JP4638894B2 - 防振固定具 - Google Patents

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本発明は、物品を他の部材に固定するための防振固定具の技術分野に属する。
コンピュータ等の電子機器には、空冷用の冷却ファンが装備されることが多い。この冷却ファンはモータを駆動源としているために振動を生じる。そのため、冷却ファンを筐体に固定するための固定具には、冷却ファンの保持に必要な強度だけでなく、防振性能も要求される。
そのような防振固定具の例として、特開平11−287219号公報(特許文献1)に開示される防振クリップがある。
特開平11−287219号公報
従来の冷却ファン用振動対策部材には、リベットタイプの2パーツ構造のものがあるが、これは取付作業性が悪いのが難点であった。
また、エラストマ単品のものもあるが、リベットタイプと同様に固定強度が必要なため、エラストマの硬さが比較的硬くて限られた範囲での防振効果しか得られない。
一方、特許文献1の防振クリップは固定される物品側にクリップ装着部が必要とされるので、冷却ファンには適用が難しかった。
このため、十分な強度と防振性能を有して、取付作業性にも優れた防振固定具が求められていた。なお、防振固定具に対するこのような要求は、冷却ファン用の防振固定具に限るものではなく、他の部品例えばモータの固定等においても同様であった。
本発明は防振固定具に対する上記の要求に応えるものである。
請求項1記載の防振固定具は、
物品を他の部材に固定するための防振固定具であり、
硬質合成樹脂製で柱状の軸部と、
該軸部の一方の端部に固定されており、前記軸部を挿通させるために前記物品の第1の面から第2の面まで貫通するように設けられた挿通穴に前記軸部を先導する体勢で前記第1の面から挿入すると該挿通穴を通過し、通過した前記挿通穴における前記第2の面の縁部に係止される、硬質合成樹脂製の第1の取付手段と、
前記軸部の他方の端部に連結され、前記他の部材に止着される、硬質合成樹脂製の第2の取付手段と、
前記軸部の他方の端部に着設されて前記軸部の外周から張り出しており、前記第2の取付手段が前記他の部材に止着されると前記他の部材に接触する弾性材と
からなり、
前記弾性材は、
前記第1の取付手段が前記挿通穴における前記第2の面の縁部に係止されたときに、前記物品における前記第1の面に接触し、
前記軸部のうち、前記挿通穴に挿通される領域の少なくとも一部の外面を被覆する
ことを特徴とする。
請求項1記載の防振固定具は、硬質合成樹脂製の軸部、第1の取付手段及び第2の取付手段と弾性材とで構成されている。この硬質合成樹脂としては、PP、PA、ABS等が例示される。また、弾性材としては、エラストマ(例えばTPS、TPO等)、ゴム等が例示される。特に、JIS A硬度で30度以下のエラストマが好ましい。
軸部は柱状、例えば円柱状、角柱状とされる。
第1の取付手段は軸部の一方の端部に固定されるので、軸部と一体に成形するのが望ましい。第2の取付手段は、軸部と一体であってもよいが、別体の方が好ましい。
第1の取付手段は、軸部の一方の端部に固定されており、軸部を挿通させるために物品に設けられた挿通穴に軸部を先導する体勢で挿入すると挿通穴を通過し、通過した挿通穴の縁部に係止される。なお、弾性材は軸部の外周から張り出しているため挿通穴には進入しない。
一方、第2の取付手段は、軸部の他方の端部に連結され、他の部材に止着される。
従って、物品に設けられた挿通穴に軸部を挿通させ、軸部の先端部に固定された第1の取付手段を挿通穴の縁部に係止させ、第2の取付手段を他の部材に止着すれば、物品を他の部材に固定できる。
請求項1記載の防振固定具を用いて物品を他の部材に固定するには、軸部及び第1の取付手段を挿通穴に挿通させて、第1の取付手段を挿通穴の縁部に係止させる作業と、第2の取付手段を他の部材に止着する作業を要するだけであるから、作業は容易であり作業性にも優れている。
また、物品を支持することになる軸部、第1の取付手段及び第2の取付手段は硬質合成樹脂製であるから、十分な強度がある。
そして、第2の取付手段が他の部材に止着されると、軸部の他方の端部に着設されて軸部の外周から張り出した弾性材が他の部材に接触する。また、弾性材は軸部の外周から張り出しているので、この張り出した部分が物品と他の部材とに挟まれることになる。この物品と他の部材とに挟まれた弾性材が物品(例えば冷却ファン)からの振動を減衰させる。これにより防振性能が確保される。
