JPH08251636A - 構内交換システム - Google Patents

構内交換システム

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JPH08251636A
JPH08251636A JP5098295A JP5098295A JPH08251636A JP H08251636 A JPH08251636 A JP H08251636A JP 5098295 A JP5098295 A JP 5098295A JP 5098295 A JP5098295 A JP 5098295A JP H08251636 A JPH08251636 A JP H08251636A
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JP
Japan
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destination
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Application number
JP5098295A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Abe
保彦 阿部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構内交換機の処理負担を大きく増大させるこ
となく、ユーザの要求に応じたより細かな着信サービス
機能を実現する。 【構成】 着信が到来すると、その発信者電番および着
信電番をディジタル構内交換機10からホストコンピュ
ータ20へ伝送路を介して転送し、ホストコンピュータ
20において上記発信者電番や着信電番、着信レベルお
よび着信先の状態などをキーとしてデータベース23a
〜23cを選択的に検索することにより最適な着信先お
よび着信形態を決定し、この着信先に対する着信指示を
ディジタル構内交換機10に通知して着信処理を行なわ
せるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル構内交換機
を使用した構内交換システムに係わり、特にオフィスコ
ンピュータなどの既存のコンピュータを併用することに
より、きめ細かな着信処理を可能にした構内交換システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場などの事業所やオフィスビル
にはディジタル構内交換機(DPBX)が設置され、こ
のDPBXにより付加価値の高い種々のサービス機能が
提供されるようになっている。このうち着信に関して従
来より考えられているサービス機能としては、着信が発
生した場合に、時間帯に応じて着信先の内線電話機を変
更するものや、ユーザにより手動設定された転送先へ着
信先を変更するものが知られている。このような着信サ
ービス機能を備えることにより、例えば夜間の着信に対
しては着信先を守衛所の電話機や留守番電話機に変更す
ることができ、ユーザばかりか発信者にとっても大変便
利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の着信サービス機能は、先に述べたようにただ単に
時間帯に応じて着信先を変更するものやユーザの手動設
定により指定された転送先へ着信先を変更するもの等の
比較的簡単なものに過ぎない。このため、ユーザによっ
ては機能が不十分と感じることがあり、ユーザからは例
えば発信者と着信者との関係において着信先を適当な端
末に切り替えたり着信拒否を行なうといったより細かな
着信サービスが要求されていた。
【0004】また、構内交換機において上記したような
複雑なサービス機能を実行しようとすると、構内交換機
の処理負担が大きくなって一つの呼に対する処理時間が
長くなるなどの不具合を生じる。また、これに対処する
ために構内交換機を処理能力の高い交換機に更新する
と、ユーザの費用負担が増大するという別の問題点を生
じることから、いまだ実現されていないのが現状だっ
た。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、構内交換機の処理負担を
大きく増大させることなく、ユーザの要求に応じたより
細かな着信サービス機能を実現することができる構内交
換システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の構内交換システムは、公衆網および専用線の
うちの少なくとも一方に接続されるとともに内線側に複
