JPH08244936A - スラットコンベア装置 - Google Patents
スラットコンベア装置Info
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- JPH08244936A JPH08244936A JP5707095A JP5707095A JPH08244936A JP H08244936 A JPH08244936 A JP H08244936A JP 5707095 A JP5707095 A JP 5707095A JP 5707095 A JP5707095 A JP 5707095A JP H08244936 A JPH08244936 A JP H08244936A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スラットコンベア装置の運転中に騒音が発生す
ることを有効に阻止することを可能にする。 【構成】スプロケット12a、12bに係合して周回走
行するタイミングベルト14を有し、このタイミングベ
ルト14に複数のスチールスラット18が設けられると
ともに、該タイミングベルト14が前記スプロケット1
2a、12bに沿って円弧状軌跡CRから直線状軌跡S
Rに移る際、隣接する前記スラット18の端部同士の衝
突を緩和すべくスラット姿勢規制手段30が設けられ
る。このスラット姿勢規制手段30は、カム部材32を
有し、このカム部材32のカム面34に沿った軌跡KR
上をスチールスラット18が移動する。
ることを有効に阻止することを可能にする。 【構成】スプロケット12a、12bに係合して周回走
行するタイミングベルト14を有し、このタイミングベ
ルト14に複数のスチールスラット18が設けられると
ともに、該タイミングベルト14が前記スプロケット1
2a、12bに沿って円弧状軌跡CRから直線状軌跡S
Rに移る際、隣接する前記スラット18の端部同士の衝
突を緩和すべくスラット姿勢規制手段30が設けられ
る。このスラット姿勢規制手段30は、カム部材32を
有し、このカム部材32のカム面34に沿った軌跡KR
上をスチールスラット18が移動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周回走行するエンドレ
ス部材の上部に複数のスラットが設けられたスラットコ
ンベア装置に関する。
ス部材の上部に複数のスラットが設けられたスラットコ
ンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、物品を載置して搬送するために、
種々の構成からなるコンベア装置が使用されている。例
えば、移送用スプロケットに係合して周回走行するチェ
ーンやタイミングベルト等のエンドレス部材を有し、前
記エンドレス部材の上部に複数のスラット(例えば、ス
チールスラット)が設けられたスラットコンベア装置が
広く知られている。
種々の構成からなるコンベア装置が使用されている。例
えば、移送用スプロケットに係合して周回走行するチェ
ーンやタイミングベルト等のエンドレス部材を有し、前
記エンドレス部材の上部に複数のスラット(例えば、ス
チールスラット)が設けられたスラットコンベア装置が
広く知られている。
【0003】この種のスラットコンベア装置として、例
えば、特開平4−251015号公報に開示されている
ように、水平および垂直方向に屈曲可能なモジュールト
ップチェーンを有し、互いに重なり合ったモジュールが
板ばねにより互いに接触して構成されたコンベアや、特
開平4−292317号公報に開示されているように、
チェーンのアタッチメントにスラット板が固着されると
ともに、それぞれのスラット板を前後に当接順列して構
成したチェーンコンベアが知られている。
えば、特開平4−251015号公報に開示されている
ように、水平および垂直方向に屈曲可能なモジュールト
ップチェーンを有し、互いに重なり合ったモジュールが
板ばねにより互いに接触して構成されたコンベアや、特
開平4−292317号公報に開示されているように、
チェーンのアタッチメントにスラット板が固着されると
ともに、それぞれのスラット板を前後に当接順列して構
成したチェーンコンベアが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各従来技術では、スラットであるモジュールやスラット
板同士が重なり合い、または当接し合っているため、チ
ェーンがスプロケットに沿って円弧状軌道から直線状軌
道に移る際、進行方向後方のスラットが前方のスラット
の後端に衝突するという不具合がある。
各従来技術では、スラットであるモジュールやスラット
板同士が重なり合い、または当接し合っているため、チ
ェーンがスプロケットに沿って円弧状軌道から直線状軌
道に移る際、進行方向後方のスラットが前方のスラット
