JPH08251312A - 電話装置を備える専用回線用データ通信装置 - Google Patents

電話装置を備える専用回線用データ通信装置

Info

Publication number
JPH08251312A
JPH08251312A JP4813095A JP4813095A JPH08251312A JP H08251312 A JPH08251312 A JP H08251312A JP 4813095 A JP4813095 A JP 4813095A JP 4813095 A JP4813095 A JP 4813095A JP H08251312 A JPH08251312 A JP H08251312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
signal
frequency band
communication device
data communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4813095A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Komura
誠二 小村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Fuji Facom Corp filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4813095A priority Critical patent/JPH08251312A/ja
Publication of JPH08251312A publication Critical patent/JPH08251312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電話装置を備えた専用回線用データ通信装置に
於いて、データの伝送速度に依存せずに発呼側の電話機
が着呼側の電話機を選択する。 【構成】専用回線の周波数帯域にデータ情報を通信する
周波数帯域の他に、第二の周波数帯域を設定し、この帯
域内に複数の周波数を選択し、この周波数を電話装置の
選択信号と接続制御信号と接断制御信号とに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は専用の通信線(以下専
用回線と言う)を介して通信するデータ通信装置が備え
る保守用電話機(以下電話機と言う)呼び出し装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】データ通信と通話とを同一の専用回線を
切り換えて実施するデータ通信装置では、専用回線は常
時データ通信側に接続している。電話機を使用して通話
する場合、従来のデータ通信装置が専用回線をデータ通
信より通話に切り換える手順はデータ通信を介して行っ
ていた。
【0003】以下一例を示す。 (1)電話を掛ける側(以下発呼側と言う)はデータ通
信装置に対し電話使用要求操作(通話押釦を押す)を行
う。 (2)発呼側のデータ通信装置は電話を受ける側(以下
着呼側と言う)のデータ通信装置とのデータ通信電文に
電話呼出し電文を附加して送信し、電話機に対し受付信
号を送信する。
【0004】電話機は、受付信号を受信すると、受話器
から呼出し中音(以下リングバックトーンと言う)を鳴
らす。 (3)着呼側のデータ通信装置は電話呼出し電文を受信
すると電話機に対し呼出し信号を送信する。電話機は、
呼出し信号を受信すると、呼出し音(以下リンギングと
言う)を鳴動する。 (4)着呼側のデータ通信装置は、着呼側の電話機の受
話器を外す(以下オフフックと言う)と、データ通信電
文に通話許可電文を附加して送信し、電話機を専用回線
に接続する。 (5)発呼側のデータ通信装置は、通話許可電文を受信
すると、電話機に対しオフフック信号を送信し、電話機
を専用回線に接続する。 (6)発呼側の電話機は、オフフック信号を受信する
と、リングバックトーンを停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の専用回線用電話
装置は発呼側と着呼側との間の電話機使用可否について
の確認信号を通信電文で双方のデータ通信装置を介して
通信している。よって、発呼から双方の電話機が専用回
線に接続し、通話が開始する迄の時間は、データ通信装
置の伝送速度に依存するという問題点があった。
【0006】また、電話機は通話のための電線以外に、
データ通信装置との間に電話機使用の可否確認のための
信号線を必要とするという問題点があった。本発明は上
記の点にかんがみてなされたものであり、その目的は発
呼側と着呼側との間で電話機使用可否についての確認信
号を双方のデータ通信装置の電文を介して行うことな
