JPH08251916A - 直流電圧発生装置 - Google Patents
直流電圧発生装置Info
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- JPH08251916A JPH08251916A JP7045561A JP4556195A JPH08251916A JP H08251916 A JPH08251916 A JP H08251916A JP 7045561 A JP7045561 A JP 7045561A JP 4556195 A JP4556195 A JP 4556195A JP H08251916 A JPH08251916 A JP H08251916A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】出力電圧基準の大きさに拘らず出力電圧リプル
を抑制できる直流電圧発生装置を提供すること。 【構成】系統からの交流電力を直流に変換するコンバー
タと、コンバータにより変換された直流電力を更に交流
に変換するインバータと、インバータから電力を出力す
る際にインバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コン
デンサと、インバータから出力される交流電圧を変換す
るインバータトランスと、インバータトランスから出力
される交流電力を直流に変換する整流器とからなる直流
電圧発生装置において、出力電圧基準よりコンバータ電
圧基準を算出する演算回路と、一つの電圧基準でコンバ
ータとインバータを制御して出力電圧基準の大きさに拘
らずインバータのパルス幅を一定にするインバータゲー
ト決定回路を設けているので、出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制することができる。
を抑制できる直流電圧発生装置を提供すること。 【構成】系統からの交流電力を直流に変換するコンバー
タと、コンバータにより変換された直流電力を更に交流
に変換するインバータと、インバータから電力を出力す
る際にインバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コン
デンサと、インバータから出力される交流電圧を変換す
るインバータトランスと、インバータトランスから出力
される交流電力を直流に変換する整流器とからなる直流
電圧発生装置において、出力電圧基準よりコンバータ電
圧基準を算出する演算回路と、一つの電圧基準でコンバ
ータとインバータを制御して出力電圧基準の大きさに拘
らずインバータのパルス幅を一定にするインバータゲー
ト決定回路を設けているので、出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電圧発生装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流電圧発生装置を図9を参照し
て説明する。同図に示すように、まず系統からコンバー
タ1に電力が供給され、コンバータ1により交流から直
流に変換される。コンバータ1により直流に変換された
電力は、インバータ2により再び交流に変換される。イ
ンバータ2より電力が出力される際にコンバータ1の直
流部の電圧変動を抑制するため、直流コンデンサ3がコ
ンバータ1の直流側にコンバータ1と並列に接続されて
いる。インバータ2の出力側にインバータトランス4が
接続され、このインバータトランス4により昇圧され、
整流器5により直流に変換された後、負荷6に電力が供
給される。
て説明する。同図に示すように、まず系統からコンバー
タ1に電力が供給され、コンバータ1により交流から直
流に変換される。コンバータ1により直流に変換された
電力は、インバータ2により再び交流に変換される。イ
ンバータ2より電力が出力される際にコンバータ1の直
流部の電圧変動を抑制するため、直流コンデンサ3がコ
ンバータ1の直流側にコンバータ1と並列に接続されて
いる。インバータ2の出力側にインバータトランス4が
接続され、このインバータトランス4により昇圧され、
整流器5により直流に変換された後、負荷6に電力が供
給される。
【0003】出力電圧のリプルを低減するため、整流器
5の直流側にはリプル低減用コンデンサ7及び抵抗8を
直列に接続した回路が整流器5と並列に取り付けられて
いる。また、負荷6と並列に取り付けられている出力電
圧検出値9により出力電圧が検出される。出力電圧検出
器9により検出された出力電圧検出値と出力電圧基準を
もとに、インバータゲート決定回路10によって変換さ
れた信号を基にインバータ2が制御される。
5の直流側にはリプル低減用コンデンサ7及び抵抗8を
