JPH08249879A - 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置 - Google Patents

同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置

Info

Publication number
JPH08249879A
JPH08249879A JP7055990A JP5599095A JPH08249879A JP H08249879 A JPH08249879 A JP H08249879A JP 7055990 A JP7055990 A JP 7055990A JP 5599095 A JP5599095 A JP 5599095A JP H08249879 A JPH08249879 A JP H08249879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
output
boosted power
internal boosted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7055990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3703517B2 (ja
Inventor
Naoya Watanabe
直也 渡邊
Hisashi Iwamoto
久 岩本
Seiji Sawada
誠二 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP05599095A priority Critical patent/JP3703517B2/ja
Publication of JPH08249879A publication Critical patent/JPH08249879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3703517B2 publication Critical patent/JP3703517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力バッファ用の安定な内部昇圧電源電圧を
発生させて、出力データの高速化、出力データのHレベ
ルの補償及び低消費電力化を図る。 【構成】 内部昇圧電源電圧発生装置7はデータ信号変
化検知器回路とチャージポンプ回路とを有する。データ
信号変化検知器回路は、バーストアドレスRYiによっ
てリード・レジスタ4より順次に読み出されるデータバ
ス5上のリードデータの信号変化毎にパルスを出力し、
そのパルスをトリガとして、チャージポンプ回路は(2
×電源電圧−出力バッファの最終段のトランジスタの閾
値)で与えられるレベルまで昇圧し、上記リードデータ
が出力段8に入力する前に、その昇圧後の電圧を内部昇
圧電源電圧Vppとして出力段8の出力バッファに供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同期型半導体記憶装
置に関するものであり、特にその内部昇圧電源電圧発生
装置および、高速アクセス技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のマイクロプロセッサ(以後、MP
Uと称す)の高速化に伴い、主記憶として用いられるダ
イナミックRAM(以後、DRAMと称す)のアクセス
タイム及びサイクルタイムがボトルネックとなって、シ
ステム全体の性能を落とすということがよく言われてい
る。この対策として、システムの性能を向上させるため
に、DRAMとMPUの間に、SRAMからなるキャッ
シュメモリと呼ばれる高速メモリを置く手段がよく取ら
れるが、SRAMはDRAMに比べて高価なため、パー
ソナルコンピュータなどの比較的安価な装置には適して
いない。このため、安価なDRAMを用いてなおかつシ
ステムの性能を向上させることが求められている。
【0003】これに対する1つの解決方法として、DR
AMをシステムクロックに同期させて連続した数ビット
(例えば8ビット)に高速アクセスすることが可能な、
同期型DRAM(SynchronousDRAM。以後、SDR
AMと称す。)と呼ばれるものが提案されている。以
下、この動作について簡単に説明する。
【0004】図13〜図15に、SDRAMの標準的な
タイミングチャートを示す。従来のDRAMでは、/R
AS,/CASというコントロールピンに同期してアド
レス及び入力データなどを取り込んで動作させていたの
に対し、SDRAMでは、システムクロック信号CLK
の立ち上がりエッジで/RAS,/CAS、アドレス,
データなどを取り込み、動作させる。このように、外部
クロック(CLK)に同期させることの利点は、アドレ
スなどのスキュー(タイミングのずれ)によるデータ入
出力のマージンを確保せずにすみ、サイクルタイムを高
速化できること等があげられる。また、システムによっ
ては、連続した数ビットにアクセスする頻度が高い場合
があり、この連続アクセスタイムを高速にすることによ
って、平均アクセスタイムをSRAMに匹敵させること
ができる。
【0005】図13〜図15に示すように、システムク
ロック信号CLK(以後、単にクロック信号CLKと称
す)の立ち上がりエッジで、外部からの制御信号(ロウ
アドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレススト
ローブ信号/CAS、アドレス信号、データ等)が取り
込まれる。アドレス信号(A0〜A10)は、行アドレ
ス信号Xと列アドレス信号Yとが時分割的に多重化され
て与えられる。ロウアドレスストローブ信号/RASが
クロック信号CLKの立ち上がりエッジにおいて活性状
態の“L”レベルにあれば、そのときのアドレス信号が
行アドレス信号Xとして取り込まれる。
【0006】その後、コラムアドレスストローブ信号/
CASがクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおい
て活性状態の“L”レベルにあれば、そのときのアドレ
ス信号が列アドレス信号Yとして取り込まれる。この取
り込まれた行アドレス信号Xおよび列アドレス信号Yに
従って、SDRAM内において行および列の選択動作が
実施される。行アドレスストローブ信号/RASが
“L”レベルに立ち下がってから所定のクロック期間
(図13〜図15においては、6クロックサイクル)が
経過した後、最初の8ビットデータQ0が出力される。
以降、クロック信号CLKの立ち上がりに応答して、デ
ータが順次に出力される。
【0007】書き込み動作時においては、行アドレス信
号Xの取り込みは、データ読み出し時と同様である。ク
ロック信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、コラム
アドレスストローブ信号/CASおよびライトイネーブ
ル信号/WEがともに活性状態の“L”レベルにあるな
らば、列アドレス信号Yが取り込まれるとともに、その
ときに与えられていたデータD0が最初の書き込みデー
タとして取り込まれる。これらの信号/RASおよび/
CASの立ち下がりに応答して、SDRAM内部におい
ては、行および列選択動作が実行される。クロック信号
CLKに同期して順次に入力データD1,…,D7が取
り込まれ、順次メモリセルにこの取り込まれた入力デー
タが書き込まれる。
【0008】SDRAMにおいては、内部のデータ転送
速度の向上のために、図16に示すようなパイプライン
方式が採用されている。ステージ1はアドレスバッファ
からリード・レジスタまでであり、ステージ2はリード
・レジスタから出力バッファの側に置かれたラッチまで
であり、ステージ3は出力バッファである。これらのス
テージ1〜3中、ステージ1が最も長いステージになる
が、メモリアレイからリード・レジスタまでデータを並
列に転送するため、ここに複数CLK周期を割り当てる
ことが可能であり、CLK周波数を落とすことなくレイ
テンシを増やすだけでリード・レジスタから出力まで容
易にパイプライン動作が行える。
【0009】図17のブロック図及び図18のタイミン
グチャートは、レイテンシ(コラムアドレスが確定して
からデータが出力されるまでのCLKサイクル数)=
4、バースト長(連続して読み書きされるビット数)=
4の読み出しパスを示している。コラムアクセスが開始
すると、コラム選択線(CSL)、プリアンプイネーブ
ル信号(PAE)が活性化され、メモリアレイからリー
ド・レジスタにパラレルデータが一度に転送される。そ
して、パラレルデータはシリアルデータに変換され、リ
ード・レジスタからデータ出力まではパイプライン動作
が行なわれる。すなわち、コラムアクセスが開始してか
ら次のクロック信号CLKをトリガにして内部アドレス
のバーストアドレスを発生し、更に次のクロック信号C
LKをトリガにしてデータが出力される。
【0010】さらに高速なデータ出力の手段として、供
給された内部昇圧電源電圧を出力最終段のNチャネルト
ランジスタのゲートに入力し、データアクセス時間を高
速化している。また、電源電圧Vccのみで動作するN
チャネルトランジスタの出力バッファでは、Nチャネル
トランジスタの閾値Vthのために出力データが(Vc
c−Vth)となり、電源電圧Vccの低電圧化が進む
と出力データが高レベルの閾値レベルに達しないという
問題が生じる。したがって、出力バッファに内部昇圧電
源電圧を供給することで、出力データのNチャネルトラ
ンジスタの閾値損失の補償もしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】SDRAMのような高
速同期型DRAMでは、出力データが100MHz以上
の外部クロックに同期してバースト出力するので、かな
り安定した内部昇圧電源電圧が必要となる。
【0012】ところが、従来の内部昇圧電源電圧は、内
部のオシレータで生成されている。内部のオシレータは
ある一定周期で動作するので、生成される内部昇圧電源
電圧は外部クロックに対して常に安定しているわけでは
ない。さらに内部昇圧電源電圧の供給能力が小さい場合
には、長期の連続データ出力が続くと、内部昇圧電源電
圧レベルが徐々に低くなりデータのアクセス時間が遅く
なってしまうという問題が生じる。この場合、内部のオ
シレータの周期を短くして供給能力を増やしても、デー
タ出力の周期が内部のオシレータの周期よりも長くなっ
た場合には、却って余分な消費電流が増えてしまうとい
う不都合が生じる。
【0013】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、長期の連続データ出力時にお
いても、安定したデータ出力を補償するような高い供給
能力を持ち、しかも消費電力の少ない内部昇圧電源電圧
発生装置を同期型半導体記憶装置内に提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
パイプライン動作を行ってリードデータを出力段より出
力する同期型半導体記憶装置において、前記出力段の前
ステージに於ける前記リードデータの信号変化をトリガ
ーとして内部昇圧電源電圧を発生させ、当該内部昇圧電
源電圧を前記出力段の出力バッファに供給する内部昇圧
電源電圧発生手段を備えたものである。
【0015】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
同期型半導体記憶装置における前記内部昇圧電源電圧発
生手段は、前記リードデータの信号変化に応じて、前記
出力バッファの最終段のトランジスタの閾値分の損失を
補償可能なレベルにまで電源電圧レベルを昇圧し、当該
昇圧後の電圧を前記内部昇圧電源電圧として出力する。
【0016】請求項3に係る発明では、請求項2記載の
同期型半導体記憶装置における前記内部昇圧電源電圧発
生手段は、前記リードデータの信号変化毎に前記電源電
圧レベルをそのハイレベルとするパルスを出力するデー
