JPH08251013A - Cmos回路 - Google Patents

Cmos回路

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JPH08251013A
JPH08251013A JP7335705A JP33570595A JPH08251013A JP H08251013 A JPH08251013 A JP H08251013A JP 7335705 A JP7335705 A JP 7335705A JP 33570595 A JP33570595 A JP 33570595A JP H08251013 A JPH08251013 A JP H08251013A
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JP
Japan
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channel device
chip
signal
waveform
inverter
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JP7335705A
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English (en)
Inventor
Wilhelm C Fischer
カール フィッシャー ウィルヘルム
Thaddeus John Gabara
ジョン ガバラ サデュース
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AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/15Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
    • H03K5/151Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with two complementary outputs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
    • H03K19/0019Arrangements for reducing power consumption by energy recovery or adiabatic operation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/356104Bistable circuits using complementary field-effect transistors
    • H03K3/356113Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PPS(パルス化電源)CMOS回路におい
て、PPS電源波形に正確に同期したクロック信号を生
成するCMOS回路を実現する。 【解決手段】 CMOS回路のタイミングを取るのに適
したクロック信号が、PPS波形それ自体から直接生成
される。PPS波形に応答するように設定された従来の
CMOS回路が、PPS信号の発生頻度の半分の発生頻
度を有する相補矩形波信号を生成する。次いで、相補矩
形波信号は、それぞれ、相補クロック信号を供給するこ
とによって応答するPPS CMOS回路に供給され
る。送信側チップ上のこれらの比較的低電力消費出力バ
ッファは、チップ間に延在している高容量相互接続ライ
ンを駆動する。受信側チップ上のセルフタイミングフリ
ップフロップ回路が送信されてきたPPSタイプの信号
に応答し、それらを元のデータを表す相補矩形波信号に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低消費電力回路に関
し、特に、相補金属酸化物半導体(CMOS)技術を用
いた集積回路として作製された低消費電力回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係るCMOS回路における低
消費電力化は、回路の電源リードをVDDとVSSとの
間で反復して変化させることによって達成されてきてい
ることは公知である。各々の変化サイクルの所謂パワー
ダウンフェーズにおいては、回路の状態は寄生容量にス
トアされている。この準静的なCMOS回路技術は、P
PS(パルス化電源)CMOSと呼称されており、固定
電源が供給された従来技術に係るCMOS回路よりも通
常一桁以上少ない電力消費、という特徴を有している。
この技法は、T. J. Gabara, "Pulsed Power Supply CMO
