JPH08244602A - 管内走行ロボット - Google Patents

管内走行ロボット

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Publication number
JPH08244602A
JPH08244602A JP5310795A JP5310795A JPH08244602A JP H08244602 A JPH08244602 A JP H08244602A JP 5310795 A JP5310795 A JP 5310795A JP 5310795 A JP5310795 A JP 5310795A JP H08244602 A JPH08244602 A JP H08244602A
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JP
Japan
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pipe
robot
camera
traveling robot
instruction
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Withdrawn
Application number
JP5310795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Suyama
毅一 陶山
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08244602A publication Critical patent/JPH08244602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内からロボットを取り出す際に、不要な電
力を消費せず確実に取り出すことができる管内走行ロボ
ットを提供する。 【構成】 ロボット31は、カメラ41、ライト42、
送信装置48、バッテリ43、制御装置45及び車輪3
5等を備え、地上の検査装置60の指示に従い管50内
を走行し、内部を撮影して、管内の状態を地上の検査装
置に送信する。更に、ロボットは後退時制御部2を有
し、後退信号を受信すると、カメラ41、ライト42、
及び送信装置48の電源を遮断させた上で車輪35に後
退の指示を送り出す。これにより、ロボットは、後退時
には何等指示を送ることなくカメラ等の後退動作に不要
な機器類の電源が遮断されるので、バッテリの電力を後
退にのみ使用し、有効に用いることができる。したがっ
て、後退時に電力が消耗され、管内で停止ししてしまう
ようなことがなく、確実に管の外に取り出すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線操縦によってガス
管等の管内を走行する管内走行ロボットに関し、特に後
退時不必要な電力消費を低減させた管内走行ロボットに
関する。
【0002】
【従来技術】現在地中には相当な長さにおよぶガス管が
埋設され、又プラント等では長大な管が複雑に配設され
ており、ガス等の流体を効率よく円滑に流動させること
および事故を未然に防止する等のため適宜に管の検査を
必要とするが、地上から掘削して埋設管を全て検査しよ
うとすると非常に多くの手間と時間を要し、又複雑に配
管されたプラントの管を逐一目視により検査することは
実質的に不可能である。そこで撮影機器を備えたロボッ
トを管内に送り、管内の映像をロボットによって写し出
すなどして管内を検査する検査方法が提案されている。
【0003】ところで、ケーブルを用いてこのような検
査ロボットとの間で制御信号や映像信号等の通信を行な
うと、接続されたケーブルの長さにロボットの走行距離
が限定され、ケーブルの長さ毎に逐一範囲を区切って検
査を行なわなければならず多くの手間と時間がかかると
いう問題がある。又ケーブルを長くするとその保管や運
搬に手間がかかり、更にロボットがケーブルを管内に引
き込みながら走行するため走行負荷が非常に大きくなり
強力な動力を有する大型なロボットになってしまい狭い
管や屈曲の多い管では利用できないという問題があっ
た。そこで、ロボットを無線操縦で制御し、ロボットが
撮影した映像も無線通信によって送信するようにしたロ
ボットが発明された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、管内走行ロ
ボットを無線で制御させ、ケーブルを用いない場合に
は、管内走行ロボットにバッテリを搭載し、管内走行ロ
ボットで使用される電力をこのバッテリから供給しなけ
ればならない。一方、管内走行ロボットを用いた管内で
の検査は、管内走行ロボットを管内で前後進させる駆動
機構と、管内を撮影する撮影機器と、撮影のためのライ
ト、撮影した映像の映像信号を送信する画像信号送信手
段等を作動させなければならず、その作動のためには多
くの電力を必要とする。
【0005】殊に、検査が終了して管から取り出すため
ロボットを後退させている時、本来必要でないカメラや
ライト等が作動したままであると、それら機器にバッテ
リの電力が消費されてしまい、管の途中でバッテリの充
電電力をすべて消費して走行不能になり、ロボットを管
から出せなくなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、管内を後退
中の管内走行ロボットにおいて、不必要の電力の使用を
減少させ、管内での電力の使用を有効にして長時間の検
査を可能とし、かつ確実に管の出口まで後退させること
のできる管内走行ロボットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、被検査管の外部に設置した検査装置本体
と、該検査装置本体からの無線操縦で前記管内を走行
し、該管内において得られた情報を前記検査装置本体に
無線によって送信する管内走行ロボットにおいて、該管
内走行ロボットが後退するときには該走行ロボットに搭
載されているカメラ、ライト、画像信号送信システム等
の後退走行に直接関連のない機器類への電力供給を遮断
するように管内走行ロボットを構成した。
【0008】
