JPH08247061A - ロータリコンプレッサ - Google Patents

ロータリコンプレッサ

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Publication number
JPH08247061A
JPH08247061A JP5585795A JP5585795A JPH08247061A JP H08247061 A JPH08247061 A JP H08247061A JP 5585795 A JP5585795 A JP 5585795A JP 5585795 A JP5585795 A JP 5585795A JP H08247061 A JPH08247061 A JP H08247061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
discharge
lubricating oil
chamber
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP5585795A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hayano
誠 早野
Toshiya Yajima
寿也 矢嶋
Takeshi Fukuda
岳 福田
Koji Kashima
弘次 鹿島
Tetsuo Sano
哲夫 佐野
Masao Ozu
政雄 小津
Teruo Kobuna
照男 小鮒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5585795A priority Critical patent/JPH08247061A/ja
Publication of JPH08247061A publication Critical patent/JPH08247061A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒の封入使用量を少なくすると共に、吐出
時の脈動を防止する。 【構成】 潤滑油OLが封入された密閉ケース1内に吸
込通路3によって導かれた冷媒を、圧縮機構部5で圧縮
し、吐出通路45を介して密閉ケース1の外へ吐出する
ロータリコンプレッサにおいて、前記圧縮機構部5を、
シリンダ17と、シリンダ17内を偏心回転するローラ
19と、ローラ19の外周面に常時接触し、圧縮室31
を形成するブレード29とで構成すると共に圧縮機構部
5に、前記圧縮室31と連通し合う吐出室37を設け、
吐出室37に密閉ケース1の外へ延長された吐出通路4
5を接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍機や空気調和装
置等に適するロータリコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、冷凍機や空気調和装置の冷媒に
は、物性が安定し、扱い易い所からフロン系の冷媒が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロン系冷媒は、物性
が安定し、扱い易い反面、オゾン層を破壊するといわ
れ、地球環境に悪影響を与える所から、準備期間を設け
て将来は全面使用禁止となる。
【0004】そこで、代替冷媒としてHFC系冷媒やプ
ロパン、ブタン等のHC系冷媒が候補になっている。こ
れらの冷媒は、地球環境保護のため、温暖化防止、及び
限られた資源を有効利用する点からその使用量を抑制す
る等、世界的な課題となっている。
【0005】そこで、この発明は、冷媒封入量を少なく
して、省資源を達成すると共に振動を防止し、かつ、吐
出冷媒中の潤滑油を分離できるロータリコンプレッサを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、潤滑油が封入された密閉ケース内に吸
込通路によって導かれた冷媒を、圧縮機構部で圧縮し、
吐出通路を介して密閉ケースの外へ吐出するロータリコ
ンプレッサにおいて、前記圧縮機構部を、シリンダと、
シリンダ内を偏心回転するローラと、ローラの外周面に
常時接触し、圧縮室を形成するブレードとで構成すると
共に圧縮機構部に、前記圧縮室と連通し合う吐出室を設
け、吐出室に密閉ケースの外へ延長された吐出通路を接
続する。
【0007】また、吐出室に、吐出冷媒中の潤滑油を分
離して低圧側に潤滑油を戻す潤滑油戻し手段を設けるも
のである。
【0008】
【作用】かかるロータリコンプレッサによれば、吸込通
路によって密閉ケース内に冷媒が導かれる低圧タイプと
なるため、潤滑油に対する冷媒の溶け込み量が小さく抑
えられるようになる。このため、潤滑油への溶け込み量
を見こして余分に冷媒量を封入する必要がなくなり、そ
の分、冷媒封入量を減らすことが可能となる。
【0009】一方、吐出ポートから間欠的に吐出される
吐出ガスは、所定の広さを備えた吐出室内へ吐出される
際に、脈動が吸収され、配管振動は起きない。また、吐
出室内において、分離された潤滑油は、潤滑油戻し手段
によって低圧側に戻されるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこ
の発明の実施例を具体的に説明する。
【0011】図1において、1はコンプレッサの密閉ケ
ースを示しており、密閉ケース1は、密閉ケース1の上
部に設けられた第1の吸込通路3によって冷媒が導かれ
る低圧タイプとなっている。第1の吸込通路3は、吸込
管により形成され、一端3aは密閉ケース1内に臨み、
他方は外部へ延長されている。密閉ケース1内の下方に
