JPH082515A - パレット包装材の解除装置 - Google Patents

パレット包装材の解除装置

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Publication number
JPH082515A
JPH082515A JP13544194A JP13544194A JPH082515A JP H082515 A JPH082515 A JP H082515A JP 13544194 A JP13544194 A JP 13544194A JP 13544194 A JP13544194 A JP 13544194A JP H082515 A JPH082515 A JP H082515A
Authority
JP
Japan
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packaging material
cutter
movable
cylinder
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP13544194A
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English (en)
Inventor
Seiji Ichikawa
市川誠次
Ikuya Saito
斉藤郁也
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SATEISU ENG KK
SEIBI KOGYO KK
Original Assignee
SATEISU ENG KK
SEIBI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SATEISU ENG KK, SEIBI KOGYO KK filed Critical SATEISU ENG KK
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シュリンク包装された荷体から包装材を自動
的に解除する装置を提供する。 【構成】 包装材で包装された荷体Rを載置、搬送する
コンベヤ10,11と、その包装材の所定箇所を切断す
る底部カッタ21や可動カッタ22などを有する切断装
置と、この切断装置で切断された包装材を吸引する吸気
筒51,52を有する吸引装置と、この吸引装置で吸引
された包装材を挟み込んで隣接する筒体80の中に導入
する一対の引込ローラ70a,70bと、その筒体80
の内部を昇降し下降時に該筒体80に導入された前記包
装材を加圧、収縮する加圧板90を含む加圧ユニットと
を具備する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包品の包装材を自動
的に解除するパレット包装材の解除装置に関し、特にシ
ュリンク包装手段を用いて包装されたパレット上の荷体
から包装材を解除する装置である。
【0002】
【従来の技術】パレット上に積載された荷体を包装する
手法として、シュリンク包装、ストレッチ包装などが知
られている。
【0003】例えば、シュリンク包装によれば、包装材
としてポリエチレン、ポリ塩化ビニル、あるいはポリプ
ロピレンなどの熱収縮性のあるシートを用い、それら包
装材を荷体にかぶせた後、熱を与えて包装材を収縮させ
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、荷体の
包装に関する装置や方法が種々提案されているにも拘ら
ず、包装後における包装材の解除手段については殆ど提
案がなされていないのが実状である。
【0005】このため、包装材の解除は手作業によるも
のが主であり、その解除作業に多大なる時間と労力を要
していた。
【0006】特に、パレットに積載される荷体は一般に
高く積まれており、このため解除作業が極めて困難で且
つ荷崩れによる危険性が非常に高かった。
【0007】一方、ポリ塩化ビニルなどのシートから成
る包装材は嵩張り、解除後における処置に苦慮している
のが実状である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑
み、包装材で包装された荷体を載置、搬送するコンベヤ
と、その包装材の所定箇所を切断する切断装置と、この
切断装置で切断された包装材を吸引する吸引装置と、こ
の吸引装置で吸引された包装材を挟み込んで隣接する筒