タ信号変化検知器回路と、前記パルスの入力に応じて、
前記電源電圧レベルを(2×前記電源電圧−前記閾値)
で与えられるレベルに昇圧して前記内部昇圧電源電圧を
生成・出力するチャージポンプ回路とを備えている。
【0017】請求項4に係る発明は、パイプライン動作
を行ってリードデータを出力段より出力する同期型半導
体記憶装置において、前記出力段の前ステージに於ける
前記リードデータの信号変化の内で前記出力段の出力デ
ータをローレベルからハイレベルへと変化させる信号変
化のみをトリガーとして内部昇圧電源電圧を発生させ、
当該内部昇圧電源電圧を前記出力段の出力バッファに供
給する内部昇圧電源電圧発生手段を備えたものである。
【0018】請求項5に係る発明では、請求項4記載の
同期型半導体記憶装置における前記内部昇圧電源電圧発
生手段が、前記ローレベルから前記ハイレベルへと変化
する前記出力データに対応した前記リードデータの信号
変化に応じて前記出力バッファの最終段のトランジスタ
の閾値分の損失を補償可能なレベルにまで電源電圧レベ
ルを昇圧し、当該昇圧後の電圧を前記内部昇圧電源電圧
として出力するものとしている。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項5記載の同
期型半導体記憶装置における前記内部昇圧電源電圧発生
手段が、前記ローレベルから前記ハイレベルへと変化す
る前記出力データに対応した前記リードデータの信号変
化が入力したときのみ、前記電源電圧レベルをそのハイ
レベルとするパルスを出力するデータ信号変化検知器回
路と、前記パルスの入力に応じて、前記電源電圧レベル
を(2×前記電源電圧−前記閾値)で与えられるレベル
に昇圧して前記内部昇圧電源電圧を生成・出力するチャ
ージポンプ回路とを備えたものである。
【0020】請求項7に係る発明は、2以上の語構成を
有し、パイプライン動作を行う同期型半導体記憶装置に
おいて、各出力段毎に、当該出力段の前ステージに於け
るリードデータの信号変化に応じて内部昇圧電源電圧を
発生させ、その内部昇圧電源電圧を当該出力段の出力バ
ッファに供給する内部昇圧電源電圧発生手段を設けたも
のである。
【0021】請求項8に係る発明では、請求項7記載の
同期型半導体記憶装置における前記内部昇圧電源電圧発
生手段の各々は、対応する前記リードデータの信号変化
の内で対応する前記出力段の出力データをローレベルか
らハイレベルへと変化させる信号変化のみをそのトリガ
ーとして、対応する前記内部昇圧電源電圧を発生させる
ものである。
【0022】請求項9に係る発明は、請求項7又は請求
項8記載の同期型半導体記憶装置において、前記内部昇
圧電源電圧発生手段の各々の出力に接続される容量を共
通化したものである。
【0023】請求項10に係る発明は、パイプライン動
作を行ってリードデータを少なくとも一つの出力段の出
力バッファより出力する同期型半導体記憶装置において
用いられ、前記出力バッファに内部昇圧電源電圧を供給
する内部昇圧電源電圧発生装置であって、前記出力段に
入力する前の段階での前記リードデータの信号変化に応
じて内部昇圧電源電圧を発生させるものである。
【0024】請求項11に係る発明は、請求項10記載
の内部昇圧電源電圧発生装置において、前記リードデー
タの信号変化を、前記出力バッファより出力されるデー
タがローレベルからハイレベルへと変化する際の対応す
るリードデータの信号変化のみに限定したものである。
【0025】
【作用】請求項1記載の同期型半導体記憶装置では、内
部昇圧電源電圧発生手段は、出力段の前ステージに於け
るリードデータの信号変化をそのトリガーとして内部昇
圧電源電圧を発生させ、それを出力バッファに供給す
る。
【0026】請求項2記載の同期型半導体記憶装置で
は、内部昇圧電源電圧発生手段は、前ステージのリード
データの信号変化に応じて、電源電圧レベルを出力バッ
ファの最終段のトランジスタの閾値分の損失を補償可能
なレベルにまで昇圧し、昇圧後の電圧を内部昇圧電源電
圧として出力する。これにより、出力バッファは、上記
閾値分の損失を受けることのないデータを安定して出力
する。
【0027】請求項3記載の同期型半導体記憶装置で
は、データ信号変化検知器回路は、リードデータの信号
変化が入力する毎にパルスを発生させ、そのパルスをチ
ャージポンプ回路に出力する。チャージポンプ回路は、
入力したパルスが与える電源電圧レベルを(2×電源電
圧−閾値)で与えられるレベルまで昇圧して、その昇圧
後の電圧を内部昇圧電源電圧として出力バッファに供給
する。
【0028】請求項4記載の同期型半導体記憶装置で
は、内部昇圧電源電圧発生手段は、ローレベルからハイ
レベルへと変化する出力データに対応した前ステージの
リードデータの信号変化をそのトリガーとして受けて内
部昇圧電源電圧を発生させ、それを出力バッファに供給
する。
【0029】請求項5記載の同期型半導体記憶装置で
は、内部昇圧電源電圧発生手段は、ローレベルからハイ
レベルへと変化する出力データに対応した前ステージの
リードデータの信号変化の入力に対してのみ、電源電圧
レベルを出力バッファの最終段のトランジスタの閾値分
の損失を補償可能なレベルにまで昇圧し、昇圧後の電圧
を内部昇圧電源電圧として出力する。これにより、出力
バッファは、上記閾値分の損失を受けることなく、ロー
レベルからハイレベルへと変化する出力データを安定し
て出力する。
【0030】請求項6記載の同期型半導体記憶装置で
は、データ信号変化検知器回路は、ローレベルからハイ
レベルへと変化する出力データに対応したリードデータ
の信号変化の入力を受けて、パルスをチャージポンプ回
路に出力する。チャージポンプ回路は、入力したパルス
が与える電源電圧レベルを(2×電源電圧−閾値)で与
えられるレベルまで昇圧して、その昇圧後の電圧を内部
昇圧電源電圧として出力バッファに供給する。
【0031】請求項7記載の同期型半導体記憶装置で
は、内部昇圧電源電圧発生手段の各々は、リードデータ
が出力段に入力する前の段階で、当該リードデータの信
