JPH08245014A - シート状の対象物の移送装置 - Google Patents

シート状の対象物の移送装置

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JPH08245014A
JPH08245014A JP5078695A JP5078695A JPH08245014A JP H08245014 A JPH08245014 A JP H08245014A JP 5078695 A JP5078695 A JP 5078695A JP 5078695 A JP5078695 A JP 5078695A JP H08245014 A JPH08245014 A JP H08245014A
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康彦 早川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】折帳等のシート状の対象物を把持して、搬出位
置から搬入位置へ移送するようにしたシート状の対象物
の移送装置に関する。 【構成】搬送ベルト20を並行する円形断面形状にそれ
ぞれ形成された2本のベルト部材21により構成し、2
本のベルト部材21にクランプ機構の本体を跨がせるよ
うにして支持したので、搬送ベルト20が搬送用プーリ
30のベルト案内溝31に対してベルト中心回りに回動
不能になり、クランプ機構40が搬送用プーリ30に干
渉しないで通過し、折帳を確実に所定の保管場所へ搬送
し、また、搬送ベルト20は単純な形状であって、か
つ、その材質も特別なものに限定する必要がないことか
らコストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状の対象物を把
持して、搬出位置から搬入位置へ移送するようにしたシ
ート状の対象物の移送装置に関する。シート状の対象物
とは、例えば、印刷折帳のようなものがある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、輪転印刷機から刷り出さ
れる重要印刷折帳は、印刷折帳行列の自動抜き取り装置
により束ごとに抜き取られ、抜き取られた折帳の印刷品
質を係員が印刷後直ちに検査していた。また、後日、製
本工程などで問題が発見されたとき、大量にストックさ
れている製本前折帳の山のどの範囲が有効か、反対にど
の範囲が無効で刷り直しをしなければならないかの検査
していた。製本前折帳の山の検査においては、パレット
に積んであるその印刷束の結束バンドを切ってチェック
し、使用可能なものを再度、揃えて結束するのは、きわ
めて非能率的作業となる。その対策として、印刷物をス
タッカで束にして結束するとき、一連番号を記入した札
を束ごとに付し、その束作製タイミングで一部ずつ印刷
サンプルを抜き取り、その束と同じ番号を付して、保管
しておけば、前記のような厄介トラブルが発生したとき
束ごとの印刷サンプルを保管場所でチェックすればパレ
ット上の大量の山をチェックする手間が省けることにな
る。そこで、印刷折帳行列の自動抜き取り装置近傍に折
帳の移送装置を配し、束ごとに抜き取った折帳にナンバ
ーリング装置で一連番号を記入した後、その折帳を一部
ずつクランプ機構で掴むつかんで、クランプ機構が固着
された搬送ベルトにより保管場所まで自動的に搬送する
ようにしたものが考えられる。このとき、搬送ベルトを
案内プーリに巻き掛けることで、折帳の搬送方向を適宜
変更し、搬送ベルトが空きスペースを通り抜けるように
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシート状の対象物の移送装置では、案内プー
リと案内プーリとの間で搬送ベルトを反転して、クラン
プ機構が案内プーリの案内溝とは反対側を通過して案内
溝に引っ掛からないようにする必要があり、搬送ベルト
を反転して案内プーリに巻き掛けると、クランプ機構に
よるねじれ力が搬送ベルトにかかって、搬送ベルトが案
内プーリの案内溝に対してベルト中心回りに回動してし
まい搬送ベルトが十分に反転しないで、クランプ機構が
案内プーリの案内溝に引っ掛かるおそれがあり、確実に
折帳を搬送することができない。また、搬送ベルトが案
内プーリの案内溝に対してベルト中心回りに回動しない
ように、搬送ベルトを角形状断面形に形成するととも
に、案内プーリの案内溝を角形状断面形に成形したので