【作用】例えば管内走行ロボットが管内を検査している
間はライトを点灯させ、カメラで管内を撮影し、撮影し
た画像を画像信号送信システムを介して地上に送る。そ
して、管内走行ロボットによる検査が終了した場合には
地上からロボットに後退の指令を発する。後退の指令を
受けたロボットは、駆動手段を作動させてロボットを後
退させるとともに、ライト、カメラ、画像信号送信シス
テムの電源を遮断し、それらの機能を停止させる。
【0009】したがって、後退のときは不必要な電力の
使用が制限され、極力少ない必要最小限の電力しか用い
ないようになる。これにより、バッテリに残存している
電力を有効に利用でき、確実に管の出口まで管内走行ロ
ボットを後退させることができる。
【0010】
【実施例】本発明にかかる管内走行ロボットの一実施例
について図を用いて説明する。
【0011】ロボット31は、図1に示すように三方に
車輪35を有する前方部32及び後方部34と、前方部
32と後方部34を屈曲自在に結合するチューブ33か
ら構成されている。
【0012】前方部32は、車輪35に加え、前方に向
けた撮影用カメラ41と、カメラ41のレンズの周囲に
設置された発光ダイオードからなる照明用ライト42
と、バッテリ43等を内部に搭載している。
【0013】図4に前方部32の内部構造を示す。
【0014】車輪35は、上方に1個下方に2個設置し
てあり、それぞれの車輪35には、駆動用モータ11及
び減速ギア12が設けてある。更に下方の2つの車輪3
5は、それぞれステー13の端部に取り付けてあり、ス
テー13の支点14を中心に回動自在に支持されてい
る。又、ステー13の中間部分にはばね15が取り付け
てあり、ばね15はこれら車輪35の間隔を縮める方
向、すなわち前方部32の中心に向けてステー13を付
勢している。更に、車輪35には、進行方向に対して直
角な方向に回転するローラ16が外周に複数設けられ、
屈曲部での走行に際して回転し横滑りするようになって
いる。
【0015】チューブ33は可撓性を備えたチューブで
あり、内部に前方部32と後方部34を接続する各種ケ
ーブル(図示せず)が通されている。
【0016】後方部34は、前方部32とほぼ同一の構
造であり、図1に示すように制御装置45、通信装置4
6、バッテリ等を内部に搭載し、後方にアンテナ40を
備えている。
【0017】次に、通信装置46について図5を用いて
説明する。通信装置46は、図5に示すように受信装置
47と送信装置48とを備え、アンテナ40は、受信装
置47を介して制御装置45に接続し、又送信装置48
を介してカメラ41に接続している。
【0018】一方、地上側に配置される検査装置60
は、図5に示すようにアンテナ20に接続された送信装
置64、69、及び受信装置66、68とを備え、コン
トローラ61が制御装置63を介して送信装置64に接
続し、受信装置66が映像処理装置65を介して受信画
像を映し出すモニタ62に接続している。更に、位置検
出67が受信装置68と送信装置69に接続し、位置検
出の電波を発するとともにその電波を受信して、ロボッ
ト31の位置情報をモニタ62が表示するように構成さ
れている。
【0019】制御装置45は、モータ11、カメラ4
1、ライト42、及び受信装置47等に接続し、コント
ローラ61からの指示を受信装置47を介して受け取
り、モータ11等を指示に従って作動制御する。更に、
制御装置45は、図2に示すように後退時制御部2を有
する。この後退時制御部2は、モータ11、カメラ4
1、ライト42、及び受信装置47等に接続し、ロボッ
ト31の後退信号が入力された時には、モータ11に逆
転の指示を送りロボット31を後退させるとともにカメ
ラ41、ライト42、及び通信装置46の内画像送信装
置48の作動を停止させ、電力の使用を中止させるよう
になっている。
【0020】次に、ロボット31の作動について説明す
る。
【0021】図6に示すように、ガス管50内に挿入さ
れたロボット31は、車輪35をばね15によって管5
0の内壁に押し付け、コントローラ61からの指示によ
って管50内を走行する。例えば、ロボット31を前進
させるようにコントローラ61を操作すると、信号が制
御装置63から送信装置64に送られアンテナ20から
管50内に電波として発信される。管50内を伝わった
電波はアンテナ40を通して受信装置47で受信されて
ロボット31の制御装置45に伝えられ、モータ11が
前進方向に駆動される。
【0022】又、撮影の指示を送信するとカメラ41、
ライト42等が作動し、管50内を撮影し、撮影した管
50内の映像信号は送信装置48からアンテナ40を通
して管50内に発信される。発信された映像信号電波
は、管50内を伝わり地上のアンテナ20の映像用のア
ンテナに受信され、受信装置66、映像処理手段65を
介してモニタ62に映し出される。
【0023】更に、ロボット31の管50内における位
置を検出する場合は、位置検出手段67から送信装置6
9にパルス信号(電波)を発信するように指示が送ら
れ、送信装置69はパルス信号をアンテナ20を介して
管50内に発信する。管50内に発信されたパルス信号
は管50内のロボット31に当たり反射して戻る。戻っ
た反射波はアンテナ20を通して受信装置68で受信さ
れ、位置検出手段67に送られて、パルス信号を発信し
てからの時間差に基づいてロボット31までの距離が演
算される。そして、演算された値がモニタ62に表示さ
れる。
【0024】そして、ロボット31が予定の検査範囲の
検査を終えた場合には、コントローラ61からロボット
31に後退の指示を送信する。
【0025】次に、後退時の制御について図3のフロー
チャートを用いて説明する。
【0026】まず、ロボット31が管50内に挿入さ
れ、通常の検査動作が管50内で行なわれているとき
(F−1)には常に後退信号を受信したかどうかが判別
され(F−2)、後退信号を受信しなければ(F−1)
に戻りそのままカメラ41やライト42等を作動させて
管50内の検査を行なう。
【0027】後退信号がコントローラ61から発せられ
て受信装置47が受信すると、その信号は後退時制御部
2に送られる。後退時制御部2では、後退信号が入力さ
れると、カメラ41、ライト42、及び送信装置48に