また、前記弾性材の一部が前記軸部の外面を被覆している構成としたので、軸部の外面を被覆している弾性材により物品から軸部に伝達する振動を減衰させることができる。これにより防振性能が向上する。
請求項2記載の防振固定具は、前記軸部と前記第2の取付手段とは前記弾性材を介して連結されている構成であるから、物品からの振動が軸部から第2の取付手段へ直接には伝達しない。これにより防振性能が向上する。
請求項3記載の防振固定具は、前記第2の取付手段には、前記軸部の軸心と交差して配されて前記弾性材に埋没された板状の埋設部が設けられている構成であるから、弾性材と埋設部とが軸部の周方向に沿って相対変位する、回転方向の振動に対しては埋設部との間に弾性材の粘性抵抗が生じ、この回転方向の振動を効果的に減衰させる。これにより防振性能が向上する。
特に、請求項4記載のように、前記埋設部の前記軸部側となる面には、溝又は凸条が設けられている構成であると、上記の粘性抵抗が増加されるので、回転方向の振動に対する防振性能がより向上する。また、溝又は凸条の形状や数を調節することで振動特性を調節できる。
請求項5記載の防振固定具は、請求項3又は4記載の防振固定具において、前記軸部には、前記埋設部の前記軸部から離れる方向への移動を規制する軸方向規制部が設けられている構成であるから、第2の取付手段を軸部又は弾性材から引き離す方向の外力が作用したときに第2の取付手段が軸部又は弾性材から過剰に離れたり、離脱したりするのを防止できる。
また、請求項6記載の防振固定具は、請求項3、4又は5記載の防振固定具において、前記軸部には、前記埋設部の前記軸部の軸心回りの回転を規制する周方向規制部が設けられている構成であるから、第2の取付手段と軸部又は弾性材との間にねじれ方向の外力が作用したときに第2の取付手段が過剰に回転変位するのを防止できる。
また、請求項記載の防振固定具は、請求項1〜のいずれか記載の防振固定具において、前記軸部には、前記第2の取付手段側の端に開口する中心孔が設けられ、前記弾性材の一部が前記中心孔に充填されている構成としたので、軸部の中心孔に充填されている弾性材により軸部の振動を減衰させることができる。これにより防振性能が向上する。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
図1に示すように、本実施例の防振固定具1は、柱状の軸部2、第1の取付手段としての第1スナップ3、第2の取付手段としての第2スナップ4及び弾性材5によって構成されている。
軸部2と第1スナップ3とは硬質合成樹脂(本実施例ではPP)にて一体成形されている。
軸部2は円柱状であり、一方の端部(先端部)には第1スナップ3が連接され、他方の端部(基端部)には円盤状の端板6が連接されている。この基端部の直径は第1スナップ3側になる部分よりも小径にされていて、その外周には溝7が形成されている。
第1スナップ3は、いわゆる矢じり型スナップであり、軸部2の先端部に連接された支持板8、基部を支持板8の先端に連接されて「ハ」の字状をなす一対の弾性片9、各弾性片9の先端から延出された内接爪片10を備えている。
弾性片9と支持板8とは鋭角をなして連接されており、弾性片9と支持板8との間には上記鋭角に対応した空間が存在する。そのため、弾性片9を支持板8に向けて圧迫すれば、弾性片9を弾性変形させることができる。極限的には弾性片9が支持板8に接触するまで弾性変形可能であるが、そこまで至らない段階で両弾性片9の先端間距離が軸部2の直径以下となる。従って、軸部2を摺動させて挿通可能な穴であれば、第1スナップ3は弾性片9の弾性変形させて、その穴を通過できる。
第2スナップ4も、軸部2及び第1スナップ3と同様に硬質合成樹脂(本実施例ではPP)にて成形されている。
第2スナップ4は第1スナップ3と同様の矢じり型スナップであり、支持板12、基部を支持板12の先端に連接されて「ハ」の字状をなす一対の弾性片13、各弾性片13の先端から延出された内接爪片14を備えている。また、第2スナップ4は支持板12の端部に連接された円形板状の埋設部15が備わっている。
弾性材5はエラストマ(本実施例ではTPS)で形成されている。
弾性材5は、円柱状のフランジ部17、フランジ部17の片面から延出された筒状のスリーブ部18、フランジ部17の片面に放射状に設けられた支承部19を備えている。
フランジ部17は軸部2と同軸であるが、直径は軸部2よりも大きく、軸部2の外周よりも張り出している。
フランジ部17は、軸部2の端板6及び第2スナップ4の埋設部15を内蔵しているが、平行状に配された端板6と埋設部15とは接触しておらず、それらの間にはエラストマが充填されている。
