JPH08253044A - 車両用自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents
車両用自動変速機のシフトロック装置Info
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- JPH08253044A JPH08253044A JP5955595A JP5955595A JPH08253044A JP H08253044 A JPH08253044 A JP H08253044A JP 5955595 A JP5955595 A JP 5955595A JP 5955595 A JP5955595 A JP 5955595A JP H08253044 A JPH08253044 A JP H08253044A
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Abstract
アクチュエータに通電し、倍力機構を介してロック解除
させる構成により、小型化、耐久性の向上、電源の消耗
を低減を図るとともに、安全性を向上できる車両用自動
変速機のシフトロック装置の提供にある。 【構成】 イグニッションスイッチ、P位置スイッチお
よびストップスイッチの全てがオンのときのみ電磁ソレ
ノイド7を電源に電気接続してロックアップケーブル6
の固定状態を解き、シフトレバーのシフトを可能にする
構成において、吸着片76、倍力機構90を有し、電磁
ソレノイド7は通電時に吸着片76を吸着して倍力機構
90により2〜5倍に増幅して係合子94の係合部97
を作動させ、ロックアップケーブル6の固定を解除させ
る。
Description
機構に装着されるキーインターロック付きシフトロック
装置に関する。
車両の急発進を防止するため、誤操作防止装置としてつ
ぎの機能を有するキーインターロック付きシフトロック
装置(以下、シフトロック装置という)を付設してい
る。 1)シフトロック:発進時ブレーキを踏まないとP(パ
ーキング)位置からシフト操作できない。 2)キーインターロック:シフトレバーをP位置に入れ
ないとキー式イグニッションスイッチのキーが抜けな
い。また、P位置で駐車中は、シフトレバーを操作でき
ない。
キーインターロックおよびシフトロックを、ブレーキペ
ダルの操作によりオン・オフするストップスイッチ、シ
フトレバーがP位置に設定されていることを検出するP
位置スイッチ、イグニッションスイッチ、マイクロコン
ピュータ、電磁ソレノイド(電磁式アクチュエータ)、
およびリレーからなる制御装置で行う電子制御式と、キ
ーインターロックをロックアップケーブルで行い、シフ
トロックを電磁ソレノイドで制御するメカニカル式とが
実用されている。
コンピュータが必要となるためコストが嵩む欠点があ
る。メカニカル式は、1つのシフト機構にロックアップ
ケーブルの端末(キーインターロック)の連結構造と、
電磁式アクチュエータ(シフトロック)の連結構造とを
設ける必要であり、シフト機構の構造が複雑化するた
め、低コストに製造できるが組み付け工数が大となる欠
点がある。
トロック装置の欠点を改良するため、アメリカ合衆国特
許第4887702号公報に、ロックアップケーブルの
途中に電磁ソレノイドを介装したシフトロック装置が提
案されている。しかるに、このシフトロック装置は、運
転中に電磁ソレノイドに通電し続ける構成となってお
り、電磁ソレノイドが発熱して耐久性が低下する問題が
発生する。また、駐車時には、電磁ソレノイドに通電し
ていないため、シフトレバーがシフトできてしまう。こ
のため、子供のいたずら、運転者の錯誤などでシフトレ
バーを動かしてしまうことがあると、事故につながる恐
れがある。
ークの二乗に反比例している。従来のシフトロック装置
では、電磁ソレノイドのストロークとロック・リリース
のストロークとは1:1であるため、少しのストローク
の延長が大幅な電磁ソレノイドの必要吸引力(キャパシ
タ)の増大を招く。
する短時間のみ電磁式アクチュエータに通電し、倍力機
構を介してシフトロックを解除できる構成により、電磁
