JPH08246042A - コイル状金属材料の熱処理方法 - Google Patents
コイル状金属材料の熱処理方法Info
- Publication number
- JPH08246042A JPH08246042A JP7951595A JP7951595A JPH08246042A JP H08246042 A JPH08246042 A JP H08246042A JP 7951595 A JP7951595 A JP 7951595A JP 7951595 A JP7951595 A JP 7951595A JP H08246042 A JPH08246042 A JP H08246042A
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- Japan
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- processing chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、コイル状金属材料を短時間で且つ均
一に熱処理することができる、コイル状金属材料の熱処
理方法を提供するものである。 【構成】本発明は、コイル状金属材料を、相互に連通す
る複数の区画された処理室で、各処理室に装備されたフ
ァンの回転による炉内雰囲気ガスの循環により順次熱処
理するに際し、コイル状金属材料の軸線に沿う炉内雰囲
気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と後半域の処理
室群との間で逆にすることを特徴としている。
一に熱処理することができる、コイル状金属材料の熱処
理方法を提供するものである。 【構成】本発明は、コイル状金属材料を、相互に連通す
る複数の区画された処理室で、各処理室に装備されたフ
ァンの回転による炉内雰囲気ガスの循環により順次熱処
理するに際し、コイル状金属材料の軸線に沿う炉内雰囲
気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と後半域の処理
室群との間で逆にすることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル状金属材料の熱処
理方法に関する。コイル状に巻かれたパイプ、帯板、線
材等の金属材料を、炉内に相互に連通する複数の処理室
が区画され、各処理室に加熱源及びファンが装備された
熱処理炉を用いて熱処理、例えば焼鈍処理することが行
なわれる。このようなコイル状金属材料の熱処理におい
ては通常、コイル状金属材料を、トレーに載置して熱処
理炉の入口から出口へと炉内搬送する間に、各処理室に
装備されたファンの回転による炉内雰囲気ガスの循環に
より順次熱処理する。本発明はかかるコイル状金属材料
の熱処理方法の改良に関するものである。
理方法に関する。コイル状に巻かれたパイプ、帯板、線
材等の金属材料を、炉内に相互に連通する複数の処理室
が区画され、各処理室に加熱源及びファンが装備された
熱処理炉を用いて熱処理、例えば焼鈍処理することが行
なわれる。このようなコイル状金属材料の熱処理におい
ては通常、コイル状金属材料を、トレーに載置して熱処
理炉の入口から出口へと炉内搬送する間に、各処理室に
装備されたファンの回転による炉内雰囲気ガスの循環に
より順次熱処理する。本発明はかかるコイル状金属材料
の熱処理方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコイル状金属材料の
熱処理方法として、コイル状金属材料の軸線に沿う炉内
雰囲気ガスの旋回方向(側面から見て上下の旋回方向)
を各処理室で同じにし、またコイル状金属材料の円周に
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向(平面から見て左右の旋
回方向)も各処理室で同じにすることが行なわれてい
る。例えば、炉内に区画された複数の各処理室におい
て、コイル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内
雰囲気ガスの流れを側面から見て上向きに、したがって
コイル状金属材料の内周部における軸線に沿う炉内雰囲
気ガスの流れを側面から見て下向きにし、またコイル状
金属材料の外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの
流れを平面から見て右回転にすることが行なわれてい
る。ところが、かかる従来法には、炉内に区画された複
数の各処理室において炉内雰囲気ガスの旋回方向が同じ
であり、旋回の下流側ではコイル状金属材料の加熱に消
費されて炉内雰囲気ガスの温度が下がるため、旋回の下
流側に位置するコイル状金属材料を所定温度まで加熱す
るのに時間がかかり、しかも旋回の上流側に位置するコ
イル状金属材料と下流側に位置するコイル状金属材料と
の間で大きな温度バラツキが生じるという欠点がある。
熱処理方法として、コイル状金属材料の軸線に沿う炉内
雰囲気ガスの旋回方向(側面から見て上下の旋回方向)
を各処理室で同じにし、またコイル状金属材料の円周に
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向(平面から見て左右の旋
回方向)も各処理室で同じにすることが行なわれてい
る。例えば、炉内に区画された複数の各処理室におい
て、コイル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内