く、かつ通話と、電話機とデータ通信装置間の電話機使
用の可否確認とを、同一の電線で行う電話装置を備える
専用回線用データ通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明においては、データ情報を通信する第一の
周波数帯域の他に第二の周波数帯域を定める。第二の周
波数帯域内に複数の周波数を選択し、この周波数を電話
装置の識別信号と電話装置相互に通話するための接続制
御信号とにそれぞれ設定する。
【0008】この識別信号と接続制御信号とを送信する
信号送信手段と、この識別信号と接続制御信号とを受信
する信号受信手段とを備えるものとする。第二の発明に
おいては、第二の周波数帯域内で選択した複数の周波数
を用いて同一周波数の組合せを除く2個の周波数の組合
せを複数作成する。この周波数の組合せの中より電話装
置の識別信号と接続制御信号とを設定するものとする。
【0009】第三の発明においては、第二の周波数帯域
は識別信号と接続制御信号の周波数帯域と通話の周波数
帯域とを含むものとする。第四の発明においては、いづ
れか一方の電話装置は、電話を通話に使用中に、周波数
零を含む周波数帯域内より選択した定められた周波数を
送出し続けるものとする。
【0010】
【作用】第一の発明および第二の発明においては、専用
回線の周波数帯域はデ−タ通信を行う周波数帯域と、電
話装置相互に接続するための通信を行う第2の周波数帯
域とを設定し、第二の周波数帯域内に選択しる複数の周
波数を電話の識別信号と接続制御信号とに設定し、発呼
側と着呼側の電話装置が第二の周波数帯域内に識別信号
と接続制御信号とを送受信相互に通話回線の接続を行う
ことにより、データ情報を通信する周波数帯域と、電話
の識別信号と接続制御信号を送受信する第2の周波数帯
域とを分離する。
【0011】第三の発明においては、専用回線の周波数
帯域はデ−タ通信を行う周波数帯域と、電話装置相互接
続する通信と通話を行う第二の周波数帯域とに分けるこ
とにより、データ情報通信と電話機による通話とを分離
する。第四の発明においては、いづれか一方の電話装置
は電話機を通話に使用中に周波数零を含む周波数帯域内
より選択した定められた周波数を送出し続けることによ
り、専用回線への電話機接続(話中である)を明確に示
す。
【0012】
【実施例】図1は、第一の発明による電話装置を備える
専用回線用データ通信装置の構成を示す。異なる場所に
設置した電話装置を備える専用回線用データ通信装置
(以下本通信装置と言う)1a・1bは、専用回線2を
介して相互に接続する。
【0013】本通信装置は、データ情報機器3a・3b
と電話機4a・4bとをそれぞれ接続している。本通信
装置は、専用回線接続部5a・5bとデータ処理部6a
・6bと通話処理部7a・7bと制御部8a・8bとに
より構成する。専用回線接続部は、伝送媒体である専用
回線と、論理回路であるデータ処理部と通話処理部とを
結合し、変調、復調、周波数弁別及び信号レベル制御の
機能を持っている。
【0014】データ処理部は、データ情報を論理演算可
能な量えの変換、電文作成、電文解読及び誤り制御を行
う機能を持っている。通話処理部は、電話機のオンフッ
クとオフフックとの検知、選択信号検出、内蔵する信号
送信手段と信号受信手段とによる通話回線の接続制御及
び切断制御を行う機能を持っている。
【0015】制御部は、専用回線接続部とデータ処理部
と通話処理部とを論理制御及び時間制御する、機能を持
っている。本通信装置1aと1bが通信する専用回線の
通信周波数帯域内に、第一の周波数帯域と第2の周波数
帯域とを設定する。第一の周波数帯域は、本通信装置1
aと1bとがデータ情報を通信する周波数帯域とする。
【0016】第二の周波数帯域内は、電話機の通話回線
の接続制御と切断制御とを通信する周波数帯域とする。
第二の周波数帯域内に複数の周波数を選択し、この周波
数を選択信号と通話回線の接続制御信号と通話回線の切
断制御信号とに設定する。本通信装置1aと1bとがデ
ータ情報通信中に、電話機(説明の便宜上本通信装置1
aの電話機4aとする)がオフフックする。
【0017】通話処理部7aは、オフフックを検知(通
例、電話機の抵抗の変化を検出する)し、引き続き電話
機4aが送出する通話先の選択信号(通例、ダイヤルパ
ルス又はPB信号と言う)を検出し、この選択信号に設
定した第二の周波数帯域内の周波数を専用回線2へ専用
回線接続部5aを介して信号送信手段により、送信す
る。
【0018】本通信装置1bの通話処理部7bは、専用
回線2より専用回線接続部5bを介して信号受信手段が
受信する選択信号が自己の選択信号と一致した場合、電
話機4bに呼び出し信号(通例、IRと言う)を送出
し、制御信号呼び出し中(以下ACKと言う)に設定し
た第二の周波数帯域内の周波数を専用回線2へ専用回線
接続部5bを介して信号送信手段により、一定時間送信
