JPH08248B2 - 圧延装置 - Google Patents

圧延装置

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JPH08248B2
JPH08248B2 JP5073429A JP7342993A JPH08248B2 JP H08248 B2 JPH08248 B2 JP H08248B2 JP 5073429 A JP5073429 A JP 5073429A JP 7342993 A JP7342993 A JP 7342993A JP H08248 B2 JPH08248 B2 JP H08248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インゴット等の短尺材
とコイル状圧延製品を圧延する場合に好適な圧延装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機によって短尺材を圧延する場合、
短尺材を圧延ロールに送り込むためのガイド手段として
ローラテーブルが使われている。従来、このローラテー
ブルは圧延機本体に作り付けであるから、短尺材用のロ
ーラテーブルを備えた圧延機は短尺材専用機となってい
る。一方、長く薄いコイル状圧延製品を圧延する場合に
は、被圧延材を特殊なガイド機構を通しながら圧延ロー
ルに供給するようにしている。このコイル用ガイド機構
も圧延機本体に作り付けであるため、コイル専用の圧延
機となっていた。
【0003】このためインゴットから薄いコイル状圧延
製品を得るには、まず短尺材専用機によってインゴット
をある程度の厚みと長さの中間圧延製品になるまで圧延
したのちに、この中間圧延製品をコイル専用の圧延機に
移し変えて所望の薄さになるまで圧延を行うようにして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、イン
ゴットからコイルを圧延するのに、短尺材専用機とコイ
ル専用の圧延機とを必要とし、設備が大がかりになって
いる。また、インゴットの圧延からコイルの圧延に切換
える際に、被圧延材を短尺材専用機からコイル専用機に
移し変える作業が必要であるため、インゴットからコイ
ルの圧延に至る一連の作業に手数がかかり、作業能率が
悪かった。また、特開昭61−126908号公報に記
載されているように、圧延機本体の前後にローラーコン
ベアを配置するとともに、ローラーコンベアの下方に巻
取機を設けることにより、短尺材とコイル状圧延材の双
方を圧延できるようにしたものも提案されている。しか
しながら実際の圧延では、短尺材を圧延する時とコイル
製品を圧延する時とでは互いに異なるロールやガイド機
構などの専用の機能部品を必要とするのであり、上記従
来装置のように圧延ロール前後に兼用の送りロールやピ
ンチロールを据付けたものでは、短尺材専用の機能部品
やコイル製品専用の機能部品を用いることができず、短
尺材やコイル製品を高精度に圧延することに困難を伴
う。
【0005】従って本発明の目的は、インゴット等の短
尺材からコイルの圧延に至る一連の圧延作業を、共通の
圧延機本体を用いて能率良く行うことができるような圧
延装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明の圧延装置は、圧延機スタンドおよ
び圧延ロールを有する圧延機本体と、圧延機本体の前後
にそれぞれ設けられた一対のアタッチメント取付ベース
と、上記アタッチメント取付ベースよりも圧延機本体か
ら遠い側に配置されていて被圧延材を上記圧延ロールに
向って送り出すローラを備えかつ被圧延材の送り方向に
沿う水平軸を中心に水平に倒伏した姿勢から起立する姿
勢にわたって回動可能に設けられた可動テーブルユニッ
トと、上記可動テーブルユニットの下側に配されかつ回
転方向を切換えることの可能な巻取機と、インゴット等
の所定厚みを越える短尺材を圧延する際上記可動テー
ブルユニットを水平状態まで回動降下させかつ短尺材圧
延後の長尺で板厚の薄いコイル状圧延製品を圧延する際
には上記可動テーブルユニットを上記水平軸を中心にパ
スラインの側方に起立させるテーブルユニット駆動用ア
クチュエータと、上記アタッチメント取付ベースに対し
て着脱可能で上記短尺材を圧延する際に上記アタッチメ
ント取付ベース上に設置されかつ上記可動テーブルユニ
ットのローラから送られてくる短尺材を受けるローラお
よびこのローラを短尺材の送り方向に回転させる駆動機
構を有するとともに上記短尺材を両側から可動枠によっ
てパスライン中央側に押すことにより上記短尺材の幅方
向の位置を規制するセンタリング機構を有する短尺材用
テーブルアタッチメントと、上記短尺材が所定の板厚ま
