JPH0825293A - プリプレグの穴あけ加工方法 - Google Patents
プリプレグの穴あけ加工方法Info
- Publication number
- JPH0825293A JPH0825293A JP16165094A JP16165094A JPH0825293A JP H0825293 A JPH0825293 A JP H0825293A JP 16165094 A JP16165094 A JP 16165094A JP 16165094 A JP16165094 A JP 16165094A JP H0825293 A JPH0825293 A JP H0825293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg
- drilling
- drill
- diameter
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリプレグに穴あけ加工するとき、加工速度
を上げ、穴あけ加工部分毛羽や異径穴を発生させないよ
うにするために使用するあて板を再使用可能にする。 【構成】 加工治具板６の上に、穴あけ加工するプリプ
レグと同等材質でドリルの径より若干径が大きい穴１１
を有するあて板５を置き、その上に穴あけ加工するプリ
プレグ４を置き、下方からスルータイプドリル７で穴あ
けする。
を上げ、穴あけ加工部分毛羽や異径穴を発生させないよ
うにするために使用するあて板を再使用可能にする。 【構成】 加工治具板６の上に、穴あけ加工するプリプ
レグと同等材質でドリルの径より若干径が大きい穴１１
を有するあて板５を置き、その上に穴あけ加工するプリ
プレグ４を置き、下方からスルータイプドリル７で穴あ
けする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリプレグの穴あけ加
工方法に関する。
工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリプレグは、繊維基材に液状の熱硬化
性樹脂を含浸して加熱し、熱硬化性樹脂をＢステージま
で硬化させるとともに、揮発性成分を揮散させたもので
ある。多層プリント配線板を製造するとき、構成材（内
層板又は外層材）間の接着用にプリプレグを用いると
き、ガイド穴が必要である。このガイド穴の穴あけ加工
法として、ドリルによる方法とパンチプレスによる型抜
き方法とがある。
性樹脂を含浸して加熱し、熱硬化性樹脂をＢステージま
で硬化させるとともに、揮発性成分を揮散させたもので
ある。多層プリント配線板を製造するとき、構成材（内
層板又は外層材）間の接着用にプリプレグを用いると
き、ガイド穴が必要である。このガイド穴の穴あけ加工
法として、ドリルによる方法とパンチプレスによる型抜
き方法とがある。
【０００３】パンチプレスによる型抜き方法は、加工時
間が短く、少品種多量品を加工する場合に有利である反
面、加工品が変わったときの段取りに長時間要する。そ
こで、多品種少量品の加工については、段取り時間も短
く、また、複数台を１人で操作でき、かつ、製品が変わ
ったときの対応も容易であるドリルによる方法が採用さ
れている。
間が短く、少品種多量品を加工する場合に有利である反
面、加工品が変わったときの段取りに長時間要する。そ
こで、多品種少量品の加工については、段取り時間も短
く、また、複数台を１人で操作でき、かつ、製品が変わ
ったときの対応も容易であるドリルによる方法が採用さ
れている。
【０００４】ドリルによる方法は、手作業にて治具を使
用し穴位置決め行い、１穴毎にボール盤で上方から加工
し穴あけを行う方法や、ＸＹテーブルにて精度良く、且
つ高速に穴の位置決めを行い、上方よりドリルをステッ
プ送りにて加工を行うＮＣ加工機での加工方法等があ
る。ボール盤を使用する方法は、安価であるが、加工能
力が小さく加工状態や寸法精度が劣るので、穴加工状態
及び穴加工の位置精度の良いＮＣ加工機が多く使用され
ている。
用し穴位置決め行い、１穴毎にボール盤で上方から加工
し穴あけを行う方法や、ＸＹテーブルにて精度良く、且
つ高速に穴の位置決めを行い、上方よりドリルをステッ
プ送りにて加工を行うＮＣ加工機での加工方法等があ
る。ボール盤を使用する方法は、安価であるが、加工能
力が小さく加工状態や寸法精度が劣るので、穴加工状態
及び穴加工の位置精度の良いＮＣ加工機が多く使用され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このＮＣ加
工機による穴あけ方法は、ドリルの切込量をあらかじめ
設定し、これを繰り返すステップ送りを行って穴状態の
