JPH08252686A - 熱切断加工機の集塵ダクト装置 - Google Patents
熱切断加工機の集塵ダクト装置Info
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- JPH08252686A JPH08252686A JP7056156A JP5615695A JPH08252686A JP H08252686 A JPH08252686 A JP H08252686A JP 7056156 A JP7056156 A JP 7056156A JP 5615695 A JP5615695 A JP 5615695A JP H08252686 A JPH08252686 A JP H08252686A
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構でドロスの付着を防止し集塵ダク
トの詰まりを防ぐことのできる熱切断加工機の集塵ダク
ト装置を提供する。 【構成】 ワーク1を挟んで熱切断加工ヘッド2に対向
する位置に設けられ、前記ワーク1に面する上端中央に
開口4が設けられ下端部が真空吸引式の吸引手段に接続
されるダクト3を主体としてなり、このダクト3の上端
部近傍の側壁に周方向に複数の吸引孔6を設け、さらに
その吸引孔6からそのダクト3内に吸引される空気を遮
蔽するようにそのダクト3と略同軸の筒状の遮蔽板7を
設ける構造とする。
トの詰まりを防ぐことのできる熱切断加工機の集塵ダク
ト装置を提供する。 【構成】 ワーク1を挟んで熱切断加工ヘッド2に対向
する位置に設けられ、前記ワーク1に面する上端中央に
開口4が設けられ下端部が真空吸引式の吸引手段に接続
されるダクト3を主体としてなり、このダクト3の上端
部近傍の側壁に周方向に複数の吸引孔6を設け、さらに
その吸引孔6からそのダクト3内に吸引される空気を遮
蔽するようにそのダクト3と略同軸の筒状の遮蔽板7を
設ける構造とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱切断加工機の集塵ダ
クト装置に関し、より詳しくは熱切断加工ヘッドにより
ワークの熱切断加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装
置に関するものである。
クト装置に関し、より詳しくは熱切断加工ヘッドにより
ワークの熱切断加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレーザー加工機のような熱
切断加工機においては、図4に示されているように、熱
切断ヘッド100の下方のワーク101を挟んで対向す
る位置に吸引式の集塵ダクト102を設け、前記ワーク
101に熱切断加工を施す際に発生するドロス,スラグ
をその集塵ダクト102の吸引口103からその集塵ダ
クト102内に吸引するようにされている。
切断加工機においては、図4に示されているように、熱
切断ヘッド100の下方のワーク101を挟んで対向す
る位置に吸引式の集塵ダクト102を設け、前記ワーク
101に熱切断加工を施す際に発生するドロス,スラグ
をその集塵ダクト102の吸引口103からその集塵ダ
クト102内に吸引するようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
ロスは溶融したワークの母材またはその酸化物であるこ
とが多く、このため集塵ダクト102の内壁面に図中S
で示すようにそのドロスが付着し、連続してレーザー加
工を行ううちに集塵ダクト102が詰まってしまうとい
う問題点がある。
ロスは溶融したワークの母材またはその酸化物であるこ
とが多く、このため集塵ダクト102の内壁面に図中S
で示すようにそのドロスが付着し、連続してレーザー加
工を行ううちに集塵ダクト102が詰まってしまうとい
う問題点がある。
【0004】このようなドロス付着を防止するために、
特開平6−63786号公報には、集塵ダクト102に
吸引口103の内周面に、軸心方向に対して傾斜する複
数条の渦流発生用溝を設け、集塵ダクト102内に空気
の渦流を発生させることが提案されている。しかし、こ
の機構においては空気流量が減少したときに容易に吸引
口にドロスが付着し、間もなく空気の渦流発生が不可能
になってしまうという問題点がある。
特開平6−63786号公報には、集塵ダクト102に
吸引口103の内周面に、軸心方向に対して傾斜する複
数条の渦流発生用溝を設け、集塵ダクト102内に空気