体の中に導入する一対の引込ローラと、その筒体の内部
を昇降し下降時に該筒体に導入された前記包装材を加
圧、収縮する加圧板を含む加圧ユニットとを具備して成
るパレット包装材の解除装置を提供するものである。
【0009】特に、前記吸引装置は、複数の吸引ノズル
が鉛直方向に配列する進退動自在な3つの吸気筒から成
り、その中央の吸気筒は、筒体の後部側面に設けられた
開閉扉から筒体の中に進入し、且つ引込ローラの間を通
過して荷体の方向に進行するようにしてある。
【0010】また、前記切断装置は、コンベヤの両端に
設けられた底部カッタと、前記コンベヤに近接する昇降
自在の昇降台車に設けられた可動カッタと、その昇降台
車にアームを介して設けられた上部カッタと、この上部
カッタの下方に位置する下部カッタとから成り、包装材
の底部両端が底部カッタで、側面下部が下部カッタで、
側面上部が上部カッタでそれぞれ荷体の移送中に切断さ
れ、また包装材の底部と側面中央部が可動カッタで荷体
の停止時に切断されるようにしてある。
【0011】また、前記昇降台車には、可動カッタが設
けられる進退自在な可動テーブルと、この可動テーブル
が配置される水平動自在なスライドテーブルと、このス
ライドテーブルを移動させる移送モータと、荷体の間隙
を検出し前記移送モータを作動させる検出器とが設けて
ある。
【0012】
【作用】本発明によれば、包装材で包装された荷体がコ
ンベヤによって所定位置まで搬送される。
【0013】そして荷体の移動中、包装材の底部両端が
底部カッタで、側面下部が下部カッタで、また側面上部
が上部カッタでそれぞれ切断される。
【0014】また、荷体が所定位置に停止すると、今度
は可動カッタで包装材の底部と側面中央部が切断され
る。
【0015】可動カッタによる包装材の切断に際して
は、検出器によって荷体の間隙が検出され、そこに可動
カッタが案内されるようになるので、可動カッタによっ
て荷体が傷つけられることはない。
【0016】これらの切断装置による包装材の切断が完
了すると、吸引装置にて包装材が吸引されるようにな
る。
【0017】その後、包装材は吸引装置にて筒体の中に
引き込まれ、また引き込まれた部分が引込ローラにて挟
み込まれて次々と筒体の中に導入されるようになる。
【0018】そして、筒体に包装材が導入され終わる
と、加圧板が下降して包装材を加圧、収縮させる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
すると、図1は本発明のパレット包装材の解除装置を示
す平面図で、図中10,11はコンベヤを示す。
【0020】コンベヤ10,11はチェーンコンベヤで
あり、一方のコンベヤ10に対し荷体Rがフォークリフ
トなどを用いて載置される。
【0021】そして、このコンベヤ10から送り出され
た荷体Rは、次に他方のコンベヤ11に乗って搬送さ
れ、このコンベヤ11の中央にて停止し包装材の解除が
成されるようにしてある。
【0022】なお、荷体Rはパレットに積載されている
缶入ビールなどで、これにはポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、あるいはポリプロピレンなどの熱収縮性を示すシ
ート状の包装材を用い、シュリンク包装による包装が施
されている。
【0023】また、図中12は昇降台であり、これは図
示するようにコンベヤ11の中央、すなわち荷体Rが停
止される位置に昇降自在に設けてある。
【0024】一方、図中21,21は底部カッタ、22
は可動カッタ、23は上部カッタであり、また上部カッ
タ23の下方には下部カッタ24(図4参照)が設けら
れていて、これらにより切断装置が構成されている。
【0025】図示するように、底部カッタ21,21は
コンベヤ11の始端両側に、可動カッタ22は昇降台車
25に、上部カッタ23は昇降台車25にアーム26を
介して設けられ、また下部カッタ24は前述の如く上部
カッタ23の下方に設けてある。
【0026】そして、底部カッタ21,21により包装
材の底部両端が、可動カッタ22により包装材の底部と
側面中央部が、上部カッタ23で包装材の側面上部が、
また下部カッタ24で包装材の側面下部がそれぞれ切断
されるようになっている。
【0027】図2で明らかにしているように、切断線T
1,・・・が底部カッタ21,21で、切断線T2,T
3が可動カッタ22で、切断線T4が上部カッタ23
で、また切断線T5が下部カッタ24でそれぞれ切断さ
