JPH08248443A - Tft基板に対する赤外線カメラの合焦方法 - Google Patents

Tft基板に対する赤外線カメラの合焦方法

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JPH08248443A
JPH08248443A JP7231295A JP7231295A JPH08248443A JP H08248443 A JPH08248443 A JP H08248443A JP 7231295 A JP7231295 A JP 7231295A JP 7231295 A JP7231295 A JP 7231295A JP H08248443 A JPH08248443 A JP H08248443A
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JP
Japan
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tft substrate
infrared camera
distance
short
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP7231295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Hayashibara
辰雄 林原
Naoyuki Mochizuki
直行 望月
Toshiyuki Yabu
俊之 藪
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TFT基板に対して赤外線カメラを容易かつ
正確に合焦させる。 【構成】 赤外線カメラ3にレーザ距離計8を付加し、
予め、適当なテスト板1’を載置台4に載置し、これに
対して赤外線カメラ3を合焦させ、この合焦位置におけ
るレーザ距離計8のテスト板に対する距離L2 を測定し
てメモリ(MEM)9a に記憶し、短絡検査において
は、被検査のTFT基板1に対して、赤外線カメラ3を
Z移動して焦点距離L1 の概略の位置に停止し、この停
止位置におけるレーザ距離計8のTFT基板1に対する
距離L2 ’を測定し、距離L2 と距離L2 ’との差(L
2 −L2 ’)=ΔLを求め、赤外線カメラ3をΔL分Z
移動してTFT基板1に正確に合焦させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TFT基板の短絡検
査装置における赤外線カメラの合焦方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルに使用されているTFT基板
は、これに欠陥が存在すると性能が劣化するので検査装
置により検査されている。図2はTFT基板と、これに
対する制御回路の概略の構成を示す。図2において、T
FT基板1は、ゲート線G1,G2 ……とデータ線(ドレ
イン線ともいう)D1,D2 ……とが互いに接触すること
なく格子状に配線され、各格子内にはTFT素子、IT
O電極膜およびコンデンサCが形成され、図示のように
接続して構成される。なお各格子の間隔は0.1mm程
度であり、ゲート線Gとデータ線Dの幅は数μmであ
る。TFT基板制御回路2は走査回路2a とデータ回路
2b よりなり、各ゲート線Gは走査回路2a に接続され
て適当なタイミングで走査される。これに対して各デー
タ線Dはデータ回路2b に接続され、これより与えられ
るデータにより、TFT素子をON,OFFしてコンデ
ンサCを充放電し、ITO電極膜の電位を変化する。こ
の電位変化により、カラーフィルタに対する照明光の透
過と遮断が制御されてデータに対応した映像がえられる
ものである。
【0003】TFT基板1の欠陥は種々あるが、その中
には、ゲート線Gとデータ線Dの交点の短絡欠陥があ
る。これを図3により説明する。図2において、例えば
ゲート線G2 とデータ線D1 の交点P21が短絡したとす
る。この短絡により、ゲート線G2 とデータ線D1 に接
続されているコンデンサCとTFT基板とが、すべて動
作不能となるので影響するところが大きい。このような
短絡欠陥は短絡検査装置により検査され、可能なときは
修理されている。
【0004】図3は短絡検査装置10の概略の構成を示
す。短絡検査装置10は、レンズ系3a を有し、Z移動
機構3b によりZ移動する赤外線カメラ3と、XY移動
機構4a によりX,Y移動する載置台4、両移動機構3
b,4a に対する移動制御部5、画像処理部6、およびプ
リンタ(PRNT)7よりなる。レンズ系3a は焦点距
離L1 を有し、その焦点深度±δLはかなり浅いものが
使用されている。検査においては、載置台4にTFT基
