JPH08244189A - 積層ラップフィルム - Google Patents

積層ラップフィルム

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JPH08244189A
JPH08244189A JP5558095A JP5558095A JPH08244189A JP H08244189 A JPH08244189 A JP H08244189A JP 5558095 A JP5558095 A JP 5558095A JP 5558095 A JP5558095 A JP 5558095A JP H08244189 A JPH08244189 A JP H08244189A
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JP
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film
layer
polyester
laminated
thickness
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JP5558095A
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Masashi Tate
雅司 竪
Kenji Yoshihara
賢司 吉原
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性・香気成分バリア性に優れると同時に
酸素ガスバリア性・水蒸気バリア性・強度・引裂性に優
れ、食品の簡易包装用のラップフィルムとして好適なポ
リエステルフィルムを提供する。 【構成】 ガラス転移点が30℃以上の実質的に無定形
のポリエステル層が少なくとも一層以上存在し、当該ポ
リエステル層厚みの総和がフィルム全厚みの1/2以上
であり、下記式(1)および(2)を同時に満足するこ
とを特徴とする積層ラップフィルム。 【数1】0.10≦R≦0.50 ………(1) 20≦V≦80 ………(2) [上記式中、Rはフィルムの引裂抵抗(kg重/μ
m)、Vはフィルムの引裂伝播速度(mm/秒)を表
す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品包装用として用い
られ、耐熱性・香気成分バリア性に優れたラップフィル
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、家庭内で食品の簡易包装材として、塩化ビニリデン
系のポリマーからなるラップフィルムが広く用いられて
きた。塩化ビニリデン系フィルムは、ガスバリア性、耐
油性、柔軟性、引張強度の高さ、易引裂性などの優れた
特性から、食品の簡易包装用途に好適であるが、香気成
分のバリア性が必ずしも十分ではなく、被包装物から香
りが逃げたり、他のものの臭いが被包装物に付くなどの
問題があった。また使用温度域も−50〜100℃程度
であり、電子レンジで使用する場合、著しく誘導加熱さ
れる素材をラップする際に、軟化し穴が開いてしまう可
能性があるなどの問題点があった。
【0003】香気成分のバリア性の高い素材として、ポ
リカーボネート、ポリエステル、防湿セロハン等が挙げ
られる。ところが適度な引張強さ、水蒸気バリア性、酸
素バリア性、耐薬品性など、食品包装材として要求させ
る特性をいずれも満足させられる素材はポリエステルの
みである。ポリエステルは使用温度域の点でも−60〜
150℃の範囲で用いることができ、100℃以上の水
蒸気に曝露されても十分耐えうるものであり、食品の簡
易包装素材として好適である。ところがポリエステル
は、通常これら特性を最大限に生かすため、逐次二軸延
伸法などによって配向処理が施されて製造されるが、配
向処理のため引張強さが一段と高まるものの、それと同
時に引裂難くなってしまい、従来の塩化ビニリデン系ラ
ップフィルムに比べて、切り取りのための金属刃等をよ
り鋭利なものとしなければならず、一般家庭内で用いら
れるものとしては安全上好ましくない。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明者らは、上記課題に鑑
み、各種構成のポリエステルフィルムを検討した結果、
食品包装材としての特性を保ちつつ、引裂性に優れ鋭利
な引裂治具を必要としない食品包装用フィルムを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、ガラス転移点
が30℃以上の実質的に無定形のポリエステル層が少な
くとも一層以上存在し、当該ポリエステル層厚みの総和
がフィルム全厚みの1/2以上であり、下記式(1)お
よび(2)を同時に満足することを特徴とする積層ラッ
プフィルムに存する。
【0006】
【数2】0.10≦R≦0.50 ………(1) 20≦V≦80 ………(2) [上記式中、Rはフィルムの引裂抵抗(kg重/μ
m)、Vはフィルムの引裂伝播速度(mm/秒)を表
す]
【0007】以下、発明を詳細に説明する。本発明にい
うポリエステルとは、テレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、シュウ酸、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸等のジカルボン酸と、エチ
レングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール等のジオール、あるいはp−ヒドロ
キシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸等のヒ
ドロキシカルボン酸を重縮合して得られるポリマーをい
う。
【0008】本発明にいう積層フィルムとは、厚み方向
に複数の層状構造物が重ねられている複合体をいうが、
層状構造物の全面ではなく一部分にのみ積層構造が見ら
れるものであってもよい。本発明においては複数存在す
る層のなかで後述する種々の特性を有するポリエステル
からなる層の厚みの総和がフィルム全厚みの2分の1以
上である。
【0009】ポリエステル層以外の層は、必要特性に応
じてポリオレフィン、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂で
あったり、ウレタン、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で
あってもよく、またポリマーに限らずアルミ箔等の金属
箔や、金蒸着などの金属蒸着層や、シリカ蒸着層等の無
機物蒸着層であってもよい。食品包装用途としては、ポ
リエステルでは不足しがちなガスバリア性を補うために
アルミ蒸着層やシリカ蒸着層あるいは耐熱性・ガスバリ
ア性に優れるポリアミド層を有している積層ラップフィ
ルムとすることなども推奨される。
【0010】本発明の積層ラップフィルムを得る方法と
してはポリエステル層をTダイ押出法などの常法により
製膜したものに、ポリマーであればポリエステル層上に
溶融固化、あるいいは架橋などの処理により新たな層を
形成してもよいし、ポリエステル層上に既にシート状に
成形したポリマーシートや金属箔をラミネートしてもよ
いし、ポリエステル層上に金、白金、アルミニウム等の
各種金属蒸着を施してもよい。また熱可塑性樹脂であれ
ばポリエステルをシート状に押し出す際に同時に押し出
し積層するいわゆる共押出法を用いてもよい。必要に応
じて逐次二軸延伸などの配向化処理を施してもよい。
【0011】本発明の積層フィルムは引き裂きやすいこ
とが大きな特徴であり、そのため積層体の主要構成層が
引裂性に優れたポリエステル層であることが必要であ
る。具体的には、まず、ポリエステルからなる層は実質
的に無定形でなければならない。ここでいう無定形と
は、結晶領域が存在せず、かつ分子配向が見られない状
態を指す。結晶が存在している場合は、結晶内分子軸と
引裂方向が合致しない場合、結晶は引裂阻害要素として
機能するので一般に結晶化は好ましくない。また非晶で
あっても配向している場合は、配向軸方向と引裂方向が
合致しない場合、引裂阻害要素となるので一般に配向化
は好ましくない。
【0012】さらに、本発明のフィルムの引裂抵抗
(R)は、0.10〜0.50kg重/μm、好ましく
は0.15〜0.40kg重/μm、さらに好ましくは
0.20〜0.35kg重/μmである。引裂抵抗が
0.50kg重/μmを超えると引裂性が十分ではなく
なるため好ましくない。引裂抵抗が0.10kg重/μ
mに達しない場合、些少なずり剪断や衝撃が加わると破
断してしまうため実用に耐え得ず好ましくない。
【0013】また、本発明のフィルムの引裂伝播速度
は、20〜80mm/秒、好ましくは30〜60mm/
秒、さらに好ましくは35〜50mm/秒である。引裂
伝播速度が20mm/秒未満であると、引裂時にきれい
に直線的に裂けず、また引裂端面でポリエステルのフィ
ブリルが形成されることがあり、実用上問題となるため
好ましくない。引裂伝播速度が80mm/秒を超える
と、ラップフィルムを裁断するに際して裂けが蛇行し制
御できなくなるので好ましくない。かかるポリエステル
層を構成するポリエステルは通常の商品流通経路で曝露
される可能性のある温度域で容易に大きく変形しないこ
とが求められるため、ガラス転移点が30℃以上、好ま
しくは50℃以上、さらに好ましくは60℃以上であ
る。
【0014】かかる層を構成するポリエステルとして
は、ガラス転移点が60℃以上であり、また比較的廉価
な原材料であるテレフタル酸、イソフタル酸、エチレン
グリコールを重縮合して得られる共重合ポリエステルか
ら構成されるのが好適である。この共重合ポリエステル
はエチレンテレフタレートユニット、エチレンイソフタ
レートユニットから構成されているが、エチレンイソフ
タレートユニット数が全エステルユニットの通常15〜
35%、好ましくは18〜30%、さらに好ましくは1
9〜25%である。脆さ特性を有するのは、特にエチレ
ンイソフタレートであって、かかるユニット数が15%
未満では、十分な引裂性が得られなくなる恐れがある。
またかかるユニット数が35%を超えると、比較的靱性
の高いエチレンテレフタレートと共重合されていても脆
弱になる傾向があり、僅かなずり剪断や衝撃が加わった
だけで引き裂けてしまうことがある。
【0015】本発明の積層ラップフィルムは、主として
前述のポリエステル層から構成されるものであるが、そ
れぞれの製造工程、使用分野によって一つのまとまった
層となっていてもよいし、いくつかの層に分かれていて
もよい。しかし、本発明の効果は、当該ポリエステル層
厚みの総和が積層ラップフィルム全厚みの1/2以上、
好ましくは2/3以上、さらに好ましくは3/4以上の
ときに発揮される。当該ポリエステル層の厚みが全厚み
の1/2未満では、十分な引裂易さが得られず好ましく
ない。
【0016】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明は、本発明の要旨を越えな
い限り、以下の例に限定されるものではない。なお、本
発明で採用した測定および評価方法は以下のとおりであ
る。 (1)層厚み 試料フィルムをエポキシ樹脂で包埋し、超ミクロトーム
にて厚み150nmの切片を作製し、これを透過型電子
顕微鏡にて観察する。要すれば染色処理を施し積層され
ている各層の厚みを測定する。
【0017】(2)エステルユニット 試料フィルム両面をそれぞれプラズマエッチング処理を
施し灰化させ、目的の層のみを得る。ただし金属層があ
る場合は、プラズマエッチングではなく、強酸、酸化剤
などを用いて金属層を溶解させる。また、シリカ蒸着な
どの無機物層はヤスリによって切削する。得られたポリ
エステルフィルムを溶解可能な重水素溶媒、例えばトリ
フルオロ酢酸の重水素溶媒に溶解させ、 1H−NMR、
13C−NMRスペクトルを得る。積分曲線より該当する
ジカルボン酸、ジオール、ヒドロキシカルボン酸のモル
比を求める(それぞれc,o,hとする)。またテレフ
タル酸、エチレングリコールのモル比をt,eとする。
エチレンテレフタレートのエステルユニット率を下式の
ように定義する。
【0018】
【数3】 (ただし、min(x,y)はxとyのうちの小さい方
の値を表す)
【0019】(3)結晶の有無確認 積層フィルムから目的とする層のみを前述の方法で単離
し、2θ/θスキャンの広角X線回折測定を行い、フィ
ルム平面に平行な成分の反射を測定する。検出されるピ
ークがブロードな非晶ハローのみであるものを実質的に
結晶化していないとする。
【0020】(4)配向評価 積層フィルムから目的とする層のみを前述の方法で単離
し、アッベ屈折計にて3つの光学軸方向の屈折率を測定
する。ナトリウムD線を光源として測定した3つの屈折
率をそれぞれα、β、γとし、平均値をvとする。下式
で表される標準偏差sが0.005以下であるものを実
質的に無配向とする。
【0021】
【数4】 s=√[{(α−v)2+(β−v)2+(γ−v)2}/3]
【0022】(5)引裂抵抗(R) 幅30mmの試料片を切り出し、チャック間50mmと
なるように引張試験機にセットする。両チャックから等
距離、すなわち25mmの部分に長さ方向に直交する方
向に5mmの切り込みを入れる。該試料を引張速度20
0mm/分で引張試験した際に検出される最大荷重をF
(kg重)とし、試料厚みd(μm)で除した最大応力
F/d(kg重/μm)を被引裂抵抗(R)とする。な
お測定はフィルム面内のすべての方向で測定し、最大値
をRmax 、最小値をRmin とした。
【0023】(6)引裂伝播速度V 幅30mmの試料片を切り出し、チャック間50mmと
なるように引張試験機にセットする。両チャックから等
距離、すなわち25mmの部分に長さ方向に直交する方
向に端部から5mmの切り込みを入れる。試料を引張速
度200mm/分で引張試験した際に試料が破断するの
に要する時間t(秒)から引裂伝播速度V(mm/秒)
=25/tを求める。なお測定はフィルム面内のすべて
の方向で測定し、最大値をVmax 、最小値をVmin とし
た。
【0024】(7)ガラス転移点Tg ポリマー10mgをパーキンエルマー社製DSC−7型
示差走査熱量計にセットし、窒素気流下で4℃/分の
昇温速度で加熱し測定を行う。チャートよりガラス状態
からゴム状態へ相転移する温度を読み取るが、階段状変
化の低温側(ガラス状態)の熱量と高温側(ゴム状態)
の熱量のちょうど中間に相当する熱量となる温度をガラ
ス転移点Tgとする。
【0025】実施例1 エチレンイソフタレートとエチレンテレフタレートから
なりエチレンイソフタレートの比率が19%である共重
合ポリエステル(以後共重合ポリエステルA)と非晶質
二酸化珪素からなる一次粒径0.1μmの粒子を100
0ppm含有したポリエチレンテレフタレートを共押出
法により溶融押し出しした後急冷し、ポリエチレンテレ
フタレートからなる厚み12μmの層が両表面を構成
し、中間層が共重合ポリエステルAからなる厚み120
μmの層である三層構造の非晶質ポリエステルシートを
得た。得られたシートをロール延伸機で一方向に80℃
で3倍延伸し、さらにテンター延伸機で当該方向と直交
する方向に90℃で4倍延伸し、引き続きテンター内で
220℃で熱固定を行った。得られた積層ラップフィル
ムの厚みは12μmであった。
【0026】実施例2 実施例1の共重合ポリエステルAとポリエチレンテレフ
タレートを共押出法で共重合ポリエステルA層が96μ
