JPH08247121A - 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法 - Google Patents

基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法

Info

Publication number
JPH08247121A
JPH08247121A JP7048798A JP4879895A JPH08247121A JP H08247121 A JPH08247121 A JP H08247121A JP 7048798 A JP7048798 A JP 7048798A JP 4879895 A JP4879895 A JP 4879895A JP H08247121 A JPH08247121 A JP H08247121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing member
substrate
elastic check
end elastic
check portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7048798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Takahashi
秀和 高橋
Reiji Kajiwara
令史 梶原
Toshiki Seto
利樹 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Industries Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Industries Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Kitagawa Industries Co Ltd
Priority to JP7048798A priority Critical patent/JPH08247121A/ja
Publication of JPH08247121A publication Critical patent/JPH08247121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具を用いることなく取付体上に基板を2段
積みすることができる基板固定装置の提供。 【構成】 基板固定装置1は、支柱2a、支柱2aの下
端に形成した下端弾性逆上部2b、支柱2aの上端に形
成した上端弾性逆止部2c、下端弾性逆止部2b上方に
近接した位置であって支柱2aに形成された支持部2
d、及び支持部2d上方に近接した位置であって支柱2
aに形成された台座部2eを一体に形成してなる第1固
定部材2と、支柱2aの台座部2e上方に嵌合される筒
状の第2固定部材3とから構成されている。 【効果】 作業の簡便化を図ることができるとともに、
作業時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板等の基板
をシャーシ等の取付体上方に2段積みするのに好適な基
板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板固定装置としては、実開平4
−20296号に示すように、中心軸に対して外形が非
円形に形成された複数個のスペーサを、向きを変えて中
心軸上に連結し、かつ、基板に前記スペーサの外形と同
じ形状の孔をあけ、前記スペーサを回転して前記基板の
前記孔を通過させ、前記スペーサで前記基板を保持する
ようにしたものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の基板固
定装置では、中心軸の下端を取付体に、かつ、前記中心
軸の上端を基板に、それぞれビスなどの締結具で工具を
用いて固定する必要があるという問題点を有している。
また、前記基板及びこの基板を取り付ける取付体が振動
すると、前記基板の両面が前記スペーサによって損傷し
てしまうという問題点を有している。さらに、基板を2
段積みする場合、中心軸と共に3個のスペーサを用意す
る必要があり部品点数が多くなるという問題点を有して
いる。
【0004】本発明は前述した従来技術における実情を
鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、工具
を用いることなく、取付体上に基板を2段積みすること
のできる基板固定装置を提供することにある。
【0005】また、第2の目的は、基板及び取付体が振
動しても基板が損傷することを防止できる基板固定装置
を提供することにある。
【0006】また、第3の目的は、取付作業性の向上を