数の内線通信端末装置を収容した構内交換機を、情報処
理機能および通信処理機能を有するコンピュータに信号
線を介して接続し、上記構内交換機およびコンピュータ
のうちの少なくとも一方に、着信処理用データベースと
着信先候補選択手段とを備える。そして、着信処理用デ
ータベースには、発信者識別情報および着信者識別情報
に対応付けて着信先の候補を決定するための所定の条件
を予め記憶しておき、上記公衆網または専用線から着信
信号が到来した場合に、上記着信先候補選択手段によ
り、上記着信信号に含まれる発信者識別情報および対応
する着信者識別情報のうちの少なくとも一方を基に上記
データベースを検索して候補決定条件を読出し、この候
補決定条件と着信先の上記内線通信端末装置の状態とに
基づいて着信先の候補を選択するようにしたものであ
る。また本発明は、着信先候補選択手段において、着信
先候補の内線通信端末装置に関する情報を発信元へ送出
して発信者に報知させることも特徴としている。
【0007】
【作用】この結果本発明によれば、着信が到来すると、
その着信信号に含まれる発信者識別情報および/または
着信者識別情報をキーとして着信処理用データベースが
検索されてこのときの条件が読み出され、かつこのとき
の着信先の内線端末装置の状態が検出され、これらの条
件および内線端末装置の状態に基づいて最適な着信先の
候補が選択されて着信処理が行なわれることになる。す
なわち、着信ごとに、その発信者と着信者との対応関係
およびその時点での着信者の状態がすべて考慮されて、
その時点で最も適当な着信先が選択されて着信処理が行
なわれることになる。したがって、ただ単に時間帯やユ
ーザにより設定された転送先の情報に応じて着信先を変
更する従来のシステムに比べて、よりきめ細かな着信サ
ービスを実現することが可能となる。
【0008】しかも、上記した着信先の選択処理等は、
構内交換機単独で行なわれるのではなくコンピュータと
協動して行なわれる。このため、構内交換機の処理負担
が大幅に増加することはなく、これにより呼に対する処
理遅延の増加は抑制される。また、構内交換機を処理能
力の高いものに更新する必要はなく、またコンピュータ
はオフィスなどで他の情報処理用として既に使用されて
いるホストコンピュータなどを使用することができるの
で、システム全体としてはすべて既存の装置により構成
することができる。このため、ユーザの費用負担が増大
する不具合はなく、これにより簡単かつ安価に実現する
ことができる。
【0009】また本発明によれば、着信先候補の内線端
末装置に関する情報が発信側の端末装置に送られて例え
ば表示器に表示される。このため、発信者は着信先が変
更になった理由や着信拒否の理由などの着信先の状況を
明確に知ることが可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる構内交換
システムの概略構成図である。このシステムは、ディジ
タル構内交換機(DPBX)10と、このディジタル構
内交換機10に対し伝送路を介して接続されたホストコ
ンピュータ(HOST)20とを有している。
【0011】ディジタル構内交換機10は、交換部11
と、伝送制御部12と、制御部13と、記憶部14とを
備えている。交換部11には、複数の局線インタフェー
ス回路、複数の内線インタフェース回路、これらの局線
インタフェース回路と内線インタフェース回路との間お
よび内線インタフェース回路相互間を選択的に接続する
交換回路、およびこの交換回路の交換動作を制御する交
換制御部などが設けられている。
【0012】上記局線インタフェース回路は、ISDN
回線やアナログ回線を介して図示しない公衆網に接続さ
れ、さらに専用線にも接続されている。各内線インタフ
ェース回路にはそれぞれ内線を介して内線端末装置が接
続される。内線端末装置としては、主として標準電話機
31、多機能電話機32および携帯多機能電話装置33
が用いられるが、他にもファクシミリ装置やパーソナル
コンピュータなどのデータ端末機器も使用される。多機
能電話機32はLCD表示器を備え、この表示器に通話
時間や通話料金、通話相手の名前や電話番号などを表示
する。携帯多機能電話装置33は、内線に直接接続され
た基地局装置33aと、この基地局装置33aに対し無
線チャネルを介して接続される携帯電話機33bとから
構成される。これらの内線端末装置には、1台ずつ単独
で動作するものと、複数台で1つのグループを形成して
動作するものとがある。
【0013】伝送制御部12は、ホストコンピュータ2
0との間で伝送路を介して交換制御に関わる種々制御信
