JPH08246974A - 船外機の燃料供給装置 - Google Patents
船外機の燃料供給装置Info
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- JPH08246974A JPH08246974A JP4958495A JP4958495A JPH08246974A JP H08246974 A JPH08246974 A JP H08246974A JP 4958495 A JP4958495 A JP 4958495A JP 4958495 A JP4958495 A JP 4958495A JP H08246974 A JPH08246974 A JP H08246974A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料温度の上昇を抑制できる船外機の燃料供
給装置を提供する。 【構成】 エンジン3が収容されたカウル2内にベーパ
セパレータタンク20を配設し、該タンク20内の燃料
を電気駆動式ポンプ22で上記エンジン(燃料噴射弁1
2)に供給するとともに、余剰燃料を上記ベーパセパレ
ータタンク20内に還流させるようにした船外機の燃料
供給装置において、エンジン回転数,エンジン負荷等の
エンジン運転状態を表す要素に基づいて燃料消費量が所
定値以下となる低消費運転域又は非低消費運転域を検出
する運転域検出手段31と、低消費運転域では上記燃料
ポンプ22への印加電圧を所定値以下に制限するモータ
印加電圧制御手段32とを設けたる。
給装置を提供する。 【構成】 エンジン3が収容されたカウル2内にベーパ
セパレータタンク20を配設し、該タンク20内の燃料
を電気駆動式ポンプ22で上記エンジン(燃料噴射弁1
2)に供給するとともに、余剰燃料を上記ベーパセパレ
ータタンク20内に還流させるようにした船外機の燃料
供給装置において、エンジン回転数,エンジン負荷等の
エンジン運転状態を表す要素に基づいて燃料消費量が所
定値以下となる低消費運転域又は非低消費運転域を検出
する運転域検出手段31と、低消費運転域では上記燃料
ポンプ22への印加電圧を所定値以下に制限するモータ
印加電圧制御手段32とを設けたる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機の燃料供給装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機の燃料供給装置として、従来、船
体側に燃料タンクを配設し、該タンク内の燃料を一旦船
外機側のベーパセパレータタンク(エンジン側燃料タン
ク)内にダイヤフラムポンプ等の低圧ポンプにより供給
し、該ベーパセパレータタンク内の燃料を高圧ポンプに
より燃料噴射弁に供給するようにしたものがある。
体側に燃料タンクを配設し、該タンク内の燃料を一旦船
外機側のベーパセパレータタンク(エンジン側燃料タン
ク)内にダイヤフラムポンプ等の低圧ポンプにより供給
し、該ベーパセパレータタンク内の燃料を高圧ポンプに
より燃料噴射弁に供給するようにしたものがある。
【0003】この種の船外機では、アイドル回転域での
燃料消費量と最大出力回転域での燃料消費量との間には
大きな差があるが、上記高圧ポンプは当然最大出力回転
域での燃料消費量に対応した吐出容量のものが選定され
る。従って、低速回転,低負荷運転域のように燃料消費
量が少ない運転域では、上記高圧ポンプからの吐出燃料
の大部分は余剰燃料としてリターン通路を介して上記ベ
ーパセパレータタンク内に還流されることとなる。
燃料消費量と最大出力回転域での燃料消費量との間には
大きな差があるが、上記高圧ポンプは当然最大出力回転
域での燃料消費量に対応した吐出容量のものが選定され
る。従って、低速回転,低負荷運転域のように燃料消費
量が少ない運転域では、上記高圧ポンプからの吐出燃料
の大部分は余剰燃料としてリターン通路を介して上記ベ
ーパセパレータタンク内に還流されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記船外機用
燃料供給装置の場合、上記ベーパセパレータタンクは船
外機のカウル内に配置されるが、このカウルは船外機小
型化の要請からできるだけ小型に形成する必要があり、
そのためベーパセパレータタンクは十分な容積を確保し
難いのが実情である。このような容積の小さいベーパセ
パレータタンク内に上述のように多量の燃料が還流さ
れ、しかもこのベーパセパレータタンクはカウル内にあ
り走行風による冷却効果が期待できないことから、該タ
ンク内の燃料温度が上昇し、その結果燃料に気泡が発生
し易いとい問題がある。
燃料供給装置の場合、上記ベーパセパレータタンクは船
外機のカウル内に配置されるが、このカウルは船外機小
