JPH08251881A - 含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪 - Google Patents
含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪Info
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- JPH08251881A JPH08251881A JP5396795A JP5396795A JPH08251881A JP H08251881 A JPH08251881 A JP H08251881A JP 5396795 A JP5396795 A JP 5396795A JP 5396795 A JP5396795 A JP 5396795A JP H08251881 A JPH08251881 A JP H08251881A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高圧電気機器絶縁に使用される含浸に好適な液
状エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いた電気絶縁線輪
を提供する。 【構成】エポキシ樹脂組成物中にシリコーン等のゴム状
あるいは液状ゴム成分を分散させた海島構造を配する含
浸用樹脂組成物、及びそれを用いた電気絶縁線輪。 【効果】稼働時に絶縁基材層間の層間せん断力が低下す
ることなく、層間剥離を生じない含浸用樹脂組成物およ
びそれを用いた電気絶縁線輪が得られる。
状エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いた電気絶縁線輪
を提供する。 【構成】エポキシ樹脂組成物中にシリコーン等のゴム状
あるいは液状ゴム成分を分散させた海島構造を配する含
浸用樹脂組成物、及びそれを用いた電気絶縁線輪。 【効果】稼働時に絶縁基材層間の層間せん断力が低下す
ることなく、層間剥離を生じない含浸用樹脂組成物およ
びそれを用いた電気絶縁線輪が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧電気機器絶縁に使
用される含浸に好適な液状エポキシ樹脂組成物、及びそ
れを用いた電気絶縁線輪に関している。
用される含浸に好適な液状エポキシ樹脂組成物、及びそ
れを用いた電気絶縁線輪に関している。
【0002】
【従来の技術】発電機,誘導電動機等の高圧電気機器固
定子に使用される電気絶縁線輪の含浸用樹脂組成物とし
ては、特開昭64−60624 号公報に記載されているよう
に、硬化剤として酸無水物を使用したエポキシ樹脂組成
物が粘度も低く、硬化物の電気的,機械的,熱的性質が
優れているので広く用いられている。
定子に使用される電気絶縁線輪の含浸用樹脂組成物とし
ては、特開昭64−60624 号公報に記載されているよう
に、硬化剤として酸無水物を使用したエポキシ樹脂組成
物が粘度も低く、硬化物の電気的,機械的,熱的性質が
優れているので広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧電
気機器の絶縁線輪の絶縁基材層はバインダ樹脂が裏打ち
された絶縁マイカテープを導体群に巻回した構成を有し
ているために、起動停止に伴うヒ−トサイクル、連続運
転時の蓄熱を伴った振動等により徐々に層間剥離が発生
し、部分放電を起こしやすいという問題点を有してい
た。即ち、稼働時に絶縁基材層間の層間せん断力が低下
したため剥離が生じたと考えられる。本発明の目的は、
上記問題点を解決し、稼働時に絶縁基材層間の層間せん
断力が低下することなく、層間剥離を生じない含浸用樹
脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪を提供するこ
とにある。
気機器の絶縁線輪の絶縁基材層はバインダ樹脂が裏打ち
された絶縁マイカテープを導体群に巻回した構成を有し
ているために、起動停止に伴うヒ−トサイクル、連続運
転時の蓄熱を伴った振動等により徐々に層間剥離が発生
し、部分放電を起こしやすいという問題点を有してい
た。即ち、稼働時に絶縁基材層間の層間せん断力が低下
したため剥離が生じたと考えられる。本発明の目的は、
上記問題点を解決し、稼働時に絶縁基材層間の層間せん
断力が低下することなく、層間剥離を生じない含浸用樹
脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、含浸用エ
ポキシ樹脂組成物中にシリコーン等のゴム状あるいは液
状ゴム成分を分散させた海島構造を配することにより、
絶縁基材層間の層間せん断力が向上することを見出し、
本発明に到達した。即ち、本発明の要旨は次の通りであ
る。
ポキシ樹脂組成物中にシリコーン等のゴム状あるいは液
状ゴム成分を分散させた海島構造を配することにより、
絶縁基材層間の層間せん断力が向上することを見出し、
本発明に到達した。即ち、本発明の要旨は次の通りであ
る。
【0005】(1)平均分子量300〜600のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とから
なるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬
化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物10
0重量部に対して25℃で20ポイズ以下のシリコー
ン、あるいはカルボキシル基末端ブタジエン−アクリロ
ニトリルゴムを1〜10重量部添加したことを特徴とす
る含浸用樹脂組成物にある。
ェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とから
なるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬
化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物10
0重量部に対して25℃で20ポイズ以下のシリコー
ン、あるいはカルボキシル基末端ブタジエン−アクリロ
ニトリルゴムを1〜10重量部添加したことを特徴とす
る含浸用樹脂組成物にある。
【0006】該シリコーンとしては常温(25℃)で2
0ポイズ以下であれば、シリコーン末端側をエポキシ
基,アルキル基,フッ素化アルキル基,ポリエーテル基
等で有機変性しても、側鎖側を有機変性しても、変性し
た基が反応基でなくとも一向に差し支えないが、特に好
適にはポリエーテル変性シリコーンがあげられる。20
ポイズを超えると含浸性,作業性が低下する。該脂環式
エポキシ樹脂としては従来公知の樹脂を用いることがで
きるが、特に好適には3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキ
シレートが好ましく、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
100重量部に対して25〜100重量部の範囲で用い
ることが望ましい。上記範囲でない場合は、得られる樹
脂組成物の機械的特性が劣る。該液状の酸無水物系硬化
剤としても従来公知の樹脂を用いることができるが、特
に好適には無水メチルナジック酸,メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸,メチルテトラヒドロ無水フタル酸等があ
げられ、エポキシ樹脂組成物に対するエポキシ当量比で
0.9〜1.0当量の範囲で用いることが望ましい。硬化
促進剤としてもイミダゾ−ル系化合物や、潜在性硬化促
進剤等、従来公知のものを用いることができる。
0ポイズ以下であれば、シリコーン末端側をエポキシ
基,アルキル基,フッ素化アルキル基,ポリエーテル基
等で有機変性しても、側鎖側を有機変性しても、変性し
た基が反応基でなくとも一向に差し支えないが、特に好
適にはポリエーテル変性シリコーンがあげられる。20
ポイズを超えると含浸性,作業性が低下する。該脂環式
エポキシ樹脂としては従来公知の樹脂を用いることがで
きるが、特に好適には3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキ
シレートが好ましく、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
100重量部に対して25〜100重量部の範囲で用い
ることが望ましい。上記範囲でない場合は、得られる樹
脂組成物の機械的特性が劣る。該液状の酸無水物系硬化
剤としても従来公知の樹脂を用いることができるが、特
に好適には無水メチルナジック酸,メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸,メチルテトラヒドロ無水フタル酸等があ
げられ、エポキシ樹脂組成物に対するエポキシ当量比で
0.9〜1.0当量の範囲で用いることが望ましい。硬化
促進剤としてもイミダゾ−ル系化合物や、潜在性硬化促
進剤等、従来公知のものを用いることができる。
【0007】(2)段間絶縁を介して積層された導体群
と、裏打ちされたバインダ中にイミダゾ−ル系硬化促進
剤を添加した絶縁マイカテープを該導体群に巻回した絶
縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬化された樹脂組成物
からなる電気絶縁線輪において、該含浸硬化される樹脂
組成物が、平均分子量300〜600のビスフェノール
A型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエポ
キシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を配
合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部
に対してシリコーン、あるいはカルボキシル基末端ブタ
ジエン−アクリロニトリルゴムを1〜10重量部添加し
た含浸用樹脂組成物であることを特徴とする電気絶縁線
輪にある。
と、裏打ちされたバインダ中にイミダゾ−ル系硬化促進
剤を添加した絶縁マイカテープを該導体群に巻回した絶
縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬化された樹脂組成物
からなる電気絶縁線輪において、該含浸硬化される樹脂
組成物が、平均分子量300〜600のビスフェノール
A型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエポ
キシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を配
合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部
に対してシリコーン、あるいはカルボキシル基末端ブタ
ジエン−アクリロニトリルゴムを1〜10重量部添加し
た含浸用樹脂組成物であることを特徴とする電気絶縁線
輪にある。
【0008】該イミダゾール系硬化促進剤としては従来
公知のものを用いることができるが、特に好適には2−
エチル−4−メチルイミダゾ−ル,1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、及びそのオクタン酸亜鉛との付加
物等があげられる。
公知のものを用いることができるが、特に好適には2−
エチル−4−メチルイミダゾ−ル,1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、及びそのオクタン酸亜鉛との付加
物等があげられる。
【0009】(3)段間絶縁を介して積層された導体群
と、バインダ樹脂が裏打ちされた絶縁マイカテープを該
導体群に巻回した絶縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬
化された樹脂組成物からなる電気絶縁線輪において、該
含浸硬化される樹脂組成物が、平均分子量300〜60
0のビスフェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ
樹脂とからなるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸
無水物系硬化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂
組成物100重量部に対してシリコーン、あるいはカル
ボキシル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴムを1
〜10重量部添加した樹脂組成物100重量部に対して
潜在性硬化促進剤を0.1 〜2重量部添加した含浸用樹
脂組成物であることを特徴とする電気絶縁線輪にある。
と、バインダ樹脂が裏打ちされた絶縁マイカテープを該
導体群に巻回した絶縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬
化された樹脂組成物からなる電気絶縁線輪において、該
含浸硬化される樹脂組成物が、平均分子量300〜60
0のビスフェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ
樹脂とからなるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸
無水物系硬化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂
組成物100重量部に対してシリコーン、あるいはカル
ボキシル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴムを1
〜10重量部添加した樹脂組成物100重量部に対して
潜在性硬化促進剤を0.1 〜2重量部添加した含浸用樹
脂組成物であることを特徴とする電気絶縁線輪にある。
【0010】該潜在性硬化促進剤としては従来公知のも
のを用いることができるが、特に好適にはCo(II)ア
セチルアセトネート,Co(III)アセチルアセトネー
ト,Co(II)ベンゾイルアセトネート,Mn(III)ア
セチルアセトネート,Fe(III)アセチルアセトネー
ト,Zr(IV)アセチルアセトネート等の金属アセトネ
ート系化合物が好適である。
のを用いることができるが、特に好適にはCo(II)ア
セチルアセトネート,Co(III)アセチルアセトネー
ト,Co(II)ベンゾイルアセトネート,Mn(III)ア
セチルアセトネート,Fe(III)アセチルアセトネー
ト,Zr(IV)アセチルアセトネート等の金属アセトネ
ート系化合物が好適である。
【0011】
【作用】一般に、樹脂組成物中にシリコーン,カルボキ
シル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム
状成分を分散させた海島構造を配することにより、樹脂
のじん性を向上できることは知られている。しかしなが
ら、発電機,誘導電動機等の高圧電気機器固定子に使用
される電気絶縁線輪の含浸用樹脂組成物としては、低粘
度で含浸しやすいことが要求されるため、樹脂粘度が上
がるゴム状成分の分散による海島構造の検討は行われて
いなかった。本発明のシリコーン,カルボキシル基末端
ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム状成分は基
材に対する接触角が小さく、ぬれ性に優れるため、含浸
性を損なうことなく樹脂のじん性を向上できる。その結
果、起動停止に伴うヒートサイクル、連続運転時の蓄熱
を伴った振動等によっても、絶縁基材層間の層間せん断
力が低下することなく、層間剥離を生じない電気絶縁線
輪が得られる。
シル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム
状成分を分散させた海島構造を配することにより、樹脂
のじん性を向上できることは知られている。しかしなが
ら、発電機,誘導電動機等の高圧電気機器固定子に使用
される電気絶縁線輪の含浸用樹脂組成物としては、低粘
度で含浸しやすいことが要求されるため、樹脂粘度が上
がるゴム状成分の分散による海島構造の検討は行われて
いなかった。本発明のシリコーン,カルボキシル基末端
ブタジエン−アクリロニトリルゴム等のゴム状成分は基
材に対する接触角が小さく、ぬれ性に優れるため、含浸
性を損なうことなく樹脂のじん性を向上できる。その結
果、起動停止に伴うヒートサイクル、連続運転時の蓄熱
を伴った振動等によっても、絶縁基材層間の層間せん断
力が低下することなく、層間剥離を生じない電気絶縁線
輪が得られる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中で用いたエポキシ樹脂,酸無水物系
硬化剤,硬化促進剤,シリコーン,カルボキシル基末端
ブタジエン−アクリロニトリルゴム等の略号は下記の通
りである。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中で用いたエポキシ樹脂,酸無水物系
硬化剤,硬化促進剤,シリコーン,カルボキシル基末端
ブタジエン−アクリロニトリルゴム等の略号は下記の通
りである。
【0013】(エポキシ樹脂) DER−332:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量175) EP−828:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポ
キシ当量185) CEL−2021:3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル−(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシ
レート(エポキシ当量138) (酸無水物系硬化剤) MHAC−P:無水メチルナジック酸(酸無水物当量1
78) HN−5500:メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(酸
無水物当量168) HN−2200:メチルテトラヒドロ無水フタル酸(酸
無水物当量166) (硬化促進剤) 2E4MZ:2−エチル−4−メチルイミダゾール 1B2MZ:1−ベンジル−2−メチルイミダゾール 2E4MZ−OZ:2E4MZとオクタン酸亜鉛との付
加物 Co(II)AA:Co(II)アセチルアセトネート Co(III)AA:Co(III)アセチルアセトネート Co(II)BA:Co(II)ベンゾイルアセトネート Mn(III)AA:Mn(III)アセチルアセトネート Fe(III)AA:Fe(III)アセチルアセトネート Zr(IV)AA:Zr(IV)アセチルアセトネート (シリコーン)(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製品名) BY16−855B:エポキシ変性シリコーン BY16−846:アルキル変性シリコーン FS1265:フッ素化アルキル変性シリコーン SF8427,SH3771,BX16−006:ポリエーテル変性
シリコーン (カルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴ
ム)(宇部興産(株)製品名) CTBN:カルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニ
トリルゴム CTBN1300×13 以下に、試験評価方法について示す。
ポキシ当量175) EP−828:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポ
キシ当量185) CEL−2021:3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル−(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシ
レート(エポキシ当量138) (酸無水物系硬化剤) MHAC−P:無水メチルナジック酸(酸無水物当量1
78) HN−5500:メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(酸
無水物当量168) HN−2200:メチルテトラヒドロ無水フタル酸(酸
無水物当量166) (硬化促進剤) 2E4MZ:2−エチル−4−メチルイミダゾール 1B2MZ:1−ベンジル−2−メチルイミダゾール 2E4MZ−OZ:2E4MZとオクタン酸亜鉛との付
加物 Co(II)AA:Co(II)アセチルアセトネート Co(III)AA:Co(III)アセチルアセトネート Co(II)BA:Co(II)ベンゾイルアセトネート Mn(III)AA:Mn(III)アセチルアセトネート Fe(III)AA:Fe(III)アセチルアセトネート Zr(IV)AA:Zr(IV)アセチルアセトネート (シリコーン)(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製品名) BY16−855B:エポキシ変性シリコーン BY16−846:アルキル変性シリコーン FS1265:フッ素化アルキル変性シリコーン SF8427,SH3771,BX16−006:ポリエーテル変性
シリコーン (カルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニトリルゴ
ム)(宇部興産(株)製品名) CTBN:カルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニ
トリルゴム CTBN1300×13 以下に、試験評価方法について示す。
【0014】(熱劣化試験)作製した電気絶縁線輪の絶
縁基材層を切り出し、幅15mm,長さ90mmの試験片を
作製した。この試験片に対して熱劣化試験として、耐熱
試験(155℃×5日+180℃×10日,空気中)を
行った。
縁基材層を切り出し、幅15mm,長さ90mmの試験片を
作製した。この試験片に対して熱劣化試験として、耐熱
試験(155℃×5日+180℃×10日,空気中)を
行った。
【0015】(層間せん断力の測定方法)上記試験片を
用いて、スパン間距離25mmの3点曲げ試験を行い、層
間せん断力を求めた。層間せん断力F(kg/mm2 )は曲
げ最下荷重をP(kg)、試料厚さをt(mm)、試料厚さ
をb(mm)とすれば(1)式で与えられる。
用いて、スパン間距離25mmの3点曲げ試験を行い、層
間せん断力を求めた。層間せん断力F(kg/mm2 )は曲
げ最下荷重をP(kg)、試料厚さをt(mm)、試料厚さ
をb(mm)とすれば(1)式で与えられる。
【0016】
【数1】 F=3P/4bt …(1) 以下の実施例では耐熱試験後の剥離評価を、層間せん断
力が0.5kg/mm2未満の時不可とし、0.5〜0.9kg/
mm2の時良とし、0.9kg/mm2 以上の時優とした。
力が0.5kg/mm2未満の時不可とし、0.5〜0.9kg/
mm2の時良とし、0.9kg/mm2 以上の時優とした。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】(実施例1)図1にその断面図を例示した
ように、段間絶縁を介して積層された導体群の周回上
に、バインダ中に硬化促進剤として2E4MZ−OZを
添加したポリエステル不織布で裏打ちされた集成マイカ
テープを巻回して絶縁厚さ約4mmの絶縁基材層を形成し
た。含浸用樹脂組成物として、DER−332を70重
量部とCEL−2021を30重量部とからなるエポキ
シ樹脂組成物に対し、MHAC−Pを105重量部を配
合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部
