JPH08251439A - 速度変調方式及び装置 - Google Patents

速度変調方式及び装置

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JPH08251439A
JPH08251439A JP5128295A JP5128295A JPH08251439A JP H08251439 A JPH08251439 A JP H08251439A JP 5128295 A JP5128295 A JP 5128295A JP 5128295 A JP5128295 A JP 5128295A JP H08251439 A JPH08251439 A JP H08251439A
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JP
Japan
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gain
signal
differential
output signal
differential output
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JP5128295A
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English (en)
Inventor
Hidetomo Matsuo
英知 松尾
Hajime Sumiyoshi
肇 住吉
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】速度変調効果を画面全体に渡って均一とする。 【構成】微分回路16は、輝度信号を微分し微分出力信
号として出力し、水平パラボラ利得制御回路22は、前
記微分出力信号の水平方向絵柄期間の中央部分の利得が
最大、左右両端部分の利得が最小となるように利得制御
して、加算器21を介して速度変調コイル15に供給し
ている。これにより電子ビームの速度を制御し画像の輪
郭を補正するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
において、水平偏向コイルに接続された速度変調コイル
に対して輝度信号の微分出力を供給することにより、絵
柄の水平方向のエッジを鮮明にする速度変調方式及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のテレビジョン受像機に設
けられている速度変調装置を示している。11はカラー
ブラウン管であり、このカラーブラウン管11にはR,
G,Bドライブ回路12からR,G,B信号が供給され
ている。カラーブラウン管11のネック部とファンネル
部の境界には水平偏向コイル14が設けられ、偏向回路
13から鋸歯状波の偏向電流が供給されている。また水
平偏向コイル14に近接して速度変調コイル15が配置
されており、この速度変調コイル15には微分回路16
からの出力が供給されている。微分回路16は輝度信号
を微分し、微分出力を作成している。この速度変調装置
によると、輝度信号の微分出力、つまり絵柄のエッジ部
を示す信号が速度コイル15に供給されて偏向磁界に対
して急旬な変化を及ぼすので、輝度の急旬な勾配が得ら
れ、絵柄の輪郭部が明確になるという作用を得ることが
できる。
【0003】図5(B)は、ブラウン管11内に照射さ
れる電子ビームの1H期間の絵柄期間の水平走査の状況
と、テレビ画面での速度変調効果の関係を示している。
このようにテレビ画面中央部分での水平走査の角速度θ
1と、左右両端部分の角速度θ2とがθ1=θ2のよう
な関係でも、テレビ画面上での速度変調効果W1とW2
とはW1<W2となっている。例えば図5(C)に示す
ように、本来同じ幅である筈の黒の縦のラインを含む映
像に速度変調をかけた場合、上記の現象により中央部分
の縦のラインよりも横の縦のラインの幅が大きくなって
テレビ画面上に映出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
速度変調方式によると、画面中央部分と比較して画面の
左右両端部分での速度変調効果が大きく、映像の幅に実
際のものとの間で狂いが生じるとう問題がある。そこで
この発明は、速度変調効果を画面全体に渡って均一とす
ることができる速度変調方式及び装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、輝度信号の
輝度変化を微分出力信号として検出し、この微分出力信
号の水平方向絵柄期間の中央部分の利得を最大、左右両
端部分の利得を最小になるように利得制御し、この利得
制御された微分出力信号を速度変調コイルに供給して電
子ビームの速度を制御し画像の輪郭を補正するようにし
ている。具体的には、輝度信号の輝度変化を微分出力信
号として検出する微分手段と、前記微分出力信号の水平
方向絵柄期間の中央部分の利得が最大、左右両端部分の
利得が最小となるように利得制御する利得制御手段と、
前記利得制御手段から得られた微分出力信号を、電子ビ
ームの速度を制御し画像の輪郭を補正するための速度変
調コイルに供給する手段と備えるものである。
【0006】
【作用】上記の手段により、微分出力信号の水平方向絵