れるのである。
【0028】なお、図2において矢印で示す方向が荷体
Rの進行方向で、また荷体Rに巻かれている包装材は図
示するようにパレットの底部まで巻き込まれている。
【0029】次に、図3で明らかにしているように、底
部カッタ21は、エアシリンダ21aと、このエアシリ
ンダ21aのロッドに固定してある保持アーム21b
と、この保持アーム21bに固定してあるホルダー21
cと、このホルダー21cに取り付けられているブレー
ド21dとにより構成されている。
【0030】この底部カッタ21によれば、荷体Rがコ
ンベヤ11に導入される直前にエアシリンダ21aのロ
ッドが伸長し、荷体Rが停止した時点で該ロッドが縮小
するようにされている。
【0031】また、図3は下部カッタ24を示す。図示
するように、下部カッタ24はエアシリンダ24aと、
このエアシリンダ24aのロッドに固定してある台座2
4bと、この台座24bに固定してあるホルダー24c
と、このホルダー24cに固定してあるブレード24d
とにより構成されている。
【0032】エアシリンダ24aは、アーム27を介し
て前記コンベヤ11に固定されており、そして荷体Rが
コンベヤ11に導入される直前にエアシリンダ24aの
ロッドが伸長し、荷体Rが停止した時点で該ロッドが縮
小するようにされている。
【0033】なお、上部カッタ23は上述の如くアーム
26を介して昇降台車25に固定されているが、その構
成は下部カッタ24と同様であるので説明は省略する。
【0034】図5で明らかにしているように、その昇降
台車25はスライドラック29に固定され、またそのス
ライドラック29はコンベヤ11に近接する支柱30に
昇降自在に設けられている。
【0035】特に、そのスライドラック29は、支柱3
0に設けられているスライドレール31と係合されてい
るとともに、これはチェーン送り機構を用いて昇降する
よにしてある。
【0036】すなわち、支柱30の上端にはスプロケッ
ト32が嵌着された可逆モータM1が設けられ、そのス
プロケット32に掛けられたチェーン33の一端にスラ
イドラック29が、また他端にウエイト34が係止して
ある。
【0037】従って、可逆モータM1を正逆に作動する
と、スライドラック29がスライドレール31に沿って
昇降し、同時に昇降台車25が支柱30に沿った昇降運
動を行うようになるのである。
【0038】なお、この昇降台車25は、荷体Rがコン
ベヤ11に導入される際には上昇端で待機していて、荷
体Rが所定位置すなわち昇降台12の上方で停止したと
きに下降し、その後に上昇端に復帰するようにしてあ
る。
【0039】斯くして、昇降台車25に設けられている
上部カッタ23により、荷体Rの移動中に包装材の側面
上部(図2における切断線T4)が切断され、荷体Rが
停止した際に動作する可動カッタ22により包装材の底
部と側面中央部(図2における切断線T2,T3)が切
断されるのである。
【0040】なお、荷体Rを所定位置に停止させる手段
は、図1に示す近接スイッチSW1,SW2によって成
される。
【0041】すなわち、近接スイッチSW1,SW2は
コンベヤ11の終端側における荷体Rの通過箇所に設け
られており、最初に一方の近接スイッチSW1が荷体R
を検出すると、コンベヤ11を作動させるモータが減速
し、次にもう一方の近接スイッチSW2が荷体Rを検出
した時点で前記モータが停止するようにしてある。
【0042】ところで、図5に示すように、昇降台車2
5には、可動カッタ22が設けられる進退自在な可動テ
ーブル35と、この可動テーブル35が配置される水平
動自在なスライドテーブル36と、このスライドテーブ
ル36を移動させる移送モータM2と、荷体Rの間隙を
検出し前記移送モータM2を作動させる検出器SW3,
SW4とが設けてある。
【0043】可動テーブル35はガイド軸37によって
支持され、且つモータM3で正逆に回転される送りネジ
38で以て荷体Rの方向に進退される。
【0044】また、スライドテーブル36はガイド軸3
9,39によって支持され、且つ移送モータM2で正逆
に回転される送りネジ40で以て荷体Rの側面に沿った
水平動を行う。
【0045】なお、可動カッタ22は可動テーブル35
に立設された支柱41と、この支柱41に枢着されたホ
ルダー42と、このホルダー42に取り付けられたブレ
ード43とにより構成され、特にホルダー42の基端部
は圧縮コイルバネ44で以て支持されている。