の後端に衝突するという不具合がある。
【0005】図7を参照して概略的に説明すると、スプ
ロケット2に係合して周回走行するエンドレス状チェー
ン4には、それぞれ搬送方向に直交する方向に長尺な複
数のスラット6が保持されており、このスプロケット2
が矢印方向に回転されることによって前記チェーン4と
前記複数のスラット6が矢印方向に一体的に移送され
る。
ロケット2に係合して周回走行するエンドレス状チェー
ン4には、それぞれ搬送方向に直交する方向に長尺な複
数のスラット6が保持されており、このスプロケット2
が矢印方向に回転されることによって前記チェーン4と
前記複数のスラット6が矢印方向に一体的に移送され
る。
【0006】ここで、チェーン4がスプロケット2に沿
って円弧状軌道から直線状軌道に移るチェーン送り出し
位置近傍では、前方のスラット6が直線状軌道に移って
水平姿勢に変換された状態で、後方に位置するスラット
6がその先端部6aを上方から水平方向に揺動させてい
る。このため、前方のスラット6の後端部6bに後方の
スラット6の先端部6aが衝突して騒音が発生してしま
う。特に、スラット6がスチールスラットである場合に
は、該衝突による騒音が著しいものになるという問題が
指摘されている。
って円弧状軌道から直線状軌道に移るチェーン送り出し
位置近傍では、前方のスラット6が直線状軌道に移って
水平姿勢に変換された状態で、後方に位置するスラット
6がその先端部6aを上方から水平方向に揺動させてい
る。このため、前方のスラット6の後端部6bに後方の
スラット6の先端部6aが衝突して騒音が発生してしま
う。特に、スラット6がスチールスラットである場合に
は、該衝突による騒音が著しいものになるという問題が
指摘されている。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、簡単な構成で運転中の騒音を有効に低減さ
せることが可能なスラットコンベア装置を提供すること
を目的とする。
ものであり、簡単な構成で運転中の騒音を有効に低減さ
せることが可能なスラットコンベア装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、移送用スプロケットに係合して周回走
行するエンドレス部材を有し、前記エンドレス部材の上
部に複数のスラットが設けられるとともに、互いに隣接
するそれぞれのスラットの走行方向先端部と走行方向後
端部が重合配置されるスラットコンベア装置であって、
前記エンドレス部材が前記スプロケットに沿って円弧状
軌道から直線状軌道に移るエンドレス部材送り出し位置
近傍には、隣接する該スラットの端部同士の衝突を緩和
すべくスラット姿勢規制手段が設けられることを特徴と
する。
めに、本発明は、移送用スプロケットに係合して周回走
行するエンドレス部材を有し、前記エンドレス部材の上
部に複数のスラットが設けられるとともに、互いに隣接
するそれぞれのスラットの走行方向先端部と走行方向後
端部が重合配置されるスラットコンベア装置であって、
前記エンドレス部材が前記スプロケットに沿って円弧状
軌道から直線状軌道に移るエンドレス部材送り出し位置
近傍には、隣接する該スラットの端部同士の衝突を緩和
すべくスラット姿勢規制手段が設けられることを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明に係るスラットコンベア装置では、エン
ドレス部材が周回走行することにより、このエンドレス
部材に設けられた複数のスラットを介して物品の搬送が
行なわれる。ここで、エンドレス部材がスプロケットに
沿って円弧状軌道から直線状軌道に移る際、スラット姿
勢規制手段を介して隣接する前記スラットの端部同士の
衝突が緩和される。これによって、運転中における騒音
の発生を有効に低減させることが可能になる。
ドレス部材が周回走行することにより、このエンドレス
部材に設けられた複数のスラットを介して物品の搬送が
行なわれる。ここで、エンドレス部材がスプロケットに
沿って円弧状軌道から直線状軌道に移る際、スラット姿
勢規制手段を介して隣接する前記スラットの端部同士の
衝突が緩和される。これによって、運転中における騒音
の発生を有効に低減させることが可能になる。
【0010】
【実施例】本発明に係るスラットコンベア装置について
実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
【0011】図1において、参照数字10は、本実施例
に係るスラットコンベア装置を示す。このスラットコン
ベア装置10は、搬送方向(矢印A方向)に所定間隔離
間して配設された移送用スプロケット12a、12bに
係合して周回走行するエンドレス状タイミングベルト
(エンドレス部材)14を有し、このタイミングベルト
14の上部に該搬送方向に交差する方向に長尺な複数の