直列に接続した回路が整流器5と並列に取り付けられて
いる。また、負荷6と並列に取り付けられている出力電
圧検出値9により出力電圧が検出される。出力電圧検出
器9により検出された出力電圧検出値と出力電圧基準を
もとに、インバータゲート決定回路10によって変換さ
れた信号を基にインバータ2が制御される。
【0004】また、直流コンデンサ3と並列に接続され
ているコンバータ電圧検出器11によりコンバータ電圧
が検出される。さらに、前記出力電圧基準とは独立した
コンバータ電圧基準と、コンバータ電圧検出器11によ
り検出されたコンバータ電圧検出値を基にコンバータ制
御回路12によりコンバータ制御量が決定される。
ているコンバータ電圧検出器11によりコンバータ電圧
が検出される。さらに、前記出力電圧基準とは独立した
コンバータ電圧基準と、コンバータ電圧検出器11によ
り検出されたコンバータ電圧検出値を基にコンバータ制
御回路12によりコンバータ制御量が決定される。
【0005】コンバータ1の入力側には交流電圧検出器
13が設けられ、交流電圧検出器13により検出された
交流電圧検出値及びコンバータ制御量を基にコンバータ
ゲート決定回路14によりコンバータ1の各アームの点
弧タイミングが決定され、コンバータ1の各アームにオ
ン指令を与え、定電圧制御を行う。
13が設けられ、交流電圧検出器13により検出された
交流電圧検出値及びコンバータ制御量を基にコンバータ
ゲート決定回路14によりコンバータ1の各アームの点
弧タイミングが決定され、コンバータ1の各アームにオ
ン指令を与え、定電圧制御を行う。
【0006】出力電圧基準立ち上げ時は、主にコンバー
タ制御量を変化させて制御を行い、出力電圧基準立ち上
げ完了後は、主にインバータのパルス幅を調整すること
により、出力電圧の微調整を行う。
タ制御量を変化させて制御を行い、出力電圧基準立ち上
げ完了後は、主にインバータのパルス幅を調整すること
により、出力電圧の微調整を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の直流電圧発生装置は、出力電圧基準とコンバー
タ電圧基準が独立であるので、各々の電圧基準の設定に
よりインバータのパルス幅が異なる場合があり、これに
より出力電圧が同じでもそのリプルが大きくなり、負荷
の寿命が低下する恐れがある。本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、その目的は出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制できる直流電圧発生装置を
提供することにある。
た従来の直流電圧発生装置は、出力電圧基準とコンバー
タ電圧基準が独立であるので、各々の電圧基準の設定に
よりインバータのパルス幅が異なる場合があり、これに
より出力電圧が同じでもそのリプルが大きくなり、負荷
の寿命が低下する恐れがある。本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、その目的は出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制できる直流電圧発生装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、系統からの交流電力を直流に
変換するコンバータと、前記コンバータにより変換され
た直流電力を更に交流に変換するインバータと、前記イ
ンバータから電力を出力する際に当該インバータ入力部
の電圧変動を抑制する直流コンデンサと、前記インバー
タから出力される交流電圧を変換するインバータトラン
スと、前記インバータトランスから出力される交流電力
を直流に変換する整流器とから構成される直流電圧発生
装置において、出力電圧基準より前記コンバータ電圧基
準を算出する演算回路と、一つの電圧基準で前記コンバ
ータと前記インバータを制御して出力電圧基準の大きさ
に拘らず前記インバータのパルス幅を一定にするインバ
ータゲート決定回路を設け、出力電圧リプルを抑制する
ことを特徴とする。
に、本発明の請求項1は、系統からの交流電力を直流に
変換するコンバータと、前記コンバータにより変換され
た直流電力を更に交流に変換するインバータと、前記イ
ンバータから電力を出力する際に当該インバータ入力部
の電圧変動を抑制する直流コンデンサと、前記インバー
タから出力される交流電圧を変換するインバータトラン
スと、前記インバータトランスから出力される交流電力
を直流に変換する整流器とから構成される直流電圧発生
装置において、出力電圧基準より前記コンバータ電圧基
準を算出する演算回路と、一つの電圧基準で前記コンバ
ータと前記インバータを制御して出力電圧基準の大きさ
