JPH08249034A - ロボット制御方法及びその装置 - Google Patents

ロボット制御方法及びその装置

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JPH08249034A
JPH08249034A JP5284395A JP5284395A JPH08249034A JP H08249034 A JPH08249034 A JP H08249034A JP 5284395 A JP5284395 A JP 5284395A JP 5284395 A JP5284395 A JP 5284395A JP H08249034 A JPH08249034 A JP H08249034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】復帰作業に人を介在せず、人身への安全性を向
上し自動化の実現により稼働率を向上させる。また、テ
ィーチングでは、手間のかからないロボット制御方法を
提供することを目的とする。 【構成】ワーク軌跡の始点と終点間のベクトル量を予め
求めておき、ワーク挿入動作の途中でワークが停止した
とき、現在位置より前記ベクトル量だけ、前記ワークを
挿入開始点方向へ移動し復帰させるように構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNCロボットの制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のNCロボットの制御方法におけ
る、復帰,ティーチングは次のように行っていた。
【0003】まず復帰動作において、図1のロボット構
成図及び図2の制御部の内部構造に示すような構造を持
つX,Y,Zの直交型3軸NCロボットにおいて図3
(挿入時の座標)に示すように、空間(X,Y,Z)
で、任意の位置S点から出発してA点へ到着した時点か
ら考えてみる。
【0004】ここで、図6〜図8はワーク挿入の様子を
示す図であり、直線補間移動におけるY−Z平面の断面
構造図として示した図である。すなわち、図6は、挿入
の始点にいる状態を示し、図7は挿入の途中で、非常停
止により停止した状態を示しており、図8は、図6,図
7のX−YとY−Zの平面座標図である。
【0005】次に、A点とB点間の移動は直線補間を行
い、図6〜図8に示す様にワークを斜めに挿入するもの
とする。
【0006】ここで、直線補間の始点Aの座標を(XA
,YA ,ZA )とし、終点Bの座標を(XB ,YB ,
ZB )とする。
【0007】いま、現象としてワークの挿入中に何らか
の原因でロボットの制御部に対し非常停止がかかった場
合、図7に示すように、ワークがフィンガーに把握され
たまま挿入の途中の状態で停止してしまうことがある。
【0008】従来、このような状態から復帰しようとし
て制御部をリセットすると、ロボットの各軸は原点出し
を行なおうとして、各々単一の軸が動作をはじめる。こ
のような事が起ると、フィンガーに無理な力が加わっ
て、機械的損傷に至ることは容易に想像できる。
【0009】従って、従来その復帰作業は人手によりワ
ークの把握を解除し、ロボットの操作は周辺機器との機
械的接触の危険性と排除した後に行っていた。
【0010】一方ティーチングにおいて、直線補間が図
6の状態にある時のA点,B点のティーチングは従来、
次の例の様に行っていた。
【0011】すなわち、B点はワーク単体をB点まで人
手で挿入し、これをロボットのフィンガーで把握した点
をティーチングしていた。
【0012】A点は図8に示すように、ワークの機械図
面からX−Y平面を読み取り、B点に対するA点の関係
を読み取れば、XA =XB +xAB,YA =YB +yABと
なる。
【0013】Z座標については、図6に示すように、A
点とB点の差であるベクトルVをワークの機械図面から
読み取り、ベクトルVの大きさをγとし、ベクトルVと
Y座標との角度をθとすれば、ZAB=γsin θとなり、
ZA =ZB −zABとなる(図8参照)。
【0014】また、図9に示す様にワークがフィンガー
とともに被挿入部に入り込んでいくこともある。この場
合、ワークに取り付けられたフィンガーの挿入終了点
(以下、B1 点)のティーチングは前記の方法では困難
であり、X,Y,Zの各軸を微妙にインチングしながら
B1点へ到達していた。
【0015】また、ワークに取り付けられたフィンガー
の挿入開始点(以下、A1 点)のティーチングは前記A