雰囲気ガスの流れを側面から見て上向きに、したがって
コイル状金属材料の内周部における軸線に沿う炉内雰囲
気ガスの流れを側面から見て下向きにし、またコイル状
金属材料の外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの
流れを平面から見て右回転にすることが行なわれてい
る。ところが、かかる従来法には、炉内に区画された複
数の各処理室において炉内雰囲気ガスの旋回方向が同じ
であり、旋回の下流側ではコイル状金属材料の加熱に消
費されて炉内雰囲気ガスの温度が下がるため、旋回の下
流側に位置するコイル状金属材料を所定温度まで加熱す
るのに時間がかかり、しかも旋回の上流側に位置するコ
イル状金属材料と下流側に位置するコイル状金属材料と
の間で大きな温度バラツキが生じるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の熱処理方法では、コイル状金属材料
の全部位を所定温度まで加熱するのに時間がかかり、ま
たコイル状金属材料の部位間で大きな温度バラツキが生
じるという点である。
する課題は、従来の熱処理方法では、コイル状金属材料
の全部位を所定温度まで加熱するのに時間がかかり、ま
たコイル状金属材料の部位間で大きな温度バラツキが生
じるという点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、コイ
ル状金属材料を、相互に連通する複数の区画された処理
室で、各処理室に装備されたファンの回転による炉内雰
囲気ガスの循環により順次熱処理するに際し、コイル状
金属材料の軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前
半域の処理室群と後半域の処理室群との間で逆にするこ
とを特徴とするコイル状金属材料の熱処理方法に係る。
ル状金属材料を、相互に連通する複数の区画された処理
室で、各処理室に装備されたファンの回転による炉内雰
囲気ガスの循環により順次熱処理するに際し、コイル状
金属材料の軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前
半域の処理室群と後半域の処理室群との間で逆にするこ
とを特徴とするコイル状金属材料の熱処理方法に係る。
【0005】本発明では、コイル状金属材料の軸線に沿
う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と後
半域の処理室群との間で逆にする。例えば、炉内に合計
5室の処理室が区画されている場合、前半域の第1処理
室、第2処理室及び第3処理室では、コイル状金属材料
の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流れを側
面から見て上向きに、したがってコイル状金属材料の内
周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流れを下向き
にし、後半域の第4処理室及び第5処理室では、コイル
状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガス
の流れを側面から見て下向きに、したがってコイル状金
属材料の内周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流
れを上向きにする。
う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と後
半域の処理室群との間で逆にする。例えば、炉内に合計
5室の処理室が区画されている場合、前半域の第1処理
室、第2処理室及び第3処理室では、コイル状金属材料
の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流れを側
面から見て上向きに、したがってコイル状金属材料の内
周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流れを下向き
にし、後半域の第4処理室及び第5処理室では、コイル
状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガス
の流れを側面から見て下向きに、したがってコイル状金
属材料の内周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの流
れを上向きにする。
【0006】上記のように、コイル状金属材料の軸線に
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と
後半域の処理室群との間で逆にすると、コイル状金属材
料を短時間で且つ均一に熱処理することができる。同様
の効果を得るために、隣接する処理室相互間でコイル状
金属材料の軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を交互
に逆にすることも考えられる。例えば、炉内に合計5室
の処理室が区画されている場合、コイル状金属材料の外
周部における軸線に沿う流れを、第1処理室では上向
き、第2処理室では下向き、第3処理室では上向き、第
4処理室では下向き、そして第5処理室では上向きにす
ることが考えられる。しかしながらこのようにすると、
隣接する処理室相互間でコイル状金属材料の軸線に沿う
炉内雰囲気ガスの流れが激しく干渉し合い、その循環が
著しく悪くなってしまう。炉内雰囲気ガスの循環を促し
てその対流熱によりコイル状金属材料を熱処理するので