に拘らず前記インバータのパルス幅を一定にするインバ
ータゲート決定回路を設け、出力電圧リプルを抑制する
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2は、系統からの交
流電力を直流に変換するコンバータと、前記コンバータ
により変換された直流電力を更に交流に変換するインバ
ータと、前記インバータから電力を出力する際に当該イ
ンバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コンデンサ
と、前記インバータから出力される交流電力を直流に変
換する整流器とから構成される直流電圧発生装置におい
て、出力電圧基準より前記コンバータ電圧基準を算出す
る演算回路と、一つの電圧基準で前記コンバータと前記
インバータを制御して、出力電圧基準立ち上げ時までは
前記コンバータ電圧基準を高めに設定し、出力電圧基準
立ち上げ完了後は出力電圧基準の大きさに拘らず前記イ
ンバータのパルス幅を一定にするインバータゲート決定
回路を設け、出力電圧リプルを抑制することを特徴とす
る。
流電力を直流に変換するコンバータと、前記コンバータ
により変換された直流電力を更に交流に変換するインバ
ータと、前記インバータから電力を出力する際に当該イ
ンバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コンデンサ
と、前記インバータから出力される交流電力を直流に変
換する整流器とから構成される直流電圧発生装置におい
て、出力電圧基準より前記コンバータ電圧基準を算出す
る演算回路と、一つの電圧基準で前記コンバータと前記
インバータを制御して、出力電圧基準立ち上げ時までは
前記コンバータ電圧基準を高めに設定し、出力電圧基準
立ち上げ完了後は出力電圧基準の大きさに拘らず前記イ
ンバータのパルス幅を一定にするインバータゲート決定
回路を設け、出力電圧リプルを抑制することを特徴とす
る。
【0010】さらに、本発明の請求項3は、系統からの
交流電力を直流に変換するコンバータと、前記コンバー
タにより変換された直流電力を更に交流に変換するイン
バータと、前記インバータから電力を出力する際に当該
インバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コンデンサ
と、前記インバータから出力される交流電圧を変換する
インバータトランスと、前記インバータトランスから出
力される交流電力を直流に変換する整流器とから構成さ
れる直流電圧発生装置において、出力電圧基準と負荷電
流を基に前記コンバータ電圧基準を算出する演算回路
と、一つの電圧基準で前記コンバータと前記インバータ
を制御して、出力電圧基準の大きさに拘らず前記インバ
ータのパルス幅を一定にするインバータゲート決定回路
を設け、出力電圧リプルを抑制することを特徴とする。
交流電力を直流に変換するコンバータと、前記コンバー
タにより変換された直流電力を更に交流に変換するイン
バータと、前記インバータから電力を出力する際に当該
インバータ入力部の電圧変動を抑制する直流コンデンサ
と、前記インバータから出力される交流電圧を変換する
インバータトランスと、前記インバータトランスから出
力される交流電力を直流に変換する整流器とから構成さ
れる直流電圧発生装置において、出力電圧基準と負荷電
流を基に前記コンバータ電圧基準を算出する演算回路
と、一つの電圧基準で前記コンバータと前記インバータ
を制御して、出力電圧基準の大きさに拘らず前記インバ
ータのパルス幅を一定にするインバータゲート決定回路
を設け、出力電圧リプルを抑制することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明(請求項1〜請求項3対応)によれば、
出力電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制でき
る。したがって、電源の性能を向上させることができ、
負荷の寿命を延ばすことができる。
出力電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制でき
る。したがって、電源の性能を向上させることができ、
負荷の寿命を延ばすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例(請求項1対応)を構成
図であり、図2は図1のインバータ出力電圧波形及びイ
ンバータトランス2次電圧波形を示す図である。なお、
既に説明した図9の従来例と同一構成部分には同一符号
を付して重複説明は省略する。
る。図1は、本発明の一実施例(請求項1対応)を構成
図であり、図2は図1のインバータ出力電圧波形及びイ
