JPH0824705B2 - 医療用具用洗浄消毒装置の扉開閉機構 - Google Patents

医療用具用洗浄消毒装置の扉開閉機構

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JPH0824705B2
JPH0824705B2 JP5343275A JP34327593A JPH0824705B2 JP H0824705 B2 JPH0824705 B2 JP H0824705B2 JP 5343275 A JP5343275 A JP 5343275A JP 34327593 A JP34327593 A JP 34327593A JP H0824705 B2 JPH0824705 B2 JP H0824705B2
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cleaning
opening
disinfecting
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術用、検査用などの
各種の医療用器械器具や医療用材料等を洗浄し消毒滅菌
する装置の扉開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】各病院や医院に設置される医療用具用洗
浄消毒装置の一種として、医療もしくは検査行為に使用
されることによって汚染された医療用器械器具や医療用
材料等を収納する洗浄消毒室内に、高温水あるいは消毒
材の溶液を噴射することによって前記医療用器械器具等
を洗浄し、かつ滅菌してから温風乾燥するようにしたも
のがある。このような洗浄消毒装置においては、医療用
器械器具等から洗い流された病原菌や汚染物を含む液
が、洗浄消毒室の前面開口部とこれを閉鎖する扉との間
から例え僅かでも漏洩するようなことがないように、そ
の密封性には万全を期する必要がある。
【0003】従来、この種の医療用具用洗浄消毒装置に
おける扉開閉機構としては、典型的には、スライド式
(扉を洗浄消毒室の開口端部と平行にスライドさせるも
の)及びスイング式(扉をヒンジを介して横開きさせる
もの)があり、上述の密封機能の信頼性を確保するた
め、前記開口端部にフローティング構造で装着したパッ
キンに流体圧力によるバックアップ(背圧)を与えるこ
とによって、このパッキンを扉の内面に対して強制的に
密着させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術によれば、パッキンに流体圧力による背圧を与えて扉
に密着させるため、流体の加圧供給手段や複雑な配管系
が必要になる。しかもこの場合、背圧によるパッキンの
扉への密着力を解除しないと扉の開閉動作が不可能であ
り、誤操作によって扉の開放時にパッキンに背圧がかか
ると、パッキンが飛び出して外れてしまうことから、背
圧の制御機構も複雑にならざるを得ず、価格上昇の一因
となっている。また、スイング式の扉の場合は、開閉す
るのにほぼ90°もしくはそれ以上に大きく揺動させな
ければならない。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、パッ
キンへ背圧を付与するための複雑な構造を排除し、扉の
揺動量を小さくし、優れた密封性が得られる扉開閉機構
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る医療用具用洗浄消毒装置の扉開閉機構は、
機体の前面部に開口され洗浄消毒液及び温風が時間差を
もって噴射される洗浄消毒室の開口部に周設されたパッ
キンと、一端が前記機体の前面部にヒンジを介して取り
付けられ前記洗浄消毒室の開口部と対応する自由端側の
位置に窓部が開設された第一の扉と、この第一の扉に面
方向移動自在に組み込まれて前記窓部を開閉すると共に
前記パッキンの全周に密接可能な第二の扉と、前記第一
の扉の自由端に設けられこの第一の扉と共に前記ヒンジ
を中心とする円周上を変位するガイドプーリと、一端を
前記第二の扉に繋着され前記ガイドプーリを通って張設
されたワイヤ又はチェーンを牽引する牽引手段と、前記
