JPH08243191A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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Publication number
JPH08243191A
JPH08243191A JP7081760A JP8176095A JPH08243191A JP H08243191 A JPH08243191 A JP H08243191A JP 7081760 A JP7081760 A JP 7081760A JP 8176095 A JP8176095 A JP 8176095A JP H08243191 A JPH08243191 A JP H08243191A
Authority
JP
Japan
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core
energy loss
golf ball
loss factor
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP7081760A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Miyamoto
芳明 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication of JPH08243191A publication Critical patent/JPH08243191A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアの動的特性を改良し、飛距離の大きいゴ
ルフボールを提供する。 【構成】 コアまたは該コアとカバーを有するゴルフボ
ールのエネルギーロスファクタ(h)を下記のように特
定する。 コアが、−20℃、10Hz−正弦波、2.5mm
圧縮下、振巾±1.1mmの条件下で、エネルギーロス
ファクタ(h)=0.08〜0.20を持つようにさせ
る。 ゴルフボールが、−20℃、10Hz−正弦波、
5.0mm圧縮下、振巾±2.5mmの条件下で、エネ
ルギーロスファクタ(h)=0.10〜0.30を持つ
ようにさせる。 上記エネルギーロスファクタ(h)は、下記の式から求
められる。 h=(1/π)・(△W/W)〔式中、πは円周率、△
Wはエネルギーロス面積で、Wは入力エネルギー面積で
ある〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールに関し、
さらに詳しくは、コアの動的特性を改良して、飛距離を
増大させたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルファーのゴルフボールに対する最大
の関心事は遠くへ飛ばすことであり、従来から飛距離を
向上させるための工夫が種々なされているが、いまだゴ
ルファーの要望を充分に満足させるゴルフボールは得ら
れていない。特に非力な女性ゴルファーが増加した昨今
においては、飛距離の増大に対する要望が増々高まって
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のゴル
フボールが飛距離の点でゴルファーの要望を充分に満足
させることができなかったという問題点を解決し、飛距
離が大きいゴルフボールを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コアまたは該
コアとカバーを有するゴルフボールの動的特性であるエ
ネルギーロスファクター(h)を下記のように特定する
ことによって、ゴルフボールの飛距離を増大させ、上記
目的を達成したものである。
【0005】 コアが、下記のエネルギーロスファク
ター(h)を満足するようにさせる。−20℃、10H
z−正弦波、2.5mm圧縮下、振巾±1.1mmの条
件下で h=0.08〜0.20 コアとカバーを有するゴルフボールが、下記のエネ
ルギーロスファクター(h)を満足するようにさせる。
−20℃、10Hz−正弦波、5.0mm圧縮下、振巾
±2.5mmの条件下で h=0.10〜0.30
【0006】すなわち、本発明者は、従来のゴルフボー
ルが飛距離の点でゴルファーの要望を充分に満足させる
ことができなかったという事情に鑑み鋭意研究を重ねた
