JPH08246436A - 鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法 - Google Patents

鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法

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JPH08246436A
JPH08246436A JP5073395A JP5073395A JPH08246436A JP H08246436 A JPH08246436 A JP H08246436A JP 5073395 A JP5073395 A JP 5073395A JP 5073395 A JP5073395 A JP 5073395A JP H08246436 A JPH08246436 A JP H08246436A
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steel pipe
pipe pile
pile
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Masakatsu Sato
政勝 佐藤
Kazuchika Shingu
和周 新宮
Hideaki Nozaki
秀明 野崎
Takeshi Komuro
健史 古室
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 杭作業における誤差の吸収が容易で、かつ現
地工事が効率化される構築方法を実現する。 【構成】 鋼製上部構造の格点部2に下向きの柱材の挿
入体51を取り付け、鋼管杭1の杭頭部に挿入し、杭頭部
内にコンクリート4を注入して固結することを特徴とす
る鋼管杭1と格点部2、梁3、柱5等の鋼製上部構造よ
りなる構造物の構築方法で、鋼管杭1は内面に突起を有
するもの、挿入体51表面にはスリット、突起、差し込み
鉄筋、スタッド等のずれ止め手段を形成して付着力を高
めて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎杭として鋼管杭を
打設し、その頭部に鋼製上部構造を載置して鋼管杭と接
合してなる人工地盤、海上プラットフォーム、桟橋等の
構造物およびその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎杭として鋼管杭を打設し、その頭部
に鋼製の格点部、梁、柱等の上部構造(上部工ともい
う)を載置して鋼管杭と接合し、各種の構造物を構築す
る構築方法としては、杭打設の際の位置誤差をいかに吸
収して構造物を構築するかがポイントとなる。その一例
として、特開平5-140956号公報に記載されているものを
説明する。 1)現地において、杭打ち機を使用して鋼管杭を打設す
る。 2)所定レベルで頭部を切断する。 3)杭位置誤差をトランシット、測定用定規等により測
定する。
【0003】図19は、打設した鋼管杭1の頭部に測定用
定規Gを載置した状態を示す。この杭の正規の中心位置
0 に対して、打設された杭の中心位置はKで、誤差e
だけずれていたとする。一方、この杭上部に取り付けら
れる格点部2は、図20に示すように、上下に面板23、24
を張った円筒25に、四方の梁3と接続するためのH形鋼
21を取り付けた下側の面板24下部に、鋼管杭1に等しい
径の格点鋼管22を取り付けて構成される。 4)測定結果を、格点部を製作している工場に連絡し、
下側の面板24と格点鋼管22との接合を誤差を吸収する方
向にeだけずらして行う。 5)格点部を現地へ搬入し、格点鋼管22と鋼管杭1とを
溶接接合する。 6)H形鋼21と隣接の梁とを結合し、上側の面板23の上
部に、この上に構築される建屋の柱を溶接接合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造物の構築方法には、つぎのような問題点がある。 1)打設された杭位置を正確に測定し、格点部の製作工
場へ連絡しなければならないから、杭打ちから格点部取
り付けまでの間、現地作業は手待ちとなる。 2)杭の正規位置からの誤差による偏心荷重を伝達する
ため、格点部の構造が大型となる。 3)建屋(柱)〜格点部〜杭の間がすべて溶接接合とな
るため、現地作業に熟練技術者を必要とする上に品質管
理が困難であり、しかも作業が天候に左右され工期が延
