JPH0824492B2 - 自動開閉シートブラインド装置及び小型温室装置 - Google Patents

自動開閉シートブラインド装置及び小型温室装置

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JPH0824492B2
JPH0824492B2 JP5149045A JP14904593A JPH0824492B2 JP H0824492 B2 JPH0824492 B2 JP H0824492B2 JP 5149045 A JP5149045 A JP 5149045A JP 14904593 A JP14904593 A JP 14904593A JP H0824492 B2 JPH0824492 B2 JP H0824492B2
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JP
Japan
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guide rod
roller
greenhouse
closing
opening
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千年春 野口
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温室等に設置して好適
な自動開閉シートブラインド装置及び小型温室装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】植物の成育には太陽光線が最も重要な要
素である。植物には陽光種、半陽光種及び陰化種がある
が、植物を温室で栽培する場合、たとえ陽光種といえど
も直射日光のもとでは、植物は日焼けを起し枯死してし
まうことが多い。
【0003】そのため家庭での洋らん愛好者等は、必要
に応じてレース等のシートで日除けを行っている。また
業務用温室でも天井ガラスに塗料を塗布したり、レース
等のシートを使用して減光している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、シートの着脱、開閉に手間がかかるのみ
ならず、天候の変化等にきめ細かく対応できないため、
温室内における光量の増減が極端になり、植物の成育に
悪影響が多いという問題があった。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、温室等に設置し、光量の変化を感知して自動
的にブラインドシートが開閉できるようにした自動開閉
シートブラインド装置及び小型温室装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシートブラインド装置は、略矩形状の枠体
内の両端に回転可能に取り付けた巻取りローラ及び引出
しローラと、該枠体内に該枠体に沿ってスライド可能に
取り付けた誘導棒と、前記巻取りローラと誘導棒との間
に張設した遮光用のシートと、前記引出しローラと誘導
棒との間に張設した引出し用ロープと、前記巻取りロー
ラ及び引出しローラにそれぞれクラッチを介して連結さ
れた巻取り機構及び引出し機構と、光量の増減を検知す
る光センサーと、該光センサーからの信号により巻取り
機構又は引出し機構を作動させるセンサー調整器と、枠
体の両端部に設置され、それぞれ前記誘導棒を受けて巻
取り機構又は引出し機構の作動を停止させるとともに、
巻取り側又は引出し側のクラッチの圧着を解除させるス
トッパ機構と、を有することを特徴とする。
【0007】前記枠体の引出し機構側に、誘導棒と係合
可能なフックを有する回動可能なカギ片と、該カギ片が
フックにおいて誘導棒を受けて回動したときカギ片を固
定し、前記巻取り機構が作動したとき該固定を解除する
手段と、を備えた係止機構を設けるのがよい。
【0008】また本発明の小型温室装置は、温室の天窓
又は前後左右面の少なくとも1個所に設置された前記自
動開閉シートブラインド装置と、温室内の温度を感知し
て天窓及び前後左右面の少なくとも1個所を開閉させる
開閉機構と、発熱体及びファンを備え上記温度感知によ
り作動又は停止する暖房器と、を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】自動開閉シートブラインド装置においては、光
量が所定量以上になると、光センサーがこれを感知し、
センサー調整器からの指令により引出し機構が作動して
引出しローラが回転し、ロープ及び誘導棒を介してシー