結果、ゴルフボールのコア、またはゴルフボールの反撥
性能が、ゴルフクラブからボールに伝達される運動エネ
ルギーの伝達時の損失が少ないほど高いことから、エネ
ルギーロスの指標を定義し、そのエネルギーロスファク
ター(h)を特定することによって、飛距離の大きいゴ
ルフボールが得られることを見出し、それに基づいて、
本発明を完成したのである。
【0007】これを詳しく説明すると、本発明者は、ま
ずエネルギーロスを評価する方法について鋭意研究を重
ねた結果、ゴルフボールの実打撃時の状態にできるだけ
近い状態で評価する方が、実用ゴルフボールの反撥性能
をより適切に反映させることができることを見出し、実
用コア、実用ゴルフボールそのものを試料とし、動的
(10Hz−正弦波)に大きな変形を与えてエネルギー
ロスを評価することにした。そして、そのエネルギーロ
スファクター(h)の評価方法として、ボールの動的圧
縮変形時の変形量−荷重軸で得られる履歴ループ面積、
すなわちエネルギーロス面積(△W)とその時の入力エ
ネルギー面積(W)との比から計算する一般手法を採用
した。
【0008】これを図1を参照しつつ説明すると、図1
はゴルフボールに動的(10Hz一正弦波)に大きな変
形を与えたときのエネルギーロス面積(△W)と入力エ
ネルギー面積(W)を示すものであり、横軸はその変形
量を示し、縦軸はその際の荷重を示している。そして、
図1中の実線で囲んだ部分Aがエネルギーロス面積であ
り、斜線を施した部分Bが入力エネルギー面積(W)で
あって、エネルギーロスファクタ(h)は下記の式から
求められる。
【0009】h=(1/π)・(△W/W)
【0010】そして、本発明者は、上記の評価方法で、
種々の温度、周波数で実験を行った結果、−20℃、1
0Hz−正弦波の条件下におけるエネルギーロスファク
タ(h)が、最も実用ゴルフボールの反撥性能を適切に
反映していることを見出した。これは一般の高分子材料
で成り立つ、温度−周波数換算の経験則が作用したこと
によるものと考えられる。つまり、実際の打撃時の温度
・周波数が、それぞれ−20℃・10Hz−正弦波に換
算されたことによるものと考えられる。
【0011】さらに、本発明者は、従来のゴルフボール
のコアの−20℃、10Hz−正弦波で、2.5mm圧
縮し、その振巾が±1.1mmの条件〔この条件を「−
20℃、10Hz−正弦波、2.5mm圧縮下、振巾±
1.1mm」で示す〕下におけるエネルギーロスファク
タ(h)が0.22以上であり、該コアにカバーを被覆
したボールの−20℃、10Hz−正弦波で、5.0m
m圧縮し、その振巾が±2.5mmの条件〔この条件を
「−20℃、10Hz−正弦波、5.0mm圧縮下、振
巾が±2.5mm」で示す〕下におけるエネルギーロス
ファクタ(h)が0.32以上であって、そのために充
分な飛距離を得ることができなかったこと、ならびにコ
アおよびゴルフボールのそれぞれ上記条件下におけるエ
ネルギーロスファクタ(h)をそれぞれ0.20以下、
0.30以下にすると、従来のゴルフボールとは、飛距
離において明確に差がつくようになり、飛距離の大きい
ゴルフボールが得られることを見出した。
【0012】エネルギーロスファクタ(h)は小さいほ
ど反撥性能が向上し、飛距離が増大するようになるが、
コアのエネルギーロスファクタ(h)が小さくなるほ
ど、その加工性が困難になるので、加工性を考慮する
と、上記条件下におけるコアのエネルギーロスファクタ
(h)は0.08以上が好ましい。そして、それに応じ
て該コアにカバーを被覆したゴルフボールでは、上記条
件下におけるエネルギーロスファクタ(h)は0.10
以上が好ましい。
【0013】コア用のゴム組成物としては、一般に、ブ
タジエンゴムなどのジエン系ゴムを主材とするゴム成分
100重量部に対して、たとえばアクリル酸、メタクリ
ル酸などのα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸ま
たはその亜鉛塩などの金属塩や、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレートなどの官能性モノマーなどの架橋
剤を単独または合計で10〜60重量部、たとえば酸化
亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウムなどの充
填剤を10〜30重量部、過酸化物を0.5〜5重量部
配合し、要すれば、さらに老化防止剤を0.01〜1.
