気流或いは媒体流が発生される。この流れは媒
体管出口58を去った後の媒体流を細かく分割し、従っ
て燃焼に適している媒体流が形成される。バーナーノズ
ル57は保持ねじ62を介してジャケット管52もしく
は媒体管53と結合されている。
【0027】図5は煙道ガス流出室24を備えているロ
ータリキルンを示している。煙道ガスはこの煙道ガス流
出室24を上端部において上昇導管65を介して去る。
この上昇導管65内に、冷たい原材料粉のための量仕切
りゲート64が設けられている。この原材料粉は上記の
上昇導管65を介して帯行され、次いでサイクロン66
もしくは後接続されている高効率サイクロン67内で分
離され、原材料粉搬入部23に引渡される。煙道ガス流
出室24の底部側において吸引される原材料粉は短い道
程を原材料粉搬入部23に供給される。
【0028】次いで温かい煙道ガスは煙道ガス導管26
を介して、即ち廃熱ボイラ68を経て案内され、最後に
電気フイルタ69内で更に脱塵される。ここで沈降した
塵埃も原材料粉搬入部23に供給される。図6には、既
に述べたように、磁石分離機81の特別な構成が示しさ
れている。この図において密閉されているハウジング8
8内に封入されていてかつ永久磁石90を備えている磁
気分離機81は真空発生機89に接続されている。これ
により、ハウジング全体もしくは磁気スイッチ81全体
が真空中で作業可能であり、従って微粒状の塵埃が永久
磁石による効果の下に金属類、アルカリ類および中性の
鉱物質の物質に分別される。これらはそれぞれのホッパ
ーに落下し、排出される。しかも、システムに悪い影響
を与えることがない。参照符号80でスルイスを示した
が、このスルイスは磁気分離機81を電気フイルタ69
のコンベヤと最後の室79とから分離している。
【0029】冷却塔は結合導管を介して空塔(Leerturm)
と結合されており、そこにおいて生ガスは先ず希釈冷却
される。この希釈冷却のため冷却塔から取出された過剰
の水が利用される。この過剰の割合は、図7に示したよ
うに、排水導管99を経て吹出し塔100に供給され
る。この吹出し塔100内において、急冷水が希釈さ
れ、溶解したSO2 が空気向流により排出される。空気の
導入はフラップを介して吹出し塔において行なわれ、送
風機が形成する低圧により可能である。生ガス流内への
吹出し空気の供給は空塔と冷却塔との間で行なわれる。
参照符号102で空気供給導管を、そして参照符号10
3で吹出し空気導管を示した。次いで流出する希酸液は
流出導管101を経て吹出し塔100を去る。この希酸
液はここには図示しなかった排水処理部において、しか
も3段の攪拌ボイラカスケード内で更に処理され、これ
により一方では引続き再使用可能なフイルタケーキが残
り、他方では導出される水が残留する。
【0030】原材料粉は従来重力により−図8には図示
しなかった−炉サイロから傾斜している装填管を介して
ロータリキルン18の冷たい炉側に沿って流入した。原
材料粉はロータリキルンの転動運動および回動運動によ
り約16%が塵埃として搬出され、主として重力分離シ
ステムを介して回収され、レドラーシステム(Redlersys
tem)を経て原材料粉処理部と原材料粉貯蔵部内に移送さ
れ、そこで原材料粉は再び装填物質として添加される。
回転管内の分溜上不均一な除塵貧化および煩雑な再供給
を回避するために、しかし他方では炉頂部の領域を、従
って煙道ガス流出室24の領域を封隙状態に維持するた
めに、二重の形で或いは二重の振り子形フラップの様式
の封隙システム114,115並びに117と118が
設けられている。煙道ガス流出室24内で沈降する物質
は搬出スクレーパ116を介してバケットコンベヤ11
9もしくはレドラーシステムに引渡され、次いで原材料
粉搬入部23を経てロータリキルン18内に戻される。
【0031】煙道ガス流出室24のこの防護により、お
よびノズル121,122を備えている後接続された吹
込み冷却器120によりね全工程を最適なものにするこ
とが可能である。従来使用されて来た不定形の二次空気
源に、特にアルカリ化合物が生じ、団塊、球塊となり、
また焼成物質を形成する、しかしこれらは避けられる。
従って非人間的なほじくり作業を毎日やらなくて済む。
これには、加熱ガス領域内の傾斜した壁を設けないこと
がおおいに寄与し、冷ガス(例えば空気)を帯行した煙
道ガスの既に述べたノズル121,122による、場合
によっては遮断カーテンの作用を行う中央ノズルの支援
の下に、ジャケットからの上記のほじくり様のノズルに
よる排除が寄与する。この噴射ノズルは炉頂部、即ち煙