の渦流を発生させることが提案されている。しかし、こ
の機構においては空気流量が減少したときに容易に吸引
口にドロスが付着し、間もなく空気の渦流発生が不可能
になってしまうという問題点がある。
【0005】また、集塵ダクト102内に水を流すこと
によりドロス付着を防止する方法があるが、この方法に
おいては、汚水処理を行わなければならないため汚水処
理装置が必要となり、また水循環のためのポンプも必要
となって装置が複雑になり費用が嵩むという問題点があ
る。
によりドロス付着を防止する方法があるが、この方法に
おいては、汚水処理を行わなければならないため汚水処
理装置が必要となり、また水循環のためのポンプも必要
となって装置が複雑になり費用が嵩むという問題点があ
る。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであり、簡単な機構でドロスの付着を
防止し集塵ダクトの詰まりを防ぐことのできる熱切断加
工機の集塵ダクト装置を提供することにある。
めになされたものであり、簡単な機構でドロスの付着を
防止し集塵ダクトの詰まりを防ぐことのできる熱切断加
工機の集塵ダクト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
による熱切断加工機の集塵ダクト装置は、前述された目
的を達成するために、第1に、熱切断加工ヘッドにより
ワークの熱切断加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装
置であって、前記熱切断加工ヘッドの下方の対向する位
置に設けられ、前記ワークに面する上端中央に開口を有
して下端側が真空吸引式の吸引手段に接続されるダクト
を主体としてなるとともに、このダクトの上端部近傍の
側壁に周方向に配される複数の吸引孔を設け、この吸引
孔からそのダクト内に吸引される空気を遮蔽するように
そのダクトと略同軸の筒状の遮蔽板を設けることを特徴
とするものである。
による熱切断加工機の集塵ダクト装置は、前述された目
的を達成するために、第1に、熱切断加工ヘッドにより
ワークの熱切断加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装
置であって、前記熱切断加工ヘッドの下方の対向する位
置に設けられ、前記ワークに面する上端中央に開口を有
して下端側が真空吸引式の吸引手段に接続されるダクト
を主体としてなるとともに、このダクトの上端部近傍の
側壁に周方向に配される複数の吸引孔を設け、この吸引
孔からそのダクト内に吸引される空気を遮蔽するように
そのダクトと略同軸の筒状の遮蔽板を設けることを特徴
とするものである。
【0008】本発明の熱切断加工機の集塵ダクト装置に
よれば、真空吸引式の吸引手段により吸引されることに
よりダクト上端部近傍の側壁に周方向に配される複数の
吸引孔から空気がダクト内に吸引され、これにより生じ
る空気流は遮蔽板に衝突してダクト中心部は通らず主に
ダクトの内壁面に添うようにダクトの下方に向かって流
れる。言い換えれば、ダクトの内壁面に沿ってエアカー
テンが形成されることになる。これにより、ワークに熱
切断加工を施すことにより生じるドロスがダクトの内壁
面に付着しにくくなる。よって、ダクトの集塵性が良好
な状態に保持され、ダクト内壁面の掃除の必要もない。
また、前述した汚水処理装置のような装置を必要としな
いので構造が簡単で費用が嵩むことがない。
よれば、真空吸引式の吸引手段により吸引されることに
よりダクト上端部近傍の側壁に周方向に配される複数の
吸引孔から空気がダクト内に吸引され、これにより生じ
る空気流は遮蔽板に衝突してダクト中心部は通らず主に
ダクトの内壁面に添うようにダクトの下方に向かって流
れる。言い換えれば、ダクトの内壁面に沿ってエアカー
テンが形成されることになる。これにより、ワークに熱
切断加工を施すことにより生じるドロスがダクトの内壁
面に付着しにくくなる。よって、ダクトの集塵性が良好
な状態に保持され、ダクト内壁面の掃除の必要もない。
また、前述した汚水処理装置のような装置を必要としな
いので構造が簡単で費用が嵩むことがない。
【0009】本発明の熱切断加工機の集塵ダクト装置
は、第2に、熱切断加工ヘッドによりワークの熱切断加
工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装置であって、前記
熱切断加工ヘッドの下方の対向する位置に設けられ、前
記ワークに面する上端中央に開口を有して下端側が真空