S - PPS CMOS", Proceedings of 1994 Symposium on Lo
w Power Electronics, pp.98-99、および、米国特許出
願第08/225,950号(出願日:1994年4月
8日、発明者:T. J. Gabara)に記述されている。
【0003】チップ上のPPS回路の高信頼性低電力動
作には、パルス化電源波形の発生と矛盾無く同期した正
確なクロック信号が必要とされる。クロック信号は、チ
ップ上のデータフローを同期させるために用いられる。
詳細に述べれば、クロック信号は、PPSラッチおよび
フリップフロップなどのクロックPPS回路の動作を制
御するために用いられている。さらに、クロック信号
は、チップ上で従来技術に係るCMOSラッチおよびフ
リップフロップの動作のタイミングを取るために必要と
される。また、従来方式およびPPS方式マスター/ス
レーブタイプのラッチの双方の動作を制御するために
は、相補クロック信号が必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実際には、所定の波形
を有していてPPS信号と同期した、時間の経過に依存
しないクロック信号の生成は困難である。このことは、
チップの動作の間にPPS波形の特徴が変化するような
場合に特に当てはまる。さらに、何等かの理由でクロッ
ク信号とPPS信号との位相が外れた場合には、PPS
回路の低消費電力特性が著しく害される。
【0005】さらに、チップ間のデータ信号の伝送は、
CMOS回路の電力消費の議論において非常に重要なも
う一つの領域である。これは、チップ間の相互接続が、
通常、高容量特性を有するからである。従って、あるチ
ップから別のチップへ信号を伝播するために用いられる
従来技術に係る駆動回路は、望ましくないほど大量の電
力を必然的に消費してしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従って、
CMOS回路のタイミングを取るのに適したクロック信
号が、PPS波形それ自体から直接生成される。本発明
の一実施例においては、PPS波形に応答するように設
定された従来技術に係るCMOS回路が、PPS信号の
発生頻度の半分の発生頻度を有する相補矩形波信号を生
成する。次いで、相補矩形波信号は、それぞれ、相補ク
ロック信号を供給することによって応答するPPS C
MOS回路に供給される。クロック信号の周波数は矩形
波信号の周波数に一致しており、クロック信号の波形は
PPS波形に対応している。
【0007】本発明の別の特徴に従って、あるチップか
ら別のチップへ伝達されるべきデータを表わす矩形波信
号が、チップの一方の出力バッファを構成するPPS
CMOS回路にそれぞれ供給される。送信側チップ上の
これらの比較的低電力消費出力バッファは、チップ間に
延在している高容量相互接続ラインを駆動する。よっ
て、データを表わすPPSタイプの信号がチップ間を伝
播することになる。本発明の一実施例においては、受信
側チップ上のセルフタイミングフリップフロップ回路が
送信されてきたPPSタイプの信号に応答し、それらを
元のデータを表わす相補矩形波信号に変換する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るクロック信
号生成回路の一実施例を示した回路図である。このクロ
ック信号生成回路には、従来技術に係るフリップフロッ
プ10、3つの従来技術に係る直列接続されたCMOS
インバータ12(これらのインバータには、VDDとし
て示されている固定値直流電源が電力を供給してい
る)、固定値直流電源(VDD)によって電力が供給さ
れている、2つの従来技術に係る直列接続されたCMO
Sインバータ14、固定値直流電源(VDD)によって
電力が供給されている、従来技術に係るCMOSインバ
ータ16、および、パルス化電源(VPPS)によって
電力が供給されている、従来技術に係る2つのCMOS
インバータ18および20が含まれている。
【0009】図示されているように、固定値直流電源は
VDDという略号によって表わされている正電圧端子を
有している。例示目的により、本明細書においてはVD
Dはおよそ+5Vの値を有するものと仮定される。直流
電源のもう一方の端子はVSSという略号によって表わ
されており、通常グラウンド(接地)などの電圧基準に
接続されている。
【0010】図1のインバータ18および20に電力を
供給しているパルス化電源の一方の端子はVPPSとい
う略号によって表わされている。パルス化電源の他方の
端子はVSSであって、例えばグラウンドなどの電圧基
準に接続されている。本発明に係るPPS CMOSの
原理に従って、VPPSの波形は、図2の波形22によ
って示されているように、VDDとVSSとの間で反復