点と同様にワークの機械図面とB1 点の関係から読み取
っていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとし
ている課題は、復帰の場合とティーチングの場合に対
し、以下のようになる。
【0017】まず復帰動作において、従来例では復帰作
業に人手が介在しているため、人身への安全性低下の問
題やロボットを組み込んだシステムの自動化の実現を妨
げ、稼働率を下げていた。
【0018】一方ティーチングにおいては、従来、ティ
ーチングポイントをベクトルVの軸方向で変更したい場
合、A点を求めるための再計算が必要で手間がかかって
いた。また、B点ではフィンガーのクランプをはずして
人手によりワークを挿入し、適当な場所に設定した後、
インチングにより再びフィンガーをクランプさせること
のできる位置まで移動させてティーチングを行っていた
ので手間がかかっていた。
【0019】さらに、図9の様な状態ではB1 点のティ
ーチングはインチングの試行錯誤により行っていたので
非常な時間を費やしていた。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、予め
ワークの機械図面から図6における挿入開始点Aと挿入
終了点Bとを人が読み取り、制御部へ入力することによ
り挿入終了点Bを始点とし、この間のベクトルVを制御
部が計算し次の動作を行う。
【0021】まず復帰動作において、挿入途中で停止し
た現在位置を始点とし、ベクトルV直線補間移動を行っ
て挿入穴から抜け出すものである。
【0022】但し、挿入の深度が浅い場合から抜け出す
場合は、ベクトルVの移動により戻り過ぎのオーバーラ
ンが発生するのを防ぐために、抜け出しの途中で機械原
点のセンサーが検出された場合は移動を停止する。
【0023】一方ティーチングにおいては、インチング
により図6における直線補間挿入の開始点Aにできるだ
け近づけた任意の近傍点A’へ移動させた後、現在位置
を始点とし、ベクトルVの逆方向へ直線補間移動を行っ
て挿入穴へワークを導き終了点Bをティーチングするも
のである。A点のティーチングはB点のティーチング終
了に続けてベクトルVの順方向へ直線補間移動を行い、
ベクトルV軸上の適当な点を設定する。
【0024】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明を適用した
一実施例を用いて説明する。
【0025】図1にX,Y,Zの直交型3軸NCロボッ
トの構成図を示す。図1において、300は可動部で直
交するX,Y,Zの3軸よりなる、Z軸にはフィンガー
20が備えられている。100は前記X,Y,Zの3軸
のモータの制御を行う制御部である。200はティーチ
ング時の入力や、位置の表示を行うティーチング・ペン
ダント(T.P.)である。400は非常停止スイッチ
や、リセットスイッチや、その他のスイッチ入力及び各
種ランプ出力である。
【0026】図1の制御部100は、更に図2のような
構成になる。図2の中で、1は全ての制御処理を行う中
央処理装置(CPU)、2はランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)であり、ティーチング等で設定されるパラ
メータ2−1や、CPU1が処理の途中で使用するワー
キング・エリア2−2やバッファとして用いる部分を含
む。3はリード・オンリ・メモリ(ROM)であり、処
理プログラム3−1や、固定パラメータ3−2を含む。
4は必要に応じて備わっている外部記憶装置であり、フ
ロッピー・ディスク(FD)や、ハードディスク(H
D)や、ICカード等である。5はCPU1がモータ9
−1,9−2,9−3の回転位置を知るためのエンコー
ダ10−1,10−2,10−3のエンコーダインタフ
ェース(ECI)である。6はモータ・ドライブ(M
D)8−1,8−2,8−3とCPU1のインタフェー
スとなるモータ・ドライブ・インタフェース(MDI)
である。従って、各モータは、CPU1の命令により、
MDI6に所定の値がセットされ、MDI6にセットさ
れた値により、X,Y,Zのモータ9−1,9−2,9
−3をドライブする。7はティーチング・ペンダント
(T.P.)200とCPU1とのインタフェースであ
るティーチング・ペンダント・インタフェース(TPI
F)であり、TP200にCPU1の命令を伝えたり、
TP200よりの入力をCPU1に伝える。12はスイ
ッチ・ランプ・インタフェース(SW/LPIF)で、
