JPH082485Y2 - 背板等の取付け具 - Google Patents

背板等の取付け具

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JPH082485Y2
JPH082485Y2 JP1989118755U JP11875589U JPH082485Y2 JP H082485 Y2 JPH082485 Y2 JP H082485Y2 JP 1989118755 U JP1989118755 U JP 1989118755U JP 11875589 U JP11875589 U JP 11875589U JP H082485 Y2 JPH082485 Y2 JP H082485Y2
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JP
Japan
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sliding
plate
back plate
mounting
locking piece
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JP1989118755U
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JPH0357508U (ja
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一弥 青海
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は箱状物を構成する背板、天板等の組立てに
用いられる組付け具の提供に関し、より詳細には、背
板、天板等の組付け具が構成される箱状物の外面に現れ
ない組付け具の提供に関する。
[従来例] 一般に機密書類等を保管する書庫類は、施錠されたド
アを有すると共に、書庫を構成する天板、底板と、側板
並びに背板等の連結具であるネジ等が外部に現れないよ
うにし、これらの連結具を取り除いて書庫を構成する背
板等が取り外されないようにしてある。
又、このように構成される書庫等の内側で、天板等を
順次連結する方法に代えて、この天板、底板、側板ない
しは背板等を第7図で示されるように溶接によって組付
ける方法で機密書類等を保管するのに適した書庫類を構
成した。
[考案が解決しようとする課題] かゝる従来の方法、特に前者の方法では、構成部材で
ある天板、底板、側板ないしは背板にネジ止めをする構
成と、これらの構成部材の内側でネジ止め処理をするに
適した空間とを設ける必要があり、天板等の構成が複雑
になると共に、組付け処理が難しく、多くの作業手間が
必要とされていた。
又、後者の溶接の方法でも、その溶接面が書庫類の外
面に現れる不体裁を避ける目的から、第7図で示されて
いるように書庫類の内側で溶接することが一般的であっ
て、溶接作業が難しく、又溶接が確実になされない虞れ
があった。
かゝる従来の書庫類の構成に鑑み、本考案は書庫類を
構成する天板等、特に背板を簡単に組付け得ると共に、
組付けられた背板等の外面から、その組付け部品等が一
切察知し得ない組付け具の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる組付け具Hは、叙上の目的を達成する
ものとして、第一の取付対象物としての背板W等におけ
る取付部としてのチャンネル部8に組付けられる摺動盤
部1と、この摺動盤部1の盤面から、この摺動盤部1の
摺動方向に対して直交する向きに突設されて、第二の取
付対象物としての箱状物本体等における取付穴11に挿入
される挿入脚部2とによって構成し、更に、摺動盤部1
には、この摺動盤部1の面から突出し状とされている弾
性係止片3を設け、且つ、この弾性係止片3の備えられ
ている前記摺動盤部1の面に、この弾性係止片3の突き
出し幅よりも小さい突き出し幅の突起を設けると共に、
挿入脚部2には、弾性係止片4を該脚部2の先端側から
前記の摺動盤部1の側に向けて設け、この係止片4が、
その先端側を該脚部2の面から突出し状となるようにし
て構成してある。
[作用] 本考案にかゝる組付け具Hは叙上の構成からして第一
の取付対象物としての背板W等における取付部としての
チャンネル部8に摺動盤部1を押し込み状に差し入れて
該背板W等の取付部に該摺動盤部1の係止片3を係止し
て組付け具Hを固定した後、第二の取付対象物としての
箱状物本体等における取付穴11に該組付け具Hの脚部2
を挿入し、この挿入脚部2にある係止片4を該取付穴11
の孔縁に係止することによって背板W等と箱状物本体等
とを一体に組付けることができる。
又、前記摺動盤部1に突起が備えられていることか
ら、背板W等の取付部に対して、摺動盤部1をガタなく
取付けることができる。
[実施例] 以下本考案にかゝる組付け具Hの典型的な一実施例を
添付の図面について説明する。
先ず本考案にかゝる組付け具Hは取付けに用いられる
係止片に所期の弾性変形機能が備えられる必要性と、成
形コストの点からインジェクション成形によるプラスチ
ック成形品が典型例とされる。
そして、該組付け具Hは、一定の厚さをもった摺動盤
部1と、この摺動盤部1の盤面1aから、この摺動盤部1
の摺動方向と直交する向きに突設されている挿入脚部2
とで構成すると共に、この摺動盤部1と挿入脚部2とが
中空状となるようにして組付け具Hの軽量化と成形コス
トの削減とを図っている。
この結果、摺動盤部1は、挿入脚部2の設けられてい
る側と反対の側が凹陥部1bとなるように盤面1aから立上
り周壁1cを一体に設けた構成とされており、この摺動盤
部1に設けられている脚部2は、一対の対向して設けら
れている長方形状の面2a、2aと、この面2a、2aに直交す
る向きに対向して先窄まり状に設けられている面2b、2b
とを有し、前記の摺動盤部1の凹陥部1bに連通した中空
部2cとされている。
かゝる構成からなる摺動盤部1の盤面1aには、弾性変
形可能な係止片3、3が該盤面1aから突出し状に、該摺
動盤部1の差込み側の面1dの側を基部として設けてあ
る。又、この係止片3、3の設けられている盤面1aの面
には突起としてのリブ5、5が設けられており、嵌め合
せ時の嵌め合せギャップの吸収をなすようにしてある。
次いで、脚部2の面2a、2aには、脚部2の先端側から
摺動盤部1の側に向けて弾性変形可能な係止片4、4
が、該脚部2の面2aから、突出し状に設けてあり、係止
片4の先端と盤面1aとの間で取付け部材の孔縁を挟持で
きるようにしてある。
尚、係止片4の先端側の内側には、この係止片4の自
由端側を肉厚状としたことに対応して溝4aを設け、係止
片4の肉厚部材に成形歪が生じないようにしてある。
かゝる構成からなる組付け具Hは、第6図で示される
書庫の組み付け等に用いられる。この実施例では、もっ
とも典型的なものとして、書庫の背板Wの取付けを示し
ている。この場合、書庫の背板Wは、その下部に差込片
6、6を設け、又上部の背板内側に該背板Wとの間に溝
7が形成されるように該背板Wの上部にコ字状に屈曲し
たチャンネル部8を設け、さらに、このチャンネル部8
の背板Wに対向している面8aに、組付け具Hの係止片
3、3の納まる孔9、9を透設すると共に、該孔9、9
間のチャンネル部8の縁に凹欠部8bを設け、この凹欠部
8bに組付け具Hの脚部2の基部側が納まるようにして取
付け具Hの横方向に向けたガタつきの発生を防止する構
成としてある。
又、書庫の天板W′には取付け板10を垂設状に用意
し、この取付け板10に組付け具Hの脚部2が挿入される
取付穴11を設けてある。
かゝる構成からなる背板Wの溝7に取付け具Hの摺動
盤部1を面1dの側から、背板Wの面を摺動するように差
込み、取付け具Hの脚部2が前記の凹欠部8aに納まるよ
うになすと共に係止片3を孔9に係入して、背板Wに組
付け具Hを固定する。
かくして組付け具Hの固着された背板Wを、この背板
Wにある差込片6を該書庫の底板W″に設けてある孔12
に落ち込むようにして取付けた後、該背板Wを起立さ
せ、組付け具Hの脚部2を取付穴11に挿入する。この脚
部2の挿入によって、該脚部2の係止片4と組付け具H
の摺動盤部1の面1aとの間に、取付け板10の取付穴11の
孔縁が挾持されて背板Wが該取付け板10に固定される。
尚、組付け具Hは、その摺動盤部1の板厚、即ち、立上
り周壁1cの立上り幅を溝7の幅と一致させ、この溝7内
への嵌合せが密となるようにし、嵌合せ後のガタつきが
生じない構成とする。前記の突起としてのリブ5は、こ
の溝7の幅が摺動盤部1の立上り周壁1cよりも拡い場合
に、両者間のガタつきを防止するのに効果がある。
[考案の効果] 本考案にかゝる背板等の組付け具は、単に、この組付
け具Hを背板Wに固定した後、この背板Wを取付け板10
の面に向けて起立させることのみで背板Wを天板W′等
に確実に固着することができた。
この結果、構成される書庫等の内側の面からの組付け
作業が一切不要となり、書庫等の組付けが容易、円滑に
なされる特長を有している。特に、摺動盤部1には突起
が備えられていることから、背板W等の取付部に対して
摺動盤部1をガタなく組付けることができるものであ
る。
又、組込まれた背板Wの外面には一切取付け手段が表
われることがなく、背板W等の組付け後に、外部からこ
の取付け手段を外すことができず、堅牢な書庫等を構成
することができる。
尚、叙上構成からなる組付け具Hは、背板以外にも天
板、側板ないしは底板の組付けに用いても良く、書庫以
外の各種のキャビネット類の組立て部品として用いるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる組付け具Hの典型的な一実施例
を示す斜視図、第2図は同平面図、第3図は同正面図、
第4図は第3図A−A線断面図、第5図は同側面図、第
6図は同取付け状態を示す斜視図、第7図は従来例を示
す一部破断側面図である。 1……摺動盤部、2……挿入脚部、3、4……係止片、
5……リブ、6……差込片、7……溝、8……チャンネ
ル部、9……孔、10……取付け板、11……取付穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の取付対象物の取付部内に差し入れ、
    取り付けられる摺動盤部と、この摺動盤部の盤面から該
    摺動盤部の摺動方向に直交する向きに突設して備えら
    れ、且つ第二の取付対象物の取付穴に挿入組み付けられ
    る挿入脚部とを備える組付け具であって、 前記摺動盤部には、この摺動盤部の面から突出し状とさ
    れる弾性係止片が備えられており、且つ、該弾性係止片
    の備えられている前記摺動盤部の面には、該弾性係止片
    の突出し幅よりも小さい突出し幅の突起が備えられてい
    ると共に、 前記挿入脚部には、先端側が該脚部の面から外方に突出
    し状とされている弾性係止片が、該脚部の先端側から前
    記摺動盤部の側に向けて備えられていることを特徴とす
    る背板等の組付け具。
JP1989118755U 1989-10-12 1989-10-12 背板等の取付け具 Expired - Lifetime JPH082485Y2 (ja)

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JP1989118755U JPH082485Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 背板等の取付け具

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JP1989118755U JPH082485Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 背板等の取付け具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0357508U JPH0357508U (ja) 1991-06-03
JPH082485Y2 true JPH082485Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31666905

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54161865U (ja) * 1978-05-04 1979-11-13
JPS55104106U (ja) * 1979-01-16 1980-07-21

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JPH0357508U (ja) 1991-06-03

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