JPH08244865A - 耐食性エアゾール容器 - Google Patents
耐食性エアゾール容器Info
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- JPH08244865A JPH08244865A JP7078184A JP7818495A JPH08244865A JP H08244865 A JPH08244865 A JP H08244865A JP 7078184 A JP7078184 A JP 7078184A JP 7818495 A JP7818495 A JP 7818495A JP H08244865 A JPH08244865 A JP H08244865A
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Abstract
性エアゾール容器。 【構成】 耐食性エアゾール容器において、内容物の充
填前の内筒容器2の形状、寸法を、外筒容器1の内面の
形状、寸法より小さくすることにより、外筒容器1と内
筒容器2との間に間隙を設けた。
Description
に関し、さらに詳しくは外筒容器への内筒容器の挿入・
装着が容易な耐食性エアゾール容器に関する。
強い材料、例えばパーマネントウエイブ液、染毛剤等が
収納されている。そして、このような金属腐食性の強い
強アルカリ性、強酸性、硫化物、ハロゲン化物等を収納
できる耐食性エアゾール容器としては、外筒容器の内面
が腐食しないように、内面にポリオレフィン系、ポリア
ミド系、ポリ塩化ビニール系等の合成樹脂をスプレー塗
装あるいは粉体塗装等の方法で、塗装した耐食性エアゾ
ール容器がある。しかし、内面にスプレー塗装したエア
ゾール容器にあっては、内面塗膜の肉厚が一定でなく、
また塗膜にピンホールが発生したり、割れが生じたりす
る問題があり、それ故に収納する内容物のPH領域(ア
ルカリ性、酸性領域)に限界があった。
に一致するように、予め外筒容器と別成形で造られ、か
つ外筒容器の口部から挿入・装着された際(内容物の充
填前)に、外筒容器の内面に完全に密着する内筒容器が
提案され、この内筒容器が装置された耐食性エアゾール
容器が提供されるに至った。この内筒容器の肉厚は0.
1mm〜1.0mmとスプレー塗装(0.02mm〜
0.07mm)より厚肉に形成されているから、ピンホ
ールが発生する虞れがなく、また通電値が略ゼロに近
い。このような耐食性エアゾール容器としては図3に示
すようなものがある。図中、50は金属製の外筒容器で
あり、この外筒容器50の内面には、外筒容器50の内
面形状、寸法に一致する合成樹脂製の内筒容器51が、
外筒容器50の内面に密着して装着されている。そし
て、この耐食性エアゾール容器は、内筒容器51の肩部
の傾斜角と、外筒容器50の肩部の傾斜角とが等しく、
また外筒容器50の底部52はドーム状に底上げ加工さ
れ、それに伴って装着された内筒容器51の底部53も
ドーム状に変形して装着されている。
うな発明にあっては以下に示すような欠点がある。 (1)内筒容器51を挿入・装着する場合において、絞
られた外筒容器50の狭い口部54から、しぼめられた
状態の内筒容器51を、外筒容器50内に挿入・装着す
る際の挿入・装着作業が頗る面倒であり、作業のスピー
ド化が図れない。 (2)外筒容器50の底部52がドーム状に形成されて
おり、ブロー成形により造られた内筒容器51にあって
は、内筒容器51の底部53に形成されたピンチオフ部
55(金型の合わせ目にできる突起部)と、底部53の
ドーム頂点の内側とが接触し、内筒容器51のピンチオ
フ部55に集中的に応力が加わり、内筒容器51の底部
53に割れが発生する虞れがある。
してなされたもので、外筒容器内への内筒容器の挿入・
装着作業が容易であり、かつ内筒容器の底部に割れが発
生しない耐食性エアゾール容器を提供することを目的と
する。
め、この発明に係る第1の発明は、金属製の外筒容器と
該外筒容器の口部から挿入され、外筒容器の内面に装着
される合成樹脂製の内筒容器とから構成される耐食性エ
アゾール容器において、外筒容器の肩部の傾斜角(α)
と内筒容器の肩部の傾斜角(β)との間に、α>βの関
係が成立し、および/または外筒容器の軸方向のビード
高さ(C)と内筒容器の首丈(D)との間に、C<Dの
関係が成立することを特徴とする耐食性エアゾール容器
であり、第2の発明は、金属製の外筒容器と該外筒容器
の口部から挿入され、外筒容器の内面に装着される合成
樹脂製の内筒容器とから構成される耐食性エアゾール容
器において、外筒容器の肩部下端から外筒容器の底部内
面までの寸法(A)と、内筒容器の肩部下端から内筒容
器の底部外面までの寸法(B)との間に、A>Bの関係
が成立することを特徴とする耐食性エアゾール容器であ
り、第3の発明は、金属製の外筒容器と該外筒容器の口
部から挿入され、外筒容器の内面に装着される合成樹脂
製の内筒容器とから構成される耐食性エアゾール容器に
おいて、外筒容器の底部を水平に形成したことを特徴と
する耐食性エアゾール容器である。
ついて説明する。この発明に係る第1の発明および第2
の発明にあっては、内筒容器を外筒容器に挿入・装着す
る際、外筒容器と内筒容器との間に、一定の間隙が形成
されるので、挿入・装着作業が頗る容易である。また、
第3の発明においては、内筒容器の底部のピンチオフ部
に、集中的な応力が加わらない。
は、この発明に係る耐食性エアゾール容器の実施例を示
すもので、1はアルミニウム等の金属で造られた外筒容
器であり、この外筒容器1内には、合成樹脂製の内筒容
器2が挿入・装着されている。内筒容器2の層構成はポ
リエチレンまたはポリエチレンを主として他の樹脂を混
合した単層、またはポリエチレン/ガスバリア性樹脂/
ポリエチレン等の多層構成が考えられる。ガスバリア性
樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、ナイロン、アクリロニトリル系熱可塑性樹脂等が考
えられる。外筒容器1と内筒容器2とは、挿入・装着時
に密着しうるものが望ましいが、外筒容器1への挿入・
装着を考慮すると、密着度が高い程挿入・装着が困難で
あり、発明者等は特に内筒容器2の肩部2aと底部2b
において、外筒容器1との間に間隙を形成することによ
り、内筒容器2の挿入・装着作業を容易にすることを見
い出した。
すように外筒容器1の肩部1aの傾斜角αと、内筒容器
2の肩部2aの傾斜角βとの間に、α>βの関係が成立
し、かつ外筒容器1の軸方向のビード高さCと、内筒容