CPU1と、スイッチやランプ(SW/LP)400の
スイッチ・ランプ・インタフェース(SW/LPIF)
である。
【0027】さて、図6の様に、挿入時の始点をA、終
点をBとし、それぞれの座標をワークの機械図面から人
が読み取り、近似データとして(XA ,YA ,ZA )
と、(XB ,YB ,ZB )を制御部へ入力する。
【0028】終点Bと始点Aとの座標の差を制御部で予
め計算しておき、これをベクトルデータVとし、この座
標を(XV ,YV ,ZV )とする。
【0029】まず復帰動作において、前記の条件より、
以下復帰時について、本発明を説明する。
【0030】いま、図7の様に、挿入の途中で非常停止
に陥った状態からの復帰を考える。復帰動作が必要な状
態では、次の(1),(2)の処理を行う。
【0031】(1)現在位置Nの座標を(XN ,YN ,
ZN )とし、これとベクトルVとを加えたデータを目的
地EとすればEの座標は(XN +XV ,YN +YV ,Z
N +ZV )となる。
【0032】(2)直線補間により、現在位置Nから目
的地Eへと向かって移動する。ただし、挿入の深度が浅
い位置からの移動では、ロボットの残りストロークより
もベクトルVの方が大きくてオーバーランエラーが発生
してしまう場合もあるため、予め指定された軸の原点リ
ミットスイッチがオンした場合はその場でロボットの移
動を停止する。
【0033】以上の処理を組み込んだ復帰動作制御のフ
ローチャートを図4に示す。
【0034】ステップS1:通常、処理をスタートする
と、前記のように、ワークの機械図面より得た近似デー
タ(XA ,YA ,ZA )と(XB ,YB ,ZB )より、
終点と始点との座標の差を、ステップS1で計算し、ベ
クトルデータVとする(XV,YV ,ZV )。
【0035】ステップS2:ステップS2では、NCロ
ボットの原点出しを行う。
【0036】ステップS3:ステップS3では、メイン
処理を行う。
【0037】ステップS4:メイン処理の途中で、非常
停止の割り込みがあると、割り込みにより、ステップS
4へ進み、ワークが挿入中であるか否かを判断する。ワ
ークが挿入中でなければ、ステップS2へ進み原点出し
を行う。
【0038】ステップS5:ワークが挿入中の状態なら
ば、ステップS5へ進み、前記(1),(2)の処理を
行う。すなわち、ステップS5は、従来人が介在し、人
手で行った部分であり、本発明の場合では、前述のよう
に前記の処理で得られたベクトルデータVより、図7に
示す現在位置Nから、目的地Eの座標を求め、直線補間
により目的地Eへ移動する。
【0039】この時、オーバーランエラー処理等も考慮
する。
【0040】以上の処理により、復帰処理が終了したな
らば、ステップS2へ進み、原点出しを行い、ステップ
S3のメイン処理へと移る。
【0041】以上、ステップS5の処理は、整理すると
次の様になる。
【0042】非常停止状態からの復帰は、前記(1),
(2)を実行する。その後、通常のの原点出し動作が可
能となる。
【0043】一方ティーチングにおいて、ティーチング
の処理フローチャートは、図5のようになる。ステップ
S1とステップS2は前記説明と同様であるので、ここ
では省略する。フローチャートの中で、ステップS10
0はB点のティーチングであり、ステップS200はA
点のティーチングである。
【0044】ステップS100:<B点のティーチング
> ステップS101:ワークの機械図面から読み取った挿
入の開始点A(XA,YA,ZA)へワークの位置を移
動する。この時、ワークの現在位置N(XN,YN,Z
N)は開始点A(XA,YA,ZA)と等しくなり、図
6の形となる。
【0045】ステップS102:現在位置N(XN,Y
N,ZN)とベクトルV(XV,YV,ZV)の座標と
の差を取り、これを目的地E’とすれば、E’の座標は
計算上(XN −XV ,YN −YV ,ZN −ZV )とな
る。すなわち、第1回目のE’の座標は、機械図面から
読み取った挿入の終了点B(XB,YB,ZB)と等し
い。
【0046】ステップS103:T.P.のインチング
キーを押すことにより、現在位置N(XN,YN,Z
N)から目的地E’すなわちB(XB,YB,ZB)へ
とベクトルVと逆方向に直線補間移動させる。
【0047】ステップS104:ステップS103でワ
ークと挿入穴との方向ずれがある場合はインチングキー
を離して目的地E’へ到達する途中でロボットの移動を
停止させる。この場合、X,Y,Zいずれかの単軸のイ
