JPH08304293A - 管内走行ロボット - Google Patents

管内走行ロボット

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Publication number
JPH08304293A
JPH08304293A JP7114311A JP11431195A JPH08304293A JP H08304293 A JPH08304293 A JP H08304293A JP 7114311 A JP7114311 A JP 7114311A JP 11431195 A JP11431195 A JP 11431195A JP H08304293 A JPH08304293 A JP H08304293A
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JP
Japan
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pipe
robot
antenna wire
radio wave
antenna
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7114311A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Suyama
毅一 陶山
Yasuharu Hosohara
靖治 細原
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7114311A priority Critical patent/JPH08304293A/ja
Publication of JPH08304293A publication Critical patent/JPH08304293A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電波が内部を長距離伝搬しない管であって
も、無線により管内を走行し、又管内から電波を地上に
送信できる管内走行ロボットを提供する。 【構成】 ロボット31は、走行用の車輪35、カメラ
41、ライト42、通信装置46等を備え、管内を任意
に走行する。又、通信装置には管50の外部に設けられ
たリール4から随時巻き出されるアンテナ線2が接続さ
れている。一方地上側には、アンテナ20を有する検査
装置1を設け、ロボットに指令を送る送信装置64と、
ロボットが撮影した管内の映像を受信する受信装置66
を備えている。したがって、ロボットが走行している管
が非金属管等内部に電波が進行しにくい管であって
も、、アンテナ線を介して電波を良好に伝達できる。
又、ロボットが管内部で走行不能になった場合でも、ア
ンテナ線により容易に管外に引き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線操縦によってガス
管等の管内を走行する管内走行ロボットに関し、特に管
内における電波の送受信状態を改良した管内走行ロボッ
トに関する。
【0002】
【従来技術】現在地中には相当な長さにおよぶガス管が
埋設され、又プラント等では長大な管が複雑に配設され
ており、ガス等の流体を効率よく円滑に流動させること
および事故を未然に防止する等のため適宜に管の検査を
必要とする。ところが、地上から掘削して埋設管を全て
検査しようとすると非常に多くの手間と時間を要し、又
複雑に配管されたプラントの管を逐一目視により検査す
ることは実質的に不可能である。そこで撮影機器を備え
たロボットを管内に送り、管内の映像をロボットによっ
て写し出すなどして管内を検査する検査方法が提案され
ている。
【0003】ところで、ケーブルを用いてこのような検
査ロボットとの間で制御信号や映像信号の通信及び電力
供給等を行なうと、接続されたケーブルの長さにロボッ
トの走行距離が限定され、ケーブルの長さ毎に逐一範囲
を区切って検査を行なわなければならず多くの手間と時
間がかかるという問題がある。又ケーブルを長くすると
その保管や運搬に手間がかかり、更にロボットがケーブ
ルを管内に引き込みながら走行するため走行負荷が非常
に大きくなり強力な動力を有する大型なロボットになっ
てしまい、狭い管や屈曲の多い管では利用できないとい
う問題があった。そこで、ロボットを無線操縦で制御
し、ロボットが撮影した映像も無線通信によって送信す
るようにしたロボットが発明された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属管
の内部に送信された電波は、管内を遠方まで到達するの
で、無線によってロボットを確実に制御できるが、ポリ
エチレン管(近年ガス管等としても多用されてきてい
る。)のような非金属管の場合には、内部での減衰が著
しく、電波が遠方まで到達しないので、ロボットを無線
によって制御・作動させることができないという問題が
あった。
【0005】又、万一管内で通信不能によりロボットが
制御できなくなった場合に、ロボットを管から取り出す
手段がなく、埋設された管にあっては地上から掘削しな
ければならないという問題を有していた。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、金属管以外
の管であっても電波による通信を可能とした管内走行ロ
ボットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、被検査管の外部に設置した検査装置本体か
らの無線操縦で管内を走行し、管内において得られた情
報を検査装置本体に無線によって送信する管内走行ロボ
ットにおいて、このロボットの通信手段に、管の外部に
露出するアンテナ線を接続させた。
【0008】検査装置本体とロボットの間で通信される
電波の周波数を管の遮断周波数以下とした。
【0009】ロボットを走行させる管を非金属管とし
た。
【0010】ロボットに取り付けたアンテナ線に距離計
測用の目盛りを設けた。
【0011】
【作用】管内走行ロボットは、無線通信手段にアンテナ
線を接続させた状態で管内を進行する。アンテナ線は常
に管の端部から一部が露出しており、検査装置本体とこ
の露出部分との間で無線通信が行なわれる。アンテナ線
に受信された信号はアンテナ線を伝わり、管内のロボッ
トの受信手段に受信される、したがって、検査装置本体
から送信した制御用の電波は直ちにアンテナ線に受信さ
れ、アンテナ線を伝わって管内に挿入されたロボットに
確実に送信できる。又、ロボットが撮影した画像はアン
テナ線を介して管の外まで伝達されるので、地上の検査
装置において良好な画像を得ることができる。
【0012】アンテナ線が管外に露出しているので、管
の遮断周波数以下の周波数でも通信に用いることができ
る。
【0013】ポリエステル等非金属製の管であってもア
ンテナ線を介して電波が伝達されるので、管内と地上と
の間で無線を用いることができる。
【0014】引き込まれたアンテナ線の目盛りからロボ
ットの管内での位置を計測することができる。
【0015】
【実施例】本発明にかかる管内走行ロボットの一実施例
について図を用いて説明する。
【0016】ロボット31は、図2に示すように三方に
車輪35を有する前方部32及び後方部34と、前方部
32と後方部34を屈曲自在に結合するチューブ33か
ら構成されている。
【0017】前方部32は、車輪35に加え、前方に向
けた撮影用カメラ41と、カメラ41のレンズの周囲に
設置された発光ダイオードからなる照明用ライト42
と、バッテリ43等を内部に搭載している。
【0018】図5に前方部32の内部構造を示す。
【0019】車輪35は、上方に1個下方に2個設置し
てあり、それぞれの車輪35には、駆動用モータ11及
び減速ギア12が設けてある。更に下方の2つの車輪3
5は、それぞれステー13の端部に取り付けてあり、ス
テー13の支点14を中心に回動自在に支持されてい
る。又、ステー13の中間部分にはばね15が取り付け
てあり、ばね15はこれら車輪35の間隔を縮める方
向、すなわち前方部32の中心に向けてステー13を付
勢している。更に、車輪35には、進行方向に対して直
角な方向に回転するローラ16が外周に複数設けられ、
屈曲部での走行に際して回転し車輪35が横滑りするよ
うになっている。
【0020】チューブ33は可撓性を備えたチューブで
あり、前方部32と後方部34を接続する各種ケーブル
(図示せず)が内部に通されている。
【0021】後方部34は、前方部32とほぼ同一の構
造であり、図2、図3に示すように制御手段45、通信
装置46等を内部に搭載し、通信装置46に接続してア
ンテナ線2が設けられている。
【0022】制御手段45は、モータ11、カメラ4
1、ライト42、及び受信装置47等に接続し、コント
ローラ61からの指示を受信装置47を介して受け取
り、指示に従ってモータ11等を作動制御する。通信装
置46は、図3に示すように受信装置47と送信装置4
8とを備え、それぞれアンテナ線2に接続している。
【0023】アンテナ線2は、ピアノ線等の所定の長さ
の金属製の細線であり、長さを示す目盛りが表面に形成
してあり、図1に示すように地上側に設けられたリール
4に巻き取られ、ロボット31が管内を進行するにつれ
随時リール4から巻き出される。又、アンテナ線2はロ
ボット31の端部に強固に取り付けられ、ロボット31
が管50内で停止した場合でも、アンテナ線2を引くこ
とによりロボット31を管外まで引き出すことができ
る。
【0024】ロボット31を走行させる管50は、ポリ
エチレン製のガス管であるが金属管、その他の管であっ
てもよい。
【0025】一方、地上側に配置される検査装置1は、
図4に示すようにアンテナ20に送信装置64と受信装
置66とが接続し、又コントローラ61が送信装置64
に、モニタ62が受信装置66にそれぞれ接続してい
る。
【0026】次に、ロボット31の作動について説明す
る。
【0027】図1に示すように、ガス管50内に挿入さ
れたロボット31は、車輪35をばね15によって管5
0の内壁に押し付け、コントローラ61からの指示によ
って管50内を走行する。アンテナ線2は、ロボット3
1に取り付けられてロボット31が走行するにつれて随
時リール4から引き出され、電波を伝達させる。具体的
には例えば、ロボット31を前進させるようにコントロ
ーラ61を操作すると、信号が送信装置64に送られア
ンテナ20から電波として発信される。発信される電波
の周波数は、管50の径によって定められる遮断周波数
に関係なく設定される。検査装置1から発信された電波
は、管50の外に露出しているアンテナ線2に受信さ
れ、このアンテナ線2を通してロボット31の受信装置
47に到達し、制御手段45に伝えられ、モータ11が
前進方向に駆動される。
【0028】又、撮影をすべき指示をコントローラ61
から送信すると、前述したと同様にアンテナ線2を介し
てロボット31の受信装置47に受信され、カメラ4
1、ライト42等が作動し、管50内を撮影する。そし
て、撮影した管50内の映像信号は送信装置48からア
ンテナ線2を通して管50の外に伝達され、管50の外
に発信される。発信された映像信号電波は、地上のアン
テナ20に受信され、受信装置66、映像処理手段(図
示せず)等を介してモニタ62に映し出される。そし
て、アンテナ線2に設けられ目盛りを読み取ることによ
り、ロボット31の進行位置を計測することができる。
【0029】このように、本実施例ではロボット31を
挿入した管50の外部に露出するアンテナ線2をロボッ
ト31に接続させて管50内を走行させることとしたの
で、ロボット31との間で通信される電波の状態を良好
にでき、制御信号、あるいは画像信号等を確実に通信す
ることができる。又、万一ロボット31が管50内で制
御不能になった場合にも、アンテナ線2を引くことによ
り、容易に管外に引き出すことができる。更に、管の遮
断周波数に関係なく、周波数を設定し通信に用いること
ができる。管内を長距離送信させるに伴う送信損失を少
なくできることから、送信出力を小さくでき、小型軽量
化が図れる。又金属管でない、非金属管であってもロボ
ットの制御に無線を用いることができる。
【0030】尚、上記実施例では、ロボット31から映
像を送信するようにしたが、本発明はそれに限らず管5
0内に伝わる音、あるいは探傷センサ等を設け、これか
らの管50の減肉の情報や溶接線の健全さ等の管50内
の各種情報を送信するようにしてもよい。
【0031】又、アンテナ線2を巻くリール4を地上側
に設けたが、本発明では、アンテナ線2を巻いたリール
をロボット31に取り付けて、アンテナ線2の端部を地
上側で保持するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の管内走行ロボットは、ロボット
の通信手段に管外に露出するアンテナ線を接続させたの
で、地上の検査装置からの制御信号やロボットからの画
像信号等をアンテナ線を介して良好に送受信させること
ができる。したがって、ロボットが管内に相当距離進行
した場合であっても、電波が弱まることなく送受信でき
るので、管内での制御不能や画像の不良等を防止するこ
とができる。
【0033】又、アンテナ線を介して送受信できるの
で、電波を伝達させない非金属管であっても無線通信に
よりロボットを管内で作動させることができる。
【0034】更に、管の外径による影響を受けることが
ないので、管の遮断周波数以下の周波数でもロボットの
無線通信に使用でき、扱い易い低周波の電波を用いるこ
とができる。
【0035】アンテナ線に設けた目盛りを読み取ること
により管内でのロボットの位置を計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるロボットの一実施例を示す図で
ある。
【図2】本発明にかかるロボットの一実施例を示す図で
ある。
【図3】本発明にかかるロボットの制御機構を示すブロ
ック図である。
【図4】検査装置のブロック図である。
【図5】本発明にかかるロボットを示す図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 アンテナ線 4 リール 11 モータ 15 ばね 20 アンテナ 31 ロボット 32 前方部 33 チューブ 34 後方部 35 車輪 41 カメラ 42 ライト 43 バッテリ 45 制御手段 46 通信装置 47、66 受信装置 48、64 送信装置 50 管 61 コントローラ 62 モニター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査管の外部に設置した検査装置本体
    からの無線操縦で該管内を走行し、該管内において得ら
    れた情報を前記検査装置本体に無線によって送信する管
    内走行ロボットにおいて、前記ロボットの無線通信手段
    に前記管の外部に露出するアンテナ線を接続させたこと
    を特徴とする管内走行ロボット。
  2. 【請求項2】 前記検査装置本体と前記ロボットの間で
    通信される電波の周波数を前記管の遮断周波数以下とし
    た請求項1に記載の管内走行ロボット。
  3. 【請求項3】 前記管が非金属管である請求項1又は2
    に記載の管内走行ロボット。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ線に目盛りを設け、前記ロ
    ボットの管内での走行距離を該アンテナ線の引き込み量
    から算出できるようにしたことを特徴とする請求項1〜
    3に記載の管内走行ロボット。
JP7114311A 1995-05-12 1995-05-12 管内走行ロボット Withdrawn JPH08304293A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100413058B1 (ko) * 2001-04-24 2003-12-31 한국과학기술연구원 모터 구동방식의 대장검사용 마이크로 로봇
KR100900718B1 (ko) * 2008-04-15 2009-06-05 (주)선인이엔지 몸체가 유연하게 휘어지도록 구성된 지하시설물 탐사용소형 프로브 장치
CN102679165A (zh) * 2012-04-27 2012-09-19 东北大学 一种用于海底管道中内检测器定位的装置及方法
CN110057826A (zh) * 2012-09-13 2019-07-26 通用电器技术有限公司 用于确定管道的质量的方法和系统
JP2020187048A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 大成建設株式会社 管内検査装置

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Effective date: 20020806