柄期間の中央部分の利得が最大、左右両端部分の利得が
最小となるように利得制御されるために、速度変調効果
を画面全体に渡って均一とすることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1(A)において、11はカラーブラウン管
であり、このカラーブラウン管11にはR,G,Bドラ
イブ回路12からR,G,B信号が供給されている。カ
ラーブラウン管11のネック部とファンネル部の境界に
は水平偏向コイル14が設けられ、偏向回路13から鋸
歯状波の偏向電流が供給されている。また水平偏向コイ
ル14に近接して速度変調コイル15が配置されてお
り、この速度変調コイル15には、加算器21からの速
度変調用信号が供給されている。
【0008】速度変調用信号は、次のように生成されて
いる。即ち、微分回路16は輝度信号を微分し、微分信
号を作成し、この微分信号を先の加算器21に供給し、
また水平パラボラ利得制御回路22に供給している。水
平パラボラ利得制御回路22は、水平周期の鋸波を用い
て、微分信号を利得制御して、第2の微分信号として加
算器21に入力している。したがって、加算器21にお
いては、微分回路16から直接入力される第1の微分信
号と、利得制御された第2の微分信号とが入力されて加
算され、速度変調用信号として出力される。
【0009】上記の速度変調装置によると、輝度信号と
して正弦波を入力した場合、図1(B)に示すように画
面中央部分で利得が最大となり、画面の左右側で利得が
抑えられた速度変調用信号となる。
【0010】この結果、図2に示すように、水平方向へ
同一幅の黒の縦のラインA、B、Cを含む映像に速度変
調をかけた場合、従来は、水平パラボラ利得制御が行わ
れてないために、A=C>Bとなったが、この発明によ
るとA=B=Cとなる。
【0011】図3は、先の微分回路16、水平パラボラ
利得制御回路22、加算器21の部分を更に具体的に示
した回路である。入力端31、32には反転関係にある
水平周期の鋸波が供給される。入力端31は抵抗R1を
介してトランジスタQ2のエミッタ、トランジスタQ1
1のベースに接続され、入力端32は抵抗R2を介して
トランジスタQ4のエミッタ、トランジスタQ7のベー
スに接続される。トランジスタQ2のコレクタは、トラ
ンジスタQ1のエミッタ、トランジスタQ8、Q9の共
通ベースに接続されている。また、トランジスタQ4の
コレクタは、トランジスタQ3のエミッタ、トランジス
タQ6、Q12の共通ベースに接続されている。トラン
ジスタQ6、Q8の共通エミッタにはトランジスタQ7
のコレクタが接続されており、トランジスタQ9、Q1
2の共通エミッタにはトランジスタQ11のコレクタが
接続されている。そしてトランジスタQ7、Q11の共
通エミッタは電流源I1を介して接地されている。トラ
ンジスタQ2、Q4のベースは共通にバイアス電源V2
に接続されている。
【0012】トランジスタQ6、Q9のコレクタは、ト
ランジスタQ5のエミッタに共通接続されるとともに、
トランジスタQ14、Q15の共通ベースに接続され
る。また、トランジスタQ8、Q12のコレクタは、ト
ランジスタQ10のエミッタに共通接続されるととも
に、トランジスタQ13、Q16のベースに接続され
る。トランジスタQ1、Q3、Q5、Q10のベースは
共通にバイアス電源V1に接続され、またコレクタは電
源ラインに接続されている。
【0013】トランジスタQ13、Q14の共通エミッ
タは、第1の微分回路33の出力端に接続されている。
微分回路33の入力端は、輝度信号入力端35である。
またトランジスタQ15、Q16の共通エミッタは電流
源I10を介して接地されている。トランジスタQ14、
Q16のコレクタは、抵抗R3を介して電源ラインに接
続されるとともに出力部36に接続されている。この出
力部36には、輝度信号を微分する第2の微分回路34
の出力も供給されている。
【0014】次に、動作を説明する。入力端31、32
には位相が反転関係にある鋸波が供給され、トランジス
タQ1、Q2と、Q3、Q4にはそれぞれ図4に示すよ
うなI0、I0´の電流が流れる。この電流I0、I0
´に比例した電圧V3、V4、V5、V6が1H期間の
電流I8、I9を制御する。即ち、微分信号の利得制御
を行う。
【0015】トランジスタQ5〜Q16、抵抗R3で構
成される利得制御回路には、常にI1の定電流が流れて
いる。トランジスタQ4。Q2のエミッタ電圧V4、V
3により、トランジスタQ7、Q11のコレクタ電流I
2、I3は図4のように画面中央部分(X=0)でそれ
ぞれ(1/2)・I1となり、水平走査時間比例した変
化をする。
【0016】トランジスタQ6、Q9のコレクタ電流I
4、I6は、トランジスタQ3、Q1のエミッタ電圧V
6、V5で制御され、画面中央部分(X=0)でそれぞ
れ(1/4)・I1となり、図4のように変化をする。
ここで上記利得制御回路の電流の関係式を示すと以下の
ようになる。
【0017】I1=I2+I3 =(I4+I5)+(I6+I7) =(I4+I6)+(I5+I7) =I8+I9 上記の式より、I8=I4+I6だからI8は、図4に
示すように−I1・X2 +(1/2)・I1の放物状
(パラボラ)の電流変化が起こる。
【0018】画面左右両端のときI8はI1となり、電
流量は最大で画面中央のときはI8は(1/2)・I1
