JPH08250174A - 雌端子金具 - Google Patents

雌端子金具

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JPH08250174A
JPH08250174A JP7946495A JP7946495A JPH08250174A JP H08250174 A JPH08250174 A JP H08250174A JP 7946495 A JP7946495 A JP 7946495A JP 7946495 A JP7946495 A JP 7946495A JP H08250174 A JPH08250174 A JP H08250174A
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JP
Japan
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terminal fitting
elastic
contact
contact piece
male terminal
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Application number
JP7946495A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakada
裕之 中田
Hajime Okada
肇 岡田
Kazuhiko Hattori
和彦 服部
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造上の品質管理を簡易化しつつ、接触荷重
が不均一になることを防止する。 【構成】 雄端子金具との挿入抵抗低減のために弾性撓
み部17と傾斜部18はスリット20で分断されている
が、その先端側は連結部21により一体化されている。
したがって、弾性撓み部17の曲げ工程で成形誤差があ
ってもこの誤差は連結部21の存在によって矯正され、
2つの接点部22,22は同じ接触荷重で雄端子金具に
接触する。 【効果】 スリットで分断した弾性撓み部の成形精度が
高くなくてもその低精度に起因する成形誤差を連結部に
よって矯正できるから、製造上の品質管理の簡易化と接
触荷重の均一化とを共に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性接触片を弾性的に
接触させつつ雄端子金具と嵌合する雌端子金具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の雌端子金具としては、図3及び
図4に示すものが知られている。この雌端子金具は、雄
端子金具(図示せず)の挿入口2が開口した箱形の端子
金具本体1と、挿入口2の口縁から延出した部分を端子
金具本体1内に折り返すことによって形成した弾性接触
片3とからなる。弾性接触片3は、挿入口2の下縁にお
いて回曲された弾性撓み部4と、この弾性撓み部4から
端子金具本体1内を斜め後方に延びた傾斜部5と、この
傾斜部5の先端において回曲されて端子金具本体1の底
板7に当接する弾性支持部6とを有する。
【0003】雄端子金具の挿入の際には雄端子金具が傾
斜部5に弾性的に当接することによって挿入抵抗が生
じ、挿入が完了すると傾斜部5の頂上部に設けた接点部
8に弾性的に接触することによって所定の接触荷重が確
保される。通常の弾性接触片が1枚板状をなすタイプの
雌端子金具においては、接触荷重を大きくするために弾
性撓み部の弾力を強くすると、これに伴って挿入抵抗が
大きくなるために挿入作業が行い難くなる、という事情
がある。
【0004】そこで、高い接触荷重を得ながら挿入抵抗
を低減するための手段として、弾性接触片3には、端子
金具本体1の底板7との連続部分から先端に亘って雄端
子金具の挿入方向に沿ったスリット9が形成されてい
る。このスリット9により、弾性撓み部4、傾斜部5及
び弾性支持部6が幅方向に2つに分断され、分断された
各弾性接触片3の弾力は1枚板状の弾性接触片3のほぼ
半分となる。
【0005】一般に、この種の端子金具において雄端子
金具が雌端子金具に挿入される際、雄端子金具は雌端子
金具に対して傾きなく挿入されるとは限らず、むしろ雄
端子金具が弾性接触片に対して傾斜しながら挿入されて
ここに当接することが多い。すると、雄端子金具は弾性
接触片の側部寄り部分から接触するという、いわゆる片
当たり傾向を呈する。