は、搬送ベルトの形状が複雑になったり、ベルトの材質
が限定されたりして、コストが嵩むという問題点があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、搬送ベルトを並行する円形断面形状にそれ
ぞれ形成された2本のベルト部材により構成し、2本の
ベルト部材にクランプ機構の本体を跨がせるようにして
支持したので、搬送ベルトが搬送用プーリのベルト案内
溝に対してベルト中心回りに回動不能になり、クランプ
機構が搬送用プーリに干渉しないで通過し、シート状の
対象物を確実に所定の保管場所へ搬送し、また、搬送ベ
ルトは単純な形状であって、かつ、その材質も特別なも
のに限定する必要がないことからコストを低減すること
ができるシート状の対象物の移送装置を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 シート状の対象物を把持して、搬出位置から搬入位
置へ移送するようにしたシート状の対象物の移送装置に
おいて、前記シート状の対象物を把持可能なクランプ機
構(40)と、前記搬出位置と前記搬入位置との間の往
搬送路および復搬送路を並ぶように走行可能な円形断面
形状にそれぞれ成形された2本のベルト部材(21)を
有し、該2本のベルト部材(21)に前記クランプ機構
(40)の本体を跨がせるようにして支持した搬送ベル
ト(20)と、前記クランプ機構(40)が送出可能か
つベルト中心回りに回動不能にそのベルト案内溝(3
1)に嵌合して、前記クランプ機構(40)が搬送ベル
ト(20)に対して前記ベルト案内溝(31)側とは反
対側を通過可能にする搬送用プーリ(30)とを備えた
ことを特徴とするシート状の対象物の移送装置。
【0005】2 前記搬送ベルト(20)の2本のベル
ト部材(21)に跨がせるようにして支持した前記クラ
ンプ機構(40)の本体(41)において、前記クラン
プ機構(40)の重心位置を前記搬送ベルト(20)の
ベルト中心より下にして前記クランプ機構(40)を安
定走行可能にすべく、前記クランプ機構(40)の本体
(41)の両端部(43)を前記搬送ベルト(20)の
両側下方へそれぞれ延ばすとともに、前記クランプ機構
(40)の本体(41)の両端部(43)にバランス部
材(45)をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1
記載のシート状の対象物の移送装置に存する。
【0006】
【作用】搬送ベルト(20)は搬出位置に停止してお
り、クランプ機構(40)は折帳を抜き取るべく待機し
ている。輪転印刷機から刷り出されたシート状の対象物
である折帳は、印刷折帳行列の自動抜き取り装置により
束ごとに抜き取られる。折帳が抜き取られると、クラン
プ機構(40)が折帳を把持する。クランプ機構(4
0)が折帳を把持すると、搬送ベルト(20)が作動し
て、復搬送路上を搬出位置から搬入位置へ移動する。搬
送ベルト(20)が搬入位置に到達すると、クランプ機
構(40)から折帳が外れ、折帳が保管位置に搬送され
る。次に、搬送ベルト(20)は復搬送路上を搬入位置
から搬出位置へ移動する。
【0007】搬送ベルト(20)が搬入位置と搬出位置
との間を往復移動する際に、クランプ機構(40)によ
るねじり力によって、搬送用プーリ(30)と搬送用プ
ーリ(30)との間で搬送ベルト(20)がねじれてし
まい、そのままクランプ機構(40)が移動すると、搬
送用プーリ(30)のベルト案内溝(31)に干渉して
しまうが、搬送ベルト(20)が2本の並行するベルト
部材(21)で構成されているため、搬送用プーリ(3
0)のベルト案内溝(31)に2本のベルト部材(2
1)が嵌り込み、ねじり力によっては搬送ベルト(2
0)が搬送用プーリ(30)のベルト案内溝(31)に
対してベルト中心回りに回動しないので、クランプ機構
(40)は搬送用プーリ(30)にさしかかる前に、例
えば、起き上がって、搬送ベルト(20)に対してその
ベルト案内溝(31)とは反対側を通過するようにな
り、搬送用プーリ(30)に干渉しないようになる。ま
た、ベルト部材(21)は特別な材質にする必要がな
く、かつ、ベルト部材(21)は円形断面形状に成形さ
れているため、ベルト部材(21)自体は成形し易く、
コストが嵩まないようになる。
【0008】前記搬送ベルト(20)の2本のベルト部
材(21)に跨がせるようにして支持した前記クランプ
機構(40)の本体(41)において、前記クランプ機