板1を載置し、これに対して、赤外線カメラ3をZ移動
機構3b によりZ移動して合焦させる。ついで移動制御
部5によりXY移動機構4a を制御してTFT基板1を
XまたはY方向に移動し、TFT基板1を複数に分割し
た領域に赤外線カメラ3を順次に対応させて、いわゆる
分割検査を行う。一方TFT基板1には、図4に示すよ
うに、各データ線Dを接地し、各ゲート線Gに対して試
験電圧VS を加圧する。例えば交点P21が短絡している
と、これが発熱して放射する赤外線が赤外線カメラ3に
より撮像され、その画像信号は画像処理部6により処理
されて短絡した交点P21と、その位置が検出される。こ
の検出データに対して移動機構5より領域番号が付加さ
れて、プリンタ7にプリントされ、これを参照して短絡
点P21が修理される。なお、上記の移動制御部5による
XY移動機構4a とZ移動機構3b の移動制御は自動化
され、赤外線カメラ3はオートフォーカスされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記の短絡検査
装置10においては、TFT基板1に対する赤外線カメ
ラ3の合焦は、かならずしも容易ではない。その理由
は、赤外線カメラ3は赤外線のみに感度があり、可視光
は無感であるため、TFT基板1に短絡点がないときは
合焦できない。また、レンズ系3a は焦点深度δLが浅
く、TFT基板1の厚さには僅かではあるがバラツキが
あるなどのため、赤外線カメラ3を機械的に焦点距離L
1 の位置に設定しても正確に合焦せず、従って短絡点の
映像がボケてその検出に支障する。そこで、赤外線カメ
ラ3を容易かつ正確に合焦させるなんらかの手段が必要
である。この発明は以上に鑑みてなされたもので、TF
T基板1に対して赤外線カメラ3を、容易かつ正確に合
焦させる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、TFT基板
に対する赤外線カメラの合焦方法であって、前記の短絡
検査装置の赤外線カメラにレーザ距離計を付加して固定
する。予め、所定の位置に明瞭な短絡点を有するTFT
基板をテスト板として載置台に載置し、テスト板に対し
て赤外線カメラを合焦し、この合焦位置におけるレーザ
距離計のテスト板に対する距離L2 を測定して記憶す
る。短絡検査においては、載置台に載置された被検査の
TFT基板に対して、赤外線カメラをZ移動して焦点距
離L1 の概略の位置に停止し、この停止位置におけるレ
ーザ距離計のTFT基板に対する距離L2 ’を測定し、
測定された距離L2 ’と記憶された距離L2 との差(L
2 −L2 ’)=ΔLを求め、ΔL分赤外線カメラをZ移
動してTFT基板に合焦させるものである。
【0007】
【作用】上記の合焦方法においては、赤外線カメラに付
加されたレーザ距離計は、赤外線カメラとともにZ移動
する。予め、載置台に載置されたテスト板の短絡点に赤
外線カメラを合焦させる。この短絡点は明瞭で所定の位
置にあり、赤外線カメラの画像信号の波形を観察しなが
らZ移動を繰り返すことにより正確に合焦することがで
きる。ついで、この合焦位置におけるレーザ距離計のテ
スト板に対する距離L2 がレーザ距離計自身により測定
されメモリに記憶される。短絡検査においては、載置台
に載置された被検査のTFT基板に対して、赤外線カメ
ラはZ移動して焦点距離L1 の概略の位置に停止され、
この停止位置におけるレーザ距離計のTFT基板に対す
る距離L2 ’が、やはり自身により測定される。この距
離L2 ’と上記の距離L2 との差(L2 -2 ’)=Δ
Lを求めて、ΔL分赤外線カメラをZ移動するとTFT
基板に正確に合焦する。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例における短絡検
査装置10’の構成を示す。短絡検査装置10’は、前
記した図3の短絡検査装置10に対して、レーザ距離計
8と、メモリ(MEM)9a を有する移動量算出回路9
を付加し、レーザ距離計8は赤外線カメラ3の適当な位
置に固定し、移動量算出回路9は赤外線カメラ3と移動
制御部5に接続して構成される。
【0009】以下図1により、短絡検査装置10’にお
ける赤外線カメラ3の合焦手順を説明する。まず、所定
の位置に明瞭な短絡点を有するTFT基板を用意し、こ
れをテスト板1’として載置台4に載置する。この短絡
点を赤外線カメラ3により撮像し、その画像信号の波形
を適当な表示器(図示省略)に表示し、これを観察しな
がら、赤外線カメラ3をZ移動して波形が尖鋭となる位
置、すなわち正確な合焦位置に停止する。ついで、この
合焦位置におけるレーザ距離計8とテスト板1’の距離
2 を、レーザ距離計8自身で測定し、距離L2 のデー
タを移動量算出回路9のメモリ(MEM)9a に記憶す
