JPH08243967A - 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部 - Google Patents

工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部

Info

Publication number
JPH08243967A
JPH08243967A JP8085495A JP8085495A JPH08243967A JP H08243967 A JPH08243967 A JP H08243967A JP 8085495 A JP8085495 A JP 8085495A JP 8085495 A JP8085495 A JP 8085495A JP H08243967 A JPH08243967 A JP H08243967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
fluid pressure
cylinder
holding cylinder
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8085495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinaga Maruyama
佳長 丸山
Yoji Kaminaga
洋司 神永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Kyushu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Kyushu Electric Power Co Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP8085495A priority Critical patent/JPH08243967A/ja
Publication of JPH08243967A publication Critical patent/JPH08243967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電工事、配線工事等の工事用マニュプレー
タのスレーブ軸の先端に取付けられる工具を遠隔操作で
自動的に着脱することができ、また遠隔操作の誤りがあ
っても工具がスレーブ軸から脱落する虞がないようにす
る。 【構成】 後部流体圧室52’に後部流体吸排口54’
から油圧を供給し、可動筒42を前進し、コイルスプリ
ング62Aの作用も手伝って摺動筒24が前進するの
で、抜け止め具34は摺動筒24の押込み面36によっ
て径方向の内向きに押込まれ、工具12の係入溝14a
に係入する。従って、工具12は抜け止め具34によっ
て抜け止めされ、工具12はスレーブ軸18に装着され
る。工具12の歯16aが工具保持筒22の噛み合い歯
30aに噛み合っているので、スレーブ軸18が回転す
ると、工具12も回転し、所定の作業を行なうことがで
きる。コイルスプリング62Aは、後部流体圧室52’
から誤って流体が排出されても、工具12を工具保持筒
22に確実に保持する作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、配電線の分岐
工事等の各種配電工事、電気通信線又は光通信線等の配
線工事等に用いられるマニュプレータのスレーブ軸に工
具を着脱するスレーブ用工具着脱部の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】マニュプレータを用いて行なわれる配電
工事、配線工事等は、マニュプレータのスレーブ軸に取
付けられる種々の工具を交換しながら、一連の作業を順
次行なって完了する。このため、スレーブ軸には工具を
素早く交換することができる工具着脱部が要求される。
【0003】従来技術の工具着脱部は、例えば、特開平
4−35886号公報に開示されているように、工具把
持部側と工具側とにそれぞれ設けられ相互に噛み合って
抜け止めされるべき第1と第2の渡りジョイントから成
り、第1の渡りジョイントは、工具を装着するために抜
け止め解放位置と、工具側の第2の渡りジョイントを嵌
合した後抜け止めする抜け止め位置との間を回転するよ
うに操作する渡り固定リングを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の工具着脱部は、第1と第2の渡りジョイントを相互に
噛み合わせて抜け止めするために、作業者の手作業を必
要とするので、特に高架で行なわれる配電工事、配線工
事等に必要な工具の着脱作業は、作業者が高所作業車に
搭乗して行なう必要があり、作業に危険性がある上に工
具の交換が面倒であった。
【0005】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、工
具の着脱を遠隔操作で自動的に行なうことができ、また
遠隔操作の誤りがあっても工具がスレーブ軸から脱落す