構(40)の重心位置を前記搬送ベルト(20)のベル
ト中心より下にして前記クランプ機構(40)を安定走
行可能にすべく、前記クランプ機構(40)の本体(4
1)の両端部(43)を前記搬送ベルト(20)の両側
下方へそれぞれ延ばすとともに、前記クランプ機構(4
0)の本体(41)の両端部(43)にバランス部材
(45)をそれぞれ設けたものでは、特に、搬送用プー
リ(30)と搬送用プーリ(30)との間が長い区間に
おいては、搬送ベルト(20)が比較的小さなねじり力
で反転することから、クランプ機構(40)が倒れ易く
なるが、バランス部材(45)を設けることで、クラン
プ機構(40)全体の重心位置が、搬送ベルト(20)
のベルト中心より下方に位置するようになるので、クラ
ンプ機構(40)が安定して走行するようになって、倒
れることがなく、例えば、通路を確実に移動し、通路脇
の装置などに干渉することがない。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図2に示
すように、図外の輪転印刷機から刷り出されるシート状
の対象物である印刷折帳は、折帳行列となって搬送路1
0上を流れ、搬送路10の終端部には、折帳行列の流れ
を堰き止めて所定部数の折帳束を形成し、かつ、折帳束
を梱包するための梱包装置12へ受け渡す折帳束作成装
置14が配され、また、搬送路10の終端部の上方に
は、折帳束ごとに折帳行列中から1部または2部以上を
抜取可能な自動抜き取り装置16が配設されている。
【0010】装置支柱11には、抜き取り位置と抜き渡
し位置とに揺動可能なアーム部材17が枢着され、アー
ム部材17の先端部には折帳把持部材18が設けられて
いる。前記抜き渡し位置に対応して、折帳を斜めにして
仮に載置するための仮置き部材19が配置されている。
折帳の下縁を受ける受け部材19aは、下方位置である
前記仮置き位置と上方位置である引渡し位置とに昇降可
能に支持されている。図1および図2に示すように、折
帳を受け取るための搬出位置と、折帳を受け渡すための
搬入位置との間に、搬送ベルト20によって往搬送路お
よび復搬送路がそれぞれ形成されている。搬送ベルト2
0は、往搬送路および復搬送路を並ぶように走行可能な
2本のベルト部材21を有している。2本のベルト部材
21はポリウレタン製のコードであって直径6、8、1
0mmの円形断面形状にそれぞれ成形されている。往搬送
路は、ベルト部材21が搬送用プーリ30に巻き掛けら
ることによりその搬送方向が変更しており、上昇路、水
平路および下降路から成る。復搬送路は、同じように、
上昇路、水平路および下降路から成る。往搬送路の下降
路と復搬送路の上昇路とが連続しており、また、往搬送
路の上昇路と復搬送路の下降路とが連続している。
【0011】図1および図4〜図6に示すように、各搬
送用プーリ30のベルト案内溝31は、2本のベルト部
材21がそれぞれ嵌合するように略W字状断面形の溝に
形成されている。往搬送路の上昇路および下降路では、
後記クランプ機構40が搬送用プーリ30のベルト案内
溝31と反対側を通過するように、搬送ベルト20が反
転している。搬送ベルト20には、前記引渡し位置に上
昇した折帳を把持可能なクランプ機構40が設けられて
いる。クランプ機構40の本体41を構成するピース部
材42は、2本のベルト部材21に跨ぐようにして針金
により固着されている。クランプ機構40の本体41は
略逆U字状断面に形成され、本体41の両端部43が搬
送ベルト20の両側下方へそれぞれ延ばされている。本
体41の両端部43は部分的に水平な座面が形成され、
その座面には、クランプ機構40の重心位置を前記搬送
ベルト20のベルト中心より下にして前記クランプ機構
40を安定走行可能にすべく、バランス部材45がそれ
ぞれ固設されている。
【0012】クランプ機構40にはクランプアーム46
が開閉可能に枢着されている。クランプアーム46の一
端部が、本体41の一端部に形成された把持用プレート
部44の方へ延ばされ、把持用突起47になっている。
把持用プレート部44の先端縁には折帳を挿入し易くす
るために傾斜面44aが形成され、把持用突起47には
樹脂部材47aが嵌着している。クランプアーム46の
他端部が一端部とは逆の方向へ延びていて、クランプア
ーム46の他端部と本体41との間の隙間にはばね部材
48が介装されている。ばね部材48により、クランプ
アーム46は、その把持用突起47が把持用プレート部