号および制御データの授受を行なう。制御部13は、デ
ィジタル構内交換機10の動作を統括的に制御するもの
で、この制御部13には外部インタフェースを介して保
守用コンソール40および通信料金管理装置50が接続
されている。保守用コンソール40は、交換制御プログ
ラムや制御データの追加設定および変更、交換機の動作
試験等のために用いられる。通信料金管理装置50はパ
ーソナルコンピュータからなり、ディジタル構内交換機
10を介して行なわれた通信の通信料金を課金管理す
る。
【0014】記憶部14は、ROMおよびRAMからな
る内部メモリと、ハードディスクやフロッピディスクを
記憶媒体として使用した外部メモリとからなり、交換制
御プログラムや制御データを記憶する。
【0015】一方、ホストコンピュータ20は、主とし
てオフィスにおける種々情報処理等を行なうために既に
設けられていたもので、伝送制御部21と、制御・処理
部22と、記憶部23とを備えている。伝送制御部21
は、制御・処理部22の指示に従って、上記ディジタル
構内交換機10との間で、後述する着信サービスを実行
する上で必要な制御信号および制御データの授受を行な
う。
【0016】記憶部23は、オフィスコンピュータの制
御・処理に必要な種々制御プログラムおよび制御データ
を記憶するもので、この制御データの中には後述する着
信先候補選択制御に必要な複数のデータベース、つまり
着信振分データベース23aと、優先度データベース2
3bと、発信者情報データベース23cと、拒否理由デ
ータベース23dとが含まれている(図2および図3参
照)。
【0017】このうち先ず着信振分データベース23a
は、各着信電番ごとに複数の発信者電番とそれに対応付
けて着信変換後電番を登録したもので、例えば図5に示
すように構成される。
【0018】優先度データベース23bは、個人着信電
番ごとに複数の発信者電番とその着信レベルを登録した
もので、例えば図6に示すように構成される。ここで着
信レベルとは発信者の重要度に対応して定めたもので、
重要度が高い順に着信レベルA,着信レベルB,…のよ
うに設定される。
【0019】発信者情報データベース23cは、発信者
電番に対応付けてその会社名や氏名を登録したもので、
例えば図7に示すように構成される。この発信者情報デ
ータベース23cは、着信先が多機能電話機32であり
かつそのLCD表示器に発信者情報を表示しようとする
際に検索される。
【0020】拒否理由データベース23dは、上記優先
度データベース23bに登録された各着信レベルごとに
複数の着信規制レベルとそれに対応付けて着信拒否理由
を登録したもので、例えば図8に示すように構成され
る。なお、着信規制レベルとは着信先の状態に対応する
もので、例えば着信規制レベルAは会議中、着信規制レ
ベルBは外出中のように設定される。
【0021】ところで、制御・処理部22は、オフィス
における種々情報処理を行なう本来の制御処理機能に加
えて、前記ディジタル構内交換機10において本発明に
係わる着信サービスを実行するために必要な制御機能と
して、着信先候補選択制御機能を有している。
【0022】この着信先候補選択制御機能は、前記ディ
ジタル構内交換機10から着信の到来が発信者電番ある
いは着信電番とともに通知された場合に、この発信者電
番あるいは着信電番と、別途管理している着信先の内線
端末の状態とをキーとして、上記各データベース23a
〜23dを選択的に検索する。そして、この検索結果を
基に最適な着信先および着信形態を決定して、ディジタ
ル構内交換機10に対し当該着信先への着信処理を指示
する。また、着信形態によっては、着信先の多機能電話
機32に発信者情報を表示させたり、また発信者の多機
能電話機32へ着信拒否理由を送って表示させるなどの
処理をディジタル構内交換機10に行なわせる。
【0023】次に、以上のように構成されたシステムの
着信処理動作を説明する。先ず、ISDN網から代表番
号である「2000番」に着信が到来した場合について
説明する。図2はその動作を示すものである。なお、こ
のときの発信者電番を「1234−56−7890」と
する。
【0024】上記着信がディジタル構内交換機10に到
来すると、着信信号とともにISDN網から送られた発
信者電番が着信電番とともに交換部11から制御部13
に通知される。そうすると制御部13は、上記発信者電
番および着信電番を着信通知とともに伝送部12からホ
ストコンピュータ20へ転送する。
【0025】ホストコンピュータ20は、先ずディジタ
ル構内交換機10から受け取った着信電番をキーとして