びやすい。
【0005】本発明は、こうした問題点を解消し、手待
ちがなく格点部も大型化せず、誤差の吸収が容易で現地
作業が効率化され、品質管理の容易な構築方法を実現す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法に
おいて、鋼製上部構造の格点部から下向きにずれ止め手
段を施した柱材の挿入体を取り付け、鋼管杭の杭頭部に
前記挿入体を挿入し、杭頭部内にコンクリートを注入し
て杭頭部と挿入体を固結することを特徴とする鋼管杭と
鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法である。
【0007】請求項2に記載の本発明は、鋼管杭が、内
面に突起を有するものである請求項1に記載の鋼管杭と
鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法である。請求項
3に記載の本発明は、ずれ止め手段としてその表面にス
リットが切り欠いてある角鋼管を挿入体の柱材として用
いる請求項1または2に記載の鋼管杭と鋼製上部構造よ
りなる構造物の構築方法である。
【0008】請求項4に記載の本発明は、ずれ止め手段
としてその相対する2表面間に差し込み鉄筋を挿通して
ある角鋼管を挿入体の柱材として用いる請求項1または
2に記載の鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築
方法である。請求項5に記載の本発明は、ずれ止め手段
としてその表面に水平方向の突起を設けてあるH形鋼を
挿入体の柱材として用いる請求項1または2に記載の鋼
管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法である。
【0009】請求項6に記載の本発明は、ずれ止め手段
としてその内側表面に水平方向のスタッドを設けてある
H形鋼を挿入体の柱材として用いる請求項1または2に
記載の鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法
である。
【0010】
【作 用】本発明によれば、鋼管杭と鋼製上部構造との
接合を溶接によらず、鋼製上部構造の格点部に下向きの
柱材の挿入体を取り付け、これを鋼管杭の杭頭部に挿入
し、この間にコンクリートを充填して固結するようにし
たため、杭打設の際の位置誤差を吸収することができ、
上部構造を事前に製作することができるばかりでなく、
溶接作業が不要となるなど、現地作業が効率化される。
【0011】
【実施例】
実施例1 本発明の第1の実施例を図1、2により説明する。図1
は一部断面で示す構造物の正面図、図2はそのAA矢視
による水平方向断面図で、さきの図19、20と共通するも
のについては同じ符号を使用している。4はコンクリー
トである。
【0012】以下に説明する各実施例では、上部構造が
格点部と柱材に分離しておらず、柱材の仕口部に直接梁
材と接続するH形鋼が取り付けてあり、柱材がそのまま
下部に貫通して鋼管杭への挿入体を形成しているものが
多いが、格点部と上部の柱とが一体となっているかどう
かは本発明には関わりがないので、さきに従来の技術と
して例示した図20のように、柱材を後から格点部に溶接
する構造でも差し支えない。
【0013】この実施例では、柱5は角鋼管(コラム)
である。そして柱5の下端の鋼管杭1に挿入される部
分、すなわち挿入体51の表面は、窓状のスリット52が切
り欠いてある。この実施例における構造物の構築手順
は、つぎのとおりである。 1)杭打ち機により、現地に鋼管杭1を打設する。 2)所定レベルで頭部を切断する。 3)工場より搬入した上部構造の挿入体51を鋼管杭1内
に挿入し、芯出しして所定位置に仮止めする。 4)挿入体51および鋼管杭1の内部へコンクリート4を
注入する。挿入体51には窓状のスリット52が切り欠いて
あるから、このスリット52を通してコンクリート4は鋼
管杭1の内部に充填される。
【0014】すなわち、従来、鋼管杭と格点部との接続
を溶接接合によっていたのに対して、本発明では鋼管杭
1の頭部に柱材の挿入体51を挿入し、挿入部分の鋼管杭
内にコンクリートを充填して硬化させ、コンクリートを
介して両者を接合するのである。応力伝達効率を高める
ため、鋼管杭1として、内面にスパイラル状の突起を設
けた突起つき鋼管杭や、縞鋼板をスパイラル成形した縞
鋼管などを使用することが好ましい。また、充填するコ