ンバータトランス2次電圧波形を示す図である。なお、
既に説明した図9の従来例と同一構成部分には同一符号
を付して重複説明は省略する。
【0013】図1において、電圧基準を基に演算回路1
5によりコンバータ電圧基準が算出され、その後、コン
バータ制御回路12によりコンバータ制御量が決定さ
れ、コンバータゲート決定回路14によりコンバータ1
の各アームの点弧タイミングが決定され、コンバータ1
の各アームにオン指令を与え、定電圧制御を行う。ただ
し、演算回路15ではゲインKを掛ける回路である。
5によりコンバータ電圧基準が算出され、その後、コン
バータ制御回路12によりコンバータ制御量が決定さ
れ、コンバータゲート決定回路14によりコンバータ1
の各アームの点弧タイミングが決定され、コンバータ1
の各アームにオン指令を与え、定電圧制御を行う。ただ
し、演算回路15ではゲインKを掛ける回路である。
【0014】出力電圧リプルはほぼインバータ出力電圧
のパルス幅により決まるので、出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制するためには、まず出力電
圧リプルを抑制するために設定すべきパルス幅を検討
し、更にこのパルス幅に対して所定の出力電圧を出力で
きるようなコンバータ電圧を出力させればよい。
のパルス幅により決まるので、出力電圧基準の大きさに
拘らず出力電圧リプルを抑制するためには、まず出力電
圧リプルを抑制するために設定すべきパルス幅を検討
し、更にこのパルス幅に対して所定の出力電圧を出力で
きるようなコンバータ電圧を出力させればよい。
【0015】そこで、次にインバータ出力電圧波形を図
2について説明する。インバータトランス4が3相のオ
ープンデルタ/スター結線の場合、パルス幅が120°
elの時に最もリプルが小さくなると考えられるが、イン
バータトランス4の漏れインダクタンス等によりインバ
ータトランスの2次電圧のパルス幅は、20°el程度広
がると考えると、インバータ2のパルス幅が100°el
程度で出力電圧のリプルは最も小さくなる。
2について説明する。インバータトランス4が3相のオ
ープンデルタ/スター結線の場合、パルス幅が120°
elの時に最もリプルが小さくなると考えられるが、イン
バータトランス4の漏れインダクタンス等によりインバ
ータトランスの2次電圧のパルス幅は、20°el程度広
がると考えると、インバータ2のパルス幅が100°el
程度で出力電圧のリプルは最も小さくなる。
【0016】よって、インバータ2のパルス幅を100
°el程度で一定とすると、コンバータ電圧基準を、
°el程度で一定とすると、コンバータ電圧基準を、
【0017】
【数1】 のように設定すればよい。したがって、演算回路15を
(1)式で求めたゲインKを掛ける回路とすることによ
り、出力電圧基準を変化させて出力電圧リプルを抑制で
きる。
(1)式で求めたゲインKを掛ける回路とすることによ
り、出力電圧基準を変化させて出力電圧リプルを抑制で
きる。
【0018】上述したように、本実施例によれば、出力
電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制すること
ができ、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿
命を伸ばすことができる。
電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制すること
ができ、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿
命を伸ばすことができる。
【0019】図3は本発明の他の実施例(請求項2対
応)の構成図であり、図4は図3の演算回路16の構成
図である。なお、図1の実施例と同一構成部分には同一
符号を付して重複説明は省略する。
応)の構成図であり、図4は図3の演算回路16の構成
図である。なお、図1の実施例と同一構成部分には同一
符号を付して重複説明は省略する。
【0020】同図に示すように、本実施例では出力電圧
基準を基にコンバータ電圧基準を算出する演算回路16
を設ける。この演算回路16によりコンバータ電圧基準
が算出され、その後、コンバータ制御回路12によりコ
ンバータ制御量が決定され、コンバータゲート決定回路
14によりコンバータ1の各アームの点弧タイミングが
決定され、コンバータ1の各アームにオン指令を与え、
定電圧制御を行う。
基準を基にコンバータ電圧基準を算出する演算回路16
を設ける。この演算回路16によりコンバータ電圧基準
が算出され、その後、コンバータ制御回路12によりコ
ンバータ制御量が決定され、コンバータゲート決定回路