0重量部配合したゴム組成物が採用されている。そし
て、上記ゴム組成物の加硫(架橋)にあたっては、一般
に140〜170℃の温度で10〜40分間加熱圧縮す
ることが行われている。
【0014】コアの−20℃、10Hz、2.5mm圧
縮下、振巾±1.1mmの動的条件下におけるエネルギ
ーロスファクタ(h)を0.20以下にするには、次の
〜のいずれか、あるいはそれら〜の2以上を組
み合わせて、採用するのが好ましい。
【0015】 ゴム成分としては、より小さいエネル
ギーロスファクタ(h)を実現するために、ブタジエン
ゴムにシリコーンゴムを20〜50重量部添加して、ゴ
ム成分を100重量部にする。すなわち、このシリコー
ンゴムを用いることによってエネルギーロスファクタ
(h)を上記範囲にしようとする際には、ブタジエンゴ
ム50〜80重量%とシリコーンゴム20〜50重量%
からなるゴム成分100重量部に対して、少なくとも、
アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−モノエチレン
性不飽和カルボン酸またはその金属塩や、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレートなどの官能性モノマーな
どからなる架橋剤を単独または合計で10〜60重量
部、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウム
などの充填剤を10〜30重量部、ジクミルパーオキサ
イドなどの過酸化物を0.5〜5重量部配合したゴム組
成物を用いるのが好ましい。
【0016】このようにシリコーンゴムをブタジエンゴ
ムに併用する場合において、ゴム成分中シリコーンゴム
が20重量%より少ない場合はエネルギーロスファクタ
(h)を小さくする効果が少なく、シリコーンゴムが5
0重量%より多くなると加工性が悪くなる。特に、ゴム
成分中シリコーンゴムが20〜30重量%であることが
好ましい。また、ブタジエンゴムをシリコーンゴムで改
質したシリコーン変成ブタジエンゴムなども好適に用い
ることができる。この場合も、シリコーン変成ブタジエ
ンゴム中において、シリコーン部分が20〜50重量
%、特に20〜30重量%であることが好ましい。
【0017】 上記ゴム成分に対して、架橋剤の使用
量を多くし、充填剤の使用量を少なくする。たとえば、
架橋剤をゴム成分100重量部に対して70重量部程度
にまで増量してもよい。また、充填剤をゴム成分100
重量部に対して5重量部程度にまで減らしてもよい。た
だし、架橋剤の増量は、コアの硬度を上げ、フィーリン
グを悪くする傾向がある。
【0018】 上記ゴム成分に対して、架橋剤の使用
量を多くし、過酸化物の使用量を少なくする。
【0019】架橋剤としては、前記例示の物を用い得る
が、それらのなかでも、特にアクリル酸亜鉛がボールに
好適な硬度を付与し、かつ反撥性能を高くすることから
好ましい。また、過酸化物としては、たとえばジクミル
パーオキサイド、1,1−ビス(tert−ブチルパー
オキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどが
用いられるが、特にジクミルパーオキサイドがアクリル
酸亜鉛との組み合わせで好結果をもたらすことから好ま
しい。
【0020】加硫条件としては、前記のように、一般に
140〜170℃で10〜40分間の加熱圧縮が採用さ
れているが、高温で加硫するとゴムの劣化が生じて反撥
性能の低下を招くおそれがあり、低温で加硫すると適正
な加硫度を得るためには長時間の加硫が必要になって実
用性を欠くため、150〜160℃で20〜30分間加
硫することが好ましい。
【0021】カバーには、各種のものが使用可能であ
り、たとえば、アイオノマー樹脂を主材にするか、また
はアイオノマー樹脂にポリアミド、ポリエステル、ポリ
ウレタンなどを適宜添加した合成樹脂を主材とし、これ
に二酸化チタン、硫酸バリウムなどの顔料、要すれば老
化防止剤などを添加したものが用いられる。
【0022】コアにカバーを被覆する方法は、特に限定
されるものではなく、通常の方法で行うことができる。
たとえば、上記カバー用組成物をあらかじめ半球殻状の
ハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包み、
130〜170℃で1〜15分間加圧成形するか、また
はカバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包