図ることのできる基板固定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために本発明の請求項1に記載の発明は、支柱と、こ
の支柱の下端に形成した下端弾性逆止部と、前記支柱の
上端に形成した上端弾性逆止部と、前記下端弾性逆止部
上方に接近した位置であって前記支柱に形成された支持
部と、この支持部上方に近接した位置であって前記支柱
に形成された台座部とを一体に形成してなるところの第
1固定部材及びこの第1固定部材における前記支柱の台
座部上方に嵌合される筒状の第2固定部材からなり、前
記第1固定部材が、前記下端弾性逆止部と前記支持部と
によって取付体に挟持固定され、しかも、前記台座部と
前記第2固定部材との間で第1基板が、かつ、前記上端
弾性逆止部と前記第2固定部材との間で第2基板が、そ
れぞれ挟持固定されるとともに、前記下端弾性逆止部
は、前記取付体の取付孔に狭窄して挿入された後、拡開
する形状とし、かつ、前記上部弾性逆止部は、前記第1
基板の取付孔、前記第2固定部材の貫通孔及び前記第2
基板の取付孔に、狭窄して挿入された後、拡開する形状
とした構成にしてある。
【0008】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項2に記載の発明は、支柱と、この支柱の下端に
形成した下端弾性逆止部と、前記支柱の上端に形成した
上端弾性逆止部と、前記下端弾性逆止部上方に位置して
前記支柱に形成された弾性押圧片からなる支持部と、こ
の支持部上方に位置して前記支柱に形成された台座部と
を一体に形成してなるところの第1固定部材及びこの第
1固定部材における前記支柱の台座部上方に嵌合される
筒状の第2固定部材からなり、前記第1固定部材が、前
記下端弾性逆止部と前記支持部とによって取付体に弾着
固定され、しかも、前記台座部と前記支持部との間で第
1基板が、かつ、前記上端弾性逆止部と前記第2固定部
材との間で第2基板が、それぞれ弾性固定されるととも
に、前記下端弾性逆止部は、前記取付体の取付孔に狭窄
して挿入された後、拡開する形状とし、かつ、前記上部
弾性逆止部は、前記第1基板の取付孔、前記第2固定部
材の貫通孔及び前記第2基板の取付孔に狭窄して挿入さ
れた後、拡開する形状とした構成にしてある。
【0009】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項3に記載の発明は、第2固定部材は、第1固定
部材の支柱に嵌合される筒体と、この筒体の下端に形成
された下端弾性片と、この筒体の上端に形成された上端
弾性片とを一体に形成した構成にしてある。
【0010】また、第3の目的を達成するために本発明
の請求項6に記載の発明は、取付体の取付孔に下端弾性
逆止部を押し込んで支持部と下端弾性逆止部との間に前
記取付体を弾着させることにより第1固定部材を前記取
付体上に立設させる第1固定部材立設工程と、前記取付
体上に立設した前記第1固定部材の上端弾性逆止部に第
1基板の取付孔を押し込んで第1基板を前記第1固定部
材の台座部に載置させる第1基板載置工程と、第2固定
部材を前記第1固定部材の上端弾性逆止部に押し込んだ
後、支柱に嵌合した状態で前記第1基板上に載置する第
2固定部材載置工程と、第2基板を前記第1固定部材の
前記上端弾性逆止部に押し込み、その上端弾性逆止部を
前記第2基板の上面側に位置させることで、前記台座部
と前記第2固定部材との間に前記第1基板を、かつ、前
記第2固定部材と前記上端弾性逆止部との間に前記第2
基板を、それぞれ弾性固定させる基板弾着固定工程とか
らなっている。
【0011】
【作用】本発明の請求項1の発明は前記のように構成し
たので、取付体の取付孔に第1固定部材の下端弾性逆止
部を押し込むと、この下端弾性逆止部と支持部との間で
前記取付体が挟持され、この取付体に第1固定部材がワ
ンタッチで固定される。そして、前記取付体に固定され
た状態の前記第1固定部材の上端弾性逆止部に第1基板
の取付孔を押し込むと、この第1基板が前記第1固定部
材の台座部に載置され、その後、第2固定部材を前記第
1固定部材の前記上端弾性逆止部に押し込んで支柱に嵌
合させるとともに、第2基板の取付孔を前記第1固定部
材の前記上端弾性逆止部から押し込み、この第2基板の
上面に前記第1固定部材の前記上端弾性逆止部を位置さ
せると、前記第2基板が前記上端弾性逆止部と前記第2
固定部材との間で、かつ、前記第1基板が前記第2固定
部材と台座部との間で、それぞれ挟持されて固定され
る。これによって、工具を用いることなく、取付体上に
基板を2段積みすることができる。
【0012】また、本発明の請求項2、3に記載の発明
は前記のように構成したので、第2基板が上端弾性逆止
部と第2固定部材との間で、かつ、第1基板が前記第2