14によりコンバータ1の各アームの点弧タイミングが
決定され、コンバータ1の各アームにオン指令を与え、
定電圧制御を行う。
【0021】この演算回路16の構成は図4に示すよう
に、まず出力電圧基準の上昇率を電圧に変換する上昇率
検出回路21を設け、更にその電圧がある設定電圧以上
であるかどうか判断する過電圧検出回路22を設ける。
この過電圧検出回路22により出力電圧基準が立ち上げ
時かどうか判断する。
に、まず出力電圧基準の上昇率を電圧に変換する上昇率
検出回路21を設け、更にその電圧がある設定電圧以上
であるかどうか判断する過電圧検出回路22を設ける。
この過電圧検出回路22により出力電圧基準が立ち上げ
時かどうか判断する。
【0022】そして、選択回路23より出力電圧基準が
立ち上げ時の場合は立ち上げ時のコンバータ電圧基準設
定値を、出力電圧基準が定常状態の時は出力電圧基準に
(1)式で求めたゲインKを掛けたものを、コンバータ
電圧基準として出力する。
立ち上げ時の場合は立ち上げ時のコンバータ電圧基準設
定値を、出力電圧基準が定常状態の時は出力電圧基準に
(1)式で求めたゲインKを掛けたものを、コンバータ
電圧基準として出力する。
【0023】上述したように、本実施例によれば、出力
電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制すること
ができ、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿
命を伸ばすことができる。
電圧基準を変化させても出力電圧リプルを抑制すること
ができ、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿
命を伸ばすことができる。
【0024】図5は本発明の更に他の実施例(請求項2
対応)の構成図であり、図6は図5の演算回路17の構
成図である。なお、図1の実施例と同一構成部分には同
一符号を付して重複説明は省略する。同図に示すよう
に、本実施例では出力電圧基準を基にコンバータ電圧基
準を算出する演算回路17を設ける。この演算回路17
の構成図を図6に示す。
対応)の構成図であり、図6は図5の演算回路17の構
成図である。なお、図1の実施例と同一構成部分には同
一符号を付して重複説明は省略する。同図に示すよう
に、本実施例では出力電圧基準を基にコンバータ電圧基
準を算出する演算回路17を設ける。この演算回路17
の構成図を図6に示す。
【0025】図6に示すように、演算回路17へは外部
より予告信号を入力する。この予告信号を基に切換回路
31により予告信号入力前は零ボルト、予告信号入力後
は出力電圧基準AにゲインKをかけたものを、コンバー
タ電圧基準Bとして出力する。更に、このコンバータ電
圧基準Bかまたは出力電圧基準にゲインKを掛けたもの
のうち、最大値選択回路32によりどちらか大きい方を
選択し、コンバータ電圧基準として出力する。ただし、
出力電圧基準立ち上げ完了後は、出力電圧基準にゲイン
Kを掛けたものを選択するものとする。
より予告信号を入力する。この予告信号を基に切換回路
31により予告信号入力前は零ボルト、予告信号入力後
は出力電圧基準AにゲインKをかけたものを、コンバー
タ電圧基準Bとして出力する。更に、このコンバータ電
圧基準Bかまたは出力電圧基準にゲインKを掛けたもの
のうち、最大値選択回路32によりどちらか大きい方を
選択し、コンバータ電圧基準として出力する。ただし、
出力電圧基準立ち上げ完了後は、出力電圧基準にゲイン
Kを掛けたものを選択するものとする。
【0026】このようにすれば、出力電圧基準が立ち上
がる前でも、予告信号によりコンバータ電圧基準を立ち
上げることができ、出力電圧基準とコンバータ電圧基準
を同時に立ち上げる場合よりも、出力電圧を早く立ち上
げることができる。
がる前でも、予告信号によりコンバータ電圧基準を立ち
上げることができ、出力電圧基準とコンバータ電圧基準
を同時に立ち上げる場合よりも、出力電圧を早く立ち上
げることができる。
【0027】したがって、本実施例によれば、出力電圧
基準を変化させても出力電圧リプルを抑制することがで
き、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿命を
伸ばすことができる。
基準を変化させても出力電圧リプルを抑制することがで
き、電源の性能を向上させることができ、負荷の寿命を
伸ばすことができる。
【0028】図7は、本発明の更にまた他の実施例(請
求項3対応)の構成図であり、図8は図7の演算回路1
8の構成図である。なお、図1の実施例と同一構成部分
には同一符号を付して重複説明は省略する。
求項3対応)の構成図であり、図8は図7の演算回路1