【0046】そのホルダー42の基端には、エアシリン
ダのロッド45が取り付けてあり、そのロッド45を作
動させることでホルダー42が支点Pを中心に揺動する
ようにしてある。
【0047】特に、この可動カッタ22で包装材の底部
(図2に示す切断線T2)を切断するとき、ロッド45
は縮小されブレード43の先端が上向きになり、また側
面中央部(図2に示す切断線T3)を切断するとき、ロ
ッド45が伸長されブレード43の先端が下向きになる
ようにしてある。
【0048】一方、前記検出器SW3,SW4は、近接
スイッチや光電スイッチなどの位置検出用スイッチで、
これはスライドテーブル36に設けられた台座46に保
持され、且つ荷体Rの側面に近接する状態で配置されて
いる。
【0049】この検出器SW3,SW4によれば、パレ
ットに積載されている荷体R、特に多数の缶入ビールの
物品の間隙を検出することができ、この検出信号に応じ
て前記移送モータM2が作動し、可動カッタ22をその
間隙に案内するようになる。
【0050】従って、可動カッタ22による包装材の切
断、特に図2に示す切断線T3の切断に際し、可動カッ
タ22のブレード43がその間隙を通るようになるの
で、荷体Rに傷が付けられない。
【0051】なお、底部カッタ21と下部カッタ24に
よって包装材を切断する場合には、パレットの部分で切
断が行われ、また上部カッタで切断される箇所には荷体
Rにかぶせてある段ボールなどが位置するので、切断に
あたっての位置調整は不要である。
【0052】図6において、Aがパレット、またBがそ
の段ボールである。また、この図で明らかなように、可
動カッタ22による包装材の切断時には昇降台12が上
昇し、荷体Rの底部に進行する可動カッタ22を受け入
れるように動作する。
【0053】一方、図1に示すように、吸引装置は3つ
の吸気筒51,51,52から構成され、その各吸気筒
51,51,52は可動カッタ22によって切断される
包装材の側面の逆側に進退自在に設けられている。
【0054】各吸気筒51,51,52は、可動カッタ
22による包装材の切断が完了した時点で前進し、また
同時に各吸気筒51,51,52に連結された吸引モー
タが作動するようにしてある。
【0055】そして、各吸気筒51,51,52が荷体
Rに接触すると、今度は各吸気筒51,51,52が後
退を始め、これに伴って各吸気筒51,51,52に吸
着された包装材が荷体Rから剥離されるようになる。
【0056】両側に位置する吸気筒51,51は、後退
端に達した時点でリミットスイッチを切って先に動作と
吸引を停止するようになっており、その後は中央の吸気
筒52だけで包装材が後方へ引き込まれるようになる。
【0057】中央に位置する吸気筒52は、図6に示す
如くパンタグラフ状の伸縮アーム53を介して支柱54
に取り付けられ、また両端に位置する吸気筒51,51
は支柱55にガイド軸56,56で以て進退自在に支持
されている。
【0058】前記伸縮アーム53は、モータM4の動力
が伝達されるウォーム57で作動され、実線と想像線で
示すような伸縮運動を行い、これによって中央の吸気筒
52の進退動が成される。
【0059】また、両側の吸気筒51,51にはエアシ
リンダ58のロッドが接続してあって、そのロッドの伸
縮によって吸気筒51,51の進退動が成される。
【0060】図7に示す拡大図で明らかなように、吸気
筒51は鉛直方向に向けて配列する複数の吸引ノズル5
9,・・・を備えている。
【0061】図8にはその一部拡大断面図を示す。この
図で明確なように、吸気筒51には分岐管60が連結、
連通してあり、その分岐管60の先端に蛇腹管61を介
して吸引ノズル59が固定してある。
【0062】なお、中央に位置する吸気筒52も上記の
如く構成されているので、詳細な説明は省略するが、こ
の吸気筒52には特に図9に示すようなスイッチ機構6
2が設けられており、このスイッチ機構62により伸縮
アーム53を作動させるためのモータM4(図6参照)
が停止されるようにしてある。
【0063】そのスイッチ機構62は、吸気筒52に固
設された保持枠63と、この保持枠63に進退自在に設
けられている可動軸64と、この可動軸64を付勢する
圧縮コイルバネ65と、前記保持枠63の上部に固設さ
れた近接スイッチ66とから成る。
【0064】このスイッチ機構62によれば、吸気筒5
2が荷体Rの方向へ進行するときに、可動軸64が荷体
Rの側面に当たり、これが圧縮コイルバネ65のバネ力