道ガス流出室24と粗大塵埃室70との間に設けられて
いる。冷却作用は、ノズル121,122の後方で約6
00℃の温度の冷却帯域が形成されるように行なわれ
る。O2により富化されたガス供給により、可能な限り高
いCO含有量も酸化してCO2 となる。同じことは硫黄等お
よび不燃物にま言えることである。従って、ミクロナー
ルな後燃焼の形でのプロセスの付加的な防護が有利に達
せられる。冷却ガスとして空気および冷却した逆送され
た煙道ガスが使用される。ガスの温度状態に応じて、推
進ガスの量が変わり、吹込み圧力との関連においてこの
吹込み圧力に関係している吸込み作用の維持状態も変わ
る。18,000Nm2 /hの煙道ガス流に関して、大
体以下の数値が得られる。
【0032】 20℃ 2,000Nm2 /h 空気 6バールの圧力 250℃ 6,000Nm2 /h ガス、煙道ガス 0.5バールの圧力 350℃ 8,000Nm2 /h 煙道ガス 0.25バールの圧力 低温の領域にあっては空気が得られる。何故なら、この
量は現今のほぼ二次空気の進入に相応してこの二次空気
を駆逐し、極めて容易に全装置の誘引通風送風機により
排出することが可能であるからである。量が大きくかつ
温度が高いことは、煙道ガスの逆送を生じる。この場
合、煙道ガス移送路でこのことをやる限り、限界に煩わ
されることが少ない。特別な状態は吹込み圧力とこれに
伴う低圧作用で達せられる。この低圧作用は予め封隙さ
れている炉頂部を介してのみその効力を発揮する。従っ
て、炉の深部にまで燃焼状態にあっても、もしくはクリ
ンカ搬出口21において作用する吹込み作用が達せられ
る。
【0033】ロータリキルン18は、図8に示したよう
に、クリンカ搬出口21において遊星形冷却器111で
もって働く。このことは、一つの遊星形冷却器或いは多
数の遊星形冷却器111を経て二次空気供給導管112
により吸込まれる二次燃焼空気が同時に流出するクリン
カを向流で冷却する。参照符号113で煙道ガス流出室
24における塵埃搬出口を示した。この塵埃搬出口につ
いては既に詳細に説明した。
【0034】廃物もしくは残余材料により炭粉塵沈殿燃
料を置換えることにより、煙道ガス混合物内に増量され
たいるH2O が発生し、これにより煙道ガスの容量流が殆
ど倍となる。この水蒸気の割当量(Wasserdampfkotingen
t)は何回も必要な二次空気(クリンカ冷却、燃料変換、
炉ガスの調温)を常時駆逐し、かつ例えばクリンカが熱
すぎると言うような不都合な随伴現象を誘因し、遊星形
冷却器111が灼熱し、クリンカ帯域が加熱し過ぎ、火
焔が加熱し過ぎ、、そして不完全な燃焼、場合によって
は炉沈殿物の炉中央部内への移送を誘起する。全く他の
理由から、噴射装置もしくは噴射冷却器120が同時に
移送補助手段となり、この移送補助手段により、煙道ガ
スが増量して案内される。更に差し迫って必要な二次空
気が遊星形冷却器111が介して吸引される。このよう
な作業機構によりロータリキルン18の運転方法が再生
可能である。 残余熱を利用するために廃熱ボイラとし
て熱交換器を導入することにより、冷却器の加熱面に著
しいアルカリ沈殿物が予測される。著しい沈殿物がボイ
ラの自己清浄システムによりもはや制御できなくなると
言うことも起こり得る。ロータリキルン18の吸引状態
と回転管内への低圧の伝播は、廃熱ボイラの後方に吸込
み送風機の設置を必要とする。ガス案内空域は噴霧ノズ
ルまで絶縁して保持され、これによりアルカリ塩は沈殿
しない。噴射冷却器内での冷却シャワーの後、塩類の粘
着相が克服され、もはや危険を憂慮する必要がない。
【0035】アルカリ類の沈殿の冷却のため、煙道ガス
の一部分を廃熱ボイラの後方で再び噴霧ノズルに戻し、
供給されなければならない。従って、再び好ましくない
量のアルカリ粉塵が得られるが、このアルカリ粉塵はも
はや粘性の形ではなく廃熱ボイラ内で自分から沈殿する
ので、付着物は簡単に剥がすことができる。図9には適
当な回路を示した。この図にあっては、廃熱ボイラ68
はあたかも粗大塵埃室として働き、この廃熱ボイラには
ハリクロン(Hurriclon) の後方で送風機が所属してい
る。その際この送風機の効率を低く抑えるため、戻し送
風機124が、特に既に述べたように煙道ガス流の一部
分を再び噴霧冷却器120に戻すための送風機72がこ
の噴霧冷却器を補完するように設けられている。これに
より、噴霧冷却器120へ供給を行うための図8に示し
た圧縮空気コンプレッサ123がことがよけいになる。
吸込み送風機72(100mmWS)は例えば2,00
