JPH08242829A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置

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JPH08242829A
JPH08242829A JP7050930A JP5093095A JPH08242829A JP H08242829 A JPH08242829 A JP H08242829A JP 7050930 A JP7050930 A JP 7050930A JP 5093095 A JP5093095 A JP 5093095A JP H08242829 A JPH08242829 A JP H08242829A
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ultraviolet
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装肉等の被殺菌物の滞留を防止することが
できる駆動ローラコンベヤを備えた紫外線殺菌装置を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明は、内部に所定の紫外線照射領域が形
成される紫外線照射室30と、包装肉等の被殺菌物Mが
紫外線照射領域を横切って搬送されるよう紫外線照射室
30を貫通して設けられた駆動ローラコンベヤ14とを
具備する紫外線殺菌装置10において、駆動ローラコン
ベヤ14のローラとして、複数本の板状突起52が外周
面に突設されたローラ24を用いたことを特徴としてい
る。この板状突起52はローラ24の長手方向軸線に沿
って延び、且つ、ローラ24の外周面に周方向において
等間隔に配置される。ローラ24の板状突起52は被殺
菌物Mの表面に適度に食い込むため、両者間の滑りが防
止され、被殺菌物を確実に搬送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生肉等の被殺菌物を殺
菌するための紫外線殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、畜肉や獣肉等の生肉の生産卸工場
においては、小売り段階での省力化を図るために、生肉
を適宜大きさに小分けした後に小売り段階に供給する傾
向にある。また、そのような生産卸工場では、通常、小
分けされた生肉を透明なラップフィルムで真空包装した
後、紫外線殺菌装置を用いて殺菌を行うこととしてい
る。
【0003】従来一般の紫外線殺菌装置は、例えば実開
平1−2604号公報或いは実開平1−94208号公
報に記載されているように、紫外線照射室と、真空包装
された生肉(以下、「包装肉」という)を紫外線照射室
の搬入口から搬入して搬出口から搬出するための駆動ロ
ーラコンベヤとから構成されている。紫外線殺菌室内の
側面及び上面、更に駆動ローラコンベヤのローラ間の空
間には紫外線ランプが取り付けられており、この紫外線
ランプから発せられる紫外線により、搬送されてきた生
肉の表面殺菌が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生産卸工場の作業場温
度は、雑菌の繁殖を抑えるために、18℃以下に調整さ
れ、包装肉の温度は4℃程度に調整されている。このよ
うな低温環境下では、生肉の油脂分は固まっている。し
かし、油脂分を含む生肉を常時扱うため、生肉が真空包
装されていても、紫外線殺菌装置における駆動ローラコ
ンベヤのローラ表面に油脂分が徐々に付着していく。
【0005】上述した従来の紫外線殺菌装置において
は、駆動ローラコンベヤのローラ表面が円滑な円筒面と
なっているため、ローラ表面に油脂分が付着すると、包
装肉とローラとの間で滑りが生じ、包装肉が駆動ローラ
コンベヤ上で滞留することがあり、この傾向は包装肉の
重量が小さいほど顕著である。また、紫外線照射室内
は、紫外線ランプによる熱のために、周囲温度よりも高
温となり、ローラに付着した油脂分の粘度が小さくなっ
ているので、包装肉が紫外線照射室内で滞留する可能性
は紫外線照射室外よりも大きい。
【0006】包装肉が紫外線照射室内で滞留すると、生
肉の表面温度が紫外線ランプからの熱で蛋白変性するほ
ど上昇して、生肉が変色して商品価値を下げたり、細菌
コロニーの温床ともなる肉汁が多く分離したりする。ま
た、包装材であるラップフィルムも熱により変色するた