型化の要請からできるだけ小型に形成する必要があり、
そのためベーパセパレータタンクは十分な容積を確保し
難いのが実情である。このような容積の小さいベーパセ
パレータタンク内に上述のように多量の燃料が還流さ
れ、しかもこのベーパセパレータタンクはカウル内にあ
り走行風による冷却効果が期待できないことから、該タ
ンク内の燃料温度が上昇し、その結果燃料に気泡が発生
し易いとい問題がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、燃料温度の上昇を抑制できる船外機の燃料供
給装置を提供することを目的としている。
たもので、燃料温度の上昇を抑制できる船外機の燃料供
給装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図5
に示すように、エンジン3が収容されたカウル2内にエ
ンジン側燃料タンク(ベーパセパレータタンク)20を
配設し、該タンク20内の燃料を電気駆動式ポンプ22
で上記エンジン(燃料噴射弁12)に供給するととも
に、余剰燃料を上記ベーパセパレータタンク20内に還
流させるようにした船外機の燃料供給装置において、エ
ンジン回転数,エンジン負荷等のエンジン運転状態を表
す要素に基づいて燃料消費量が所定値以下となる低消費
運転域又は非低消費運転域を検出する運転域検出手段3
1と、低消費運転域では上記燃料ポンプ22への印加電
圧を所定値以下に制限するモータ印加電圧制御手段32
とを設けたことを特徴としている。
に示すように、エンジン3が収容されたカウル2内にエ
ンジン側燃料タンク(ベーパセパレータタンク)20を
配設し、該タンク20内の燃料を電気駆動式ポンプ22
で上記エンジン(燃料噴射弁12)に供給するととも
に、余剰燃料を上記ベーパセパレータタンク20内に還
流させるようにした船外機の燃料供給装置において、エ
ンジン回転数,エンジン負荷等のエンジン運転状態を表
す要素に基づいて燃料消費量が所定値以下となる低消費
運転域又は非低消費運転域を検出する運転域検出手段3
1と、低消費運転域では上記燃料ポンプ22への印加電
圧を所定値以下に制限するモータ印加電圧制御手段32
とを設けたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記モータ印加電圧制御手段32が、上記モータ,アース
間に介設された高抵抗回路,及び低抵抗回路と、エンジ
ン運転状態が上記低消費運転域のときは上記高抵抗回路
を、非低消費運転域のときは低抵抗回路を作動させる抵
抗回路切替手段とから構成されていることを特徴として
いる。
記モータ印加電圧制御手段32が、上記モータ,アース
間に介設された高抵抗回路,及び低抵抗回路と、エンジ
ン運転状態が上記低消費運転域のときは上記高抵抗回路
を、非低消費運転域のときは低抵抗回路を作動させる抵
抗回路切替手段とから構成されていることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】上記従来の燃料供給装置において燃料温度が上
昇するのは、主として燃料ポンプの熱が燃料に伝達さ
れ、この熱を持った多量の燃料が上記ベーパセパレータ
タンクに還流し、しかも該タンクでの放熱が十分に行わ
れない点にある。本発明に係る船外機の燃料供給装置に
よれば、燃料消費量の少ない運転域では燃料ポンプへの
印加電圧を所定値以下に制限するようにしたので、ポン
プの発熱自体が減少し、それだけ燃料への伝熱量が減少
し、上記燃料の温度上昇が抑制される。
昇するのは、主として燃料ポンプの熱が燃料に伝達さ
れ、この熱を持った多量の燃料が上記ベーパセパレータ
タンクに還流し、しかも該タンクでの放熱が十分に行わ
れない点にある。本発明に係る船外機の燃料供給装置に
よれば、燃料消費量の少ない運転域では燃料ポンプへの
印加電圧を所定値以下に制限するようにしたので、ポン
プの発熱自体が減少し、それだけ燃料への伝熱量が減少
し、上記燃料の温度上昇が抑制される。
【0009】また、燃料吐出量が減少し、タンク内に還
流する燃料量が減少することからもタンク内の燃料の温
度上昇が抑制される。なお、上記低消費運転域以外の非
低消費運転域では、燃料ポンプへの印加電圧に制限はな
いので、燃料供給量に不足が生じることはない。
流する燃料量が減少することからもタンク内の燃料の温
度上昇が抑制される。なお、上記低消費運転域以外の非
低消費運転域では、燃料ポンプへの印加電圧に制限はな
いので、燃料供給量に不足が生じることはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図4は、本発明の一実施例による船外機
の燃料供給装置を説明するための図であり、図1は燃料
供給装置の配置を示すための船外機の模式平面図、図2
は燃料供給装置の全体構成を示す図、図3は印加電圧制
