JPH08251213A - 二重化伝送路を用いたデータ伝送装置 - Google Patents

二重化伝送路を用いたデータ伝送装置

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JPH08251213A
JPH08251213A JP7055961A JP5596195A JPH08251213A JP H08251213 A JPH08251213 A JP H08251213A JP 7055961 A JP7055961 A JP 7055961A JP 5596195 A JP5596195 A JP 5596195A JP H08251213 A JPH08251213 A JP H08251213A
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data transmission
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JP7055961A
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Yukio Nishimuro
由紀夫 西室
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重化伝送路を用い、データ伝送装置の処理
負担を大幅に増大させることなく、通信可能な伝送路を
選択してデータ伝送を行うことを可能とする。 【構成】 応答確認型のプロトコルを用いた二重化伝送
路1,2を用いたデータ伝送装置において、二重化され
た伝送路のうち何れか一方の伝送路を用いて他のデータ
伝送装置と一連の送受信を行い、かつ、各伝送路を交互
に切り替えてデータ伝送するデータ伝送手段7,8と、
この送信応答結果に基づき、複数の他の伝送装置夫々に
対して各々の伝送路で通信可能か否かの情報を格納する
二重化テーブル5,9と、この通信可能か否かの情報か
ら、ある他のデータ伝送装置に対して通信不可能な伝送
路がある場合、当該他のデータ伝送装置に対する一連の
送受信については、交互切り替えでなく通信可能な伝送
路を選択する伝送路選択手段7とを備えた二重化伝送路
を用いたデータ伝送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重化された伝送路を
有するネットワークシステムにおける二重化伝送路を用
いたデータ伝送装置に係り、特に、伝送路の切り替え方
式について改良した二重化伝送路を用いたデータ伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークシステムにおいて種
々のデータ伝送方式が提案されているが、データ伝送の
確実性を向上させるために、例えば伝送路の二重化が行
われている。
【0003】このような二重化された伝送路を用いる場
合として、例えばFDDIでは、二重化伝送路を用いる
場合の標準化がなされている。しかし、大部分のデータ
伝送方式では、未だに二重化伝送路を用いた場合の標準
化が行われていないのが実情であり、例えばイーサネッ
トでは、一重(すなわち重複なし)の伝送路を用いるデ
ータ伝送の場合のみが標準化されている。
【0004】したがって、例えばイーサネットに二重化
伝送路を適用させて、データ伝送についての確実性を高
くしたいときには、従来から例えば以下のような方式が
用いられている。 1)送信側のノードが二重化された両方の伝送路にデー
タを伝送し、受信側のノードにおいて、一方のデータの
みを選択して使用する。 2)二重化された伝送路の一方を主伝送路として、通常
時はすべてこの伝送路を用いてデータ伝送をし、他方を
バックアップ用の伝送路として、主伝送路に異常が発生
したときに、用いる伝送路をすべてバックアップ側に切
り替える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の二重化伝送路の制御方式には、それぞれ以下に記すよ
うな問題点を有している。 上記1)の場合、送信側ノードから重複して送信がなさ
れ、かつ、受信側ノードでも両伝送路からのデータを受
信し、その後に用いられるべきデータの選択が行われる
ので、処理量が通常より多く、ノードに対する負担が大
きい。したがって、通信速度、可能なデータ処理量等の
低下がもたらされることになる。また、このための処理
をハードウェアで行うには、複雑な回路が必要となる。
【0006】上記2)の場合、たとえ伝送路の切り替え
があっても、用いられている伝送路は常に何れか一方で
あるので、あるノードで主伝送路が使用不能になり、別
のノードでバックアップ伝送路が使用不能になった場合
には、これらのノード間でデータ伝送を行うことができ
ない。
【0007】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、データ伝送装置に対する処理負担を大幅に
増大させることなく、通信可能な伝送路を選択してデー
タ伝送を行うことを可能とした二重化伝送路を用いたデ