め、包装状態の生肉の商品価値も下げる。
【0007】このため、駆動ローラコンベヤの各ローラ
の外周面に外周軸方向に延長した断面針状の突起部を多
数設けることも考えられるが、突起の角部が面取りされ
ていないとラップフィルムに穴が開く恐れがある。ま
た、突起物の間隔が短く多数設けられていると、突起物
間に堆積した付着物の除去に手間がかかり、非衛生でも
ある(実開平5−82930号公報)。
【0008】ここで、ラップフィルムとは、単層又は多
層の包装用フィルムである。熱による収縮密着を利用す
るときはその延伸フィルムを用い、静電気又は粘着での
密着を利用するときはその未延伸フィルムを用いる。フ
ィルムの形態として、機械によるラップ操作の自動化に
はその袋状フィルムが好ましく用いられ、手動によるラ
ップ操作ではその袋状フィルム又はそのロール巻きフィ
ルムを用いる。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、包装肉等の被殺菌物の滞留を防止
することができる駆動ローラコンベヤを備えた紫外線殺
菌装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内部に所定の紫外線照射領域が形成され
る紫外線照射室と、被殺菌物が紫外線照射領域を横切っ
て搬送されるよう紫外線照射室を貫通して設けられた駆
動ローラコンベヤとを具備する紫外線殺菌装置におい
て、駆動ローラコンベヤのローラ、いわゆる駆動ローラ
として、複数本の板状突起が外周面に突設されたローラ
を用いたことを特徴としている。この板状突起はローラ
の長手方向軸線に沿って延び、且つ、ローラの外周面に
周方向において等間隔に配置される。更に、ローラ表面
に沿う隣合う板状突起の中心間円弧長さ(図3における
円弧長さL)は15mm乃至90mmとされる。
【0011】駆動ローラコンベヤのローラの外周面に対
する板状突起の突出高さは1mm乃至2mmとするのが
有効であり、ローラに設ける板状突起の数は2本乃至4
本とするのがよい。
【0012】また、板状突起が金属製で、表面仕上げさ
れていることにより、高反射率が期待される。
【0013】更に、板状突起の角部を面取りすることに
より、包装肉のフィルム破れを抑えることが期待され
る。
【0014】また、紫外線照射室における被殺菌物の搬
入部と搬出部とからの紫外線漏洩を防止すべく紫外線照
射室の搬入部と搬出部とにそれぞれ隣接して副室を配設
すると共に、駆動ローラコンベヤを副室のそれぞれに延
長してもよい。この場合、副室内に位置する駆動ローラ
コンベヤのローラとして、突起付きのローラに代えて、
断面形状が正五角形乃至正八角形である多角柱形状のロ
ーラを用いることもできる。
【0015】副室を設けた場合には、紫外線の漏洩を更
に抑えるため、紫外線照射室の搬入部及び搬出部のそれ
ぞれに遮光カーテンを設置することが望ましい。
【0016】
【作用】上述したように、駆動ローラコンベヤのローラ
として板状突起付きのローラ又は多角柱形状のローラを
用いたことで、包装肉等の被殺菌物の表面に板状突起又
は多角柱形状のローラの角部が食い込み、滑りが防止さ
れ、被殺菌物を搬送方向に押し出すことが可能となる。
【0017】多角柱形状のローラにおいては、包装肉の
上下運動を可能ならしめ、凹凸のある肉面に多方向から
紫外線が当たる頻度が増えるので、表面殺菌をより確実
なものとする。
【0018】また、板状突起付きのローラにおいては、
板状突起の突出高さが1mm乃至2mmであり、板状突
起の数が2本乃至4本である場合に、この押出し作用が
有効に発揮される。
【0019】ローラの周方向に等間隔に配置される板状
突起間の距離、即ち、隣合う板状突起の中心を結ぶロー
ラ表面に沿う中心間円弧長さは15mmから90mmが
好ましく用いられる。当該中心間円弧長さが90mmを
越えると、包装肉の重量が小さいときに押出し作用が小
さく、滞留し易い。また、当該中心間円弧長さが15m
m未満では、板状突起間に堆積した付着物の除去に手間
がかかり、非衛生でもある。更に好ましくは、当該中心
間円弧長さが25mm〜76mmが押出し作用と堆積し
た付着物の除去の兼ね合いで好ましい。駆動ローラコン
ベヤにおいて、当該ローラの板状突起のいずれか2つが
搬送面上に出現することにより、効率的な押出し作用が
期待でき、当該作用に必要な板状突起の高さは1mm乃
至2mmで十分であることを得た。この中心間円弧長さ
の大きさは、外径が48mmのローラの場合に特に有効