固定部材と台座部との間でそれぞれが挟持されるととも
に、前記第1基板及び第2基板はそれぞれが弾着固定さ
れる。これによって、基板及び取付体が振動しても基板
が損傷することを防止できる。
【0013】また、本発明の請求項6に記載の発明は前
記のように、第1固定部材、第1基板、第2固定部材、
第2基板の順で、これらの4部品を取付体に対して同一
方向から装着するようになっている。これによって、取
付作業性の向上を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の基板固定装置及びその基板固
定装置を用いた基板固定方法の実施例を図に基づき説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す第1固定部
材の拡大側面図、図2は本発明の一実施例を示す第1固
定部材の拡大正面図、図3は本発明の一実施例を示す第
1固定部材の拡大斜視図、図4は本発明の一実施例を示
す第2固定部材の拡大側面図、図5は本発明の一実施例
を示す第2固定部材の拡大正面図、図6は本発明の一実
施例を示す第2固定部材の拡大下面図、図7は本発明の
一実施例を示す第2固定部材の拡大斜視図、図8は本発
明の一実施例を示す第1固定部材を取付体に立設した状
態の拡大要部断面図、図9は本発明の一実施例を示す取
付体に立設した第1固定部材に第1基板を挿入した状態
の拡大要部断面図、図10は本発明の一実施例を示す取
付体に立設した第1固定部材に第2固定部材を嵌合装着
した状態の拡大要部断面図、図11は本発明の一実施例
を示す取付体に立設した第1固定部材に第1基板及び第
2基板が弾着固定した状態の拡大要部断面図である。
【0016】図に示すように基板固定装置1は、合成樹
脂製の第1固定部材2と、合成樹脂製の第2固定部材3
とからなっている。
【0017】そして、第1固定部材2は、図1〜図3に
示すように、円棒状の支柱2aと、支柱2aの下端に形
成した下端弾性逆止部2bと、支柱2aの上端に形成し
た上端弾性逆止部2cと、下端弾性逆止部2b上方に近
接した位置であって支柱2aに形成された支持部2d
と、支持部2d上方に近接した位置であって支柱2aに
形成されたリング状の台座部2eとを一体に形成したも
のである。
【0018】第2固定部材3は、図4〜図7に示すよう
に、第1固定部材2の支柱2aに嵌合される筒体3a
と、筒体3aの下端に形成した下端弾性片3bと、筒体
3a上端に形成した上端弾性片3cとを一体に形成した
ものであって、筒体3aに貫通孔3dが設けられてい
る。
【0019】第1固定部材2における下端弾性逆止部2
bは、その下端弾性逆止部2bをシャーシなどの取付体
4の取付孔4aの上方より、その取付孔4aに圧入した
場合に、図8に示すごとく、狭窄して挿入された後、拡
開する形状としてある。第1固定部材2における支持部
2dは、下端弾性逆止部2bが取付体4の取付孔4aに
圧入されると、その支持部2dと下端弾性逆止部2bと
の間で挟持され第1固定部材2が取付体4に弾着固定さ
れるように、左右に延在させた2個の弾性翼片2d−
1、2d−2としてあり、その弾性翼片2d−1、2d
−2の先端に、取付体4の上面に当接するところの円弧
状部2fを有する構造としてある。
【0020】台座部2eは、その台座部2eの外周が取
付体4の上方に配設されるところのプリント基板などか
らなる第1基板5の取付孔5aの内径よりも外方に位置
する大きさに設定されている。第1固定部材2における
上端弾性逆止部2cは、第1基板5の取付孔5aに挿入
した場合に、狭窄して挿入された後、拡開するととも
に、第1基板5の上方に配設されるところのプリント基
板などからなる第2基板6の取付孔6aに挿入した場合
に、狭窄して挿入された後、拡開する構造になってい
る。支柱2aに、第1基板5の取付孔5a及び第2固定
部材3の貫通孔3dが嵌合した状態で、第2基板6の取
付孔6aを第1固定部材2の上端弾性逆止部2cに圧入
して図11に示すごとく上端弾性逆止部2cを第2基板
6の上面上方に位置させると、第1基板5が第2固定部
材3の下端弾性片3bと台座部2eとの間で挟持され、
かつ、第2基板6が、上端弾性逆止部2cと第2固定部
材3の上端弾性片3cとの間で挟持され、それぞれ弾着
固定される。
【0021】第2固定部材3は、ひっくりかえして(1
80度回転させて)支柱2aに挿入した場合、換言すれ
ば、下端弾性片3bを上に、かつ、上端弾性片3cを下
にして支柱2aに挿入した場合であっても、台座部2e
と上端弾性片3cとの間で第1基板5が、かつ、下端弾
性片3bと上端弾性逆止部2cとの間で第2基板6がそ
れぞれ弾着固定されるように、下端弾性片3bと上端弾
性片3cを同一形状にしてある。
【0022】下端弾性逆止部2bは図3に示すように、
支柱2aより垂直に延びる板状部分2b−1と、この板
