JP2001122342A - 食品配送方法 - Google Patents

食品配送方法

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JP2001122342A
JP2001122342A JP30461599A JP30461599A JP2001122342A JP 2001122342 A JP2001122342 A JP 2001122342A JP 30461599 A JP30461599 A JP 30461599A JP 30461599 A JP30461599 A JP 30461599A JP 2001122342 A JP2001122342 A JP 2001122342A
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Isao Shinoda
功 篠田
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローコストで簡便に、且つ調理済み食品
を効果的に保温して配送することのできる食品配送方法
を提供すること。 【解決手段】 食品、或いは食品及び食品トレーを収
容している食品包装体、及び、放熱温度60〜95℃の
蓄熱材を平板状耐熱容器内に封入した蓄熱材ユニットと
を、保温性壁を有する食品配送用箱体に収容して配送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を配送する際
に、蓄熱した熱を放熱して食品を保温するための食品配
送用蓄熱ユニットを使用した食品配送方法及びこれに使
用する食品保存用蓄熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、調理済みの食品、例えば、ピザ、
スパゲティやラザニアなどのパスタ類、ドリアやチャー
ハンなどの飯物類、酢豚等の惣菜類、ラーメン、うど
ん、ソバ等の麺類など、さまざまな調理済み食品のデリ
バリーサービスが行われている。
【0003】このような調理済み食品は、通常、配送さ
れた後ただちに食することを目的に注文され配送される
ので、調理済み食品配送中における食品の温度低下は食
感、呈味、風味の悪化を招き、顧客満足度を著しく低下
させることから、調理済み食品配送中における食品の保
温について多くの試みがなされてきた。
【0004】旧来の食品配送では食品或いは食品トレー
の外気との接触を、所謂岡持等の食品配送用コンテナ内
に収容することで絶ち、また、コンテナの外壁の保温性
を高めるなどして食品の温度低下を抑制してきた。しか
し、この方法ではごく短時間の配送にしか効果が無く、
より長時間の保温が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
実公平6−28467には化学反応による発熱材や酢酸
ナトリウム等の蓄熱材を内包した食品トレイが、特開平
10−67981には炭化水素やポリオレフィン等の蓄
熱材を内包した食品トレイが、特開平8−150081
には熱容量の大きいセラミック製の食品トレイが、実用
新案第3060333には配送用コンテナ内に設置され
る電気ヒータが、それぞれ記載されている。
【0006】しかしながら、実公平6−28467、特
開平10−67981、特開平8−150081等の蓄
熱材或いは発熱材を内包したトレイを使用する方法で
は、トレイは使い捨てとなるか、又はトレイを回収しな
ければならず、コストアップと煩雑さが増大し産業上不
利である。
【0007】また、電気ヒータは電源が必要であり、輸
送用車両から電源を取る場合、車両から顧客宅までの間
に食品温度が低下してしまう。また、携帯用バッテリー
を持参することで食品の保温は可能だが、荷重増となっ
てしまい同時に配送できる量が極端に減ってしまいコス
トアップと作業環境が悪化しやはり産業上不利である。
【0008】従って、本発明の目的はローコストで簡便
に、且つ調理済み食品を効果的に保温して配送すること
のできる食品配送方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、食品、或
いは食品及び食品トレーを収容している食品包装体、及
び、放熱温度60〜95℃の蓄熱材を平板状耐熱容器内
に封入した蓄熱材ユニットとを、保温性壁を有する食品
配送用箱体に収容して配送することを特徴とする食品配
送方法である。
【0010】また、本発明は蓄熱材が融点60〜95℃
のアルキル炭化水素100重量部に対して、融点120
