JPH08247116A - 部材の連結構造とその連結方法 - Google Patents

部材の連結構造とその連結方法

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JPH08247116A
JPH08247116A JP4947995A JP4947995A JPH08247116A JP H08247116 A JPH08247116 A JP H08247116A JP 4947995 A JP4947995 A JP 4947995A JP 4947995 A JP4947995 A JP 4947995A JP H08247116 A JPH08247116 A JP H08247116A
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JP
Japan
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members
hole
convex portion
tip
mounting rod
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Pending
Application number
JP4947995A
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English (en)
Inventor
Seikichi Eshiro
清吉 江城
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TAKAYAMA KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
TAKAYAMA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結すべき部材を回動させることなく確実且
つ強固に連結できるようにすることを目的とする。 【構成】 部材6に穿設した貫通孔7に他の部材1に設
けた凸部4を挿入せしめ該凸部4の先端を圧潰して両部
材1,6が連結される連結構造に於いて、他の部材1の
凸部4が圧潰された際に、該凸部4の一部が進入する凹
溝8が前記部材6の貫通孔7の内周面にその穿設方向に
沿って貫通形成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部材の連結構造とその連
結方法、さらに詳しくは複数の部材を相互に回動しない
ように連結することのできる連結構造とその連結方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種連結構造としては、例えば
図4に示すようなものが存在する。即ち、この従来のも
のは板状の部材6aに貫通孔7aを穿設し、該貫通孔7aに棒
状の部材1aの一端を同図(イ) のように挿入した状態で、
その先端部を同図(ロ) の如く圧潰して両部材1a,6a を連
結したものであり、比較的工作が容易で且つコストも安
価であるために、各種部材の連結手段として幅広く使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、単に部材1aの先端部の圧潰を連結手段とす
るものであるために、その軸方向への引張力や径方向の
剪断力に対しては十分な強度を有し、その連結状態は良
好に維持されるのであるが、周方向に外力が加わると、
両部材1a,6a が相互に回動してしまうという問題点があ
った。
【0004】これに対して、部材6aの貫通孔7aを角孔に
すると共に、他の部材1aの先端部を角状に形成すれば、
両部材1a,6a の回動は阻止できるものの、他の部材1aの
全体形状が丸棒であるような場合に、その先端部のみを
角状に形成することは製作上非常に厄介であり、またコ
ストアップにも繋がって実用性に欠けるという不都合が
あった。
【0005】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、連結すべき部材を回
動させることなく確実且つ強固に連結できるようにする
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、部材6に穿設した貫通
孔7に他の部材1に設けた凸部4を挿入せしめ該凸部4
の先端を圧潰して両部材1,6が連結される連結構造に
於いて、他の部材1の凸部4が圧潰された際に、該凸部
4の一部が進入する凹溝8が前記部材6の貫通孔7の内
周面にその穿設方向に沿って貫通形成されてなる点にあ
る。
【0007】また、本発明に係る連結方法の特徴は、部
材6に穿設した貫通孔7に他の部材1に設けた凸部4を
挿入した後、該凸部4の先端を圧潰せしめてその一部を
前記部材6の貫通孔7の内周面にその穿設方向に沿って
形成した凹溝8に進入させることにより両部材1,6を
連結する点にある。−
【0008】
【作用】従って、上記構成を特徴とする連結構造及び連
結方法に於いては、他の部材1の凸部4の圧潰により両
部材1,6が連結されることになるが、かかる圧潰の際
には前記凸部4の一部が部材6の凹溝8に進入してこれ
と係合するために、部材1,6の相互間の回動が阻止さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る連結方法を樋受金具に適
用した場合の一実施例を図面に従って説明する。
【0010】先ず、図1(イ) に示すような略くの字状に
折曲した棒状の取付杆1を、その一端部を上向きにして
図2(イ) の如く当て金2上にセットする。この取付杆1
の一端には大径の鍔部3を介して先端部に円柱状の凸部
4が設けられ、他端には尖鋭部5が設けられている。
【0011】次に、図1(ロ) 及び(ハ) に示すような帯板
からなる略半円状の受金具6と取付杆1とを連結するの
であるが、この場合は先ず図2(イ) の如く受金具6の略
中央部に穿設した円形の貫通孔7に取付杆1の凸部4を
挿入し、位置決めしてセットする。尚、かかる受金具6
の貫通孔7の内周面には、その穿設方向に略半円状の凹
溝8が対向して貫通形成されている。