は、圧縮機構部5が、上方には圧縮機構部5に回転動力
を与える駆動機構部7がそれぞれ収容配置されると共
に、底部には、一定量の潤滑油OLが封入されている。
【0012】駆動機構部7は、ロータ9とステータ11
とから成り、ステータ11は密閉ケース1の内壁面に固
定支持されている。ロータ9はシャフト13に固定支持
され、ステータ11に電流が流れることでロータ9に回
転動力が与えられるようになっている。
【0013】ロータ9には、圧縮機構部5と反対側の上
方端部に、回転可能なディスク14が設けられ、ディス
ク14の中央部位には、後述する第2の吸込通路15の
入口15a側が配置されている。これにより、ディスク
14の回転により潤滑油等が四方に拡散されることで、
第2の吸込通路15内に潤滑油等が吸い込まれることが
ないようになっている。第2の吸込通路15の入口15
a側と前記した第1の吸込通路3の端部3aとは接近し
た位置に配置されたレイアウトとなっている。
【0014】圧縮機構部5は、シリンダ17とローラ1
9とから成り、シリンダ17は密閉ケース1の内壁面に
固定支持されている。ローラ19には前記シャフト13
が貫通し、シャフト13は主軸受21と副軸受23とに
より回転自在に両端支持されている。
【0015】ローラ19は、前記シャフト13に設けら
れた偏心軸部25に軸架され、偏心軸部25の回転によ
り、偏心回転が与えられるようになっている。
【0016】シリンダ17には、前記ローラ19の外周
面と常時接触運動し合うブレード29により圧縮室31
が作られるようになっていて、ブレード29には図3に
示す如く、背面室30に吐出される吐出圧によりローラ
19側へ向かう背圧が作用するようになっている。
【0017】圧縮室31は、シャフト13の軸心Xと直
交する方向で、前記シリンダ17に設けられた吸込ポー
ト33と、主軸受21及び副軸受23に設けられ開閉弁
34を有する吐出ポート35,35を介して主軸受21
側の吐出室37と副軸受23側の吐出室37とそれぞれ
連通し、各吐出室37,37は連通路39を介して連通
している。
【0018】各吐出室37,37は、主軸受21と副軸
受23にシール部材41を介して設けられた吐出カバー
43の内側に形成され、主軸受21側の吐出室37に
は、シャフト13の軸心Xと直交する方向で、シリンダ
17から密閉ケース1の外へ延長され吐出管によって形
成された吐出通路45が接続連通している。
【0019】この場合、吐出通路45は、図4に示す如
く副軸受23側の吐出室37と接続連通するようにして
もよい。あるいは、図5に示す如く、主軸受21側の吐
出室37と副軸受23側の吐出室37を結ぶ連通路39
と接続するようシリンダ17に直接吐出通路45を設け
ることも可能である。
【0020】各吐出室37,37は、オイルセパータと
して機能すると共に吐出冷媒中に分離された潤滑油は、
下位の吐出室17内に溜まり潤滑油戻し手段となるキャ
ピラリチューブ47を介して低圧側となる密閉ケース1
の油溜め部内に戻されるようになっている。
【0021】この場合、キャピラリチューブ47にかえ
て径の細い貫通孔でもよい。また、吐出室37内に潤滑
油を保有する金属メッシュを充填してもよい。
【0022】第2の吸込通路15は、吸込管によって形
成されると共に一端が前記ディスク14の中央部位に配
置され、他端は密閉ケース1の外側を通り、前記シリン
ダ17の吸込ポート33と接続連通している。
【0023】第2の吸込通路15の中間部には、熱交換
器49が設けられ、熱交換器49を冷媒が通過する時
に、熱交換されて冷却されるようになっている。この場
合、熱交換器49は必ずしも必要としない。
【0024】一方、冷媒には、プロパン、イソブタン等
のHC系冷媒が用いられる一方、潤滑油OLには、冷媒
がHFC系の場合には鉱油が、冷媒がHC系の場合には
フッソ系又はPAG系(ポリアルキレングリコール)等
の潤滑油が用いられている。
【0025】潤滑油OLは、シャフト13の下端側に設
けられた油供給路55に沿って設けられた羽根ポンプ5
7により送り込まれ、圧縮機構部5の各摺動部に供給さ
れるようになっている。
【0026】このように構成されたロータリコンプレッ
サによれば、第1の吸込通路3によって密閉ケース1内
に送り込まれた冷媒は、第2の吸込通路15内を流れ、
吸込ポート33を介して圧縮室31で圧縮される。圧縮
された吐出ガスは、開閉弁34を有する吐出ポート35
から吐出され、吐出室37、吐出通路45を通り、外へ
吐出される。この時、吐出ポート35からの吐出時に脈
動が起きるが、所定の広さを有する吐出室37によって
吸収され配管振動が抑えられる。
【0027】潤滑油OLは、羽根ポンプ57によって圧
縮機構部5の各摺動部に供給されるようになる。
【0028】この運転中において、密閉ケース1内は、
第1の吸込通路3によって冷媒が導かれる低圧タイプの
ため、潤滑油OLに対する冷媒の溶け込み量は小さく抑
えられる結果、潤滑油OLへの溶け込み量を見こして余
分に冷媒量を封入する必要がなくなり、その分、冷媒封
入量を減らすことが可能となる。
【0029】ちなみに、450リッタークラスの冷凍装
置にあっては、全封入冷媒量を100%とした際に、吐
出ガスが密閉ケース1内に吐出される高圧タイプにおい
て、相溶性の場合には、冷媒が約20%溶け込むように
なる。
【0030】したがって、20%余分に封入量を増やす
必要があるが、本実施例の場合には、溶け込み量の考慮
が不要となるため、単純計算で20%冷媒封入量が少な
くて済むようになる。
【0031】一方、吐出冷媒中の潤滑油は、副軸受23
側の吐出室37において分離され、分離された潤滑油O
Lは、高圧空間側となる吐出室37側と、低圧空間とな
る密閉ケース1内を区画すると共に、キャピラリチュー
ブ47によって低圧側の油溜り部へ戻されるようにな
る。したがって、潤滑油の消費が抑えられ、長期間に亘
り安定した潤滑状態が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のロー
タリコンプレッサによれば、密閉ケース内を、潤滑油に
対する溶け込み量を小さく抑えられて低圧タイプにでき
るため、冷媒の封入使用量を少なくし、省資源を達成で
きる。また、吐出室により、脈動が抑えられ配管振動の
阻止ができると共に吐出冷媒中に分離した潤滑油を、低
圧側へ戻せるようになる。この結果、潤滑油の消費が抑
えられ、長期間にわたり安定した潤滑状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるロータリコンプレッサの概要
切断面図。
【図2】圧縮機構部の拡大図。
【図3】ローラとブレードとの関係を示した説明図。
【図4】吐出通路を副軸受側の吐出室に接続した図2と
同様の拡大図。
【図5】吐出通路をシリンダ側に設けた図2と同様の拡
大図。
【符号の説明】
1 密閉ケース 3 吸込通路 5 圧縮機構部 17 シリンダ 19 ローラ 29 ブレード 31 圧縮室 37 吐出室 45 吐出通路 OL 潤滑油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 岳 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 鹿島 弘次 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 佐野 哲夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 小津 政雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 小鮒 照男 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油が封入された密閉ケース内に吸込
    通路によって導かれた冷媒を、圧縮機構部で圧縮し、吐
    出通路を介して密閉ケースの外へ吐出するロータリコン
    プレッサにおいて、前記圧縮機構部を、シリンダと、シ
    リンダ内を偏心回転するローラと、ローラの外周面に常
    時接触し、圧縮室を形成するブレードとで構成すると共
    に圧縮機構部に、前記圧縮室と連通し合う吐出室を設
    け、吐出室に密閉ケースの外へ延長された吐出通路を接
    続したことを特徴とするロータリコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 吐出室に、吐出冷媒中の潤滑油を分離し
    て低圧側に潤滑油を戻す潤滑油戻し手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のロータリコンプレッサ。
JP5585795A 1995-03-15 1995-03-15 ロータリコンプレッサ Pending JPH08247061A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5585795A JPH08247061A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ロータリコンプレッサ

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JP5585795A JPH08247061A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ロータリコンプレッサ

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Publication Number Publication Date
JPH08247061A true JPH08247061A (ja) 1996-09-24

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ID=13010737

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5585795A Pending JPH08247061A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ロータリコンプレッサ

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JP (1) JPH08247061A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102777386A (zh) * 2011-05-12 2012-11-14 广东美芝制冷设备有限公司 旋转压缩机
CN104500405A (zh) * 2014-12-09 2015-04-08 广东美芝制冷设备有限公司 低背压旋转式压缩机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102777386A (zh) * 2011-05-12 2012-11-14 广东美芝制冷设备有限公司 旋转压缩机
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