に抗して後退し、これによって近接スイッチ66が可動
軸64を検出して前記モータM4を停止させるための停
止信号を発するようになるのである。
【0065】一方、図10に示すように、伸縮アーム5
3が取り付けられる支柱54にはリミットスイッチLS
1が固設してあり、伸縮アーム53が一定の長さまで縮
小したときに、そのリミットスイッチLS1が伸縮アー
ム53によってスイッチングされ、斯くして吸気筒54
の後退端における停止動作が行われる。
【0066】ところで、中央の吸気筒52で後方へ引か
れた包装材は、次に図1に示す引込ローラ70a,70
bに挟み込まれて筒体80の内部に導入され、また同時
に中央の吸気筒52による包装材の吸引も停止される。
【0067】図11で明らかにしているように、その引
込ローラ70a,70bは、筒体80の前部側面に隣接
して設けられており、通常は実線で示すように開放され
た状態にある。
【0068】また、その引込ローラ70a,70bと対
向する筒体80の後部側面には開閉扉81が設けられて
おり、これも通常は想像線に示すように開放された状態
にあり、その開閉扉81の箇所から中央の吸気筒52が
筒体80の中に進入し、且つ引込ローラ70a,70b
の間を通過して荷体Rの方向に進行できるようにしてあ
る。
【0069】前記引込ローラ70a,70bはゴムロー
ラで、特に一方の引込ローラ70aはエアシリンダ71
にて揺動される揺動アーム72に設けられていて、実線
と想像線で示す範囲を揺動するようにしてある。
【0070】そして、その引込ローラ70aが想像線に
示す位置に揺動したときに、一対の引込ローラ70a,
70bが閉じられ、このとき吸気筒52にて筒体80に
引き込まれた包装材が該引込ローラ70a,70bで挟
み込まれて次々と筒体80の中に導入されるようになる
のである。
【0071】なお、一方の引込ローラ70aには減速モ
ータM5の動力が歯車73,74を介して伝達され、ま
た固定側の引込ローラ70bには減速モータM6の動力
がチェーン75で連繋された歯車76,77,78を介
して伝達され、それぞれ内側に向けて回転するようにし
てある。
【0072】また、前記開閉扉81の枢軸82にはアー
ム83が突設してあり、これにエアシリンダ84のロッ
ドが接続せしめてある。
【0073】従って、そのエアシリンダ84を動作させ
ることにより、開閉扉81が開閉するようになるのであ
るが、その動作タイミングは前記リミットスイッチLS
1がスイッチングされたとき、すなわち中央の吸気筒5
2が後退端に達してから成されるようになっている。
【0074】すなわち、中央の吸気筒52が後退端に達
すると、この中央の吸気筒52を受け入れるために開放
されていた筒体80の開閉扉81が閉まり、導入される
包装材が外部に押し出されないようになる。
【0075】筒体80の中に導入された包装材は、加圧
ユニットの加圧板90によって加圧、収縮された後、筒
体80の下部より外部に排出される。
【0076】加圧ユニットは、筒体80の中を昇降する
前記加圧板90と、この加圧板90が取り付けられるヒ
ータ部91と、このヒータ部91が取り付けられる昇降
機構とにより構成されている。
【0077】その昇降機構はチェーン送り機構で、これ
は支柱92の上下両端に設けてあるスプロケット93、
そのスプロケット93に掛けられたチェーン94、およ
びスプロケット93に動力を伝達するモータM7とによ
り成る。
【0078】また、ヒータ部91は加圧板90に埋め込
まれている熱電板(図示省略)に給電するための装置
で、これは昇降機構のチェーン94に取り付けられると
ともに、ガイド軸95,95で以て昇降自在に支持され
ている。
【0079】一方、加圧板90は前述の如く熱電板の埋
め込まれている金属板で、これは筒体80に形成された
スリットS,Sを貫通する連結軸96,96によってヒ
ータ部91に取り付けられ、このヒータ部91からの給
電により熱電板が発熱し、加圧板90の表面温度が18
0〜300℃程度に加熱されるようになっている。
【0080】なお、ヒータ部91には突片97が突設し
てあるとともに、その突片97の上下方向にはモータM
7を停止させるためのリミットスイッチLS2が設けて
あり、これにより加圧板90とヒータ部91とを所定位
置に停止させることができるようにしてある。
【0081】ところで、その加圧板90が下降すると
き、図6に示す下部加圧板98も同時に上昇し、この下
部加圧板98によって筒体80の下方開口部が閉塞され