御回路図、図4は制御領域を示すスロットル開度−エン
ジン回転数特性図である。なお、図中Fは船首側を、R
は船尾側をそれぞれ示している。
る。図1ないし図4は、本発明の一実施例による船外機
の燃料供給装置を説明するための図であり、図1は燃料
供給装置の配置を示すための船外機の模式平面図、図2
は燃料供給装置の全体構成を示す図、図3は印加電圧制
御回路図、図4は制御領域を示すスロットル開度−エン
ジン回転数特性図である。なお、図中Fは船首側を、R
は船尾側をそれぞれ示している。
【0011】図1において、1は本実施例燃料供給装置
を備えた船外機であり、該船外機1では、樹脂製ケーシ
ングであるカウル2内にエンジン3、及び該エンジン3
に燃料を供給する燃料供給装置4の高圧燃料系部分が収
容配置されている。
を備えた船外機であり、該船外機1では、樹脂製ケーシ
ングであるカウル2内にエンジン3、及び該エンジン3
に燃料を供給する燃料供給装置4の高圧燃料系部分が収
容配置されている。
【0012】上記エンジン3は、クランク軸5を航走時
に略垂直をなすように縦置きに配置した2サイクルV型
6気筒エンジンであり、シリンダブロック6の前側合面
に接続されたクランクケース7内の各気筒用クランク室
にスロットル弁8を内蔵するスロットルボディ9とサイ
レンサ10を備えた吸気系を接続し、シリンダブロック
6の各バンク部にシリンダヘッド11を接続した構造の
ものである。
に略垂直をなすように縦置きに配置した2サイクルV型
6気筒エンジンであり、シリンダブロック6の前側合面
に接続されたクランクケース7内の各気筒用クランク室
にスロットル弁8を内蔵するスロットルボディ9とサイ
レンサ10を備えた吸気系を接続し、シリンダブロック
6の各バンク部にシリンダヘッド11を接続した構造の
ものである。
【0013】そして上記各気筒用スロットルボディ9に
はそれぞれ燃料噴射弁12が装着されており、該各燃料
噴射弁12には、燃料供給装置4の一部を構成する共通
の燃料供給レール13が装着されている。この燃料供給
レール13は上記クランク軸5と同じく略垂直方向に延
びている。
はそれぞれ燃料噴射弁12が装着されており、該各燃料
噴射弁12には、燃料供給装置4の一部を構成する共通
の燃料供給レール13が装着されている。この燃料供給
レール13は上記クランク軸5と同じく略垂直方向に延
びている。
【0014】上記燃料供給装置4では、低圧燃料通路1
5により船体16側に搭載された燃料タンク17が上記
船外機1側に搭載された水分離フィルタ18,ダイヤフ
ラム式の低圧燃料ポンプ19を介してエンジン側燃料タ
ンクとしてのベーパセパレータタンク20に接続されて
いる。そしてこのベーパセパレータタンク20に内蔵さ
れた高圧燃料ポンプ22が高圧燃料通路21により燃料
フィルタ23を介して上記燃料レール13の下端部に接
続されている。該燃料レール13の上端部には燃料レー
ル13内の燃料圧力を所定圧力に制御するための圧力調
整弁24が配設されており、該圧力調整弁24の吐出口
はリターン通路25により上記ベーパセパレータタンク
20に接続されている。なお、上記低圧燃料通路15は
船体側通路15aと船外機側通路15bとからなり、ジ
ョイント15cで接断可能となっている。また、ベーパ
セパレータタンク20内において分離されたベーパは不
図示の通路を介してエンジンの吸気系に供給される。
5により船体16側に搭載された燃料タンク17が上記
船外機1側に搭載された水分離フィルタ18,ダイヤフ
ラム式の低圧燃料ポンプ19を介してエンジン側燃料タ
ンクとしてのベーパセパレータタンク20に接続されて
いる。そしてこのベーパセパレータタンク20に内蔵さ
れた高圧燃料ポンプ22が高圧燃料通路21により燃料
フィルタ23を介して上記燃料レール13の下端部に接
続されている。該燃料レール13の上端部には燃料レー
ル13内の燃料圧力を所定圧力に制御するための圧力調
整弁24が配設されており、該圧力調整弁24の吐出口
はリターン通路25により上記ベーパセパレータタンク
20に接続されている。なお、上記低圧燃料通路15は
船体側通路15aと船外機側通路15bとからなり、ジ
ョイント15cで接断可能となっている。また、ベーパ
セパレータタンク20内において分離されたベーパは不
図示の通路を介してエンジンの吸気系に供給される。
【0015】上記水分離フィルタ18,低圧燃料ポンプ
19は上記船外機1内の燃料レール13側に配設され、
上記ベーパセパレータタンク20は上記船外機1内の吸
気系を挟んで上記燃料レール13と反対側に配設されて
おり、上記燃料フィルタ23はベーパセパレータタンク
20の下方に配設されている。
19は上記船外機1内の燃料レール13側に配設され、
上記ベーパセパレータタンク20は上記船外機1内の吸
