JPH08188149A - 管内走行ロボットの挿入治具 - Google Patents

管内走行ロボットの挿入治具

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JPH08188149A
JPH08188149A JP7003998A JP399895A JPH08188149A JP H08188149 A JPH08188149 A JP H08188149A JP 7003998 A JP7003998 A JP 7003998A JP 399895 A JP399895 A JP 399895A JP H08188149 A JPH08188149 A JP H08188149A
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JP
Japan
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robot
pipe
insertion jig
inner diameter
wheel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7003998A
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English (en)
Inventor
Kiichi Suyama
毅一 陶山
Toshio Hanai
敏男 花井
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットを管内に容易かつ確実に挿入するこ
とができる管内走行ロボットの挿入治具を提供する。 【構成】 挿入治具1は円筒状で、一方の側は、ロボッ
ト31の車輪35を自由状態にして容易に内部に配置で
きる径であり、この一方の側から徐々に径が狭まり、他
方側の端部は管50の内径とほぼ等しい径となってい
る。更に、径の大きい側には開閉蓋2が設けられ、開閉
蓋からロボットを内部に配置できる。したがって、車輪
を大きく縮ませることなくロボットを挿入治具の一方の
側の内部に容易に配置でき、そしてその状態からロボッ
トを駆動させると挿入治具の内部を進むに従い車輪の間
隔が縮小され、端部ではほぼ管の内径と等しくなるので
そのまま管内に進入させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査等のため管内を走
行する管内走行ロボットを、かかる管内に容易に挿入さ
せることができる管内走行ロボットの挿入治具に関す
る。
【0002】
【従来技術】現在地中には相当な長さにおよぶガス管が
埋設され、又プラント等では長大な管が複雑に配設され
ており、ガス等の流体を効率よく円滑に流動させること
および事故を未然に防止する等のため適宜に管の検査を
必要とする。ところが、地表を掘削して埋設管を全て検
査しようとすると非常に多くの手間と時間を要し、又複
雑に配管されたプラントの管を逐一目視により検査する
ことは実質的に不可能である。そこで撮影機器を備えた
ロボットを管内に送り、管内の映像をロボットによって
写し出すなどして管内を検査する検査方法が提案されて
いる。
【0003】ところで、ケーブルを介してこのような検
査ロボットとの間で制御信号や映像信号等の通信を行な
うと、接続されたケーブルの長さにロボットの走行距離
が限定され、ケーブルの長さ毎に逐一範囲を区切って検
査を行なわなければならず多くの手間と時間がかかると
いう問題がある。又ケーブルを長くするとその保管や運
搬に手間がかかり、更にロボットがケーブルを管内に引
き込みながら走行するため走行負荷が非常に大きくなり
強力な動力を有する大型なロボットになってしまい狭い
管や屈曲の多い管では利用できないという問題があっ
た。そこで、ロボットを無線操縦で制御し、ロボットが
撮影した映像も無線通信によって送信するようにしたロ
ボットが発明された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、管内で
ロボットを自在に走行させるためには、駆動用の車輪を
管の内壁に密着させて駆動用車輪が滑らないようにしな
ければならない。そのためには、従来相当のばね力を持
つばねを車輪に接続し、このばねの押し付け力によって
駆動用車輪を管内面に押し付けて走行するようにしてい
た。
【0005】したがって、新たに管内走行ロボットを検
査のため管内に挿入する際には、管内走行ロボットが管
に入る高さになるまで駆動用車輪に接続されたばねを押
し縮めなければならず、垂直な管内でも管内走行ロボッ
トが落下せず上昇できるだけの摩擦力が得られるばねを
押し縮め、かつその状態を保って管内走行ロボットを管
内に挿入させることは相当の力と手間が必要であった。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、管内に車輪
を圧着させて走行する管内走行ロボットを容易に管内に
挿入できる管内走行ロボット用挿入治具を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、走行用の車輪を被検査管の内面に押し付け
て管内を走行する管内走行ロボットを、かかる管内に挿
入するために用いる挿入治具であって、前記車輪を自由
状態にした管内走行ロボットの幅より狭く、かつ車輪を
自由状態にした管内走行ロボットを容易に挿入可能な内
径を一方に備え、該一方の側に連続して内径が狭めら
れ、他方の側の端部の内径を前記管の内径にほぼ等しく
形成して管内走行ロボットの挿入治具を構成した。
【0008】又、前記他方の側の外径が前記管の内径以
下であり、管内に該他方の一端を挿入できるように管内
走行ロボットの挿入治具を構成した。
【0009】前記挿入治具の前記一方の側に中心線に沿
った方向で開閉自在の蓋を設け、開閉部から前記ロボッ
トを挿入治具内に配置できるように管内走行ロボットの
挿入治具を構成した。
【0010】
【作用】検査しようとする管の端部に挿入治具の他方の
側、すなわち内径の狭い側を当ててほぼ同軸に配置し、
一方の径の大きい側に管内走行ロボットを配置する。挿
入治具の大径の側の内径はロボットの車輪が自由状態よ
りわずか狭い径であるので、ロボットを容易に挿入で
き、しかも車輪は管の内壁にある程度の圧力で押し付け
られていることから自力で内部を走行できる。挿入治具
内にロボットを配置したなら車輪を駆動させて、ロボッ
トを挿入治具内で送出側、つまり他方の側に向けて走行
させる。すると、走行につれて内径が狭まるので車輪が
徐々に縮められ、挿入治具の他方の側の端部で、車輪の
間隔が管の内径と等しくなりそのまま検査しようとする
管内に進行していく。
【0011】したがって、ロボットを管内に自力で容易
に挿入させることができる。
【0012】又、挿入治具の他方の側を管の一端に挿入
すると、治具を容易に管に固定でき、挿入操作が容易に
なる。
【0013】開閉蓋からロボットを挿入治具内に入れら
れるので、挿入治具へのロボットの設置が容易になる。
【0014】
【実施例】本発明にかかる管内走行ロボット用の挿入治
具の一実施例について図を用いて説明する。
【0015】まず、挿入治具の説明に先立ち図1を用い
て管内走行ロボット31を説明する。
【0016】ロボット31は、三方に車輪35を有する
前方部32及び後方部34と、これら前方部32と後方
部34を屈曲自在に結合するチューブ33から構成され
ている。
【0017】前方部32は、前記車輪35と、前方に向
けた撮影用カメラ41と、カメラ41のレンズの周囲に
設置された発光ダイオードからなる照明用ライト42、
およびバッテリ43等を内部に搭載している。
【0018】図3に前方部32の内部構造を示す。車輪
35は、上方に1個下方に2個設置してあり、それぞれ
の車輪35には、駆動モータ11及び減速ギア12が設
けてある。更に下方の2つ車輪35は、それぞれステー
13の端部に取り付けてあり、ステー13の支点14を
中心に回動自在に支持されている。又、ステー13の中
間部分にはばね15が取り付けてあり、ばね15はこれ
ら車輪35の間隔を縮める方向、すなわち前方部32の
中心に向けてステー13を付勢している。更に、車輪3
5には、進行方向に対して直角な方向に回転するローラ
16が外周に複数設けられ、管50の屈曲部での走行に
際して横方向に回転するようになっている。
【0019】チューブ33は可撓性を備えたチューブで
あり、内部に前方部32と後方部34を接続する各種ケ
ーブル(図示せず)が通されている。
【0020】後方部34は、前方部32とほぼ同一の構
造であり、図1に示すように制御手段45、通信装置4
6、バッテリ等を内部に搭載し、後方にアンテナ40を
備えている。制御手段45は、各車輪35のモータ11
の駆動を制御したり、カメラ41やライト42の作動等
を制御する制御手段である。
【0021】通信装置46は、図4に示すように受信装
置47と送信装置48とを備え、受信装置47には、ア
ンテナ40と制御手段45が接続し、送信装置48に
は、アンテナ40とカメラ41が接続し、アンテナ40
で受信した指示を制御手段45に送りライト42やモー
タ11を作動させたり、またカメラ41が撮影した映像
を搬送波にのせてアンテナ40から送信させる。
【0022】一方、地上側に配置される検査装置60
は、図4に示すようにアンテナ20に接続された送信装
置64、69、及び受信装置66、68とを備え、コン
トローラ61が制御手段63を介して送信装置64に接
続し、受信装置66が映像処理装置65を介して受信画
像を映し出すモニタ62に接続している。更に、位置検
出手段67が受信装置68と送信装置69に接続し、位
置検出の電波を発するとともにその電波を受信して、ロ
ボット31の位置情報をモニタ62で表示するように構
成されている。
【0023】次に、挿入治具1について説明する。
【0024】挿入治具1は、図2に示すように円筒状
で、一方の側、つまり図の右側(挿入側Aとする)の内
径はロボット31の車輪35を自由状態から少し圧縮さ
せた幅に等しく、水平に配置された状態であれば車輪3
5は内部で滑ることがなく、内部をロボット31が走行
できる。又、上半部には開閉蓋2が、蝶番4により上方
に開くよう開閉自在に取り付けられており、更に、開閉
蓋2の開口部側には留め具5が取り付けられ、開閉蓋2
を閉めた状態で固定できる。
【0025】又、挿入治具1の他方側、すなわち図の左
方側(送出部Bとする)は、挿入側Aから緩やかに円錐
状に径が狭められており、送出部Bの端部は管50の内
径にほぼ等しい内径に形成してある。尚、挿入治具1の
断面形状は真円でなく、長円又は楕円であってもよい。
【0026】次に、挿入治具1の作用について説明す
る。
【0027】まず図1に示すように、検査しようとする
管50の端部に挿入治具1の送出側Bを密着させる。送
出側Bの外径を管50の内径より細く形成した場合に
は、管50内に先端を嵌め込む。挿入治具1を管50の
端部に密着させたら、挿入側Aの開閉蓋2を開き、内部
にロボット31を入れる。開閉蓋2を閉め、留め具5を
止めて固定するとロボット31は車輪35を少し縮めた
状態で挿入治具1の挿入側Aに収容される。
【0028】この状態でロボット31を駆動させると、
ロボット31は、挿入治具1内を前進し、送出側Bの円
錐部分で徐々に車輪35を本体側に引き込ませ、その端
部で車輪幅を管50の内径とほぼ等しくしてそのまま管
50内に侵入する。
【0029】したがって、管50内の検査のためにロボ
ット31を管50内に挿入させようとするときに、力を
加えて車輪35を圧縮させることなく容易にロボット3
1を、それ自身の走行手段をもって管50内に挿入でき
る。
【0030】そして、ガス管50の内部に挿入されたロ