あるから、炉内雰囲気ガスの循環が著しく悪くなるのは
誠に不都合である。
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を、前半域の処理室群と
後半域の処理室群との間で逆にすると、コイル状金属材
料を短時間で且つ均一に熱処理することができる。同様
の効果を得るために、隣接する処理室相互間でコイル状
金属材料の軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を交互
に逆にすることも考えられる。例えば、炉内に合計5室
の処理室が区画されている場合、コイル状金属材料の外
周部における軸線に沿う流れを、第1処理室では上向
き、第2処理室では下向き、第3処理室では上向き、第
4処理室では下向き、そして第5処理室では上向きにす
ることが考えられる。しかしながらこのようにすると、
隣接する処理室相互間でコイル状金属材料の軸線に沿う
炉内雰囲気ガスの流れが激しく干渉し合い、その循環が
著しく悪くなってしまう。炉内雰囲気ガスの循環を促し
てその対流熱によりコイル状金属材料を熱処理するので
あるから、炉内雰囲気ガスの循環が著しく悪くなるのは
誠に不都合である。
【0007】本発明では、隣接する処理室相互間で、コ
イル状金属材料の円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向
を、同じにすることもできるが、交互に逆にするのが好
ましい。例えば、炉内に合計5室の処理室が区画されて
いる場合、コイル状金属材料の外周部における円周に沿
う流れを、いずれも平面から見て、第1処理室では右回
転、第2処理室では左回転、第3処理室では右回転、第
4処理室では左回転、そして第5処理室では右回転にす
る。このようにすると、隣接する処理室相互間でコイル
状金属材料の円周に沿う炉内雰囲気ガスの流れが干渉し
合わず、それだけ炉内雰囲気ガスの循環が促進され、結
果的にコイル状金属材料をより短時間で且つより均一に
熱処理することができる。
イル状金属材料の円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向
を、同じにすることもできるが、交互に逆にするのが好
ましい。例えば、炉内に合計5室の処理室が区画されて
いる場合、コイル状金属材料の外周部における円周に沿
う流れを、いずれも平面から見て、第1処理室では右回
転、第2処理室では左回転、第3処理室では右回転、第
4処理室では左回転、そして第5処理室では右回転にす
る。このようにすると、隣接する処理室相互間でコイル
状金属材料の円周に沿う炉内雰囲気ガスの流れが干渉し
合わず、それだけ炉内雰囲気ガスの循環が促進され、結
果的にコイル状金属材料をより短時間で且つより均一に
熱処理することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施状態を略示する炉長方
向の縦断面図である。一端部に開閉扉11を有する入口
21が開設され、他端部に開閉扉12を有する出口22
が開設された熱処理炉31の炉内に、第1処理室41、
第2処理室42、第3処理室43、第4処理室44及び
第5処理室45の、それぞれ相互に連通する合計5室の
処理室が区画されている。各処理室にはその上部にファ
ン51〜55が装備されており、また図示しない加熱源
が装備されていて、炉内には各処理室に亘って搬送用ロ
ーラ61が装架されている。各処理室には3段積みのコ
イル状金属材料71〜75が位置しており、コイル状金
属材料71〜75はトレー81〜85に載置されてい
て、トレー81〜85は搬送用ローラ61に載置されて
いる。
向の縦断面図である。一端部に開閉扉11を有する入口
21が開設され、他端部に開閉扉12を有する出口22
が開設された熱処理炉31の炉内に、第1処理室41、
第2処理室42、第3処理室43、第4処理室44及び
第5処理室45の、それぞれ相互に連通する合計5室の
処理室が区画されている。各処理室にはその上部にファ
ン51〜55が装備されており、また図示しない加熱源
が装備されていて、炉内には各処理室に亘って搬送用ロ
ーラ61が装架されている。各処理室には3段積みのコ
イル状金属材料71〜75が位置しており、コイル状金
属材料71〜75はトレー81〜85に載置されてい
て、トレー81〜85は搬送用ローラ61に載置されて
いる。
【0009】コイル状金属材料71〜75は入口21か
ら出口22へと炉内搬送される間に順次所定の熱処理を
受ける。図1の場合、コイル状金属材料71〜75の外
周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向は、
前半域の第1処理室41、第2処理室42及び第3処理
室43では側面から見て上向きになっており、後半域の
第4処理室44及び第5処理室45では側面から見て下
向きになっている。したがって、コイル状金属材料71
〜75の内周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋
回方向は、前半域の第1処理室41、第2処理室42及
び第3処理室43では側面から見て下向きになってお
り、後半域の第4処理室44及び第5処理室45では側
面から見て上向きになっている。また図1の場合、コイ
ル状金属材料71〜75の外周部における円周に沿う炉
内雰囲気ガスの旋回方向は、いずれも平面から見て、第
1処理室41では右回転、第2処理室42では左回転、
第3処理室43では右回転、第4処理室44では左回