8の構成図である。なお、図1の実施例と同一構成部分
には同一符号を付して重複説明は省略する。
【0029】既に説明した図1の実施例では、出力電圧
のリプルを抑制するためには、インバータトランスの漏
れインダクタンス等を考慮すると、インバータ出力電圧
のパルス幅は100°el程度にすればよいと説明した
が、非線形抵抗負荷等の場合、負荷電流が変化すると、
インバータのパルスが同じ場合でもインバータ出力電圧
の波形が変化して、出力電圧リプルも異なってくると考
えられる。
のリプルを抑制するためには、インバータトランスの漏
れインダクタンス等を考慮すると、インバータ出力電圧
のパルス幅は100°el程度にすればよいと説明した
が、非線形抵抗負荷等の場合、負荷電流が変化すると、
インバータのパルスが同じ場合でもインバータ出力電圧
の波形が変化して、出力電圧リプルも異なってくると考
えられる。
【0030】そこで、本実施例では、出力電圧基準を基
にコンバータ電圧基準を算出する演算回路18と、負荷
電流を検出する負荷電流検出器19を設け、負荷電流検
出器19で検出された負荷電流検出値を演算回路18に
入力している。
にコンバータ電圧基準を算出する演算回路18と、負荷
電流を検出する負荷電流検出器19を設け、負荷電流検
出器19で検出された負荷電流検出値を演算回路18に
入力している。
【0031】この演算回路18の機能を図8に示す構成
図について説明する。同図において、出力電圧基準をも
とにコンバータ電圧基準設定回路41により、コンバー
タ電圧基準Cを算出する。更に、コンバータ電圧基準調
整回路42により、コンバータ電圧基準Cの値を負荷電
流検出値をもとに調整する。例えば、同じ出力電圧でも
負荷電流が大きい場合、インバータ出力電圧のパルス幅
が広がるので、出力電圧リプルを抑制するためには、イ
ンバータの設定パルス幅を狭くする必要がある。そし
て、調整後の値をコンバータ電圧基準として出力する。
図について説明する。同図において、出力電圧基準をも
とにコンバータ電圧基準設定回路41により、コンバー
タ電圧基準Cを算出する。更に、コンバータ電圧基準調
整回路42により、コンバータ電圧基準Cの値を負荷電
流検出値をもとに調整する。例えば、同じ出力電圧でも
負荷電流が大きい場合、インバータ出力電圧のパルス幅
が広がるので、出力電圧リプルを抑制するためには、イ
ンバータの設定パルス幅を狭くする必要がある。そし
て、調整後の値をコンバータ電圧基準として出力する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直流電圧
発生装置によれば、出力電圧基準の大きさに拘らず出力
電圧リプルを抑制することができる。したがって、電源
の性能を向上させることができ、負荷の寿命を延ばすこ
とができる。
発生装置によれば、出力電圧基準の大きさに拘らず出力
電圧リプルを抑制することができる。したがって、電源
の性能を向上させることができ、負荷の寿命を延ばすこ
とができる。
【図1】本発明の実施例の構成図。
【図2】図1のインバータ出力電圧波形及びインバータ
トランス2次電圧波形を示す図。
トランス2次電圧波形を示す図。
【図3】本発明の他の実施例の構成図。
【図4】図3の一部詳細図。
【図5】本発明の更に他の実施例の構成図。
【図6】図5の一部詳細図。
【図7】本発明の更にまた他の実施例の構成図。
【図8】図7の一部詳細図。
【図9】従来の直流電圧発生装置の制御装置を示す構成
図。
図。
1…コンバータ、2…インバータ、3…直流コンデン
サ、4…インバータトランス、5…整流器、6…負荷、
7…リプル低減用コンデンサ、8…抵抗、9…出力電圧
検出器、10…インバータゲート決定回路、11…コン
バータ電圧検出器、12…コンバータ制御回路、13…
交流電圧検出器、14…コンバータゲート決定回路、1
5,16,17,18…演算回路、19…負荷電流検出
器、21…上昇率検出回路、22…過電圧検出回路、2
3…選択回路、31…切換回路、32…最大値選択回
路、41…コンバータ電圧基準設定回路、42…コンバ
ータ電圧基準調整回路。
サ、4…インバータトランス、5…整流器、6…負荷、
7…リプル低減用コンデンサ、8…抵抗、9…出力電圧
検出器、10…インバータゲート決定回路、11…コン
バータ電圧検出器、12…コンバータ制御回路、13…
交流電圧検出器、14…コンバータゲート決定回路、1
5,16,17,18…演算回路、19…負荷電流検出
器、21…上昇率検出回路、22…過電圧検出回路、2
3…選択回路、31…切換回路、32…最大値選択回
路、41…コンバータ電圧基準設定回路、42…コンバ
ータ電圧基準調整回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 系統からの交流電力を直流に変換するコ