トが引き出される。
【0010】誘導棒が枠体の一端部までスライドする
と、一方のストッパー機構に係合して引出し機構の作動
が停止するとともに、クラッチの圧着が解除され引出し
ローラは空転可能となる。
【0011】また光量が所定量以下になると、上記と同
様にして巻取り機構が作動し、巻取りローラが回転して
シートを巻取る。そして、誘導棒が枠体の他端部までス
ライドすると、他方のストッパー機構に係合して巻取り
機構の作動が停止するとともに、クラッチの圧着が解除
され巻取りローラは空転可能となる。
【0012】係止機構においては、引出し終了時に誘導
棒がフックに当接してカギ片が回動すると、該カギ片が
固定されるため、誘導棒もフックに係合した状態で固定
され、これによりシートの引出し状態が確実に保持され
る。
【0013】小型温室装置においては、以上の作用の
他、温室の内部温度が設定値以上になると、これを温度
センサーが感知し、各開閉機構を作動させて天窓および
前後左右面のいずれかを開けるとともに、暖房器を停止
させる。また、内部温度が設定値以下になると、温度セ
ンサーの感知により各開閉機構が上記と逆に作動して、
天窓等を閉じるとともに、暖房器を作動させる。即ち、
暖房器では発熱体がオンするとともに、ファンが回転し
て送風し、発熱体による熱を温風として温室内に均一に
送る。以上の作動をくり返すことにより、温室内の温度
を一定に維持する。
【0014】
【実施例】自動開閉シートブラインド装置の一実施例を
図1〜図17により説明する。図示実施例において、1
は枠体で、図1のように左右両側のレール枠2と上部枠
3と下部枠4とから成る。レール枠2は、図2、図3の
ように各内側のレール部2aと各外側の補強部2bとか
ら成り、レール部2aの各対向面にはその長手方向にガ
イド孔5が設けてある。また、上部枠3の上面には光セ
ンサー61が取り付けてある。
【0015】図1において、6は遮光用のシートで、レ
ース等の布地から成る。該シート6の上端には巻取りロ
ーラ7が、下端には誘導棒8がそれぞれ固定してある。
該誘導棒8の両端は、前記レール枠2のガイド孔5にス
ライド可能に係合しているが、図3のようにこの係合部
分にL型金具9を取り付けることにより、誘導棒8の振
動(ガタつき)及び片動きを防止し、スムースにスライ
ドするように構成してある。
【0016】巻取りローラ7及び引出しローラ10はそ
れぞれレール枠2の上下端に回転可能に取り付けてあ
り、各ローラ7,10の一端は後述する巻取り機構12
及び引出し機構13にそれぞれ連結されている。
【0017】上記誘導棒8と引出しローラ10との間に
は、引出し用ロープ11が張設されている。該ロープ1
1は、その上端を誘導棒8の両端部側に、その下端を引
出しローラ10の中央部に固定することによりV字形に
張設されているので、引出しローラ10に巻取られる際
には、左右の片寄りなくコイル状に巻取られる。そのた
め、シート6の引出しが左右のバランスよく行われると
ともに、巻戻しもスムースに行われる。またコイル状に
均等に巻取られるため、ロープ11が1〜2個所に集中
して厚く巻かれることがなく、径方向スペースの節約に
もなる。
【0018】巻取り機構12及び引出し機構13は枠体
1の片側上下角部に設置してある。両機構とも同様の構
成となっているので、巻取り機構12を図4により説明
すると、駆動モータ14と、減速ギアを形成する第1〜
第4ギア15a、15b、15c、15dと、ギアスイ
ッチ部16と、クラッチ17と、から成る。第1ギア1
5aはモータ14のシャフトに連結され、第4ギア15
dは巻取りローラ7にクラッチ17を介して連結されて
いる。また第2、第3ギア15b、15cは同軸に固定
されている。
【0019】クラッチ17は、マグネットクラッチに比
べて小型化が可能なピンクラッチ17a又は蝶型片クラ
ッチ17bを用いる。ピンクラッチ17aは、図5、図
6に示すようにローラシャフト7aに対しスイラド可能
に外嵌し、かつ片面に3本のピン18を固定した可動円
板19と、各ピン18が貫通するピン孔21を有し、ロ
ーラシャフト7aに固定された固定円板20と、両円板
19,20の間に介装されたコイルスプリング22と、
圧着板23と、から成る。そして、マグネットリレーに
よって圧着板23を作動させて可動円板19に圧着させ
ることにより、可動円板19をスライドさせ、ピン18
の先端を、第4ギア15dに設けたピン溝24に挿入圧
着することにより、固定円板20を介して第4ギア15
dとローラシャフト7aとを連結する。また、圧着を解