着信振分データベース23aを検索し、さらにこのデー
タベース23a上で上記発信者電番に対応する着信変換
後電番を読出し、これにより着信先および着信形態を決
定して、ディジタル構内交換機10へ着信指示を通知す
る。例えば、このときデータベース23aには、図5に
示すように発信者電番「1234−56−7890」に
対応付けて着信変換後電番「9000」が登録されてい
るため、この「9000」を着信先として決定し、さら
にこの着信変換後電番「9000」がグループ用であれ
ば着信形態をグループ着信とし、一方個人用であれば着
信形態を個人着信とする。
【0026】上記着信先(着信形態)が通知されるとデ
ィジタル構内交換機10は、着信形態に応じて上記着信
変換後電番「9000」に対応する着信先内線端末装置
の状態を調べる。そして、着信先が待受中であればこの
内線端末装置に対しそのまま着信処理を行なうが、着信
先が話中や外出中、会議中、退社などの理由により着信
不可能な場合には、その旨をホストコンピュータ20に
通知する。なお、着信不可能な状態のうち上記外出中、
会議中、退社については、ユーザが事前に内線端末装置
において所定のキー操作を行なうことによりディジタル
構内交換機10に登録しておき、ディジタル構内交換機
10がこの登録情報を検索することにより判定可能であ
る。
【0027】上記着信不可能の通知を受けるとホストコ
ンピュータ20は、次の着信先の候補を選択してディジ
タル構内交換機10に着信を指示する。以後同様に、最
適な着信先が見付かるまでホストコンピュータ20とデ
ィジタル構内交換機10との間で着信先の候補選択制御
が繰り返される。
【0028】例えば、グループ着信の場合で、ユーザが
在席であればそのまま当該内線端末装置へ着信が行なわ
れ、ユーザが不在であればグループ内のすべての内線端
末装置に着信が行なわれる。また、グループ内のすべて
のユーザが退社している場合には、例えば隣の課の内線
端末装置に着信させる。
【0029】一方、個人着信の場合には、ホストコンピ
ュータ20は図2に示すごとく、着信振分データベース
23aから検索した個人着信電番をキーとして優先度デ
ータベース23bを検索し、これにより着信レベルを調
べる。そして、この着信レベルと、着信先の内線端末装
置の状態を監視することにより得られる着信規制レベル
とを基に、最適な着信形態を決定する。
【0030】例えば、着信先の内線端末装置が待受中で
あれば、着信レベルによらず当該端末装置に着信させ
る。これに対し着信先の内線端末装置が話中の場合で、
着信レベルが高い時には、発信者情報データベース23
cを検索して発信者情報を読出し、この発信者情報を当
該内線端末装置のLCD表示器に表示させる。図10に
その表示内容の一例を示す。なお、内線端末装置がLC
D表示器を備えていない標準電話機31の場合には、割
込みトーンなどを発生させて話中のユーザに着信を知ら
せる。また、着信先の内線端末装置が話中の場合で着信
レベルが低い場合には、グループ着信に変更させる。
【0031】なお、上記発信者情報は、待受中の内線端
末装置に着信させる場合や、他の内線端末装置に着信さ
せる場合にも、当該内線端末装置が多機能電話機であれ
ばそのLCD表示器に表示させるようにしてもよい。こ
のときの表示内容の一例を図9に示す。
【0032】次に、アナログ網から個人番号である「9
000番」に着信が到来した場合について説明する。図
3はその動作を示すものである。上記着信が到来すると
ディジタル構内交換機10は、アナログ網からの着信で
は発信者電番が通知されず発信者を特定できないため、
着信通知とともに着信電番「9000」のみをホストコ
ンピュータ20へ転送する。
【0033】上記着信通知を受けるとホストコンピュー
タ20は、上記着信電番「9000」をキーとして別途
用意したデータベースを検索して、上記個人着信電番
「9000」の着信規制レベルと着信回線の着信レベル
をそれぞれ調べる。このとき、内線端末装置の着信規制
レベルは、端末装置からの入力または自動的な状態通知
によりディジタル構内交換機10からホストコンピュー
タ20に随時通知される。例えば、携帯電話機33bな
どの移動端末は、他の基地局装置の無線エリアに移動す
るごとにあるいは定期的に自端末の位置を基地局装置を
介してディジタル構内交換機10に通知し登録してい
る。そこで、ディジタル構内交換機10は、移動端末の
移動範囲を複数のエリアに分割してエリアによる着信レ
ベルを設定してホストコンピュータ20に随時通知す
る。
【0034】ホストコンピュータ20は、上記着信規制
レベルと着信レベルとを比較し、この比較結果に基づい