るようにしてある。
【0082】なお、この下部加圧板98は、エアシリン
ダ99によって昇降されるとともに、図示しない加熱装
置によって表面温度が加圧板90と同様に180〜30
0℃程度に加熱されるようになっている。
【0083】斯くして、筒体80に導入された包装材
は、前記加圧板90と下部加圧板98とにより加圧、収
縮され、特にその熱で包装材が溶融されるようになる。
【0084】そして、一定時間経過後、すなわち溶融さ
れた包装材が固化する程度の時間が経過した時点で下部
加圧板98が下降し、プッシャ100にて固化した包装
材が外部に排出される。
【0085】なお、固化した包装材が落下する箇所に
は、ベルトコンベヤなどを設置することが好ましく、そ
うすることによって包装材を所定の箇所に収集すること
ができる。
【0086】ところで、図11において102,102
は金属製のエア配管で、これはエアホースなどを介して
コンプレッサに接続されいる。
【0087】このエア配管102,102には、多数の
吹出口が開口されており、そこから引込ローラ70a,
70bと筒体80との間隙に向けて圧縮空気が噴出し、
筒体80に導入された包装材が引込ローラ70a,70
bに付着して外部に引き出されてしまう危険性を防止し
ている。
【0088】なお、前記筒体80は内径200mm、全
長4000mm程度の金属円筒で、その下端には内側の
表面温度を180〜300℃程度に加熱可能な熱電板が
埋め込んである。
【0089】なお、筒体80の下端、加圧板90、およ
び下部加圧板98に埋め込まれている熱電板は、ニクロ
ム線や繊維発熱体などの発熱体を用いている。
【0090】以上、本発明の実施例を説明したが、それ
以外の実施例として、以下に記すような構成もある。
【0091】要約すれば、包装材で包装された荷体を載
置、搬送するコンベヤと、その包装材の底部両端を切断
する底部カッタ、側面中央部を切断する可動カッタ、側
面上部を切断する上部カッタ、側面下部を切断する下部
カッタ、および底部を切断する揺動カッタとから成る切
断装置と、この切断装置における前記可動カッタで包装
材の側面中央部を切断する際に当該側面を吸引する吸引
部材と、前記切断装置における揺動カッタで包装材の底
部を切断する際に当該底部を揺動カッタの方向に押し出
すスライド部材と、前記切断装置で所定箇所を各々切断
された包装材を吸引する吸引装置と、この吸引装置で吸
引された包装材を挟み込んで隣接する筒体の中に導入す
る一対の引込ローラと、その筒体の内部を昇降し下降時
に該筒体に導入された前記包装材を加圧、収縮する加圧
板を含む加圧ユニットとを具備して成るパレット包装材
の解除装置である。
【0092】図12中、50′が吸引部材、22′が可
動カッタ、28が揺動カッタ、110がスライド部材で
ある。
【0093】なお、コンベヤ、底部カッタ、上部カッ
タ、下部カッタ、吸引装置、筒体、引込ローラ、および
加圧ユニットは上記実施例と同様であるので詳細な説明
は省略する。
【0094】図12で明らかなように、吸引部材5
0′、可動カッタ22′、および揺動カッタ28はコン
ベヤ11の片側すなわち吸引装置や筒体と対向する位置
に配置されている。
【0095】吸引部材50′は、支柱55′にガイド軸
56′を用いて進退自在に支持されている吸気筒51′
と、この吸気筒51′を進退させるエアシリンダ(図示
省略)と、吸気筒51′に連結・連通された吸引ノズル
59′とにより構成され、可動カッタ22′にて包装材
の側面中央部(図2における切断線T3)を切断する
際、エアシリンダの伸長によって吸引ノズル59′が包
装材の側面に吸着し、その後エアシリンダが縮小するこ
とによって包装材の側面を荷体Rから引き離せるように
してある。
【0096】その可動カッタ22′は、上記実施例と同
様に昇降台車25に設けられ、その昇降台車25は支柱
30にチェーン送り機構などを用いて昇降自在に設けら
れている。
【0097】また、揺動カッタ28はコンベヤ11の側
面に固設された支持台13に設けられ、スライド部材1
10で押し出される包装材の底部を切断できるようにし
てある。
【0098】そのスライド部材110は、昇降台12の
底面に固設されたエアシリンダ112のロッドに固定さ
れ、その昇降台12に形成された切欠溝12aの位置に
て進退し、特に昇降台12に載置される荷体Rの底面に
対して摺動し、その荷体Rの底面に巻き込んである包装
材を進行時に外側へ押し出せるようにしてある。