除し、かつ後述するようにモータ14を逆転させること
により、スプリング22の作用力でピン溝24からピン
18を離脱させ、これによりローラシャフト7aを空転
可能とする。
【0020】蝶型片クラッチ17bは、図7に示すよう
にローラシャフト7aに固定された固定子25と、この
固定子25に枢着され、スプリング26により拡開方向
に付勢されている一対の蝶型片27と、第4ギア15d
の片面に固定された小径の第5ギア15eと、圧着板2
3と、から成る。そして、圧着板23の作動によって蝶
型片27を開閉回動させることにより、蝶型片27の先
端を第5ギア15eのギア溝に係脱させ、これにより固
定子25を介して第4ギア15dとローラシャフト7a
とを連結又はフリーの状態とする。
【0021】なお、クラッチ17を最終段の第4ギア1
5dに設けた理由は、動力負荷を小さくするためであ
る。即ち、例えばクラッチを前段のギアとモータ14と
の間に設けたとすると、シート6の引出し時には全ギア
を回転させることになるため、動力負荷が大きくなり、
かつシート6及びロープ11にも大きな負荷(引張力)
がかかるためそれらの傷みが早くなる。
【0022】レール枠2の両側上端及び左側下端には、
誘導棒8を受けて巻取り機構12又は引出し機構13の
作動を停止させるストッパ機構30が設置してある。該
機構30はローラ式ストッパで、図8〜図10に示すよ
うにレール枠2の上面に取り付けた固定板31の端部下
面に板ばね32を介してローラ33を取り付けるととも
に、固定板31の上面にはスイッチレバー34(図1
0)を枢着し、かつ該レバー34の変位を感知するフォ
トインタラプタスイッチ35が取り付けてある。
【0023】一方、誘導棒8に固定したL型金具9の上
面には、図9のように一端に立上り部36を有するとと
もに、中央部に係合凹部37を設けたローラ受板38が
取り付けてある。従って、誘導棒8が移動してストッパ
30の位置に来ると、上記ローラ33がローラ受板38
の凹部37に係合するとともに、立上り部36がスイッ
チレバー34の端部に接触してこれを回動させ、このレ
バー34の変位をフォトインタラプタスイッチ35が検
出して、巻取り機構12又は引出し機構13のモータ1
4を停止させる。
【0024】枠体1の右側下端には、誘導棒8を固定す
る係止機構39が設けてある。即ち、図11、図12の
ように下部枠4に固定したフレーム40の上部に受凹部
41を形成するとともに、フレーム40内には一端にフ
ック43を有するカギ片42を枢着し、フレーム40の
両面にはカギ片42の変位を感知するフォトインタラプ
タスイッチ44を取り付けてある。また、45はフレー
ム40を貫通してカギ片42のピン孔46に出入するピ
ンであり、47は基端に設けたマグネットリレー48に
より回動してピン45を変位させるレバー、49はレバ
ー47とピン45との間に介装されたスプリングであ
る。
【0025】上記係止機構39において、誘導棒8が上
方から受凹部41に入り、かつカギ片42を回動させな
がらフック43に係合すると、スイッチ44が作動しマ
グネットリレー48を介してレバー47がフレーム40
に接近し、ピン45の先端をピン孔46に係合させる。
これにより、カギ片42が固定されるため、誘導棒8も
フック43によりその位置に固定され、シート6が風に
あおられたりして引き戻されることが防止される。
【0026】図13、図14は巻取り機構12及び引出
し機構13に設けたギアスイッチ部16を示したもの
で、先端が第3ギア15cに係合可能な適所に枢止され
たレバー50と、このレバー50を第3ギア15cと係
合する方向へ両側から付勢する一対のスプリング51
と、回動するレバー50の末端が接離可能な逆転停止ス
イッチ52と、から成る。そして、モータ14の正転時
には、第3ギア15cによりレバー50が図14におい
て反時計方向に回動させられ、モータ14の逆転時には
レバー50が時計方向に回動させられるため、レバー5
0の末端が逆転停止スイッチ52を押し、モータ14の
逆転が停止する。
【0027】図1及び図15において、60は一方のレ
ール枠2に設けたセンサー調整器で、光量の増減を検知
する光センサー61からの信号でトランジスタ62が作
動し、マグネットリレースイッチ63がONになったと
き、配電器65(図1、図16)を介して前記引出し機
構13に給電する。また、トランジスタ62が作動停止
しマグネットリレースイッチ63がOFFとなったと
き、配電器64(図1、図16)を介して巻取り機構1
2に給電するものである。
【0028】上記配電器64と65はそれぞれ同じ構成