角パイプ16が固定されるとともに、各角パイプ16に
スチールスラット18が装着される。
に係るスラットコンベア装置を示す。このスラットコン
ベア装置10は、搬送方向(矢印A方向)に所定間隔離
間して配設された移送用スプロケット12a、12bに
係合して周回走行するエンドレス状タイミングベルト
(エンドレス部材)14を有し、このタイミングベルト
14の上部に該搬送方向に交差する方向に長尺な複数の
角パイプ16が固定されるとともに、各角パイプ16に
スチールスラット18が装着される。
【0012】図2に示すように、スチールスラット18
の搬送方向先端部18aが下方に屈曲しており、後方に
位置するスチールスラット18は、その先端部18aが
前方に位置するスチールスラット18の後端部18bの
下方に入り込んで重合配置されている。
の搬送方向先端部18aが下方に屈曲しており、後方に
位置するスチールスラット18は、その先端部18aが
前方に位置するスチールスラット18の後端部18bの
下方に入り込んで重合配置されている。
【0013】スプロケット12a、12bのいずれか一
方は、図示しない回転駆動源に連結されており、このス
プロケット12a、12bがフレーム部材20に支持さ
れている(図1参照)。フレーム部材20には、図3に
示すように、第1ブラケット22が固定され、この第1
ブラケット22にスラット受台24が固定される。スラ
ット受台24は、樹脂材料で形成されており、搬送方向
(矢印A方向)に長尺に構成されて上下に平行に配設さ
れるとともに、その両端部がスプロケット12a、12
bに近接して配置される。この一対のスラット受台24
により、スプロケット12a、12bに沿う円弧状軌道
CRに連なる直線状軌道SRが構成されている(図2参
照)。
方は、図示しない回転駆動源に連結されており、このス
プロケット12a、12bがフレーム部材20に支持さ
れている(図1参照)。フレーム部材20には、図3に
示すように、第1ブラケット22が固定され、この第1
ブラケット22にスラット受台24が固定される。スラ
ット受台24は、樹脂材料で形成されており、搬送方向
(矢印A方向)に長尺に構成されて上下に平行に配設さ
れるとともに、その両端部がスプロケット12a、12
bに近接して配置される。この一対のスラット受台24
により、スプロケット12a、12bに沿う円弧状軌道
CRに連なる直線状軌道SRが構成されている(図2参
照)。
【0014】図3に示すように、フレーム部材20に
は、取り付け部材26が固定され、この取り付け部材2
6の端部に第2ブラケット28が固着される。この第2
ブラケット28に、スラット姿勢規制手段30が装着さ
れる。
は、取り付け部材26が固定され、この取り付け部材2
6の端部に第2ブラケット28が固着される。この第2
ブラケット28に、スラット姿勢規制手段30が装着さ
れる。
【0015】スラット姿勢規制手段30は、図2に示す
ように、タイミングベルト14がスプロケット12aに
沿って円弧状軌道CRから直線状軌道SRに移るタイミ
ングベルト送り出し位置近傍に対応して配置され、隣接
するスチールスラット18の端部同士の衝突を緩和する
機能を有しており、第2ブラケット28に固定されたカ
ム部材32を備える。
ように、タイミングベルト14がスプロケット12aに
沿って円弧状軌道CRから直線状軌道SRに移るタイミ
ングベルト送り出し位置近傍に対応して配置され、隣接
するスチールスラット18の端部同士の衝突を緩和する
機能を有しており、第2ブラケット28に固定されたカ
ム部材32を備える。
【0016】カム部材32は、図2に示すように、タイ
ミングベルト14をスプロケット12aに沿った円弧状
軌道CRより外方の軌道KRに一旦移送した後、前記円
弧状軌道CRに連なる直線状軌道SRに復帰させるべ
く、角パイプ16が摺接するカム面34を有する。この
カム面34は、円弧状軌道CRから外方に延在し、この
円弧状軌道CRから距離Hだけ外方に離間して搬送方向
(矢印A方向)に延在しており、その後端側に基点Pか
ら下方に所定の角度α°で傾斜して直線状軌道SRに連
なる傾斜面34aを設けている。
ミングベルト14をスプロケット12aに沿った円弧状
軌道CRより外方の軌道KRに一旦移送した後、前記円
弧状軌道CRに連なる直線状軌道SRに復帰させるべ
く、角パイプ16が摺接するカム面34を有する。この
カム面34は、円弧状軌道CRから外方に延在し、この
円弧状軌道CRから距離Hだけ外方に離間して搬送方向
(矢印A方向)に延在しており、その後端側に基点Pか
ら下方に所定の角度α°で傾斜して直線状軌道SRに連
なる傾斜面34aを設けている。
【0017】スプロケット12b側には、このスプロケ
ット12bに沿った円弧状軌道CRから直線状軌道SR
に移るタイミングベルト送り出し位置近傍(スプロケッ