℃〜160℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部を
含有する蓄熱材である上記食品配送方法であり、また、
アルキル炭化水素がパラフィンである上記食品配送方法
であり、また、ポリオレフィン樹脂が、架橋ポリエチレ
ン、非架橋高密度ポリエチレン、エチレンプロピレン共
重合体から選ばれる1種以上からなるものである上記食
品配送方法である。
【0011】また本発明は、融点60〜95℃のアルキ
ル炭化水素100重量部に対して、融点120℃〜16
0℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部及び、アル
キル炭化水素とポリオレフィン樹脂の合計に対し、10
重量%以下の量で更に形状保持材を含有せしめた蓄熱材
を、平板状耐熱容器内に封入した食品配送方法であり、
また、形状保持材が、シリカ粉末、タルク粉末、マイカ
粉末、クレー粉末、ポリアミド繊維から選ばれる1種以
上からなるものである上記食品配送方法であり、また、
アルキル炭化水素がパラフィンである上記食品配送方法
であり、また、ポリオレフィン樹脂が、架橋ポリエチレ
ン、非架橋高密度ポリエチレン、エチレンプロピレン共
重合体から選ばれる1種以上からなるものである上記食
品配送方法である。
【0012】又、本発明は融点60〜95℃のアルキル
炭化水素100重量部に対して、融点120℃〜160
℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部を含有する食
品保温用蓄熱材である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に使用する蓄熱材ユニット
は、放熱温度60〜95℃の蓄熱材を平板状耐熱容器に
封入したものである。
【0014】平板状耐熱容器は特に限定されないが、例
えば高さ0.5cm〜3.5cm、好ましくは1.0c
m〜2.0cmで、底面積100cm2〜2500c
2、好ましくは700cm2〜2000cm2の内部空
間に蓄熱材を封入可能なものであればよく、また、材質
は放熱温度60〜95℃の蓄熱材の蓄熱環境温度、即ち
概ね100〜120℃程度において十分な耐熱性を有す
るものであれば良く、例えばポリスチレン、ABS樹脂
等を例示することができるがこれらに限定されるもので
はない。
【0015】平板状耐熱容器壁は、その材質にもよるが
内部の蓄熱材の蓄・放熱を極端に妨げず、かつ平板状耐
熱容器自体の機械的強度を保てるだけの厚さがあればよ
く特に限定されない。また、平板状耐熱容器は機械的強
度を増すための構造、例えば柱状構造、を有することが
できる。
【0016】また、平板状耐熱容器の底面形状は任意で
あるが、好ましくは目的とする配送食品もしくは配送食
品トレーの形状、あるいは目的とする配送食品もしくは
配送食品トレーを収容する食品包装体の形状と、これら
を収容する配送用箱体の形状により、配送効率、熱効率
等を勘案して決めればよい。
【0017】平板状耐熱容器に封入される蓄熱材は、放
熱温度60〜95℃の蓄熱材であり、好ましくは本発明
の食品保温用蓄熱材である融点60〜95℃のアルキル
炭化水素100重量部に対して、融点120℃〜160
℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部、好ましくは
20〜30重量部を含有する蓄熱材が良い。
【0018】アルキル炭化水素としては融点60〜95
℃であればよく、例えばパラフィンを使用することがで
きる。
【0019】ポリオレフィン樹脂としては融点120℃
〜160℃であればよく、例えば架橋ポリエチレン、非
架橋高密度ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合体
等の1種以上を挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0020】融点60〜95℃のアルキル炭化水素に対
して、融点120℃〜160℃のポリオレフィン樹脂が
上記量より少ないと、パラフィンが流動化し平板状耐熱
容器外に滲み出す可能性が増加し、逆に上記量より多い
と蓄熱量が不足する可能性が増大する。
【0021】上記アルキル炭化水素とポリオレフィン樹
脂を含有する蓄熱材は、更に形状保持材を含有すること
ができ、例えばシリカ粉末、タルク粉末、マイカ粉末、
クレー粉末、ポリアミド繊維等を含有することができ
る。形状保持材を含有することでパラフィンの滲み出し
をより抑制することができる。