て着信形態を個人着信とグループ着信とに振り分ける。
例えば、着信先の内線端末装置が待受中だった場合に
は、当該内線端末装置を無条件に選択して着信させる。
着信先の内線端末装置が会議中などにより着信規制レベ
ルが高い状態のときには、着信先としてその個人が属す
るグループ内の他の内線端末装置を選択して着信させ
る。また、このとき上記着信レベルおよび着信規制レベ
ルをキーとして拒否理由データベース23dを検索して
着信拒否理由を読出し、この拒否理由を転送元情報およ
び発信者情報とともにディジタル構内交換機10に転送
して、着信先の内線端末装置のLCD表示器に表示させ
る。図3では電話番号が「3000」および「300
1」の各電話機に表示する場合を示している。また、表
示内容の一例を図11に示す。
【0035】また、専用線もしくは内線から個人電番
「9000」に着信が到来した場合には次のような着信
処理動作が行なわれる。図4はその動作を示すものであ
る。すなわち、上記着信が到来するとディジタル構内交
換機10は、着信通知を発信者電番および着信電番とと
もにホストコンピュータ20へ転送する。ホストコンピ
ュータ20は、通常であれば上記着信電番に従って「9
000」の内線端末装置への着信を指示する。しかし、
このとき例えば上記着信先の内線端末装置が会議中であ
る旨がディジタル構内交換機10からの端末状態通知に
より知らされていたとすると、ホストコンピュータ20
は上記着信電番および発信者電番をキーとしてデータベ
ースを検索し着信レベルを読出し、さらにこの着信レベ
ルをキーとして拒否理由データベース23dを検索して
拒否理由を読み出す。そして、ディジタル構内交換機1
0に上記拒否理由(例えば会議中)を転送して発信者の
端末装置に表示させる。
【0036】以上のように本実施例のシステムでは、着
信が到来すると、その発信者電番および着信電番がディ
ジタル構内交換機10からホストコンピュータ20に転
送され、ホストコンピュータ20において上記発信者電
番や着信電番、着信レベルおよび着信先の状態などをキ
ーとしてデータベース23a〜23dを選択的に検索し
て最適な着信先および着信形態を決定し、この着信先に
対する着信指示をディジタル構内交換機10に通知して
いる。したがって本実施例によれば、発信者のの重要度
や着信者の状態を考慮したより細かな着信処理を行なう
ことが可能となり、これにより着信サービスに関するユ
ーザの要望を十分に満足させ得るシステムを提供するこ
とができる。
【0037】また本実施例では、既存のホストコンピュ
ータ20を利用して、データベース23a〜23dをこ
のホストコンピュータ20の記憶部23に設けるととも
に、着信先候補の選択制御についてもこのホストコンピ
ュータ23において実行するようにしている。したがっ
て、ディジタル構内交換機10の処理負担が増えること
はなく、これにより呼に対する処理遅延の増加といった
不具合が発生する心配はない。また、既存のホストコン
ピュータ20をそのまま使用でき、しかも処理能力の高
いディジタル構内交換機を導入する必要もないので、ユ
ーザに大きな費用負担を強いることなく、安価にして容
易に実現することができる。
【0038】さらに本実施例では、必要に応じて発信者
側の端末装置および着信先の内線端末装置にそれぞれ着
信拒否理由および発信者情報を表示するようにしている
ので、発信者および着信者は着信拒否の理由および着信
の転送理由などを明確に知ることができる。
【0039】なお、本発明は上実施例に限定されるもの
ではない。例えば、上記実施例では各データベースをす
べてホストコンピュータ20に設けたが、データベース
のすべておよび一部をディジタル構内交換機10に設け
てもよい。また、着信先候補の選択制御等をすべてホス
トコンピュータ20で行なうようにしたが、そのうちの
一部をディジタル構内交換機10の制御部13で行なう
ようにしてもよい。このようにすると、トータル的にシ
ステムとしての処理能力を高めることが可能となる。
【0040】その他、データベースの種類やその記憶内
容、着信先候補の選択制御手順および制御内容、内線端
末装置の種類や構成、ディジタル構内交換機およびホス
トコンピュータの構成などについても、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の構内交換シ
ステムでは、公衆網および専用線のうちの少なくとも一
方に接続されるとともに内線側に複数の内線通信端末装
置を収容した構内交換機を、情報処理機能および通信処
理機能を有するコンピュータに信号線を介して接続し、