ンチングキーで移動方向を補正し、その後、ステップS
102から繰り返す。
【0048】ステップS105:挿入完了点へ到達した
らここをB点(XB,YB,ZB)としてティーチング
する。従って、機械図面から読み取ったB点の座標デー
タとは若干異なった値となることもある。
【0049】この時、現在位置N(XN,YN,ZN)
は終了点B(XB,YB,ZB)と等しい。
【0050】ステップS200:<Aのティーチング> ステップS202:現在位置N(XN,YN,BN)す
なわち、(XB,YB,ZB)とベクトルV(XV,Y
V,ZV)の座標の和を目的地E”とすれば、E”の座
標は(XN +XV ,YN +YV ,ZN +ZV )となる。
第1回目のE”の座標は挿入開始点Aとほぼ等しい。
【0051】ステップS203:T.P.のインチング
キーを押して、現在位置Nから目的地E”へとベクトル
Vの方向へ直線補間移動させる。
【0052】ステップS204:ステップS203でワ
ークと挿入穴の方向ずれがある場合はインチングキーを
離して目的地E”へ到着する途中でロボットの移動を停
止させる。この場合、X,Y,Zいずれかの単軸のイン
チングキーで移動方向を補正し、ステップS202から
繰り返す。
【0053】ステップS205:挿入開始点へ到着した
らここをA点としてティーチングする。従って機械図面
から読み取ったA点の座標データとは若干異なった値と
なることもある。
【0054】尚、直線補間の制御方法は種々のものが知
られているが、次に一例を挙げておく。
【0055】X,Y,Zの3軸NCロボットにおいて、
3軸の合成軌跡が直線となる位置司令を与えるものとす
る。各軸の現在位置をPXS,PYS,PZSとする。
総移動距離をPX,PY,PZとし、その中でもっとも
大きな値のものをKP とする。KPとなる軸の移動中の
位置司令をKPCMとする。各軸の位置司令をPXC
M,PYCM,PZCMとする。
【0056】例として、PX=KP であるならば、PX
CMは本来の位置司令を与え、Y,Z軸の位置司令PY
CM,PZCMはそれぞれ次式で与えられる。
【0057】
【数1】
【0058】尚、KP となる軸がX軸でない場合は同様
に、
【0059】
【数2】
【0060】となる。
【0061】以上、直交座標型ロボットについて述べた
が、多関節型ロボットをはじめとする、他のロボットへ
も応用展開できる。
【0062】但し、直線補間を行うための位置司令の計
算式はロボットの型式により異なる場合があるが割愛す
る。
【0063】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明した様に、現在位置を始点とし
たベクトルの直線補間移動により、非常停止に陥った位
置からの復帰が人手を介さずに行なえる。従ってシステ
ム自動化の阻害要因が除去され稼働率の上昇が期待でき
ると共に、人手への安全性が高まる。
【0064】また、直線補間のティーチングは予め登録
した近似データに模してインチングするため、従来に比
して非常に短時間でティーチングを終えることができ
る。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットの構成図の例である。
【図2】制御部の内部構成を示す図である。
【図3】挿入時の座標を示す図である。
【図4】復帰の処理を示すフローチャートである。
【図5】ティーチングの処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】ワーク挿入前の始点にある状態を示すX−Y平
面の断面構造図である。
【図7】ワーク挿入途中で停止した状態を示す図であ
る。
【図8】図6,図7の平面座標図を示す図である。
【図9】ワークがフィンガーと共に挿入される場合の様
子を示した図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 2−1 パラメータ登録 2−2 ワーキングエリア 3 リード・オンリ・メモリ(ROM) 3−1 処理プログラム 3−2 固定パラメータ 4 外部記憶装置 5 エンコーダ・インタフェース(ECI) 6 モータ・ドライブ・インタフェース(MDI) 7 ティーチング・ペンダント・インタフェース(TP
I) 8−1,8−2,8−3 モータ・ドライブ(MD) 9−1,9−2,9−3 モータ 10−1,10−2,10−3 エンコーダ 11 バス 12 スイッチ・ランプ・インタフェース(SW/LP