【0022】形状保持材は上記アルキル炭化水素とポリ
オレフィン樹脂の合計に対し10重量%以下とするのが
良い。10重量%を越えると蓄熱量が不足する可能性が
増大する。
【0023】上記放熱温度60〜95℃の蓄熱材を平板
状耐熱容器内に封入した蓄熱材ユニットは、蓄熱材の融
点を越える温度、好ましくは蓄熱材の融点より2℃以上
高い温度で、且つ上記平板状耐熱容器の耐熱温度未満、
好ましくは上記平板状耐熱容器の耐熱温度より2℃以上
低い温度で、好ましくは100〜120℃で蓄熱させる
ことにより60〜95℃の熱を放熱させることができ
る。
【0024】次に、本発明に使用する器具について説明
する。
【0025】図1は本発明に使用する蓄熱材ユニットの
構造をあらわす模式的断面図である。図1において、蓄
熱材ユニット(8)は蓄熱材(2)を充填した平板上耐
熱容器(1)から構成されており、ここでは、蓄熱材
(2)中に粉末形状の形状保持材(3)が分散して内在
されている。更に平板上耐熱容器(1)は柱状の機械的
強度向上構造(4)を有している。
【0026】図2は本発明に使用する他の蓄熱材ユニッ
トの構造をあらわす他の模式的断面図である。繊維状の
形状保持材(3)が配置されている点以外は図1と同様
である。
【0027】図3は本発明の実施態様であって、食品を
収容した食品包装体と、蓄熱材ユニットとを、食品配送
用箱体に収容した際の模式的構成図である。食品配送用
箱体(9)は保温性壁からなっており、その中に蓄熱材
ユニット(8)を配置する。食品(5)を収容した食品
包装体(7)を蓄熱材ユニット(8)上に配置すること
により食品(5)の温度維持を行う構成となっている。
【0028】ここで、本発明の配送の対象となる食品
(5)としては、食品包装体(7)内で安定なものであ
れば良く、例えば食品包装体(7)がボール紙乃至段ボ
ール、若しくは類似性状の樹脂包装体(天然樹脂でも合
成樹脂でもよい)のものである場合、例えばピザ類、パ
ン類、その他ベーカリー生地を使用した食品などを例示
することができる。
【0029】また、食品配送用箱体(9)は保温性壁か
らなっていればよく、この保温性壁が必ずしも剛性を有
する壁でなくてもよい。即ち、ボックス状でもバッグ状
でも良い。例えば、保温性壁が剛性を有するものの場
合、金属(鉄、鉄系合金、アルミ、アルミ合金など)或
いは硬質樹脂からなる殻部とその内部に断熱物質(例え
ば、ポリウレタンフォームに代表される公知の合成樹脂
発泡体など)を充填するか、又は殻部を気密構造として
殻内部を減圧乃至真空状態とした保温性壁などを例示す
ることができ、また、剛性を有しないものの場合、軟質
樹脂乃至織布(若しくは不織布)からなる殻部とその内
部に断熱物質(例えば、ポリウレタンフォームに代表さ
れる公知の合成樹脂発泡体など)を充填した保温性壁を
例示することができる。また、殻部が織布(若しくは不
織布)の場合、通気性の低いものほど好ましい。
【0030】いずれの場合にも保温性壁の内部表面には
熱線反射部材を配置することが好ましい。
【0031】又、食品配送用箱体(9)には取手あるは
ショルダーベルトなどの搬送用構造を有することができ
る。
【0032】本発明においては上記のような食品(5)
を収容した上記のような食品包装体(7)を、上記のよ
うな蓄熱材ユニットと共に、上記のような食品配送用箱
体(9)に収容して食品を配送するものである。
【0033】ここで、これらを収容した食品配送用箱体
(9)を直接運搬することもできるが、例えば運送用車
両などを用いる場合、食品配送用箱体(9)を運送用車
両のコンテナ若しくはトランク等の内部に搭置して運搬
することができる。
【0034】尚、食品配送用箱体(9)の保温性壁が剛
性を有する場合、若しくは保温性壁を構成する殻部のう
ちの少なくとも外殻が剛性を有する場合は、食品配送用
箱体(9)自体が運送用車両のコンテナ若しくはトラン
ク等を兼ねたものであっても良い。
【0035】図4は本発明の他の実施態様であって、食
品及び食品トレーを収容した食品包装体と、蓄熱材ユニ
ットとを、食品配送用箱体に収容した際の模式的構成図
である。食品包装体(7)には、食品トレー(6)に設
置された食品(5)が収容されている点以外は図3と同
様である。
【0036】食品トレー(6)としては通常の食品トレ
ーが使用でき、例えば、陶器、ガラス、セラミック、金
属(ステンレスなど)、耐熱樹脂(ポリプロピレン、ポ
リカーボネート、メラミン樹脂などの食品に使用可能な
耐熱樹脂)などからなる形状の安定な食品トレーであれ
ばどのようなものでも良い。