する。
【0019】電話機4bは、呼び出し信号により、リン
ギングする。本通信装置1aの通話処理部7aは、専用
回線2より専用回線接続部5aを介して信号受信手段が
このACKを受信すると、電話機4aに呼び出し中信号
を送出する。電話機4aは、呼び出し中信号により、リ
ングバックト−ンを鳴らす。
【0020】本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオフフックを検知すると、呼び出し信号の送出
を停止し、制御信号オフフック検出に設定した第二の周
波数帯域内の周波数を専用回線2へ専用回線接続部5b
を介して信号送信手段により一定時間送信し、制御部8
bへオフフック検出論理信号を出力する。電話機4b
は、呼び出し信号の送出停止により、リンギングを停止
する。
【0021】制御部8bは、この信号の入力により、専
用回線接続部5bとデータ処理部6bとに回線切換え接
続論理信号を出力する。この信号の入力により、専用回
線接続部5bは電話機4bを専用回線2へ切換え接続
し、データ処理部6bは電話機使用中に係る処理(例え
ば、デ−タ通信中断処理)を行う。
【0022】本通信装置1aの通話処理部7aは、専用
回線2より専用回線接続部5aを介し信号受信手段がこ
のオフフック検出を受信すると、電話機4aへの呼び出
し中信号の送出を停止し、制御部8aへオフフック検出
論理信号を出力する。電話機4aは、呼び出し中信号の
送出停止により、リングバックト−ンの鳴動を停止す
る。
【0023】制御部8aは、この信号の入力により、専
用回線接続部5aとデータ処理部6aとに回線切換え接
続論理信号を出力する。この信号の入力により、専用回
線接続部5aは電話機4aを専用回線2へ切換え接続
し、データ処理部6aは電話機使用中に係る処理を行
う。本通信装置1aと1bの電話機4aと電話機4bの
通話回線は相互に接続し、通話は可能となる。
【0024】通話が終了し、着呼側の電話機4bがオン
フックする。本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオンフックを検出すると、制御信号電話機切断
(以下切断通知と言う)に設定した第二の周波数帯域内
の周波数を専用回線2に専用回線接続部5bを介して信
号送信手段により一定時間送信し、制御部8bへオンフ
ック検出論理信号を出力する。
【0025】制御部8bは、この信号の入力により、専
用回線接続部5bとデータ処理部6bとに回線切換え切
断論理信号を出力する。この信号の入力により、専用回
線接続部5bは電話機4bと専用回線2とを切換え切断
し、データ処理部6bは電話機使用終了に係る処理(例
えば、デ−タ通信再開処理)を行う。
【0026】本通信装置1aの通話処理部7aは、専用
回線2より専用回線接続部5aを介して信号受信手段が
この切断通知を受信すると、制御部8aへ切断通知論理
信号を出力する。制御部8aは、この信号の入力によ
り、専用回線接続部5aとデータ処理部6aとに回線切
り換え切断論理信号を出力する。
【0027】この信号の入力により、専用回線接続部5
aは電話機4aと専用回線2とを切換え切断し、データ
処理部6aは電話機使用終了に係る処理を行う。通話処
理部7aは、制御信号回線切り換え終了(以下切断AC
Kと言う)に設定した第二の周波数帯域内の周波数を専
用回線2に専用回線接続部5aを介して信号送信手段に
より、一定時間送信する。
【0028】本通信装置1bの通話処理部7bは、専用
回線2より専用回線接続部5bを介して信号受信手段が
この切断ACKを受信すると、制御部8bへ切断ACK
論理信号を出力する。制御部8bは、この信号の入力に
より、専用回線接続部5bとデータ処理部6bとへ電話
機使用終了論理信号を出力する。
【0029】この信号の入力により、専用回線接続部5
bは電話機4bと専用回線2とを切換え確認切断し、デ
ータ処理部6bは電話機使用終了に係る確認処理(例え
ば、データ通信再開処理)を行う。図2は第二の発明に
よる本通信装置の構成を示す。本通信装置1a・1bの
通話処理部7a・7bは、電話機4a・4bの選択信
号、オフフック及びオンフックを検出する第一のドライ
バ/レシーバ71a・71bと、専用回線2の第二の周
波数帯域に設定した複数の周波数による選択信号と制御
信号を送受信する第2のドライバ/レシーバ72a・7
2bとを、有する。
【0030】専用回線接続部5a・5bは、回線インタ
ーフェース51a・51bと切り換えリレー52a・5
2bとを有する。選択信号と制御信号とは、第二の周波
数帯域内に設定した複数の周波数を用い、同一周波数の
重複を除外した、二個の周波数より成る組合せの中より
選択設定する。
【0031】二個の周波数の組合せの一例を表1に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の組合せは、低群周波数697Hz、