器2の首丈Dとの間に、C<Dの関係が成立するよう
に、外筒容器1および内筒容器2の寸法を決定すれば外
筒容器1と内筒容器2との間に十分な間隙が生じるの
で、この場合肩部2aおよび2cの挿入・装着作業が頗
る容易になると共に、作業時において、肩部2aおよび
首部2cの損傷を防止できる。そして少なくとも、α>
βまたはC<Dであれば上記効果を満足できる。
て、外筒容器1の肩部1a下端から外筒容器1の底部1
b内面までの寸法Aと、内筒容器2の肩部2a下端から
内筒容器2の底部2b外面までの寸法Bとの間にA>B
の関係が成立するように、外筒容器1および内筒容器2
の寸法、形状を決定すれば、外筒容器1と内筒容器2と
の間で、軸方向において間隙が形成される。すなわち、
外筒容器1の底部1bと、内筒容器2の底部2bとの間
に間隙が形成されるので、内筒容器2の挿入・装着作業
が頗る容易になる。
は、外筒容器1の底部1bを水平に形成した点にある。
これにより、内筒容器2の底部2bに形成されたピンチ
オフ部2eが、外筒容器1の底部1bと接触することが
ない。そして、以上説明したこの発明に係る内筒容器2
の肉厚は、前記したようにスプレー塗装による肉厚より
厚いため、ピンホールが発生しないと共に、肉厚が略一
定であるため、充填される内容物のPH領域を広げるこ
とができる。
器の組付け方法について説明する。内筒容器2を、半径
方向にしぼめた後、外筒容器1の口部1dから外筒容器
1内へ挿入・装着される。その後、外筒容器1のビード
部1c上に内筒容器2の鍔部2dが載置され、その上か
らマウンティングカップ3がクリンチされる。そして最
後にバルブ4を介して、内容物が内筒容器2内に充填さ
れる。外筒容器1と内筒容器2との間には、ガス等が存
在しないので、内容物の充填により内筒容器2は多少膨
張し、外筒容器1と内筒容器2との間隙は小さくなる。
なお、この発明に係る外筒容器1の内面には、内筒塗装
が施されてもよい。
る耐食性エアゾール容器によれば、外筒容器内への内筒
容器の挿入作業が頗る容易であり、作業のスピード化が
図れる。かつ内容物充填後において、内筒容器の底部に
割れが発生するのを防止することができる効果を奏す
る。
面図。
て、外筒容器および内筒容器の形状、寸法を示した断面
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製の外筒容器と該外筒容器の口部か
ら挿入され、外筒容器の内面に装着される合成樹脂製の
内筒容器とから構成される耐食性エアゾール容器におい
て、外筒容器の肩部の傾斜角(α)と内筒容器の肩部の
傾斜角(β)との間に、α>βの関係が成立し、および
/または外筒容器の軸方向のビード高さ(C)と内筒容
器の首丈(D)との間に、C<Dの関係が成立すること
を特徴とする耐食性エアゾール容器。 - 【請求項2】 金属製の外筒容器と該外筒容器の口部か
ら挿入され、外筒容器の内面に装着される合成樹脂製の
内筒容器とから構成される耐食性エアゾール容器におい
て、外筒容器の肩部下端から外筒容器の底部内面までの
寸法(A)と、内筒容器の肩部下端から内筒容器の底部
外面までの寸法(B)との間に、A>Bの関係が成立す
ることを特徴とする耐食性エアゾール容器。 - 【請求項3】 金属製の外筒容器と該外筒容器の口部か
ら挿入され、外筒容器の内面に装着される合成樹脂製の
内筒容器とから構成される耐食性エアゾール容器におい
て、外筒容器の底部を水平に形成したことを特徴とする
耐食性エアゾール容器。
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JP07818495A JP3687009B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 耐食性エアゾール容器 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08244865A true JPH08244865A (ja) | 1996-09-24 |
JP3687009B2 JP3687009B2 (ja) | 2005-08-24 |
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Family Applications (1)
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JP07818495A Expired - Fee Related JP3687009B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 耐食性エアゾール容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3687009B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009523660A (ja) * | 2006-01-18 | 2009-06-25 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | パッケージクロージャ |
JP4586123B1 (ja) * | 2009-08-24 | 2010-11-24 | 武内プレス工業株式会社 | 耐食性エアゾール容器の製造方法および二重エアゾール容器の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
US9902552B2 (en) * | 2011-08-02 | 2018-02-27 | Crown Packaging Technology, Inc. | Aerosol can |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP07818495A patent/JP3687009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011068407A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-04-07 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 耐食性エアゾール容器の製造方法および二重エアゾール容器の製造方法 |
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