なものとなるが、勿論、ローラ径は48mmに限定され
るものではない。
【0020】更に、板状突起が金属製で表面仕上げされ
たものの場合、ローラの回転に伴って紫外線を乱反射す
ることができる。
【0021】
【実施例】図1及び図2は、真空包装された生肉(包装
肉)Mを殺菌するための本発明による紫外線殺菌装置1
0の一実施例を示している。これらの図において、符号
12はそのハウジングを示している。ハウジング12は
水平方向に細長い箱体構造をなし、その内部には駆動ロ
ーラコンベヤ14が配置されている。この駆動ローラコ
ンベヤ14は、ハウジング12の長手方向に沿って、ハ
ウジング12の一方の端板16から他方の端板18にか
けて延びている。
【0022】駆動ローラコンベヤ14は、ハウジング1
2の内部に設けられ且つハウジング12の長手方向に延
びる1対のサイドフレーム20,21と、サイドフレー
ム20,21間で回転自在に支持された多数のローラ2
2,24と、これらのローラ22,24を回転駆動させ
るための駆動手段とから構成されている。駆動手段とし
ては種々の型式のものが考えられるが、図示実施例で
は、駆動源たる電動モータ26からの駆動力をエンドレ
スチェーン28によって各ローラ22,24に伝え、こ
れを回転させる型式のものが採用されている。この駆動
ローラコンベヤ14に用いられているローラ22,24
は単純な円筒形ではなく、特殊な形状を有しているが、
この点については後述する。
【0023】ハウジング12の内部空間であって、駆動
ローラコンベヤ14の搬送面(ローラ22,24の上側
の共通接線により画成される面)よりも上方に位置する
空間は、ハウジング12の長手方向に沿って3つの領域
に区分されている。当該空間の中央部分は、駆動ローラ
コンベヤ14により搬送されてきた包装肉Mに紫外線を
照射して殺菌を行う紫外線照射室30として機能し、そ
の両側の空間部分は、それぞれ、紫外線照射室30から
紫外線が漏洩するのを防止する副室32,34として機
能するようになっている。
【0024】紫外線照射室30の内部には、駆動ローラ
コンベヤ14により搬送されてくる包装肉Mに紫外線を
照射できるように、複数の紫外線ランプ36が配置され
ている。図示実施例では、紫外線ランプ36は直管状の
ものが用いられ、ハウジングの上板38及び側板40,
41の内面に沿って配列されている。また、下方からの
紫外線照射も可能とすべく、紫外線ランプ36は隣合う
ローラ24間にも配置されている。尚、図中、符号42
は反射板であり、ハウジング12の外方に放射される紫
外線を内方に反射して、包装肉Mに対する照射率を大き
くさせるようになっている。また、このように紫外線ラ
ンプ36により囲まれる紫外線照射領域の大きさ、及
び、各紫外線ランプ36の紫外線照射量や紫外線の波長
については、当該紫外線照射領域を横切る駆動ローラコ
ンベヤ14の搬送速度や取り扱われる包装肉Mに対する
必要照射量等により適宜定められるものである。
【0025】紫外線照射室30と副室32との間の境界
部(搬入部)及び紫外線照射室30と副室34との間の
境界部(搬出部)には、紫外線照射室30からの紫外線
の漏洩を防止するために、紫外線を遮断する遮光カーテ
ン44が取り付けられている。この遮光カーテン44
は、包装肉Mの副室32から紫外線照射室30への移動
或いは紫外線照射室30から副室34への移動を妨げな
いよう、複数の帯体を暖簾状に垂下させて成るものであ
る。また、副室32,34に隣接するハウジング12の
端板16,18には、それぞれ、包装肉Mの搬入口46
及び搬出口48が形成されているが、この搬入口46及
び搬出口48にも、遮光カーテン44と同様な暖簾状の
遮光カーテン50が設けられている。
【0026】図3は、紫外線照射室30内に位置する駆
動ローラコンベヤ14のローラ24を示す拡大図であ
る。この図から理解されるように、各ローラ24の外周
面には、2本以上、図示実施例では4本の板状突起52
が設けられている。これらの板状突起52は、ローラ2
4の長手方向軸線と平行にローラ24の全長にわたり延
びており、周方向に等間隔に配置されている。板状突起
52の最も外側の面54は実質的に平坦な面とされてい
る。また、板状突起52の側面56は最外面54に対し
てほぼ直角となっているが、この側面56と最外面54
との間の角部は、包装肉Mのラップフィルム(図示せ
ず)に損傷を与えないよう、面取りされることが好まし
い。更に、板状突起52はローラ24と同様にステンレ