【0037】このような形状の安定な食品トレーに設置
される食品(5)としては、上記のような、例えばピザ
類、パン類、その他ベーカリー生地を使用した食品など
の他に、流動性を有する食品や、保形性の低い食品も設
置可能であり、例えば、代表的なものとしてはチャーハ
ン等の飯物類、グラタン類、スパゲッティ類、ラーメン
類、うどん類、ソバ類などの麺類、スープ類等を挙げる
ことができるが、事実上いかなる調理済み食品も設置可
能である。
【0038】図5は本発明の他の実施態様であって、食
品及び食品トレーを収容した食品包装体と、蓄熱材ユニ
ットとを、食品配送用箱体に収容した際の模式的構成図
である。食品包装体(7)がラップフィルムからなり食
品トレー(6)を覆うように構成されている点以外は図
4と同様である。
【0039】このように、本発明における食品包装体
(7)は、食品トレー(6)と共に用いられる場合、箱
体のように保形性を有する包装体であることは必ずしも
必要でなく、ラップフィルムのように食品トレー(6)
を被覆するものであってもよく、更に、食品包装体
(7)は食品トレー(6)全体を被覆することは必ずし
も必要ではなく、開放部分を被覆していれば良い。
【0040】同様に、食品包装体(7)は、食品トレー
(6)と共に用いられる場合、食品トレー(6)の開放
部分を閉塞する蓋体とすることもできる。
【0041】図6は本発明の他の実施態様であって、食
品及び食品トレーを収容した複数の食品包装体と、複数
の蓄熱材ユニットとを、食品配送用箱体に収容した際の
模式的構成図である。それぞれの食品(5)、食品包装
体(7)、蓄熱材ユニット(8)、食品配送用箱体
(9)については図3と同様である。
【0042】食品配送用箱体(9)は保温性壁からなっ
ており、その中に第一の蓄熱材ユニット(8)を配置
し、第一の食品(5)を収容した第一の食品包装体
(7)を第一の蓄熱材ユニット(8)上に配置する。さ
らにその上に第二の蓄熱材ユニット(8)を配置し、第
二に食品(5)を収容した第二の食品包装体(7)を第
二の蓄熱材ユニット(8)上に配置している。
【0043】このように本発明においては、配送対象食
品の数量の増加に対応して、必要な熱量の蓄熱材ユニッ
トを増設することが容易であり、保温性が高く効率的な
食品配送が可能なものである。
【0044】
【実施例】以下実施例を挙げ本発明の食品配送方法を具
体的に説明する。
【0045】〔実施例1〕図2で示される如く、厚さ3
mmのポリスチレンで構成された平板上耐熱容器(1)
内の、高さ1.5cm、底面積約1254cm2の円盤
状内部空間(内部に直径6mmの柱状構造(4)を7つ
有する)に、融点約80℃のパラフィン100重量部に
対して融点約130℃のエチレン−プロピレン共重合体
25重量部を配合した蓄熱材(2)を、形状保持材
(3)としてのポリアミド繊維(蓄熱材に対し5重量
%)とともに充填し蓄熱材ユニット(8)とした。この
蓄熱材ユニット(8)を110℃のオーブン内で十分に
蓄熱させた。
【0046】次に図3の如く、食品(5)としての直径
36cmのピザを、食品包装体(7)としての37cm
四方で高さ4cmの食品包装用段ボール箱内に収容し、
上記蓄熱済み蓄熱材ユニット(8)とともに、食品配送
用箱体(9)としての保温バッグ(ポリアミド繊維製織
布からなる殻部とその内部にポリウレタンフォーム断熱
材を充填した約5cm厚の保温性壁を有し、ショルダー
ベルトを付属する(図示せず)。又、最内層にはアルミ
箔ラミネートからなる熱線反射層を有する。)内に収容
した。
【0047】上記食品配送用箱体(9)をオートバイの
後部コンテナに収容して20分間運搬し、その後コンテ
ナから上記食品配送用箱体(9)を取り出して徒歩にて
5分間運送して、上記食品(5)を配送した。配送され
た食品は約70℃であり、保温性の良好なものであっ
た。
【0048】〔実施例2〕形状保持材(3)としてシリ
カ粉末(蓄熱材に対し5重量%)を図1のように分散さ
せて使用した他は実施例1と同様の蓄熱材ユニット
(8)を用い、実施例1と同様にして食品(5)を配送
した。配送された食品は約70℃であり、保温性の良好
なものであった。
【0049】〔実施例3〕図4の如く、食品トレー
(6)としてのセラミック製深皿に食品(5)としてマ
カロニグラタンを設置し実施例1と同様の食品包装体
(7)に収容した他は、実施例1と同様にして食品
(5)を配送した。配送された食品は約80℃であり、
保温性の良好なものであった。
【0050】〔実施例4〕図5の如く、食品包装体
(7)としてポリ塩化ビニリデン製のラップフィルムを