スリーブ部18は軸部2の溝7を満たしており、軸部2の外周面とスリーブ部18の外周面とは、ほぼ段差無く接続されている。
このように、フランジ部17に端板6及び埋設部15を内蔵し、スリーブ部18が溝7を満たした状態で軸部2の外面に被着されていることで、軸部2と第2スナップ4とは弾性材5を介して連結されている。
支承部19は断面が長方形の棒状で、フランジ部17の片面から突出しており、フランジ部17及び軸部2の軸を中心とした放射状に90度ピッチで配されて、スリーブ部18の外周面からフランジ部17の外周に達している。
[防振固定具の使用例]
実施例の防振固定具1の一使用例として、冷却ファン100(物品に該当)をコンピュータ等の電子機器に装着するために防振固定具1を使用した例を図2に示す。
冷却ファン100は、矩形のケース101、ケース101に取り付けられたモータ102、モータ102によって回転駆動されるファン103等からなり、ケース101には前面101aから背面101bまで貫通した挿通穴104が四隅に設けられている。
防振固定具1は、第1スナップ3を先頭にして軸部2を背面101b側から挿通穴104に挿入し、第1スナップ3を前面101a側に至らせて、第1スナップ3の弾性片9を挿通穴104の縁部に係止させることで、冷却ファン100に取り付けられる。なお、第1スナップ3の弾性片9を挿通穴104の縁部に係止させると弾性材5がケース101の背面101bに当接する。このため、防振固定具1の軸方向に沿った移動は、第1スナップ3と弾性材5とによって制限されている。但し、弾性材5を圧縮させれば、その範囲に限って移動させることができる。
このように、4箇所の挿通穴104それぞれに防振固定具1を取り付けてから、各防振固定具1の第2スナップ4を、電子機器の筐体105(他の部材に該当)に設けられている取付穴106に挿入して係止させる。これにより、冷却ファン100が電子機器の筐体105に固定される。このとき、弾性材5はケース101(背面101b)と筐体105とに挟まれて、わずかに圧縮された状態になっている。
防振固定具1を用いて物品(冷却ファン100)を他の部材(筐体105)に固定するには、軸部2及び第1スナップ3を挿通穴104に挿通させて、第1スナップ3を挿通穴104の縁部に係止させる作業と、第2スナップ4を筐体105に止着する作業を要するだけであるから、作業は容易であり作業性にも優れている。
また、物品を支持することになる軸部2、第1スナップ3及び第2スナップ4は硬質合成樹脂製であるから、十分な強度がある。
そして、第2スナップ4が筐体105に止着されると、軸部2に着設されて軸部2の外周から張り出した弾性材5が筐体105に接触する。また、弾性材5は軸部2の外周から張り出しているので、この張り出した部分が冷却ファン100と筐体105とに挟まれることになる。この冷却ファン100と筐体105とに挟まれた弾性材5が冷却ファン100からの振動を減衰させる。これにより防振性能が確保される。
防振固定具1は、軸部2と第2スナップ4とが弾性材5を介して連結されている構成であるから、冷却ファン100からの振動が軸部2から第2スナップ4へ直接には伝達しない。これにより防振性能が向上する。
また防振固定具1の第2スナップ4には、軸部2の軸心と交差して配されて弾性材5に埋没された板状の埋設部15が設けられている構成であるから、弾性材5と埋設部15とが軸部2の周方向に沿って相対変位する、回転方向の振動に対しては埋設部15との間に弾性材5の粘性抵抗が生じ、この回転方向の振動を効果的に減衰させる。これにより防振性能が向上する。
防振固定具1は、弾性材5の一部がスリーブ部18として軸部2の外面を被覆している構成としたので、軸部2の外面を被覆している弾性材5により冷却ファン100から軸部2に伝達する振動を減衰させることができる。これにより防振性能が向上する。
[埋設部の変形例]
実施例1で説明した埋設部15の上面は平坦面であるが、図3に例示するように、溝又は凸条を設けることができる。
すなわち、埋設部15の上面15aを横切るように1本の凸条20aを設けたり(a)、同様の凸条20aを2本交差させて設けたり(b)、埋設部15の上面15aを横切るように1本の溝20bを設けたり(c)、同様の溝20bを2本交差させて設けたり(d)できる。また、ここに例示した以外の形状や本数で凸条20a又は溝20bを設けることもできるし、凸条20aと溝20bとを組み合わせて設けることもできる。