ンクリートとして、普通コンクリートのほか、膨張コン
クリートや、鉄粉や化学薬品を配合した高強度コンクリ
ート、高炉スラグ微粉末を添加した高流動性コンクリー
ト等を使用すると、充填性がよく、また強度が増大する
ので好ましい。
【0015】挿入体51の鋼管杭1への挿入部分、すなわ
ちBB矢視における水平断面を図3に示す。鋼管杭1に
外径 800mm、肉厚16mmの鋼管を、柱5に 400mm角のコラ
ムを使用した場合、コラム角部と鋼管内面との間隔d
は、 d=(800/2 − 16 − 400/2・21/2)= 101.2 mm となり、コンクリート充填のために50mmの間隙を確保す
るものとすれば、残る距離はおよそ50mmであり、±50mm
の杭打ち誤差を吸収することができる。通常の杭工事に
おいて、誤差をこの程度に収めることは容易であるか
ら、杭打設後の誤差データを工場製作にフィードバック
しなくてもよいので手待ちが解消するばかりでなく、た
とえば図4や実施例6に示すように、複数本の杭にまた
がる構造物をブロック化してプレファブ施工することも
可能であり、溶接工事が不要であることと相まって現地
工事の工期を著しく短縮することができる。
【0016】さらに、図5に示すように、柱材の挿入体
51の先端に、水平方向の定着板(アンカープレート)53
を取り付けるようにすると、コンクリートとの付着強度
が増大するので、挿入体51の長さを短くすることができ
る。 実施例2 本発明の第2の実施例を図6により説明する。図6は一
部断面で示す構造物の正面図で、さきの図1と共通する
ものについては同じ符号を使用している。54は差し込み
鉄筋である。
【0017】この実施例では、さきの図1に示した第1
の実施例における柱材の鋼管杭1への挿入体51に設けた
窓状のスリット52に代えて、角鋼管の相対する2面間に
水平方向の差し込み鉄筋54を挿通してある。差し込み鉄
筋54は、挿入体51に小孔を設け、これに鉄筋を差し込ん
でその両端を挿入体51表面よりも突出させたもので、鉄
筋としては縞状の突起を有する異形鉄筋や普通鉄筋、こ
れらの先端を直のままとしたもの、90度折り曲げてフッ
ク状としたもの、ねじを設けてナットを取り付けたもの
など、いずれでもよい。また鉄筋取り付け用の小孔は、
コンクリートの粗骨材の最大寸法以上の大きさであれば
コンクリート充填が容易であり、また形状も図7に例示
するように、(a)円形、(b)長円形、(c)ひし
形、(d)ほぞ付き円形その他、任意の形状とすること
ができる。孔の下縁に鉄筋を寄せて溶接により取り付け
る。
【0018】この実施例においても、柱材の挿入体51の
先端に図5に示したような定着板を設けると、差し込み
鉄筋の取り付け数を減少させ、挿入体51の長さを短くす
ることができる。鋼管杭と角コラムの寸法・形状差を利
用して杭工事の誤差を吸収すること、溶接作業なしに現
地工事ができることなどの利点も第1の実施例と同様で
ある。
【0019】実施例3 本発明の第3の実施例を図8、9により説明する。図8
は一部断面で示す構造物の正面図、図9はそのCC矢視
による水平方向断面図で、これまでと共通するものにつ
いては同じ符号を使用している。55は表面の突起であ
る。この実施例では、第1、第2の実施例と異なり、柱
5はH形鋼である。そして柱5の鋼管杭1への挿入体51
のフランジ外面には、ずれ止めである水平方向の突起55
が設けられている。
【0020】突起55は、熱間圧延工程で突起を形成する
いわゆる突起付きH形鋼を使用すればよいことはいうま
でもないが、溶接肉盛りや、棒鋼を溶接するなどして形
成してもよい。ずれ止めとしては、スタッドを取り付け
ることも考えられるが、柱材として必要な断面性能を有
するH形鋼のフランジ外側寸法に、両側スタッドの高さ
を加算し、かつ杭の打設誤差を吸収しようとすると、杭
としてはかなり大径の鋼管を使用しなければならないの
で、スタッドに代えて線状の突起としたのである。
【0021】この実施例でも、柱材の挿入体51の先端
に、図5に示したような定着板を設けると、挿入体51の
長さを短くすることもできる。鋼管杭と角コラムの寸法
・形状差を利用して杭工事の誤差を吸収すること、溶接
作業なしに現地工事ができることなどの利点も第1の実
施例と同様である。 実施例4 本発明の第4の実施例を図10、11により説明する。図10
は一部断面で示す構造物の正面図、図11はそのDD矢視
による水平方向断面図で、これまでと共通するものにつ