770Hz、852Hz、941Hzと高群周波数12
09Hz、1336Hz、1477Hz、1633Hz
とを用いて、低群周波数及び高群周波数よりそれぞれ一
個ずつ選んだ二個の周波数より成る16通りの組合せの
中より、14種類の選択信号と制御信号とを割り当てて
いる。
【0034】本通信装置1aと1bがデータ通信を行っ
ている時に電話機(説明の便宜上本通信装置1aの電話
機4aとする)がオフフックすると、通話処理部7aの
第一のドライバ/レシーバ71aは、オフフックを検知
し、引き続き通話先選択信号を検出する。第二のドライ
バ/レシーバ72bは、この選択信号を第二の周波数帯
域内で設定した周波数の組合せ(以下表1の組み合わせ
と言う)に従って専用回線2へ回線インターフェース5
1aを介し、送信する。
【0035】本通信装置1bの通話処理部7bの第2の
ドライバ/レシーバ72bは、専用回線2より回線イン
ターフェース51bを介してこの選択信号を受信し自己
の選択信号と一致した場合、専用回線2へ表1の組み合
わせによるACKを回線インターフェース51bを介し
て一定時間送信し、第一のドライバ/レシーバ71bは
電話機4bへ呼び出し信号を送出する。
【0036】電話機4bは、呼び出し信号送出により、
リンギングする。本通信装置1aの通話処理部7aの第
二のドライバ/レシーバ72aが専用回線2より回線イ
ンターフェース51aを介しこのACKを受信すると、
第一のドライバ/レシーバ71aは電話機4aへ呼び出
し中信号を送出する。電話機4aは、呼び出し中信号に
より、リングバックト−ンが鳴動する。
【0037】本通信装置1bの通話処理部7bの第一の
ドライバ/レシーバ71bは、電話機4bがオフフック
すると、呼び出し信号の送出を停止し、制御部8bへオ
フフック検出論理信号を出力し、第二のドライバ/レシ
ーバ72bは表1の組み合わせによる制御信号オフフッ
ク検出を専用回線2に回線インターフェース51bを介
して一定時間送信する。
【0038】電話機4bは、呼び出し信号停止により、
リンギングを停止する。制御部8bは、このオフフック
検出論理信号の入力により、専用回線接続部5bとデー
タ処理部6bとに回線切換え接続論理信号を出力する。
この信号の入力により、専用回線接続部5bの切り換え
リレー52bは電話機4bを専用回線2へ接続し、デー
タ処理部6bは電話使用中に係る処理(例えば、デ−タ
通信中断処理)を行う。
【0039】本通信装置1aの第二のドライバ/レシー
バ72aは、専用回線2より回線インターフェース51
aを介してこのオフフック検出を受信すると、制御部8
aにオフフック検出論理信号を出力し、第一のドライバ
/レシーバ71aは電話機4aへ呼び出し中信号の送出
を停止する。電話機4aは、呼び出し中信号の送出停止
により、リングバックト−ンの鳴動を停止する。
【0040】制御部8aは、オフフック検出論理信号の
入力により、専用回線接続部5aとデータ処理部6bと
に回線切換え接続論理信号を出力する。この信号の入力
により、専用回線接続部5aの切り換えリレー52aは
電話機4aを専用回線2へ接続し、データ処理部6aは
電話使用中に係る処理を行う。本通信装置1aの電話機
4aと本通信装置1bの電話機4bとの通話回線は相互
に接続し通話は可能となる。
【0041】通話が終了し、着呼側の電話機4bがオン
フックする。本通信装置1bの第一のドライバ/レシー
バ71bは、オンフックを検出すると、制御部8bへオ
ンフック検出信号を出力し、第二のドライバ/レシーバ
72bは、表1の組み合わせによる切断通知を専用回線
2に回線インターフェース51bを介して一定時間送信
する。
【0042】制御部8bは、このオンフック検出論理信
号の入力により、専用回線5bとデータ処理部6bとに
回線切換え切断論理信号を出力する。この信号の入力に
より、専用回線接続部5bの切り換えリレー52bは電
話機4bと専用回線2とを切換え切断し、データ処理部
6aは電話使用終了に係る処理(例えば、データ通信再
開処理)を行う。
【0043】本通信装置1aの第二のドライバ/レシー
バ72aは、専用回線2より回線インターフェース51
aを介してこの切断通知を受信すると、制御部8aに切
断通知論理信号を出力する。制御部8aは、切断通知論
理信号の入力により、専用回線接続部5aとデータ処理
部6aとに電話機切り換え切断論理信号を出力する。
【0044】この信号の入力により、専用回線接続部5
aの切り換えリレー52aは電話機4aと専用回線2と
を切り換え切断し、データ処理部6aは電話使用終了に
係る処理を行う。第一のドライバ/レシーバ71aは、
電話機4aのオンフックを検知すると、制御部8aへオ
ンフック検知論理信号を出力し、第二のドライバ/レシ
ーバ72aは、表1の組み合わせによる切断ACKを専
用線2に回線インターフェース51aを介して一定時間