吸引式の吸引手段に接続されるダクトを主体としてなる
とともに、このダクトの内壁面にミスト状の不燃性の液
体を吹き付ける噴霧手段を設けることを特徴とするもの
である。
は、第2に、熱切断加工ヘッドによりワークの熱切断加
工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装置であって、前記
熱切断加工ヘッドの下方の対向する位置に設けられ、前
記ワークに面する上端中央に開口を有して下端側が真空
吸引式の吸引手段に接続されるダクトを主体としてなる
とともに、このダクトの内壁面にミスト状の不燃性の液
体を吹き付ける噴霧手段を設けることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明の第2の特徴を有する熱切断加工機
の集塵ダクト装置によれば、ミスト状の不燃性の液体が
ダクトの内壁面に吹き付けられ、このダクトの内壁面に
その不燃性の液体からなる液膜が形成されるのでそのダ
クトの内壁面にドロスが付着するのが防がれる。
の集塵ダクト装置によれば、ミスト状の不燃性の液体が
ダクトの内壁面に吹き付けられ、このダクトの内壁面に
その不燃性の液体からなる液膜が形成されるのでそのダ
クトの内壁面にドロスが付着するのが防がれる。
【0011】本発明の熱切断加工機の集塵ダクト装置に
おいて、前記ダクトの内壁面は銅または銅合金からなる
ことが好ましい。銅または銅合金は熱切断加工により生
じるドロスが付着しにくい性質を有するので、ドロス付
着を一層防止することができる。
おいて、前記ダクトの内壁面は銅または銅合金からなる
ことが好ましい。銅または銅合金は熱切断加工により生
じるドロスが付着しにくい性質を有するので、ドロス付
着を一層防止することができる。
【0012】本発明の目的は、後述される詳細な説明か
ら明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具
体的実施例は最も好ましい実施態様について説明する
が、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形
はその詳細な説明から当業者にとって明らかであること
から、具体的例として述べるものである。
ら明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具
体的実施例は最も好ましい実施態様について説明する
が、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形
はその詳細な説明から当業者にとって明らかであること
から、具体的例として述べるものである。
【0013】
【実施例】次に、本発明による熱切断加工機の集塵ダク
ト装置の具体的実施例につき、図面を参照しつつ説明す
る。
ト装置の具体的実施例につき、図面を参照しつつ説明す
る。
【0014】(実施例1)図1に、本発明の一実施例に
係るレーザー加工機の集塵ダクト装置の縦断面図が示さ
れている。図中水平に配されているワーク1の上方には
レーザー加工ヘッド2が配され、このワーク1の下方に
は円筒体を主体とし、下方に向かうにしたがって徐々に
径が大きくなるように段付き形状とされるするダクト3
が配されている。このダクト3の上端中央には開口4が
設けられ下端側は図2に示されているように真空吸引機
5により吸引されるL字型に屈折してなる集塵室3’に
接続されている。
係るレーザー加工機の集塵ダクト装置の縦断面図が示さ
れている。図中水平に配されているワーク1の上方には
レーザー加工ヘッド2が配され、このワーク1の下方に
は円筒体を主体とし、下方に向かうにしたがって徐々に
径が大きくなるように段付き形状とされるするダクト3
が配されている。このダクト3の上端中央には開口4が
設けられ下端側は図2に示されているように真空吸引機
5により吸引されるL字型に屈折してなる集塵室3’に
接続されている。
【0015】また、このダクト3の上端部近傍の側壁に
は周方向に配される複数の吸引孔6が設けられている。
さらに、このダクト3の上端部の前記吸引孔6に対向す
る位置には円筒状の遮蔽板7が設けられている。
は周方向に配される複数の吸引孔6が設けられている。
さらに、このダクト3の上端部の前記吸引孔6に対向す
る位置には円筒状の遮蔽板7が設けられている。
【0016】このような構成において、前記レーザー加
工ヘッド2によりワーク1にレーザー加工が施されると
ワーク1の被加工部分からドロス,スラグが生じるが、