第一の扉を前記開口部から離れる方向へ付勢する弾性手
段とを備えるものである。
【0007】
【作用】洗浄消毒室の開口部の密閉状態においては、第
二の扉が第一の扉の窓部を閉鎖する位置にあって、かつ
第一の扉が第一の駆動部で洗浄消毒室の開口部の前面位
置に引き寄せられることにより、第二の扉が前記窓部と
対応する前記開口部のパッキンに押し付けられている。
洗浄消毒室の開口部を開放する場合は、牽引手段をワイ
ヤ又はチェーンの繰り出し方向へ駆動させる。第一の扉
は、弾性手段によって開口部から離れる方向に常時付勢
されているため、前記ワイヤ又はチェーンの繰り出しに
よって、ヒンジを中心とする円周上で前記開口部から離
れる方向へ変位する。そして、これによって第二の扉が
パッキンから完全に離れると共に第一の扉が前記弾性手
段による移動限度位置に達した後も前記ワイヤ又はチェ
ーンの繰り出しが継続して行われることによって、第二
の扉は第一の扉の面に沿ってその自由端と反対側(ヒン
ジ側)へ向けて移動を開始し、第一の扉の窓部を開放す
る。洗浄消毒室への医療用具の搬入及び搬出は、この窓
部を介して行う。
【0008】洗浄消毒室の開口部を閉塞する場合は、上
述と逆の動作で行われる。すなわち牽引手段をワイヤ又
はチェーンの牽引方向に駆動させると、弾性手段の付勢
力によって開口部から離れた位置にある第一の扉の面方
向に沿ってその自由端側へ向けて第二の扉が移動を開始
する。そして、この第二の扉が第一の扉の窓部を閉鎖す
る自由端位置に達してその移動が停止された後も、前記
ワイヤ又はチェーンの牽引が継続して行われることによ
って、第一の扉が弾性手段による付勢力に抗しながら、
ヒンジを中心とする円周上で前記開口部へ向けて接近動
作され、これによって第一の扉と共に動作される第二の
扉の内面が前記開口部のパッキンに押し付けられ、密閉
状態となる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る扉開閉機構の第一の実
施例を、医療用具用洗浄消毒装置の全体と共に概略的に
示すものである。この洗浄消毒装置の機体10の上部に
は、箱形の容器21によって形成された洗浄消毒室20
があり、また、機体10内には、洗浄水Wを貯留するタ
ンク11と、このタンク11内の洗浄水Wを加熱するヒ
ータ12と、タンク11内の洗浄水Wをシャワーノズル
13を介して洗浄消毒室20内へ噴射供給するポンプ1
4と、エアノズル15を介して空気を洗浄消毒室20内
へ噴射供給する送風機16と、この送風機16からエア
ノズル15へ送られる空気を加熱するヒータ17と、洗
浄消毒室20内から排出される汚染物を洗浄水と共に回
収する回収部18とを備え、その他、タンク11へ給水
する図示されない給水パイプや、ヒータ12,ポンプ1
4、送風機16及びヒータ17を駆動する図示されない
回路部及び各種弁装置等が格納されている。
【0010】すなわちこの医療用具用洗浄消毒装置は、
医療行為によって汚染された手術用あるいは検査用など
の各種の医療用器械器具や医療用材料(以下、医療用具
という)を、所定の医療用具用バスケット等に入れて容
器21内の洗浄消毒室20に収納し、タンク11内の洗
浄水Wをシャワーノズル13を介して洗浄消毒室20内
に高圧噴射することにより予備洗浄(冷水洗浄)し、次
にタンク11内の洗浄水Wをヒータ12で加熱してこれ
を洗浄消毒室20内に噴射することにより高温水洗浄及
び消毒を行うものである。前記医療用具から洗浄水Wに
よって洗い落とされた汚染物は、洗浄消毒室20の底部
から排水パイプ18aを通じて回収部18へ回収され
る。洗浄後は、送風機16及びヒータ17の駆動によっ
てエアノズル15から洗浄消毒室20内に温風を吹き出
し、前記医療用具を乾燥させる。また、これら一連の工
程は、図示されていない制御装置を介して行われ、動作
時間等が適切に設定されている。
【0011】洗浄消毒室20は、機体1の前面側に臨ん
で開口されており、その開口部22の周縁における容器
21の前面21aには、パッキン23が突出状態で固定
的に周設されている。開口部22は、機体1の前面側に
設けられた第一の扉30及び第二の扉40によって開閉
される。