ト12bの下方側)にスラット姿勢規制手段30が装着
されている。
ット12bに沿った円弧状軌道CRから直線状軌道SR
に移るタイミングベルト送り出し位置近傍(スプロケッ
ト12bの下方側)にスラット姿勢規制手段30が装着
されている。
【0018】次に、このように構成される本実施例に係
るスラットコンベア装置10の動作について説明する。
るスラットコンベア装置10の動作について説明する。
【0019】スプロケット12a、12bのいずれかに
連結された図示しない回転駆動源の作用下に、このスプ
ロケット12a、12bが、図1中、矢印方向に回転す
ると、前記スプロケット12a、12bに噛合するタイ
ミングベルト14が矢印A方向に周回走行される。この
タイミングベルト14には、角パイプ16を介してスチ
ールスラット18が設けられており、この角パイプ16
が上下に平行に配設されたスラット受台24の案内作用
下に矢印A方向に周回走行され、前記スチールスラット
18上に配置されている物品(図示せず)を矢印A方向
に搬送する。
連結された図示しない回転駆動源の作用下に、このスプ
ロケット12a、12bが、図1中、矢印方向に回転す
ると、前記スプロケット12a、12bに噛合するタイ
ミングベルト14が矢印A方向に周回走行される。この
タイミングベルト14には、角パイプ16を介してスチ
ールスラット18が設けられており、この角パイプ16
が上下に平行に配設されたスラット受台24の案内作用
下に矢印A方向に周回走行され、前記スチールスラット
18上に配置されている物品(図示せず)を矢印A方向
に搬送する。
【0020】そこで、タイミングベルト14がスプロケ
ット12a、12bに沿って円弧状軌道CRから直線状
軌道SRに移る際の各スチールスラット18の動作につ
いて説明する。
ット12a、12bに沿って円弧状軌道CRから直線状
軌道SRに移る際の各スチールスラット18の動作につ
いて説明する。
【0021】先ず、図4に示すように、スプロケット1
2aが矢印方向に回転すると、走行方向前方のスチール
スラット18Fは、これが固定された角パイプ16とカ
ム部材32のカム面34の摺接作用下に円弧状軌道CR
から外方に距離Hだけ離間する軌道KR上に配置され
る。一方、後方のスチールスラット18Sは、角パイプ
16がカム部材32のカム面34に係合し始めている。
2aが矢印方向に回転すると、走行方向前方のスチール
スラット18Fは、これが固定された角パイプ16とカ
ム部材32のカム面34の摺接作用下に円弧状軌道CR
から外方に距離Hだけ離間する軌道KR上に配置され
る。一方、後方のスチールスラット18Sは、角パイプ
16がカム部材32のカム面34に係合し始めている。
【0022】次いで、図5に示すように、スプロケット
12aが、さらに矢印方向に回転することにより、前方
のスチールスラット18Fと後方のスチールスラット1
8Sは、共にカム部材32のカム面34に沿って形成さ
れた軌道KR上を矢印A方向に走行する。
12aが、さらに矢印方向に回転することにより、前方
のスチールスラット18Fと後方のスチールスラット1
8Sは、共にカム部材32のカム面34に沿って形成さ
れた軌道KR上を矢印A方向に走行する。
【0023】図6に示すように、前方のスチールスラッ
ト18Fを固定した角パイプ16が、カム部材32の基
点Pから傾斜面34aに移ると、この傾斜面34aが直
線状軌道SRから下方に角度α°傾斜しているため(図
2参照)、前記前方のスチールスラット18Fは、その
後端部18bを上方に揺動する。その後、後方のスチー
ルスラット18Sは、カム部材32のカム面34に沿っ
て略水平方向に姿勢変換されるため、このスチールスラ
ット18Sの先端部18aが下方に揺動する。
ト18Fを固定した角パイプ16が、カム部材32の基
点Pから傾斜面34aに移ると、この傾斜面34aが直
線状軌道SRから下方に角度α°傾斜しているため(図
2参照)、前記前方のスチールスラット18Fは、その
後端部18bを上方に揺動する。その後、後方のスチー
ルスラット18Sは、カム部材32のカム面34に沿っ
て略水平方向に姿勢変換されるため、このスチールスラ
ット18Sの先端部18aが下方に揺動する。
【0024】このように、本実施例では、タイミングベ
ルト14がスプロケット12a、12bに沿って円弧状
軌跡CRから直線状軌跡SRに移るタイミングベルト送
り出し位置近傍に対応し、スラット姿勢規制手段30を
構成するカム部材32が配設されている。そして、後方
のスラットスチール18Sが、カム面34に沿って水平
姿勢に移る際、前方のスラットスチール18Fは、この
カム面34の傾斜面34aに沿って前方に傾斜して前記
スラットスチール18Fの後端部18bが上方に向かっ
て傾斜している(図6参照)。従って、スラットスチー
ル18Sが水平姿勢に移るべくその先端部18aを下方