ータ伝送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、応答確認型のプロトコルを用い、複数の
他のデータ伝送装置の何れかにデータを送信し、応答デ
ータを受信する二重化伝送路を用いたデータ伝送装置に
おいて、二重化された伝送路のうち何れか一方の伝送路
を用いて他のデータ伝送装置に送信し、また、送信に用
いた伝送路から応答データを受信し、かつ、この一連の
送受信を二重化された何れの伝送路についても正常に実
行可能なとき、同一送受信対象に対しては、二重化され
た伝送路を交互に切り替えて一連の送受信を行うデータ
伝送手段と、一連の送受信による応答結果に基づき、複
数の他の伝送装置夫々に対する各々の伝送路での通信可
能か否かの情報を格納する二重化テーブルと、この二重
化テーブルに格納された通信可能か否かの情報に基づ
き、ある他のデータ伝送装置に対して通信不可能な伝送
路がある場合、当該他のデータ伝送装置に対する一連の
送受信については、交互切り替えでなく通信可能な伝送
路を選択する伝送路選択手段とを備えた二重化伝送路を
用いたデータ伝送装置である。
【0009】
【作用】したがって、まず、本発明の二重化伝送路を用
いたデータ伝送装置においては、応答確認型のプロトコ
ルが用いられて、複数の他のデータ伝送装置の何れかに
対して通信が行われている。
【0010】また、応答確認型のプロトコルが用いられ
ており、他のデータ伝送装置に送信されると、同じ伝送
路でもって返信されるようになっている。さらに、デー
タ伝送手段によって、上記一連の送受信を行う際、二重
化された伝送路のうち何れか一方の伝送路のみが用いら
れ、また、二重化された何れの伝送路についても正常に
通信可能な場合には、上記一連の送受信を行う度に、同
一送受信対象について各伝送路を交互に切り替えてデー
タ伝送が行われる。
【0011】一方、二重化テーブルに、上記一連の送受
信による応答結果に基づいた,複数の他の伝送装置夫々
に対する各々の伝送路で通信可能か否かの情報が格納さ
れている。
【0012】そして、伝送路選択手段によって、この二
重化テーブルに格納された通信可能か否かの情報に基づ
き、ある他のデータ伝送装置に対して通信不可能な伝送
路がある場合、当該他のデータ伝送装置に対する一連の
送受信については、交互切り替えでなく通信可能な伝送
路が選択されるようになっている。
【0013】したがって、送受信対象ごとに、送受信可
能な伝送路何れか一方で通信が行われるので、データ伝
送装置に対する処理負担を大幅に増大させることなく、
通信可能な伝送路を選択してデータ伝送を行うことが可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に係る二重化伝送路を用いたデー
タ伝送装置を適用したバス型ネットワークシステムから
なる制御システムの一例を示す構成図であり、図2は同
実施例における二重化伝送路を用いたデータ伝送装置の
詳細構成例を示すブロック図である。
【0015】このネットワークシステムは、二重化され
た伝送路を構成する伝送路1及び伝送路2夫々に接続さ
れたノードとしてのオペレータステーションOSとコン
トロールステーションCS1とコントロールステーショ
ンCS2とによって構成されている。
【0016】伝送路1、伝送路2は、それぞれ独立し
て、データ伝送が可能に構成されたデータ伝送路であ
る。また、データ伝送系のうち、伝送路1はA系に対応
し、伝送路2はB系に対応している。
【0017】オペレータステーションOSは、各コント
ロールステーションCS1,CS2に対し、定期的にデ
ータの吸い上げを行って、各コントロールステーション
CS1,CS2をモニタし、制御システムを監視するよ
うになっている。
【0018】各コントロールステーションCS1,CS
2は、制御対象機器の制御等を行っており、オペレータ
ステーションOSがデータの吸い上げのためのデータ送
信を行うと、これと対応して必要な返信データを送出す
るようになっている。
【0019】また、図2において、本実施例のデータ伝
送装置の一例であるオペレータステーションOSは、デ
ータ吸上部3と、応答確認型プロトコル部4と、二重化
テーブル5と、伝送路監視部6と、その他図示しない周
辺要素とによって構成されている。
【0020】データ吸上部3は、上述したように予め設
定された周期に従って各コントロールステーションCS
1,CS2からのデータを収集すべく、応答確認型プロ
トコル部4に各コントロールステーションCS1,CS
2に対するデータ送信を行うように要求し、また、各コ
ントロールステーションCS1,CS2から返送された
データを収集するようになっている。
【0021】また、データ吸上部3では、上記周期によ
るデータ吸い上げの他、オペレータからのデータ吸い上
げ要求に従って、応答確認型プロトコル部4に必要な指
令が出されるようになっている。
【0022】また、本実施例のネットワークシステムは
OSIプロトコルに従っており、OSI参照モデルと応