式アクチュエータの必要吸引力および発熱を最小限に抑
えて耐久性を向上させ、かつ電源の消耗を低減できると
ともに、駐車時にもシフトロックしているため、いたず
らや錯誤による車両事故が確実に防止できる車両用自動
変速機のシフトロック装置の提供にある。
ニッションスイッチ、シフトレバーがP位置に設定され
ていることを検出するP位置スイッチ、ブレーキペダル
が踏まれていること検出するストップスイッチ、および
シフトレバーをP位置に固定するためのパーキングロッ
ク部材を備えた車両用自動変速機のシフトロック装置で
あって、前記イグニッションスイッチと前記パーキング
ロック部材との間を連結して、前記イグニッションスイ
ッチの回動位置を前記パーキングロック部材に直結させ
るとともに、固定状態にあるとき該パーキングロック部
材によりシフトレバーをP位置に固定するためのロック
アップケーブルと、該ロックアップケーブルの途中また
は端末に介装され、該ロックアップケーブルを固定する
ための係合子を備えたケーブル固定機構と、該ケーブル
固定機構に付設され、吸着片、該吸着片の動作を拡大し
て前記係合子を作動させる倍力機構を有し、前記吸着片
を吸引して前記係合子による前記ロックアップケーブル
の固定を解除させる電磁式アクチュエータと、前記シフ
トレバーに装着され前記パーキングロック部材を前記イ
グニッションスイッチ方向に付勢するリターンスプリン
グと、バネ力で前記ロックアップケーブルをパーキング
ロック部材方向に付勢させるバネと、前記電磁式アクチ
ュエータを電源に電気接続するための電源回路とを備
え、前記電源回路は、前記イグニッションスイッチ、前
記P位置スイッチ、および前記ストップスイッチの全て
がオンのときのみ前記電磁式アクチュエータを電源に電
気接続して前記固定機構を解除して前記ロックアップケ
ーブルの固定状態を解き、前記パーキングロック部材に
よるシフトバーのP位置への固定を解き、シフトレバー
のシフトを可能にすることを特徴とする。
前記ケーブル固定機構は、前記ロックアップケーブルの
アウタケーブルの途中または端末に介装された筒状ハウ
ジングと、該筒状ハウジング内に移動可能に収容される
とともに前記ロックアップケーブルのインナケーブルの
途中または端末に介装された被係合部を有する固定子を
有し、前記係合子は、一端に前記吸着片に連結してお
り、他端に前記固定子の被係合部に常時係合している係
合部を有し、前記一端と他端との間は前記倍力機構を構
成する天秤となっていることを特徴とする。
記ケーブル固定機構が前記ロックアップケーブルを固定
した状態において、前記イグニッションスイッチをOF
F位置からACC位置またはON位置への回動を許容す
る空振り機構を設けたことを特徴とする。請求項4に記
載のシフトロック装置は、前記空振り機構は、前記イン
ナケーブルの先端に連結されるとともに、前記イグニッ
ションスイッチの回動に連動してスライドするスライド
部材内に設けられたことを特徴とする。
記電源回路は、前記電磁式アクチュエータ、前記イグニ
ッションスイッチ、前記P位置スイッチ、前記ストップ
スイッチおよび前記電源を接続する閉回路に、前記電磁
式アクチュエータに平行して介装されるとともに、前記
イグニッションスイッチのオン・オフ時に発生する逆起
電力を防止するダイオードと、前記電磁式アクチュエー
タとアースとの間に介装され、前記イグニッションスイ
ッチ、前記P位置スイッチ、前記ストップスイッチの全
てがオンとき前記閉回路を接地させるスイッチング素子
とからなることを特徴とする。
イッチ、P位置スイッチ、およびストップスイッチの全
てがオンのときのみ電磁ソレノイドに通電されてシフト
ロックが解除可能となる。このため電磁式アクチュエー
タへの通電時間は短時間であり、ジュール熱により電磁
式アクチュエータが過熱・劣化することが防止できる。
この結果、電磁式アクチュエータの耐久性が向上し、消
費電力も少ないのでバッテリーなど電源の消耗が少な
い。
を吸引すると、倍力機構を介してケーブル固定機構の係
合子を動作させている。このため、ストロークの二乗で
吸引力が増大する電磁式アクチュエータの近接距離に吸
着片を配設することにより、電磁式アクチュエータ自体