で圧延されたのちに上記短尺材用テーブルアタッチメン
トに代って上記アタッチメント取付ベース上に設置され
かつ被圧延材が通るパスラインに沿ってコイル製品専用
のピンチローラやガイドローラおよび板厚計等のコイル
用機能部品を搭載したコイル用ガイドアタッチメントと
を具備している。
【0007】上記短尺材用テーブルアタッチメントとコ
イル用ガイドアタッチメントは、アタッチメント取付ベ
ースに対する取付寸法を互いに同一にしてあり、それぞ
れアタッチメント取付ベースの所定位置にセッティング
されたのち、ボルト等の適宜の固定手段を用いて固定さ
れるようになっている。
【0008】
【作用】インゴットを圧延する場合、アタッチメント取
付ベースに短尺材用テーブルアタッチメントを設置し、
かつテーブルユニット駆動用アクチュエータによって可
動テーブルユニットを水平状態に回動降下させておく。
被圧延材としてのインゴットは、短尺材用テーブルアタ
ッチメントと可動テーブルユニット等によって圧延機本
体の圧延ロール間に案内され、所定の圧延スケジュール
に基いて所定厚さになるまで圧延が行われることによ
り、中間圧延製品が得られる。
【0009】上記中間圧延製品を更に圧延することによ
って薄板のコイルにするには、アタッチメントの交換を
行う。すなわち、短尺材用テーブルアタッチメントを建
屋内のクレーンで吊り上げるなどしてこの圧延装置から
取り去り、その代りに、コイル用ガイドアタッチメント
をクレーンで吊り込むなどしてアタッチメント取付ベー
スに設置する。また、テーブルユニット駆動用アクチュ
エータによって可動テーブルユニットを回動上昇させる
ことにより、巻取機によって中間圧延製品を巻取ること
のできる態勢にする。そしてこれらの巻取機とコイル用
ガイドアタッチメント等を用いて中間圧延製品が圧延さ
れ、所望厚さの薄板コイルが得られる。上述の短尺材用
テーブルアタッチメントとコイル用ガイドアタッチメン
トの交換を行うには、上記可動テーブルユニットをテー
ブルユニット駆動用アクチュエータによって起立させて
おくことで、各アタッチメントの交換作業を容易に行う
ことができる。この可動テーブルユニットはパスライン
の側部において被圧延材の送り方向に沿う水平軸回りに
起立するので起立時の高さが低くてすむ。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図6を参照して説明する。なお図1はインゴット等の
短尺材を圧延する場合、図5はコイル状圧延製品を圧延
する場合を示している。まず、図1ないし図3等を参照
して、短尺材を圧延する場合について説明する。
【0011】図1に示された圧延装置10は、通常の圧
延機と同様の圧延機本体11を備えている。圧延機本体
11は、圧延機スタンド12と、圧延ロール13,14
と、圧下装置15などを備えており、圧延ロール13,
14間に被圧延材としてのインゴットを通すようになっ
ている。
【0012】圧延機本体11の前後にそれぞれ短尺材用
テーブルアタッチメント20,21が設けられている。
これらの短尺材用テーブルアタッチメント20,21
は、圧延機本体11の前後に設けられたアタッチメント
取付ベース22,23上の所定位置に設置されている。
短尺材用テーブルアタッチメント20,21は、互いに
実質的に同一の構成であるから、一方の短尺材用テーブ
ルアタッチメント20について、図2および図3を参照
して説明する。
【0013】短尺材用テーブルアタッチメント20は、
左右のフレーム30,31間にインゴット移送用の複数
の送りローラ32を配置したものであり、送りローラ3
2を回転させる駆動機構33によって、インゴットを圧
延ロール13,14間に送り込むようになっている。駆
動機構33は、正逆回転可能なモータ34によって送り
ローラ32を正逆両方向に動かすことが可能であり、被
圧延材(この場合はインゴット)を図2中の矢印F方向
またはR方向に移動させることができる。また各送りロ
ーラ32は、その中央部側が小径となるような鼓形をな
しており、インゴットが送りローラ32の上を通る際に
送りローラ32のほぼ中央部にインゴットが乗るように
している。
【0014】しかもこの短尺材用テーブルアタッチメン
ト20は、インゴットが送りローラ32の中央を正確に
通ることができるように、センタリング装置40を備え
ている。このセンタリング装置40は、図3に示される
ように、一対の可動枠41,42と、これら可動枠4
1,42を互いに接離する方向に同期して等距離だけ移
動させるための連動機構43と、可動枠41,42を上
記方向に動かす油圧シリンダ等の駆動源44などを備え
ており、図3中に2点鎖線で示すように送りローラ32
の中央に向って可動枠41,42を移動させることがで