で、巻取り機構12及び引出し機構13の近傍に設けて
あり、図16のようにそれぞれ複数個のトランジスタ6
6とリレースイッチ67を備えている。
【0029】次に本装置の作動を、図17を参照しなが
ら説明する。まず日中の晴天時等、光量が所定量以上に
なると、光センサー61がこれを感知し、センサー調整
器60を介して配電器65に信号を送り、配電器65で
はリレースイッチ67が作動して引出し機構13のモー
タ14を正転させる。これにより第1〜第4ギア15a
〜15dとクラッチ17を介して引出しローラ10が回
転するので、ロープ11が巻取られ、誘導棒8が図1に
おいて下方へ引かれ、遮光用のシート6が引き出され
る。
【0030】誘導棒8がレール枠2の下端に達すると、
前記のようにストッパ機構30に係合するとともに、フ
ォトインタラプタスイッチ35が作動してモータ14が
停止し、またクラッチ17の圧着板23が開放される。
そして同時に配電器65の逆転用のリレースイッチ67
が作動し、モータ14が逆転を開始する。
【0031】このモータ14の逆転は、クラッチ17の
解除を確実にするためのものである。即ち、特にピンク
ラッチ17a(図5)の場合、連結時にはピン18がピ
ン溝24に挿入圧着されているため、解除時に圧着板2
3を開放しても、スプリング22の作用力だけではピン
18がピン溝24から抜けない恐れがある。そのため、
モータ14の逆転により第4ギア15dを逆転させて、
ピン18を確実に離脱させるようにした。
【0032】なお、モータ14が逆転すると、前記のよ
うにギアスイッチ部16(図13、図14)の逆転停止
スイッチ52が作動するため、モータ14の逆転はすぐ
に停止する。
【0033】なおまた、誘導棒8がレール枠2の下端に
達したときには、前記のように係止機構39(図11、
図12)のフック43に係合して固定されるため、シー
ト6による遮光状態が確実に保持される。
【0034】一方、日中の曇天時あるいは夕方等、光量
が所定量以下になると、光センサー61がこれを感知
し、センサー調整器60を介して配電器64に信号を送
り、配電器64ではリレースイッチ67が作動して巻取
り機構12のモータ14を正転させるとともに、係止機
構39のマグネットリレー48が作動してピン45とカ
ギ片42との係合を解除し、誘導棒8の固定が解除され
る。また、このとき巻取り機構12のクラッチ17が接
続する。モータ14の回転により、第1〜第4ギア15
a〜15dとクラッチ17を介して巻取りローラ7が回
転するので、シート6が巻取られ、誘導棒8が図1にお
いて上方へ引かれ、引出しローラ10が空転しながらロ
ープ11が引き出される。
【0035】誘導棒8がレール枠2の上端に達すると、
前記引出し時と同様にストッパ機構30と係合してモー
タ14が停止するとともに、クラッチ17の圧着板23
が開放され、次いでモータ14が逆転すると、ギアスイ
ッチ部16のスイッチ52が作動してモータ14がすぐ
に停止する。この逆転によりクラッチ17の圧着が確実
に解除される。
【0036】次に、本発明の自動開閉シートブラインド
装置を設置した小型温室装置の一実施例を図18〜図2
3により説明する。温室101はアルミサッシ等により
フレーム102を形成し、前後左右の4面及び天窓11
8をガラス張りとして観賞できるようにしてある。フレ
ーム102内部の空洞部分には、保温効果を高めるため
に発泡スチロール等の断熱材を充填してある。前部ドア
103及び天窓118は、その一端をフレーム102に
枢着して開閉可能としてある。そして、天窓118の上
面に前記自動開閉シートブラインド装置100の枠体1
が固定してある。104は前部ドア開閉機構、105は
天窓開閉機構であり、また130は底板上に設置した暖
房器である。
【0037】図20〜23は上記天窓開閉機構105の
詳細を示したもので、その取付基盤体106は上端両側
部に横軸107を突設し、これを温室架枠108に設け
たブラケット109に枢着していて、図21に示す如く
吊下姿勢で所定角範囲で揺動可能である。ガイドバー1
10は上端側を起立支持板111に、下端側を取付基盤
体106下部に配置の電動機112と減速機113のフ
レーム114に夫々固着して縦断態様に架配される。該
起立支持体111にはガイド通孔115が穿孔されてい
て、これには該ガイドバー110に対して持ち出し片部
116を貫通組付けしたナット体117を下端に有し上
端に換気用天窓118に対する枢着具119を備えたパ
イプ体120が挿通組付けされている。そして、該パイ