送信する。
【0045】制御部8aは、オンフック検知論理信号の
入力により、電話機切り換え切断確認論理信号を専用回
線接続部5aとデータ処理部6aとに出力する。この信
号の入力により、専用回線接続部5aの切り換えリレー
52aは電話機4aと専用回線2との切り換え切断を確
認し、データ処理部6aは電話使用終了に係る処理を確
認処理する。
【0046】本通信装置1bの第2のドライバ/レシー
バ72bは、専用線2より専用回線インターフェース5
1bを介してこの切断ACKを受信すると、制御部8b
へ切断ACK論理信号を出力し、第1のドライバ/レシ
ーバ71bは電話機4bへの呼び出し信号の送出を確認
停止する。電話機4bは、呼び出し信号停止により、リ
ンギングを停止する。
【0047】制御部8bは、切断ACK論理信号の入力
により、電話機切り換え切断確認論理信号を専用回線接
続部5bとデータ処理部6bとに出力する。この信号の
入力により、専用回線接続部5bの切り換えリレー52
bは電話機4bと専用回線2との切り換え切断を確認
し、データ処理部6bは電話機使用終了に係る処理を確
認処理する。
【0048】図3は第三の発明による本通信装置の構成
を示す。本通信装置1aの専用回線接続部5aと本通信
装置1bの専用回線接続部5bとは、回線インターフェ
ース51a・51bと変復調器53a・53bとを図示
する。本通信装置1aと1bとが通信する専用回線の通
信周波数帯域は、第一の周波数帯域と第三の周波数帯域
とする。
【0049】第一の周波数帯域は、本通信装置1aと1
bとがデータ情報を通信する周波数帯域とし、変復調器
53aと53bの伝送周波数帯域巾を包含する。第三の
周波数帯域は、選択信号と制御信号とに選択設定する複
数の周波数をその帯域内に包含すると共に、肉声による
通話の明瞭度を保つに必要な周波数帯域巾(日本語の会
話は300Hz〜1800Hzの周波数帯域巾)を包含
する。
【0050】本通信装置1aのデ−タ処理部6aと本通
信装置1bのデ−タ処理部6bは、それぞれ専用回線接
続部の変復調器53aと専用回線接続部の変復調器53
bとにより、専用回線2を介して相互にデータ通信して
いる。本通信装置1aと1bがデータ通信を行っている
時に電話機(説明の便宜上本通信装置1aの電話機4a
とする)がオフフックする。
【0051】通話処理部7aは、オフフックを検知し、
引き続き電話機4aが送出する通話先の選択信号を検出
し、この選択信号に設定した第三の周波数帯域内の周波
数を専用回線2へ専用回線接続部5aの回線インタ−フ
ェ−ス51aを介して、送信する。本通信装置1bの通
話処理部7bは、専用回線2より専用回線接続部5bの
回線インタ−フェ−ス51bを介して受信する選択信号
が自己に設定した選択信号と一致した場合、電話機4b
に呼び出し信号を送出し、ACKに設定した第三の周波
数帯域内の周波数を専用回線2へ回線インタ−フェ−ス
51bを介して、一定時間送信する。
【0052】電話機4bは、呼び出し信号により、リン
ギングする。本通信装置1aの通話処理部7aは、専用
回線2より専用回線接続部5aの回線インタ−フェ−ス
51aを介してこのACKを受信すると、電話機4aに
呼び出し中信号を送出する。電話機4aは、呼び出し中
信号により、リングバックト−ンを鳴動する。
【0053】本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオフフックを検知すると、呼び出し信号送出を
停止し、オフフック検出に設定した第三の周波数帯域内
の周波数を専用回線2へ専用回線接続部5bの回線イン
タ−フェ−ス51bを介して一定時間送信し、専用回線
2より専用回線接続部5bの回線インタ−フェ−ス51
bを介して受信する周波数の第三の周波数帯域内の周波
数成分を電話機4bへ通過させる。
【0054】電話機4bは、呼び出し信号停止により、
リンギングを停止する。本通信装置1aの通話処理部7
aは、専用回線2より専用回線接続部5aの回線インタ
−フェ−ス51aを介してこのオフフック検出を受信す
ると、呼び出し中信号送出を停止し、専用回線2より専
用回線接続部5aの回線インタ−フェ−ス51aを介し
て受信する周波数の第三の周波数帯域内の周波数成分を
電話機4aへ通過させる。
【0055】電話機4aは、呼び出し中信号停止によ
り、リングバックト−ンの鳴動を停止する。本通信装置
1aの電話機4aと本通信装置1bの電話機4bとの通
話は可能となる。通話が終了し、着呼側の電話機4bが
オンフックする。
【0056】本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオンフックを検出すると、電話機4bへの第三
の周波数帯域内の周波数成分通過を停止し、切断通知に
設定した第三の周波数帯域内の周波数を専用回線2へ専
用回線接続部5bの回線インタ−フェ−ス51bを介し