転、第5処理室45では右回転になっている。
ら出口22へと炉内搬送される間に順次所定の熱処理を
受ける。図1の場合、コイル状金属材料71〜75の外
周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向は、
前半域の第1処理室41、第2処理室42及び第3処理
室43では側面から見て上向きになっており、後半域の
第4処理室44及び第5処理室45では側面から見て下
向きになっている。したがって、コイル状金属材料71
〜75の内周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガスの旋
回方向は、前半域の第1処理室41、第2処理室42及
び第3処理室43では側面から見て下向きになってお
り、後半域の第4処理室44及び第5処理室45では側
面から見て上向きになっている。また図1の場合、コイ
ル状金属材料71〜75の外周部における円周に沿う炉
内雰囲気ガスの旋回方向は、いずれも平面から見て、第
1処理室41では右回転、第2処理室42では左回転、
第3処理室43では右回転、第4処理室44では左回
転、第5処理室45では右回転になっている。
【0010】試験区分1(コイル状金属材料の加熱) 実施例1 外径9.5mmで肉厚0.35mmの金属パイプを外径11
50mm×内径560mm×高さ400mmのコイル状に巻い
たコイル状金属材料(重量300kg)を3段積みで加熱
した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイル
状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガス
の旋回方向を、前半域の第1〜第3処理室では側面から
見て上向きにし、後半域の第4及び第5処理室では側面
から見て下向きにして行なったが、コイル状金属材料の
外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を
各処理室の総てで平面から見て右回転で行なった。
50mm×内径560mm×高さ400mmのコイル状に巻い
たコイル状金属材料(重量300kg)を3段積みで加熱
した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイル
状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガス
の旋回方向を、前半域の第1〜第3処理室では側面から
見て上向きにし、後半域の第4及び第5処理室では側面
から見て下向きにして行なったが、コイル状金属材料の
外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を
各処理室の総てで平面から見て右回転で行なった。
【0011】実施例2 実施例1の場合と同じコイル状金属材料を3段積みで加
熱した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイ
ル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガ
スの旋回方向を、前半域の第1〜第3処理室では側面か
ら見て上向きにし、後半域の第4及び第5処理室では側
面から見て下向きにして行ない、またコイル状金属材料
の外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向
を隣接する処理室相互間で平面から見て交互に逆回転と
なるように行なった。
熱した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイ
ル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガ
スの旋回方向を、前半域の第1〜第3処理室では側面か
ら見て上向きにし、後半域の第4及び第5処理室では側
面から見て下向きにして行ない、またコイル状金属材料
の外周部における円周に沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向
を隣接する処理室相互間で平面から見て交互に逆回転と
なるように行なった。
【0012】比較例1 実施例1の場合と同じコイル状金属材料を3段積みで加
熱した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイ
ル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガ
スの旋回方向を各処理室の総てで側面から見て下向きで
行ない、またコイル状金属材料の外周部における円周に
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を各処理室の総てで平面
から見て右回転で行なった。
熱した。加熱は、図1と同型の熱処理炉を用いて、コイ
ル状金属材料の外周部における軸線に沿う炉内雰囲気ガ
スの旋回方向を各処理室の総てで側面から見て下向きで
行ない、またコイル状金属材料の外周部における円周に
沿う炉内雰囲気ガスの旋回方向を各処理室の総てで平面
から見て右回転で行なった。
【0013】試験区分2(評価) 各例いずれも、炉温を530℃で一定とし、3段積みし
たコイル状金属材料の全部位が520℃に到達するまで
の時間を測定した。また全部位が520℃に到達したと
きの3段積みしたコイル状金属材料の部位間における温
度幅を測定した。結果を表1に示した。
たコイル状金属材料の全部位が520℃に到達するまで