号変化に応じて内部昇圧電源電圧を発生させ、それを出
力バッファに供給する。
【0032】請求項8記載の同期型半導体記憶装置で
は、内部昇圧電源電圧発生手段の各々は、出力データを
ローレベルからハイレベルへと変化させるリードデータ
が出力段に入力する前の段階で、当該リードデータの信
号変化をそのトリガーとして内部昇圧電源電圧を発生さ
せ、それを出力バッファに供給する。
【0033】請求項9記載の同期型半導体記憶装置で
は、各容量の和が各内部昇圧電源電圧発生手段の実際の
容量となり、大容量化される。
【0034】請求項10記載の内部昇圧電源電圧発生装
置は、リードデータが出力段に入力する前の段階で、当
該リードデータの信号変化に応じて内部昇圧電源電圧を
発生させて出力バッファに供給する。
【0035】請求項11記載の内部昇圧電源電圧発生装
置は、出力データをローレベルからハイレベルへと変化
させるリードデータが出力段に入力する前の段階で、当
該リードデータの信号変化に応じて内部昇圧電源電圧を
発生させ、それを出力バッファに供給する。
【0036】
【実施例】この発明は、パイプライン動作を行なう同期
型半導体記憶装置において、データ出力段の前ステージ
のリードデータを利用して、出力段用の内部昇圧電源電
圧を発生させることとしている。以下、各実施例につい
て詳述する。
【0037】(実施例1)図1のブロック図に、本発明
に係る同期型半導体記憶装置において用いられる内部昇
圧電源電圧の発生構成の第1の実施例を示す。その他の
構成は、従来技術で述べたのと同一である。図1は、リ
ード時のコラムアドレス入力からデータ出力までのアク
セスパスを示している。1はアドレスバッファを、2は
コラムデコーダを、3はセンスアンプを、4はリード・
レジスタを、5はデータバスないしはリードバスを、6
はラッチを、7は内部昇圧電源電圧発生装置を、8は出
力段を、9はバースト・アドレス・カウンタを、10は
DOT信号発生回路を、ext.Addressは外部
アドレス信号を、int.CLKはシステムクロック信
号より生成された内部クロック信号を、Qはデータ出力
を、DOTはデータ出力トリガー信号を、CSLはコラ
ム選択線を、Vppは内部昇圧電源電圧を、PAEはリ
ード・レジスタ4内部のアンプをイネーブルとするため
のプリアンプイネーブル信号を、それぞれ示す。
【0038】まず、ステージ1で、外部アドレス信号e
xt.Addressが与えるコラムアドレスをアドレ
スバッファ1に取り込み、それをコラムデコーダ2でデ
コードすることによりコラム選択線CSLが選択され、
その結果、センスアンプ3を介してデータがリード・レ
ジスタ4に転送される。
【0039】次にステージ2で、バースト・アドレス・
カウンタ9により生成された内部バーストアドレスRY
iによって、リード・レジスタ4から順次にデータがリ
ードバス(データバス)5に伝達される。
【0040】最後のステージ3では、ラッチ6を経て出
力段8からデータが出力される。
【0041】図1の内部昇圧電源電圧発生装置7は出力
段8内の出力バッファに内部昇圧電源電圧Vppを供給
するものであって、その内部にチャージポンプ回路を有
しており、当該チャージポンプ回路はステージ2におけ
るリードデータの信号変化をトリガーにして動作する。
【0042】図2に、第1の実施例のタイミングチャー
トを示す。同図中、外部クロックext.CLKはシス
テムクロック信号を示す。時刻T1においてコラムアク
セスが開始してから、時刻T3におけるシステムクロッ
ク信号ext.CLKをトリガにして内部アドレスのバ
ーストアドレスRYiを発生し、リードバス5にリード
データR1が伝達される。更に時刻T4におけるシステ
ムクロック信号ext.CLKをトリガにしてデータ出
力トリガー信号DOTが発生し、データQ1が出力され
る。以後、同様にしてデータQ2,Q3,Q4が順次に
出力される。その際、内部昇圧電源電圧Vppは、リー
ドバス5に伝達されるリードデータ(R1、R2、R
3、R4)の信号変化をトリガーにして発生され、出力
段8の出力バッファに供給される。
【0043】図3は内部昇圧電源電圧発生装置7の構成
図を示しており、当該装置7はデータ信号変化検知器回
路11及びチャージポンプ回路12から構成されてい
る。又、図4は、出力段8内の出力バッファの構成図を
示している。同図中、13はレベルシフタ、14は遅延
段、15はPチャネルトランジスタ、16,N1及びN
2の各々はNチャネルトランジスタ、入力INはラッチ
6から出力されたリードデータである。
【0044】更に図5に、出力バッファ内のレベルシフ
タ13の具体的な構成図を示す。同図中、17はインバ
ータ、18及び21はNチャネルトランジスタ、19及
び20はPチャネルトランジスタである。
【0045】図4のレベルシフタ13は、リードデータ
の“H”レベルを、電源電圧レベル(Vcc)から内部
昇圧電源電圧レベルVppへ変換する。即ち、図5にお
いて、電源電圧レベル(Vcc)から“L”レベルへと
変化するリードデータINが入力すると、両トランジス
タ18,20がオンからオフへ変わり、他方、両トラン
ジスタ21,19がオンする結果、“L”レベルのデー
タが出力される。従って、図4のPチャネルトランジス
タ15がオンし、他方、Nチャネルトランジスタ16が
オフして、出力バッファの最終段のNチャネルトランジ
スタN1のゲートには内部昇圧電源電圧レベル(Vp
p)が印加されることとなる。これにより、高速なデー
タ出力及び、NチャネルトランジスタN1の閾値電圧分
の損失を補償することができる。逆に、“L”レベルか
ら電源電圧レベル(Vcc)へと変化するリードデータ
INが入力するときは、図5の両トランジスタ18,2
0がオンし、両トランジスタ21,19がオフする結
果、レベルシフタ13の出力は内部昇圧電源電圧(Vp
p)レベルまで昇圧する。このときは、図4のNチャネ
ルトランジスタ16及びN2がオンする結果、出力デー
タQは“L”レベルとなる。
【0046】図6に、図3のチャージポンプ回路12の