て、一定時間送信する。本通信装置1aの通話処理部7
aは、専用回線2より専用回線接続部5aの専用回線イ
ンターフェース51aを介してこの切断通知を受信する
と、電話機4aへの第三の周波数帯域内の周波数成分通
過を停止する。
【0057】通話処理部7aは、電話機4aのオンフッ
クを検知すると、電話機4aへの第三の周波数帯域内の
周波数成分通過停止を確認し、切断ACKに設定した第
三の周波数帯域内の周波数を専用回線2へ専用回線接続
部5aの専用回線インターフェース51aを介して、一
定時間送信する。本通信装置1bの通話処理部7bは、
専用回線2より専用回線接続部5bの専用回線インター
フェース51bを介してこの切断ACKを受信すると、
電話機4bへの呼び出し信号送出と第三の周波数帯域内
の周波数成分通過とを、確認停止する。
【0058】図4は第四の発明による本通信装置の構成
を示す。第四の発明による本通信装置の構成は、図4に
図示する本通信装置1aと1bの他に図示していない複
数の本通信装置1nが専用回線2へ接続している、もの
とする。本通信装置1aの通話処理部7aと本通信装置
1bの通話処理部7bとには、第三のドライバ/レシー
バの73aと73bとを図示する。
【0059】第三のドライバ/レシーバは、電話専有信
号として設定した周波数零(直流)を含む周波数帯域よ
り選択した周波数を専用回線へ専用回線接続部を介し
て、送受信する。以下の説明では、第四の発明に係る動
作以外の本通信装置1aと1bの動作は第三の発明によ
るものとする。
【0060】本通信装置1aと1bがデ−タ通信を行っ
ている時に、電話機(説明の便宜上本通信装置1aの電
話機4aとする)がオフフックすると、通話処理部7a
は、オフフックを検知し、第三のドライバ/レシーバ7
3aが専用回線2より専用回線接続部5aを介して電話
専有信号として設定した周波数を受信している場合には
話中信号(通例BT信号と言う)を電話機4aへ送出
し、第三のドライバ/レシーバ73aが専用回線2より
専用回線接続部5aを介して電話専有信号として設定し
た周波数を受信していない場合には第三のドライバ/レ
シーバ73aにより電話専有信号を専用回線2へ専用回
線接続部5aを介して、送信する。
【0061】電話機4aは、話中信号により、話中音
(通例ビヂートーンと言う)を鳴動する。通話処理部7
aは、話中信号を電話機4aへ送出していない時は、引
き続き電話機4aが送出する通話先の選択信号を検出
し、この選択信号に設定した第三の周波数帯域内の周波
数を専用回線2へ専用回線接続部5aを介して、送信す
る。
【0062】本通信装置1bの通話処理部7bは、専用
回線2より専用回線接続部5bを介して受信する選択信
号が自己に設定した選択信号と一致した場合、電話機4
bに呼び出し信号を送出し、ACKに設定した第三の周
波数帯域内の周波数を専用回線接続部5bを介して専用
回線2に、一定時間送信する。本通信装置1aの通話処
理部7aは、専用回線2より専用回線接続部5aを介し
てこのACKを受信すると、電話機4aに呼び出し中信
号を送出する。
【0063】本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオフフックを検知すると、呼び出し信号送出を
停止し、オフフック検出に設定した第三の周波数帯域内
の周波数を専用回線2へ専用回線接続部5bを介して、
一定時間送信し、専用回線2より専用回線部5bを介し
て受信する周波数の第三の周波数帯域内の周波数成分
を、電話機4bへ通過させる。
【0064】本通信装置1aの通話処理部7aは、専用
回線2より専用回線接続部5aを介してこのオフフック
検出を受信すると、呼び出し中信号送出を停止し、専用
回線2より専用回線接続部5bを介して受信する周波数
の第三の周波数帯域内の周波数成分を、電話機4aへ通
過させる。通話が終了し、着呼側の電話機4bがオンフ
ックする。
【0065】本通信装置1bの通話処理部7bは、電話
機4bのオフフックを検出すると、電話機4bへの第三
の周波数帯域内の周波数成分通過を停止し、切断通知に
設定した第三の周波数帯域内の周波数を専用回線2へ専
用回線接続部5bを介して、一定時間送信する。本通信
装置1aの通話処理部7aは、専用回線2より専用回線
接続部5aを介してこの切断通知を受信すると、電話機
4aへの第三の周波数帯域内の周波数成分通過を停止す
る。
【0066】通話処理部7aは、電話機4aのオンフッ
クを検知すると、電話機4aへの第三の周波数帯域内の
周波数成分通過停止を確認し、切断ACKに設定した第
三の周波数帯域内の周波数を専用回線接続部5aを介し
て専用回線2に、一定時間送信し、第三のドライバ/レ
シーバ73aの専用回線接続部5aを介し専用回線2へ
送信中の電話専有信号の送信を、停止する。
【0067】本通信装置1bの通話処理部7bは、専用