【0012】第一の扉30は、その下端部が機体1の前
面下部にヒンジ31を介して取り付けられており、すな
わちこのヒンジ31の水平な軸心を中心とする円周上
を、洗浄消毒室20の開口部22を含む機体10の前面
部に対して所定の角度範囲内で揺動変位可能となってい
る。第一の扉30の自由端側である上半部分には、洗浄
消毒室20の開口部22と対応して窓部32が開設され
ている。
【0013】第一の扉30の内面側には、その下端近傍
部から上端部にかけて面方向(上下方向)に互いに平行
に延在された左右一対のガイドレール33が設けられて
おり、第二の扉40は、左右両縁が複数のローラ41を
介してこのガイドレール33の延在方向に移動自在に係
合されている。第二の扉40は、窓部32を閉塞可能で
あると共に洗浄消毒室20の開口部22のパッキン23
の全周と密接可能な面積を持つ。ガイドレール33の上
端部には、第二の扉40が窓部32を閉塞する位置より
も上方へ移動して第一の扉30の上端から飛び出すのを
阻止するためのストッパ34が設けられている。また、
第二の扉40は、例えば透明な材料からなり、これによ
って、図1に示す閉塞状態においても、洗浄消毒室20
内が窓部32を通じて外部から見えるようにすることが
できる。
【0014】容器21上には牽引手段としての巻上機5
0が設置されており、この巻上機50から繰り出された
ワイヤ又はチェーン51が、複数のガイドプーリ52〜
54を蛇行するように経由して、第二の扉40の上端部
に繋着されている。ガイドプーリ52〜54は、第一の
扉30の自由端(上端)の上方に配置されていて、この
第一の扉30と共に前後(図における左右)に移動可能
でとなっている。また、ガイドプーリ52,53の支持
部55は、弾性手段としての引っ張りスプリング56に
よって、第一の扉30の前方へ向けての引っ張り荷重が
与えられており、これによって第一の扉30は、開口部
22から離れる方向へ常時弾性的に付勢されている。
【0015】以上の構成を備える医療用具用洗浄消毒装
置の扉開閉機構は、通常は、洗浄消毒室20の開口部2
1が図1に示す密閉状態にある。すなわち第一の扉30
の上方のガイドプーリ52〜54を通って巻上機50に
牽引されるワイヤ又はチェーン51によって、第二の扉
40が第一の扉30の窓部32を閉塞する移動上端位置
にあると共に、第一の扉30が洗浄消毒室20の開口部
22の前面位置に引き寄せられることによって、第二の
扉40の内面が開口部22の周縁のパッキン23に押し
付けられている。
【0016】医療用具用バスケット等に入れた医療用具
を洗浄消毒室20に収容する場合には、まず巻上機50
をワイヤ又はチェーン51の繰り出し方向へ回転させ
る。すると、第一の扉30は、ガイドプーリ52〜54
を介して、スプリング56によって扉前方への引っ張り
荷重が与えられているため、巻上機50の回転によって
ワイヤ又はチェーン51が繰り出されるのに伴い、下端
のヒンジ31を中心とする円周上を洗浄消毒室20の開
口部22から離れる方向へ図2(A)に示すように傾倒
動作される。そしてこのとき、第一の扉30のガイドレ
ール33に係合されている第二の扉40も一体に傾倒動
作されるので、その内面がパッキン23から離れる。ま
た、この第一の扉30の傾倒動作過程においては、ワイ
ヤ又はチェーン51は、ガイドプーリ53,54を介し
てスプリング56の引っ張り荷重による張力が与えられ
ているので、第二の扉40は、第一の扉30の窓部32
に対する閉塞位置を保持される。
【0017】第二の扉40の内面がパッキン23から完
全に離れ、かつ第一の扉30が、スプリング56が自由
長まで収縮されることによってその引っ張り荷重が失わ
れる傾倒角度に達すると、その時点で第一の扉30の傾
倒動作が停止される。そしてその後もワイヤ又はチェー
ン51の繰り出しが継続して行われることによって、図
2(B)に示すように、第二の扉40は第一の扉30の
ガイドレール33に沿ってその下端位置へ向けて下降移
動を開始し、これによって第一の扉30の窓部32が開
放される。このとき、第二の扉40はパッキン23と非
接触の位置にあることから、その下降移動が円滑に行わ
れる。