これらドロス,スラグは前記真空吸引機5の吸引作用に
よりダクト3の前記開口4からそのダクト3に吸い込ま
れダクト3内を下方に運ばれる。この際、前記真空吸引
機5の吸引作用によりダクト3の側壁に設けられている
複数の吸引孔6から空気がダクト3の中心に向かって吸
い込まれるが、吸い込まれ形成される空気流は前記遮蔽
板7に遮蔽されてダクト3の中心には至らず下方に向け
られる。この結果、この空気流は前記真空吸引機5の吸
引作用によりダクト3内を(図中矢印で示すように)そ
のダクト3の内壁に沿うように下方に流れる。言い換え
れば、この空気流からなるエアカーテンがダクト3の内
壁に沿うように形成されることになる。
工ヘッド2によりワーク1にレーザー加工が施されると
ワーク1の被加工部分からドロス,スラグが生じるが、
これらドロス,スラグは前記真空吸引機5の吸引作用に
よりダクト3の前記開口4からそのダクト3に吸い込ま
れダクト3内を下方に運ばれる。この際、前記真空吸引
機5の吸引作用によりダクト3の側壁に設けられている
複数の吸引孔6から空気がダクト3の中心に向かって吸
い込まれるが、吸い込まれ形成される空気流は前記遮蔽
板7に遮蔽されてダクト3の中心には至らず下方に向け
られる。この結果、この空気流は前記真空吸引機5の吸
引作用によりダクト3内を(図中矢印で示すように)そ
のダクト3の内壁に沿うように下方に流れる。言い換え
れば、この空気流からなるエアカーテンがダクト3の内
壁に沿うように形成されることになる。
【0017】このようにエアカーテンが形成されること
により、このダクト3内に吸い込まれた前記ドロス,ス
ラグはダクト3の内壁に殆ど接触しなくなり、この結果
そのダクト3の内壁にドロスが付着するのが防止され
る。
により、このダクト3内に吸い込まれた前記ドロス,ス
ラグはダクト3の内壁に殆ど接触しなくなり、この結果
そのダクト3の内壁にドロスが付着するのが防止され
る。
【0018】本実施例のレーザー加工機の集塵ダクト装
置において、前記ダクト3の内壁面は銅または銅合金か
らなることが好ましい。この理由は、銅または銅合金は
ドロスが付着しにくい材質であり、ドロス付着がより一
層防止されるからである。
置において、前記ダクト3の内壁面は銅または銅合金か
らなることが好ましい。この理由は、銅または銅合金は
ドロスが付着しにくい材質であり、ドロス付着がより一
層防止されるからである。
【0019】本実施例において、前記ダクト3の側壁に
設けられる吸引孔6はそのダクト3の長手方向(上下方
向)に対して垂直に設けられているが、ダクト3の外周
側からダクト3の内周側に向かって降下するようにその
吸引孔6が傾斜して設けられてもよい。このような構造
にすることにより、吸い込まれた空気流が乱流になりに
くく前記エアカーテンが確実に形成される。
設けられる吸引孔6はそのダクト3の長手方向(上下方
向)に対して垂直に設けられているが、ダクト3の外周
側からダクト3の内周側に向かって降下するようにその
吸引孔6が傾斜して設けられてもよい。このような構造
にすることにより、吸い込まれた空気流が乱流になりに
くく前記エアカーテンが確実に形成される。
【0020】このように、本実施例のレーザー加工機の
集塵ダクト装置は簡単な構造によりドロスの付着を防止
することができ、ダクト3の詰まりが発生しない。
集塵ダクト装置は簡単な構造によりドロスの付着を防止
することができ、ダクト3の詰まりが発生しない。
【0021】(実施例2)図3に、もう一つの実施例に
係るレーザー加工機の集塵ダクト装置が示されている。
この集塵ダクト装置は、実施例1のものと同様に、上端
中央に開口10が設けられ、下端部は、実施例1と同様
に真空吸引機5により吸引される集塵室3’(図示せ
ず)に接続されている円筒形のダクト11を主体として
なる。このダクト11は、前述のような吸引孔6等は設
けられておらず、側壁に噴霧ノズル12が貫設されてい
る。この噴霧ノズル12は、スパッタ液または水13を
送り出すルブリケータ14に接続されているものであ
る。
係るレーザー加工機の集塵ダクト装置が示されている。
この集塵ダクト装置は、実施例1のものと同様に、上端
中央に開口10が設けられ、下端部は、実施例1と同様
に真空吸引機5により吸引される集塵室3’(図示せ
ず)に接続されている円筒形のダクト11を主体として
なる。このダクト11は、前述のような吸引孔6等は設
けられておらず、側壁に噴霧ノズル12が貫設されてい
る。この噴霧ノズル12は、スパッタ液または水13を
送り出すルブリケータ14に接続されているものであ
る。
【0022】この実施例においては、レーザー加工時に
前記ルブリケータ14により前記噴霧ノズル12からス
パッタ液または水13がミスト状に噴霧され、このスパ
ッタ液または水13の被膜がダクト11の内壁に形成さ
れる。したがって、ワーク1をレーザー加工により生じ
るドロスがその被膜の存在によりダクト11の内壁に直
接接触し難くなり、ドロスの付着が防止される。この結
果、レーザー加工により生じたドロス,スラグは全て前
記真空吸引機5の吸引作用によりダクト11の下方に運
ばれる。
前記ルブリケータ14により前記噴霧ノズル12からス
パッタ液または水13がミスト状に噴霧され、このスパ
ッタ液または水13の被膜がダクト11の内壁に形成さ
れる。したがって、ワーク1をレーザー加工により生じ
るドロスがその被膜の存在によりダクト11の内壁に直
接接触し難くなり、ドロスの付着が防止される。この結
果、レーザー加工により生じたドロス,スラグは全て前
記真空吸引機5の吸引作用によりダクト11の下方に運
ばれる。
【0023】前記水またはスパッタ液のうち、水は廉価
であるが、スパッタ液の方がドロスの付着を防止する機
能は強い。但し、ダクト内はレーザー加工により部分的
に非常に高温に曝されるので、このスパッタ液は不燃性
であることが要求される。このようなスパッタ液とし
て、例えばタイホー工業株式会社製のクリンスパッタ−
S,クリンスパッタ−T,クリンスパッタ−GW−2,
クリンスパッタ−GW−3,クリンスパッタ−ES,ク
リンスパッタ−A,ファインウエルド102,クリンス
パッタ−E,ファインウエルド101,クリンスパッタ
−AX−1,クリンスパッタ−E−32,クリンスパッ
タ−Z,クリンスパッタ−AX,クリンスパッタ−W,
クリンスパッタ−W−1,クリンスパッタ−300が挙
げられ、特にクリンスパッタ−AXが好ましい。
であるが、スパッタ液の方がドロスの付着を防止する機
能は強い。但し、ダクト内はレーザー加工により部分的
に非常に高温に曝されるので、このスパッタ液は不燃性
であることが要求される。このようなスパッタ液とし
て、例えばタイホー工業株式会社製のクリンスパッタ−
S,クリンスパッタ−T,クリンスパッタ−GW−2,
クリンスパッタ−GW−3,クリンスパッタ−ES,ク
リンスパッタ−A,ファインウエルド102,クリンス
パッタ−E,ファインウエルド101,クリンスパッタ
−AX−1,クリンスパッタ−E−32,クリンスパッ
タ−Z,クリンスパッタ−AX,クリンスパッタ−W,
クリンスパッタ−W−1,クリンスパッタ−300が挙
げられ、特にクリンスパッタ−AXが好ましい。
【0024】このように、本実施例のレーザー加工機の
集塵ダクト装置は非常に簡単な構造によってドロスの付
着を防止することができる。本実施例はレーザー加工に
適用したものについて説明したが、本発明は、この他プ
ラズマ加工等の他の熱切断加工に対して適用できるのは
言うまでもない。
集塵ダクト装置は非常に簡単な構造によってドロスの付
着を防止することができる。本実施例はレーザー加工に
適用したものについて説明したが、本発明は、この他プ
ラズマ加工等の他の熱切断加工に対して適用できるのは
言うまでもない。
【0025】前述のように、本発明は、種々に変更可能
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は請求の範囲に含まれる
ものである。
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は請求の範囲に含まれる
ものである。
【図1】図1は、実施例1の熱切断加工機の集塵ダクト
装置を示す縦断面図である。
装置を示す縦断面図である。
【図2】図2は、実施例1の熱切断加工機の集塵ダクト
装置の全体図である。
装置の全体図である。
【図3】図3は、実施例2の熱切断加工機の集塵ダクト
装置を示す縦断面図である。
装置を示す縦断面図である。
【図4】図4は、従来技術の問題点を示す縦断面図であ
る。
る。
1 ワーク 2 熱切断加工ヘッド 3,11 ダクト 4 開口 5 真空吸引機 6 吸引孔 7 遮蔽板 12 噴霧ノズル 13 水またはスパッタ液
Claims (3)
- 【請求項1】 熱切断加工ヘッドによりワークの熱切断
加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装置であって、前
記熱切断加工ヘッドの下方の対向する位置に設けられ、
前記ワークに面する上端中央に開口を有して下端側が真