一実施例の構成図を示す。同図中、22はインバータ、
23〜25の各々はキャパシタ、26〜29の各々はN
チャネルトランジスタ、IN6は図3のデータ信号変化
検知器回路11の出力である。
【0047】又、図7に、チャージポンプ回路12の動
作波形図を示す。図7中、Vthは各Nチャネルトラン
ジスタの閾値電圧である。
【0048】図7に示すように、チャージポンプ回路1
2の動作安定状態では、ノード601が(Vcc−Vt
h)から(2Vcc−Vth)にあり、ノード602及
び603が共にVccから2Vccにあるので、その出
力である内部昇圧電源電圧Vppのレベルは(2Vcc
−Vth)の電位レベルで安定する。よって、チャージ
ポンプ回路12は、入力IN6の立ち上がり応じて、
(Vcc+Vth)以上のレベル、即ち(2Vcc−V
th)のレベルを有する内部昇圧電源電圧Vppを、図
1の出力段8に供給することができる。
【0049】図8は、図3に示したデータ信号変化検知
器回路11の具体的一実施例を示す。同回路11は、遅
延段30とEx.ORゲート31とを有する。入力IN
8は、リードデータである。遅延段30は、出力信号O
UT8のパルス幅を決めるものである。同回路11は、
入力IN8がレベル変化をおこす毎に、1パルスを出力
信号OUT8として出力する。
【0050】図6に示したチャージポンプ回路12の入
力IN6には、データ信号変化検知器回路11の出力信
号OUT8が入力され、チャージポンプ回路12が動作
する。したがって、ステージ2において、データバス上
のリードデータが変化する毎にデータ信号変化検知器回
路11が1パルスを出力し、その1パルス(OUT8)
を受けてチャージポンプ回路12は動作して内部昇圧電
源電圧Vppを発生させ、ステージ3において出力段8
が上記リードデータの信号変化を受けて動作する以前
に、出力段8内の出力バッファへ、チャージポンプ回路
12は内部昇圧電源電圧Vppを供給することができ
る。
【0051】また、連続して同じデータが続く場合に
は、出力段8の出力バッファが動作しないので、チャー
ジポンプ回路を動作させる必要がなく、実際その場合に
は、図6のチャージポンプ回路12は動作しない。これ
により、長期の連続したデータ出力に対しても、安定し
たアクセスタイムを維持することができる。
【0052】図1の実施例ではステージ数が3の場合を
述べているが、ステージ数は3以上に分割されていても
よく、この場合内部昇圧電源電圧は出力段のステージの
よりも前のいずれかのステージのリードデータの変化を
トリガーにして発生するように構成することが出来る。
【0053】(実施例2)第1の実施例では、ステージ
2におけるリードデータの信号変化をトリガーにしてチ
ャージポンプ回路を動作させていたが、図4に示してい
るように、出力段で内部昇圧電源電圧Vppが消費され
るのは、“L→H”へと変化するデータを出力するとき
のみである。
【0054】そこで、図9のタイミングチャートに示す
ような第2の実施例が考えられる。即ち、図9に示すよ
うに、“L→H→L→H”と変化するデータ出力(Q1
〜Q4)に対して、内部昇圧電源電圧Vppは、“L→
H”のデータ出力を与えるステージ2のリードデータ
(図9のR2及びR4)のみをトリガーとして発生され
る。“L”レベルのデータ出力時は出力バッファにおい
て内部昇圧電源電圧Vppが消費されないので(図4で
N1がオフ、N2がオン)、チャージポンプ回路を動作
させなくても、内部昇圧電源電圧Vppは安定した値を
保つ。従って、図1の内部昇圧電源電圧発生装置7を、
“H”レベルのデータQが出力するときにのみそのチャ
ージポンプ回路を動作させるような構成とするならば、
内部昇圧電源電圧発生装置7の消費電流を低減させる効
果が得られる。
【0055】図10は、上記内部昇圧電源電圧発生装置
7を構成するデータ信号変化検知器回路11Aの具体的
一実施例を示す。同図において、32及び34はインバ
ータ、33は遅延段、35はANDゲートである。な
お、上記内部昇圧電源電圧発生装置7のチャージポンプ
回路は、図6に示したものと同じ構成でも良い。
【0056】図10のデータ信号変化検知器回路11A
は、リードデータである入力信号IN10が“H→L”
へ変化する時のみ、1パルスを出力する。そのときのパ
ルス幅は、遅延段33の遅延時間により定まる。従っ
て、このデータ信号変化検知器回路11Aにステージ2
のデータ(=/Q:Qの反転)を入力し、データ信号変
化検知器回路11Aの出力信号OUT10を図7のチャ
ージポンプ回路12に供給することで、内部昇圧電源電
圧発生装置7は、“L→H”のデータ出力時にのみ内部
昇圧電源電圧Vppを発生させることができる。これに
より、内部昇圧電源電圧発生装置7の低消費電力化が図
られる。
【0057】(実施例3)図11は、第3の実施例の特
徴部を示す。同図は、語構成が(n+1)である同期型
半導体記憶装置の各出力ピンDQ0〜DQnの出力段側
の構成を示している。上記同期型半導体記憶装置は第1
の実施例で述べたようなパイプライン動作を行い、各出
力ピンDQ0〜DQnの出力段80〜8nに、上記ステー
ジ2のリードバス50〜5n上のリードデータの信号変化
をトリガーとする内部昇圧電源電圧発生装置70〜7n
それぞれ備えられている。
【0058】図11における各出力段80〜8nの内部昇
圧電源電圧発生装置70〜7nは、第2の実施例と同じ構
成になっている。すなわち、出力段が“L→H”に遷移
するデータを出力するときにのみ、チャージポンプ回路
を動作させることとしており、これによって消費電流が
削減される効果が得られる。
【0059】(実施例4)図12は、第4の実施例に係
る同期型半導体記憶装置の特徴部を示す。この第4の実
施例の同期型半導体記憶装置は、第1の実施例で述べた
ようなパイプライン動作を行う同期型半導体記憶装置の
各出力ピンDQ0〜DQnの構成を示している。各出力
段80〜8n毎に設けられた内部昇圧電源電圧発生装置7
0〜7nの構成は、第3の実施例と同じである。従って、
