JPH0720585Y2 - 成形品の外観検査用押圧治具 - Google Patents
成形品の外観検査用押圧治具Info
- Publication number
- JPH0720585Y2 JPH0720585Y2 JP9921089U JP9921089U JPH0720585Y2 JP H0720585 Y2 JPH0720585 Y2 JP H0720585Y2 JP 9921089 U JP9921089 U JP 9921089U JP 9921089 U JP9921089 U JP 9921089U JP H0720585 Y2 JPH0720585 Y2 JP H0720585Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded product
- pressing jig
- pressing
- molded products
- appearance inspection
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弾性材質の成形品を光学的に外観検査する際
に用いられる押圧治具の改良に関する。
に用いられる押圧治具の改良に関する。
第2図および第3図に示すように、ゴム成形品(1)の
外周面(2)にクラックなどの欠陥(3)があるか否か
を確認するためにカメラ(4)などを使って光学的な外
観検査が行なわれている。ゴム成形品(1)は回転軸
(5)に取り付けられ、該回転軸(1)にしたがって1
回転(矢示a)したところでその検査を終える。この
際、検出の困難な極く小さな欠陥(3)を際立たせるた
め、カメラ(4)の視界内において成形品(1)に押圧
治具(6)を押し付けて(矢示b)、成形品(1)を押
し拡げる(矢示c)ことが行なわれている。しかして、
従来の押圧治具(6)は単純な円柱形の棒体に過ぎず、
これに伴って、つぎのような不都合を生じている。
外周面(2)にクラックなどの欠陥(3)があるか否か
を確認するためにカメラ(4)などを使って光学的な外
観検査が行なわれている。ゴム成形品(1)は回転軸
(5)に取り付けられ、該回転軸(1)にしたがって1
回転(矢示a)したところでその検査を終える。この
際、検出の困難な極く小さな欠陥(3)を際立たせるた
め、カメラ(4)の視界内において成形品(1)に押圧
治具(6)を押し付けて(矢示b)、成形品(1)を押
し拡げる(矢示c)ことが行なわれている。しかして、
従来の押圧治具(6)は単純な円柱形の棒体に過ぎず、
これに伴って、つぎのような不都合を生じている。
すなわち、押圧治具(6)が成形品(1)に片当りする
などして両者が滑ることがあるため、第4図に示すよう
に、成形品(1)が倒れてカメラ(4)の視界外へ脱す
ることがある。このため従来は、第5図に示すように、
成形品(1)を支持する専用のローラ(7)を付設する
とともに該ローラ(7)に対して反対側の支持鍔(8)
を大径にしており、装置全体が複雑化および大型化して
いた。また、押圧治具(6)を成形品(1)の全幅
(W)に対して均一に押し付ける構造であることから大
きな加圧力が必要であった。
などして両者が滑ることがあるため、第4図に示すよう
に、成形品(1)が倒れてカメラ(4)の視界外へ脱す
ることがある。このため従来は、第5図に示すように、
成形品(1)を支持する専用のローラ(7)を付設する
とともに該ローラ(7)に対して反対側の支持鍔(8)
を大径にしており、装置全体が複雑化および大型化して
いた。また、押圧治具(6)を成形品(1)の全幅
(W)に対して均一に押し付ける構造であることから大
きな加圧力が必要であった。
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる不都
合を解消すべく案出されたものであって、この目的を達
成するため、略円柱形または略円筒形を呈する押圧部の
軸方向両端近傍に鍔状のガイドを設け、前記押圧部の軸
方向略中央に環状の溝を設ける構成とした。
合を解消すべく案出されたものであって、この目的を達
成するため、略円柱形または略円筒形を呈する押圧部の
軸方向両端近傍に鍔状のガイドを設け、前記押圧部の軸
方向略中央に環状の溝を設ける構成とした。
成形品の外周面に接触する押圧部の両端に鍔状のガイド
を設けると、第4図に示したような成形品の傾倒を防止
することができ、また押圧部の中央に環状の溝を設ける
ことにより接触部位を成形品の両脇に限定して成形品を
効率良く押し拡げることができる。
を設けると、第4図に示したような成形品の傾倒を防止
することができ、また押圧部の中央に環状の溝を設ける
ことにより接触部位を成形品の両脇に限定して成形品を
効率良く押し拡げることができる。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、
当該押圧治具(9)は、第1図に示すように、略円柱形
または略円筒形を呈する押圧部(10)を有し、この押圧
部(10)の軸方向両端近傍に成形品(1)の傾倒を防止
する鍔状のガイド(11)(11)が設けられ、押圧部(1
0)の軸方向略中央に接触部位を特定して成形品(1)
を効率良く押し拡げる環状の溝(12)が形成されてい