状部分2b−1の左右に設けられ、かつ、左右方向(水
平方向)に膨縮可能な膨縮片2b−2、2b−3とから
なっている。上端弾性逆止部2cは、支柱2aより垂直
に延びる板状部分2c−1と、この板状部分2c−1の
左右に設けられ、かつ、左右方向(水平方向)に膨縮可
能な膨縮片2c−2、2c−3とからなっている。下端
弾性逆止部2bの下端及び上端弾性逆止部2cの上端は
その下端及び上端に触れた手がけがしないように平坦面
状としてある。また、図11に示す取付孔5aと取付孔
6aは、第1基板5と第2基板6を上下逆に取り付ける
ことを可能にするために、ほぼ同一の大きさに設定して
ある。さらに、上端弾性逆止部2cは、その上端弾性逆
止部2cが誤って取付体4に取り付けられることのない
ように、取付体4の取付孔4aには、挿入できない寸法
構造にしてある。
【0023】前述のように構成された本実施例の基板固
定装置1を用いた基板取付作業は、次の(1)から
(4)の順で行われる。
【0024】(1)図8に示すごとく、取付体4の取付
孔4aに、第1固定部材2の下端弾性逆止部2bを挿入
して支持部2dと下端弾性逆止部2bとの間に取付体4
を弾着させることにより、第1固定部材2を複数個取付
体4上に立設させる。
【0025】(2)図9に示すごとく、取付体4上に立
設させた第1固定部材2の上端弾性逆止部2cに第1基
板5の取付孔5aを押し込み、第1基板5を、台座部2
e上に載置させる。
【0026】(3)図10に示すごとく、第2固定部材
3を取付体4上に立設させてある第1固定部材2の上端
弾性逆止部2cに押し込み、第2固定部材3を、支柱2
aに嵌合した状態で、かつ、第1基板5上に設置させ
る。
【0027】(4)図11に示すごとく、第1固定部材
2の上端弾性逆止部2cに第2基板6の取付孔6aを押
し込み、上端弾性逆止部2cを第2基板6の上面側に位
置させることにより、第1基板5を台座部2eと第2固
定部材3との間に、かつ、第2基板6を第2固定部材3
と上端弾性逆止部2cとの間にそれぞれ弾着固定させ
て、取付体4上方に第1基板5と第2基板6が間隔を保
持した状態で積み重ねられる。
【0028】このように構成した本実施例よれば、工具
を全く用いることなく取付体4上方に第1基板5及び第
2基板6を2段積みすることができる。また、取付体
4、第1基板及び第2基板6に強い外力が加えられて
も、第2固定部材3の下端弾性片3b及び上端弾性片3
cのクッション性によって、第1基板5及び第2基板6
が損傷することを防止できる。さらに、前記(1)から
(4)の作業手順で作業を行うことによって取付体4に
対して同一方向から第1固定部材2、第1基板5、第2
固定部材3及び第2基板6を装着することになり、取付
作業性の向上を図ることができる。第2固定部材3は、
下端弾性片3b及び上端弾性片3cを、第1固定部材2
の支持部部2dのように左右に大きく延在させる構造と
することなく、筒体3の外周よりごくわずか突出した程
度の形状とすることが可能であって、第1基板5及び第
2基板6に実装された部分が第1基板5の取付孔5a及
び第2基板6の取付孔6bに近接した位置にあっても、
その部品に邪魔されることなく、第1固定部材2の支柱
2aに挿入しえるものである。
【0029】図12は本発明の他の実施例を示す第2固
定部材30の斜視図である。
【0030】図12に示すところの第2固定部材30
は、第1固定部材2の支柱2aに嵌合させる筒体30a
と、筒体30aの下端に形成した下端弾性片30bと、
筒体30aの上端に形成した上端弾性片30cとを一体
に形成したものであって、筒体30aに貫通孔30dが
設けられている。この他の実施例の下端弾性片30b及
び上端弾性片3cは、前述した一実施例の下端弾性片3
b及び上端弾性片3cの形状とは異なり、筒体30aの
端部から左右に延在させた2個の弾性翼片30b、30
cとしてあり、その弾性翼片30b、30cの先端に第
1基板5の上面若しくは第2基板6の下面に当接すると
ころの円弧状部30eを有する構造にしてある。この構
造の場合には、第1基板5及び第2基板6上に実装され
た部品と第1基板5の取付孔5a及び第2基板6の取付
孔6aとの間に十分な距離がある設計がなされたときに
採用すればよい。
【0031】このように構成した他の実施例によれば、
左右に延在させた2個の弾性翼片からなる下端弾性片3
0b及び上端弾性片30cによって、第1基板5が第1
固定部材2の台座部2eと第2固定部材30との間で、
かつ、第2基板6が第2固定部材30と第1固定部材2
の上端弾性片2cとの間で、それぞれ強固に弾着固定で
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明は以上の
ように構成したので、取付板の取付孔に第1固定部材を