して変化する。
【0011】図1のクロック信号生成回路に供給される
入力はVPPS波形それ自体である。これは、図1にお
いて、VPPSが入力ライン24に接続されている、と
いうことによって表わされている。ライン24に対して
供給されたVPPSに応答して、クロック信号生成回路
は、それぞれ出力ライン26および28上に現れる相補
クロック信号を生成する。詳細に述べれば、出力ライン
26および28に現れるクロック信号の波形は、図2に
おいてそれぞれ30および32という符号が付けられて
いる波形によって表現されている。
【0012】電源が供給される様式を除いて、図1に示
された全てのCMOSインバータは従来技術に係るもの
であり、互いに同一である。それぞれのインバータは、
直列に接続されたpチャネルおよびnチャネルMOSト
ランジスタデバイスを有している。よって、例えば図1
のブロック12に含まれる最初の、すなわち左端のイン
バータは、直列に接続されたpチャネルデバイス34お
よびnチャネルデバイス36を有している。
【0013】より詳細に述べれば、図1のpチャネルデ
バイス34のソース電極はVDDに接続されており、デ
バイス34のドレイン電極はデバイス36のドレイン電
極に接続されており、デバイス34のゲート電極は入力
ライン24に接続されている。さらに、nチャネルデバ
イス36のソース電極はVSSに接続されており、その
ゲート電極は入力ライン24に接続されている。さら
に、デバイス34および36から構成されているインバ
ータの出力は、ブロック12内の中間のインバータのゲ
ート電極に接続されている。次いで、中間のインバータ
の出力は、ブロック12内の右端のインバータのゲート
電極に接続されている。
【0014】図1のブロック12はディレイラインおよ
びエッジシャープナとして機能し、矩形波信号を出力ノ
ードポイント37において供給する。これら出力信号の
リーディングエッジは、VPPS波形のVSS部分の対
応する開始部に概略一致する。図2における波形38
は、ノードポイント37に現れる矩形波信号の波形を表
している。図示されているように、この矩形波信号の周
波数はVPPS波形の周波数に対応している。
【0015】図1のノードポイント37に現れる矩形波
信号は、従来技術に係るフリップフロップ10のクロッ
ク端子に供給される。ノードポイント37に現れる矩形
波信号の各々のリーディングエッジに応答して、フリッ
プフロップ10は状態を変化させ、出力端子QおよびQ
Nに相補出力信号を生成する。端子QNは、フリップフ
ロップのデータ入力端子(D)に直接接続されている。
その結果、図2において参照番号40で示されている波
形が出力ノードポイント42(図1)に現れる。波形4
0の正方向へのリーディングエッジの反復レートは波形
38のそれの半分であることは明らかである。このよう
にして、図示されているフリップフロップ10は1/2
分周ユニットとして機能する。
【0016】図1のノードポイント42に現れる矩形波
信号40は、ユニット14および16に同時に供給され
る。ユニット16は信号40を反転し、その反転された
信号をPPSインバータ20に供給する。インバータ1
6において生ずるわずかの遅延を無視すると、PPSイ
ンバータ20に供給される矩形波補信号の波形は、図2
において参照番号44で示されているものになる。
【0017】図1のユニット14は、2つの直列接続さ
れたインバータから構成されている。よって、ユニット
14の出力に現れてPPSインバータ18に供給される
信号は、(わずかの遅延を除いて)図2の波形40と本
質的に同一のものとなる。ユニット14は、駆動能力に
関する問題がない場合には省略され得る。その場合に
は、ノードポイント42に現れる信号が直接PPSイン
バータ18の入力に供給される。
【0018】PPSインバータ18および20に供給さ
れる矩形波入力信号は、VPPS電源の波形の特定の部
分のみが出力ライン26および28に出現することを可
能にするマスクとして実効的に機能する。よって、例え
ばインバータ18のゲート電極に印加される信号が1で
ある(+5Vである)限りは、インバータ18のnチャ
ネルデバイスは導通状態になり、出力ライン26はグラ
ウンド電位に保持される。インバータ18に供給される
入力信号が0(グラウンドレベル)になった場合にの
み、VPPS波形が導通状態にあるpチャネルデバイス
を介して出力ライン26に供給される。このことは、図
2に示されているように、波形30が、波形40がVS
Sレベルにある間だけVPPS波形22に従っている、
ということからも明らかである。波形40がVDDレベ
ルにある場合には、PPSインバータ18の出力はVS
Sに保持される。
【0019】同様に、インバータ20のゲート電極に供