m、ポリエチレンテレフタレート層が48μmであるよ
うな二層構造の非晶質ポリエステルシートを得た。得ら
れたシートを実施例1の延伸法で延伸し、厚み12μm
の積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの共重合
ポリエステルAからなる側にアルミ蒸着を行い、500
Åの蒸着層を設けた。さらにアルミ蒸着層上に押し出し
ラミネーション法で厚み1μmのポリエチレン層を設
け、積層ラップフィルムを得た。
【0027】実施例3 エチレンイソフタレートとエチレンテレフタレートから
なりエチレンイソフタレートの比率が22%である共重
合ポリエステル(以後、共重合ポリエステルB)を共押
出・急冷し、ポリエチレンテレフタレートからなる層が
厚み30μm、共重合ポリエステルBからなる層が厚み
114μmである二層構造の非晶質シートを得た。実施
例1の延伸法で、厚み12μmのフィルムとしたもの
に、無水マレイン酸残基を共重合したポリオレフィン系
接着剤でエチレンテレフタレート層と同一の無機粒子を
同一量含有した厚み1μmの6−ナイロンフィルムを貼
り合わせ、積層ラップフィルムを得た。
【0028】実施例4 共重合ポリエステルAをイーストマンコダック社製共重
合ポリエステルPETG−6763(以後、共重合ポリ
エステルC)と変えたほかは実施例1と同様にして、厚
み12μmの積層ラップフィルムを得た。
【0029】比較例1 ポリエチレンテレフタレートからなる表面層がそれぞれ
厚み4μm、共重合ポリエステルAからなる層が厚み4
μmであるほかは実施例1と同一の厚み12μmの積層
ラップフィルムを得た。
【0030】比較例2 熱固定温度を180℃とした以外は実施例1と同様にし
て、厚み12μmの積層ラップフィルムを得た。 比較例3 共重合ポリエステルAの代わりにエチレンイソフタレー
トとエチレンテレフタレートとからなるポリエステルで
エチレンイソフタレートの比率が5%である共重合ポリ
エステルDを用いたはかは実施例1と同様にして、厚み
12μmの積層ラップフィルムを得た。
【0031】比較例4 共重合ポリエステルAの代わりにエチレンイソフタレー
トとエチレンテレフタレートとからなるポリエステルで
エチレンイソフタレートの比率が40%である共重合ポ
リエステルEを用いたほかは実施例1と同様にして、厚
み12μの積層ラップフィルムを得た。
【0032】比較例5 共重合ポリエステルAの代わりに日本合成化学社製SP
−154(以後、共重合ポリエステルF)を用いたはか
は実施例1と同様にして、厚み12μmの積層ラップフ
ィルムを得た。得られた積層ラップフィルムは100℃
水蒸気曝露下で横ずりのためポリエチレンテレフタレー
ト層と共重合F層とが層間剥離を起こした。以上、得ら
れた結果をまとめて下記表1に示す。
【0033】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── 層比率 結晶・配向 Tg Rmax Rmin Vmax Vmin ──────────────────────────────────── 実施例1 83% 無定形 66 0.24 0.27 43 46 実施例2 80% 無定形 66 0.25 0.37 38 40 実施例3 80% 無定形 65 0.17 0.24 32 38 実施例4 83% 無定形 77 0.11 0.15 56 69 比較例1 33% 無定形 66 0.52 0.59 13 15 比較例2 83% 結晶・配向 66 0.58 0.62 14 19 比較例3 83% 結晶・配向 68 0.60 0.69 15 19 比較例4 83% 無定形 64 0.04 0.07 78 91 ────────────────────────────────────
【0034】
【発明の効果】本発明の積層ラップフィルムは耐熱性・
香気成分バリア性に優れると同時に酸素ガスバリア性・
水蒸気バリア性・強度・引裂性に優れ、食品の簡易包装
用のラップフィルムとして好適であり、その工業的価値
は非常に大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移点が30℃以上の実質的に無
    定形のポリエステル層が少なくとも一層以上存在し、当
    該ポリエステル層厚みの総和がフィルム全厚みの1/2
    以上であり、下記式(1)および(2)を同時に満足す
    ることを特徴とする積層ラップフィルム。 【数1】0.10≦R≦0.50 ………(1) 20≦V≦80 ………(2) [上記式中、Rはフィルムの引裂抵抗(kg重/μ
    m)、Vはフィルムの引裂伝播速度(mm/秒)を表
    す]
  2. 【請求項2】 ポリエステル層が、全エステルユニット
    中エチレンイソフタレートの比率が15〜35%である
    ポリエステルからなることを特徴とする請求項1に記載
    の積層ラップフィルム。
JP5558095A 1995-03-15 1995-03-15 積層ラップフィルム Pending JPH08244189A (ja)

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