に揺動させる際、この先端部18aが前方のスラットス
チール18Fの後端部18bに衝突することが阻止され
る。
ルト14がスプロケット12a、12bに沿って円弧状
軌跡CRから直線状軌跡SRに移るタイミングベルト送
り出し位置近傍に対応し、スラット姿勢規制手段30を
構成するカム部材32が配設されている。そして、後方
のスラットスチール18Sが、カム面34に沿って水平
姿勢に移る際、前方のスラットスチール18Fは、この
カム面34の傾斜面34aに沿って前方に傾斜して前記
スラットスチール18Fの後端部18bが上方に向かっ
て傾斜している(図6参照)。従って、スラットスチー
ル18Sが水平姿勢に移るべくその先端部18aを下方
に揺動させる際、この先端部18aが前方のスラットス
チール18Fの後端部18bに衝突することが阻止され
る。
【0025】これによって、スラットコンベア装置10
の運転中に、各スチールスラット18同士が衝突するこ
とを回避することができ、特にスラットとしてスチール
スラット18が用いられる際にも騒音の発生を可及的に
低減させることが可能になり、作業環境を有効に向上さ
せることができるという効果が得られる。
の運転中に、各スチールスラット18同士が衝突するこ
とを回避することができ、特にスラットとしてスチール
スラット18が用いられる際にも騒音の発生を可及的に
低減させることが可能になり、作業環境を有効に向上さ
せることができるという効果が得られる。
【0026】しかも、本実施例では、スラット姿勢規制
手段30として、実質的にスプロケット12a、12b
の近傍にカム部材32を配置するだけでよい。このた
め、スラットコンベア装置10全体の構造が複雑化する
ことがなく、極めて簡単な構成で騒音の低減が達成され
るという利点がある。
手段30として、実質的にスプロケット12a、12b
の近傍にカム部材32を配置するだけでよい。このた
め、スラットコンベア装置10全体の構造が複雑化する
ことがなく、極めて簡単な構成で騒音の低減が達成され
るという利点がある。
【0027】ところで、カム部材32の傾斜面34aに
配置されたスチールスラット18Fは、スラット受台2
4の案内作用下に直線状軌道SRに沿って搬送される。
一方、次なるスチールスラット18Sは、傾斜面34a
に移ってさらに後方のスチールスラット18との衝突を
回避した後、スラット受台24側に搬送される。これに
より、各スチールスラット18と、互いの先端部18a
と後端部18bを重合配置した状態で、矢印A方向に周
回走行される。
配置されたスチールスラット18Fは、スラット受台2
4の案内作用下に直線状軌道SRに沿って搬送される。
一方、次なるスチールスラット18Sは、傾斜面34a
に移ってさらに後方のスチールスラット18との衝突を
回避した後、スラット受台24側に搬送される。これに
より、各スチールスラット18と、互いの先端部18a
と後端部18bを重合配置した状態で、矢印A方向に周
回走行される。
【0028】なお、本実施例では、エンドレス部材とし
てスプロケット12a、12bに噛合するタイミングベ
ルト14を用いて説明したが、これに代替して、前記ス
プロケット12a、12bに係合するエンドレス状チェ
ーンを採用することが可能である。また、スチールスラ
ット18に代替して種々の材質の異なるスラットを用い
ることができる。
てスプロケット12a、12bに噛合するタイミングベ
ルト14を用いて説明したが、これに代替して、前記ス
プロケット12a、12bに係合するエンドレス状チェ
ーンを採用することが可能である。また、スチールスラ
ット18に代替して種々の材質の異なるスラットを用い
ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るスラットコンベア装置によ
れば、以下の効果乃至利点が得られる。
れば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0030】エンドレス部材がスプロケットに沿って円
弧状軌跡から直線状軌跡に移る際、スラット姿勢規制手
段の作用下に隣接する該スラットの端部同士の衝突が緩
和される。このため、簡単な構成でスラット同士の衝突
による騒音の発生を有効に削減することができ、特に、
作業環境の向上が容易に図られる。
弧状軌跡から直線状軌跡に移る際、スラット姿勢規制手
段の作用下に隣接する該スラットの端部同士の衝突が緩
和される。このため、簡単な構成でスラット同士の衝突
による騒音の発生を有効に削減することができ、特に、
作業環境の向上が容易に図られる。
【図1】本発明に係るスラットコンベア装置の全体概略
構成図である。
構成図である。
【図2】前記スラットコンベア装置の要部側面図であ
る。
る。
【図3】図2中、III−III線断面図である。
【図4】前記スラットコンベア装置の動作中、後方のス