給される信号が1である限りは、インバータ20のnチ
ャネルデバイスが導通状態であって出力ライン28はグ
ラウンド電位に保たれる。インバータ20に供給される
入力信号が0である(VSSレベルである)場合にの
み、VPPS波形は導通状態にあるpチャネルデバイス
を介して出力ライン28に供給される。このことは、図
2に示されているように、波形32が、波形44がVS
Sレベルにある間だけVPPS波形22に従っている、
ということからも明らかである。波形44がVDDレベ
ルにある場合には、PPSインバータ20の出力はVS
Sに保持される。
【0020】よって、図1に示されている回路は、図2
の波形30および32によって表わされているタイプの
相補出力信号を供給することになる。VPPS波形22
から導出されてそれに同期したこれらの信号は、システ
ム全体のデータフローに関するクロック信号として用い
られる。これらの信号は、従来技術に係る種々のフリッ
プフロップおよびラッチの動作のタイミングを取るため
に、そのうちのいずれか一方が用いられる。所謂マスタ
ー/スレーブタイプのラッチに関しては、図2に示され
ているタイプの相補クロック信号が必要とされる。
【0021】特に、図1の回路によって生成される相補
クロック波形30および32は、実際にはVPPS波形
の対応する部分の充分に正確な表現を構成している。そ
して、クロック信号がVPPSから導出されてそれに同
期しているため、PPS CMOS回路のタイミングを
取るためにこれらのクロック信号を用いることにより、
PPS CMOS回路が、適切にタイミングが取られた
PPS回路の特性である低電力消費特性を有効にいかす
ように動作することが保証される。
【0022】前述されているように、図1に示されたP
PS CMOSインバータ18および20は、相補矩形
波入力信号に応答して、完全なPPS波形の特定の部分
に従った出力信号を生成する。図2より明らかなよう
に、出力ライン26および28に現れるPPS波形の特
定の部分は、矩形波入力信号波形によって決定されて実
効的にそれを表している。本発明の原理に従って、矩形
波入力信号とPPSタイプの出力信号との間の対応は、
図3および図4に示されているように、デジタルデータ
システムの他の部分において、非常に有効に利用され
る。
【0023】図3は、半導体チップAおよびBを示して
いる。チップAは出力端子46および48を有してお
り、チップBは入力端子50および52を有している。
2つのチップの端子は、相互接続ライン54および56
によって互いに接続されている。実際には、この種の相
互接続配置は、出力端子46および48からみた場合
に、高容量負荷を構成することになる。これらの負荷
は、通常数pFから100pFあるいはそれ以上の値を
有するが、図3においては寄生キャパシタ58および6
0によって示されている。従来技術に係るデータシステ
ムは、通常、複数個の相互接続されたチップを有してお
り、それらの間をデジタル信号が送出される。チップ相
互接続が高容量負荷を構成するため、チップ間で信号を
送出するためには比較的大電力の出力バッファが実際に
は必要とされる。今日では、このような大電力バッファ
は、電子機器を小さくしてより可搬性を高めるというト
レンドとは相容れないものと見なされつつある。
【0024】本発明の原理に従って、デジタルデータ信
号がチップ間で独自の低電力方式によって伝送される。
さらに、送出されるように生成された信号が有効な立ち
上がりおよび立ち下がり時間を有しているため、所謂グ
ラウンドバウンド現象が、従来技術に係る回路と比較し
て著しく減少させられる。その結果、本発明に従う配置
において生成される雑音は減少し、信号の雑音耐性が向
上させられる。チップ間の信号の伝送に関する具体例が
図3に示されている。
【0025】図3においては、チップA上のライン62
は、相互接続ライン54および56を介して送出される
ことになるデジタルデータ信号を担っていると仮定され
ている。さらに、この実施例においては、ライン62上
の信号は、デジタルデータの従来技術に係るシングルエ
ンド(不平衡)表現であると仮定されている。本発明に
従って、ライン62上のデジタル表現は、PPS CM
OSインバータを介して図示されているチップ相互接続
機構に供給される。この種のPPS CMOSインバー
タを出力バッファとして用いることによって、従来技術
に係る固定値電源によって電力が供給されるCMOSイ
ンバータを用いる場合の1/5の電力で信号をチップB
に対して伝送することが可能になる。
【0026】PPS波形ジェネレータ(図示せず)の負
荷をバランスさせてジェネレータを安定した方式で動作
させるために、ダブルエンド(平衡)出力バッファをチ
ップA上に設けることが有利である。従って、図3に示
されているように、ライン62上に現れるデジタル信号