電源遮断の指示を送り、これらの作動を停止させた後
(F−3)、モータ11に逆転の指示を送り、ロボット
31を後退させる(F−4)。
【0028】カメラ41等を停止させモータ11を逆転
させたら(F−2)に戻り、後退信号が継続しているか
どうか調べ、継続していれば、そのままカメラ41等の
作動を停止させたままロボット31の後退動作を継続さ
せて管50の端部よりロボット31を取り出す。
【0029】一方、後退信号の発信が停止されたら(F
−1)に進み、通常の作動状態に戻り、カメラ41やラ
イト2の作動信号が受信されたらこれらを作動させて管
50内の検査を行なう。
【0030】このように、ロボット31は、後退信号を
受信すると、カメラ41、ライト42、及び送信装置4
8の電源を遮断するので、後退時にカメラ41等の電源
を切り忘れても、必ずこれらの電源が遮断され、後退動
作以外にバッテリ43の電力が消費されないので、無駄
な電力を消費することなくロボットを後退させることが
できる。したがって、後退途中バッテリ43の電力消耗
により管50内で作動を停止させてしまうことがない。
【0031】尚、一度後退信号を受信したときには、途
中での後退中止の指示を受信せず、そのまま管50の端
部まで後退させるようにしてもよい。
【0032】又、位置検出はパルス信号によるのではな
く、振幅変調を用いたものやあるいは周波数変調を用い
たものでもよい。
【0033】更に、上記実施例では、管内走行ロボット
31から映像を送信するようにしたが、本発明はそれに
限らず探傷センサ等を設け、これからの管50の減肉の
情報や溶接線の健全さ等の管50内の各種情報を送信す
るようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の管内走行ロボットは、後退信号
を受信すると、後退動作に要する機能以外の機器の電力
を遮断するように構成したので、後退時には、例えばラ
イト、カメラ、画像信号送信システム等の電源は遮断さ
れ、必要最小限の機能のみを残して後退するので、後退
動作に要する以外の無駄な電力が消費されることがな
い。したがって、後退中はすべての電力が後退動作に用
いられるので効率がよく、かつライト等の電源を切り忘
れてバッテリの電力が消耗し、ロボットが管の内部で停
止してしまうことを防止できる。
【0035】そして、後退を中止する信号を受信した場
合には、これらのスイッチは正常に作動するので、あら
ためて管内を検査することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるロボットの一実施例を示す図で
ある。
【図2】本発明にかかるロボットの制御部を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明にかかるロボットの作動を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明にかかるロボットを示す断面図である。
【図5】本発明にかかるロボットの制御を示すブロック
図である。
【図6】本発明にかかるロボットの全体を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 検査装置 2 後退時制御部 11 モータ 15 ばね 20、40 アンテナ 31 ロボット 32 前方部 33 チューブ 34 後方部 35 車輪 41 カメラ 42 ライト 43 バッテリ 45、63 制御装置 46 通信装置 47、66 受信装置 48、64、69 送信装置 50 管 61 コントローラ 62 モニター 65 映像処理手段 67 位置検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査管の外部に設置した検査装置本体
    と、該検査装置本体からの無線操縦で前記管内を走行
    し、該管内において得られた情報を前記検査装置本体に
    無線によって送信する管内走行ロボットにおいて、該管
    内走行ロボットが後退の指示を受信したとき、該管内走
    行ロボットに搭載されている機器であって該管内走行ロ
    ボットの後退動作及び該後退動作に関する指示を受信す
    る受信手段以外の機器の電源を遮断するように構成した
    ことを特徴とする管内走行ロボット。
  2. 【請求項2】 前記管内走行ロボットが後退の際に遮断
    する機器を、管内撮影用カメラ、照明用ライト、前記カ
    メラが撮影した画像を送信する画像信号送信システムと
    したことを特徴とする請求項1に記載の管内走行ロボッ
    ト。
JP5310795A 1995-03-14 1995-03-14 管内走行ロボット Withdrawn JPH08244602A (ja)

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JP5310795A JPH08244602A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 管内走行ロボット

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JP5310795A JPH08244602A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 管内走行ロボット

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JPH08244602A true JPH08244602A (ja) 1996-09-24

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ID=12933578

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JP5310795A Withdrawn JPH08244602A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 管内走行ロボット

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604