各内部昇圧電源電圧発生装置80〜8nで生じる消費電力
は低減化されている。
【0060】図12の容量C1(C10〜C1n)は、内
部昇圧電源電圧Vppを蓄積させるものである。そし
て、各出力バッファ用の内部昇圧電源電圧の各容量C1
0〜C1nは、それぞれ接続されて共通化されている。各
内部昇圧電源電圧発生装置に一つの容量C1だけが付加
されている場合よりも、本実施例のように(n+1)倍
の容量が付加されている方が内部昇圧電源電圧Vppは
安定になる。したがって、本実施例では、個々の容量を
共通化し大容量化することにより、内部昇圧電源電圧を
安定にさせる効果がある。
【0061】以上のように、各実施例1〜4によれば、
出力バッファ用の安定な内部昇圧電源電圧Vppが得ら
れ、出力データの高速化及び“H”レベルの補償を達成
することができる。更に、実施例2,3,4によれば、
内部昇圧電源電圧生成時における消費電力を小さくする
ことができるという利点も得られる。加えて、実施例4
によれば、内部昇圧電源電圧の各容量を共通化して大容
量にすることができ、その結果、内部昇圧電源電圧を安
定化させることができる利点もある。
【0062】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、出力バッ
ファ用の安定した内部昇圧電源電圧を得ることができ、
安定した高速データ出力を可能とすることができる。特
に、長期の連続したデータ出力に対しても、安定したア
クセスタイムを維持することが可能となる。
【0063】請求項2に係る発明によれば、出力バッフ
ァの最終段のトランジスタの閾値分による出力データの
損失を補償することができる。
【0064】請求項3に係る発明によれば、出力バッフ
ァの最終段のトランジスタの閾値分による出力データの
損失を補償することができる。
【0065】請求項4に係る発明によれば、出力バッフ
ァ用の安定した内部昇圧電源電圧を得ることができ、安
定した高速データ出力を可能とすることができると共
に、特に、ローレベルからハイレベルへのデータ出力時
にのみ内部昇圧電源電圧を発生させることができるの
で、内部昇圧電源電圧発生時における消費電力を低減さ
せることができる効果がある。
【0066】請求項5に係る発明によれば、出力バッフ
ァの最終段のトランジスタの閾値分による出力データの
損失を補償することができる。
【0067】請求項6に係る発明によれば、出力バッフ
ァの最終段のトランジスタの閾値分による出力データの
損失を補償することができる。
【0068】請求項7に係る発明によれば、各出力段毎
に、安定した内部昇圧電源電圧を発生させる内部昇圧電
源電圧発生手段を設けることができ、複数の語構成の同
期型半導体記憶装置においても、出力データの高速化及
び長期の連続したデータ出力に対するアクセスタイムの
安定化を実現することが可能となる。
【0069】請求項8に係る発明によれば、複数の語構
成の同期型半導体記憶装置においても、内部昇圧電源電
圧発生時における消費電力の低減化を実現することがで
きる。
【0070】請求項9に係る発明によれば、内部昇圧電
源電圧をより一層安定化させることができる。
【0071】請求項10に係る発明によれば、データ出
力に対して安定した内部昇圧電源電圧を発生させて同期
型半導体記憶装置に供給することが可能な内部昇圧電源
電圧発生装置を実現することができる。
【0072】請求項11に係る発明によれば、ローレベ
ルからハイレベルへ変化するデータを出力する時にだけ
必要な内部昇圧電源電圧を同期型半導体記憶装置に供給
し、それ以外のときには内部昇圧電源電圧を発生させな
いので、内部昇圧電源電圧発生装置の低消費電力化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における同期型半導体記憶装置の内部
昇圧電源電圧の発生構成の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】 本発明による内部昇圧電源電圧の発生動作の
一実施例を説明するタイミング図である。
【図3】 本発明における内部昇圧電源電圧発生装置の
一実施例を示す構成図である。
【図4】 出力バッファ回路の具体的構成を示す図であ
る。
【図5】 レベルシフタ回路の具体的構成を示す図であ
る。
【図6】 チャージポンプ回路の具体的構成を示す図で
ある。
【図7】 チャージポンプ回路の動作を示す信号波形図
である。
【図8】 本発明におけるデータ信号変化検知回路の一
実施例を示す構成図である。
【図9】 本発明による内部昇圧電源電圧の発生動作の
他の一実施例を説明するタイミングチャートである。
【図10】 本発明におけるデータ信号変化検知器回路
の他の一実施例を示す構成図である。
【図11】 本発明における内部昇圧電源電圧の発生構
成の他の一実施例を示す構成図である。
【図12】 本発明における内部昇圧電源電圧の発生構
成のさらに他の一実施例を示す構成図である。
【図13】 SDRAMの標準的な動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図14】 SDRAMの標準的な動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図15】 SDRAMの標準的な動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図16】 SDRAMのパイプライン方式を示す構成
図である。
【図17】 SDRAMのパイプライン方式を示す構成
図である。
【図18】 SDRAMのパイプライン動作を説明する
タイミングチャートである。
【符号の説明】
4 リードレジスタ、6 ラッチ、7 内部昇圧電源電
圧発生装置、8 出力段、Q データ出力、DQ 出力
ピン、Vpp 内部昇圧電源電圧、11 データ信号変
化検知器回路、12 チャージポンプ回路、13 レベ