きるようになっている。
【0015】また短尺材用テーブルアタッチメント2
0,21の隣りに可動テーブルユニット50,51が配
置されている。すなわちこの可動テーブルユニット5
0,51は、アタッチメント取付ベース22,23より
も圧延機本体11から遠い側に配置されている。可動テ
ーブルユニット50,51は互いに実質的に同一の構成
であるから、一方の可動テーブルユニット50について
図2,3を参照して説明する。
【0016】この可動テーブルユニット50は、被圧延
材(インゴット)の送り方向に沿う水平軸55(図3参
照)を中心として回動昇降可能なテーブル本体部56を
備えている。テーブル本体部56は、フレーム57,5
8間に複数のローラ60を配置したものであり、テーブ
ルユニット駆動用アクチュエータ61によって、図2に
示されるように水平位置まで回動降下した状態から、図
4に示されるようにほぼ垂直に起立した位置まで、往復
回動させることができるようになっている。
【0017】テーブル本体部56が上記水平位置まで回
動降下すると、テーブル本体部56のパスラインの高さ
が短尺材用テーブルアタッチメント20のパスラインの
高さと揃う。可動テーブルユニット50,51の他端側
には、パスライン延長用のローラテーブル65が連設さ
れている。図1に示されるように、延長用のローラテー
ブル65と可動テーブルユニット51との間に、切断装
置66が設けられている。
【0018】可動テーブルユニット50,51の下側
に、コイル状圧延製品を巻取る際に使用する巻取機7
0,71が設けられている。この巻取機70,71の巻
取ドラム72,73は、正逆両方向に回転させることが
できる。一方の巻取機70は、巻取ドラム72と、この
巻取ドラム72を回転させる減速装置75と、この減速
装置75の入力軸76を回転させるモータ(図示せず)
と、巻取ドラム72に対して前後方向に移動可能なベル
トラッパ機構77などを備えている。他方の巻取機71
は上記巻取機70と同様の構造でよいが、必ずしもベル
トラッパ機構77を備えていなくてもよい。
【0019】ベルトラッパ機構77は、図1に示す後退
位置と、図5に示す前進位置とにわたって、図示しない
油圧シリンダによって往復移動させることができるよう
になっている。図6に示されるように、ベルトラッパ機
構77の先端部には、軸80を中心に開閉するアーム8
1と、巻取ドラム72の回転周速度と同一速度で無端走
行させられる巻込ベルト82が設けられており、ベルト
ラッパ機構77が上記前進位置にある時に、巻込ベルト
82が巻取ドラム72を包んだ状態で両者が一体にコイ
ル巻取方向に回転するようになっている。
【0020】図5および図6に示されるように、コイル
状圧延製品を圧延する際に、コイル用ガイドアタッチメ
ント85,86がアタッチメント取付ベース22,23
上に設置されるようになっている。従って、アタッチメ
ント取付ベース22,23に対するコイル用ガイドアタ
ッチメント85,86の取付寸法を、短尺材用テーブル
アタッチメント20,21の取付寸法と同一にしてあ
る。
【0021】コイル用ガイドアタッチメント85,86
は、圧延ロール13,14と巻取機70,71との間に
設けられ、巻取機70,71間のパスラインを通る被圧
延材(この場合はコイル)を圧延ロール13,14間に
送り込むようになっている。なお、コイルを圧延する場
合には、圧延ロール13,14の上下に適宜個数のバッ
クアップロール87,88が配置される。
【0022】コイル用ガイドアタッチメント85,86
は、図6に一例を示したように、パスラインに沿って、
押さえローラ91やピンチローラ92、押圧用ローラ9
3、張力測定器94、板厚計95、ガイドローラ96な
どの機能部品を配置したものであり、被圧延材を円滑に
圧延ロール13,14間に通すことができるようになっ
ている。
【0023】次に上記圧延装置10の作用について説明
する。インゴット等の短尺材を圧延する場合には、図1
に示されるようにアタッチメント取付ベース22,23
上に短尺材用テーブルアタッチメント20,21を設置
するとともに、可動テーブルユニット50,51を水平
状態に回動降下させておく。インゴットは可動テーブル
ユニット50,51と短尺材用テーブルアタッチメント
20,21によって圧延ロール13,14間に送り込ま
れる。なお、インゴットが圧延ロール13,14に送ら
れる直前において、短尺材用テーブルアタッチメント2
0,21によるインゴットの送りが一時的に停止させら
れ、センタリング機構40の可動枠41,42が互いに
近付く方向に押付けられることにより、インゴットの直
進性が確保される。
【0024】そののち、短尺材用テーブルアタッチメン