る。1対のガイド(11)(11)の間隔(l)は成形品
(1)の幅(W)より若干広く設定され、図示するよう
に左右に押し拡げられた成形品(1)の縁辺をガイドす
る。但し、このガイド(11)は必ずしも環状である必要
はなく、多数の突起を円周方向に並べたものでも良い。
当該押圧治具(9)は、第1図に示すように、略円柱形
または略円筒形を呈する押圧部(10)を有し、この押圧
部(10)の軸方向両端近傍に成形品(1)の傾倒を防止
する鍔状のガイド(11)(11)が設けられ、押圧部(1
0)の軸方向略中央に接触部位を特定して成形品(1)
を効率良く押し拡げる環状の溝(12)が形成されてい
る。1対のガイド(11)(11)の間隔(l)は成形品
(1)の幅(W)より若干広く設定され、図示するよう
に左右に押し拡げられた成形品(1)の縁辺をガイドす
る。但し、このガイド(11)は必ずしも環状である必要
はなく、多数の突起を円周方向に並べたものでも良い。
本考案の押圧治具は以上説明したように、押圧部にガイ
ドを設けて成形品の傾倒を防止するとともに溝を設け成
形品を押し拡げ易くして加圧力を低めることができる。
また専用のローラを付設したり支持鍔を大径にしたりす
る必要がないため装置全体を単純かつ小型にすることが
でき、これに伴って、段取りを簡単にすることができ
る。
ドを設けて成形品の傾倒を防止するとともに溝を設け成
形品を押し拡げ易くして加圧力を低めることができる。
また専用のローラを付設したり支持鍔を大径にしたりす
る必要がないため装置全体を単純かつ小型にすることが
でき、これに伴って、段取りを簡単にすることができ
る。
第1図は本考案の実施例に係る押圧治具の使用状態を示
す正面図、第2図は外観検査装置の概略説明図、第3図
は同部分斜視図、第4図および第5図は同部分正面図で
ある。 (1)ゴム成形品、(2)外周面、(3)欠陥 (4)カメラ、(5)回転軸、(6)(9)押圧治具 (7)ローラ、(8)支持鍔、(10)押圧部 (11)ガイド、(12)溝
す正面図、第2図は外観検査装置の概略説明図、第3図
は同部分斜視図、第4図および第5図は同部分正面図で
ある。 (1)ゴム成形品、(2)外周面、(3)欠陥 (4)カメラ、(5)回転軸、(6)(9)押圧治具 (7)ローラ、(8)支持鍔、(10)押圧部 (11)ガイド、(12)溝
Claims (1)
- 【請求項1】略円柱形または略円筒形を呈する押圧部
(10)の軸方向両端近傍に鍔状のガイド(11)(11)を
設け、前記押圧部(10)の軸方向略中央に環状の溝(1
2)を設けてなる成形品の外観検査用押圧治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9921089U JPH0720585Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 成形品の外観検査用押圧治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9921089U JPH0720585Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 成形品の外観検査用押圧治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0339139U JPH0339139U (ja) | 1991-04-16 |
JPH0720585Y2 true JPH0720585Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31648268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9921089U Expired - Lifetime JPH0720585Y2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 成形品の外観検査用押圧治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720585Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0824520B2 (ja) * | 1992-06-23 | 1996-03-13 | リョービ株式会社 | 保冷箱 |
JP5477550B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2014-04-23 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ外観検査用補助装置 |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP9921089U patent/JPH0720585Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0339139U (ja) | 1991-04-16 |
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