このような凸条20a又は溝20bを埋設部15の上面15aに設けると、弾性材5と埋設部15とが軸部2の周方向に沿って相対変位する回転方向の振動が加えられたときに、弾性材5を構成するエラストマと埋設部15との間に生じる粘性抵抗が凸条20a又は溝20bによって増加されるので、回転方向の振動に対する防振性能がより向上する。また、凸条20a又は溝20bの形状や数を調節することで振動特性を調節できる。
[実施例2]
本実施例は、埋設部の軸方向への移動を規制する軸方向規制部を軸部に設けた例である。なお、実施例1と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図4に示すように、本実施例の防振固定具1aでは埋設部15に凸条20aを設けている(図3(a)参照)。
また、軸部2の端板6の周縁部からは、第2スナップ4の支持板12と平行状に一対の垂下片21が延出され、さらに各垂下片21の先端部から直角状に軸方向規制片22が延出されている。両方の軸方向規制片22は、それぞれが相手方に向かって延出されており、埋設部15と弾性片13(内接爪片14)との間に進入している。
実施例1と同様に端板6と埋設部15とは接触しておらず、また埋設部15は、垂下片21とも、軸方向規制片22とも接触していない。そして、これらの間には弾性材5のエラストマが充填されている。
このように、軸方向規制片22(軸方向規制部)を設けることにより、第2スナップ4を軸部2又は弾性材5から引き離す方向の外力が作用したときには、軸方向規制片22が(弾性材5を介在させて)、上記引き離す方向のへの埋設部15の移動を阻むので、第2スナップ4が軸部2又は弾性材5から過剰に離れたり、離脱したりするのを防止できる。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例3]
本実施例は、埋設部の軸部の軸心回りの回転を規制するための周方向規制部を設けた例である。
なお、実施例3の防振固定具1bを示す図5には、弾性材5に隠れる部分の構造を明瞭に示すために、弾性材5を撤去した状態が記載されているが、弾性材5は実施例1、2と同様である。また、実施例1又は2と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図5に示すように、本実施例の防振固定具1bでは埋設部15の上面15aに連結板24を立設し、その連結板24の両面から、該面に垂直な規制腕片25が延出されている。
一方、軸部2の端板6の周縁部には、「コ」の字状の規制枠26が連結板24を挟むようにして対をなして連接されており、端板6と共同して矩形の規制口27を形成している。
そして、各規制腕片25は、それぞれが規制口27内に挿通されている。
なお、埋設部15、連結板24及び規制腕片25は端板6並びに規制枠26とは接触しておらず、これらの間には実施例1、2と同様に弾性材5のエラストマが充填されている。
このように、規制腕片25が規制口27内に挿通されているため、第2スナップ4を軸部2の軸心回りに相対回転させる外力、すなわちねじれ方向の外力が、第2スナップ4と軸部2又は弾性材5との間に作用したときに、規制腕片25の回転変位が規制枠26によって阻まれるから、第2スナップ4が過剰に回転変位するのを防止できる。このことから明らかであるが、連結板24、規制腕片25及び規制枠26により周方向規制部が構成されている。
また、規制腕片25が規制口27内に挿通されているため、第2スナップ4を軸部2又は弾性材5から引き離す方向の外力が作用したときには、規制枠26が、上記引き離す方向のへの規制腕片25の移動、すなわち埋設部15の移動を阻むので、第2スナップ4が軸部2又は弾性材5から過剰に離れたり、離脱したりするのを防止できる。従って、連結板24、規制腕片25及び規制枠26は軸方向規制部としても機能する。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例4]
本実施例は、軸部の内部に中心孔を設け、その中心孔に弾性材を充填した例である。なお、実施例1、2又は3と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図6に示すように、本実施例の防振固定具1cでは軸部2の第2スナップ4側の端である端板6に開口する中心孔28を設け、その中心孔28に弾性材5の一部を充填部29として充填してある。なお、図6(e)、(j)は充填部29を示すために軸部2の一部を破断して記載してある。