【0099】次に、図13で明らかにしているように、
昇降台車25にはテーブル36′が固定され、またその
テーブル36′にはガイド軸37で進退自在に支持され
た可動テーブル35が設けてあり、テーブル36′に固
定されたモータM3により正逆駆動される送りネジ38
で以て可動テーブル35が進退するようにしてある。
【0100】一方、可動カッタ22′は、可動テーブル
35に固定されたホルダー42′と、このホルダー4
2′に固定されるブレード43′およびガイドプレート
48とにより成る。
【0101】この可動カッタ22′によれば、前記吸引
部材50′によって荷体Rから引き離された包装材の下
方から荷体Rと包装材の間にガイドプレート48が侵入
し、その後に可動テーブル35が後退されることによっ
て包装材がガイドプレート48で引き込まれ、そのガイ
ドプレート48を中心として弓形に張った状態とされ
る。
【0102】そして、その後に昇降台車25が上昇され
ることにより、ガイドプレート48で支持された包装材
はブレード43′によって順次切断されるようになる
(図2における切断線T3の箇所)。
【0103】従って、物品間に間隙が殆ど存在しない種
の荷体、例えば箱状のものを積載したものや、本来直線
状にあるべき間隙が荷体の荷崩れなどで非直線状となっ
たものにあっても、可動カッタ22′の切断時に荷体R
に損傷を与えてしまうことはない。
【0104】次に、図14で明らかにしているように、
揺動カッタ28は支持台13に突設されたピン14に対
し揺動自在に設けられたホルダー28aと、このホルダ
ー28aに固定されるブレード28bとにより成り、こ
れはホルダー28aの基端に連結してあるエアシリンダ
28cのロッドの動作で揺動するようにしてある。
【0105】この揺動カッタ28は、最初実線に示す位
置にあって待機しており、スライド部材110にて包装
材の底部が押し出されたときに想像線に示す位置まで揺
動し、このとき包装材の底部(図2に示す切断線T2)
が切断されるのである。
【0106】一方、スライド部材110は昇降台12の
底面に固定されたエアシリンダ112のロッドにクラン
クアーム114を介して固定され、荷体Rの底面に対し
て摺動するようにしてあるので、荷体Rの底面まで巻き
込まれた包装材を確実に押し出すことができる。
【0107】
【発明の効果】本発明の包装材解除装置によれば、包装
材で包装された荷体を載置、搬送するコンベヤと、その
包装材の所定箇所を切断する切断装置と、この切断装置
で切断された包装材を吸引する吸引装置と、この吸引装
置で吸引された包装材を挟み込んで隣接する筒体の中に
導入する一対の引込ローラと、その筒体の内部を昇降し
下降時に該筒体に導入された前記包装材を加圧、収縮す
る加圧板を含む加圧ユニットとを具備していることによ
り、コンベヤで搬送される荷体の包装材を切断装置で切
断し、その後に包装材を吸引装置と引込ローラで筒体内
に導入し、それを加圧ユニットで加圧、収縮することが
できるので、包装材を解除する一連の作業を自動化する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0108】特に、切断装置が底部カッタ、可動カッ
タ、上部カッタ、および下部カッタとを有し、包装材の
底部両端を底部カッタで、側面下部を下部カッタで、側
面上部を上部カッタで、また包装材の底部と側面中央部
を可動カッタでそれぞれ切断できるようにしてあるの
で、荷体から包装材を円滑に引き剥すことができる。
【0109】また、昇降台車にあって、可動カッタが設
けられる進退自在な可動テーブルと、この可動テーブル
が配置される水平動自在なスライドテーブルと、このス
ライドテーブルを移動させる移送モータと、荷体の間隙
を検出し前記移送モータを作動させる検出器とが設けら
れていることにより、可動カッタを荷体の間隙に案内す
ることができるので、包装材の切断時に荷体に損傷を与
えてしまう危険性が防止される。
【0110】また、吸引装置は3つの吸気筒から構成さ
れ、中央の吸気筒が筒体の後部側面に設けられた開閉扉
から筒体の中に進入し、且つ引込ローラの間を通過して
荷体の方向に進行するようにしてあるので、荷体を容易
に筒体内へ引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す解除装置の平面概略図
【図2】包装材で包装された荷体の形態を示す斜視図
【図3】切断装置の構成要素の一つである底部カッタを