気系を挟んで上記燃料レール13と反対側に配設されて
おり、上記燃料フィルタ23はベーパセパレータタンク
20の下方に配設されている。
【0016】上記高圧燃料ポンプ22の駆動回路は、図
3に示すように、バッテリ24をヒューズ25を介して
高圧燃料ポンプ22のモータ26に接続するとともに、
該モータ26とアースとの間に、電圧降下用抵抗27a
とスイッチング素子としてのトランジスタ27bとを直
列接続してなる高抵抗回路27,及び抵抗を有しないト
ランジスタ28aのみからなる低抵抗回路28を介設し
たものである。
3に示すように、バッテリ24をヒューズ25を介して
高圧燃料ポンプ22のモータ26に接続するとともに、
該モータ26とアースとの間に、電圧降下用抵抗27a
とスイッチング素子としてのトランジスタ27bとを直
列接続してなる高抵抗回路27,及び抵抗を有しないト
ランジスタ28aのみからなる低抵抗回路28を介設し
たものである。
【0017】そして上記各トランジスタ27b,28a
のベースにはECU29からの制御信号が接続されてい
る。このECU29は、エンジン運転状態を表す要素と
してエンジン回転数,スロットル開度が入力され、該エ
ンジン回転数,スロットル開度が所定範囲、例えば図4
に示すように、それぞれ2000rpm,10度以下の
範囲内にあるとき燃料消費量が所定値以下の低消費運転
域であると判断し、かつ上記所定範囲を越えた場合、及
びスロットルの開速度が所定値、例えば25度/秒以上
のとき非低消費運転域であると判断する運転域検出手段
として機能する。
のベースにはECU29からの制御信号が接続されてい
る。このECU29は、エンジン運転状態を表す要素と
してエンジン回転数,スロットル開度が入力され、該エ
ンジン回転数,スロットル開度が所定範囲、例えば図4
に示すように、それぞれ2000rpm,10度以下の
範囲内にあるとき燃料消費量が所定値以下の低消費運転
域であると判断し、かつ上記所定範囲を越えた場合、及
びスロットルの開速度が所定値、例えば25度/秒以上
のとき非低消費運転域であると判断する運転域検出手段
として機能する。
【0018】また上記ECU29は、上記低消費運転域
のとき上記高抵抗回路27のトランジスタ27bをオン
するとともに低抵抗回路28のトランジスタ28aをオ
フし、上記非低消費運転域のとき上記低抵抗回路28の
トランジスタ28aをオンするとともに高抵抗回路27
のトランジスタ27bをオフするようになっており、こ
れによりモータ印加電圧制御手段が構成されている。
のとき上記高抵抗回路27のトランジスタ27bをオン
するとともに低抵抗回路28のトランジスタ28aをオ
フし、上記非低消費運転域のとき上記低抵抗回路28の
トランジスタ28aをオンするとともに高抵抗回路27
のトランジスタ27bをオフするようになっており、こ
れによりモータ印加電圧制御手段が構成されている。
【0019】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例装置では、図4に示すように、エンジン回
転数が2000rpm以下でかつスロットル開度が10
度以下場合には、ECU29により低消費運転域と判断
され、該ECU29からの制御信号により高抵抗回路2
7のトランジスタ27bがオンするとともに低抵抗回路
28のトランジスタ28aがオフする。これにより燃料
ポンプ22用モータ26にはバッテリ電圧が上記高抵抗
回路27を介して供給され、該モータ26への印加電圧
が電圧効果用抵抗27aの抵抗値に応じた値に制限され
る。
る。本実施例装置では、図4に示すように、エンジン回
転数が2000rpm以下でかつスロットル開度が10
度以下場合には、ECU29により低消費運転域と判断
され、該ECU29からの制御信号により高抵抗回路2
7のトランジスタ27bがオンするとともに低抵抗回路
28のトランジスタ28aがオフする。これにより燃料
ポンプ22用モータ26にはバッテリ電圧が上記高抵抗
回路27を介して供給され、該モータ26への印加電圧
が電圧効果用抵抗27aの抵抗値に応じた値に制限され
る。
【0020】一方、エンジン回転数,スロットル開度が
上記範囲を越えた場合、及びスロットル開速度が上記速
度を越えた場合には、非低消費運転域と判断され、低抵
抗回路28のトランジスタ28aがオンするとともに、
高抵抗回路27のトランジスタ27bがオフし、モータ
26にはバッテリ電圧が制限されることなく印加され
る。
上記範囲を越えた場合、及びスロットル開速度が上記速
度を越えた場合には、非低消費運転域と判断され、低抵
抗回路28のトランジスタ28aがオンするとともに、
高抵抗回路27のトランジスタ27bがオフし、モータ
26にはバッテリ電圧が制限されることなく印加され
る。
【0021】このように本実施例では、低消費運転域、