の時間を測定した。また全部位が520℃に到達したと
きの3段積みしたコイル状金属材料の部位間における温
度幅を測定した。結果を表1に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、コイル状金属材料を短時間で且つ均一に熱処理
することができるという効果がある。
明には、コイル状金属材料を短時間で且つ均一に熱処理
することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施状態を略示する炉長方向の縦断
面図。
面図。
21・・・入口、22・・・出口、31・・・熱処理
炉、41・・・第1処理室、42・・・第2処理室、4
3・・・第3処理室、44・・・第4処理室、45・・
・第5処理室、51〜55・・・ファン、61・・・搬
送用ローラ、71〜75・・・コイル状金属材料
炉、41・・・第1処理室、42・・・第2処理室、4
3・・・第3処理室、44・・・第4処理室、45・・
・第5処理室、51〜55・・・ファン、61・・・搬
送用ローラ、71〜75・・・コイル状金属材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27B 9/30 F27B 9/30 F27D 7/04 F27D 7/04
Claims (2)
- 【請求項1】 コイル状金属材料を、相互に連通する複
数の区画された処理室で、各処理室に装備されたファン
の回転による炉内雰囲気ガスの循環により順次熱処理す
るに際し、コイル状金属材料の軸線に沿う炉内雰囲気ガ
スの旋回方向を、前半域の処理室群と後半域の処理室群
との間で逆にすることを特徴とするコイル状金属材料の
熱処理方法。 - 【請求項2】 コイル状金属材料の円周に沿う炉内雰囲
気ガスの旋回方向を、隣接する処理室相互間で交互に逆
にする請求項1記載のコイル状金属材料の熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7951595A JPH08246042A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | コイル状金属材料の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7951595A JPH08246042A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | コイル状金属材料の熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246042A true JPH08246042A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13692115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7951595A Pending JPH08246042A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | コイル状金属材料の熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08246042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319924A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Kanto Yakin Kogyo Co Ltd | アルミニウム製品のろう付け用連続炉及びろう付け方法 |
JP2011195860A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Koyo Thermo System Kk | バッチ式熱処理装置 |
CN114561518A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-05-31 | 苏州新长光热能科技有限公司 | 一种线杆卷材退火炉 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP7951595A patent/JPH08246042A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319924A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Kanto Yakin Kogyo Co Ltd | アルミニウム製品のろう付け用連続炉及びろう付け方法 |
JP4592645B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2010-12-01 | 関東冶金工業株式会社 | アルミニウム製品のろう付け用連続炉及びろう付け方法 |
JP2011195860A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Koyo Thermo System Kk | バッチ式熱処理装置 |
CN114561518A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-05-31 | 苏州新长光热能科技有限公司 | 一种线杆卷材退火炉 |
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