【0018】第二の扉40が、図2(B)に示す移動下
端位置に達して第一の扉30の窓部32が完全に開放さ
れると、その時点で、ワイヤ又はチェーン51の繰り出
し方向への巻上機50の回転が停止される。この時の巻
上機50の停止は、例えば第二の扉40が移動下端位置
に達したことを検出するリミットスイッチ等の位置検出
手段を介して行なうことができる。洗浄消毒しようとす
る医療用具は、開放された開口部22を通じて医療用具
用バスケットと共に洗浄消毒室20に収容される。
【0019】医療用具を洗浄消毒室20に収容したら、
その開口部22を閉塞するが、この場合は上述の開放動
作とは逆に、巻上機50をワイヤ又はチェーン51の牽
引方向へ回転(巻き上げ回転)させる。すると、第二の
扉40は、図2(B)に示す移動下端位置からワイヤ又
はチェーン51を介して揚重されることにより上昇移動
を開始する。この時、ワイヤ又はチェーン51の張力の
一部は、ガイドプーリ52〜54を介して、第一の扉3
0をヒンジ31を中心として洗浄消毒室20の開口部2
2へ接近動作させる方向にも作用するが、このような接
近動作は、スプリング56の引っ張り荷重によって阻止
される。したがって、第二の扉40はパッキン23と非
接触の位置を第一の扉30のガイドレール33に沿って
円滑に上昇移動される。
【0020】図2(A)に示すように、第二の扉40が
第一の扉30の窓部32を完全に閉塞する位置に達する
と、その上端がストッパ34と衝合することによって、
それ以上の上昇移動が阻止される。するとその時点で、
ワイヤ又はチェーン51を牽引する巻上機50の牽引力
は、ガイドプーリ54を介して第一の扉30の自由端で
ある上端を引き寄せる方向にのみ作用するため、第一の
扉30は、その下端のヒンジ31を中心とする円周上
を、スプリング56の付勢力に抗して洗浄消毒室20の
開口部22へ向けて接近動作される。したがって、第一
の扉30の窓部32を閉塞する位置にある第二の扉40
の内面が前記開口部22のパッキン23に押し付けら
れ、図1に示す密閉状態となる。
【0021】第二の扉40の内面がパッキン23に適当
な圧力で密着されると、その時点で巻上機50の回転が
停止される。この時の巻上機50の停止は、例えば巻上
機50の負荷の増大、もしくは第一の扉30が第二の扉
40をパッキン23に押し付ける位置に達したことを検
出する検出手段を介して行なうことができる。
【0022】洗浄消毒室20の密閉後は、収容した医療
用具に対して、先に述べた予備洗浄工程、高温水洗浄工
程及び乾燥工程による一連の処理を行う。この洗浄消毒
装置は、熱蒸気や滅菌ガス等を加圧封入するものと異な
り、洗浄消毒室20内が高圧になることはないので、パ
ッキン23は背圧なしで優れた密封性を奏する。したが
って、医療用具から洗い流された病原菌や汚染物を含む
洗浄水Wが、洗浄消毒室20の開口部22の周縁におけ
る容器21の前面21aと、第二の扉40との間から外
部へ漏洩するのを確実に防止する。乾燥工程が終了した
ら、再び第一の扉30の傾倒動作及び第二の扉40の下
降動作によって第一の扉30の窓部32を開放し、洗浄
消毒室20内の洗浄済の医療用具を、医療用具用バスケ
ットと共にこの窓部32を通じて取り出す。
【0023】この実施例によれば、ヒンジ31を中心と
する第一の扉30のスイング動作と、この第一の扉30
のガイドレール33に沿った第二の扉40のスライド動
作が、巻上機50によるワイヤ又はチェーン51の繰り
出し又は牽引のみで行われることから、その駆動機構を
簡素な構造とすることができる。また、第一の扉30の
揺動量は、第二の扉30がパッキン23から完全に離れ
ることによってそのスライド移動が阻害されなくなる程
度であれば良いので、一般のスイング扉のように大きく
揺動させる必要はない。
【0024】なお、この実施例において、第一の扉30
の傾倒(開放)動作時の揺動量は、自由長まで収縮した
スプリング56によって規制されるが、機体10もしく
は容器21と第一の扉30との間に、この第一の扉30
の揺動量を規制する適当なストッパを設けても良い。ま
た、第一の扉30を開放方向へ付勢する弾性手段として