ルシフタ、C1容量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 誠二 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社北伊丹製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプライン動作を行ってリードデータ
    を出力段より出力する同期型半導体記憶装置において、 前記出力段の前ステージに於ける前記リードデータの信
    号変化をトリガーとして内部昇圧電源電圧を発生させ、
    当該内部昇圧電源電圧を前記出力段の出力バッファに供
    給する内部昇圧電源電圧発生手段を、備えたことを特徴
    とする同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同期型半導体記憶装置に
    おいて、 前記内部昇圧電源電圧発生手段は、前記リードデータの
    信号変化に応じて、前記出力バッファの最終段のトラン
    ジスタの閾値分の損失を補償可能なレベルにまで電源電
    圧レベルを昇圧し、当該昇圧後の電圧を前記内部昇圧電
    源電圧として出力することを特徴とする同期型半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の同期型半導体記憶装置に
    おいて、 前記内部昇圧電源電圧発生手段は、 前記リードデータの信号変化毎に前記電源電圧レベルを
    そのハイレベルとするパルスを出力するデータ信号変化
    検知器回路と、 前記パルスの入力に応じて、前記電源電圧レベルを(2
    ×前記電源電圧−前記閾値)で与えられるレベルに昇圧
    して前記内部昇圧電源電圧を生成・出力するチャージポ
    ンプ回路とを、備えたことを特徴とする同期型半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 パイプライン動作を行ってリードデータ
    を出力段より出力する同期型半導体記憶装置において、 前記出力段の前ステージに於ける前記リードデータの信
    号変化の内で前記出力段の出力データをローレベルから
    ハイレベルへと変化させる信号変化のみをトリガーとし
    て内部昇圧電源電圧を発生させ、当該内部昇圧電源電圧
    を前記出力段の出力バッファに供給する内部昇圧電源電
    圧発生手段を、備えたことを特徴とする同期型半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の同期型半導体記憶装置に
    おいて、 前記内部昇圧電源電圧発生手段は、前記ローレベルから
    前記ハイレベルへと変化する前記出力データに対応した
    前記リードデータの信号変化に応じて前記出力バッファ
    の最終段のトランジスタの閾値分の損失を補償可能なレ
    ベルにまで電源電圧レベルを昇圧し、当該昇圧後の電圧
    を前記内部昇圧電源電圧として出力することを特徴とす
    る同期型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の同期型半導体記憶装置に
    おいて、 前記内部昇圧電源電圧発生手段は、 前記ローレベルから前記ハイレベルへと変化する前記出
    力データに対応した前記リードデータの信号変化が入力
    したときのみ、前記電源電圧レベルをそのハイレベルと
    するパルスを出力するデータ信号変化検知器回路と、 前記パルスの入力に応じて、前記電源電圧レベルを(2
    ×前記電源電圧−前記閾値)で与えられるレベルに昇圧
    して前記内部昇圧電源電圧を生成・出力するチャージポ
    ンプ回路とを、備えたことを特徴とする同期型半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 2以上の語構成を有し、パイプライン動
    作を行う同期型半導体記憶装置において、 各出力段毎に、 当該出力段の前ステージに於けるリードデータの信号変
    化に応じて内部昇圧電源電圧を発生させ、その内部昇圧
    電源電圧を当該出力段の出力バッファに供給する内部昇
    圧電源電圧発生手段を、備えたことを特徴とする同期型
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の同期型半導体記憶装置に
    おいて、 前記内部昇圧電源電圧発生手段の各々は、対応する前記
    リードデータの信号変化の内で対応する前記出力段の出
    力データをローレベルからハイレベルへと変化させる信
    号変化のみをそのトリガーとして、対応する前記内部昇
    圧電源電圧を発生させることを特徴とする同期型半導体
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載の同期型半導
    体記憶装置において、 前記内部昇圧電源電圧発生手段の各々の出力に接続され
    る容量を共通化していることを特徴とする同期型半導体
    記憶装置。
  10. 【請求項10】 パイプライン動作を行ってリードデー
    タを少なくとも一つの出力段の出力バッファより出力す
    る同期型半導体記憶装置において用いられ、前記出力バ
    ッファに内部昇圧電源電圧を供給する内部昇圧電源電圧
    発生装置であって、 前記出力段に入力する前の段階での前記リードデータの
    信号変化に応じて内部昇圧電源電圧を発生させることを
    特徴とする、内部昇圧電源電圧発生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の内部昇圧電源電圧発
    生装置において、 前記リードデータの信号変化とは、前記出力バッファよ
    り出力されるデータがローレベルからハイレベルへと変
    化する際の対応するリードデータの信号変化のみを指す
    ことを特徴とする、内部昇圧電源電圧発生装置。