使用した他は、実施例3と同様にして食品(5)を配送
した。配送された食品は約75℃であり、保温性の良好
なものであった。
【0051】〔実施例5〕図6の如く、食品(5)を収
容した食品包装体(7)及び蓄熱材ユニット(8)を夫
々2個を食品配送用箱体収容した他は実施例1と同様に
して食品(5)を配送した。配送された食品はいずれも
約70℃であり、保温性の良好なものであった。
【0052】〔実施例6〕食品配送用箱体(9)とし
て、アルミニウム合金製殻部とその内部にポリウレタン
フォーム断熱材を充填した約3cm厚の保温性壁を有
し、ショルダーベルトを付属する(図示せず)。)食品
配送用箱体(9)を使用した他は、実施例1と同様にし
て食品(5)を配送した。配送された食品は約73℃で
あり、保温性の良好なものであった。
【0053】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する蓄熱材ユニットの構造をあら
わす模式的断面図である。
【図2】本発明に使用する他の蓄熱材ユニットの構造を
あらわす他の模式的断面図である。
【図3】本発明の実施にあたり、食品を収容した食品包
装体と、蓄熱材ユニットとを、食品配送用箱体に収容し
た際の模式的構成図である。
【図4】本発明の他の実施にあたり、食品及び食品トレ
ーを収容した食品包装体と、蓄熱材ユニットとを、食品
配送用箱体に収容した際の模式的構成図である。
【図5】本発明の他の実施にあたり、食品及び食品トレ
ーを収容した他の食品包装体と、蓄熱材ユニットとを、
食品配送用箱体に収容した際の模式的構成図である。
【図6】本発明の他の実施にあたり、食品及び食品トレ
ーを収容した他の食品包装体と、蓄熱材ユニットとを、
食品配送用箱体に収容した際の模式的構成図である。
【符号の説明】
1:平板状耐熱容器 2:蓄熱材 3:形状保持材 4:機械的強度向上構造 5:食品 6:食品トレー 7:食品包装体 8:蓄熱材ユニット 9:食品配送用箱体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品、或いは食品及び食品トレーを収容
    している食品包装体、及び、放熱温度60〜95℃の蓄
    熱材を平板状耐熱容器内に封入した蓄熱材ユニットと
    を、保温性壁を有する食品配送用箱体に収容して配送す
    ることを特徴とする食品配送方法。
  2. 【請求項2】 蓄熱材が、融点60〜95℃のアルキル
    炭化水素100重量部に対して、融点120℃〜160
    ℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部を含有する蓄
    熱材である請求項1に記載の食品配送方法。
  3. 【請求項3】 アルキル炭化水素がパラフィンである請
    求項2に記載の食品配送方法。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン樹脂が、架橋ポリエチレ
    ン、非架橋高密度ポリエチレン、エチレンプロピレン共
    重合体から選ばれる1種以上からなるものである請求項
    2又は請求項3に記載の食品配送方法。
  5. 【請求項5】 蓄熱材が、融点60〜95℃のアルキル
    炭化水素100重量部に対して、融点120℃〜160
    ℃のポリオレフィン樹脂15〜35重量部、及び、アル
    キル炭化水素とポリオレフィン樹脂の合計に対し10重
    量%以下の量で更に形状保持材を含有せしめた蓄熱材で
    ある、請求項1に記載の食品配送方法。
  6. 【請求項6】 形状保持材が、シリカ粉末、タルク粉
    末、マイカ粉末、クレー粉末、ポリアミド繊維から選ば
    れる1種以上からなるものである請求項5に記載の食品
    配送方法。
  7. 【請求項7】 アルキル炭化水素がパラフィンである請
    求項5又は請求項6に記載の食品配送方法。
  8. 【請求項8】 ポリオレフィン樹脂が、架橋ポリエチレ
    ン、非架橋高密度ポリエチレン、エチレンプロピレン共
    重合体から選ばれる1種以上からなるものである請求項
    5〜請求項7のいずれかに記載の食品配送方法。
  9. 【請求項9】 融点60〜95℃のアルキル炭化水素1
    00重量部に対して、融点120℃〜160℃のポリオ
    レフィン樹脂15〜35重量部を含有することを特徴と
    する食品保温用蓄熱材。
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