に対してポリエーテル変性シリコーンSF8427を5
重量部添加した含浸用樹脂組成物を用いた。該絶縁基材
層を110℃で5h予備乾燥した後取り出し、40℃で
0.2mmHg の減圧下で該含浸用樹脂組成物を注入含浸し
た。含浸完了後、40℃で5気圧のまま2h放置した。
これを含浸用樹脂組成物から取り出し、ヒ−トプレスに
て150℃で2hキュアし、電気絶縁線輪を得た。表1
に作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組成、初
期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F(kg/
mm2 )をそれぞれ示した。
ように、段間絶縁を介して積層された導体群の周回上
に、バインダ中に硬化促進剤として2E4MZ−OZを
添加したポリエステル不織布で裏打ちされた集成マイカ
テープを巻回して絶縁厚さ約4mmの絶縁基材層を形成し
た。含浸用樹脂組成物として、DER−332を70重
量部とCEL−2021を30重量部とからなるエポキ
シ樹脂組成物に対し、MHAC−Pを105重量部を配
合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部
に対してポリエーテル変性シリコーンSF8427を5
重量部添加した含浸用樹脂組成物を用いた。該絶縁基材
層を110℃で5h予備乾燥した後取り出し、40℃で
0.2mmHg の減圧下で該含浸用樹脂組成物を注入含浸し
た。含浸完了後、40℃で5気圧のまま2h放置した。
これを含浸用樹脂組成物から取り出し、ヒ−トプレスに
て150℃で2hキュアし、電気絶縁線輪を得た。表1
に作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組成、初
期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F(kg/
mm2 )をそれぞれ示した。
【0022】(実施例2〜10)表1及び表2に実施例
1と同様の方法にて作製した電気絶縁線輪について、含
浸用樹脂組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間
せん断力F(kg/mm2 )をそれぞれ示した。
1と同様の方法にて作製した電気絶縁線輪について、含
浸用樹脂組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間
せん断力F(kg/mm2 )をそれぞれ示した。
【0023】(比較例1〜4)表2に実施例1と同様の
方法にて作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組
成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F
(kg/mm2)をそれぞれ比較例として示した。本発明の
範囲外の組成では十分な層間せん断力を有していないこ
とがわかる。
方法にて作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組
成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F
(kg/mm2)をそれぞれ比較例として示した。本発明の
範囲外の組成では十分な層間せん断力を有していないこ
とがわかる。
【0024】(実施例11)実施例1と同様の方法に
て、段間絶縁を介して積層された導体群の周回上に、バ
インダ中に硬化促進剤を含まないポリエステル不織布で
裏打ちされた集成マイカテープを巻回して絶縁厚さ約4
mmの絶縁基材層を形成した。含浸用樹脂組成物として、
DER−332を70重量部とCEL−2021を30
重量部とからなるエポキシ樹脂組成物に対し、MHAC
−Pを105重量部を配合した樹脂組成物であって、該
樹脂組成物100重量部に対してポリエーテル変性シリ
コーンSF8427を5重量部添加した樹脂組成物100重量
部に対して、潜在性硬化促進剤としてCo(II)AAを
1重量部添加した含浸用樹脂組成物を用いた。該絶縁基
材層を110℃で5h予備乾燥した後取り出し、40℃
で0.2mmHg の減圧下で該含浸用樹脂組成物を注入含
浸した。含浸完了後、40℃で5気圧のまま2h放置し
た。これを含浸用樹脂組成物から取り出し、ヒートプレ
スにて170℃で4hキュアし、電気絶縁線輪を得た。
表3に作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組
成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F
(kg/mm2)をそれぞれ示した。
て、段間絶縁を介して積層された導体群の周回上に、バ
インダ中に硬化促進剤を含まないポリエステル不織布で
裏打ちされた集成マイカテープを巻回して絶縁厚さ約4
mmの絶縁基材層を形成した。含浸用樹脂組成物として、
DER−332を70重量部とCEL−2021を30
重量部とからなるエポキシ樹脂組成物に対し、MHAC
−Pを105重量部を配合した樹脂組成物であって、該
樹脂組成物100重量部に対してポリエーテル変性シリ
コーンSF8427を5重量部添加した樹脂組成物100重量
部に対して、潜在性硬化促進剤としてCo(II)AAを
1重量部添加した含浸用樹脂組成物を用いた。該絶縁基
材層を110℃で5h予備乾燥した後取り出し、40℃
で0.2mmHg の減圧下で該含浸用樹脂組成物を注入含
浸した。含浸完了後、40℃で5気圧のまま2h放置し
た。これを含浸用樹脂組成物から取り出し、ヒートプレ
スにて170℃で4hキュアし、電気絶縁線輪を得た。
表3に作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂組
成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力F