【0012】その後、例えば液圧を利用したリベッタ等
のスナップ9により取付杆1の凸部4の先端部を圧潰す
れば、図2(ロ) のように頭部4aが形成されて取付杆1と
受金具6とが強固に連結され、図3の如き樋受金具10を
製作できる。尚、受金具6の先端部には樋受を抱持する
折曲可能なバネ板11が取着している。
【0013】しかも、かかる凸部3の圧潰時には、該凸
部3の一部が受金具6の貫通孔7の凹溝8に進入して両
者が係合するため、取付杆1や受金具6に周方向への外
力が加わっても相互に回動することなく確実に連結する
ことができるのである。
【0014】また、受金具6の凹溝8は貫通して形成さ
れるために、該受金具6の肉厚の大小に拘らずその工作
が容易に行えるという製作上の利点を有する。
【0015】さらに、取付杆1の素材や前記リベッタ等
の能力により一定の範囲はあるものの受金具6の肉厚を
調整することにより、その凹溝8内への前記凸部4の進
入量を変更することが可能である。即ち、受金具6の肉
厚により両部材1,6の回動を必要に応じて適切に阻止
できるのである。
【0016】また、取付杆1自体は従前のものを流用で
きるという利点があり、コストの軽減にも寄与し得るこ
とになる。
【0017】尚、上記各実施例に於いては、受金具6の
貫通孔7を円形に形成すると共に、取付杆1の凸部4を
円筒状に形成したが、これらの具体的な形状は該実施例
に限定されるものではなく、例えば取付杆1が角棒で構
成される場合は、前記貫通孔7を角孔とすれば、角状の
凸部4の圧潰によって取付杆1と受金具6との回動を一
層確実に阻止できることになる。
【0018】また、受金具6の貫通孔7に設けられる凹
溝8の数や形状も、決して上記実施例に限定されない。
【0019】さらに、取付杆1の凸部3の圧潰等の一連
の連結作業も本発明の意図する範囲内に於いて任意に変
更可能である。
【0020】また、上記実施例では部材の一例として取
付杆1と受金具6とを挙げて樋受金具に適用した場合に
ついて説明したが、本発明が適用可能な部材は決してこ
れに限定されるものではなく、本発明は回動させること
なく部材を連結する場合について幅広く適用することが
できる。
【0021】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は部材の貫通孔に他
の部材の凸部を挿入し、該凸部を圧潰せしめて両部材を
連結するに際し、該凸部の一部を前記部材の貫通孔に設
けた凹溝に進入し得るように構成してなるため、かかる
両者の係合により両部材相互の回動を阻止しつつ確実且
つ強固に連結できるという格別の効果を得るに至った。
即ち、本発明は回動防止が要求される部材の連結手段と
して最適のものである。
【0022】また、部材の肉厚の大小に拘らず凹溝の形
成は簡易であり、且つ両部材の連結は従来と同様の工作
で済むために、一連の製作作業を煩雑化せしめることな
く容易に行えるという実用的な効果も奏する。
【0023】さらに、一定の範囲はあるものの部材の肉
厚を調整することにより、その凹溝内への凸部の進入量
を変更することが可能であるために、両部材の回動を必
要に応じて適切に阻止できるという特有の効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(イ) は取付杆の正面
図、(ロ) は受金具の正面図、(ハ) は同底面図。
【図2】(イ) 及び(ロ) は本発明の一連の作業手順を示す
一部断面側面図。
【図3】製作された樋受金具の一部断面正面図。
【図4】(イ) 及び(ロ) は従来例を示す要部拡大一部断面
図。
【符号の説明】
1…部材 4…凸部 6…部材 7…貫通孔 8…凹溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材(6) に穿設した貫通孔(7) に他の部
    材(1) に設けた凸部(4) を挿入せしめ該凸部(4) の先端
    を圧潰して両部材(1),(6) が連結される連結構造に於い
    て、他の部材(1) の凸部(4) が圧潰された際に、該凸部
    (4) の一部が進入する凹溝(8) が前記部材(6) の貫通孔
    (7) の内周面にその穿設方向に沿って貫通形成されてな
    ることを特徴とする部材の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記部材(6) が板状に形成されると共
    に、他の部材(1) が棒状に形成され且つその先端に凸部
    (4) が設けられてなる請求項1記載の部材の連結構造。
  3. 【請求項3】 部材(6) に穿設した貫通孔(7) に他の部
    材(1) に設けた凸部(4) を挿入した後、該凸部(4) の先
    端を圧潰せしめてその一部を前記部材(6) の貫通孔(7)
    の内周面にその穿設方向に沿って形成した凹溝(8) に進
    入させることにより両部材(1),(6) を連結することを特
    徴とする部材の連結方法。
JP4947995A 1995-03-09 1995-03-09 部材の連結構造とその連結方法 Pending JPH08247116A (ja)

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JPH08247116A true JPH08247116A (ja) 1996-09-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051507A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Takayama Metal Industrial Co Ltd 束部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051507A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Takayama Metal Industrial Co Ltd 束部材

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