つまり高圧燃料ポンプ22から吐出された燃料の大部分
がベーパセパレータタンク20に還流する運転域では、
高圧燃料ポンプ22用モータ26への印加電圧を小さい
値に制限するようにしたので、該高圧燃料ポンプ22か
らの発熱量、ひいては燃料に伝達される熱量が減少し、
それだけベーパセパレータタンク20に還流する燃料の
温度上昇が抑制される。本実施例の場合、上記高圧燃料
ポンプ22はベーパセパレータタンク20内に配設され
ており、ポンプからの熱は直接タンク内燃料に伝達され
るので、上記ポンプ発熱量を減少できることはより一層
効果的である。
つまり高圧燃料ポンプ22から吐出された燃料の大部分
がベーパセパレータタンク20に還流する運転域では、
高圧燃料ポンプ22用モータ26への印加電圧を小さい
値に制限するようにしたので、該高圧燃料ポンプ22か
らの発熱量、ひいては燃料に伝達される熱量が減少し、
それだけベーパセパレータタンク20に還流する燃料の
温度上昇が抑制される。本実施例の場合、上記高圧燃料
ポンプ22はベーパセパレータタンク20内に配設され
ており、ポンプからの熱は直接タンク内燃料に伝達され
るので、上記ポンプ発熱量を減少できることはより一層
効果的である。
【0022】また燃料ポンプ22からの燃料吐出量自体
が減少するのでタンクへの還流量が減少し、この点から
も燃料の温度上昇が抑制される。
が減少するのでタンクへの還流量が減少し、この点から
も燃料の温度上昇が抑制される。
【0023】またエンジン回転数,スロットル開度が上
記所定範囲を越えた場合(高速回転・高負荷運転時),
及びスロットル開速度が上記所定値を越えた場合(急加
速時)には、モータ印加電圧の制限を解除するので、必
要な燃料量の不足が生じることはない。
記所定範囲を越えた場合(高速回転・高負荷運転時),
及びスロットル開速度が上記所定値を越えた場合(急加
速時)には、モータ印加電圧の制限を解除するので、必
要な燃料量の不足が生じることはない。
【0024】なお、上記実施例では、高抵抗回路と低抵
抗回路との切替により、モータ印加電圧を制御するよう
にしたが、モータ印加電圧の制御には各種の変形例が採
用可能であり、例えばモータ印加電圧をデューティ比の
制御によって制限するように構成してもよい。また、上
記実施例では、高圧燃料ポンプ22がベーパセパレータ
タンク20内に配設されていたが、このポンプ22は勿
論タンク外に配設しても良い。
抗回路との切替により、モータ印加電圧を制御するよう
にしたが、モータ印加電圧の制御には各種の変形例が採
用可能であり、例えばモータ印加電圧をデューティ比の
制御によって制限するように構成してもよい。また、上
記実施例では、高圧燃料ポンプ22がベーパセパレータ
タンク20内に配設されていたが、このポンプ22は勿
論タンク外に配設しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、燃料消費
量の少ない運転域では燃料ポンプ用モータへの印加電圧
を所定値以下に制限するようにしたので、燃料ポンプの
発熱、ひいては燃料への伝熱量を減少して帰還燃料の温
度上昇を抑制でき、気泡の発生を防止できる効果があ
り、また非低消費運転域では上記印加電圧の制限を解除
するようにしたので、燃料供給量に不足が生じることは
ない。
量の少ない運転域では燃料ポンプ用モータへの印加電圧
を所定値以下に制限するようにしたので、燃料ポンプの
発熱、ひいては燃料への伝熱量を減少して帰還燃料の温
度上昇を抑制でき、気泡の発生を防止できる効果があ
り、また非低消費運転域では上記印加電圧の制限を解除
するようにしたので、燃料供給量に不足が生じることは
ない。
【図1】本発明の一実施例による燃料供給装置を備えた
船外機の模式平面図である。
船外機の模式平面図である。
【図2】上記実施例装置の全体構成図である。る。
【図3】上記実施例装置のモータ駆動回路の回路図であ
る。
る。
【図4】上記実施例装置の制御域を示すスロットル開度
−エンジン回転数特性図である。
−エンジン回転数特性図である。
【図5】本発明の特許請求の範囲を説明するためのクレ
ーム対応図である。
ーム対応図である。
1 船外機 2 カウル 3 エンジン 20 ベーパセパレータタンク 22 高圧燃料ポンプ 31 運転域検出手段 32 モータ印加電圧制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンが収容されたカウル内にエンジ
ン側燃料タンクを配設し、該タンク内の燃料を電気駆動
式ポンプで上記エンジンに供給するとともに余剰燃料を
上記エンジン側燃料タンク内に還流させるようにした船
外機の燃料供給装置において、エンジン回転数,エンジ
ン負荷等のエンジン運転状態を表す要素に基づいて燃料
消費量が所定値以下の低消費運転域又は非低消費運転域