回線2より専用回線接続部5bを介してこの切断ACK
を受信すると、電話機4bへの第三の周波数帯域内の周
波数成分通過と呼び出し信号送出とを、確認停止する。
【0068】
【発明の効果】第一の発明によれば、電話装置を備える
専用回線用データ通信装置に於いて、データ情報を通信
する第一の周波数帯域の他に、発呼側の電話機が送出す
る着呼側の選択信号と接続制御信号と接断制御信号とを
通信する第二の周波数帯域を、設定する。
【0069】電話を掛ける場合、発呼側の電話機がオフ
フックし、着呼側の電話番号を選択し、着呼側の電話機
が呼び出し音を鳴動し、着呼側の電話機がオフフック
し、通話が開始する迄の時間は、データ情報伝送時間に
依存しない。第二の発明によれば、電話装置を備える専
用回線用データ通信装置に於いて、データ情報を通信す
る周波数帯域の他に、第二の周波数帯域を設定する。
【0070】第二の周波数帯域内より複数の周波数を選
択し、同じ周波数を含まない2個の周波数の組合せを作
成し、発呼側の電話機が送出する着呼側の選択信号と、
接続信号と接断信号とは、この組合せの中から選択設定
する。発呼側の電話機がオフフックし、着呼側の電話番
号を選択し、着呼側の電話機がオフフックし、通話が開
始する迄の時間はデータ情報伝送時間に依存せず、第二
の周波数帯域内に選択する周波数の数を少なくすること
が出来る。
【0071】第三の発明によれば、電話装置を備える専
用回線用データ通信装置に於いて、データ情報を通信す
る第一の周波数帯域の他に、発呼側の電話機が送出する
着呼側の選択信号と接続制御信号と接断制御信号と通話
とを通信する第三の周波数帯域を設定する。データ情報
通信と電話による音声通話とを、独立に、同時に、実施
することが出来る。
【0072】第四の発明によれば、電話装置を備える専
用回線用データ通信装置に於いて、周波数零(直流)を
含む周波数帯域内より周波数を選択し、この周波数を電
話専有信号に設定する。発呼側の電話機がオフフックし
た時、発呼側の電話装置は専用回線の周波数帯域内に電
話専有信号の有無を確認し、この信号が有る場合は電話
機に話中信号を送出し、電話専有信号の無い場合は専用
回線に電話専有信号を送信し、その後に着呼側の選択信
号と接続制御信号と接断制御信号とを送受信する。
【0073】発呼側の電話機は、通話が終了しオンフッ
クした場合をもって、電話専有信号の送信を停止する。
同一専用回線に電話装置を備える専用回線用データ通信
装置が複数接続している場合に於いても、秘話を確保す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明による電話装置を備える専用回線用
データ通信装置の一実施例の構成図
【図2】第二の発明による電話装置を備える専用回線用
データ通信装置の一実施例の構成図
【図3】第三の発明による電話装置を備える専用回線用
データ通信装置の一実施例の構成図
【図4】第四の発明による電話装置を備える専用回線用
データ通信装置の一実施例の構成図
【符号の説明】
1a、1b 電話装置を備える専用回線用データ通信
装置 2 専用回線 3a、3b データ情報機器 4a、4b 電話機 5a、5b 専用回線接続部 6a、6b データ処理部 7a、7b 通話処理部 8a、8b 制御部 51a、51b 回線インターフェース 52a、52b 切り換えリレー 53a、53b 変復調器 71a、71b 第一のドライバ/レシーバ 72a、72b 第二のドライバ/レシーバ 73a、73b 第三のドライバ/レシーバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】専用の線路を伝送路としデータ情報を通信
    する通信装置であって、音声により通話する電話装置を
    備える専用回線用データ通信装置に於いて、 データ情報を通信する第一の周波数帯域の他に第二の周
    波数帯域を設定する周波数帯域設定手段と、 第二の周波数帯域内より複数の周波数を選択し、この周
    波数を電話装置の識別信号と電話装置相互の通話を可能
    にするための接続制御信号とに設定する選択・設定手段
    と、 この識別信号とこの接続制御信号とを送信する信号送信
    手段と、 この識別信号とこの接続制御信号とを受信する信号受信
    手段と、を備える、 ことを特徴とする電話装置を備える専用回線用データ通
    信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電話装置を備える専用回
    線用データ通信装置に於いて、 選択・設定手段は、第二の周波数帯域内より選択した複
    数の周波数を用いて同一周波数の組合せを除く2個の周
    波数により作る複数の組合せ作成し、 この組合せの中より電話装置の識別信号と、 接続制御信号と、を設定する、 ことを特徴とする電話装置を備える専用回線用データ通