手で押し込むだけで、第1固定部材を取付板に弾着固定
させることができるとともに、その第1固定部材に、第
1基板と第2基板を所定の間隔を保持した状態で工具を
用いることなく簡単に挟持固定させることができ、これ
によって、作業の簡便化を図ることができるとともに、
作業時間を短縮することができる。
【0033】また、本発明の請求項2、3に記載の発明
は以上のように構成したので、第1基板と第2基板は弾
着固定されて振動吸収性が高いので、前記第1基板、第
2基板及び取付体が振動してもこの第1基板及び第2基
板が損傷することを防止でき、これによって、信頼性の
向上を図ることができる。
【0034】さらに、本発明の請求項6に記載の発明は
以上のように構成したので、第1固定部材、第1基板、
第2固定部材、第2基板の順で、これら4部品を、すべ
て同一方向から取付体に向って押し込むことで、取付体
に装着させることができ、これにより、取付作業性の向
上を図ることができ、したがって、より一層、作業時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す第1固定部材の拡大側
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す第1固定部材の拡大正
面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す第1固定部材の拡大斜
視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す第2固定部材の拡大側
面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す第2固定部材の拡大正
面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す第2固定部材の拡大下
面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す第2固定部材の拡大斜
視図である。
【図8】本発明の一実施例を示す第1固定部材を取付体
に立設した状態の拡大要部断面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す取付体に立設した第1
固定部材に第1基板を挿入した状態の拡大要部断面図で
ある。
【図10】本発明の一実施例を示す取付体に立設した第
1固定部材に第2固定部材を嵌合装着した状態の拡大要
部断面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す取付体に立設した第
1固定部材に第1基板及び第2基板が弾着固定した状態
の拡大要部断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す第2固定部材の拡
大斜視図である。
【符号の説明】 1 基板固定装置 2 第1固定部材 2a 支柱 2b 下端弾性逆止部 2c 上端弾性逆止部 2d 支持部 2e 台座部 3 第2固定部 3a 筒体 3b 下端弾性片 3c 上端弾性片 3d 貫通孔 4 取付体 4a 取付孔 5 第1基板 5a 取付孔 6 第2基板 6a 取付孔
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】下端弾性逆止部2bは図3に示すように、
支柱2aより垂直に延びる板状部分2b−1と、この板
状部分2b−1の左右に設けられ、かつ、左右方向(水
平方向)に膨縮可能な膨縮片2b−2、2b−3とから
なっている。上端弾性逆止部2cは、支柱2aより垂直
に延びる板状部分2c−1と、この板状部分2c−1の
左右に設けられ、かつ、左右方向(水平方向)に膨縮可
能な膨縮片2c−2、2c−3とからなっている。下端
弾性逆止部2bの下端及び上端弾性逆止部2cの上端は
その下端及び上端に触れた手がけがしないように平坦面
状としてある。また、図11に示す取付孔5aと取付孔
6aは、第1基板5と第2基板6を上下逆に取り付ける
ことを可能にするために、ほぼ同一の大きさに設定して
ある。さらに、上端弾性逆止部2cは、その上端弾性逆
止部2cが誤って取付体4に取り付けられることのない
ように、取付体4の取付孔4aには、嵌着できない寸法
構造にしてある。また、下端弾性逆止部2bは、その下
端弾性逆止部2bが誤って第1基板5または第2基板6
に取り付けられることのないように、第1基板5の取付
孔5aまたは第2基板6の取付孔6aには、挿入できな
い寸法構造にしてある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 利樹 愛知県名古屋市中区千代田2丁目24番地の 15 北川工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、この支柱の下端に形成した下端