チールスラットがカム部材に係合した時点の説明図であ
る。
チールスラットがカム部材に係合した時点の説明図であ
る。
【図5】前記スラットコンベア装置の動作中、前記後方
のスチールスラットがカム部材上に配置された状態の説
明図である。
のスチールスラットがカム部材上に配置された状態の説
明図である。
【図6】前記スラットコンベア装置の動作中、前方のス
チールスラットと後方のスチールスラットの衝突を回避
する際の説明図である。
チールスラットと後方のスチールスラットの衝突を回避
する際の説明図である。
【図7】従来のスラットコンベア装置の概略説明図であ
る。
る。
10…スラットコンベア装置 12a、12b…
スプロケット 14…タイミングベルト 16…角パイプ 18…スチールスラット 18a…先端部 18b…後端部 18F、18S…
スチールスラット 24…スラット受台 30…スラット姿
勢規制手段 32…カム部材 34…カム面 34a…傾斜面
スプロケット 14…タイミングベルト 16…角パイプ 18…スチールスラット 18a…先端部 18b…後端部 18F、18S…
スチールスラット 24…スラット受台 30…スラット姿
勢規制手段 32…カム部材 34…カム面 34a…傾斜面
Claims (2)
- 【請求項1】移送用スプロケットに係合して周回走行す
るエンドレス部材を有し、前記エンドレス部材の上部に
複数のスラットが設けられるとともに、互いに隣接する
それぞれのスラットの走行方向先端部と走行方向後端部
が重合配置されるスラットコンベア装置であって、 前記エンドレス部材が前記スプロケットに沿って円弧状
軌道から直線状軌道に移るエンドレス部材送り出し位置
近傍には、隣接する該スラットの端部同士の衝突を緩和
すべくスラット姿勢規制手段が設けられることを特徴と
するスラットコンベア装置。 - 【請求項2】請求項1記載のスラットコンベア装置にお
いて、前記スラット姿勢規制手段は、前記エンドレス部
材を、前記スプロケットに沿った円弧状軌道より外方の
軌道に一旦移送した後、前記円弧状軌道に連なる前記直
線状軌道に復帰させるカム部材を備えることを特徴とす
るスラットコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05707095A JP3193256B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | スラットコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05707095A JP3193256B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | スラットコンベア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244936A true JPH08244936A (ja) | 1996-09-24 |
JP3193256B2 JP3193256B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=13045197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05707095A Expired - Fee Related JP3193256B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | スラットコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3193256B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113501295A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-10-15 | 唐山贺祥智能科技股份有限公司 | 脚手架横杆定位调整机构 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP05707095A patent/JP3193256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113501295A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-10-15 | 唐山贺祥智能科技股份有限公司 | 脚手架横杆定位调整机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3193256B2 (ja) | 2001-07-30 |
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