は、図示のような引っ張りスプリング56の代わりに、
容器21の上部から第一の扉30を前方へ押し出す圧縮
スプリング(図示省略)を用いても良い。
【0025】また、この実施例によれば、巻上機50を
ワイヤ又はチェーン51の繰り出し方向へ回転させるこ
とによる第二の扉40の下降移動力は、この第二の扉4
0の自重に依存しているが、例えば図3に第二の実施例
として示すように、ガイドプーリ52と反対側にも牽引
手段50’を設け、第一の扉30が開放動作されてから
ワイヤ又はチェーン51’を介してこの牽引手段50’
で第二の扉40をヒンジ31側へ牽引するように構成す
ることもできる。この場合は、第一の扉30を垂直なヒ
ンジを中心として水平な円周上を開閉動作される横開き
式として、第二の扉40をこの第一の扉30に対して左
右水平方向にスライド移動させるのに有効である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る医療用具用洗浄消毒装置の
扉開閉機構によれば、次のような効果が実現される。 (1) パッキンに対する第二の扉の押し付け力が、第一の
扉を介して牽引手段により強制的に与えられ、パッキン
との間の十分な密封性が確保されることから、洗浄消毒
室の開口部周囲のパッキンに流体圧力による背圧を与え
てこのパッキンを扉に密着させる必要がなく、流体の加
圧供給手段や複雑な配管系が不要であるため、価格を低
減することができる。 (2) パッキンに背圧をかける構造とした場合のような扉
開放時の誤操作によるパッキンの飛び出しが起こらな
い。 (3) 第一の扉の開放動作時の揺動量は、第二の扉がパッ
キンから完全に離れる程度であれば良いので、一般のス
イング扉のように大きく揺動させる必要はなく、このた
め大きな占有スペースを必要としない。 (4) 第一の扉のスイング動作と第二の扉のスライド動作
がひとつの牽引手段で行われるので、簡素な構造とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る扉開閉機構の第一の実施例におい
て、洗浄消毒室を密閉した状態を医療用具用洗浄消毒装
置の側方から見た概略構成説明図である。
【図2】上記第一の実施例における動作を医療用具用洗
浄消毒装置の側方から見た説明図で、(A)は第一の扉
の傾倒状態、(B)は第一の扉の傾倒状態において第二
の扉が窓部の開放位置へ移動した状態を示す。
【図3】本発明に係る扉開閉機構の第二の実施例を、医
療用具用洗浄消毒装置の上方から見た概略構成説明図で
ある。
【符号の説明】 10 機体 20 洗浄消毒室 21 容器 22 開口部 23 パッキン 30 第一の扉 31 ヒンジ 32 窓部 40 第二の扉 50 巻上機(牽引手段) 51 ワイヤ又はチェーン 52〜54 ガイドプーリ 56 スプリング(弾性手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の前面部に開口され洗浄消毒液及び
    温風が時間差をもって噴射される洗浄消毒室の開口部に
    周設されたパッキンと、 一端が前記機体の前面部にヒンジを介して取り付けられ
    前記洗浄消毒室の開口部と対応する自由端側の位置に窓
    部が開設された第一の扉と、 この第一の扉に面方向移動自在に組み込まれて前記窓部
    を開閉すると共に前記パッキンの全周に密接可能な第二
    の扉と、 前記第一の扉の自由端に設けられこの第一の扉と共に前
    記ヒンジを中心とする円周上を変位するガイドプーリ
    と、 一端を前記第二の扉に繋着され前記ガイドプーリを通っ
    て張設されたワイヤ又はチェーンを牽引する牽引手段
    と、 前記第一の扉を前記開口部から離れる方向へ付勢する弾
    性手段と、を備えることを特徴とする医療用具用洗浄消
    毒装置の扉開閉機構。
JP5343275A 1993-12-17 1993-12-17 医療用具用洗浄消毒装置の扉開閉機構 Expired - Lifetime JPH0824705B2 (ja)

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