み込む方法が採用される。
【0023】その際、コアの表面は特開平2−1671
80号公報などに開示のように、カバーとコアの密着を
よくするために表面研磨を行うのが好ましい。このカバ
ーとコアの密着は、打撃時のエネルギーロスを少なくす
る上で重要な要件になる。そして、この表面研磨は、た
とえば、内壁にサンドペーパー(好ましくは60番〜2
50番のサンドペーパー)を張り付けたボールミル内に
コアを入れ、ボールミルを回転させながらコア表面をバ
フ処理することによって行われる。
【0024】カバーの厚みは通常1〜4mmである。そ
して、カバー成形時、必要に応じて、ボール表面にディ
ンプルの形成が行われ、また、カバー成形後、ペイント
仕上げ、スタンプなども必要に応じて施される。
【0025】つぎに、本発明のゴルフボールの構造の一
例を図面を参照しつつ説明する。図2は本発明のゴルフ
ボールの一例を模式的に示す断面図であり、この図2に
示すゴルフボールは、ゴム組成物の加硫成形体からなる
コア1とそれを被覆するカバー2とからなるツーピース
ソリッドゴルフボールである。コア1は下記のエネルギ
ーロスファクタ(h)を満足するものであり、−20
℃、10Hz−正弦波、2.5mm圧縮下、振巾±1.
1mmの条件下で h=0.08〜0.20
【0026】また、ゴルフボールは、下記のエネルギー
ロスファクタ(h)を満足するものである。−20℃、
10Hz−正弦波、5.0mm圧縮下、振巾±2.5m
mの条件下で h=0.10〜0.30
【0027】2aはカバー2に設けたディンプルであ
り、このディンプル2aは、必要に応じ、あるいは所望
とする特性が得られるように、適した個数、態様でゴル
フボールのカバー2に設けられるものであり、また、こ
れらのゴルフボールには、必要に応じ、ボール表面にペ
イントやマーキングが施される。
【0028】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0029】実施例1〜5および比較例1〜5 つぎの〜に示す工程を経て、実施例1〜5および比
較例1〜5のゴルフボールを製造した。
【0030】コアの作製 ブタジエンゴムとしてはBR−11〔商品名、日本合成
ゴム(株)製〕を用い、シリコーンゴムとしては下記の
式(I)
【0031】
【化1】
【0032】〔式中、Rはメチル基が97%、ビニル基
が3%で、n=6000〕で示されるものを用い、実施
例1〜5に関しては表1に示す配合組成で、比較例1〜
5に関しては表2に示す配合組成でコア用ゴム組成物を
調製し、得られたコア用ゴム組成物をコア用金型に充填
し、160℃で30分間加硫して、直径38.5mmの
コアを作製した。表中の各配合成分の配合量は重量部に
よるものである。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】 カバー用組成物の調製 ハイミラン1605〔商品名、三井デュポンポリケミカ
ル(株)製、ナトリウムイオン中和アイオノマー樹脂〕
とハイミラン1706〔商品名、三井デュポンポリケミ
カル(株)製、亜鉛イオン中和アイオノマー樹脂〕との
重量比50:50の混合物100重量部に対して二酸化
チタンを2重量部混合することによって、カバー用組成
物を調製した。
【0036】 ゴルフボールの作製 ゴルフボールの作製にあたり、上記で作製したコアを
特開平2−167180号公報記載の方法に準じ、内壁
に200番のサンドペーパーを張り付けたボールミル内
にコアを入れ、ボールミルを回転させながら、コア表面
をバフ処理して、コアの表面を研磨した。
【0037】つぎに、上記のようにして表面研磨したコ
ア上に上記で調製したカバー用組成物を射出成形し
て、コアをカバーで被覆し、得られたボールの表面にペ
イントを塗装して、外径42.7mmのツーピースソリ
ッドゴルフボールを作製した。
【0038】上記のようにして得られたコアの加工性、
エネルギーロスファクタ(h)、ゴルフボールの重量、
エネルギーロスファクタ(h)および飛距離の測定結果
を表3〜4に示す。コアおよびゴルフボールのエネルギ
ーロスファクタ(h)は、下記の式 h=(1/π)・(△W/W) 〔式中、π=円周率、△W=エネルギーロス面積、W=
入力エネルギー面積〕から求めたものであり、その詳細
は先に説明した通りである。そして、コアの加工性の評
価方法およびボールの飛距離の測定方法は下記の通りで
ある。