0Nm2 /hの効率であり、他方戻し送風機(0,5バ
ール)は例えば6,000Nm2 /hの効率ある。
【0036】上記のおよび図面から明瞭なすべての特徴
はそれ単独で発明の要件を備えている。
【0037】
【発明の効果】本発明により、ミュラー−キューネ方法
は更に発展改良され、環境の保全および経済性を完全に
視野に入れた、天然資源の貴重な利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミュラー−キューネ方法によりセメントおよび
硫酸を製造するための装置全体の概略図である。
【図2】燃料の領域における回転管の断面図である。
【図3】燃焼管の断面図である。
【図4】液状バーナーの断面図である。
【図5】原材料粉予加熱部を備えている、ロータリキル
ンの後方で煙道ガス側に接続されている装置部分の図で
ある。
【図6】微細粉を処理するのに適している磁石分離機の
図である。
【図7】吹出し塔の簡略化した図である。
【図8】二次空気と冷却ガスの導入のための装置の概略
図である。
【図9】図9には適当な回路を示した図である。
【符号の説明】
2 砕解装置 3 貯蔵部 4,5 分別サイロ 6 タンク 7 サイロ 8,10,11,12,13,14 中間サイロ 9,9′,9″,9″′ 乾燥ドラム 15 原材料粉サイロ 16 最終砕解装置 17 仕上がり物サイロ 18 ロータリキルン 19 バーナー 20 バーナー管 21 クリンカ搬出口 22 セメント処理部 23 原材料粉搬入部 24 煙道ガス流出室 25 脱塵装置 26 煙道ガス導管 27 煙道ガス洗浄部 28 H2SO2 −製造部 29 容器 30 タンク 31 捕集槽 44,45,46 供給導管 52 ジャケット管 53 媒体管 54 送風機空気管 55 噴霧媒体管 58 媒体管 59 流出管路 60 渦流体 68 廃熱ボイラ 69 E−フイルタ 72 送風機 100 吹出し塔 101 吹出し塔の導管 120 噴霧冷却器 124 戻り送風機

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 いわゆるミュラー−キューネ方法によ
    りセメントおよび硫酸を製造する際に、残余材料を原材
    料粉と共にロータリキルンに調整された形で装填し、同
    様に部分的に残余材料から成り、化学的に活性な炭素の
    助力の下に700℃以上の温度で硫酸カルシウムと共に
    分解し、その際CaO を1,200℃以上の温度でSiO2,A
    l2O3およびFe2O3 の存在下にセメントに焼成し、So2
    有煙道ガスから塵埃を除去し、洗浄し、空気と混合し、
    So2 とH2SO2 に変換して行う、残余材料を組合せて利用
    するための方法において、セメントにとって好ましくな
    い成分を除去するのに必要な調整兼反応物質を含んでい
    る使用される残余材料を含めて原材料粉成分と燃料成分
    とを別個に貯蔵し、調整し、次いで所定の調合割合に従
    って、かつ試料採取と試料評価とにより監視すること、
    燃料として液状でおよび固体で使用される残余材料を別
    々にロータリキルンにまで搬送し、次いで火炎の助けに
    より焼成すること、および煙道ガスを炉頂部と煙道ガス
    流出室とを密閉して冷却ガスの供給により急激に冷却す
    ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項02】 20〜100%の原材料粉内の無水石
    膏の割合を残余材料と置換えることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項03】 湿潤したおよび/または粗大な塊のお
    よび/または炭化水素で不純化されている鉱物質の装填
    材料を、貯蔵以前に必要なだけ砕解し、乾燥し、そして
    場合によっては熱分解し、粉砕することを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項04】 炭素の吹込みおよび/または炭化水素
    或いは類似物で含浸した鋸切削粉の吹込みおよび/また
    は硫酸の吹込みを、液状燃料のためのランスにより周囲
    を囲繞するように形成される燃料ジャケットを同時に形
    成しながら行い、その際炭素成分を特に全部炭化水素お
    よび/または他の液状残余材料で置換えることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項05】 塩化アルカリおよび硫化アルカリで富