は直接PPS CMOSインバータ64の入力に供給さ
れ、固定値電源によって電力を供給された従来技術に係
るCMOSインバータ68を介して、実質的に同一のP
PS CMOSインバータ66の入力に供給される。P
PS CMOS出力バッファ64および66に対して供
給される相補平衡デジタル信号は、図4においてそれぞ
れ参照番号70および72が付された波形で示されてい
る。さらに、インバータ64および66に対して電力を
供給するために用いられている、従来技術に係るPPS
波形も図4に示されている(参照番号74)。
【0027】例示目的で、電圧レベルVDDがバイナリ
“1”信号を表わし、電圧レベルVSSがバイナリ
“0”信号を表わすと仮定する。この場合、PSインバ
ータ64に供給される特定の波形70は、図4において
は、“1”、“0”、“1”および“1”とからなるデ
ジタルデータストリームを表現している。同様に、補信
号波形72は、“0”、“1”、“0”および“0”と
からなるデータストリームを表現している。
【0028】PPSインバータ64(図3)に供給され
る矩形波70(図4)は、出力端子48に対して、イン
バータ64のpチャネルデバイスのソース電極に供給さ
れるVPPS波形の特定の部分を出力させるゲート信号
として機能する。同様に、PPSインバータ66に対し
て供給される矩形波72は、VPPS波形の同一の部分
の相補波形を出力端子46に出力させるゲート信号とし
て機能する。
【0029】図3のインバータ64のゲート電極に供給
されている入力信号70が1(+5V)である限りは、
インバータ64のnチャネルデバイスは導通状態にあ
り、出力端子48の電圧はグラウンドレベルに保たれ
る。インバータ64のゲートに供給される電圧が0(グ
ラウンドレベル)になっている場合のみ、VPPS波形
が導通状態にあるpチャネルデバイスを介して出力端子
48に出力される。この様子は図4に示されており、波
形75が、波形70がVSSレベルにある間のみVPP
S波形74に従っていることが明らかである。波形70
がVDDレベルにある間は、PPSインバータ64の出
力はVSSに保持される。
【0030】よって、出力端子48に現れて図3の相互
接続ライン56に供給されるPPSタイプの信号75
(図4)は、実効的に、ライン62に対して供給される
デジタルデータ波形70の反転すなわち相補表現とな
る。波形70が1である時間が長い場合には波形75は
比較的0である時間が多い。反対に、波形70が0であ
る時間が長い場合には、波形75は比較的1である時間
が多い。
【0031】同様に、図3のインバータ66のゲート電
極に供給されている入力信号72が1(+5V)である
限りは、インバータ66のnチャネルデバイスは導通状
態にあり、出力端子46の電圧はグラウンドレベルに保
たれる。インバータ66のゲートに供給される電圧が0
(グラウンドレベル)になっている場合のみ、VPPS
波形が導通状態にあるpチャネルデバイスを介して出力
端子46に出力される。この様子は図4に示されてお
り、波形76が、波形72がVSSレベルにある間のみ
VPPS波形74に従っていることが明らかである。波
形72がVDDレベルにある間は、PPSインバータ6
6の出力はVSSに保持される。
【0032】よって、出力端子46に現れて図3の相互
接続ライン54に供給されるPPSタイプの信号76
(図4)は、実効的に、ライン62に対して供給される
デジタルデータ波形70そのものの表現となる。波形7
0が1である時間が長い場合には波形76は比較的1で
ある時間が多い。反対に、波形70が0である時間が長
い場合には、波形76は比較的0である時間が多い。
【0033】従って、PPSインバータ64および66
によって生成されて相互接続ライン54および56に供
給されるPPSタイプの相補信号は、入力ライン62に
現れるデジタルデータ信号の正確な平衡表現を構成す
る。そして、前述されているように、(固定値電源によ
って電力を供給される従来技術に係るCMOSインバー
タではなく)PPS CMOSインバータをチップA上
の出力ドライバとして用いることにより、チップAから
チップBへの信号の伝送が比較的低電力で実現される。
【0034】図3のチップBの入力端子50および52
に供給されるPPSタイプの信号は、チップB上の別の
PPS回路に直接供給される。この様子は、図3におい
て、それぞれ入力端子50および52に接続された入力
ライン78および80によって示されている。
【0035】本発明の原理にさらに従って、図3のチッ
プBの入力端子50および52に供給されるPPSタイ
プの信号が、ライン84および86を介してフリップフ
ロップ回路82にも供給される。回路82は、入力ライ
ン84および86を介して供給されるPPSタイプの信