【0039】加工性の評価方法:ロール作業性、すなわ
ち、ロール混練時のシリコーンゴムのロール間へのかみ
込みやすさおよびロール表面への粘着しない程度で評価
する。
【0040】評価基準: ○ : ロール作業(シリコーンゴムのロール間へのか
み込み、切り返し作業)に問題ない。 △ : ロール表面に粘着するが、作業が不能ではな
い。 × : シリコーンゴムがすべってロールにかみ込まれ
ない。あるいは、かみ込んでも、ロール表面に粘着して
しまい、切り返し作業ができない。
【0041】飛距離の測定方法:ツルーテンパー社製ス
イングロボットにウッド1番クラブを取り付け、ヘッド
スピード45m/s、比較例2のボールを用いた場合の
打出角が10°、スピンが2700rpmと設定して、
ボールを打撃し、落下点までの距離(キャリー)を測定
する。
【0042】飛距離の測定は、各実施例、比較例のボー
ルとも、20個ずつについて行い、表3〜4にはそれら
の平均値で示す。
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】表3に示す実施例1〜5の特性と表4に示
す比較例1〜5の特性との対比から明らかなように、実
施例1〜5は飛距離が大きく、かつコアの加工性も良好
であった。
【0046】これに対して、コアのエネルギーロスファ
クタ(h)が0.20より大きかったり、ボールのエネ
ルギーロスファクタ(h)が0.30より大きい比較例
1〜4は、飛距離が小さく、またシリコーンゴムを多量
に配合した比較例5は、飛距離が大きいものの、コアの
加工性が悪かった。
【0047】上記実施例1〜5と比較例1〜5の結果を
シリコーンゴムの配合量から考えると、シリコーンゴム
の配合量が少ない場合は、エネルギーロスファクタ
(h)が小さくならず、飛距離の増大が少ない。そし
て、シリコーンゴムの配合量が多くなると、エネルギー
ロスファクタ(h)が小さくなり、飛距離は増大するも
のの、多くなりすぎると、加工性が悪くなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、コア
の動的特性を改良して、飛距離の大きいゴルフボールを
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフボールに動的(10Hz−正弦波)に大
きな変形を与えたときのエネルギーロス面積(△W)と
入力エネルギー面積(W)を示す図である。
【図2】本発明のゴルフボールの一例を模式的に示す断
面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとカバーを有するゴルフボールにお
    いて、上記コアが、下記のエネルギーロスファクター
    (h)を満足することを特徴とするゴルフボール。−2
    0℃、10Hz−正弦波、2.5mm圧縮下、振巾±
    1.1mmの条件下で h=0.08〜0.20
  2. 【請求項2】 コアとカバーを有し、下記のエネルギー
    ロスファクター(h)を満足することを特徴とするゴル
    フボール。−20℃、10Hz−正弦波、5.0mm圧
    縮下、振巾±2.5mmの条件下で h=0.10〜0.30
JP7081760A 1995-03-13 1995-03-13 ゴルフボール Pending JPH08243191A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818701B2 (en) 2001-12-26 2004-11-16 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7048650B2 (en) 1999-12-20 2006-05-23 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US7118494B2 (en) 2005-01-24 2006-10-10 Bridgestone Sports Co., Ltd. Multi-piece solid golf ball
US7238746B2 (en) 2003-10-07 2007-07-03 Bridgestone Sports Co., Ltd. Rubber composition for golf ball and golf ball

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