を最小限に小型化できる利点がある。
た簡単な構成でケーブル固定機構を形成できる。このた
め、信頼性および経済性に優れる。請求項3に記載の構
成では、イグニッションキーをケーブル固定機構と独立
して回動できるため、アクセサリー(ACC)位置など
に自由に投入することが可能であり、使用性が向上でき
る。請求項4に記載の構成では、空振り機構を装着性に
優れた簡単な構成で形成できる。請求項5に記載の構成
では、イグニッションスイッチのオン・オフ時に発生す
る逆起電力で、誤作動が生じることを阻止できる。
明する。図1は車両用自動変速機のシフト機構の概略構
成を示す。シフト機構100は、シフトレバー1、およ
び該シフトレバー1を車体に取り付けるためのブラケッ
ト2を備える。シフトレバー1は、周知の如く、P(パ
ーキング)位置、R(リバース)位置、N(ニュートラ
ル)位置、D(ドライブ)位置、2(セカンド)位置、
L(ロー)位置などの設定位置を有する。
れて立てられた板状体であり、上部がディテントプレー
ト22、下板21にレバーブラケット23が設けられて
いる。ディテントプレート22には、上縁にディテント
機構の歯形25を有する円弧状打抜き26が形成されて
いる。ディテントプレート22の左側面(図1において
表面)の前部(図示左部)に支点ピン27が突設され、
該支点ピン27に回動自在に板状のパーキングロック部
材(以下、ロック部材という)3が取り付けられてい
る。
ット23に回動自在に取り付けられたシャフト11と、
該シャフト11の上端に取り付けられた握り12とを備
える。握り12には、図2、図3に示す如く、押し込み
ボタン13が装着され、シャフト11内にはロッド14
が配設されている。該ロッド14の下端には係止ピン1
5が設けられるとともに、リターンスプリングとしての
ロッドスプリング10が配設されている。係止ピン15
はシャフト11に設けられた長手方向のスリット(図示
せず)を通して前記ディテントプレートの打抜き26に
差し込まれ、歯形25に係合して、シフト操作時の位置
決めのためのディテント機構200を構成している。
レバー1をP位置に固定するための前記ロック部材3
と、先端(図示左端)がイグニッションスイッチ5に連
結され、後端が前記ロック部材3に連結されたロックア
ップケーブル6とを備える。ロックアップケーブル6に
は、エンジンの始動操作、および車両の発進操作のた
め、ロックアップケーブル6の固定と固定の解除とを行
うシフトロック制御装置40が付設されている。
ピン15に係合する切り欠き31が後方に開口して水平
的に設けられている。ロック部材3の上端32には、ロ
ックアップケーブル6の後端に連結されたロック部材連
結具60が係合されている。ロック部材3とディテント
プレート22との間には、捩じりバネ33が介装されて
おり、ロック部材3を反時計方向に回動するように付勢
している。この構成により、ロック部材3は、ロックア
ップケーブル6が固定状態にあるとき反時計方向の回動
を阻止されている。
ーブル6が固定を解除(シフトロックが解除)されたと
き、ロック部材3は時計方向への回動が可能となる。こ
の状態で、ボタン13を押し込むとロッド14が下が
り、ロック部材3は時計方向へ回動し、図3に示す如
く、切り欠き31は打抜き26方向に指向する。このた
め、ディテント機構200において、係止ピン15が歯
形25のP谷(図示左端の歯谷)から外れてシフトレバ
ー1のP位置以外へのシフトが可能になる。
トレバー1をP位置からN(ニュートラル)位置、R
(リバース)位置、D(ドライブ)位置などP位置以外
にシフトする際には、ロックアップケーブル6の固定
(シフトロック)が解除されていること、および握り1
2のボタン13を押し込む操作がなされることとの両方
が必要である。また、ロック部材3が図3の位置にある
とき、押し込みボタン13の押圧が開放されているとロ
ッドスプリング(リターンスプリング)10の復帰力に
よりロック部材3を図示左回転させ、ロックアップケー
ブル6が先端側(イグニッションスイッチ5側)に押さ
れて、図3の位置から図1の位置に復帰させる。
の如く、OFF(オフ)位置、ACC(アクセサリー)
位置、ON(オン)位置、およびSTART(スター
ト)位置を有する。イグニッションキー51(図1に示
す)の回動をスライド部材52の前後方向の移動に変換
する運動変換機構53を有する。
2内には、シリンダ56と、該シリンダ56内に摺動自
在に嵌め込まれ、インナケーブル62の先端が締結され
たピストン57とで構成された空振り機構70が設けら
れている。空振り機構70は、ロックアップケーブル6
が固定された状態において、前記イグニッションスイッ
チ5をOFF位置からACC位置またはON位置への回
動を許容する。この構成では、運動変換機構53と一体
に形成できるため、空振り機構70の製造、組付けが容
易になる利点がある。
プケーブル6の中間に介装された電磁式アクチュエータ
としての電磁ソレノイド7、および所定の条件が満たさ
れたとき電磁式アクチュエータとしての電磁ソレノイド
7を電源Vccに接続する電源回路8(図1に示す)
と、電源回路8により電磁ソレノイド7が通電されたと
きロックアップケーブル6を固定するケーブル固定機構
9からなる。なお、電磁式アクチュエータとして、電磁
ソレノイド7以外に電磁石を用いてもよい。
し、パイプ状のアウタケーブル61内に、ワイヤからな
るインナケーブル62を挿設した構造を有する。この実
施例では、アウタケーブル61は、イグニッションスイ
ッチ5とケーブル固定機構9との間を連結する前側部
と、ケーブル固定機構9とロック部材連結具60との間
を連結する後側部とからなる。アウタケーブル61後端
は、締結具67により車体へ締結されている。
アウタケーブル61の途中に介装された筒状ハウジング
91と、該筒状ハウジング91内に移動可能に収容され
るとともに、インナケーブル62の途中に介装され、被
係合部(中間段部)92を有する円柱状固定子93とを
備える。該筒状ハウジング91内には、図4(イ)に示
す如く、被係合部92に常時(電磁ソレノイド7への通
電停止時)係合し、電磁ソレノイド7への通電時に係合
を解除する係合子94と、該係合子94と筒状ハウジン
グ91の内壁との間に介装されたヘアピン型バネ95か
らなる。
ソレノイド7の吸着片76を貫通して係合された作用部
96となっており、図示右端部は鉤状を呈し被係合部
(中間段部)92に係合して固定子93を固定する係合
部97(ロック・リリース部)となっている。係合子9
4の中間は、L字形を呈し、作用部96が図示左方に変
位したとき図4(ロ)に示す如く、貫通部9Aを支点と
して2〜5倍の倍率で係合部97を図示下方に変位させ
る倍力機構90を形成している。インナーブル62は、
固定子93の前後で2分されており、先端がスライド部
材52に連結され、前記捩じりバネ33により前側に付
勢され、後端がロック部材連結具60に連結されてい
る。
91と直列方向に一体形成された円筒状のハウジング7
1と、該ハウジング71内に嵌め込まれたボビン72
と、該ボビン72に巻かれたコイル73と、該コイル7
3を内包する鉄製ケース74を備える。ケース74は、
図示右端が開口75となっており、開口75に近接して
前記係合子94の端部が貫通係合された前記吸着片76
が配設されている。
れ、吸着片76が鉄製ケース74に吸引されたとき、作
用部96が吸着片76により図示左方に押圧され、貫通
部9Aを支点として2〜5倍の倍率で係合部(ロック・
リリース部)97を図示下方に変位させる。これによ
り、係合子94の係合部97は固定子93の被係合部9
2から外れ、インナケーブル62の固定を解除する。
す如く、吸着片76と鉄製ケース74との距離(ストロ
ーク;図4参照)Xに対し、F=μS2 (IN)2 /X
2 となる。このでμは真空透磁率、Nはコイルの巻数、
Iは電流値、Sは吸着片の断面積を示す。このため、倍
力機構90を備え、ストロークXを極めて小さくできる
本発明の電磁ソレノイドは、最小限に小型化できる。こ
のため、通電による熱の発生および消費電力の低減が可
能になる。
×10-7、I=0.4Aとする。 〔従来品〕電磁ソレノイド7のストローク=ロック・リ
リース部のストロークであるから、X=2mmでF=0.
5kgm の吸引力を発生させるためにはN=2400が必
要となる。 〔本発明〕レバー比2:1の倍力機構90を使用する
と、X=1mmでF=1.0kgm の吸引力となる。F=
0.5kgm を発生させるためにはN=1670で済み、
小型の電磁ソレノイドが採用できる。すなわち、ストロ
ークXが一定とすると、ロック・リリースのストローク
アップは倍力機構90のレバー比(増幅率)の変更で対
応するが、その場合の荷重低下はストロークの反比例分
にとどまるため、従来のロックアップ装置に比べ電磁ソ
レノイドの出力は少なくて済む。
す如く、エンジンのイグニッションスイッチ5に装着さ
れ、キー51がOFF位置からACC位置またはON位
置へ投入されたときオンするイグニッションスイッチ8
1、シフトレバー1がP位置に設定されていることを検
出するシフト機構のP位置スイッチ82、ブレーキペダ
ルのが踏まれたときオンするストップスイッチ83、リ
レー84、電磁ソレノイド7および電源Vccであるバ
ッテリーBATからなる。電磁ソレノイド7には、イグ
ニッションスイッチ81のオン・オフ操作に伴う逆起電
力により誤作動が発生することを防止するための、ダイ
オードDが並列接続されている。
チ81、P位置スイッチ82、およびストップスイッチ
83が全てオンしたとき、リレー84をオンさせ、コイ
ル73を電源Vccに接続する。リレー84は、図5に
示す如く、電磁ソレノイド7とアースとの間に介装され
たスイッチング素子としてのトランジスタT、および該
トランジスタTのベースに入力する前記オン信号を分圧
する抵抗R1 ,R2 で構成されている。なお、リレー8
4は、ダーリントン接続された2つのトランジスタを用
いてもよい。
に示す模式図とともに説明する。(a)は、エンジンが
停止し、車両が駐車し、ブレーキを踏んだ状態にある。
イグニッションスイッチ81がOFF、ストップスイッ
チ83がON、P位置スイッチ82がONの状態を示
す。ロックアップケーブル6は、ソレノイドスプリング
の付勢力により緊張状態にあり、ロック部材3は図2の
位置に保持されているので、シフトレバー1はP位置に
固定されている。
ンスイッチ5をACC位置に投入したときを示す。空振
り機構70の作用で、イグニッションキー51の操作は
可能であるが、シフトレバー1はP位置に固定されてい
る。(c)は、イグニッションスイッチ5をON位置に
投入し、ブレーキを開放している状態を示す。空振り機
構70の作用で、キー51の操作は可能であり、エンジ
ンの始動はしているが、シフトレバー1はP位置に固定
されているため、シフトレバー1のシフトはできない。
んだときを示す。イグニッションスイッチ81、ストッ
プスイッチ83、P位置スイッチ82の全てがONして
いる。このとき電磁式アクチュエータ7は通電されて係
合子94を吸引し、係合子94の係合部97はヘアピン
型バネ95を圧縮して図示下方に移動する。これにより
ロックアップケーブル6の緊張は開放され、ロック部材
3は回動可能となるため、握り12の押しボタン13を
押し込む操作によりシフトレバー1をP位置からシフト
することが可能になる。
ー1をD位置などにシフトし、ブレーキペダルを開放し
た状態をしめす。このとき、電磁ソレノイド7への通電
は停止されるが、ロック部材3は図2の位置に保たれる
ため、シフトレバー1のシフトが自在にできる。
態を示す。この状態でもロック部材3は、捩じりバネ3
3の作用で回転した位置に保たれるため、シフトレバー
1のシフトが自在にできる。(g)は、さらにシフトレ
バー1をP位置に戻した場合を示す。このとき、ロック
部材3をロッドスプリング10の復帰力による付勢力で
ロック部材3は反時計方向に回動して図2の位置に復帰
して、シフトレバー1をP位置に固定する。
速機のシフト機構について説明したが、この発明のシフ
トロック装置は、ハンドルコラム式の自動変速機のシフ
ト機構にも適用できる。また、ケーブル固定機構および
倍力機構は、インナケーブルに取り付けられた被係合部
付き固定子と、電磁式アクチュエータへの通電停止時は
スプリングなどのバネ力で該固定子を常時係止し、電磁
式アクチュエータへの通電時はその吸引作用で微動する
吸着片の動作により倍力機構を介して係合部付き係合子
を係合解除作動させる種種の構造のものが採用できる。
置の概略構成図である。
成図である。
である。
る。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 キー式イグニッションスイッチ、シフト
レバーがP位置に設定されていることを検出するP位置
スイッチ、ブレーキペダルが踏まれていること検出する
ストップスイッチ、およびシフトレバーをP位置に固定
するためのパーキングロック部材を備えた車両用自動変
速機のシフトロック装置であって、 前記イグニッションスイッチと前記パーキングロック部
材との間を連結して、前記イグニッションスイッチの回
動位置を前記パーキングロック部材に直結させるととも
に、固定状態にあるとき該パーキングロック部材により
シフトレバーをP位置に固定するためのロックアップケ
ーブルと、 該ロックアップケーブルの途中または端末に介装され、
該ロックアップケーブルを固定するための係合子を備え
たケーブル固定機構と、 該ケーブル固定機構に付設され、吸着片、該吸着片の動
作を拡大して前記係合子を作動させる倍力機構を有し、
前記吸着片を吸引して前記係合子による前記ロックアッ
プケーブルの固定を解除させる電磁式アクチュエータ
と、 前記シフトレバーに装着され前記パーキングロック部材
を前記イグニッションスイッチ方向に付勢するリターン
スプリングと、 バネ力で前記ロックアップケーブルをパーキングロック
部材方向に付勢させるバネと、 前記電磁式アクチュエータを電源に電気接続するための
電源回路とを備え、 前記電源回路は、前記イグニッションスイッチ、前記P
位置スイッチ、および前記ストップスイッチの全てがオ
ンのときのみ前記電磁式アクチュエータを電源に電気接
続して前記固定機構を解除して前記ロックアップケーブ
ルの固定状態を解き、前記パーキングロック部材による
シフトバーのP位置への固定を解き、シフトレバーのシ
フトを可能にすることを特徴とする車両用自動変速機の
シフトロック装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ケーブル固定機
構は、前記ロックアップケーブルのアウタケーブルの途
中または端末に介装された筒状ハウジングと、該筒状ハ
ウジング内に移動可能に収容されるとともに前記ロック
アップケーブルのインナケーブルの途中または端末に介
装された被係合部を有する固定子を有し、前記係合子
は、一端に前記吸着片に連結しており、他端に前記固定
子の被係合部に常時係合している係合部を有し、前記一
端と他端との間は前記倍力機構を構成する天秤となって
いることを特徴とする車両用自動変速機のシフトロック
装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ケーブル固定機
構が前記ロックアップケーブルを固定した状態におい
て、前記イグニッションスイッチをOFF位置からAC
C位置またはON位置への回動を許容する空振り機構を
設けたことを特徴とする車両用自動変速機のシフトロッ
ク装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記空振り機構は、
前記インナケーブルの先端に連結されるとともに、前記
イグニッションスイッチの回動に連動してスライドする
スライド部材内に設けられたことを特徴とする車両用自
動変速機のシフトロック装置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記電源回路は、前
記電磁式アクチュエータ、前記イグニッションスイッ
チ、前記P位置スイッチ、前記ストップスイッチおよび
前記電源を接続する閉回路に、前記電磁式アクチュエー
タに平行して介装されるとともに、前記イグニッション
スイッチのオン・オフ時に発生する逆起電力を防止する
ダイオードと、前記電磁式アクチュエータとアースとの
間に介装され、前記イグニッションスイッチ、前記P位
置スイッチ、前記ストップスイッチの全てがオンとき前
記閉回路を接地させるスイッチング素子とからなること
を特徴とする車両用自動変速機のシフトロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5955595A JP3808524B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5955595A JP3808524B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253044A true JPH08253044A (ja) | 1996-10-01 |
JP3808524B2 JP3808524B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=13116624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5955595A Expired - Fee Related JP3808524B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3808524B2 (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2003522666A (ja) * | 2000-02-08 | 2003-07-29 | ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト | 自動車のオートマチック伝動装置用のシフト・バイ・ワイヤ式のシフト装置 |
CN103228962A (zh) * | 2010-11-26 | 2013-07-31 | 卡姆肯石油有限公司 | 锁组件 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5955595A patent/JP3808524B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003522666A (ja) * | 2000-02-08 | 2003-07-29 | ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト | 自動車のオートマチック伝動装置用のシフト・バイ・ワイヤ式のシフト装置 |
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