    化された塵埃を常磁性の効果を利用して別個に処理する
    ことにより金属類、アルカリ類および中性鉱物質の物質
    に分別し、アルカリ類と金属類とを排出させてロータリ
    キルンに戻すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項06】 予め液状化し、均質化した原材料をロ
    ータリキルンに装填する以前に圧縮体に成形することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項07】 原材料粉成分のための砕解装置
    (2)、サイロ(7)、乾燥ドラム(9)、最終砕解装
    置(16)、原材料粉サイロ(15)、ロータリキルン
    (18)、バーナー管(20)、クリンカ搬出口(2
    1)およびセメント処理部(22)とを備えたバーナー
    (19)、煙道ガス流出室(24)、除塵装置(2
    5)、煙道ガス洗浄装置(27)およびH2SO2 −製造部
    (28)とを備えた、いわゆるミュラー−キューネ方法
    によりセメントおよび硫酸を製造するためのプラントに
    おいて、原材料粉成分と調整兼反応物質のための砕解装
    置(2)の手前に分別サイロ(4,5)が設けられてい
    ること、および種々異なる燃料成分のために個別タンク
    (6)とサイロ(7)が設けられており、これらが制御
    される流出口を備えていること、バーナー管(20)の
    液体状、気体状および固形の燃料成分のための供給導管
    (44,45,46)が洗浄管路により囲繞されてお
    り、この場合上記の供給導管が固形燃料管路(51)の
    下方を走っていてかつロータリキルン(18)に突出し
    ていること、原材料粉搬入部(23)と煙道ガス流出室
    (24)の塵埃搬出部(113)とが封隙システム(1
    14,115)を備えていること、および煙道ガス流出
    室(24)の後方の煙道ガス流中に噴射冷却器(12
    0)が設けられていることを特徴とするプラント。
  8. 【請求項08】 供給導管(44,45,46)がジャ
    ケット管(52)を有しており、このジャケット管内に
    媒体管(53)、送風空気管(54)および/または媒
    体噴霧管(55)が互いに平行に指向して設けられてい
    ることを特徴とす請求項8に記載のプラント。
  9. 【請求項09】 酸タール導管(44)、廃油導管、酸
    素導管、溶剤導管(45)、廃酸管(46)或いはビス
    コース油導管として働く導管のジャケット管(52)が
    バーナーノズル(57)に開口するように形成されてお
    り、この場合送風空気管(54)および/または媒体噴
    霧管(55)が中央の媒体管出口(58)を囲繞してい
    る流出管路(59)が開口しており、この流出管路が螺
    旋体(60)とインジェクタキャップ(61)の壁部に
    よって形成されており、傾斜して媒体管(53)の中央
    線方向で突出するように設けられていることを特徴とす
    る請求項7或いは8に記載のプラント。
  10. 【請求項10】 除塵装置(25)に所属しているE−
    フイルタ(69)の手前に熱交換器或いは廃熱ボイラー
    (68)が設けられており、この廃熱ボイラーにE−フ
    イルタ(69)と送風冷却器(120)に通じる導管内
    に送風機(72)が設けられていることを特徴とする請
    求項7に記載のプラント。
  11. 【請求項11】 吹出し塔(100)の出口(101)
    が3段階の攪拌ボイラーカスケード、および金属類の別
    個の分離と回収のための室フイルタプレス或いは特別電
    解装置と結合されていることを特徴とする請求項7に記
    載のプラント。
JP8024124A 1995-02-13 1996-02-09 セメント製造の際の原材料を利用するための方法およびそのためのプラント Pending JPH08253350A (ja)

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DE19504668:4 1996-01-24
DE19602321:1 1996-01-24
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