ス鋼(SUS304)から造られ、紫外線を高反射率で
反射し得るよう表面仕上げされるのが好適である。この
板状突起52の形成手段としては、通常の円筒形のロー
ラの外周面に長手方向に延びる溝を形成した後、その溝
に板状部材を嵌合し接合させる方法が好適である。
【0027】一方、副室32,34内に位置する駆動ロ
ーラコンベヤ14のローラ22は多角柱形状であり、ロ
ーラ22の長手方向軸線に直角な断面の形状が正多角
形、好ましくは正五角形、正六角形、正七角形又は正八
角形となっている。図4に明示するように、この実施例
では、副室32,34内のローラ22は六角柱形状とな
っている。このローラ22における隣合う面58と面5
8との間の角部60は、包装肉Mのラップフィルムに損
傷を与えないように、面取りが施されている。また、副
室32,34内のローラ22は、周方向の向きが交互に
相違するようにサイドフレーム20,21に取り付けら
れている。即ち、図4に示すように、或るローラ22a
の面58の一つが最上位置にあるとき、それに隣接する
ローラ22bはその角部60が最上位置となるように、
ローラ22を配置するのが好ましい。
【0028】次に、このような構成について、本発明の
紫外線殺菌装置10の作動について詳細に説明する。
【0029】まず、紫外線殺菌装置10を起動すべくス
イッチ(図示せず)を入れると、駆動ローラコンベヤ1
4の電動モータ26が駆動して全ローラ22,24が同
一方向(図3及び図4の矢印方向)に回転すると共に、
紫外線照射室30内の紫外線ランプ36が点灯する。こ
の状態において、チルド状態の包装肉Mをハウジング1
2の一方の端板16に形成された搬入口46から副室3
2内に入れ、駆動ローラコンベヤ14の搬送面上に載置
すると、この包装肉Mは、回転駆動されている六角柱形
状のローラ22により紫外線照射室30に向かって搬送
されていく。
【0030】この際、ローラ22は六角柱形状であるの
で、回転されると、その角部60が包装肉Mを押し上げ
ると共に、包装肉Mに適度に食い込む。そして、更にロ
ーラ22が回転されると、包装肉Mを搬送方向に押し出
す。従って、多少の油脂分がローラ22の外周面に付着
していても、包装肉Mとローラ22との間の滑りは抑え
られ、搬送を行うことができる。更に説明すれば、隣合
うローラ22の周方向の向きは、包装肉の搬送方向と同
方向で互い違いとされているので、ローラ22上での包
装肉Mの跳び撥ねが防止される。
【0031】尚、ローラ22の断面形状は前述したよう
に六角形に限られないが、ローラ22の断面形状が四角
形或いは三角形では、例えば100g程度に比較的小さ
く小分けされた包装肉Mの場合、上下方向の動きが大き
く、ローラ22上で跳び撥ねて搬送面から脱落する可能
性がある。また、断面形状が八角形を越えるローラ22
では、角部の角度が大きくなるので、包装肉Mに対する
食込み量が少なくなり、所望の押出し力が得られず、滞
留する恐れがある。従って、ローラ22の断面形状は、
正五角形、正六角形、正七角形又は正八角形であるのが
好適である。
【0032】このようにして、包装肉Mは副室32内を
搬送され、やがて遮光カーテン44を潜って紫外線照射
室30内に搬送される。紫外線照射室30内において、
包装肉Mは紫外線ランプ36からの紫外線を受けて、生
肉の表面が殺菌される。紫外線照射室30内では、ロー
ラ24の板状突起52がチルド状態の包装肉Mに適度に
食い込み、搬送方向に包装肉Mを押し出す。従って、六
角柱形状のローラ22と同様に、多少の油脂分がローラ
24の表面に付着していても、包装肉Mは搬送されてい
く。但し、板状突起52が設けられたローラ24の表面
は凹凸面とみることができ、六角柱形状のローラ22よ
りも、滑り防止効果は高く、包装肉Mは確実に搬送され
ていく。
【0033】また、この実施例では、板状突起52はス
テンレス鋼製であり、円滑に表面仕上げされているの
で、ローラ24の回転に伴い、紫外線ランプ36、特に
ローラ24間に配置された紫外線ランプ36からの紫外
線が乱反射して、包装肉Mに対する照射のむらを低減す
ることが可能となっている。
【0034】尚、板状突起52の各部の寸法は、包装肉
Mのチルド状態や紫外線殺菌装置10の内部温度、ラッ
プフィルムの厚さ等の諸条件に応じて適宜定められる
が、図3において、外径Dが48mmのSUS304製
のローラ24については、板状突起52の突出高さhは
1mm乃至2mmとされ、幅Wは4mm乃至6mm程
度、面54と面56との間の角部の面取りは0.5c