号に応答して、出力ライン88および90上に逆相補矩
形波信号を生成する、セルフタイミングメモリセルとし
て機能する。このため、チップBのライン88および9
0上に現れる信号は、チップA上のPPSインバータ6
4および66に供給される元のデジタル表現の複製を構
成していることになる。ライン88および90状に現れ
る矩形波信号は、例えば、固定値電源によって電力が供
給される従来技術に係るCMOS回路に対して供給され
ることが可能である。
【0036】図3のセル82の動作を理解するために、
例えば図4で時刻t2で示されている条件を考える。こ
の時刻においては、正電圧(波形75を参照)がライン
86を介してセル82の右側のpチャネルデバイスのゲ
ート電極に供給されており、ゼロ電圧(波形76を参
照)がライン84を介してセル82の左側のpチャネル
デバイスのゲート電極に供給されている。このようなP
PSタイプの入力に応答して、右側のpチャネルデバイ
スは非導通状態であって左側のpチャネルデバイスは導
通状態である。同時に、右側のnチャネルデバイスは導
通状態にさせられており、左側のnチャネルデバイスは
非導通状態に保たれている。その結果、“1”信号を表
わす正電圧(VDD)がライン90上に現れ、“0”信
号を表わすゼロ電圧(VSS)がライン88上に現れ
る。重要なことは、ライン88および90上に現れる信
号は、時間間隔t1からt3においては、それぞれPP
Sインバータ64および66の入力に元来供給されたデ
ジタルデータ信号の、実質的にわずかに遅延させられた
複製であるということである。よってこれらの複製は、
時間間隔t1からt3においては、もともとチップA上
の入力ライン62に供給された非平衡“0”信号の表現
でもある。図3のセル82にストアされたデジタル表現
は、時刻t2後は、その後にライン84上で信号の正方
向リーディングエッジが現れるまでは、それ以前に規定
されて寄生容量にストアされている値に実質的に留まっ
ている。よって、t3からt4の間のある時刻におい
て、波形76(図4)の正方向リーディングエッジがセ
ル82の状態を変化させる。変化させられた後の状態に
おいては、左側のpチャネルデバイスおよび右側のnチ
ャネルデバイスが非導通状態にある一方、右側のpチャ
ネルデバイスおよび左側のnチャネルデバイスが導通状
態にある。その結果、“1”信号を表わす正電圧(VD
D)がライン88上に現れ、“0”信号を表わすゼロ電
圧(VSS)がライン90上に現れる。ライン88およ
び90上のこれらの信号は、時間間隔t3からt5にお
いては、それぞれPPSインバータ64および66の入
力に元来供給されたデジタルデータ信号の、実質的にわ
ずかに遅延させられた複製である。この複製は、時間間
隔t3からt5においては、もともとチップA上の入力
ライン62に供給された非平衡“1”信号の複製でもあ
る。さらに、ライン88および90上のこれらの信号
は、ライン86上の信号の正方向リーディングエッジが
現れるまでは、それ以前に規定された値を表現し続け
る。よって、t3からt6という入力時間間隔全体に対
応する時間は、ライン88および90上の平衡デジタル
表現は、元来入力62に対して供給された連続する
“0”信号を表現し続ける。
【0037】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0038】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、低
電力消費CMOS回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従ったクロック信号生成回路の
一実施例を示す模式図である。
【図2】図1に示された回路に対して供給される信号お
よび図1に示された回路によって生成される信号の波形
を示した図である。
【図3】本発明の原理に従って相互接続された2つのチ
ップに含まれる回路の一部を模式的に示した図である。
【図4】図3に示された回路に対して供給される信号お
よび図1に示された回路によって生成される信号の波形
を示した図である。
【符号の説明】
10 Dフリップフロップ 12 インバータブロック 14 インバータブロック 16 インバータ 18 PPSインバータ 20 PPSインバータ 34 pチャネルMOSFET 36 nチャネルMOSFET 46 出力端子 48 出力端子 50 入力端子 52 入力端子 58 寄生容量 60 寄生容量 64 PPSインバータ 66 PPSインバータ 68 インバータ 82 セルフタイミングメモリセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サデュース ジョン ガバラ アメリカ合衆国,07974 ニュージャージ ー,ユニオン カウンティー,マーレイ ヒル,バーリントン ロード 62