いては同じ符号を使用している。56はスタッドである。
【0022】この実施例も、第3の実施例と同様に柱5
はH形鋼である。そして柱材の鋼管杭1への挿入体51の
フランジ内側表面には、ずれ止めである水平方向のスタ
ッド56が設けられている。スタッド56は、通常溶接によ
って取り付けられるが、フランジに孔明けして、ボルト
方式で取り付けてもよい。図12は、変形実施例を示す水
平方向断面図で、スタッド56をH形鋼のフランジではな
くウエブに取り付けている。
【0023】第3の実施例と同様に、H形鋼のフランジ
外面に突起を設けた突起付きH形鋼を使用し、かつフラ
ンジ内面あるいはウエブにスタッドを設けるようにする
と、ずれ止め効果はさらに強化されるので好ましい。ま
た、H形鋼として、図13に示すようなハニカムH形鋼な
ど、ウエブに開口を有するものを使用すると、コンクリ
ートの充填性がよいだけでなく付着強度も増大し、さら
に柱材の挿入体51の先端に、図13に示すように定着板53
を設けると、挿入部体の長さを一層短くすることもでき
る。
【0024】鋼管杭と角コラムの寸法・形状差を利用し
て杭工事の誤差を吸収すること、溶接作業なしに現地工
事ができることなどの利点も第1の実施例と同様であ
る。 実施例5 本発明の第5の実施例を図14、15により説明する。図14
は一部断面で示す正面図、図15はそのEE矢視による水
平方向断面図で、これまでと共通するものについては同
じ符号を使用している。54は実施例2と同様の差し込み
鉄筋である。
【0025】この実施例も、第3の実施例と同様に柱5
はH形鋼である。そして柱材の鋼管杭1への挿入体51の
フランジに、図7で説明したような孔を設け、相対する
フランジ間に差し込み鉄筋54を溶接して取り付けてあ
る。この実施例でも、図13に示すようなハニカムH形鋼
を使用したり、柱5の挿入体51の先端に定着板を設ける
と、挿入体51の長さを短くすることもできる。
【0026】また、第3の実施例と同様に、H形鋼のフ
ランジ外面に突起を設けた突起付きH形鋼を使用し、か
つフランジ内面あるいはウエブにスタッドを設けるよう
にするのも有効である。鋼管杭と角コラムの寸法・形状
差を利用して杭工事の誤差を吸収すること、溶接作業な
しに現地工事ができることなどの利点も第1の実施例と
同様である。
【0027】実施例6 本発明の第6の実施例を図16、17により説明する。図16
は一部断面で示す正面図、図17は平面図で、これまでと
共通するものについては同じ符号を使用している。これ
までの各実施例では、1本の杭まわりについての構造を
説明したが、この実施例では、2本の杭にわたって載置
するように、上部構造をプレファブ化した場合を説明す
る。
【0028】図17の平面図で、破線で囲ったPの部分が
プレファブ化したブロックである。図において左右方向
を縦梁31、上下方向を横梁32とすると、縦梁31は2本の
鋼管杭1a、1bにわたり、つぎの鋼管杭との中間位置まで
の長さを有し、横梁32は隣の鋼管杭との中間位置までの
長さを有している。また、鋼管杭に対応する縦梁31と横
梁32との交点、すなわち仕口部の下面には、柱材である
H形鋼の挿入体51が取り付けられている。このようなブ
ロックPを現地に搬入し、すでに打設されている鋼管杭
2本毎に取り付けてゆくことで、現地工事の能率が向上
する。各ブロックの縦梁31、横梁32の隣接のそれぞれと
は高力ボルトにより接合する。このように、各梁をスパ
ンの中央で接合すると、中間につなぎのための梁材が不
要であるから、部材数や継手数を少なくすることができ
る。
【0029】なお、仕口部の挿入体51と鋼管杭との接合
については、実施例1〜5に示したようないかなる構造
でもよい。以上、2本の鋼管杭にわたる範囲をブロック
化する場合を説明したが、図4に示したように2本以上
の大きい範囲をブロック化すれば、一層の能率向上が達
成される。
【0030】図18は図16、17に示す構造物の曲げモーメ
ント分布図である。図18(a)に線状に示した構造物に
作用する上載荷重により生じる曲げモーメントの分布は
(b)のようになり、各スパン間で両端から 1/4〜1/5
離れた位置でモーメントがゼロになるから、強度上では
この反曲点近傍を梁材の接合位置とするのもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、杭工事の誤差を吸収し
ながら格点部も大型化せず、現地作業が効率化され、品