ト20,21によって、インゴットが例えば図1中の矢
印F方向に移動させられることにより、インゴットが圧
延ロール13,14間を通って所定の厚さに圧延された
のち、今度は図1中の矢印R方向にインゴットが移動す
るように短尺材用テーブルアタッチメント20,21が
逆方向に作動することにより、インゴットが再び圧延ロ
ール13,14間に挿入され、所定の厚さに圧延され
る。こうして次第に圧延ロール13,14間の間隔を狭
めてゆきながら圧延を複数回繰り返すことにより、所定
厚さ(数mm程度)の中間圧延製品が得られる。この中間
圧延製品は、圧延が進むにつれて次第に長くなるから、
その長さに応じて延長用のローラテーブル65が使われ
る。
【0025】上記中間圧延製品を更に圧延して所望の薄
板コイル製品を得るには、短尺材用テーブルアタッチメ
ント20,21をアタッチメント取付ベース22,23
から取り去るとともに、図4に示されるように可動テー
ブルユニット50,51を垂直に起立させることによ
り、巻取機70,71によって中間圧延製品を巻取るこ
とのできる態勢にする。
【0026】この中間圧延製品の端を巻取機70の巻取
ドラム72に巻付けるには、図5に示されるように、ベ
ルトラッパ機構77を前進位置まで移動させるととも
に、巻取ドラム72を包むようにしてアーム81を閉じ
る。こうすることにより、中間圧延製品Wの端部が自動
的に巻取ドラム72に巻付く。中間圧延製品Wの端部を
ドラム72に2〜3回巻付けたのち、アーム81が開く
とともにベルトラッパ機構77が巻取ドラム72から離
れる方向に後退し、その後は巻取ドラム72のみによっ
て中間圧延製品Wが巻取られる。
【0027】上記の中間圧延製品Wの圧延を行う場合
に、コイル用ガイドアタッチメント85,86が使われ
る。すなわちアタッチメント取付ベース22,23上に
コイル用ガイドアタッチメント85,86を設置する。
そして巻取ドラム72,73間に渡された中間圧延製品
Wを圧延ロール13,14によって圧延する。例えば図
5中の矢印F方向に圧延を行う際には、一方の巻取ドラ
ム72を時計回り方向に回転させるとともに、他方の巻
取ドラム73を反時計回りに回転させることによって、
圧延ロール13,14によって中間圧延製品Wが所定の
厚さまで圧延される。そののち、巻取ドラム72,73
と圧延ロール13,14を逆転させて、上記とは逆方向
(図5中の矢印R方向)に中間圧延製品Wを送ることに
より、再び圧延ロール13,14によって圧延が行われ
る。こうして圧延が複数回繰り返され、所望厚さ(例え
ば1mm以下)の薄板コイルが得られる。
【0028】上述の一連の圧延工程によって、インゴッ
トから薄板コイルへの圧延が終了したのち、新たなイン
ゴットの圧延を行う必要が生じた場合には、再び図1の
ように短尺材用テーブルアタッチメント20,21を据
付けてインゴットの圧延を実施したのち、図5のコイル
用ガイドアタッチメント85,86に取替えてコイルの
圧延を行う。
【0029】上述したように、本実施例の圧延装置10
を使用すれば、インゴット等の短尺材の圧延を行う時と
コイルを圧延する時とで、共通の圧延機本体11を使用
することができ、しかもコイル圧延中は可動テーブルユ
ニット50,51を起立させておくことで、巻取機7
0,71を問題なく使用することができる。
【0030】従って、インゴットの圧延からコイルの圧
延に至る一連の圧延作業を実施する際に、短尺材用テー
ブルアタッチメント20,21と、コイル用ガイドアタ
ッチメント85,86を選択的に圧延装置10に設置す
ればよく、インゴットからコイル製品を能率良く圧延す
ることができる。
【0031】なお、本発明を実施するに当って、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で圧延装置の各構成要素の態様
を種々に変更して実施できることは勿論であり、本発明
が前記実施例に限定されないことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、インゴット等の短尺材
から薄いコイル製品にするまでの一連の圧延作業を共通
の圧延機本体を用いて能率良く実施することができ、省
設備化を図る上でも大きな効果がある。また、短尺材圧
延時には短尺材専用のテーブルアタッチメントを用い
て、インゴットから所望板厚までの圧延を能率良く正確
に行うことができ、この短尺材を所定の板厚まで圧延し
たのちは、コイル圧延専用のガイドアタッチメントを用
いて、箔などのコイル製品の圧延を正確に行うことがで
きる。本発明は、これらのアタッチメントをテーブルご
とアタッチメント取付ベース上に乗せ換えるだけでよい
ので、交換に要する作業段取りを能率良く行うことがで