る虞がない工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱
部を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、工事用マニュプレータのスレーブ軸に連
結され噛合い歯を内面に有し工具の歯がこの噛合い歯に
噛み合うように工具が挿入されるべき工具保持筒と、こ
の工具保持筒の外側に軸線方向に摺動自在に設けられた
摺動筒と、この摺動筒をその軸線方向に駆動する流体圧
駆動手段とを備え、工具保持筒は、径方向に貫通する保
持孔に径方向に進退自在に配置された少なくとも1つの
抜け止め具を含み、摺動筒は、軸線方向にずらせて設け
られ工具保持筒の貫通孔内の抜け止め具を径方向の内向
きに押して工具の係入溝内に押込む押込み面と抜け止め
具を工具の係入溝から抜けるように径方向の外向きに逃
がす逃げ溝とを有し、流体圧駆動手段は、摺動筒をその
押込み面が抜け止め具を押込む押込み位置とその逃げ溝
が抜け止め具を逃がす逃げ位置との間を駆動する流体圧
駆動部と、摺動筒を常に押込み位置に付勢する付勢部材
とを含んでいることを特徴とする工事用マニュプレータ
のスレーブ用工具着脱部を提供することにある。
【0007】
【作用】このように、工具を工具保持筒に解放自在に保
持する抜け止め具を押込み位置と逃げ位置との間を駆動
するために流体圧駆動手段が用いられているので、この
流体圧駆動手段に流体圧を吸排するだけで工具を着脱す
ることができ、このため工具着脱部を遠隔操作すること
ができる。
【0008】従って、工具を工具着脱部の工具保持筒に
挿入するロボットアーム等と併用することによって、工
具の着脱操作は、その後流体圧駆動手段によって自動的
に行なうことができる。
【0009】また、流体圧駆動手段に流体圧がなくて
も、摺動筒は付勢部材によって常に押込み位置に付勢さ
れるので、遠隔操作の誤り等によって流体圧駆動手段に
流体圧がなくなることがあっても、工具がスレーブ軸か
ら脱落する虞がなく、配電工事、配線工事等を安全に行
なうことができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明に係る工事用マニュプレー
タのスレーブ用工具着脱部10の工具装着前の状態と工
具装着状態とをそれぞれ示し、この工具着脱部10に着
脱されるべき工具12は、配電工事、 配線工事等の種
々の作業に用いられる複数の工具を含むが、いずれの工
具も、図1及び図2に示すように、工具着脱部10に保
持される基部には、工具本体12Aに連続して設けられ
たテーパ外周部14と、このテーパ外周部14の後端に
連続して設けられ後にのべる工具保持筒の噛み合い歯に
噛み合う1つの歯16aを有する円形外周部16とを有
する。この工具12は、図示しないロボットアームによ
って保持されて工具着脱部10の正面に整列されこの工
具保持筒に挿入される。
【0011】本発明の配電工事用マニュプレータのスレ
ーブ用工具着脱部10は、図1及び図2に示すように、
工事用マニュプレータのスレーブ軸18の内鍔18aに
止めボルト20によって固定してスレーブ軸18に連結
された工具保持筒22と、この工具保持筒22の外側に
軸線方向に摺動自在に設けられた摺動筒24と、この摺
動筒24をその軸線方向に駆動する流体圧駆動手段26
とを備えている。従って、工具保持筒22は、スレーブ
軸18と共に回転することができる。
【0012】工具保持筒22は、図1乃至図3に示すよ
うに、正面側(前方側)に設けられ工具12のテーパ外
周部14に相応するテーパ内周部28と工具12の円形
外周部16に相応しその歯16aが噛み合う複数の噛み
合い歯30aを有する円形内周部30とを有する。円形
内周部30は、複数の噛み合い歯30aを有するので、
スレーブ軸18がどの角度位置にあってもいずれかの噛
み合い歯30aに工具12の歯16aを噛み合わせるこ
とができる。従って、スレーブ軸18が回転すると、噛
み合い歯30aと歯16aとの噛み合いによって工具1
2も回転して所定の作業を行なうことができる。
【0013】このように、工具12がテーパ外周部14
を有し、また工具保持筒22が正面側にテーパ内周部2
8を有すると、工具12を工具保持筒22に挿入し易く
なり、更に、工具12が工具保持筒22の複数の噛み合
い歯30aに噛み合う歯16aが1つであると、工具1
2が工具保持筒22に噛み合い易くなり、工具の着脱作
業を自動化するのに有利であって好ましい。
【0014】また、工具保持筒22は、径方向に貫通す
る複数の保持孔32(図4参照)に工具保持筒22の径
方向に進退自在に配置されたボールから成る複数の抜け
止め具34を含んでいる。工具12は、その挿入状態で
工具保持筒22の抜け止め具34に対応する環状の係入
溝14aをテーパ外周部14に有し、工具保持筒22の
抜け止め具34は、流体圧駆動手段26によって摺動筒
24が後にのべる押込み位置にあるときに、摺動筒24
によって工具12の係入溝14aに係入されて工具12
を工具保持筒22に抜け止め状態で保持し工具12を装
着する。
【0015】図4に詳細に示すように、保持孔32は、
その少なくとも一部に、抜け止め具34が保持孔32か
ら脱落することがないように保持する縮径部32aを保
持孔32の内側部分に有する。図示の実施例では、この
縮径部32aは、テーパ内周部28の肉厚の大きい部分
側の孔内周面を肉厚の小さい部分に向けて傾斜して形成
されている。
【0016】摺動筒24は、図4に拡大して示すよう
に、軸線方向にずらせて設けられ工具保持筒22の保持
孔32内の抜け止め具34を工具保持筒22の径方向の
内側に押して工具12の係入溝14a内に押込む押込み
面36と、抜け止め具34を工具12の係入溝14aか
ら抜けるように径方向の外向きに逃がす逃げ溝38とを
有する。
【0017】図1及び図2から解るように、摺動筒24
の押込み面36は、工具保持筒22の保持孔32を有す
る部分の外周面に摺動自在に係合する内周面から成り、
抜け止め具34は、この内周面によって工具保持筒22
のテーパ内周部28よりも内側に突出するように押され
る。また、摺動筒24の逃げ溝38は、押込み面36の
前方に連続して押込み面36に対して外方にへこんだ凹
部から成り、この凹部は、保持孔32に整列した状態で
抜け止め具34が工具保持筒22のテーパ内周部28か
ら突出することがないように逃げることができる大きさ
に設定されている。
【0018】図1では工具12を工具保持筒22に装着
する直前であって未だ工具12が工具保持筒22内に挿
入されていない状態でありながら、上方又は上方に近い
位置にある抜け止め具34が工具保持筒22のテーパ内
周部28よりも引っ込んでいるのが示されているが、実
際には、これらの抜け止め具34は、その自重でテーパ
内周部28よりも突出し、工具12が挿入されると、そ
のテーパ外周部14に押されて摺動筒24の逃げ溝38
に引っ込むことができる状態となる。それ以外の下方の
抜け止め具34は、図示のように、その自重で摺動筒2
4の逃げ溝38に引っ込んだ状態にある。
【0019】図4に拡大して示すように、摺動筒24
は、工具保持筒22の保持孔32を有する部分の外周
(大径部分)22aの直径よりも小さい直径を有する部
分(小径部分)22bに係合する抜け止め部24aを有
し、この抜け止め部24aは、後にのべる摺動筒24の
押込み位置で工具保持筒22の肩部(大径部分22aと
小径部分22bとの間の部分)22cに衝合して摺動筒
24を抜け止めしている(図4参照)。
【0020】流体圧駆動手段26は、摺動筒24をその
押込み面36が抜け止め具34を押込む押込み位置(図
2の位置)とその逃げ溝38が抜け止め具34を逃がす
逃げ位置(解放位置)(図1の位置)との間を駆動する
流体圧駆動部40から成っている。図示の実施例では、
流体圧駆動部40は、油圧駆動部の形態であるが、これ
は空気圧駆動部であってもよい。
【0021】この流体圧駆動部40は、図1及び図2に
示すように、摺動筒24の外面に摺動自在で回転自在に
設けられた可動筒42と、この可動筒42の外側に設け
られ図示しないマニュプレータのフレームに固定された
固定筒44とを含み、スレーブ軸18は、この固定筒4
4にベアリング46によって回転自在に支持されてい
る。可動筒42は、その前端に摺動筒24の前端面に係
合する係合部42aを有し、従って可動筒42が後方に
移動すると、摺動筒24は、係合部42aを介して同方
向に移動する。固定筒44は、止めボルト48、48’
によってその前後端面に取付けられた前後の内鍔50、
50’を有し、前部内鍔50は、可動筒42の抜け止め
作用を有し、また後部内鍔50’は、ベアリング46を
保持している。
【0022】流体圧駆動部40は、図1及び図2に示す
ように、可動筒42と固定筒44との間に形成された前
後の流体圧室52、52’から成っている。前部流体圧
室52は、可動筒42の前方段部42bと固定筒44の
前部内鍔50との間に形成され、この前部流体圧室52
は、固定筒44に形成された前部流体吸排口54に連結
されている。また、後部流体圧室52’は、可動筒42
の後方段部42cと固定筒44の中間内鍔44aとの間
に形成され、この後部流体圧室52’は、固定筒44に
形成された後部流体吸排口54’に連結されている。
【0023】図1及び図2に示すように、Oリング状の
シール56、56’は、固定筒44の前部内鍔50の環
状くぼみに配置されてこの前部内鍔50と固定筒44及
び可動筒42との間の流体密をそれぞれ維持している。
Oリング状のシール58は、固定筒44の中間内鍔44
aの環状くぼみ内に配置されてこの中間内鍔44aと可
動筒42との間の流体密を維持している。また、Oリン
グとガスケットとの組合わせであるシール60は、前後
の流体圧室52、52’の間で可動筒42の環状くぼみ
内に配置されて可動筒42と固定筒44との間の流体密
を維持している。従って、前部流体圧室52は、シール
56、56’とシール60とによって流体密が保たれ、
後部流体圧室52’は、シール58とシール60とによ
って流体密が保たれている。
【0024】流体圧駆動手段26は、摺動筒24を常に
押込み位置に付勢する付勢部材62を含んでいる。この
付勢部材62は、摺動筒24の後端面とスレーブ軸18
の前端面との間に配置されたコイルスプリング62Aか
ら成っている。従って、摺動筒24は、前部流体圧室5
2に流体圧がない場合には、コイルスプリング62Aに
よって図1の押込み位置に押される。後部流体圧室5
2’は、その内部に流体圧が吸入されてコイルスプリン
グ62Aと共に摺動筒24を前方へ移動する機能を有す
る。
【0025】流体圧駆動手段26の前後の流体圧室5
2、52’に流体を吸排する流体圧系統は、図5に示す
ように、例えば、油タンク64と油圧ポンプ66とを含
む油圧供給源68と、前後の流体吸排口54、54’の
流体の吸排を切替える切替えバルブ70とから成ってい
る。切替えバルブ70の流体供給側は、吸排配管72を
経て前部流体吸排口54に接続され、吸排配管72’を
経て後部流体吸排口54’に接続され、また切替えバル
ブ70の流体排出側は、排出配管74を経て油タンク6
4に接続されている。
【0026】切替えバルブ70の流体供給側を吸排配管
72に切替えると、吸排配管72’は切替えバルブ70
の流体排出側に接続され、従って前部流体圧室52に油
圧が供給されると共に後部流体圧室52’内の油は吸排
配管72’と切替えバルブ70の流体排出側及び排出配
管74を経て油タンク64に戻る。
【0027】次に、本発明の工具着脱部10の動作を以
下にのべる。図1に示すように、工具12をスレーブ軸
18に装着するために、流体圧系統の切替えバルブ70
の流体供給側を吸排配管72に切替え、工具着脱部10
の流体圧駆動手段26の前部流体圧室52に流体吸排口
54を経て流体圧系統から流体圧(油圧)を供給し、後
部流体圧室52’内の流体を流体吸排口54’、流体圧
系統の吸排配管72’切替えバルブ70の流体排出側及
び排出配管74を経て油タンク64に排出すると、可動
筒42はコイルスプリング62Aに抗して後方に移動し
て工具保持筒22の抜け止め具34に摺動筒24の逃げ
溝38が対応し、抜け止め具34を工具保持筒22のテ
ーパ内周部28から引っ込ませることができる状態とな
る。
【0028】この状態で、工具12を工具保持筒22内
に挿入すると、工具12の歯16aが工具保持筒22の
噛み合い歯30aに噛み合い、また工具12の係入溝1
4aが抜け止め具34に対応する。
【0029】その後、流体圧系統の切替えバルブ70の
流体供給側を吸排配管72’側に切替え、流体圧駆動手
段26の後部流体圧室52’に流体吸排口54’を経て
流体圧系統から流体圧(油圧)を供給すると同時に前部
流体圧室52内の油を流体吸排口54を経て流体圧系統
に排出すると、図2に示すように、可動筒42が前方に
移動し、コイルスプリング62Aも手伝って摺動筒24
が押込み位置に前進する。このため、摺動筒24の押込
み面36が抜け止め具34に対応するので、抜け止め具
34は、摺動筒24の押込み面36によって径方向の内
向きに押込まれ、工具12の係入溝14aに係入する。
従って、工具12は、抜け止め具34によって抜け止め
され、工具12は、スレーブ軸18に装着される。工具
12の歯16aが工具保持筒22の噛み合い歯30aに
噛み合っているので、マニュプレータを操作してスレー
ブ軸18の先端の工具12を所定の作業位置にもたらし
た後、スレーブ軸18が回転すると、工具12も回転
し、配電工事、配線工事等の所定の作業を行なうことが
できる。
【0030】既にのべたように、流体圧駆動手段26
は、付勢部材62としてコイルスプリング62Aを有す
るので、工具12が工具保持筒22に保持された状態
で、若し誤って後部流体圧室52’から流体圧が排出さ
れたとしても、摺動筒24は、このコイルスプリング6
2Aによって抜け止め具34の抜け止め位置である前進
位置に安全に保持され、従って工具12が工具着脱部1
0から誤って脱落することがない。
【0031】スレーブ軸18に装着されている工具12
を他の工具と交換するときには、流体圧系統の切替えバ
ルブ70の流体供給側を吸排配管72に切替え、工具着
脱部10の流体圧駆動手段26の前部流体圧室52に流
体吸排口54を経て流体圧系統から流体圧(油圧)を供
給し、後部流体圧室52’内の流体(油)を流体吸排口
54’を経て流体圧系統に排出する。このようにする
と、図1に示すように、可動筒42は、コイルスプリン
グ62Aに抗して後方に移動して工具保持筒22の抜け
止め具34に逃げ溝38が対応し、抜け止め具34を工
具保持筒22のテーパ内周部28から引っ込むことがで
きるので、現在装着されている工具12を工具着脱部1
0の工具保持筒22から抜き出し、またこの状態で新し
い工具12を工具保持筒22に挿入することができる。
その後、先にのべたように、流体圧系統の切替えバルブ
70の流体供給側を吸排配管72’に切替え、この新し
い工具12を抜け止め状態に保持する(図2参照)。
【0032】工具着脱部10に工具12を保持する必要
がない時には、流体圧系統を不必要に駆動するのを避け
るため、油圧ポンプ66の駆動を停止する。このように
すると、流体圧駆動手段26の前後の流体圧室52、5
2’から流体圧が排出されるので、コイルスプリング6
2Aによって摺動筒24は抜け止め具34の抜け止め位
置である前進位置となる。従って、そのままでは工具1
2を挿入することができないので、その後工具12を挿
入すべきときには、図1に示すように、流体圧系統の油
圧ポンプ66を駆動し、切替えバルブ70の流体供給側
を吸排配管72側に切替え、摺動筒24を逃げ位置に後
退させて上記と同様にして工具12を装着する。
【0033】尚、流体圧駆動手段26の可動筒42と固
定筒44とは、マニュプレータのフレームに対して回転
することがなく、従って可動筒42と摺動筒24との間
は相対的に回転するので、この間の回転方向の摩擦抵抗
が小さくなるように材質その他を考慮する必要がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、工具を
工具保持筒に解放自在に保持する抜け止め具を押込み位
置と逃げ位置(解放位置)との間を駆動するために流体
圧駆動手段が用いられているので、この流体圧駆動手段
の流体を吸排するだけで工具を着脱することができ、工
具着脱部を遠隔操作することができる。
【0035】従って、工具を工具着脱部の工具保持筒に
差込むロボットアーム等と併用することによって、工具
の着脱操作は、その後流体圧駆動手段によって自動的に
行なうことができる。
【0036】また、流体圧駆動手段は、流体圧がない場
合でも抜け止め具が工具の係入溝に押込まれる押込み位
置に付勢されているので、遠隔操作の誤り等によって流
体圧駆動手段に流体圧がなくなることがあっても、工具
がスレーブ軸から脱落する虞がなく、配電工事、配線工
事等を安全に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工事用マニュプレータのスレーブ
用工具着脱部の工具装着前の状態を工具着脱部を断面に
して示す要部側面図である。
【図2】図1の工具着脱部の工具装着状態を工具着脱部
を断面にして示す側面図である。
【図3】図1の工具着脱部のIII−III線断面図で
ある。
【図4】抜け止め具が押込み位置にある状態の要部拡大
断面図である。
【図5】本発明の工具着脱部に用いられる流体圧系統の
一例の概略系統図である。
【符号の説明】
10 工具着脱部 12 工具 12A 工具本体 14 テーパ外周部 14a 係入溝 16 円形外周部 16a 歯 18 スレーブ軸 18a 内鍔 20 止めボルト 22 工具保持筒 22a 大径部分 22b 小径部分 22c 肩部 24 摺動筒 24a 抜け止め部 26 流体圧駆動手段 28 テーパ内周部 30 円形内周部 30a 噛み合い歯 32 保持孔 32a 縮径部 34 ボール状の抜け止め具 36 押込み面 38 逃げ溝 40 流体圧駆動部 42 可動筒 42a 係合部 42b 前方段部 42c 後方段部 44 固定筒 44a 中間内鍔 46 ベアリング 48 止めボルト 48’ 止めボルト 50 前部内鍔 50’ 後部内鍔 52 前部流体圧室 52’ 後部流体圧室 54 前部流体吸排口 54’ 後部流体吸排口 56 シール 56’ シール 58 シール 60 シール 62 付勢部材 62A コイルスプリング 64 油タンク 66 油圧ポンプ 68 油圧供給源 70 切替えバルブ 72 吸排配管 72’ 吸排配管 74 排出配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事用マニュプレータのスレーブ軸に連
    結され噛合い歯を内面に有し工具の歯が前記噛合い歯に
    噛み合うように前記工具が挿入されるべき工具保持筒
    と、前記工具保持筒の外側に軸線方向に摺動自在に設け
    られた摺動筒と、前記摺動筒をその軸線方向に駆動する
    流体圧駆動手段とを備え、前記工具保持筒は、その径方
    向に貫通する保持孔に径方向に進退自在に配置された少
    なくとも1つの抜け止め具を含み、前記摺動筒は、その
    軸線方向にずらせて設けられ前記工具保持筒の保持孔内
    の抜け止め具を径方向の内向きに押して前記工具の係入
    溝内に押込む押込み面と前記抜け止め具を前記工具の係
    入溝から抜けるように径方向の外向きに逃がす逃げ溝と
    を有し、前記流体圧駆動手段は、前記摺動筒を前記押込
    み面が前記抜け止め具を押込む押込み位置と前記逃げ溝
    が前記抜け止め具を逃がす逃げ位置との間を駆動する流
    体圧駆動部と、前記摺動筒を常に押込み位置に付勢する
    付勢部材とを含んでいることを特徴とする工事用マニュ
    プレータのスレーブ用工具着脱部。
JP8085495A 1995-03-14 1995-03-14 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部 Pending JPH08243967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085495A JPH08243967A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085495A JPH08243967A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08243967A true JPH08243967A (ja) 1996-09-24

Family

ID=13729940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8085495A Pending JPH08243967A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08243967A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1935580A1 (de) * 2006-12-22 2008-06-25 Wasag-Tool AG Anordnung zum Schnellwechseln von Werkzeugen an einem Roboterarm
WO2012140356A1 (fr) * 2011-04-14 2012-10-18 Sidel Participations Dispositif d'assemblage d'un outillage sur un support

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1935580A1 (de) * 2006-12-22 2008-06-25 Wasag-Tool AG Anordnung zum Schnellwechseln von Werkzeugen an einem Roboterarm
WO2012140356A1 (fr) * 2011-04-14 2012-10-18 Sidel Participations Dispositif d'assemblage d'un outillage sur un support
FR2974023A1 (fr) * 2011-04-14 2012-10-19 Sidel Participations Dispositif d'assemblage d'un outillage sur un support

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0803316B1 (en) Clamping apparatus
US7789161B2 (en) Apparatus for interconnecting and sealing between fixed and rotating conduits and methods of installing same
EP1750907B1 (en) Handheld hydraulic assembly tool
EP2378177B1 (en) Hydraulic connection assembly with pressure discharge control
EP2304279B1 (en) End cap for a hydraulic fitting
EP2137448B1 (en) Coaxial coupling with by-pass valve and coupling mechanism with bayonette form
EP2246608B1 (en) Fluid path connection device
EP0515002A1 (en) A fluid delivery device for a machining center
US20130190153A1 (en) Auto changer spindle mounting assembly
AU2014411546B2 (en) Quick connector
KR100248281B1 (ko) 교환가능한처크시스템
JPH08243967A (ja) 工事用マニュプレータのスレーブ用工具着脱部
US4335757A (en) Temporary pipeline capping unit and method of using same
US7503566B2 (en) Workpiece-gripping device for tool machines
CN1074325C (zh) 管自动定位式弯管机的支座臂组件
JPH0424163B2 (ja)
CN107250634B (zh) 用于液压或气动工具的安全阀
JP2000084759A (ja) ナット締結装置および締結方法
EP1215018A1 (en) Device for connecting a tool on a robot arm using balls as locking members
JP4723895B2 (ja) タレット装置
KR100625523B1 (ko) 역류방지와 유량조절이 용이한 복합용 니플
US20220373239A1 (en) Service tools and systems for processing fluid through a fluid access port
TW202224814A (zh) 主軸與托座的組合、托座及工作機械
JPH1086004A (ja) 流体供給装置
JPH0929520A (ja) 管内加工装置