プ体120には該減速機113の駆動軸に結合されたネ
ジ棒121が該ナット体117に螺合されて内挿され
る。
【0038】しかして、電動機112の駆動で回転する
ネジ棒121の正逆回転でもって、パイプ体120はガ
イドバー110に沿って上下動、つまり、天窓118の
開閉を行なう。この際、取付基盤体106の揺動とパイ
プ体120の上端が枢着具119を介して天窓118に
枢止されていることから、円周軌跡を画いて開閉動する
天窓118を支持するパイプ体120が直線運動しか出
来ないものであっても、無理な応力が吸収されることと
なる。
【0039】天窓118の所定の開位置での停止並びに
閉位置での電動機112の停止は該ナット体117に接
触するように設置された上限リミットスイッチ122並
びに下限リミットスイッチ123によってなされる。該
上限リミットスイッチ122は上下スライド基台124
上に組み付けるものとして、その作動レベルの変更を可
能とすることにより、季節によって必要となる開度の度
合の変更に対応し得るものとしている。減速機113と
しては、図20、図21、図22に示される平ギア方式
に代えて、図23に示す如く、ウオームギア方式として
も良い。この場合には電動機12が横配置となるので、
一層コンパクト化する。
【0040】電動機112に駆動を指示する温度センサ
ー125は取付基盤体106が天窓118の近くにある
ことを利用して、これにソケット式のセンサー125,
…として設置させると良い。
【0041】前部ドア開閉機構104は、上記天窓開閉
機構105と機構的には同一のものを小型にかつ横型に
して、温室の内側面に取り付けたものである。なお、前
部ドア103は植物の管理のために開放可能にする必要
があるので、次のような手段を講じている。即ち、取付
基盤体106を、開閉機構104全体の重心点よりもや
や前方の位置において温室の内側面に枢着し、これによ
り開閉機構104の前部であるパイプ体120の先端側
が常に上方へ傾くようにしておく。そして、このパイプ
体120の先端に略F型の係合金具126を取り付けて
おくとともに、前部ドア103にはこの係合金具126
と係合可能な略L型の受金具127を取り付けておく
(図19参照)。従って、通常は図19のように係合金
具126と受金具127とが係合して開閉機構104と
前部ドア103とは連結されているが、前部ドア103
を開放したい場合には係合金具126を押し下げて受金
具127との係合を解除することにより、前部ドア10
3を自由に開けることができる。
【0042】暖房器130は、火災防止のために金属等
の不燃材で形成した風洞131の内部に、熱電球等の発
熱体132を配置し、かつ風洞131の一端側に空気循
環用ファン133を配設したもので、温度センサー(図
示省略)の指示により作動又は停止するようになってい
る。
【0043】また温室101の底板上には水皿134を
置いて温室内を加湿する。なお暖房器130の上部に
は、植物の鉢等を置く棚135が設けてある。
【0044】次に、この温室装置の作動を説明する。自
動開閉シートブラインド装置100の作動は前記した通
りであり、光量の増減に応じてシート6が開閉し、温室
101内の受光量を自動的に調節する。
【0045】一方、温室101の内部温度が設定値以上
になると、これを各温度センサーが感知し、天窓開閉機
構105、前部ドア開閉機構104を作動させるととも
に、暖房器130を停止させる。即ち、各開閉機構10
4,105の電動機113の駆動によりネジ棒121が
回転し、これによりパイプ体120が移動して前部ドア
103および天窓118を所定の開度(通常は数cm)だ
け開ける。これにより温室101内は外気と同じ温度、
湿度に保たれる。
【0046】また、内部温度が設定値以下になると、各
温度センサーの感知により各開閉機構104、105が
上記と逆に作動して、前部ドア103および天窓118
を閉じるとともに、暖房器130を作動させる。即ち、
暖房器130では発熱体132がオンするとともに、フ
ァン133が回転して風洞131内に送風し、発熱体1
32による熱を温風として温室101内に均一に送る。
以上の作動をくり返すことにより、温室101内の温度
を一定に維持するものである。
【0047】なお、この実施例では前部ドア103を開
閉作動するようにしたが、これに限定されるものではな
く、温室101の左右側面又は後面のいずれかを開閉作
動するように構成してもよい。
【0048】なおまた、シートブラインド装置100も
天窓118に限らず、前後左右面の適所に設置してもよ