このように軸部2の中心孔28に充填されている充填部29により軸部2の振動を減衰させることができ、これにより防振性能が向上する。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例5]
本実施例は、弾性材にて軸部の外面を被覆した例である。なお、実施例1、2、3又は4と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図7に示すように、本実施例の防振固定具1dでは弾性材5のスリーブ部18を延長した構造の外面被覆部18aにて軸部2の外面を被覆してある。なお、図7(e)、(j)は外面被覆部18aと軸部2との関係を明瞭に示すために外面被覆部18a及び軸部2の一部を破断して記載してある。
このように外面被覆部18aにて軸部2の外面を被覆してあるので、外面被覆部18aにより物品から軸部2に伝達する振動を減衰させることができ、これにより防振性能が向上する。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例6]
本実施例は、軸部の中心孔に弾性材を充填し、また弾性材にて軸部の外面を被覆した例である。なお、実施例1、2、3、4又は5と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図8に示すように、本実施例の防振固定具1eでは、軸部2に実施例4で説明した中心孔28を設け、その中心孔28に弾性材5の一部を充填部29として充填してある。また、実施例5で説明した外面被覆部18aにて軸部2の外面を被覆してある。なお、図8(e)、(j)は外面被覆部18a、軸部2及び充填部29の関係を明瞭に示すために外面被覆部18a、軸部2の及び充填部29の一部を破断して記載してある。
このように、軸部2の中心孔28に充填部29を充填し、外面被覆部18aにて軸部2の外面を被覆してあるので、充填部29と外面被覆部18aとにより軸部2の振動を減衰させることができ、これにより防振性能が向上する。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例7]
本実施例は、第2の取付手段である第2スナップ4aを軸部2に対して直角となる向きで配置した例である。なお、実施例1、2、3、4、5又は6と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図9に示すように、本実施例の防振固定具1fでは、第2スナップ4aが軸部2に対して直角となる向きで配置されている。このため、軸部2の第2スナップ4a側の端である端板6と円形板状の埋設部15とは平行ではなく、ほぼ直角をなしている。また、埋設部15には、支持板12と反対方向に延出された板状の内壁部31が設けられており、内壁部31は端板6と平行状に配されている。なお、端板6と埋設部15及び内壁部31とは接触しておらず、これらの間には実施例1〜8と同様に弾性材5のエラストマが充填されている。
そのエラストマで構成されている弾性材5には、円柱状のフランジ部17に代えて、2つの円柱を直交させた形状の本体部32が設けられている。
このように、第2スナップ4aが軸部2に対して直角となる向きで配置されているため、第1スナップ3の中心線と第2スナップ4aの中心線とが直交することになる。すなわち、第1スナップ3と物品とを連結する際の物品(又は第1スナップ3)の移動方向と、第2スナップ4aを他の部材に止着するための移動方向とが直交するので、物品を壁面(他の部材)間に懸架するような取付形態に適している。
その他、実施例1と同様の効果がある。
[実施例8]
本実施例は、第2の取付手段である第2スナップ4bを第1スナップ3と同じ向きで、軸部2に対して平行となる方向に配置した例である。なお、実施例1、2、3、4、5、6又は7と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図10に示すように、本実施例の防振固定具1gでは、第2スナップ4bを第1スナップ3と同じ向きで、軸部2と平行状に配置している。
第2スナップ4bをこのように配置するために連結板34を設けて、埋設部15、連結板34、第2スナップ4bを一体成形してある。
連結板34は、図10(d)に示すとおりの小判状である。連結板34は埋設部15と平行状に配置されており、一部が弾性材5と接合され、残余は弾性材5の側方に突出し、ここに第2スナップ4bの支持板12が連設されている。