答確認型プロトコル部4との関係について、図3を用い
て説明する。
【0023】図3はOSI参照モデルを示す図である。
OSI参照モデルは、別々のシステムにあるプロセス間
の情報転送をモデル化したものであり、物理層P1、デ
ータリンク層P2、ネットワーク層P3、トランスポー
ト層P4、セッション層P5、プレゼンテーション層P
6、アプリケーション層P7の7層からなっている。
【0024】このうちアプリケーション層P7は、OS
I参照モデルにおける最上位層であり、送信側のアプリ
ケーションプロセスのうち相手プロセスと通信する部分
をOSI環境に入れ、各種処理内容に応じた通信機能を
管理するものである。例えばファイル転送やメッセージ
通信等はこの層のプロトコルとして位置付けられてい
る。また、このプロトコルP7は、データを送信すると
相手ノードから応答を受信することを原則とする応答確
認型のプロトコルである。
【0025】本実施例における応答確認型プロトコル部
4は、OSI参照モデルにおけるアプリケーション層の
プロトコルP7を実行するためのプログラム等からなる
機能実現手段である。
【0026】応答確認型プロトコル部4は、データ吸上
部3からデータ吸上要求を受けると、各コントロールス
テーションCS1,CS2に対して、データ送信を行
い、返信データをデータ吸上部3に出力する。ここで、
各伝送系すなわちA系,B系に特に障害がない場合は、
A系,B系を交互に介してデータ送受信を行うようにな
っている。
【0027】また、応答確認型プロトコル部4は、テー
ブル参照部7と、通信実行部8と、テーブル更新部9と
を具備している。テーブル参照部7は、データ吸上部3
からデータ吸上要求を受けたときに、二重化テーブル5
の内容を参照して、A系,B系何れかの伝送系を用いる
かを決定する。
【0028】ここで、二重化テーブル5には、図4に示
すように、ステーション情報部STSと最終伝送路部L
ASTとが設けられ、当該ネットワークシステムに接続
される全ノード(オペレータステーションOS,コント
ロールステーションCS1,CS2等)についての送信
結果情報に基づく情報が各々格納されている。
【0029】ステーション情報部STSには、送信結果
情報に基づく各ステーションに係わる伝送系状態が格納
されており、”両伝送路正常”、”伝送路1異常”、”
伝送路2異常”、”両伝送路異常”の何れかの値とな
る。なお、初期値は”両伝送路正常”である。
【0030】最終伝送路部LASTには、該当するノー
ド(コントロールステーションCS等)と最後に交信し
たときに用いられた伝送路の情報が格納されており、”
伝送路1”、”伝送路2”の何れかの値となる。
【0031】テーブル参照部7は、この二重化テーブル
5の内容に基づき、交互選択された該当伝送系が相手ノ
ードについて使用不能な場合には、使用可能な側の伝送
系を用いるべき伝送系として決定する。
【0032】通信実行部8は、決定された伝送系を用い
てデータ送信を実行し、当該伝送系を介する対応した返
信データを受信する。テーブル更新部9は、データ送信
前にテーブル参照部7が参照した二重化テーブル5の内
容及びデータ送信に対する応答結果から二重化テーブル
5の内容を更新するようになっている。
【0033】以上が本実施例に係わる応答確認型プロト
コル部4の構成であるが、応答確認型プロトコル部4に
よって二重化テーブル5が常に更新されているので、伝
送路監視部6によってそのテーブル内容が確認されるよ
うになっている。
【0034】つまり、伝送路監視部6は、二重化テーブ
ル5の内容を定期的に参照し、例えばステーション情報
部STSのあるノードに”伝送路1異常”などの異常を
示す情報が格納されていることを検出すると、そのノー
ドについての異常結果をアラーム発報と共に出力する。
【0035】また、図2に示す、オペレータステーショ
ンOSと同様な構成は、コントロールステーションCS
1,CSにも設けられている。なお、テーブル参照部7
の一部機能及び通信実行部8によって、データ伝送手段
の一例が構成されている。また、テーブル参照部7によ
って、伝送路選択手段の一例が構成されている。
【0036】次に、以上のように構成された本実施例の
二重化伝送路を用いたデータ伝送装置の動作について説
明する。まず、データ吸上部3により、オペレータステ
ーションOSから各コントロールステーションCS1,
CS2に対し、交互に更新がされ、データが収集されて
いる。
【0037】つまり、A系,B系の各伝送系の何れにも
異常がない場合、オペレータステーションOSからのデ
ータ伝送は、A系を用いてコントロールステーションC
S1へ、A系でコントロールステーションCS2へ、B
系でコントロールステーションCS1へ、B系でコント
ロールステーションCS2への順で行われ、これを繰り
返すことになる。
【0038】次に、このようにA系、B系で交互通信さ
れているノード間における通信手順及び二重化テーブル
5の更新について図5、図6を用いて説明する。図5は
本実施例のデータ伝送装置の動作を示す流れ図であり、