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極、ソース電極およびドレイン
    電極を有するpチャネルトランジスタと、 ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有するn
    チャネルトランジスタと、 入力端子と、 出力端子と、 両方の前記ゲート電極と前記入力端子とを接続する手段
    と、 両方の前記ドレイン電極と前記出力端子とを接続する手
    段と、 相対的に正の電圧VDDと相対的に負の電圧VSSとの
    間を反復して周期的に変化する波形によって特徴づけら
    れる電源に接続される電源リードと、 両方の前記ソース電極をそれぞれ対応する前記電源リー
    ドに接続する手段と、 前記入力端子に接続され、その最大値および最小値がそ
    れぞれVDDおよびVSSである矩形波信号を前記入力
    端子に供給する手段とからなることを特徴とするCMO
    S回路。
  2. 【請求項2】 ゲート電極、ソース電極およびドレイン
    電極を有するpチャネルデバイスとゲート電極、ソース
    電極およびドレイン電極を有するnチャネルデバイスと
    をそれぞれ有する第1および第2のインバータと、 各インバータにおいてpチャネルデバイスのドレイン電
    極をnチャネルデバイスのドレイン電極に直接接続する
    手段と、 反復して変化する波形によって特徴づけられるパルス化
    電源に接続される電源リードと、 両方のインバータにおいてnチャネルデバイスおよびp
    チャネルデバイスのソース電極を前記電源リードに接続
    する手段と、 各インバータにおいてnチャネルデバイスおよびpチャ
    ネルデバイスのゲート電極を互いに直接接続する手段
    と、 互いに接続された対応するゲート電極に相補入力矩形波
    信号を供給する手段とからなることを特徴とするCMO
    S回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス化電源の変化する波形に応答
    して当該変化する波形の反復レートに相当する反復レー
    トで前記相補入力矩形波信号を供給する手段をさらに有
    することを特徴とする請求項2のCMOS回路。
  4. 【請求項4】 第1および第2の出力ラインがそれぞれ
    第1および第2のインバータにおいて互いに接続された
    ドレイン電極に接続され、前記変化する波形の、前記第
    1インバータに供給される矩形波入力信号によって規定
    される特定の部分が前記第1出力ラインに現れ、前記変
    化する波形の、前記第2インバータに供給される相補入
    力矩形波信号によって規定された特定の部分の補信号が
    前記第2出力ラインに現れることを特徴とする請求項3
    のCMOS回路。
  5. 【請求項5】 デジタルデータ信号に応答して前記相補
    入力矩形波信号を生成する手段をさらに有することを特
    徴とする請求項2のCMOS回路。
  6. 【請求項6】 第1および第2の出力端子がそれぞれ第
    1および第2のインバータにおいて互いに接続されたド
    レイン電極に接続され、 前記回路が、さらに、それぞれ第1および第2の出力端
    子に接続された第1および第2のチップ相互接続ライン
    を有し、 前記変化する波形の、前記第1インバータに供給される
    矩形波入力信号によって規定される特定の部分が第1の
    チップ相互接続ラインに現れて前記データ信号を表し、
    前記変化する波形の、前記第2インバータに供給される
    相補入力矩形波信号によって規定される特定の部分の補
    信号が第2のチップ相互接続ラインに現れて前記データ
    信号の補信号を表すことを特徴とする請求項2のCMO
    S回路。
  7. 【請求項7】 前記CMOS回路が第1チップ上に存在
    し、チップ相互接続ラインが第1チップとは離れた場所
    に位置する第2チップにまで延在していることを特徴と
    する請求項6のCMOS回路。
  8. 【請求項8】 前記第2チップ上に、前記第1チップか
    らチップ相互接続ラインを介して前記第2チップへ伝播
    してきた信号に応答して、当該伝播してきた信号を前記
    第2チップ上で受信された形態で分配する手段を有する
    ことを特徴とする請求項7のCMOS回路。
  9. 【請求項9】 前記第2チップ上において、前記第1チ
    ップからチップ相互接続ラインを介して前記第2チップ
    へ伝播してきた信号に応答して、前記デジタルデータ信