44に接する閉じ方向へ付勢されている。搬出位置の上
方には、クランプアーム46を開閉動作させるための開
閉機構51が設けられている。開閉機構51は、支持ベ
ース52にプッシュ部材53が揺動可能に支持され、プ
ッシュ部材53の先端がクランプアーム46の他端部へ
延びていて、その圧力により、プッシュ部材53がクラ
ンプアーム46の他端部をばね部材48の付勢力に抗し
て押し込みクランプアーム46を開き動作させるエアシ
リンダ55が設けられている。搬入位置には、同じく、
クランプアーム46を開閉動作させるための開閉機構5
1が設けられているとともに、保管用の受け取り部材が
56が配設されている。
【0013】次に作用を説明する。搬送ベルト20は搬
出位置に停止している。このとき、クランプ機構40
は、図4に示すように、折帳を搬出すべく待機してお
り、クランプアーム46の他端部をプッシュ部材53が
ばね部材48の付勢力に抗して押しており、クランプア
ーム46の把持用突起47が把持用プレート部44から
離間していてクランプアーム46は開いている。輪転印
刷機から刷り出された折帳は、印刷折帳行列の自動抜き
取り装置16により折帳束ごとに抜き取られる。
【0014】すなわち、アーム部材17が引き抜き位置
に揺動して、印刷折帳行列の中から折帳1部がアーム部
材17の折帳把持部材18により把持され、把持される
と、アーム部材17が引き渡し位置へ揺動して引き抜か
れる。アーム部材17が引き渡し位置に揺動すると、折
帳把持部材18から折帳が外れ、折帳が仮置き部材19
に置かれる。折帳が仮置き部材19に置かれると、プッ
シュ部材53がクランプアーム46の他端部から離れ、
図3に示すように、クランプアーム46がばね部材48
の付勢力により閉じ動作して、クランプアーム46の把
持用突起47と把持用プレート部44とにより折帳が把
持される。クランプ機構40が折帳を把持すると、搬送
ベルト20が作動して、復搬送路上を搬出位置から搬入
位置へ移動する。
【0015】搬送ベルト20が搬入位置に到達すると、
クランプアーム46の他端部をプッシュ部材53がばね
部材48の付勢力に抗して押し、クランプアーム46の
把持用突起47が把持用プレート部44から離間してい
てクランプアーム46は開き動作し、クランプ機構40
から折帳が外れ、折帳が保管用の受け取り部材が56に
搬送される。次に、搬送ベルト20は復搬送路上を搬入
位置から搬出位置へ移動し、搬出位置にて再び待機す
る。クランプ機構40は、搬出位置で折帳を把持する
と、搬送ベルト20が作動して往搬送路の上昇路に沿っ
て移動していく。
【0016】クランプ機構40全体の重心の位置によっ
ては搬送ベルト20にねじれ力が作用し、そのねじれ力
によって、搬送用プーリ30と搬送用プーリ30との間
で搬送ベルト20がねじれてしまい、そのままクランプ
機構40が移動すると、往搬送路の上昇路の終端に位置
する搬送用プーリ30のベルト案内溝31に干渉してし
まうが、搬送ベルト20が2本の並行するベルト部材2
1で構成されているため、搬送用プーリ30のベルト案
内溝31に2本のベルト部材21が嵌り込み、前記ねじ
り力によっては搬送ベルト20が搬送用プーリ30のベ
ルト案内溝31に対してベルト中心回りに回動しないの
で、クランプ機構40は搬送用プーリ30にさしかかる
前に、起き上がるようになって、搬送ベルト20に対し
てそのベルト案内溝31とは反対側を通過するようにな
り、搬送用プーリ30に干渉しないようになる。また、
ベルト部材21にはポリウレタン製のコードが用いられ
ていて、特別な材料のものでなく、かつ、ベルト部材2
1は円形断面形状に成形されているため、ベルト部材2
1の成形は、例えば、多角形断面形状のものに比して極
めて容易である。
【0017】また、例えば、往搬送路並びに復搬送路の
各水平路のように、搬送用プーリ30と搬送用プーリ3
0との間が長い区間においては、搬送ベルト20が比較
的小さなねじり力で反転することから、クランプ機構4
0が倒れ易い区間であるが、バランス部材45を設ける
ことで、クランプ機構40全体の重心が、搬送ベルト2
0のベルト中心より下方に位置するようになるので、ク
ランプ機構40が安定して走行するようになって、倒れ
ることがなく、水平路などを確実に移動し、例えば、狭
い通路であっても通路脇に配される他の装置などに干渉
することがない。前記実施例にかかる折帳の移動装置で
は、ベルト部材21にポリウレタン製のコードを用いた