質管理も容易であるなどの、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造物を一部断面で示
す正面図である。
【図2】図1のAA矢視による水平方向断面図である。
【図3】図1のBB矢視による水平方向断面図である。
【図4】本発明の応用実施例を示す構造物の平面図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例の構造物の一部を示す一
部断面正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構造物を一部断面で示
す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施例における鉄筋取り付け用
小孔の形状を示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例の構造物を一部断面で示
す正面図である。
【図9】図8のCC矢視による水平方向断面図である。
【図10】本発明の第4の実施例の構造物を一部断面で示
す正面図である。
【図11】図10のDD矢視による水平方向断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例の変形例を示す図10のD
D矢視による水平方向断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例の変形例における構造物
の一部を示す一部断面正面図である。
【図14】本発明の第5の実施例の構造物を一部断面で示
す正面図である。
【図15】図14のEE矢視による水平方向断面図である。
【図16】本発明の第6の実施例の構造物を示す正面図で
ある。
【図17】本発明の第6の実施例の構造物を示す平面図で
ある。
【図18】本発明の第6の実施例の構造物のモーメント分
布図である。
【図19】従来の技術における鋼管杭の打設状態を示す正
面図である。
【図20】従来の技術における構造物を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼管杭 2 格点部 3 梁 4 コンクリート 5 柱 21 H形鋼 22 格点鋼管 23 面板 24 面板 25 円筒 31 縦梁 32 横梁 51 挿入体 52 スリット 53 定着板 54 差し込み鉄筋 55 突起 56 スタッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 秀明 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 古室 健史 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の
    構築方法において、鋼製上部構造の格点部から下向きに
    ずれ止め手段を施した柱材の挿入体を取り付け、鋼管杭
    の杭頭部に前記挿入体を挿入し、杭頭部内にコンクリー
    トを注入して杭頭部と挿入体を固結することを特徴とす
    る鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】 鋼管杭が、内面に突起を有するものであ
    る請求項1に記載の鋼管杭と鋼製上部構造よりなる構造
    物の構築方法。
  3. 【請求項3】 ずれ止め手段としてその表面にスリット
    が切り欠いてある角鋼管を挿入体の柱材として用いる請
    求項1または2に記載の鋼管杭と鋼製上部構造よりなる
    構造物の構築方法。
  4. 【請求項4】 ずれ止め手段としてその相対する2表面
    間に差し込み鉄筋を挿通してある角鋼管を挿入体の柱材
    として用いる請求項1または2に記載の鋼管杭と鋼製上
    部構造よりなる構造物の構築方法。
  5. 【請求項5】 ずれ止め手段としてその表面に水平方向
    の突起を設けてあるH形鋼を挿入体の柱材として用いる
    請求項1または2に記載の鋼管杭と鋼製上部構造よりな
    る構造物の構築方法。
  6. 【請求項6】 ずれ止め手段としてその内側表面に水平
    方向のスタッドを設けてあるH形鋼を挿入体の柱材とし
    て用いる請求項1または2に記載の鋼管杭と鋼製上部構
    造よりなる構造物の構築方法。
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