空吸引式の吸引手段に接続されるダクトを主体としてな
るとともに、このダクトの上端部近傍の側壁に周方向に
配される複数の吸引孔を設け、この吸引孔からそのダク
ト内に吸引される空気を遮蔽するようにそのダクトと略
同軸の筒状の遮蔽板を設けることを特徴とする熱切断加
工機の集塵ダクト装置。 - 【請求項2】 熱切断加工ヘッドによりワークの熱切断
加工を行う熱切断加工機の集塵ダクト装置であって、前
記熱切断加工ヘッドの下方の対向する位置に設けられ、
前記ワークに面する上端中央に開口を有して下端側が真
空吸引式の吸引手段に接続されるダクトを主体としてな
るとともに、このダクトの内壁面にミスト状の不燃性の
液体を吹き付ける噴霧手段を設けることを特徴とする熱
切断加工機の集塵ダクト装置。 - 【請求項3】 前記ダクトの内壁面は銅または銅合金か
らなることを特徴とする請求項1または2に記載の熱切
断加工機の集塵ダクト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056156A JPH08252686A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 熱切断加工機の集塵ダクト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056156A JPH08252686A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 熱切断加工機の集塵ダクト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252686A true JPH08252686A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13019237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7056156A Withdrawn JPH08252686A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 熱切断加工機の集塵ダクト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08252686A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347372A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 加工に伴う飛散物質の処理方法及び飛散物質処理装置 |
JP2008290123A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Shibaura Mechatronics Corp | レーザ加工装置 |
KR20170041208A (ko) * | 2014-07-16 | 2017-04-14 | 마이크로루션 인코포레이티드 | 인-시튜 측정 및 소팅을 갖는 레이저 튜브 커터 |
CN111545930A (zh) * | 2020-05-19 | 2020-08-18 | 田万忠 | 一种激光切割机 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP7056156A patent/JPH08252686A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347372A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 加工に伴う飛散物質の処理方法及び飛散物質処理装置 |
JP2008290123A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Shibaura Mechatronics Corp | レーザ加工装置 |
KR20170041208A (ko) * | 2014-07-16 | 2017-04-14 | 마이크로루션 인코포레이티드 | 인-시튜 측정 및 소팅을 갖는 레이저 튜브 커터 |
CN111545930A (zh) * | 2020-05-19 | 2020-08-18 | 田万忠 | 一种激光切割机 |
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