【0006】したがって、弾性接触片が1枚板状をなす
構造では、雄端子金具の接触時に弾性接触片の全体が撓
み変形してその挿入力を受けるために大きな挿入抵抗が
生じるのに対し、スリット9で2つに分断した構造で
は、片当たり状態のときに雄端子金具が先に当接した方
の弾性接触片3がより大きく撓み変形して挿入力を大き
く分担することから、1枚板状の弾性接触片の全体で挿
入力を受ける構造に比べると挿入抵抗が小さくなる。
【0007】また、スリット9で分断したことに伴い、
挿入完了時に雄端子金具と接触する接点部8が各傾斜部
5,5の頂上位置に夫々突成されている。これにより、
挿入完了状態においては雄端子金具に対して両方の弾性
接触片3,3からの弾力が作用するため、大きな接触荷
重が確保される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように弾性接触
片3を2つに分割したものにおいては、双方の弾性接触
片3,3が共に所定の形状に成形されていないと双方の
弾性接触片3,3の弾力特性が互いに異なってしまい、
その結果、双方の接点部8,8間における接触荷重の不
一致を招き、ひいては接触抵抗値のばらつきに起因する
異常発熱等の電気的不具合の原因となる。
【0009】そこで、双方の弾性接触片3,3を高い精
度で同一形状に成形することによって弾力特性を互いに
一致させることが要求されるのであるが、現実には双方
の弾性接触片3,3の形状、特に弾性撓み部4と弾性支
持部6の曲げ形状を高い精度で一致させることは極めて
難しく、これを実現するためには製造上における品質管
理が複雑となり、コスト高を招くことになる。
【0010】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、製造上における品質管理の簡易化を図りな
がら、接触荷重が不均一になることを防止できるように
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雄端
子金具が挿入される端子金具本体に、雄端子金具の挿入
に伴い押圧されることにより弾性変形して雄端子金具に
接触する弾性接触片が設けられているものにおいて、弾
性接触片には雄端子金具の挿入方向に沿ったスリットが
形成されて弾性接触片が先端側の連結部を残して複数に
分断されている構成としたところに特徴を有する。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、弾性接触片の根元部は折り返し状に曲げられた弾性
撓み部を有し、この弾性撓み部がスリットにより分断さ
れている構成としたところに特徴を有する。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、弾性接触片の連結部は先端側が折り返
し状に曲げられて先端が端子金具本体に接触している構
成としたところに特徴を有する。
【0014】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、雄端子金具と接触する接点
部が連結部に設けられている構成としたところに特徴を
有する。
【0015】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、弾性接触片には雄端子金具
と接触する接点部が複数個設けられている構成としたと
ころに特徴を有する。
【0016】
【作用】請求項1の発明においては、弾性接触片がスリ
ットにより分断されているため、雄端子金具挿入時の挿
入抵抗を低減する機能は従来と同様に発揮される。これ
に加え、先端側が連結部により一体化されている。した
がって、各弾性接触片部が個別的な動きをする傾向が少
なくなり、製造過程で仮に各弾性接触片毎に比較的大き
な誤差が生じて曲げ形状にばらつきが生じたとしても、
これらのばらつきは連結部の存在によって平均化され
る。これにより、雄端子金具との接点部がスリットで分
断された位置に複数に分散して設けられている場合で
も、これら複数の接点部における雄端子金具への接触度
合いが均一化される。
【0017】請求項2の発明では、折り返し状の弾性撓
み部が形成されているから、ここで大部分の弾性変形が
発生するが、この弾性撓み部もスリットで分断されてい
るため、各弾性接触片の撓み変形の独立性が高くなる。
【0018】請求項3の発明では、連結部の折り返し状
に曲げられた先端部分が端子金具本体に接触しているた
め、弾性接触片はその先端において端子金具本体に支え
られていることになる。