示す側面図
【図4】切断装置の構成要素の一つである下部カッタを
示す平面図
【図5】昇降台車を示す側面図
【図6】パレット包装材の解除装置を示す正面概略図
【図7】吸引装置を構成する吸気筒のうち両側に位置す
る吸気筒を示す側面図
【図8】同吸気筒の一部拡大断面図
【図9】中央に位置する吸気筒の一部拡大図
【図10】中央の吸気筒を進退させる伸縮アームの一部
拡大図
【図11】筒体と引込ローラと加圧ユニットとを示す平
面図
【図12】本発明の他の実施例を示す解除装置の平面概
略図
【図13】同解除装置における可動カッタを示す側面図
【図14】同解除装置における揺動カッタを示す側面図
【符号の説明】
R 荷体 10,11 コンベヤ 21 底部カッタ 22 可動カッタ 23 上部カッタ 24 下部カッタ 25 昇降台車 35 可動テーブル 36 スライドテーブル M2 移送モータ SW3,SW4 検出器 51,52 吸気筒 59 吸引ノズル 70a,70b 引込ローラ 80 筒体 81 開閉扉 90 加圧板 91 ヒータ部 92 支柱 93 スプロケット 94 チェーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装材で包装された荷体を載置、搬送す
    るコンベヤと、その包装材の所定箇所を切断する切断装
    置と、この切断装置で切断された包装材を吸引する吸引
    装置と、この吸引装置で吸引された包装材を挟み込んで
    隣接する筒体の中に導入する一対の引込ローラと、その
    筒体の内部を昇降し下降時に該筒体に導入された前記包
    装材を加圧、収縮する加圧板を含む加圧ユニットとを具
    備して成るパレット包装材の解除装置。
  2. 【請求項2】 吸引装置は、複数の吸引ノズルが鉛直方
    向に配列する進退動自在な3つの吸気筒から成り、その
    中央の吸気筒は、筒体の後部側面に設けられた開閉扉か
    ら筒体の中に進入し、且つ引込ローラの間を通過して荷
    体の方向に進行するようにしてあることを特徴とする請
    求項1記載のパレット包装材の解除装置。
  3. 【請求項3】 切断装置は、コンベヤの両端に設けられ
    た底部カッタと、前記コンベヤに近接する昇降自在の昇
    降台車に設けられた可動カッタと、その昇降台車にアー
    ムを介して設けられた上部カッタと、この上部カッタの
    下方に位置する下部カッタとから成り、包装材の底部両
    端が底部カッタで、側面下部が下部カッタで、側面上部
    が上部カッタでそれぞれ荷体の移送中に切断され、また
    包装材の底部と側面中央部が可動カッタで荷体の停止時
    に切断されるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のパレット包装材の解除装置。
  4. 【請求項4】 昇降台車には、可動カッタが設けられる
    進退自在な可動テーブルと、この可動テーブルが配置さ
    れる水平動自在なスライドテーブルと、このスライドテ
    ーブルを移動させる移送モータと、荷体の間隙を検出し
    前記移送モータを作動させる検出器とが設けてあること
    を特徴とする請求項3記載のパレット包装材の解除装
    置。
JP13544194A 1994-06-17 1994-06-17 パレット包装材の解除装置 Pending JPH082515A (ja)

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JP13544194A JPH082515A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 パレット包装材の解除装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190049142A (ko) * 2017-11-01 2019-05-09 다인시스템주식회사 랩 제거 장치

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KR20190049142A (ko) * 2017-11-01 2019-05-09 다인시스템주식회사 랩 제거 장치

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Effective date: 20040309