きる。 また、本発明における起立・倒伏可能な可動テー
ブルユニットは、コイル圧延時に起立させることによっ
て巻取機との干渉を防ぐことができるだけでなく、短尺
材用テーブルアタッチメントとコイル用ガイドアタッチ
メントの交換を行う際に、この可動テーブルユニットを
起立させておくことで各アタッチメントの交換作業を容
易に行うことができる。そしてこの可動テーブルユニッ
トはパスラインの側部において被圧延材の送り方向に沿
う水平軸回りに起立するので起立時の高さが低くてす
み、作業者が受ける圧迫感・危険感が少ないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧延装置の側面図。
【図2】図1に示された圧延装置の一部の拡大図。
【図3】図2に示された圧延装置の一部の平面図。
【図4】図1に示された圧延装置の可動テーブルユニッ
トが起立した状態の側面図。
【図5】図1の圧延装置にコイル用ガイドアタッチメン
トを設けた状態の側面図。
【図6】図5に示されたコイル用ガイドアタッチメント
を示す側面図。
【符号の説明】
10…圧延装置、11…圧延機本体、12…圧延機スタ
ンド、13,14…圧延ロール、20,21…短尺材用
テーブルアタッチメント、22,23…アタッチメント
取付ベース、40…センタリング装置、50,51…可
動テーブルユニット、61…テーブルユニット駆動用ア
クチュエータ、70,71…巻取機、85,86…コイ
ル用ガイドアタッチメント。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機スタンド(12)および圧延ロール(13,
    14) を有する圧延機本体(11)と、 上記圧延機本体(11)の前後にそれぞれ設けられた一対の
    アタッチメント取付ベース(22,23) と、 上記アタッチメント取付ベース(22,23) よりも圧延機本
    (11)から遠い側に配置されていて被圧延材を上記圧延
    ロール(13,14) に向って送り出すローラ(60)を備えかつ
    被圧延材の送り方向に沿う水平軸を中心に水平に倒伏し
    た姿勢から起立する姿勢にわたって回動可能に設けられ
    た可動テーブルユニット(50,51) と、 上記可動テーブルユニット(50,51) の下側に配されかつ
    回転方向を切換えることの可能な巻取機(70,71) と、インゴット等の所定厚みを越える 短尺材を圧延する際
    上記可動テーブルユニット(50,51) を水平状態まで回動
    降下させかつ短尺材圧延後の長尺で板厚の薄いコイル状
    圧延製品を圧延する際には上記可動テーブルユニット(5
    0,51) を上記水平軸を中心にパスラインの側方に起立さ
    せるテーブルユニット駆動用アクチュエータ(61)と、上記アタッチメント取付ベース(22,23) に対して着脱可
    能で上記 短尺材を圧延する際に上記アタッチメント取付
    ベース(22,23) 上に設置されかつ上記可動テーブルユニ
    ット(50)のローラ(60)から送られてくる短尺材を受ける
    ローラ(32)およびこのローラ(32)を短尺材の送り方向に
    回転させる駆動機構(33)を有するとともに上記短尺材を
    両側から可動枠(41,42) によってパスライン中央側に押
    すことにより上記短尺材の幅方向の位置を規制するセン
    タリング機構(40)を有する短尺材用テーブルアタッチメ
    ント(20,21) と、上記短尺材が所定の板厚まで圧延されたのちに上記短尺
    材用テーブルアタッチメント(20,21) に代って 上記アタ
    ッチメント取付ベース(22,23) 上に設置されかつ被圧延
    材が通るパスラインに沿ってコイル製品専用のピンチロ
    ーラやガイドローラおよび板厚計等のコイル用機能部品
    を搭載したコイル用ガイドアタッチメント(85,86) とを
    具備したことを特徴とする圧延装置。
JP5073429A 1993-03-31 1993-03-31 圧延装置 Expired - Lifetime JPH08248B2 (ja)

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US4658363A (en) * 1984-11-21 1987-04-14 Tippins Incorporated Method of increasing the productivity of reversing plate mills

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