このように、第2スナップ4bが軸部2と平行状に配置されているため、第1スナップ3の中心線と第2スナップ4bの中心線とが平行になる。すなわち、第1スナップ3と物品とを連結する際の物品(又は第1スナップ3)の移動方向と、第2スナップ4bを他の部材に止着するための移動方向とが同方向になるので、第2スナップ4bを板(他の部材)の縁部に止着するような取付形態に適している。
[実施例9]
本実施例は、3つの取付手段を設けた例である。なお、実施例1、2、3、4、5、6、7又は8と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図11に示すように、本実施例の防振固定具1hは、実施例8で説明したのと同様の連結板34を備えており、その下面に第2スナップ4の支持板12を連接し、上面に第3スナップ4cを連接してある。
図10との比較から明らかなとおり、第3スナップ4cは実施例8の第2スナップ4bと同じものであり、本実施例の防振固定具1hは、実施例8の防振固定具1gに第2スナップ4を追加した構成と見ることもできる。
このように、第2スナップ4と第3スナップ4cとを備えているので、例えば第2スナップ4を用いて図2と同様に物品を固定し、第3スナップ4cを用いて他の部品、例えばシールドケースなどを固定することができる。
また、第3スナップ4cを、実施例8で説明したと同様に板(他の部材)の縁部に止着するような取付形態とすることもできる。
[第2取付手段の変形例]
上記の各実施例では、第2取付手段として矢じり型スナップ4、4a、4bを採用しているが、他の形式のスナップ等を第2取付手段として使用できるので、その一例を図12に示す。
この第2スナップ4dは、中央軸部36、中央軸部36から対称に延出された一対の湾曲弾性板37、中央軸部36の先端から、湾曲弾性板37とは90度異なる方向に沿って対称に延出された一対の係止板38にて構成されている。なお、湾曲弾性板37の一方には、先端部に係止突起39が設けられている。
第2スナップ4dは、いわゆるT型スナップであり、板部材(他の部材)に設けられている止着穴に係止突起39を挿入して板部材の裏面側に至らせる。このとき湾曲弾性板37の先端部が板部材表面に当接させられて弾性変形する。そして、第2スナップ4d(すなわち防振固定具)を90度回すと、係止突起39が止着穴から外れた位置になり、その係止突起39と湾曲弾性板37とで板部材を挟持することで止着される。なお、板部材には、上記のように第2スナップ4dを90度回したときに係止突起39が係合する穴が設けられているのが普通である。
[埋設部の変形例]
上記の各実施例では、埋設部15(つまり第2スナップ4)は軸部2とは分離されているが、図13に例示するように、実施例1で説明した端板6と埋設部15とを一体化したものに相当する埋設部115を設けることもできる。
このように構成すれば、第1スナップ3から第2スナップ4までが硬質合成樹脂の一体品となるので、強度が高まる。
[その他]
上述の各例では、第2の取付手段(第2スナップ4等)の表面は被覆されていないが、弾性材5の一部を延伸して、第2の取付手段(第2スナップ4等)の表面を弾性材5の延伸部分にて被覆することもできる。このように弾性材5の延伸部分にて第2の取付手段(第2スナップ4等)の表面を被覆すると、物品(例えば冷却ファン100)からの振動が、この弾性材5の延伸部分にても減衰させられるので、防振性能が向上する。
実施例1の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)、視角を変えた斜視図(h)、B部拡大図(i)。 実施例1の防振固定具の使用状態を説明するための平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、A−A断面図(e)、斜視図(f)、A−A断面斜視図(g)。 埋設部の変形例の説明図。 実施例2の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)、視角を変えた斜視図(h)、B部拡大図(i)。 実施例3の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)、視角を変えた斜視図(h)、B部拡大図(i)。 実施例4の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、一部破断右側面図(e)、A−A断面図(f)、B−B断面図(g)、D−D断面図(h)、斜視図(i)、一部破断斜視図(j)。 