    弾性逆止部と、前記支柱の上端に形成した上端弾性逆止
    部と、前記下端弾性逆止部上方に接近した位置であって
    前記支柱に形成された支持部と、この支持部上方に近接
    した位置であって前記支柱に形成された台座部とを一体
    に形成してなるところの第1固定部材及びこの第1固定
    部材における前記支柱の台座部上方に嵌合される筒状の
    第2固定部材からなり、前記第1固定部材が、前記下端
    弾性逆止部と前記支持部とによって取付体に挟持固定さ
    れ、しかも、前記台座部と前記第2固定部材との間で第
    1基板が、かつ、前記上端弾性逆止部と前記第2固定部
    材との間で第2基板が、それぞれ挟持固定されるととも
    に、前記下端弾性逆止部は、前記取付体の取付孔に狭窄
    して挿入された後、拡開する形状とし、かつ、前記上部
    弾性逆止部は、前記第1基板の取付孔、前記第2固定部
    材の貫通孔及び前記第2基板の取付孔に、狭窄して挿入
    された後、拡開する形状としたことを特徴とする基板固
    定装置。
  2. 【請求項2】 支柱と、この支柱の下端に形成した下端
    弾性逆止部と、前記支柱の上端に形成した上端弾性逆止
    部と、前記下端弾性逆止部上方に位置して前記支柱に形
    成された弾性押圧片からなる支持部と、この支持部上方
    に位置して前記支柱に形成された台座部とを一体に形成
    してなるところの第1固定部材及びこの第1固定部材に
    おける前記支柱の台座部上方に嵌合される筒状の第2固
    定部材からなり、前記第1固定部材が、前記下端弾性逆
    止部と前記支持部とによって取付体に弾着固定され、し
    かも、前記台座部と前記支持部との間で第1基板が、か
    つ、前記上端弾性逆止部と前記第2固定部材との間で第
    2基板が、それぞれ弾性固定されるとともに、前記下端
    弾性逆止部は、前記取付体の取付孔に狭窄して挿入され
    た後、拡開する形状とし、かつ、前記上部弾性逆止部
    は、前記第1基板の取付孔、前記第2固定部材の貫通孔
    及び前記第2基板の取付孔に狭窄して挿入された後、拡
    開する形状としたことを特徴とする基板固定装置。
  3. 【請求項3】 第2固定部材は、第1固定部材の支柱に
    嵌合される筒体と、この筒体の下端に形成された下端弾
    性片と、この筒体の上端に形成された上端弾性片とを一
    体に形成したものであることを特徴とする請求項2記載
    の基板固定装置。
  4. 【請求項4】 上端弾性逆止部は、取付体の取付孔に挿
    入不可の構造としたことを特徴とする請求項2若しくは
    3記載の基板固定装置。
  5. 【請求項5】 第2固定部材は、ひっくりかえして支柱
    に挿入した状態でも使用できる構造としたことを特徴と
    する請求項2、3若しくは4記載の基板固定装置。
  6. 【請求項6】 取付体の取付孔に下端弾性逆止部を押し
    込んで支持部と下端弾性逆止部との間に前記取付体を弾
    着させることにより第1固定部材を前記取付体上に立設
    させる第1固定部材立設工程と、前記取付体上に立設し
    た前記第1固定部材の上端弾性逆止部に第1基板の取付
    孔を押し込んで第1基板を前記第1固定部材の台座部に
    載置させる第1基板載置工程と、第2固定部材を前記第
    1固定部材の上端弾性逆止部に押し込んだ後、支柱に嵌
    合した状態で前記第1基板上に載置する第2固定部材載
    置工程と、第2基板を前記第1固定部材の前記上端弾性
    逆止部に押し込み、その上端弾性逆止部を前記第2基板
    の上面側に位置させることで、前記台座部と前記第2固
    定部材との間に前記第1基板を、かつ、前記第2固定部
    材と前記上端弾性逆止部との間に前記第2基板を、それ
    ぞれ弾性固定させる基板弾着固定工程とからなることを
    特徴とする請求項2記載の基板固定装置を用いた基板固
    定方法。