JP05599095A 1995-03-15 1995-03-15 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置 Expired - Fee Related JP3703517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05599095A JP3703517B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05599095A JP3703517B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08249879A true JPH08249879A (ja) 1996-09-27
JP3703517B2 JP3703517B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=13014532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05599095A Expired - Fee Related JP3703517B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3703517B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6734717B2 (en) 2001-12-29 2004-05-11 Hynix Semiconductor Inc. Charge pump circuit
WO2015198804A1 (ja) * 2014-06-26 2015-12-30 ソニー株式会社 送信装置および通信システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6734717B2 (en) 2001-12-29 2004-05-11 Hynix Semiconductor Inc. Charge pump circuit
WO2015198804A1 (ja) * 2014-06-26 2015-12-30 ソニー株式会社 送信装置および通信システム
JPWO2015198804A1 (ja) * 2014-06-26 2017-04-20 ソニー株式会社 送信装置および通信システム
US10230913B2 (en) 2014-06-26 2019-03-12 Sony Corporation Transmitter and communication system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3703517B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7280430B2 (en) Semiconductor memory device
KR100256004B1 (ko) 반도체 기억 장치 시스템 및 반도체 기억 장치
KR100398165B1 (ko) 반도체집적회로장치
US5696729A (en) Power reducing circuit for synchronous semiconductor device
US5535171A (en) Data output buffer of a semiconducter memory device
US7471578B2 (en) Internal voltage generation control circuit and internal voltage generation circuit using the same
EP0630024B1 (en) Semiconductor memory device
JPH07201172A (ja) 半導体記憶装置
US6466075B2 (en) Clock signal generator for generating signal with differing phase for an integrated circuit
US6337833B1 (en) Memory device
US20040100856A1 (en) Semiconductor memory device adaptive for use circumstance
JP3375504B2 (ja) パルス発生回路および半導体記憶装置
JP3681877B2 (ja) 半導体装置の内部クロック発生回路及び内部クロック発生方法
JP2828942B2 (ja) 半導体メモリの昇圧回路
JP3703517B2 (ja) 同期型半導体記憶装置及び内部昇圧電源電圧発生装置
KR100798795B1 (ko) 내부 어드레스 생성장치 및 그의 구동방법
JPH08297969A (ja) ダイナミック型半導体記憶装置
JPH10125072A (ja) 半導体メモリ装置
KR100296920B1 (ko) 반도체메모리장치의 데이터 기록 동작 제어 장치
US7274620B2 (en) Semiconductor memory device
KR100510458B1 (ko) 동기식 반도체 기억 장치를 위한 어드레스 래치장치 및 방법
KR100219491B1 (ko) 자동 프리차지 뱅크 선택 회로
US5963501A (en) Dynamic clock signal generating circuit for use in synchronous dynamic random access memory devices
JP3416712B2 (ja) 同期型半導体記憶装置
JP2002184177A (ja) チャージポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080729

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees