JPH0824520B2 - 保冷箱 - Google Patents

保冷箱

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JPH0824520B2
JPH0824520B2 JP4347232A JP34723292A JPH0824520B2 JP H0824520 B2 JPH0824520 B2 JP H0824520B2 JP 4347232 A JP4347232 A JP 4347232A JP 34723292 A JP34723292 A JP 34723292A JP H0824520 B2 JPH0824520 B2 JP H0824520B2
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vacuum
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジャー用クーラー,
魚釣り用クーラー等に用いられる保冷箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の保冷箱は、通常その底部分に氷
等の冷却物を入れ、その回りのスペースに魚、缶ジュー
ス等の被冷却物を収納するようになっている。
【0003】従って、保冷性を高めるには、保冷箱の肉
厚を冷却物の配置される底側の方で大きくなるようにす
るのが望ましく、実開昭51−64792号公報のクー
ラーはその側壁の厚さが下方に行くに従い漸次大きくな
るように作られている。
【0004】また、保冷性を高めるため、実公平3−3
9139号公報のクーラーは断熱材として発泡断熱材の
他、粉末断熱材よりなる成形断熱体を側壁内に備えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保冷箱は、前者の実開昭51−64792号のもの
にあっては断熱材が単一種のもので構成されているの
で、断熱性を高めるにはその厚さをできるだけ大きくし
なければならず、従って、保冷箱の全容積は大きくな
り、収納スペースが小さくなるという欠点を有する。ま
た、後者の実公平3−39139号のものは従来の通常
のクーラーにおけると同様断熱材の厚さが上下方向で均
一となっているに過ぎず、冷却物の配置を考慮したもの
ではない。また、成形断熱体は単に粉末を袋に詰めただ
けのものであるから、衝撃などにより容易に破袋し、中
の粉末が流出するという問題がある。
【0006】従って、本発明は、収納スペースをできる
だけ多く確保しつつ保冷性を高めることができる保冷箱
を提供することをその目的とし、また、断熱体が容易に
破損することのない保冷箱を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、保冷箱の外箱と内箱との
間の空室であって、該保冷箱の少なくとも一対の側
壁における空室内に、上方から下方に行くに従って漸
次厚さが増加する真空粉末断熱体6a,6b,12a,
12b,19a,19b,19c,19dが配置され、
残りの空室内に樹脂発泡体が充填され、該樹脂発泡体
7の上記空室5内での発泡により該樹脂泡体7と上記
真空粉末断熱体6a,6b,12a,12b,19a,
19b,19c,19dとが該空室の壁面に密着せしめ
られた保冷箱の構成を採用し、請求項2の発明は、前記
真空粉末断熱体6a,6b,12a,12b,12e,
19a,19b,19c,19d,19eは、該保冷箱
の底部における空室内にも配置され、上記側壁における
空室内のもの6a,6b,12a,12b,19a,1
9b,19c,19dと相互に繋げられた請求項1の保
冷箱の構成を採用している。
【0008】
【作用】保冷箱の側壁には、樹脂発泡体と、それよりも
保冷性に優れる真空粉末断熱体とが介在するので、側壁
の厚さを小さくし、重量の増加を押さえ、収納スペース
を大きくすることができる。
【0009】また、真空粉末断熱体の厚さは保冷箱の上
から下に向かうに連れ大きくなっているので、氷などの
冷却物の位置する箇所の断熱性が高まり、保冷性が向上
する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。実施例1 この保冷箱は、図1および図2に示されるように構成さ
れており、開閉可能な蓋(図示せず)が被せられるよう
になっている。
【0011】保冷箱1は外箱2と内箱3とが組み合わさ
れることにより構成され、内外両箱3,2により二対の
側壁1a,1b,1c,1dと底壁1eとが形成されて
いる。外箱2はポリプロピレン樹脂等により抜き勾配が
略0となるように成形され、内箱3はポリプロピレン樹
脂等により抜き勾配が略3/100となるように成形さ
れている。内外両箱3,2は嵌合部4により嵌合し、一
体化されている。
【0012】また、内外両箱3,2間には、空室5が形
成され、表面積の大きい一対の側壁1a,1bにおける
空室5内には、上方から下方に行くに従って漸次厚さが
増加する真空粉末断熱体6a,6bが配置されている。
また、残りの空室5内には、樹脂発泡体7が充填されて
いる。
【0013】真空粉末断熱体6a,6bは、断熱粉体
と、輻射剤と、ゲッター剤とが混練されたものが主体と
なっており、後述のように概略板状に成形されてなるも
のである。断熱粉体としては例えばシリカ微粉末,パー
ライト,シラスバルーン,グラスバブルス等を使用する
ことができる。輻射剤としては例えばアルミフレーク等
を使用することができる。ガスを吸収するためのゲッタ
ー剤としては例えば活性炭,酸素吸着剤,ゼオライト,
シリカゲル等を使用することができる。
【0014】この真空粉末断熱体6a,6bは、次のよ
うにして造られ、保冷箱1の壁内に装着される。図3に
示されるように、まず、ラミネートフィルムを熱プレス
して真空粉末断熱体に合致する凹部8を有した下部包装
体9を得る(図3)。該ラミネートフィルムとして
は、例えば、厚さ50μmのポリエチレン層(内層)/
厚さ12μmのアルミ箔/厚さ400μmのポリプロピ
レン層(外層)のものを使用することができる。この下
部包装体9の凹部8内に上記混練物10を収容する(図
3)。通気性内袋は、例えば、ポリエステル製不織布
等の通気性のある材料で作られている。
【0015】一方、上記凹部8を覆うための上部包装体
11を用意し、これで上記下部包装体9を覆い、真空吸
引により凹部8内から排気をしつつヒートシール等を行
い、凹部8内に上記混練物10を密封し(図3)、真
空粉末断熱体6a,6bを得る(図3)。上部包装体
11としては、例えば、アルミ蒸着層を有する厚さ30
μmポリエチレンフィルムを使用することができる。
【0016】上記のような真空粉末断熱体6a,6bを
二枚用意し、内箱3の相対向する一対の側壁の外面に密
着させ、粘着テープ等を使用して固定し(図3)、外
箱2内に挿入する(図3)。
【0017】そして、内箱3と外箱2とを嵌合させ、両
端面をシールドし、両箱間の空室5内に樹脂発泡体と
して硬質ポリウレタンを注入し、発泡させる(図3
)。この発泡体は空室5内に充満し、前記樹脂発泡体
7を構成する。また、樹脂発泡体7は真空粉末断熱体6
a,6bを内箱3の壁面に押し付け、空室5内に固定す
る。
【0018】なお、上記真空粉末断熱体6a,6bは他
の相対向する側壁1c,1dについても上記と同様にし
て用意し、装着することもできる。底壁1eについても
同様である。
【0019】次に、この実施例の保冷箱1の保冷力につ
いて従来の保冷箱におけるものと比較してみる。本発明
に係る保冷箱と比較例の保冷箱を、図4に示されるよう
な寸法で、共に容積が20リットルとなるように構成し
た。本発明の場合、真空粉末断熱体は、上部で厚さ5m
m,下部で厚さ15mmとなる大きさとし、残りの空室
内に硬質ウレタンを注入して発泡させ、上部で厚さ24
mm,下部で厚さ20mmとなる大きさとした。その
他、底壁は厚さ32mmとし、他の一対の側壁の厚さは
上部で29mm、下部で35mmとした。一方、比較例
の場合、一対の側壁における真空粉末断熱体を10mm
の均一厚さで形成し、硬質発泡ウレタン層を22mmの
均一厚さで形成した。その他、底壁及び他の一対の側壁
の大きさは本発明におけると同様に形成した。なお、真
空粉末断熱体の熱伝導率はλ=0.005kcal/h
・m・℃、比重は約0.1g/ccであり、硬質発泡ウ
レタン層はλ=0.016kcal/h・m・℃、比重
は約0.03g/ccであり、比較例、実施例共に同一
の重量を有する。
【0020】このような両保冷箱に対し、その側壁の内
面の底、中央、上部に熱流量センサを両面粘着テープに
より貼り付けた。そして、夫々に氷4Kgを収納し、蓋
をして密閉し、50℃の加熱炉内に入れて加熱し、約1
0時間に亘り熱透過量(単位:kcal/h・m2
℃)を測定した。また、氷の配置を、底部、上部、底部
及び上部の双方の三通りにして夫々について測定した。
【0021】この結果から明らかなように、同一重量で
あっても、特に氷を保冷箱の底部に置いた場合、本発明
の保冷力は比較例に比し勝っている。また、氷を三通り
に配置した場合の比較から明らかなように、氷の配置の
如何にかかわらずバランスの取れた保冷力を得ることが
できる。
【0022】なお、図4右端欄に示されるように、同一
重量の条件下で真空粉末断熱体の底部側の厚さを更に大
きくした場合、保冷力の若干の向上が見られる。実施例2 この保冷箱における真空粉末断熱体は、図5に示され
るように、保冷箱の一対の側壁1a,1b及び底壁1e
に配置され、相互に連結されている。側壁1a,1bに
対応する真空粉末断熱体12a,12b,12eは実施
例1におけると同様な構成であり、底壁1eに対応する
真空粉末断熱体12eは均一厚さの板状構成となってい
る。
【0023】この真空粉末断熱体12a,12b,12
eは、次のようにして造られ、保冷箱の壁内に装着され
る。図5に示されるように、まず、実施例1におけると
同様な層構成のラミネートフィルムを熱プレスして真空
粉末断熱体12a,12b,12eに合致する3つの凹
部13a,13b,13eを平行に配した下部包装体1
4を得る(図5)。両側の凹部13a,13bは一対
の側壁1a,1bに夫々対応し、中央の凹部13eは底
壁1eに対応している。
【0024】この下部包装体14の凹部13a,13
b,13e内に上記混練物10を収容した通気性内袋を
装填し、上部包装体15で覆う(図5)。そして、真
空吸引により凹部13a,13b,13e内から排気を
しつつヒートシール等を行い、凹部13a,13b,1
3e内の混練物10を収容した通気性内袋を密封し、真
空粉末断熱体12a,12b,12eを得る(図5
)。上部包装体15は、実施例1におけると同様な層
構成のフィルムである。
【0025】上記のような相互に繋がった真空粉末断熱
体12a,12b,12eを、その繋ぎ部分で折り曲げ
ながら、内箱3の底壁及び相対向する一対の側壁の外面
に密着させ、粘着テープ等を使用して固定し(図5
)、外箱2内に挿入する(図5)。
【0026】そして、内箱3と外箱2とを嵌合させ、両
端面をシールドし、両箱間の空室5内に樹脂発泡体と
して硬質ポリウレタンを注入し、発泡させる(図5
)。この発泡体は空室5内に充満し、樹脂発泡体を構
成すると共に真空粉末断熱体12a,12b,12eを
内箱3の壁面に押し付け、空室5内に固定する。る。
【0027】なお、上記真空粉末断熱体12a,12
b,12eは図6(A)のように外箱2の内壁面に接触
するように配置するか、或いは図6(B)のように内箱
3の外壁面に接触するように配置することもできる。こ
の場合、真空粉末断熱体12a,12b,12eは壁面
にできるだけ密着するようにその繋ぎ部分の箇所は上記
と逆向きに折り曲げられている。
【0028】真空粉末断熱体12a,12b,12e
は、図7及び図8に示されるような他の製法によっても
作ることができる。すなわち、まずポリエステル製不織
布等の通気性のある材料で作られた通気性内袋16a,
16b,16eの中に前記混練物10を充填し、密封す
る。
【0029】また、受容体17及び外袋18を用意す
る。受容体17は、例えば、400〜500μm厚さの
ポリプロピレン製シートを圧空又は真空成形することに
より上記下部包装体14と略同様な構成のものとして造
られる。このシートには予め活性炭やゼオライトを練り
込んでおくこともできる。外袋18は、例えば、15μ
m厚さのナイロン(外層)/12μm厚さのアルミ箔/
50μm厚さのポリエチレン(内層)のラミネートフィ
ルム、16μm厚さのアルミ蒸着ポリエチレンテレフタ
レート(外層)/15μm厚さのナイロン/50μm厚
さのポリエチレン(内層)のラミネートフィルムを用い
て三方シール袋として用意される。
【0030】しかして、上記混練物10の充填された通
気性内袋16a,16b,16eを上記受容体17の各
凹部17a,17b,17e内に挿入して、平滑に均し
(図7)、上記外袋18内に挿入して真空吸引し外袋
18内及び混練物収納通気性内袋16a,16b,16
e内から空気を排除した後封緘する。
【0031】これにより、図7及び図8に示されるよ
うな真空粉末断熱体12a,12b,12eが得られ、
前述のようにして内箱3又は外箱2の壁面に添着され、
空室5内に配置され、保冷箱の側壁等の中に装着され
る。
【0032】実施例3 図9に示されるように、この保冷箱における真空粉末断
熱体19a,19b,19c,19d,19eは、保冷
箱の二対の側壁1a,1b,1c,1d及び底壁1eに
配置され、相互に連結されている。二対の側壁1a,1
b,1c,1dに対応する各真空粉末断熱体19a,1
9b,19c,19dは実施例1におけると同様な構成
であり、底壁1eに対応する真空粉末断熱体19eは均
一厚さの板状構成となっている。
【0033】この真空粉末断熱体19a,19b,19
c,19d,19eは、次のようにして造られ、保冷箱
の壁内に装着される。図9に示されるように、まず、実
施例1におけると同様な層構成のラミネートフィルムを
熱プレスして保冷箱の二対の側壁1a,1b,1c,1
d及び底壁1eに夫々合致する5つの凹部20a,20
b,20c,20d,20eを配した下部包装体20を
得る(図9)。
【0034】この下部包装体20の各凹部20a,20
b,20c,20d,20e内に上記混練物10を収容
した通気性内袋を装填し、上部包装体21で覆う(図9
)。そして、真空吸引により凹部20a,20b,2
0c,20d,20e内から排気をしつつヒートシール
等を行い、凹部20a,20b,20c,20d,20
e内の混練物10を収容した通気性内袋を密封し、真空
粉末断熱体19a,19b,19c,19d,19eを
得る(図9)。上部包装体21は、実施例1における
と同様な層構成のフィルムである。
【0035】上記のような相互に繋がった真空粉末断熱
体19a,19b,19c,19d,19eを、その繋
ぎ部分で折り曲げながら、内箱3の底壁及び相対向する
二対の側壁の外面に密着させ、粘着テープ等を使用して
固定し(図9)、外箱2内に挿入する(図9)。
【0036】そして、内箱3と外箱2とを嵌合させ、両
端面をシールドし、両箱間の空室5内に樹脂発泡体と
して硬質ポリウレタンを注入し、発泡させる(図9
)。この発泡体は空室5内に充満し、樹脂発泡体を構
成すると共に真空粉末断熱体19a,19b,19c,
19d,19eを内箱3の外壁面に押し付け、空室5内
に固定する。
【0037】実施例4 この保冷箱における真空粉末断熱体は、図11に示さ
れるように、保冷箱の一対の側壁1a,1b及び底壁1
eに配置され、相互に連結されている。側壁1a,1b
に対応する真空粉末断熱体21a,21b,21eは実
施例1におけると同様な外観構成であり、底壁1eに対
応する真空粉末断熱体21eは均一厚さの板状構成とな
っている。
【0038】この真空粉末断熱体21a,21b,21
eは、図10及び図11に示されるような工程で造ら
れ、保冷箱の壁内に装着される。まず、実施例1におけ
ると同様に、断熱粉体、輻射剤、ゲッター剤等を用意
し、これを攪拌機22内に入れ、接着剤であるエポキシ
樹脂23を重量比5〜20%で添加し、均一に混練する
(図10)。断熱粉体等の粉粒体は、その表面にエポ
キシ樹脂膜が付着し、ペースト状になる。
【0039】次に、上記ペースト状の粉粒体を攪拌機2
2から取り出し、成形金型24a,24b内に充填し、
加熱する(図11)。これにより、粒体、粉体の表面
に付着したエポキシ樹脂が結合し、硬化し、粒体、粉体
等は内部に連続気泡を含んだ成形品25a,25e,2
5bとなる(図10)。
【0040】上記成形品25a,25e,25bを、並
べて(図11)、袋26内に収納し(図11)、真
空吸引により袋26の開口部26aから排気しつつヒー
トシールを行い、相互に繋がった真空粉末断熱体21
a,21b,21eを得る(図11)。
【0041】なお、真空吸引の際、成形品25a,25