【0019】請求項4の発明では、接点部が連結部に設
けられているから、接点部がスリットで分断された位置
に設けられている構造に比べると、接点部の挙動の独立
性が低くなる。
【0020】請求項5の発明では、弾性接触片に複数の
接点部が形成されているから、1つの接点部と雄端子金
具との間に異物が噛み込んでも、他の接点部において雄
端子金具との導通が得られる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スリットで分
断した各弾性接触片の成形精度が高くなくてもその低精
度に起因する成形誤差を連結部によって平均化するよう
になっているから、製造上の品質管理の簡易化と接触荷
重の均一化とを共に実現することができる。
【0022】請求項2の発明によれば、各弾性接触片の
撓み変形の独立性が高いから、雄端子金具挿入時におけ
る挿入抵抗をより低減させることができる。
【0023】請求項3の発明によれば、弾性接触片が先
端の連結部を中空に浮かせた片持ち状態のものである場
合に比べると、連結部の傾きが生じ難く、したがって、
弾性接触片全体の傾きも生じ難く、接触荷重の均一性を
向上させることができる。
【0024】請求項4の発明によれば、接点部がスリッ
トで分断された位置に配置されている構造に比べ、接点
部における雄端子金具への接触度合いがより均一化さ
れ、接触荷重の均一性を向上させることができる。
【0025】請求項5の発明によれば、接点部が複数個
設けられているから、接点部が1個であるものに比べる
と、電気的導通に関して信頼性に優れている。
【0026】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
び図2を参照して説明する。本実施例の雌端子金具は、
電気的導通性を有する所定形状の金属板材を曲げ加工す
ることによって成形され、全体としては電線接続部11
と端子金具本体12と弾性接触片16とからなってい
る。
【0027】電線接続部11は、前後に長い底板13の
両側縁から前後2対の側壁部を立ち上がらせることによ
りインシュレーションバレル11Aとワイヤバレル11
Bとからなる周知の形状をなし、インシュレーションバ
レル11Aは電線(図示せず)の樹脂被覆部に圧着さ
れ、ワイヤバレル11Bは樹脂被覆を剥いて露出させた
芯線に圧着される。
【0028】端子金具本体12は、電線接続部11より
も前方に配置されている。全体として方形断面の箱形を
なし、前端面には雄端子金具(図示せず)が進入可能な
挿入口14が全面に亘って開口されている。この端子金
具本体12の天井板15には、雄端子金具の挿入方向に
沿って下方へ叩き出すことにより、後述する弾性接触片
16との間で雄端子金具のタブを弾性的に挟圧するタブ
接触部15Aが形成されている。
【0029】弾性接触片16は、端子金具本体12の底
板部の前端縁から長さ方向に一定幅の帯状に延出した部
分を曲げ加工することによって形成されている。この弾
性接触片16は、挿入口14の口縁において上方へ18
0°近い角度でU字形に回曲した弾性撓み部17と、こ
の弾性撓み部17から端子金具本体12の中空内を斜め
上向きに後方へ延びる傾斜部18と、この傾斜部18の
先端から下方へ約180°の角度でU字形に回曲してそ
の先端を底板部13に当接させた弾性支持部19とから
構成されている。
【0030】かかる弾性接触片16には、その弾性撓み
部17及び傾斜部18に亘る範囲で雄端子金具の挿入方
向に沿ってスリット20が形成されており、このスリッ
ト20によって弾性撓み部17と傾斜部18は、夫々、
弾性接触片16の幅方向において2つに分断されてい
る。また、傾斜部18の最も天井板15に近い頂上部1
8A及び弾性支持部19は幅方向において一体状をなし
ていて、本発明の構成要件である連結部21を構成して
いる。
【0031】また、傾斜部18の頂上部18Aには、前
記タブ接触部15Aとの間で雄端子金具のタブを挟圧す
る2つの接点部22,22が、幅方向において所定の間
隔を空けた2位置に配置されて形成されている。この2
つの接点部22,22が設けられている位置は、雄端子
金具の挿入方向においてスリット20の形成されている
範囲から後方に外れていて、連結部21の領域内に設定
されている。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
挿入口14から端子金具本体12内に雄端子金具が挿入
されると、そのタブの先端が弾性接触片16の傾斜部1
8の上面に押圧するように接触する。これに伴い、弾性
撓み部17が撓みを生じ、その弾力によって雄端子金具
と弾性接触片16との間には挿入抵抗が生じる。
【0033】このとき、一般にはタブが僅かではあるが
雌端子金具に対して横に傾斜した姿勢で挿入されること
が多いことから、弾性接触片16に対してタブがその右
又は左側のいずれかの側縁だけが接触する状態を呈し、
そのために、スリット20で分断された左右2つの傾斜
部18,18のうちのいずれか一方の傾斜部18に対し
てタブが強く押圧することになる。その結果、このタブ
が強く押圧している側の傾斜部18とこの傾斜部18に
連続している一方の弾性撓み部17のみが挿入力を大き
く分担し、この一方の弾性撓み部17の弾力が挿入抵抗
として作用する。このとき、もう一方の弾性撓み部17
の弾力は殆ど作用することがないため、両方の弾性撓み
部17,17の弾力が挿入抵抗として作用する場合に比
べると、挿入抵抗が小さくなっている。
【0034】雄端子金具の挿入が完了すると、タブは、
タブ接触部15Aと2つの接点部22との間で弾性撓み
部17と弾性支持部19の弾力により弾性的に挟み付け
られた状態となり、このときの接点部22とタブとの間
には、2つの弾性撓み部17,17の弾力と弾性支持部
19の弾力とを合わせた大きな接触荷重が作用すること
になる。
【0035】ここで、2つの接点部22,22間におけ
る接触荷重の大きさについて説明する。本実施例のよう
に傾斜部18と弾性撓み部17を2つに分断したものに
おいては、双方の形状、特に弾性撓み部17の回曲形状
が共に所定の形状に揃っていないと、双方の弾力特性が
互いに異なることになる。この双方の弾性撓み部17,
17間の弾力特性が大きく異なると、2つの接点部2
2,22における接触抵抗値のばらつきに起因する異常
発熱等の電気的不具合を招くことになるため、双方の弾
性撓み部17,17の回曲形状が同じになるように成形
することが要求される。しかし、弾性撓み部17の曲げ
工程において双方の弾性撓み部17,17の回曲形状が
高い精度で一致するように加工することは極めて難し
く、これを実現するためには製造上における品質管理が
複雑となってコスト高を招くことになる。
【0036】ところが、本実施例では、弾性接触片16
の先端側に傾斜部18,18の先端同士を連結するよう
に一枚板状の連結部21が設けられているため、弾性撓
み部17の曲げ工程において仮に双方の弾性撓み部1
7,17間で比較的大きな成形誤差が生じたとしても、
この成形誤差は連結部21の存在によって矯正されてお
り、双方の弾性撓み部17,17の弾力特性がほぼ同じ
となっている。しかも、弾性接触片16は、その先端の
弾性支持部19において端子金具本体12の底板13で
支えられているため、先端が中空に浮いた片持ち状態で
ある場合に比べると、連結部21の姿勢が傾き難く安定
し、2つの接点部22,22の高さも同一に保たれてい
る。このように、2つの弾性撓み部17,17の弾力特
性がほぼ同じであると共に、2つの接点部22,22が
設けられている連結部21の姿勢が安定しているため、
2つの接点部22,22間における接触荷重はほぼ同じ
大きさとなる。
【0037】上記のように本実施例の雌端子金具は、弾
性接触片16にスリット20を形成することによって雄
端子金具の挿入抵抗低減を図ることができる。さらにこ
れに加えて、スリット20で分断した各弾性撓み部17
の成形精度が高くなくてもその低精度に起因する成形誤
差を連結部21によって平均化するようになっているか
ら、製造上の品質管理の簡易化と接触荷重の均一化とを
共に実現することができる。
【0038】また、本実施例では、スリット20で分断
する範囲を雄端子金具が直接接触する傾斜部18だけに
限定せず、弾性撓み部17もスリット20によって分断
する構成としたから、雄端子金具挿入中における双方の
傾斜部18,18の撓み変形の独立性が高くなってお
り、その結果、挿入抵抗の低減効果が向上している。
【0039】さらに、本実施例では、2つの接点部2
2,22がスリット20で分断されている領域にではな
く、幅方向において1枚板状をなす連結部21内に設け
られているから、両接点部22,22がスリット20で
分担されている領域内に設けられているものに比べる
と、双方の接点部22,22間における挙動の独立性が
低く、接触荷重の均一性がより向上している。
【0040】同じく本実施例では、接点部22が2つ設
けられているため、仮に一方の接点部22とタブとの間
に異物が噛み込んで両者の間に電気的導通が得られなく