IF) 20 フィンガー 30 ワーク 40 被挿入部 100 制御部 200 ティーチング・ペンダント(TP) 300 直交型3軸NCロボット可動部 400 スイッチ・ランプ(SW/LP)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の自由度を持つ機構のロボット
    の制御方法であって、ワークの軌跡が直線となる移動を
    行う動作において、前記直線の始点と終点間のベクトル
    を求め、 ワークが挿入動作の途中で停止したとき、現在位置より
    前記ワークを前記ベクトルの順または逆方向へ移動し復
    帰させることを特徴とするロボット制御方法。
  2. 【請求項2】 ベクトルの始点と終点は、ワークの機械
    図面より予め求めた近似データを使用することを特徴と
    する請求項1記載のロボット制御方法。
  3. 【請求項3】 復帰時、機械原点のセンサーを検出しワ
    ークを停止することを特徴とする請求項1記載のロボッ
    ト制御方法。
  4. 【請求項4】 2つ以上の自由度を持つ機構のロボット
    の制御方法であって、ワークの軌跡が直線となる移動を
    行う動作において、前記直線の始点と終点間のベクトル
    を求め、 挿入開始点付近を現在位置とし、前記ベクトルの逆方向
    だけ移動した点を挿入終了点としてティーチングし、次
    に前記ベクトルの順方向だけ移動した点を挿入開始点と
    してティーチングすることを特徴とするロボット制御方
    法。
  5. 【請求項5】 ベクトルの始点と終点は、ワークの機械
    図面より予め求めた近似データを使用することを特徴と
    する請求項4記載のロボット制御方法。
  6. 【請求項6】 ワークと挿入穴とのずれがあるとき、単
    軸のインチングキーでワークの移動方向を補正し、挿入
    開始点又は挿入終点とすることを特徴とする請求項4記
    載のロボット制御方法。
  7. 【請求項7】 前期ベクトル量を順又は逆方向に移動す
    る途中で移動を終了する機能を有することを特徴とする
    請求項4記載のロボット制御方法。
  8. 【請求項8】 2つ以上の自由度を持つ機構のロボット
    の制御装置であって、ワークの軌跡が直線となる移動を
    行う動作において、 前記直線の始点と終点間のベクトル算出手段を備え、 ワークが挿入動作の途中で停止したとき、現在位置より
    前記ワークを前記ベクトルの順または逆方向へ移動し復
    帰させる手段を備えたことを特徴とするロボット制御装
    置。
  9. 【請求項9】 ワークの機械図面より、予め入力された
    ベクトルの始点と終点からベクトルの近似データを算出
    する手段を備えたことを特徴とする請求項8記載のロボ
    ット制御装置。
  10. 【請求項10】 復帰時、機械原点のセンサーを検出し
    ワークを停止させる手段を備えたことを特徴とする請求
    項8記載のロボット制御装置。
  11. 【請求項11】 2つ以上の自由度を持つ機構のロボッ
    トの制御装置であって、ワークの軌跡が直線となる移動
    を行う動作において、 挿入開始点付近を現在位置とし、前記ベクトルの逆方向
    だけ移動した点を挿入終了点としてティーチングさせる
    手段を備え、前記ベクトルの順方向だけ移動した点を挿
    入開始点としてティーチングさせる手段を備えることを
    特徴とするロボット制御装置。
  12. 【請求項12】 ワークと挿入穴とのずれがあるとき、
    単軸のインチングキーでワークの移動方向を補正する手
    段と、挿入開始点又は挿入終了点とさせる手段を備える
    ことを特徴とする請求項11記載のロボット制御装置。
  13. 【請求項13】 ワークを前記ベクトルの、順又は逆方
    向に移動する途中で、移動を終了させる手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項11記載のロボット制御装置。
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CN102047191A (zh) * 2009-02-09 2011-05-04 松下电器产业株式会社 机器人系统、机器人控制装置及机器人系统的软件更新方法
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