良好度を保っている。そのため穴あけの加工時間に長時
間を要し、これを改善する為に速度を速くすると毛羽・
異径穴等の不具合が発生する。
工機による穴あけ方法は、ドリルの切込量をあらかじめ
設定し、これを繰り返すステップ送りを行って穴状態の
良好度を保っている。そのため穴あけの加工時間に長時
間を要し、これを改善する為に速度を速くすると毛羽・
異径穴等の不具合が発生する。
【０００６】そこでプリプレグの上下にあて板を使用
し、あて板と共に穴あけ加工することで、加工時間を短
縮し、毛羽・異径穴が発生しないようにしているが、あ
て板を繰返し使用できないため、あて板枚数の確保やあ
て板のセット・リセットが必要になる等の問題がある。
本発明はこれらの問題を解決し、ＮＣ加工機により穴あ
け方式の加工時間を短縮することを目的とするものであ
る。
し、あて板と共に穴あけ加工することで、加工時間を短
縮し、毛羽・異径穴が発生しないようにしているが、あ
て板を繰返し使用できないため、あて板枚数の確保やあ
て板のセット・リセットが必要になる等の問題がある。
本発明はこれらの問題を解決し、ＮＣ加工機により穴あ
け方式の加工時間を短縮することを目的とするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工治具板６
の上に、穴あけ加工するプリプレグと同等材質でドリル
の径より若干径が大きい穴１１を有するあて板５を置
き、その上に穴あけ加工するプリプレグ４を置き、下方
からスルータイプドリル７で穴あけすることを特徴とす
るプリプレグの穴あけ加工方法である。
の上に、穴あけ加工するプリプレグと同等材質でドリル
の径より若干径が大きい穴１１を有するあて板５を置
き、その上に穴あけ加工するプリプレグ４を置き、下方
からスルータイプドリル７で穴あけすることを特徴とす
るプリプレグの穴あけ加工方法である。
【０００８】あて板５の穴１１の径は、ドリル径より
０．１〜０．４ｍｍ程度、好ましくは０．２ｍｍ大きい
ものがよく、また、その材質はプリプレグと同材質のも
のか同等材質のものがよい。
０．１〜０．４ｍｍ程度、好ましくは０．２ｍｍ大きい
ものがよく、また、その材質はプリプレグと同材質のも
のか同等材質のものがよい。
【０００９】
【作用】加工機にセットされたプリプレグの下方にあら
かじめ穴あけ加工するドリル径より若干径が大きい穴１
１のあて板５で、プリプレグの上下にあて板をはさんだ
場合と同等となり、下方からのドリルの回転と突き上げ
によるプリプレグ表面の暴れを抑制する。
かじめ穴あけ加工するドリル径より若干径が大きい穴１
１のあて板５で、プリプレグの上下にあて板をはさんだ
場合と同等となり、下方からのドリルの回転と突き上げ
によるプリプレグ表面の暴れを抑制する。
【００１０】以下、図面を参照して説明する。穴あけ加
工するプリプレグ４は、スルータイプドリル７の径より
若干大きい径の穴１１を有するあて板５を介して、加工
治具板６の上に載置される。加工治具板６の穴１２の径
はドリル径より大きい径（ドリル径＋４ｍｍ）であり、
この穴から切削粉が排出される。加工治具板６は、プレ
ッシャーフット１０で支持されている。プリプレグ４は
ダミープリプレグ３を介して、補助シリンダー１とクラ
ンプ２により加工時に動かないように押圧されている。
補助シリンダー１は、押さえ部分がフッ素樹脂製で、ス
ルータイプドリル７の径より大き目の穴（ドリル径＋４
ｍｍ）があけられている。スルータイプドリル７は、ス
ピンドル９に、コレットチャック８固定されている。
工するプリプレグ４は、スルータイプドリル７の径より
若干大きい径の穴１１を有するあて板５を介して、加工
治具板６の上に載置される。加工治具板６の穴１２の径
はドリル径より大きい径（ドリル径＋４ｍｍ）であり、
この穴から切削粉が排出される。加工治具板６は、プレ
ッシャーフット１０で支持されている。プリプレグ４は
ダミープリプレグ３を介して、補助シリンダー１とクラ
ンプ２により加工時に動かないように押圧されている。
補助シリンダー１は、押さえ部分がフッ素樹脂製で、ス
ルータイプドリル７の径より大き目の穴（ドリル径＋４
ｍｍ）があけられている。スルータイプドリル７は、ス
ピンドル９に、コレットチャック８固定されている。
【００１１】
【実施例】ドリル径より０．２ｍｍ大きい径の穴１１を
設けたガラス基材エポキシプリプレグをあて板として、
ガラス基材エポキシプリプレグに穴あけ加工した。その
結果、上下をダミープリプレグで押さえたときと同等の
高速穴あけを行っても、プリプレグに毛羽・異径穴が発
生しなかった。
設けたガラス基材エポキシプリプレグをあて板として、
ガラス基材エポキシプリプレグに穴あけ加工した。その
結果、上下をダミープリプレグで押さえたときと同等の
高速穴あけを行っても、プリプレグに毛羽・異径穴が発
生しなかった。
【００１２】
【発明の効果】穴あけ加工時に穴あけ加工ドリル径より
若干径の大きい穴の開いた穴あけあて板を使用すること
により、穴あけ用のあて板を加工の都度交換しなくてす
み、プリプレグに毛羽・異径穴を発生させずに加工時間
を短縮することが出来る。また切削時にあて板からの切
削粉混入も防止できる。
若干径の大きい穴の開いた穴あけあて板を使用すること
により、穴あけ用のあて板を加工の都度交換しなくてす
み、プリプレグに毛羽・異径穴を発生させずに加工時間
を短縮することが出来る。また切削時にあて板からの切
削粉混入も防止できる。
【図１】本発明に関する、穴あけ加工方法の概略図であ
る。
る。
１ 穴あけ補助シリンダ ２ 製品押さえクランプ ３ ダミープリプレグ ４ プリプレグ ５ 穴あけあて板 ６ 穴あけ加工治具板 ７ スルータイプドリル ８ コレットチャック ９ スピンドル １０ プレッシャーフット
Claims (1)
- 【請求項１】 加工治具板の上に、穴あけ加工するプリ
プレグと同等材質でドリルの径より若干径が大きい穴を
有するあて板を置き、その上に穴あけ加工するプリプレ
グを置き、下方からスルータイプドリルで穴あけするこ
とを特徴とするプリプレグの穴あけ加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16165094A JPH0825293A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | プリプレグの穴あけ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16165094A JPH0825293A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | プリプレグの穴あけ加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825293A true JPH0825293A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15739225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16165094A Pending JPH0825293A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | プリプレグの穴あけ加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825293A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001157993A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Ibiden Co Ltd | 板状物の穴開け方法およびそのためのカッター |
| CN102380892A (zh) * | 2010-09-03 | 2012-03-21 | 北京新风机械厂 | 一种纤维织物增强树脂基复合材料预浸料的孔加工方法 |
| CN110576476A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-17 | 宋志龙 | 双层重叠式的pcb开孔工艺设备及其工艺方法 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16165094A patent/JPH0825293A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001157993A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Ibiden Co Ltd | 板状物の穴開け方法およびそのためのカッター |
| CN102380892A (zh) * | 2010-09-03 | 2012-03-21 | 北京新风机械厂 | 一种纤维织物增强树脂基复合材料预浸料的孔加工方法 |
| CN110576476A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-17 | 宋志龙 | 双层重叠式的pcb开孔工艺设备及其工艺方法 |
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