    信装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2のいづれかの項に記
    載の電話装置を備える専用回線用データ通信装置に於い
    て、 第二の周波数帯域は識別信号と、 接続制御信号の周波数帯域と、 通話の周波数帯域と、を含む、 ことを特徴とする電話装置を備える専用回線用データ通
    信装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいづれかの項に
    記載の電話装置を備える専用回線用データ通信装置にお
    いて、 いづれか一方の電話装置は、電話機を通話に使用中、周
    波数零を含む周波数帯域内より選択した定められた周波
    数を送出し続ける、 ことを特徴とする電話装置を備える専用回線用データ通
    信装置。
JP4813095A 1995-03-08 1995-03-08 電話装置を備える専用回線用データ通信装置 Pending JPH08251312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813095A JPH08251312A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 電話装置を備える専用回線用データ通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813095A JPH08251312A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 電話装置を備える専用回線用データ通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251312A true JPH08251312A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12794755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4813095A Pending JPH08251312A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 電話装置を備える専用回線用データ通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08251312A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5684825A (en) Independently switched voice and data calls using a simultaneous voice and data modem
US6327477B1 (en) Wireless communication apparatus and system
US5946304A (en) Method and apparatus for controlling the operation of a modem capable of transmitting and receiving both voice and data signals
US5572580A (en) Communication apparatus with improved sub-address recall
JPH0328873B2 (ja)
EP1179949B1 (en) Tone answer detection for IP telephones
JPH08251312A (ja) 電話装置を備える専用回線用データ通信装置
JP3085216B2 (ja) 電話通信端末及びそれを使用した通信方法
JP2523573B2 (ja) 電話装置
JPS6079860A (ja) 自動受信方式
JPH02217061A (ja) ファクシミリ装置
JPS60201769A (ja) フアクシミリ装置
JP2746901B2 (ja) 電話装置
JP3012572U (ja) 通信装置
JPS62159964A (ja) 通信端末装置
JP3265066B2 (ja) 携帯電話およびそれと接続するファクシミリ装置
JPS63248271A (ja) 通信装置
JP3133703B2 (ja) モデムシステム
JP2543060B2 (ja) 電話交換機
JPH0828783B2 (ja) 電話機付ファクシミリ装置
JPS6387068A (ja) 回線切替装置
JPS61200769A (ja) 2回線連動制御方法
JPH0697991A (ja) コードレス電話システム
JPH01126864A (ja) ファクシミリ装置
JPH03172062A (ja) ファクシミリ交換装置