    号に対応する相補矩形波信号を生成して前記第2チップ
    上の回路に分配する分配手段をさらに有することを特徴
    とする請求項7のCMOS回路。
  10. 【請求項10】 前記第2チップ上の分配手段が、 ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有する第
    1pチャネルデバイスと、 ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有する第
    1nチャネルデバイスと、 前記第1pチャネルデバイスと前記第1nチャネルデバ
    イスの両方のドレイン電極を相互に接続する手段と、 ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有する第
    2pチャネルトランジスタと、 ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有する第
    2nチャネルトランジスタと、 前記第2pチャネルデバイスと前記第2nチャネルデバ
    イスの両方のドレイン電極を相互に接続する手段と、 前記第1pチャネルデバイスのドレイン電極と前記第1
    nチャネルデバイスのドレイン電極とを前記第2nチャ
    ネルデバイスのゲート電極に接続する手段と、 前記第2pチャネルデバイスのドレイン電極と前記第2
    nチャネルデバイスのドレイン電極とを前記第1nチャ
    ネルデバイスのゲート電極に接続する手段と、 前記第1pチャネルデバイスのゲート電極を前記第1チ
    ップ相互接続ラインに接続する手段と、 前記第2pチャネルデバイスのゲート電極を前記第2チ
    ップ相互接続ラインに接続する手段と、 前記第1および第2のnチャネルデバイスのそれぞれの
    ソース電極を基準電圧ポイントに接続する手段と、 前記第1および第2のpチャネルデバイスのそれぞれの
    ソース電極を固定値直流電源に接続する手段とからな
    り、 前記デジタルデータ信号に応答する相補矩形波信号が、
    第1pチャネルデバイスおよび第1nチャネルデバイス
    の相互に接続されたドレイン電極および第2pチャネル
    デバイスおよび第2nチャネルデバイスの相互に接続さ
    れたドレイン電極のそれぞれに現れることを特徴とする
    請求項9のCMOS回路。
JP7335705A 1994-12-02 1995-12-01 Cmos回路 Pending JPH08251013A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/348,388 US5502407A (en) 1994-12-02 1994-12-02 Low-power-dissipation CMOS circuits
US348388 1994-12-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251013A true JPH08251013A (ja) 1996-09-27

Family

ID=23367823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7335705A Pending JPH08251013A (ja) 1994-12-02 1995-12-01 Cmos回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5502407A (ja)
EP (1) EP0715411A3 (ja)
JP (1) JPH08251013A (ja)
CA (1) CA2160185A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3983412A (en) * 1975-07-02 1976-09-28 Fairchild Camera And Instrument Corporation Differential sense amplifier
US4044270A (en) * 1976-06-21 1977-08-23 Rockwell International Corporation Dynamic logic gate

Also Published As

Publication number Publication date
US5502407A (en) 1996-03-26
EP0715411A3 (en) 1996-12-27
EP0715411A2 (en) 1996-06-05
CA2160185A1 (en) 1996-06-03

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