ので、熱溶着が容易であり、簡単に搬送ベルト20の長
さ調節をすることができる。なお、前記実施例において
は、搬送ベルト20を2本のベルト部材21を並設して
成るものを示したが、2本のベルト部材21を並設し、
かつ、互いに接着して一体的に形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかるシート状の対象物の移送
装置によれば、搬送ベルトを並行する円形断面形状にそ
れぞれ形成された2本のベルト部材により構成し、2本
のベルト部材にクランプ機構の本体を跨がせるようにし
て支持したので、搬送ベルトが搬送用プーリのベルト案
内面に対してベルト中心回りに回動不能になり、クラン
プ機構が搬送用プーリに干渉しないで通過し、シート状
の対象物を確実に所定の保管場所へ搬送し、また、搬送
ベルトは単純な形状であって、かつ、その材質も特別な
ものに限定する必要がないことからコストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すクランプ機構の要部断
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す折帳の移送装置の正面
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す折帳の移送装置の部分
正面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す折帳の移送装置の部分
正面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す折帳の移送装置の部分
側面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す搬送ベルトおよびピー
ス部材の部分側面図である。
【符号の説明】
10…搬送路 12…梱包装置 14…折帳束作成装置 16…自動抜き取り装置 17…アーム部材 18…折帳把持部材 19…仮置き部材 20…搬送ベルト 21…ベルト部材 30…搬送用プーリ 31…ベルト案内溝 40…クランプ機構 41…本体 42…ピース部材 46…クランプアーム 51…開閉機構 52…支持ベース 53…プッシュ部材 55…エアシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の対象物を把持して、搬出位置か
    ら搬入位置へ移送するようにしたシート状の対象物の移
    送装置において、 前記シート状の対象物を把持可能なクランプ機構と、 前記搬出位置と前記搬入位置との間の往搬送路および復
    搬送路を並ぶように走行可能な円形断面形状にそれぞれ
    成形された2本のベルト部材を有し、該2本のベルト部
    材に前記クランプ機構の本体を跨がせるようにして支持
    した搬送ベルトと、 前記搬送ベルトが送出可能かつベルト軸回りに回動不能
    にそのベルト案内溝に嵌合して、前記クランプ機構が搬
    送ベルトに対して前記ベルト案内溝側とは反対側を通過
    可能にする搬送用プーリとを備えたことを特徴とするシ
    ート状の対象物の移送装置。
  2. 【請求項2】前記搬送ベルトの2本のベルト部材に跨が
    せるようにして支持した前記クランプ機構の本体におい
    て、前記クランプ機構の重心位置を前記搬送ベルトのベ
    ルト中心より下にして前記クランプ機構を安定走行可能
    にすべく、前記クランプ機構の本体の両端部を前記搬送
    ベルトの両側下方へそれぞれ延ばすとともに、前記クラ
    ンプ機構の本体の両端部にバランス部材をそれぞれ設け
    たことを特徴とする請求項1記載のシート状の対象物の
    移送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009533230A (ja) * 2006-04-12 2009-09-17 フェラーク・アクチェンゲゼルシャフト 平坦な物体を把持し搬送するためのグリッパ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009533230A (ja) * 2006-04-12 2009-09-17 フェラーク・アクチェンゲゼルシャフト 平坦な物体を把持し搬送するためのグリッパ

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