上記構内交換機およびコンピュータのうちの少なくとも
一方に、着信処理用データベースと着信先候補選択手段
とを備え、着信処理用データベースには、発信者識別情
報および着信者識別情報に対応付けて着信先の候補を決
定するための所定の条件を予め記憶しておき、上記公衆
網または専用線から着信信号が到来した場合に、上記着
信先候補選択手段により、上記着信信号に含まれる発信
者識別情報および対応する着信者識別情報のうちの少な
くとも一方を基に上記データベースを検索して候補決定
条件を読出し、この候補決定条件と着信先の上記内線通
信端末装置の状態とに基づいて着信先の候補を選択する
ようにしている。
【0042】したがって本発明によれば、構内交換機の
処理負担を大きく増大させることなく、ユーザの要求に
応じたより細かな着信サービス機能を実現することがで
きる構内交換システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にか変わる構内交換システム
の概略構成図。
【図2】図1に示したシステムにおいて、ISDN網か
ら代表番号に着信が到来した場合の動作を説明するため
の図。
【図3】図1に示したシステムにおいて、アナログ網か
ら個人番号に着信が到来した場合の動作を説明するため
の図。
【図4】図1に示したシステムにおいて、専用線または
内線から個人番号に着信が到来した場合の動作を説明す
るための図。
【図5】図1に示したシステムで使用される着信振分デ
ータベースの構成の一例を示す図。
【図6】図1に示したシステムで使用される優先度デー
タベースの構成の一例を示す図。
【図7】図1に示したシステムで使用される発信者情報
データベースの構成の一例を示す図。
【図8】図1に示したシステムで使用される拒否理由デ
ータベースの構成の一例を示す図。
【図9】着信表示内容の一例を示す図。
【図10】話中時の着信表示内容の一例を示す図。
【図11】転送時の着信表示内容の一例を示す図。
【符号の説明】
10…ディジタル構内交換機 11…交換部 12…伝送制御部 13…制御部 14…記憶部 20…ホストコンピュータ 21…伝送制御
部 22…制御・処理部 23…記憶部 23a…着信振分データベース 23b…優先度
データベース 23c…発信者情報データベース 23d…拒否理
由データベース 31…標準電話機 32…多機能電
話機 33…携帯多機能電話装置 33a…基地局
装置 33b…携帯電話機 40…保守用コンソール 50…通信料金
管理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網および専用線のうちの少なくとも
    一方に接続されるとともに内線側に複数の内線通信端末
    装置を収容した構内交換機と、この構内交換機に対し信
    号線を介して接続され情報処理機能および通信処理機能
    を有するコンピュータとを備えた構内交換システムであ
    って、 前記構内交換機およびコンピュータのうちの少なくとも
    一方に、 発信者識別情報および着信者識別情報に対応付けて着信
    先の候補を決定するための所定の条件を予め記憶したデ
    ータベースと、 前記公衆網または専用線から着信信号が到来した場合
    に、この着信信号に含まれる発信者識別情報あるいは対
    応する着信者識別情報を基に前記データベースを検索し
    て候補決定条件を読出し、この候補決定条件と着信先の
    前記内線通信端末装置の状態とに基づいて着信先の候補
    を選択するための着信先候補選択手段とを備えたことを
    特徴とする構内交換システム。
  2. 【請求項2】 着信先候補選択手段は、着信先候補の内
    線通信端末装置に関する情報を発信元へ送出して発信者
    に報知せしめることを特徴とする請求項1に記載の構内
    交換システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005124170A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Microsoft Corp 選好および状況をエンコードすることによって通信を向上させ中断を最低限に抑えるシステムの設計、インターフェース、およびポリシー
JP2006135818A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Fujitsu Ltd 着信サービス制御装置
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