なったとしても、もう一方の接点部22がタブと接触す
る状態を維持するため、接点部22が1つだけしか設け
られていない場合に比べると、電気的導通に関して信頼
性に優れている。
【0041】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0042】(1)上記実施例では、弾性撓み部17と
傾斜部18の両方に亘ってスリット20を形成した場合
について説明したが、本発明によれば、スリット20で
分断する領域を傾斜部18のみとし、弾性撓み部は幅方
向に連続する1枚板状をなす構成としてもよい。この場
合、タブが先に当接した側の傾斜部18が大きく湾曲変
形することによって挿入力を大きく分担することによ
り、挿入抵抗の低減を図ることができる。
【0043】(2)上記実施例では、弾性支持部19を
形成したことによって弾性接触片16の先端を支持する
ようにしたが、本発明は、弾性接触片が片持ち状に形成
されている場合にも適用することができる。
【0044】(3)上記実施例では、2つの接点部22
を設けた場合について説明したが、本発明によれば、接
点部を1つだけ連結部21に設ける構成としてもよい。
【0045】(4)上記実施例では、接点部22を1枚
板状の連結部21に設ける構成としたが、本発明によれ
ば、スリットで分断する範囲を接点部22が設けられて
いる領域まで延長する構成とすることもできる。この場
合、2つの接点部22,22がスリット20で分断され
た領域内に位置することになるが、この接点部22より
も先端側に連結部を設けることにより、上記実施例と同
じく製造上の品質管理を簡易化しつつ2つの接点部2
2,22間の接触荷重を均一化することが可能である。
【0046】(5)上記実施例では、弾性接触片16を
2つに分断した場合について説明したが、本発明によれ
ば、スリットを2本以上形成して弾性接触片を3つ以上
に分断する構成とすることもできる。
【0047】(6)上記実施例では、弾性接触片16が
端子金具本体12と一体に設けられている場合について
説明したが、本発明は、弾性接触片が端子金具本体とは
別体部品からなるタイプの雌端子金具にも適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部切欠断面図
【図2】弾性接触片の一部切欠斜視部
【図3】従来例の一部切欠断面図
【図4】従来例の弾性接触片の一部切欠斜視図
【符号の説明】
12…端子金具本体 16…弾性接触片 17…弾性撓み部 20…スリット 21…連結部 22…接点部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄端子金具が挿入される端子金具本体
    に、前記雄端子金具の挿入に伴い押圧されることにより
    弾性変形して前記雄端子金具に接触する弾性接触片が設
    けられているものにおいて、 前記弾性接触片には前記雄端子金具の挿入方向に沿った
    スリットが形成されて前記弾性接触片が先端側の連結部
    を残して複数に分断されていることを特徴とする雌端子
    金具。
  2. 【請求項2】 弾性接触片の根元部は折り返し状に曲げ
    られた弾性撓み部を有し、この弾性撓み部がスリットに
    より分断されていることを特徴とする請求項1記載の雌
    端子金具。
  3. 【請求項3】 弾性接触片の連結部は先端側が折り返し
    状に曲げられて先端が端子金具本体に接触していること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雌端子金
    具。
  4. 【請求項4】 雄端子金具と接触する接点部が連結部に
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の雌端子金具。
  5. 【請求項5】 弾性接触片には雄端子金具と接触する接
    点部が複数個設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の雌端子金具。
JP7946495A 1995-03-09 1995-03-09 雌端子金具 Pending JPH08250174A (ja)

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Cited By (3)

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