実施例5の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、一部破断右側面図(e)、A−A断面図(f)、B−B断面図(g)、D−D断面図(h)、斜視図(i)、一部破断斜視図(j)。 実施例6の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、一部破断右側面図(e)、A−A断面図(f)、B−B断面図(g)、D−D断面図(h)、斜視図(i)、一部破断斜視図(j)。 実施例7の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)。 実施例8の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)。 実施例9の防振固定具の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、斜視図(g)。 第2取付手段の変形例の平面図(a)、左側面図(b)、正面図(c)、底面図(d)、右側面図(e)、A−A断面図(f)、B−B断面図(g)、斜視図(h)。 埋設部の変形例の縦断面図。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h・・・防振固定具、
2・・・軸部、
3・・・第1スナップ、
4、4a、4b、4d・・・第2スナップ、
4c・・・第3スナップ、
5・・・弾性材、
15、115・・・埋設部、
17・・・フランジ部、
18・・・スリーブ部、
18a・・・外面被覆部、
20a・・・凸条、
20b・・・溝、
22・・・軸方向規制片、
24・・・連結板、
25・・・規制腕片、
26・・・規制枠、
27・・・規制口、
100・・・冷却ファン、
104・・・挿通穴、
105・・・筐体、
106・・・取付穴。

Claims (7)

  1. 物品を他の部材に固定するための防振固定具であり、
    硬質合成樹脂製で柱状の軸部と、
    該軸部の一方の端部に固定されており、前記軸部を挿通させるために前記物品の第1の面から第2の面まで貫通するように設けられた挿通穴に前記軸部を先導する体勢で前記第1の面から挿入すると該挿通穴を通過し、通過した前記挿通穴における前記第2の面の縁部に係止される、硬質合成樹脂製の第1の取付手段と、
    前記軸部の他方の端部に連結され、前記他の部材に止着される、硬質合成樹脂製の第2の取付手段と、
    前記軸部の他方の端部に着設されて前記軸部の外周から張り出しており、前記第2の取付手段が前記他の部材に止着されると前記他の部材に接触する弾性材と
    からなり、
    前記弾性材は、
    前記第1の取付手段が前記挿通穴における前記第2の面の縁部に係止されたときに、前記物品における前記第1の面に接触し、
    前記軸部のうち、前記挿通穴に挿通される領域の少なくとも一部の外面を被覆する
    ことを特徴とする防振固定具。
  2. 前記軸部と前記第2の取付手段とは前記弾性材を介して連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載の防振固定具。
  3. 前記第2の取付手段には、前記軸部の軸心と交差して配されて前記弾性材に埋没された板状の埋設部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の防振固定具。
  4. 前記埋設部の前記軸部側となる面には、溝又は凸条が設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の防振固定具。
  5. 前記軸部には、前記埋設部の前記軸部から離れる方向への移動を規制する軸方向規制部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の防振固定具。
  6. 前記軸部には、前記埋設部の前記軸部の軸心回りの回転を規制する周方向規制部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3、4又は5記載の防振固定具。
  7. 前記軸部には、前記第2の取付手段側の端に開口する中心孔が設けられ、
    前記弾性材の一部が前記中心孔に充填されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の防振固定具。
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