e,25bから粉体等が飛散するおそれがある場合は、
図11に示されるように、成形品25a,25e,2
5bを通気性のある紙、不織布等で覆うようにしてもよ
い。この紙等は袋26の開口部26a付近にのみ設ける
ようにしてもよい。
【0042】上記のような相互に繋がった真空粉末断熱
体21a,21b,21eを、その繋ぎ部分で折り曲げ
ながら、内箱3の底壁及び相対向する一対の側壁の外面
に密着させ、粘着テープ等を使用して固定し(図11
)、外箱2内に挿入する(図11)。
【0043】そして、内箱3と外箱2とを嵌合させ、両
端面をシールドし、両箱間の空室5内に樹脂発泡体と
して硬質ポリウレタンを注入し、発泡させる(図11
)。この発泡体は空室5内に充満し、樹脂発泡体を構
成すると共に真空粉末断熱体21a,21b,21eを
内箱3の壁面に押し付け、空室5内に固定する。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、保冷箱の外箱
と内箱との間の空室であって、該保冷箱の少なくとも一
対の側壁における空室内に、上方から下方に行くに従っ
て漸次厚さが増加する真空粉末断熱体が配置され、残り
の空室内に樹脂発泡体が充填され、該樹脂発泡体の上記
空室内での発泡により該樹脂発泡体と上記真空粉末断熱
体とが該空室の壁面に密着せしめられていることから、
重量の増加を押え、収納容積を狭めることなく、保冷力
を一層高めることができるのはもちろんのこと、樹脂発
泡体の空室内での発泡により樹脂発泡体と真空粉末断熱
体とが該空室の壁面に密着せしめられていることから、
真空粉末断熱体及び樹脂発泡体と外箱及び内箱との間に
隙間が生じるのを防止し、保冷力をさらに高めることが
できる。
【0045】また、請求項2の発明によれば、真空粉末
断熱体が保冷箱の底部における空室内にも配置され、上
記側壁における空室内のものと相互に繋げられているの
で、保冷力を一層高めることができるのはもちろんのこ
と、真空粉末断熱体の形に歪みが生じにくくなり断熱効
果を長期にわたり維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2中I−I線断面図である。
【図2】本発明に係る保冷箱の斜視図である。
【図3】本発明に係る保冷箱の製造工程図である。
【図4】本発明に係る保冷箱と従来の保冷箱の保冷力を
比較するためのグラフである。
【図5】本発明に係る他の実施例の保冷箱の製造工程図
である。
【図6】真空粉末断熱体の姿勢及び配置を変えた保冷箱
の縦断面図である。一の防音材の展開図である。
【図7】本発明に係る他の実施例の保冷箱の製造工程図
である。
【図8】図7中VIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明に係る他の実施例の保冷箱の製造工程図
である。
【図10】本発明に係る他の実施例の保冷箱の前半の製
造工程図である。
【図11】本発明に係る他の実施例の保冷箱の後半の製
造工程図である。
【符号の説明】
1…保冷箱 2…外箱 3…内箱 5…空室 1a,1b,1c,1d…側壁 6a,6b,12a,12b,12e,19a,19
b,19c,19d,19e…真空粉末断熱体 7…樹脂発泡体 10…粉末 16a,16b,16e…袋 17…受容体 18…外袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷箱の外箱と内箱との間の空室であっ
    て、該保冷箱の少なくとも一対の側壁における空室内
    に、上方から下方に行くに従って漸次厚さが増加する真
    空粉末断熱体が配置され、残りの空室内に樹脂発泡体が
    充填され、該樹脂発泡体の上記空室内での発泡により該
    樹脂発泡体と上記真空粉末断熱体とが該空室の壁面に密
    着せしめられていることを特徴とする保冷箱。
  2. 【請求項2】 前記真空粉末断熱体は、該保冷箱の底部
    における空室内にも配置され、上記側壁における空室内
    のものと相互に繋げられていることを特徴とする請求項
    1の保冷箱。
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