を検出する運転域検出手段と、低消費運転域では上記ポ
ンプへの印加電圧を所定値以下に制限するモータ印加電
圧制御手段とを設けたことを特徴とする船外機の燃料供
給装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記モータ印加電圧
制御手段が、上記モータ,アース間に介設された高抵抗
回路,及び低抵抗回路と、エンジン運転状態が上記低消
費運転域のときは上記高抵抗回路を、非低消費運転域の
ときは低抵抗回路を作動させる抵抗回路切替手段とから
構成されていることを特徴とする船外機の燃料供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4958495A JPH08246974A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 船外機の燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4958495A JPH08246974A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 船外機の燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246974A true JPH08246974A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12835276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4958495A Pending JPH08246974A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 船外機の燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08246974A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0957248A1 (en) * | 1996-12-19 | 1999-11-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel supply construction for engines |
US6698401B2 (en) | 2000-11-15 | 2004-03-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Fuel supply control system for an outboard motor |
JP2008045488A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Honda Motor Co Ltd | 汎用内燃機関の燃料供給装置 |
JP2014101872A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Toyota Motor Corp | 蒸発燃料処理装置 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4958495A patent/JPH08246974A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0957248A1 (en) * | 1996-12-19 | 1999-11-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel supply construction for engines |
EP0957248A4 (en) * | 1996-12-19 | 2000-11-29 | Honda Motor Co Ltd | ENGINE FUEL SUPPLY ARRANGEMENT |
US6328020B1 (en) | 1996-12-19 | 2001-12-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fuel supply construction for engines |
US6698401B2 (en) | 2000-11-15 | 2004-03-02 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Fuel supply control system for an outboard motor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |