JPH08243667A - 車体構造用筒状部材の製造方法 - Google Patents

車体構造用筒状部材の製造方法

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JPH08243667A
JPH08243667A JP7052913A JP5291395A JPH08243667A JP H08243667 A JPH08243667 A JP H08243667A JP 7052913 A JP7052913 A JP 7052913A JP 5291395 A JP5291395 A JP 5291395A JP H08243667 A JPH08243667 A JP H08243667A
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Hisao Tanigawa
川 久 男 谷
Takahiro Suzuki
木 隆 博 鈴
Masanobu Nakamura
村 正 信 中
Yasutoyo Oki
木 康 豊 大
Nariyuki Nakagawa
川 成 幸 中
Kenji Kanamori
森 謙 二 金
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Tube Forming KK
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Extrusion Of Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】最終断面形状の筒状部材において、大きくくぼ
んだ引けなどの不具合形状部分が形成されがたい寸法精
度の良好な車体構造用筒状部材を製造する。 【構成】外側表面にフランジ13,14を一体に形成し
た略円環形状部分12を有する筒状部材11を初期断面
形状として押出成形したのち、この初期断面形状の筒状
部材11を曲げ加工し、適宜に押圧加工し、さらに張り
出し加工を行うことにより、初期断面形状から最終断面
形状であるフランジを有した矩形断面に変形させて車体
構造用筒状部材を製造するに際し、初期断面形状の筒状
部材11のフランジ13,14における相対する付け根
R部の曲率半径r1,r2について、最終断面形状で略
平面となる側の付け根R部の曲率半径r1を、最終断面
形状で隅部となる側の付け根R部の曲率半径r2よりも
大きくなるr1>r2の形状に成形した初期断面形状の
筒状部材11を用いて車体構造用筒状部材に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体を構成す
る筒状の構造部材に関し、より詳しくは、3次元方向に
湾曲された矩形断面を有する車体構造用筒状部材の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体は鋼板をプレス
成形して得られた様々な形状の部材をスポット溶接等を
用いて組み合わせることにより製造されているが、近年
においては、車体の軽量化を図るために、鋼板に代えて
アルミニウム系材料を使用する検討が進められている。
【0003】例えば、車体前方のエンジンルーム下部か
ら後方に延びて客室前方フロアの構造部材に接続される
フロントサイドメンバーや、客室後方フロアの構造部材
から後方に延びてトランクルーム下部に達するリヤサイ
ドメンバー等は、その長手方向の全長にわたって、ほぼ
一定の矩形状断面を有する筒状部材とされているため、
押出成形したアルミニウム系材料の角管を適宜な曲げ加
工手段により2次元または3次元形状に曲げ加工を行う
ことにより効率よく成形できる部材として、以前より車
体軽量化の対象部品として注目されてきた。
【0004】例えば、特願平5−178375号明細書
および図面に記載されているように、外側表面に車体パ
ネルとの接合用フランジを一体に形成した略円環形状断
面を有する筒状部材を初期断面形状として押出成形し、
この初期断面形状の筒状部材を湾曲させる曲げ加工を施
した後、この筒状部材の壁面を適宜に押圧してその断面
形状を略円環形状から略矩形形状に変化させ、さらに、
これを金型の内部に保持した状態で、この筒状部材の内
部に液圧等の圧力を付加し、その壁面の張り出し加工を
行うことにより、フランジを有した矩形状の車体構造用
筒状部材を製造する方法がある。
【0005】図6に、この従来の製造方法によるフロン
トサイドメンバーの製造工程を示す。
【0006】図6において、この従来の製造方法による
製造工程を以下に説明する。
【0007】まず、図6(a)に示す第1工程は、アル
ミニウム系材料からなる筒状部材61を初期断面形状と
して押出成形する工程であって、この初期断面形状の筒
状部材61は、略円環断面を有する円環形状部分61a
と、その外側表面に一体に立設されて半径方向外側に向
かって延びるように形成されたフランジ61dとを有す
るように押出成形されている。
【0008】図6(b)に示される第2工程は、第1工
程で押出成形された直線状の筒状部材61を、回転引き
曲げやプレス曲げ等の任意の曲げ加工方法により鉛直面
内に湾曲させる加工を行うことによって曲げ加工された
円環形状部分62aおよびフランジ62dを有する筒状
部材62に成形する工程である。
【0009】図6(c)に示す第3工程は、第2工程で
曲げ加工が施された筒状部材62の壁面を、金型を用い
て鉛直方向および水平方向に押圧することにより、その
断面形状を円環形状から概略矩形状に変形させて、概略
矩形状部分63aおよびフランジ63dを有する筒状部
材63を得る押圧加工工程である。また、この際同時
に、筒状部材62のフランジ62dは金型により挾持押
圧して曲げ変形され、鉛直方向上向きに延びるフランジ
63dとされる。
【0010】図6(d)に示す第4工程は、第3工程で
断面形状が概略矩形状とされた筒状部材63の断面形状
を正確な矩形状に変形させる張り出し加工工程である
が、これと同時に、張り出し成形型の型締時の押圧を利
用して、筒状部材63を、第2工程での曲げ方向とは直
交する方向、つまり水平方向に緩やかに湾曲させる第2
の曲げ加工を同時に実施することによって、矩形状部分
64aおよびフランジ64dを有する車体構造用筒状部
材(フロントサイドメンバー)64を得る工程である。
【0011】このようにして、3次元形状をなしたアル
ミニウム押出材による軽量なフロントサイドメンバーが
製造される。また、同じ特願平5−178375号明細
書および図面には、フランジの方向が最終工程にて水平
方向に延びるようにされたリヤサイドメンバーも同様の
製造方法にて製造されることが記載されている。
【0012】しかしながら、このような従来の車体構造
用筒状部材の製造方法にあっては、例えば、鉛直方向に
フランジが設けられたフロントサイドメンバーと、水平
方向にフランジが設けられたリヤサイドメンバーを組み
合わせた代表形状例として、図7に示すように、矩形状
部分72の二つの外壁を延設してそれぞれ鉛直方向第1
フランジ73と水平方向第2フランジ74を有した断面
形状を最終所望形状とした最終断面形状の筒状部材71
を得ようとした場合、その第1工程での押出成形の初期
断面形状を、図8に示すように、円環形状部分82に半
径方向外側に向かって延びるように形成された二つの第
1,第2フランジ83,84を一体に設けるとともに、
この第1,第2フランジ83,84の相対する付け根R
部の曲率半径をそれぞれr1,r2としたとき、この付
け根R部の曲率半径r1,r2の大きさを等しく(すな
わち、r1=r2)して従来工程に従い押し出し,曲
げ,押圧,張り出しの各加工を行った結果、最終形状
は、図9に示すように、筒状部材91の矩形状部分92
から延びる第1,第2フランジ93,94の根元部に、
大きくくぼんだ引け95,96が発生するという問題点
が生じた。
【0013】このため、車体構造部材としての所望の寸
法精度が得られないとともに、車両の走行時の駆動系や
シャシー系からの入力に対して、この引け95,96の
部分が応力集中部となり易く、車体構造部材としての強
度が低下するという問題があったことから、このような
問題を解決することが課題であった。
【0014】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、最終断面形状の筒状部材
において、大きくくぼんだ引けなどが形成されず、した
がって、車体構造部材としての所望の寸法精度を得るこ
とが可能であって、車両の走行時の駆動系やシャシー系
からの負荷に対しても十分な強度を有する車体構造用筒
状部材を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる車体構造
用筒状部材の製造方法は、請求項1に記載しているよう
に、外側表面にフランジを一体に形成した略円環形状断
面を有する筒状部材を初期断面形状として押出成形した
のち、この初期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜
に押圧加工し、さらに張り出し加工を行うことにより、
初期断面形状から最終断面形状であるフランジを有した
矩形断面に変形させて車体構造用筒状部材を製造するに
際し、初期断面形状の筒状部材のフランジにおける相対
する付け根R部の曲率半径r1,r2について、最終断
面形状で略平面となる側の付け根R部の曲率半径r1
を、最終断面形状で隅部となる側の付け根R部の曲率半
径r2よりも大きくなる形状に成形した初期断面形状の
筒状部材とする構成としたことを特徴としている。
【0016】そして、請求項1に係わる車体構造用筒状
部材の製造方法の実施態様にあっては、請求項2に記載
しているように、初期断面形状の筒状部材において、フ
ランジ根元部近傍の円環形状部内壁に、肉抜き部を形成
した初期断面形状の筒状部材とするようになすことがで
き、請求項3に記載しているように、初期断面形状の筒
状部材に形成したフランジのそれぞれの延設方向が、最
終断面形状の筒状部材のそれぞれ該当するフランジ方向
と略一致している初期断面形状の筒状部材とするように
なすことができる。
【0017】同じく、本発明に係わる車体構造用筒状部
材の製造方法は、請求項4に記載しているように、外側
表面にフランジを一体に形成した略円環形状断面を有す
る筒状部材を初期断面形状として押出成形したのち、こ
の初期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜に押圧加
工し、さらに張り出し加工を行うことにより、初期断面
形状から最終断面形状であるフランジを有した矩形断面
に変形させて車体構造用筒状部材を製造するに際し、初
期断面形状の筒状部材のフランジを含むそれぞれのフラ
ンジ根元部近傍形状を、最終断面形状の筒状部材のそれ
ぞれのフランジおよび矩形断面のそれぞれに該当する内
側角部を含むフランジ根元部近傍形状と一致させた形状
に成形した初期断面形状の筒状部材とする構成としたこ
とを特徴としている。
【0018】そして、請求項4に係わる車体構造用筒状
部材の製造方法の実施態様においては、請求項5に記載
しているように、初期断面形状の筒状部材に形成したフ
ランジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の筒状部
材のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致している初
期断面形状の筒状部材とするようになすことができ、請
求項6に記載しているように、初期断面形状の筒状部材
に形成したそれぞれのフランジ根元部近傍形状と、略円
環形状部分との間を、滑らかな湾曲部を形成してつなげ
た初期断面形状の筒状部材とするようになすことができ
る。
【0019】
【発明の作用】本発明に係わる車体構造用筒状部材の製
造方法では、請求項1に記載しているように、外側表面
にフランジを一体に形成した略円環形状断面を有する筒
状部材を初期断面形状として押出成形したのち、この初
期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜に押圧加工
し、さらに張り出し加工を行うことにより、初期断面形
状から最終断面形状であるフランジを有した矩形断面に
変形させて車体構造用筒状部材を製造するに際し、初期
断面形状の筒状部材のフランジにおける相対する付け根
R部の曲率半径r1,r2について、最終断面形状で略
平面となる側の付け根R部の曲率半径r1を、最終断面
形状で隅部となる側の付け根R部の曲率半径r2よりも
大きくなる形状に成形した初期断面形状の筒状部材とす
るようにしたから、最終断面形状の筒状部材において、
大きくくぼんだ引けなどの不具合形状部分が形成され
ず、したがって、車体構造部材としての所望の寸法精度
が良好に得られるようになって、車両走行時の駆動系や
シャシー系からの負荷に対しても十分な強度を有する車
体構造用筒状部材となる。
【0020】そして、請求項1に係わる車体構造用筒状
部材の製造方法の実施態様においては、請求項2に記載
しているように、初期断面形状の筒状部材において、フ
ランジ根元部近傍の円環形状部内壁に、肉抜き部を形成
した初期断面形状の筒状部材とすることによって、フラ
ンジ根元付近の剛性が低下し、変形抵抗が減少するた
め、押圧加工や張り出し加工の際の矩形断面形状への変
形加工やフランジ方向の変形加工が容易となり、フラン
ジ根元部での引けの発生はさらに有効に阻止されること
となる。
【0021】また、同じく実施態様において、請求項3
に記載しているように、初期断面形状の筒状部材に形成
したフランジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の
筒状部材のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致して
いる初期断面形状の筒状部材とすることによって、押圧
工程でのフランジ方向の変形加工がより一層容易なもの
となり、所望の断面形状でかつ高い寸法精度を有した最
終断面形状の筒状部材が得られやすいこととなる。
【0022】同じく、本発明に係わる車体構造用筒状部
材の製造方法では、請求項4に記載しているように、外
側表面にフランジを一体に形成した略円環形状断面を有
する筒状部材を初期断面形状として押出成形したのち、
この初期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜に押圧
加工し、さらに張り出し加工を行うことにより、初期断
面形状から最終断面形状であるフランジを有した矩形断
面に変形させて車体構造用筒状部材を製造するに際し、
初期断面形状の筒状部材のフランジを含むそれぞれのフ
ランジ根元部近傍形状を、最終断面形状の筒状部材のそ
れぞれのフランジおよび矩形断面のそれぞれに該当する
内側角部を含むフランジ根元部近傍形状と一致させた形
状に成形した初期断面形状の筒状部材とするようにした
から、フランジの根元部近傍は剛性や変形抵抗が高いこ
とを利用したものとなり、押圧工程や張り出し工程では
主に変形加工の容易な略円環形状部分を積極的に変形さ
せることによって、変形抵抗の高いフランジ根元部近傍
を変形させなくても所望の最終断面形状の筒状部材が得
られることとなる。
【0023】そして、請求項4に係わる車体構造用筒状
部材の製造方法の実施態様においては、請求項5に記載
しているように、初期断面形状の筒状部材に形成したフ
ランジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の筒状部
材のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致している初
期断面形状の筒状部材とすることによって、押圧工程で
のフランジ方向の変形加工がより一層容易なものとな
り、所望の断面形状でかつ高い寸法精度を有した最終断
面形状の筒状部材が得られることとなる。
【0024】同じく実施態様においては、請求項6に記
載しているように、初期断面形状の筒状部材に形成した
それぞれのフランジ根元部近傍形状と、略円環形状部分
との間を、滑らかな湾曲部を形成してつなげた初期断面
形状の筒状部材とすることによって、変形抵抗の低い湾
曲部ないしは略円環形状部分を押圧工程および張り出し
工程で主に変形させることによって、所定の傾きをもっ
て形成されたフランジ根元部近傍は形状を維持したま
ま、傾きのみが最終断面形状である鉛直方向と水平方向
に回転させられることにより、フランジを有した矩形部
が形成されて、寸法精度の高い最終断面形状の筒状部材
が得られることとなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて詳
細に説明する。
【0026】図1は、本発明の第1実施例を示す押出し
成形における初期断面形状の筒状部材の断面図である。
【0027】図1において、押出成形された初期断面形
状の筒状部材11は、従来例と同様に、円環形状部分1
2と、この円環形状部分12の半径方向外側に延びる一
対の第1フランジ13および第2フランジ14が一体に
形成されている。
【0028】そして、一対の第1フランジ13および第
2フランジ14の付け根R部の曲率半径r1,r2の大
きさは、最終断面形状で平面となる側の付け根R部の曲
率半径r1と、最終断面形状で隅部(略直角)となる側
の付け根R部の曲率半径r2との関係が r1>r2 つまり、最終断面形状で平面となる側の付け根R部の曲
率半径r1が、最終断面形状で隅部(略直角)となる側
の付け根R部の曲率半径r2よりも大きくなるように押
出成形によって形成されている。
【0029】従来例に示す問題点である引け(図9の9
5,96)の発生は、フランジ13,14の付け根R部
が第3工程での押圧加工や第4工程での張り出し加工に
対して高い変形抵抗を示すため、変形加工が起きにくい
ことが原因であり、従って、第1実施例に示すように、
フランジ13,14の付け根R部の曲率半径r1,r2
の大きさを r1>r2 とし、最終の所望形状に近い形状をもつ初期断面形状と
することによって、引けの発生量を大幅に軽減すること
ができる。
【0030】我々は、従来例に示す初期断面形状(図8
に示す)の筒状部材81において、フランジ83,84
の付け根R部の曲率半径r1,r2を、r1=r2=3
mmとし、この第1実施例に示す初期断面形状(図1に
示す)の筒状部材11において、フランジ13,14の
付け根R部の曲率半径r1,r2を、r1=10mm,
r2=3mmとして、このような初期断面形状の筒状部
材81,11を前述した図6に示す第1工程の押出成形
から、第2工程の鉛直面内での曲げ加工工程、第3工程
の押圧工程による円環形状部分の略矩形断面形状への変
形加工とフランジ方向の変形加工および第4工程での水
平面内での曲げ加工と液圧による張り出し加工を経て、
図7に示す最終断面形状とした筒状部材(サイドメンバ
ー)71を製作した結果、図9における引け量(図9に
示す寸法dの最大値)は、第4工程での内圧を約300
kgf/cmとした時に、従来例の2.1mmから第
1実施例の0.7mmとなり、引け量(寸法dの最大
値)を大幅に低減することができた。
【0031】図2には本発明の第2実施例を示す。
【0032】この第2実施例では、第1実施例と同様
に、フランジ23,24の付け根R部の曲率半径r1,
r2について、最終断面形状で平面となる側の付け根R
部の曲率半径をr1とし、最終断面形状で隅部(略直
角)となる側の付け根R部の曲率半径をr2としたとき
に、それぞれの大きさをr1>r2としたのに加え、そ
れぞれのフランジ23,24の根元の円環形状部分22
の内壁部分に、肉抜き部25を設けた初期断面形状の筒
状部材21の形状としたものである。
【0033】図2において、押出成形された初期断面形
状の筒状部材21は、円環形状部分22と一対の第1,
第2フランジ23,24とが一体に形成されている。
【0034】この一対の第1,第2フランジ23,24
の付け根R部の曲率半径r1,r2は、前述したよう
に、最終断面形状で平面となる側の付け根R部の曲率半
径をr1とし、最終断面形状で隅部(略直角)となる側
の付け根R部の曲率半径をr2としたときに、r1とr
2の大きさの関係がr1>r2となるように形成されて
いるのに加え、それぞれのフランジ23,24の根元部
の円環形状部分22の内壁部分に、円環形状部分22の
肉厚を極力一定とすることを狙いとした肉抜き部25を
それぞれ形成している。
【0035】この第2実施例では、このような初期断面
形状の筒状部材21とすることによって、フランジ根元
付近の剛性が下がり、変形抵抗が低減するため、第3工
程での押圧加工や第4工程での張り出し加工の際の矩形
断面形状の変形加工やフランジ方向の変形加工が容易と
なり、これによって従来の問題点である引けの発生をさ
らに低減することができる。
【0036】図3には、本発明の第3実施例を示す。
【0037】この第3実施例では、第2実施例と同様
に、フランジ33,34の付け根R部の曲率半径r1,
r2の大きさをr1>r2とし、円環形状部分32の内
壁部分に肉抜き部35を設けたことに加え、それぞれの
フランジ33,34の延設方向を半径方向ではなく、あ
らかじめ最終断面形状と同方向に向けて形成したもので
ある。
【0038】図3において、押出成形された初期断面形
状の筒状部材31は、円環形状部分32と一体に形成さ
れた鉛直第1フランジ33と水平第2フランジ34を有
し、各フランジ33,34は、それぞれ、鉛直第1フラ
ンジ33は最終断面形状での鉛直方向フランジ(73)
となり、水平第2フランジ34は最終断面形状での水平
方向フランジ(74)となるように形成されている。
【0039】また、フランジ33,34の付け根R部の
曲率半径r1,r2は、最終断面形状で平面となる側の
付け根R部の曲率半径をr1とし、最終断面形状で隅部
(略直角)となる側の付け根R部の曲率半径をr2とし
たときに、r1とr2の大きさの関係がr1>r2とな
るように形成されるとともに、フランジ33,34の根
元の円環形状内壁部分に、肉抜き部35がそれぞれ形成
されている。
【0040】この第3実施例では、前記実施例と同様
に、フランジ付け根R部の曲率半径r1,r2の大きさ
をr1>r2とするとともに、フランジ33,34の根
元の円環形状内壁部分に肉抜き部35を設けたことに加
え、押出成形による初期断面形状の筒状部材31におけ
る第1,第2のフランジ33,34の延設方向を、あら
かじめ、所望の最終断面形状の筒状部材71におけるフ
ランジ73,74の方向と略同方向としたため、押圧工
程でのフランジ方向の変形加工がより容易なものとな
り、また、押圧工程や張り出し工程でのフランジ根元部
の変形加工も前記実施例と同様に容易であるため、引け
の発生が低減し、所望の断面形状でかつ高い寸法精度を
有した最終断面形状の筒状部材71を得ることができ
る。
【0041】なお、この第3実施例では、フランジ付け
根R部の曲率半径r1,r2の大きさは、これまでの実
施例における曲率半径r1,r2に比べて、最終断面形
状で平面となる側の付け根R部の曲率半径r1はさらに
大きく、最終断面形状で隅部(略直角)となる側の付け
根R部の曲率半径r2はさらに小さくした方が良好な結
果が得られた。
【0042】図4には、本発明の第4実施例を示す。
【0043】図4に示す第4実施例において、押出成形
された初期断面形状の筒状部材41は、略円環形状部分
42と、鉛直第1フランジ43と、水平第2フランジ4
4とが一体に形成されているところは前記実施例と同様
であるが、鉛直第1フランジ43を含む鉛直第1フラン
ジ根元部近傍46および水平第2フランジ44を含む水
平第2フランジ根元部近傍47に関しては、所望の最終
断面形状の筒状部材71の該当部分と、形状寸法,フラ
ンジ方向ともほぼ一致した形状となっていることが特徴
であり、この鉛直第1フランジ根元部近傍46と水平第
2フランジ根元部近傍47とをそれぞれ基本の略円環形
状部分42と滑らかにつなげることで、第1,第2フラ
ンジ43,44を有した略円環形状の筒状部材41を押
出成形により形成し、これを初期断面形状としている。
【0044】この第4実施例では、フランジ43,44
の根元部近傍は剛性や変形抵抗が高いことを利用して、
初期断面形状の筒状部材41において、フランジ43,
44を含むフランジ根元部近傍46,47の形状をほぼ
最終断面形状の筒状部材71の該当部分と同形状にあら
かじめ押出成形により形成することによって、押出工程
や張り出し工程では主に変形加工の容易な略円環形状部
分42を積極的に変形させることによって、変形抵抗の
高いフランジ根元部近傍46,47は変形させなくても
図7に示した所望の最終断面形状の筒状部材71が得ら
れるという特徴がある。
【0045】そして、従来例の問題点であるフランジ根
元部での引けの発生は、この第4実施例では、あらかじ
めフランジ根元部近傍46,47の初期断面形状が、ほ
ぼ最終断面形状と同形状となっているため、その引けの
発生を完全に防止することができ、断面形状の寸法精度
が極めて高い車体構造用筒状部材をしかも容易に得るこ
とができる。
【0046】図5には、本発明の第5実施例を示す。
【0047】図5に示す第5実施例において、押出成形
された初期断面形状の筒状部材51は、略円環形状部分
52と一体に形成された第1フランジ53と、第2フラ
ンジ54をそなえ、第1フランジ53を含む第1フラン
ジ根元部近傍56と、第2フランジ54を含む第2フラ
ンジ根元部近傍57は、ともに、所望の最終断面形状の
筒状部材71の該当部分と、ほぼ同形状で、方向のみ所
定の傾きをもって形成されており、この第1フランジ根
元部近傍56と第2フランジ根元部近傍57を前記略円
環状部分52に対しそれぞれ滑らかな湾曲部58,59
によりつなげることによってフランジ53,54を有し
た略円環形状の筒状部材51を押出成形により形成し、
これを初期断面形状としている。
【0048】この第5実施例においても、前記実施例と
同様に、変形抵抗の高い両フランジ根元部近傍56,5
7が最終断面形状の筒状部材71の該当部分とほぼ同形
状となっているため、変形抵抗の低い略円環形状部分5
2および湾曲部58,59を押圧工程および張り出し工
程で主に変形させることによって、所定の傾きをもって
形成された両フランジ根元部近傍56,57は形状を維
持したまま、傾きのみが最終断面形状である鉛直方向と
水平方向に回転させられることにより、フランジを有し
た矩形部が形成され、図7に示した最終断面形状の筒状
部材71が得られる。
【0049】この第5実施例においても、従来例で引け
が発生していたフランジ根元部は、あらかじめ初期断面
形状にてほぼ形成されているため、引けの発生しない断
面形状精度の高い所望の車体構造用筒状部材を得ること
ができる。
【0050】なお、図7に示す筒状部材71の最終断面
形状における矩形状部分の形状やフランジ73,74の
方向、および図1〜図5に示す押出成形による筒状部材
11〜51の初期断面形状における略円環形状部分12
〜52や湾曲部58,59の形状等は単なる実施例とし
て示したものであり、これに限定されるものではなく、
多角形形状やフランジ方向の異なる場合でも、最終断面
形状に対する初期断面形状の関係に対して本発明が適用
されるものを含むものである。
【0051】
【発明の効果】本発明に係わる車体構造用筒状部材の製
造方法では、請求項1に記載しているように、外側表面
にフランジを一体に形成した略円環形状断面を有する筒
状部材を初期断面形状として押出成形したのち、この初
期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜に押圧加工
し、さらに張り出し加工を行うことにより、初期断面形
状から最終断面形状であるフランジを有した矩形断面に
変形させて車体構造用筒状部材を製造するに際し、初期
断面形状の筒状部材のフランジにおける相対する付け根
R部の曲率半径r1,r2について、最終断面形状で略
平面となる側の付け根R部の曲率半径r1を、最終断面
形状で隅部となる側の付け根R部の曲率半径r2よりも
大きくなる形状に成形した初期断面形状の筒状部材とす
るようにしたから、最終断面形状の筒状部材において、
大きくくぼんだ引けなどの不具合形状部分が形成されな
いこととなり、したがって、車体構造部材としての所望
の寸法精度を良好に得ることが可能であって、車両走行
時の駆動系やシャシー系からの負荷に対しても十分な強
度を有する車体構造用筒状部材を得ることが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0052】そして、請求項1に係わる車体構造用筒状
部材の製造方法の実施態様においては、請求項2に記載
しているように、初期断面形状の筒状部材において、フ
ランジ根元部近傍の円環形状部内壁に、肉抜き部を形成
した初期断面形状の筒状部材とすることによって、フラ
ンジ根元付近の剛性が低下し、変形抵抗が減少するた
め、押圧加工や張り出し加工の際の矩形断面形状への変
形加工やフランジ方向の変形加工が容易となり、フラン
ジ根元部での引けの発生はさらに有効に阻止することが
可能となる。
【0053】また、同じく実施態様において、請求項3
に記載しているように、初期断面形状の筒状部材に形成
したフランジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の
筒状部材のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致して
いる初期断面形状の筒状部材とすることによって、押圧
工程でのフランジ方向の変形加工がより一層容易なもの
となり、所望の断面形状でかつ高い寸法精度を有した最
終断面形状の筒状部材を容易に得ることが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0054】同じく、本発明に係わる車体構造用筒状部
材の製造方法では、請求項4に記載しているように、外
側表面にフランジを一体に形成した略円環断面を有する
筒状部材を初期断面形状として押出成形したのち、この
初期断面形状の筒状部材を曲げ加工し、適宜に押圧加工
し、さらに張り出し加工を行うことにより、初期断面形
状から最終断面形状であるフランジを有した矩形断面に
変形させて車体構造用筒状部材を製造するに際し、初期
断面形状の筒状部材のフランジを含むそれぞれのフラン
ジ根元部近傍形状を、最終断面形状の筒状部材のそれぞ
れのフランジおよび矩形断面のそれぞれに該当する内側
角部を含むフランジ根元部近傍形状と一致させた形状に
成形した初期断面形状の筒状部材とするようにしたか
ら、フランジの根元部近傍は剛性や変形抵抗が高いこと
を利用したものとすることができ、押圧工程や張り出し
工程では主に変形加工の容易な略円環形状部分を積極的
に変形させることによって、変形抵抗の高いフランジ根
元部近傍を変形させなくても所望の最終断面形状の筒状
部材を得ることが可能となる。
【0055】そして、請求項4に係る車体構造用筒状部
材の製造方法の実施態様においては、請求項5に記載し
ているように、初期断面形状の筒状部材に形成したフラ
ンジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の筒状部材
のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致している初期
断面形状の筒状部材とすることによって、押圧工程での
フランジ方向の変形加工をより一層容易なものとするこ
とが可能となり、所望の断面形状でかつ高い寸法精度を
有した最終断面形状の筒状部材を容易に得ることが可能
となる。
【0056】同じく実施態様においては、請求項6に記
載しているように、初期断面形状の筒状部材に形成した
それぞれのフランジ根元部近傍形状と、略円環形状部分
との間を、滑らかな湾曲部を形成してつなげた初期断面
形状の筒状部材とすることによって、変形抵抗の低い湾
曲部ないしは略円環形状部分を押圧工程および張り出し
工程で主に変形させることによって、所定の傾きをもっ
て形成されたフランジ根元部近傍は形状を維持したま
ま、傾きのみが最終断面形状である鉛直方向と水平方向
に回転させられることにより、フランジを有した矩形部
が形成されて、寸法精度の高い最終断面形状の筒状部材
を得ることが可能であるという著しく優れた効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る初期断面形状の筒状部材の第1実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る初期断面形状の筒状部材の第2実
施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る初期断面形状の筒状部材の第3実
施例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る初期断面形状の筒状部材の第4実
施例を示す断面図である。
【図5】本発明に係る初期断面形状の筒状部材の第5実
施例を示す断面図である。
【図6】従来の車体構造用筒状部材の製造方法を第1工
程(a)から第4工程(d)に分けて示す斜視図であ
る。
【図7】車体構造用筒状部材の最終断面形状の一例を示
す断面図である。
【図8】従来の製造方法のうち第1工程の押出し成形に
おける筒状部材の初期断面形状を示す断面図である。
【図9】従来の図8に示す初期断面形状の筒状部材を用
いて製造した最終断面形状の筒状部材の断面図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51 初期断面形状の筒状部
材 12,22,32,42,52 円環形状部分 13,23,33,43,53 第1フランジ 14,24,34,44,54 第2フランジ 25,35 肉抜き部 46,47,56,57 フランジ根元部近傍 58,59 湾曲部 71 最終断面形状の筒状部材 72 矩形状部分 73 第1フランジ 74 第2フランジ r1 最終断面形状で平面となる側の付け根R部の曲率
半径 r2 最終断面形状で隅部となる側の付け根R部の曲率
半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 川 久 男 静岡県裾野市平松85番地 三菱アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 鈴 木 隆 博 静岡県裾野市平松85番地 三菱アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 中 村 正 信 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目15番地の 12 株式会社チューブフォーミング内 (72)発明者 大 木 康 豊 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目15番地の 12 株式会社チューブフォーミング内 (72)発明者 中 川 成 幸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金 森 謙 二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側表面にフランジを一体に形成した略