い。
【0049】
【発明の効果】本発明のシートブラインド装置によれ
ば、光量の増減に対応してブラインドシートが自動的に
開閉するので、受光量を好適に調節することができる。
【0050】また係止機構を設けることにより、ブライ
ンドシートの引出し状態が確実に保持されるため、該シ
ートが風にあおられたりして引き戻されることが防止さ
れる。
【0051】本発明のシートブラインド装置は、洋らん
栽培等の家庭温室、菊作り等の育苗用、業務用温室、一
般家屋用等に好適である。
【0052】また本発明の小型温室装置によれば、自動
的に温室内の受光量及び温度を調節して、植物の栽培に
好適な環境に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートブラインド装置の一実施例を示
す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】巻取り機構の詳細図。
【図5】ピンクラッチの断面図。
【図6】同、部品分解図。
【図7】蝶型片クラッチの断面図。
【図8】ストッパ機構の詳細図。
【図9】同、側面図。
【図10】同、平面図。
【図11】係止機構の側面図。
【図12】同、断面図。
【図13】ギアスイッチ部の正面図。
【図14】同、側面図。
【図15】センサー調整器の正面図。
【図16】配電器の正面図。
【図17】本発明の回路構成図。
【図18】本発明の小型温室装置の一実施例を示す正面
断面図。
【図19】同、側面図。
【図20】天窓開閉機構の一例を示す斜視図。
【図21】同、側面断面図。
【図22】同、正面図。
【図23】同、減速機の他の例を示す側面図。
【符号の説明】 1 枠体 2 レール枠 6 シート 7 巻取りローラ 8 誘導棒 10 引出しローラ 11 ロープ 12 巻取り機構 13 引出し機構 17 クラッチ 30 ストッパ機構 39 係止機構 42 カギ片 43 フック 45 ピン 60 センサー調整器 61 光センサー 100 シートブラインド装置 101 温室 103 前部ドア 104 前部ドア開閉機構 105 天窓開閉機構 118 天窓 125 温度センサー 130 暖房器 132 発熱体 133 ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状の枠体内の両端に回転可能に取
    り付けた巻取りローラ及び引出しローラと、該枠体内に
    該枠体に沿ってスライド可能に取り付けた誘導棒と、前
    記巻取りローラと誘導棒との間に張設した遮光用のシー
    トと、前記引出しローラと誘導棒との間に張設した引出
    し用ロープと、前記巻取りローラ及び引出しローラにそ
    れぞれクラッチを介して連結された巻取り機構及び引出
    し機構と、光量の増減を検知する光センサーと、該光セ
    ンサーからの信号により巻取り機構又は引出し機構を作
    動させるセンサー調整器と、枠体の両端部に設置され、
    それぞれ前記誘導棒を受けて巻取り機構又は引出し機構
    の作動を停止させるとともに、巻取り側又は引出し側の
    クラッチの圧着を解除させるストッパ機構と、を有する
    ことを特徴とする自動開閉シートブラインド装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体の引出し機構側に、誘導棒と係
    合可能なフックを有する回動可能なカギ片と、該カギ片
    がフックにおいて誘導棒を受けて回動したときカギ片を
    固定し、前記巻取り機構が作動したとき該固定を解除す
    る手段と、を備えた係止機構を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の自動開閉シートブラインド装置。
  3. 【請求項3】 温室の天窓又は前後左右面の少なくとも
    1個所に設置された請求項1又は2記載の自動開閉シー
    トブラインド装置と、温室内の温度を感知して天窓及び
    前後左右面の少なくとも1個所を開閉させる開閉機構
    と、発熱体及びファンを備え上記温度感知により作動又
    は停止する暖房器と、を有することを特徴とする小型温
    室装置。
JP5149045A 1993-06-21 1993-06-21 自動開閉シートブラインド装置及び小型温室装置 Expired - Lifetime JPH0824492B2 (ja)

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