JP7048798A 1995-03-08 1995-03-08 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法 Pending JPH08247121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048798A JPH08247121A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048798A JPH08247121A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08247121A true JPH08247121A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12813252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7048798A Pending JPH08247121A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08247121A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274978A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Kitagawa Ind Co Ltd 防振固定具
WO2017073678A1 (ja) * 2015-10-29 2017-05-04 北川工業株式会社 固定具
CN108592240A (zh) * 2018-05-22 2018-09-28 珠海格力电器股份有限公司 一种减振结构和压缩机
EP3859173A4 (en) * 2018-09-27 2022-06-15 Kitagawa Industries Co., Ltd. FASTENERS

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274978A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Kitagawa Ind Co Ltd 防振固定具
JP4638894B2 (ja) * 2007-04-25 2011-02-23 北川工業株式会社 防振固定具
WO2017073678A1 (ja) * 2015-10-29 2017-05-04 北川工業株式会社 固定具
US10731685B2 (en) 2015-10-29 2020-08-04 Kitagawa Industries Co., Ltd. Fixture
CN108592240A (zh) * 2018-05-22 2018-09-28 珠海格力电器股份有限公司 一种减振结构和压缩机
EP3859173A4 (en) * 2018-09-27 2022-06-15 Kitagawa Industries Co., Ltd. FASTENERS

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08247121A (ja) 基板固定装置及びその基板固定装置を用いた基板固定方法
JPH03345A (ja) 振動を遮断するためのマウント機構
JPH05315772A (ja) 実装プリント基板の緩衝支持装置
CN210475785U (zh) 电路板焊接治具
JP3178912U (ja) 支柱構造
US4390101A (en) Article mounting rack
GB2164385A (en) Spacer member for supporting plate-like members at predetermined spaced apart distances
CN211789858U (zh) 一种航插自动插入结构
US5889358A (en) Vibration gyroscope
JP2007044830A (ja) シート基板保持治具
JP4520948B2 (ja) 固定機構
KR101810491B1 (ko) 스크린 프린터의 배큠 지그 누설 감지 및 차단 시스템
JP3226885B2 (ja) 振動試験用治具
JPH0650385A (ja) 防振スペーサ
JP2000114797A (ja) ワークバックアップ装置
KR101684352B1 (ko) 초음파검사 탐촉자 고정지그
US6966535B2 (en) Snubber for pneumatically isolated platforms
CN210334952U (zh) 引脚焊接治具
CN107702792A (zh) 一种微型减振器
JPH0774485A (ja) 実装基板用絶縁シートおよび実装基板取付構造
JP2003254316A (ja) 合成樹脂製ワッシャー
JPH0338729B2 (ja)
JPH06783Y2 (ja) 回路基板検査装置のピンボ−ド
US20210064101A1 (en) Fixing structure
JPH09246753A (ja) プリント基板の保持構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20040628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421