で最小となる。つまりI8が最大のときトランジスタQ
14、トランジスタQ15のベース電圧V7は最小で、
I8が最小のときV7は最大となる。またトランジスタ
Q13、Q16のベース電圧V8は前記内容とは逆とな
る。
【0019】したがって微分回路33で微分された信号
は、画面中央部分では利得最大、画面左右部分では利得
最小となり、微分回路34で微分された信号と加算され
る。これを下記の数式で示す。
【0020】 画面中央部分 K1・A1+A2 (K1:利得最大) 画面左右部分 K2・A1+A2 (K2:利得最小) (A1、A2はそれぞれ微分回路33、34の利得) 上記のように処理されて生成された速度変調用の信号に
よると、1走査期間の速度変調効果が均一となり、図
1、図3で説明したような効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
速度変調効果を画面全体に渡って均一とすることがで
き、近年のようにブラウン管のフラット化、ワイド化に
対しては一層の効果を発揮できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図。
【図2】この発明の効果を説明するために示した説明
図。
【図3】この発明の要部を示す回路図。
【図4】図3の回路の各部の信号波形を示す図。
【図5】従来の速度変調回路とその動作説明図。
【符号の説明】
12…R,G,Bドライブ回路、13…偏向回路、14
…水平偏向コイル、15…速度変調コイル、16…部分
回路、21…加算器、22…水平パラボラ利得制御回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号の輝度変化を微分出力信号として
    検出し、この微分出力信号の水平方向絵柄期間の中央部
    分の利得を最大、左右両端部分の利得を最小になるよう
    に利得制御し、この利得制御された微分出力信号を速度
    変調コイルに供給して電子ビームの速度を制御し画像の
    輪郭を補正することを特徴とする速度変調方式。
  2. 【請求項2】輝度信号の輝度変化を微分出力信号として
    検出する微分手段と、 前記微分出力信号の水平方向絵柄期間の中央部分の利得
    が最大、左右両端部分の利得が最小となるように利得制
    御する利得制御手段と、 前記利得制御手段から得られた微分出力信号を、電子ビ
    ームの速度を制御し画像の輪郭を補正するための速度変
    調コイルに供給する手段とを具備したことを特徴とする
    速度変調装置。
  3. 【請求項3】前記微分手段及び利得制御手段は、 輝度信号を微分する第1の微分回路と、 前記第1の微分回路の微分出力が共通エミッタに供給さ
    れ、一方の出力端子は負荷を介して電源に接続されると
    ともに加算部に接続され、他方の出力端子は電源に接続
    された第1の差動増幅器と、 この第1の差動増幅器と並列に設けられ共通エミッタに
    は定電流源が接続され、一方の出力端子は前記負荷に接
    続され、他方の出力端子は前記電源に接続された第2の
    差動増幅器と、 前記加算部に前記輝度信号を微分して供給する第2の微
    分回路とで構成され、前記第1と第2の差動増幅器の各
    一方の制御端子と、各他方の制御端子間に差動的に利得
    制御信号が供給されることを特徴とする請求項2記載の
    速度変調装置。
  4. 【請求項4】前記利得制御手段は、 振幅が反転関係にある水平周期の第1と第2の鋸波を用
    いて、水平周期のパラボラ波の制御信号を作成する手段
    と、 前記パラボラ波の制御信号が一方と制御端子に供給さ
    れ、輝度信号の微分出力を増幅する差動増幅器とを具備
    したことを特徴とする請求項2記載の速度変調装置。
JP5128295A 1995-03-10 1995-03-10 速度変調方式及び装置 Pending JPH08251439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000010324A1 (fr) * 1998-08-14 2000-02-24 Sony Corporation Circuit modulateur de vitesse d'exploration pour dispositif de visualisation d'image
US6529176B1 (en) 1998-04-17 2003-03-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image display and horizontal speed modulator

Cited By (3)

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WO2000010324A1 (fr) * 1998-08-14 2000-02-24 Sony Corporation Circuit modulateur de vitesse d'exploration pour dispositif de visualisation d'image
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