(kg/mm2)をそれぞれ示した。
【0025】(実施例12〜20)表3及び表4に実施
例11と同様の方法にて作製した電気絶縁線輪につい
て、含浸用樹脂組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層
の層間せん断力F(kg/mm2 )をそれぞれ示した。
例11と同様の方法にて作製した電気絶縁線輪につい
て、含浸用樹脂組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層
の層間せん断力F(kg/mm2 )をそれぞれ示した。
【0026】(比較例5〜8)表4に実施例11と同様
の方法にて作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂
組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力
F(kg/mm2 )をそれぞれ比較例として示した。本発明
の範囲外の組成では十分な層間せん断力を有していない
ことがわかる。
の方法にて作製した電気絶縁線輪について、含浸用樹脂
組成、初期及び耐熱試験後の絶縁基材層の層間せん断力
F(kg/mm2 )をそれぞれ比較例として示した。本発明
の範囲外の組成では十分な層間せん断力を有していない
ことがわかる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、稼働時に絶縁基材層間
の層間せん断力が低下することなく、層間剥離を生じな
い含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪が
得られる。
の層間せん断力が低下することなく、層間剥離を生じな
い含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪が
得られる。
【図1】含浸用樹脂組成物を注入する前の電気絶縁線輪
の断面図を示す。
の断面図を示す。
1…導体群、2…絶縁基材層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 捷夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 赤坂 伸一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 神谷 宏之 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 小野田 満 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (17)
- 【請求項1】平均分子量300〜600のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエ
ポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を
配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量
部に対して25℃で20ポイズ以下のシリコーンを1〜
10重量部添加したことを特徴とする含浸用樹脂組成
物。 - 【請求項2】該シリコーンがエポキシ変性,アルキル変
性,フッ素化アルキル変性,ポリエーテル変性シリコー
ンのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の含
浸用樹脂組成物。 - 【請求項3】該脂環式エポキシ樹脂が3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−(3,4−エポキシ)シクロヘ
キサンカルボキシレートであることを特徴とする請求項
1記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項4】該液状の酸無水物系硬化剤が無水メチルナ
ジック酸であることを特徴とする請求項1記載の含浸用
樹脂組成物。 - 【請求項5】硬化促進剤として金属アセトネート系化合
物を潜在性硬化促進剤として用いることを特徴とする請
求項1記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項6】平均分子量300〜600のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエ
ポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を
配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量
部に対してカルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニ
トリルゴムを1〜10重量部添加したことを特徴とする
含浸用樹脂組成物。 - 【請求項7】該脂環式エポキシ樹脂が3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−(3,4−エポキシ)シクロヘ
キサンカルボキシレートであることを特徴とする請求項
6記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項8】該液状の酸無水物系硬化剤が無水メチルナ
ジック酸であることを特徴とする請求項6記載の含浸用
樹脂組成物。 - 【請求項9】硬化促進剤として金属アセトネート系化合
物を潜在性硬化促進剤として用いることを特徴とする請
求項6記載の含浸用樹脂組成物。 - 【請求項10】段間絶縁を介して積層された導体群と、
裏打ちされたバインダ中にイミダゾール系硬化促進剤を
添加した絶縁マイカテープを該導体群に巻回した絶縁基
材層と、該絶縁基材層に含浸硬化された樹脂組成物から
なる電気絶縁線輪において、該含浸硬化される樹脂組成
物が、平均分子量300〜600のビスフェノールA型
エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエポキシ
樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を配合し
た樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部に対
して25℃で20ポイズ以下のシリコーンを1〜10重
量部添加した含浸用樹脂組成物であることを特徴とする
電気絶縁線輪。 - 【請求項11】該シリコーンがエポキシ変性,アルキル
変性,フッ素化アルキル変性,ポリエーテル変性シリコ
ーンのいずれかであることを特徴とする請求項10記載
の電気絶縁線輪。 - 【請求項12】段間絶縁を介して積層された導体群と、
裏打ちされたバインダ中にイミダゾ−ル系硬化促進剤を
添加した絶縁マイカテープを該導体群に巻回した絶縁基
材層と、該絶縁基材層に含浸硬化された樹脂組成物から
なる電気絶縁線輪において、該含浸硬化される樹脂組成
物が、平均分子量300〜600のビスフェノールA型
エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂とからなるエポキシ
樹脂組成物に、常温で液状の酸無水物系硬化剤を配合し
た樹脂組成物であって、該樹脂組成物100重量部に対
してカルボキシル基末端ブタジエン−アクリロニトリル
ゴムを1〜10重量部添加した含浸用樹脂組成物である
ことを特徴とする電気絶縁線輪。 - 【請求項13】段間絶縁を介して積層された導体群と、
バインダ樹脂が裏打ちされた絶縁マイカテープを該導体
群に巻回した絶縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬化さ
れた樹脂組成物からなる電気絶縁線輪において、該含浸
硬化される樹脂組成物が、平均分子量300〜600の
ビスフェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂
とからなるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水
物系硬化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成
物100重量部に対して25℃で20ポイズ以下のシリ
コーンを1〜10重量部添加した樹脂組成物100重量
部に対して潜在性硬化促進剤を0.1 〜2重量部添加し
た含浸用樹脂組成物であることを特徴とする電気絶縁線
輪。 - 【請求項14】該シリコーンがエポキシ変性,アルキル
変性,フッ素化アルキル変性,ポリエーテル変性シリコ
ーンのいずれかであることを特徴とする請求項13記載
の電気絶縁線輪。 - 【請求項15】該潜在性硬化促進剤として金属アセトネ
ート系化合物を用いることを特徴とする請求項13記載
の電気絶縁線輪。 - 【請求項16】段間絶縁を介して積層された導体群と、
バインダ樹脂が裏打ちされた絶縁マイカテープを該導体
群に巻回した絶縁基材層と、該絶縁基材層に含浸硬化さ
れた樹脂組成物からなる電気絶縁線輪において、該含浸
硬化される樹脂組成物が、平均分子量300〜600の
ビスフェノールA型エポキシ樹脂と脂環式エポキシ樹脂
とからなるエポキシ樹脂組成物に、常温で液状の酸無水
物系硬化剤を配合した樹脂組成物であって、該樹脂組成
物100重量部に対してカルボキシル基末端ブタジエン
−アクリロニトリルゴムを1〜10重量部添加した樹脂
組成物100重量部に対して潜在性硬化促進剤を0.1
〜2重量部添加した含浸用樹脂組成物であることを特徴
とする電気絶縁線輪。 - 【請求項17】該潜在性硬化促進剤として金属アセトネ
ート系化合物を用いることを特徴とする請求項17記載
の電気絶縁線輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5396795A JPH08251881A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5396795A JPH08251881A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251881A true JPH08251881A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12957445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5396795A Pending JPH08251881A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 含浸用樹脂組成物およびそれを用いた電気絶縁線輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08251881A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111463978A (zh) * | 2020-04-08 | 2020-07-28 | 六安强力电机有限公司 | 一种用于电机生产的电机线圈浸漆方法 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP5396795A patent/JPH08251881A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111463978A (zh) * | 2020-04-08 | 2020-07-28 | 六安强力电机有限公司 | 一种用于电机生产的电机线圈浸漆方法 |
CN111463978B (zh) * | 2020-04-08 | 2021-07-30 | 六安强力电机有限公司 | 一种用于电机生产的电机线圈浸漆方法 |
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