    円環形状断面を有する筒状部材を初期断面形状として押
    出成形したのち、この初期断面形状の筒状部材を曲げ加
    工し、適宜に押圧加工し、さらに張り出し加工を行うこ
    とにより、初期断面形状から最終断面形状であるフラン
    ジを有した矩形断面に変形させて車体構造用筒状部材を
    製造するに際し、初期断面形状の筒状部材のフランジに
    おける相対する付け根R部の曲率半径r1,r2につい
    て、最終断面形状で略平面となる側の付け根R部の曲率
    半径r1を、最終断面形状で隅部となる側の付け根R部
    の曲率半径r2よりも大きくなる形状に成形した初期断
    面形状の筒状部材とすることを特徴とする車体構造用筒
    状部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 初期断面形状の筒状部材において、フラ
    ンジ根元部近傍の円環形状部内壁に、肉抜き部を形成し
    た初期断面形状の筒状部材とすることを特徴とする請求
    項1に記載の車体構造用筒状部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 初期断面形状の筒状部材に形成したフラ
    ンジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の筒状部材
    のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致している初期
    断面形状の筒状部材とすることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の車体構造用筒状部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 外側表面にフランジを一体に形成した略
    円環形状断面を有する筒状部材を初期断面形状として押
    出成形したのち、この初期断面形状の筒状部材を曲げ加
    工し、適宜に押圧加工し、さらに張り出し加工を行うこ
    とにより、初期断面形状から最終断面形状であるフラン
    ジを有した矩形断面に変形させて車体構造用筒状部材を
    製造するに際し、初期断面形状の筒状部材のフランジを
    含むそれぞれのフランジ根元部近傍形状を、最終断面形
    状の筒状部材のそれぞれのフランジおよび矩形断面のそ
    れぞれに該当する内側角部を含むフランジ根元部近傍形
    状と一致させた形状に成形した初期断面形状の筒状部材
    とすることを特徴とする車体構造用筒状部材の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 初期断面形状の筒状部材に形成したフラ
    ンジのそれぞれの延設方向が、最終断面形状の筒状部材
    のそれぞれ該当するフランジ方向と略一致している初期
    断面形状の筒状部材とすることを特徴とする請求項4に
    記載の車体構造用筒状部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 初期断面形状の筒状部材に形成したそれ
    ぞれのフランジ根元部近傍形状と、略円環形状部分との
    間を、滑らかな湾曲部を形成してつなげた初期断面形状
    の筒状部材とすることを特徴とする請求項4または5に
    記載の車体構造用筒状部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001354159A (ja) * 2000-06-09 2001-12-25 Nippon Steel Corp 車体構造
WO2003000441A1 (de) * 2001-06-26 2003-01-03 Magna Ihv Gesellschaft Für Verfahren zur herstellung eines strukturteiles eines kraftfahrzeugkörpers und strukturteil
EP2070807A3 (en) * 2007-12-10 2009-11-18 Norsk Hydro ASA Structural member

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