図6は同実施例における二重化テーブル5の更新基準を
示す図である。
【0039】図5において、まず、データ吸上部3から
データ吸い上げ要求、つまりデータ送信要求が発生する
と(ST1)、応答確認型プロトコル部7のテーブル参
照部7は、二重化テーブル5の該当ノードのステーショ
ン情報部STSを参照し、”両伝送路正常”もしくは”
両伝送路異常”であれば(ST2)、さらに、最終伝送
路部LASTを参照して、交互伝送となるような、すな
わち最終伝送路部LASTの内容と異なる方の伝送系を
選択する(ST3)。
【0040】一方、ステーション情報部STSが”伝送
路1異常”もしくは”伝送路2異常”であれば(ST
2)、テーブル参照部7は、伝送路系として異常が発生
していない方の伝送系を選択する(ST4)。
【0041】次に、通信実行部8は、データ通信部3か
らの要求に応じたデータ送信を実行する(ST5)。そ
して、送信を行ったコントロールステーションから同伝
送系を介して応答があったか否かが判定され(ST
6)、応答があった場合、応答データがデータ吸上部3
に通知され、さらに、必要に応じて外部へデータ出力さ
れると共に、テーブル更新部9によって二重化テーブル
5内のステーション情報部STSが更新される(ST
7)。
【0042】このとき、データ送信が行われた伝送路に
ついての対象ノードに対するデータ伝送可否状態の判定
は、図6(a)に示す伝送路状態判定マトリックスを用
いて行われる。このマトリックスによれば、ステップS
T2で読み出されたデータ送信前の相手ノードのステー
ション情報部STSの内容と、ステップST6で判定さ
れた今回の送信に対する応答結果とにより、当該ノード
に対するデータ伝送可否状態が定まるようになってい
る。
【0043】ここで、図6(b)に示すように、上記マ
トリックス中、○は”両伝送路正常”、(1)は”伝送
路1異常”、(2)は”伝送路2異常”、×は”両伝送
路異常”である。
【0044】一方、ステップST6で、応答がなかった
場合、送信先のノードは異常であり、ステップST7の
場合と同様、図6(a)に示す伝送路状態判定マトリッ
クスに従って、テーブル更新部9によって二重化テーブ
ル5内のステーション情報部STSが更新される(ST
8)。
【0045】ステップST7もしくはST8の後、テー
ブル更新部9によって、さらに二重化テーブル5内の最
終伝送路部LASTの内容が更新される(ST9)。こ
こで、更新される内容は、テーブル参照部7によってス
テップST3もしくはST4で決定され、今回の通信に
用いられた伝送系である。
【0046】以上が、本伝送装置の基本的な動作である
が、次に、例えば図1中の伝送路1〜コントロールステ
ーションCS2間10に異常が生じ、A系でコントロー
ルステーションCS2のみと通信ができなくなった場合
を例にとって説明する。
【0047】このときは、A系でコントロールステーシ
ョンCS2に送信しても応答が得られないので、二重化
テーブル5のステーション情報部STSに”伝送路1異
常”がセットされる。したがって、以降、オペレータス
テーションOSからのデータ伝送は、A系でコントロー
ルステーションCS1へ、B系でコントロールステーシ
ョンCS2へ、B系でコントロールステーションCS1
へ、B系でコントロールステーションCS2への順で行
われ、これを繰り返すことになる。
【0048】また、テーブル更新部9によって、該当す
るステーション情報部STSに”伝送路1異常”がセッ
トされるが、伝送路監視部6は、当該ステーション情報
部STSを調べ、この異常情報を検出することにより、
コントロースステーションCS2に対して伝送路1で伝
送不能であるとのアラームを出力する。
【0049】オペレータは、このアラームに応じて対応
する障害を除去し、二重化テーブル5内の該当するステ
ーション情報部STSに”両伝送路正常”をセットす
る。これにより、再び交互通信が再開される。
【0050】また、例えば図1中の伝送路1上11に障
害が発生した場合は、A系でのデータ伝送がすべて不能
となるので、以降は、B系のみを用いてデータ伝送が行
われることになる。
【0051】この場合、障害除去後、コントロールステ
ーションCS1,CS2の各ステーション情報部STS
に”両伝送路正常”がセットされ、再び交互通信が再開
される。
【0052】上述したように、本実施例による二重化伝
送路を用いたデータ伝送装置は、二重化された伝送路
1,2に対して交互通信を行って、各ノードに対する夫
々の伝送路1,2を用いたときの通信可否状態をチェッ
クし、その結果を二重化テーブル5に保存し、かつ、通
信を行うとき当該二重化テーブル5を参照し、通信不可
の伝送系があるときには通信可能な伝送路を選択するよ
うにしたので、データ伝送装置に対する処理負担を大幅
に増大させることなく、通信可能な伝送路を用いたデー
タ伝送を行うことができる。
【0053】また、上記構成・作用により、データ吸上
部3側では、伝送路状態を全く意識することなく、二重
化伝送路を利用可能であるので、オペレータステーショ