る。なお、この距離L2 はレーザ距離計8の固有値であ
るから、複数の被検査TFT基板1に対して共通に適用
される。短絡検査においては、被検査のTFT基板1を
載置台4に載置し、これに対して赤外線カメラ3をZ移
動して焦点距離L1 の概略の位置に停止すると、TFT
基板1に対して合焦するか、ほぼ合焦するか、またはま
ったく合焦しないか、いずれにしても構わない。ここで
TFT基板1に対するレーザ距離計8の距離L2 ’を自
身で測定し、このデータを移動量算出回路9に入力し、
上記の記憶されている距離L2 との差(L2 −L2 ’)
=ΔLを算出する。このΔLのデータを移動制御部5に
渡してZ移動機構3a を制御すると、赤外線カメラ3は
ΔL分Z移動してTFT基板1に合焦する。ただし、合
焦は焦点深度±δLの範囲内でよいので、Z移動量は
(ΔL±δL)の範囲内としてよい。以上の赤外線カメ
ラ3の合焦は各TFT基板1に対して順次になされて、
従来と同様に短絡が検査される。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明の合焦方
法においては、赤外線カメラにレーザ距離計を付加し、
適当なテスト板を使用することにより、従来困難であっ
たTFT基板に対する合焦が容易かつ正確になされるも
ので、TFT基板の短絡検査の信頼性の向上に寄与する
効果には大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例における短絡検査
装置の構成図である。
【図2】図2は、TFT基板と、これに対する制御回路
の概略の構成を示す。
【図3】図3は、従来の短絡検査装置の概略構成図であ
る。
【図4】図4は、TFT基板の短絡検査方法に対する補
助説明図である。
【符号の説明】
1…TFT基板、1’…テスト板、2…TFT基板制御
回路、2a …走査回路、2b …データ回路、3…赤外線
カメラ、3a …レンズ系、3b …Z移動機構、4…載置
台、4a …XY移動機構、5…移動制御部、6…画像処
理部、7…プリンタ(PRNT)、8…レーザ距離計、
9…移動量算出回路、9a …メモリ(MEM)、G…ゲ
ート線、D…データ線(またはドレイン線)、P…ゲー
ト線とデータ線の交点、10…従来の短絡検査装置、1
0’…この発明を適用した短絡検査装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点距離L1 のレンズ系を有し、Z移動機
    構によりZ移動する赤外線カメラと、液晶パネル用のT
    FT基板を載置する載置台とを具備し、該載置台に載置
    されたTFT基板のデータ線とゲートの交点が短絡によ
    り発熱した赤外線を、該赤外線カメラにより撮像し、そ
    の画像信号を画像処理して該短絡点を検出する短絡検査
    装置において、 前記赤外線カメラにレーザ距離計を付加して固定し、予
    め、所定の位置に明瞭な短絡点を有するTFT基板をテ
    スト板として前記載置台に載置し、該テスト板の短絡点
    に対して該赤外線カメラを合焦し、該合焦位置における
    該レーザ距離計の該テスト板に対する距離L2 を測定し
    て記憶し、短絡検査においては、前記載置台に載置され
    た被検査のTFT基板に対して、該赤外線カメラをZ移
    動して前記焦点距離L1 の概略の位置に停止し、該停止
    位置における該レーザ距離計の該TFT基板に対する距
    離L2 ’を測定し、該測定された距離L2 ’と前記記憶
    された距離L2 との差(L2 −L2 ’)=ΔLを求め、
    該ΔL分前記赤外線カメラをZ移動して、該TFT基板
    に合焦させることを特徴とする、TFT基板に対する赤
    外線カメラの合焦方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100785420B1 (ko) * 2006-06-13 2007-12-13 주식회사 에스에프에이 압흔 검사기
JP2012508927A (ja) * 2008-11-17 2012-04-12 株式会社オプトエレクトロニクス 高速光学コード読取
US8275188B2 (en) 2007-12-31 2012-09-25 Cheng Mei Instrument Technology Co., Ltd. System and method for inspecting chips in a tray
WO2018068505A1 (zh) * 2016-10-13 2018-04-19 华为技术有限公司 终端设备、对焦方法及装置

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