ボット31は、車輪35をばね15のばね力によって管
50の内面に圧着し、図5に示すように地上のコントロ
ーラ61からの指示に従って管50内での検査を行な
う。すなわち、カメラ41が撮影した管50内の映像信
号は、送信装置48を通して送り出され、アンテナ20
に受信されて、受信装置66、映像処理手段65を介し
てモニタ62に映し出される。更に、位置検出手段67
によって管50内でのロボット31の位置が検出されて
モニタ62に映し出される。
【0031】このように、本発明の挿入治具1によれ
ば、治具の一方をロボット31を容易に配置できる径に
形成し、そしてこの箇所から挿入治具1の内径を徐々に
管の内径まで縮小させたので、ロボット31を自らの走
行手段によって走行させつつ車輪間隔を縮めさせ、車輪
間隔を管50の内径に等しくして自力で管50内に侵入
させることができ、従来手で行なっていた車輪間隔の縮
小の必要がなく、容易にロボット31を管50内に挿入
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明にかかる管内走行ロボットの挿入
治具によれば、以下に示すような効果を有する。 (1)一方の側の内径を、車輪を自由状態にしたロボッ
トを容易に挿入できる内径とし、他方の側の内径を管の
内径とほぼ等しくし、その間の内径を連続して形成した
ので、径の狭い管内にロボットを容易に、しかも自立で
走行させながら挿入させることができる。 (2)挿入治具のロボット送出側の外径を管の内径以下
とし、送出側の端部を管内に挿入できるようにしたの
で、管への挿入治具の取り付けを確実にでき、ロボット
の管への挿入を容易にできる。 (3)開閉蓋を設け、開閉蓋を開けてロボットを挿入治
具の一方の側に収容できるようにしたので、挿入治具に
ロボットを挿入する作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる挿入治具の一実施例を示す全体
断面図である。
【図2】本発明にかかる挿入治具の一実施例を示す斜視
図である。
【図3】本発明にかかるロボットの一部を示す断面図で
ある。
【図4】ロボットの通信装置を示すブロック図である。
【図5】ロボットの使用状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1 挿入治具 2 開閉蓋 4 蝶番 5 留め具 11 モータ 12 減速ギア 13 ステー 14 支点 15 ばね 16 ローラ 20、40 アンテナ 31 ロボット 32 前方部 33 チューブ 34 後方部 35 車輪 41 カメラ 42 ライト 43 バッテリ 45、63 制御手段 46 通信装置 47、66 受信装置 48、64、69 送信装置 50 管 61 コントローラ 62 モニター 65 映像処理手段 67 位置検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の車輪を被検査管の内面に押し付
    けて該管内を走行する管内走行ロボットを、前記管内に
    挿入させる挿入治具であって、前記車輪を自由状態にし
    た前記管内走行ロボットを容易に挿入可能で、かつ自由
    状態にした車輪間隔より狭い内径を一方に備え、該一方
    の側に連続して該内径が狭められ、他方の側の端部の内
    径が前記管の内径にほぼ等しく形成されていることを特
    徴とする管内走行ロボットの挿入治具。
  2. 【請求項2】 前記他方の側の外径が前記管の内径以下
    であり、該管内に該他方の一端が挿入可能な請求項1に
    記載の管内走行ロボットの挿入治具。
  3. 【請求項3】 前記挿入治具の前記一方の側に中心線に
    沿った方向で開閉自在の蓋を設け、該開閉部から前記ロ
    ボットを該挿入治具内に配置可能に構成した請求項1又
    は2に記載の管内走行ロボットの挿入治具。
JP7003998A 1995-01-13 1995-01-13 管内走行ロボットの挿入治具 Withdrawn JPH08188149A (ja)

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JP7003998A JPH08188149A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 管内走行ロボットの挿入治具

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JPH08188149A true JPH08188149A (ja) 1996-07-23

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JP7003998A Withdrawn JPH08188149A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 管内走行ロボットの挿入治具

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JP (1) JPH08188149A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101837789A (zh) * 2010-05-18 2010-09-22 张耀平 真空管道交通可开启式管道结构与工艺
CN106703783A (zh) * 2016-12-30 2017-05-24 中国矿业大学 一种可穿过瓦斯抽采钻井套管错断变形区域的视频探测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
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Effective date: 20020402