ン内のプログラム構成を簡潔にすることができ、オペレ
ータステーションのハードウェアに対する負担のみでな
く、プログラム作成・保守負担をも軽減することができ
る。すなわち、データ伝送のサービスを受ける例えばデ
ータ吸上部3のようなアプリケーションプログラムの作
成が非常に容易となる。
【0054】また、上述したように、本実施例による二
重化伝送路を用いたデータ伝送装置は、伝送路監視部6
により、二重化テーブル5の内容を監視し、異常を検出
したときには、その旨を報知するようにしたので、オペ
レータは異常発生時に迅速に対処することができる。
【0055】また、二重化テーブル5を、プロトコル実
行プログラム本体としての応答確認型プロトコル部4か
ら切り離し、アプリケーションプログラムからアクセス
可能としているので、二重化テーブル5を利用する上記
伝送路監視部6のような各種アプリケーションプログラ
ムを容易に作成することができる。
【0056】なお、本実施例においては、オペレータス
テーションOS,コントロールステーションCS1,C
S2が接続された場合を例示したが、接続されるノード
数はさらに多数であってもよい。
【0057】また、本実施例においては、オペレータス
テーションOS,コントロールステーションCS1,C
S2が接続された制御システムの場合で説明したが、本
発明は、制御システム以外の他のネットワークシステム
に対しても適用できる。さらに、本発明は、上記各実施
例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、二
重化テーブルを参照して通信可能な一方の伝送路を用い
るようにしたので、データ伝送装置に対する処理負担を
大幅に増大させることなく、通信可能な伝送路を選択し
てデータ伝送を行うことを可能とした二重化伝送路を用
いたデータ伝送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る二重化伝送路を用いた
データ伝送装置を適用したバス型ネットワークシステム
からなる制御システムの一例を示す構成図。
【図2】同実施例における二重化伝送路を用いたデータ
伝送装置の詳細構成例を示すブロック図。
【図3】OSI参照モデルを示す図。
【図4】同実施例における二重化テーブルの一例を示す
図。
【図5】同実施例のデータ伝送装置の動作を示す流れ
図。
【図6】同実施例における二重化テーブルの更新基準を
示す図。
【符号の説明】
1…伝送路、2…伝送路、3…データ吸上部、4…応答
確認型プロトコル部、5…二重化テーブル、6…伝送路
監視部、7…テーブル参照部、9…テーブル更新部、C
S1…コントロールステーション1、CS2…コントロ
ールステーション2、OS…オペレータステーション、
STS…ステーション情報部、LAST…最終伝送路
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応答確認型のプロトコルを用い、複数の
    他のデータ伝送装置の何れかにデータを送信し、応答デ
    ータを受信する二重化伝送路を用いたデータ伝送装置に
    おいて、 前記二重化された伝送路のうち何れか一方の伝送路を用
    いて前記他のデータ伝送装置に送信し、また、送信に用
    いた伝送路から応答データを受信し、かつ、この一連の
    送受信を二重化された何れの伝送路についても正常に実
    行可能なとき、同一送受信対象に対しては、前記二重化
    された伝送路を交互に切り替えて前記一連の送受信を行
    うデータ伝送手段と、 前記一連の送受信による応答結果に基づき、前記複数の
    他の伝送装置夫々に対する各々の伝送路での通信可能か
    否かの情報を格納する二重化テーブルと、 この二重化テーブルに格納された前記通信可能か否かの
    情報に基づき、ある他のデータ伝送装置に対して通信不
    可能な伝送路がある場合、当該他のデータ伝送装置に対
    する前記一連の送受信については、交互切り替えでなく
    通信可能な伝送路を選択する伝送路選択手段とを備えた
    ことを特徴とする二重化伝送路を用いたデータ伝送装
    置。
JP7055961A 1995-03-15 1995-03-15 二重化伝送路を用いたデータ伝送装置 Pending JPH08251213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129286A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社Ihi コマンド処理システム及びコマンド処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016129286A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社Ihi コマンド処理システム及びコマンド処理方法

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