ンバータと、前記コンバータにより変換された直流電力
を更に交流に変換するインバータと、前記インバータか
ら電力を出力する際に当該インバータ入力部の電圧変動
を抑制する直流コンデンサと、前記インバータから出力
される交流電圧を変換するインバータトランスと、前記
インバータトランスから出力される交流電力を直流に変
換する整流器とから構成される直流電圧発生装置におい
て、出力電圧基準より前記コンバータ電圧基準を算出す
る演算回路と、一つの電圧基準で前記コンバータと前記
インバータを制御して出力電圧基準の大きさに拘らず前
記インバータのパルス幅を一定にするインバータゲート
決定回路を設け、出力電圧リプルを抑制することを特徴
とする直流電圧発生装置。 - 【請求項2】 系統からの交流電力を直流に変換するコ
ンバータと、前記コンバータにより変換された直流電力
を更に交流に変換するインバータと、前記インバータか
ら電力を出力する際に当該インバータ入力部の電圧変動
を抑制する直流コンデンサと、前記インバータから出力
される交流電力を直流に変換する整流器とから構成され
る直流電圧発生装置において、出力電圧基準より前記コ
ンバータ電圧基準を算出する演算回路と、一つの電圧基
準で前記コンバータと前記インバータを制御して、出力
電圧基準立ち上げ時までは前記コンバータ電圧基準を高
めに設定し、出力電圧基準立ち上げ完了後は出力電圧基
準の大きさに拘らず前記インバータのパルス幅を一定に
するインバータゲート決定回路を設け、出力電圧リプル
を抑制することを特徴とする直流電圧発生装置。 - 【請求項3】 系統からの交流電力を直流に変換するコ
ンバータと、前記コンバータにより変換された直流電力
を更に交流に変換するインバータと、前記インバータか
ら電力を出力する際に当該インバータ入力部の電圧変動
を抑制する直流コンデンサと、前記インバータから出力
される交流電圧を変換するインバータトランスと、前記
インバータトランスから出力される交流電力を直流に変
換する整流器とから構成される直流電圧発生装置におい
て、出力電圧基準と負荷電流を基に前記コンバータ電圧
基準を算出する演算回路と、一つの電圧基準で前記コン
バータと前記インバータを制御して、出力電圧基準の大
きさに拘らず前記インバータのパルス幅を一定にするイ
ンバータゲート決定回路を設け、出力電圧リプルを抑制
することを特徴とする直流電圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045561A JPH08251916A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 直流電圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045561A JPH08251916A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 直流電圧発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251916A true JPH08251916A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12722776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7045561A Pending JPH08251916A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 直流電圧発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08251916A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198487A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電圧制御装置及び電圧制御方法 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7045561A patent/JPH08251916A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198487A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電圧制御装置及び電圧制御方法 |
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