(0.5mm追い込んだ位置で45度に削る)程度とす
るのが好ましい。装置の耐用年数である7年間が終わる
頃には、摩耗によりこの角部の面取りは納品検収時の1
割程度大きくなることがある。この寸法条件下では、従
来の円筒形のローラでは滞留を起こしていた100g程
度の包装肉Mも、滞留を起こすことなく搬送されること
が実験により分かっている。また、表面仕上げされた板
状突起52の突出高さと幅の寸法条件下では、板状突起
の回転に伴い紫外線が更に乱反射され易い作用もある。
【0035】また、図示実施例では、板状突起52の本
数は4本となっているが、その数は特に限定されない。
しかしながら、5本以上とした場合、板状突起52間に
油脂分等が付着、堆積しやすく、清掃にも手間がかかる
という点に注意すべきである。
【0036】紫外線照射室30内を搬送される包装肉M
は紫外線照射により殺菌された後、遮光カーテン46を
潜り抜けて、もう一方の副室34内に導入される。この
副室34内においては、副室32と同様に、六角柱形状
のローラ22により包装肉Mは端板18の手前まで搬送
される。このようにして、包装肉Mが駆動ローラコンベ
ヤ14の端板18側の端部に達したならば、端板18に
形成された搬出口48から包装肉Mを取り出して殺菌作
業を終了する。
【0037】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されないこと
は言うまでもない。
【0038】例えば、副室32,34内のローラとして
六角柱形状のローラ22を用いているが、紫外線照射室
30内のローラ24と同様な板状突起付きローラを用い
てもよい。
【0039】また、上記実施例では、紫外線照射室30
内のローラ全てを板状突起付きローラ24としている
が、一部のローラのみに板状突起52を設けることとし
てもよい。例えば、滞留を起こし易い部分にのみ、板状
突起付きローラを配置してもよい。この場合、滞留防止
効果を十分に発揮させるためには、板状突起付きローラ
を少なくとも4本連続して配列することが望ましい。
【0040】更に、ローラ22,24及び板状突起52
の材質についても上記実施例のものに限られず、また、
板状突起の紫外線反射率を高めるためには、表面メッキ
等の手段を利用することも可能である。
【0041】更にまた、本発明による紫外線殺菌装置で
殺菌される被殺菌物としては生肉に限定されず、油脂を
含む加工肉、油脂を含む海産物である鮮魚、水産加工
品、干物であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、紫
外線殺菌装置における駆動ローラコンベヤのローラを板
状突起付き或いは多角柱形状としたので、油脂分がロー
ラ表面に付着しても、生肉等の被殺菌物を滞留させるこ
となく搬送することができる。従って、紫外線照射室内
で滞留した場合に生ずる被殺菌物の変色等の問題が解消
される。
【0043】また、ローラに設けられた板状突起は、被
殺菌物に対して瞬間的には線接触するものの、実質的に
は面接触となるので、被殺菌物の包装材を損傷させる心
配もない。
【0044】更に、板状突起の数は4本以下でも滞留防
止効果があるので、板状突起の数を2本乃至4本とすれ
ば、ローラの清掃も極めて容易に行うことができる。
【0045】更にまた、板状突起を金属製とした場合、
紫外線ランプからの紫外線を乱反射させるので、照射む
らを低減することができ、殺菌効率を大きくさせること
ができる。この効果は、駆動ローラコンベヤの搬送面よ
りも下方に紫外線ランプが配置されている場合、特に顕
著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紫外線殺菌装置の一実施例を示す
搬送方向に沿っての概略断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿っての概略断面図である。
【図3】図1の紫外線殺菌装置の紫外線照射室内におけ
る駆動ローラコンベヤ、特にローラの形状を示す拡大断
面図である。
【図4】図1の紫外線殺菌装置の副室内における駆動ロ
ーラコンベヤ、特にローラの形状を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10…紫外線殺菌装置、12…ハウジング、14…駆動
ローラコンベヤ、22…副室内のローラ、24…紫外線
照射室内のローラ、30…紫外線照射室、36…紫外線
ランプ、52…板状突起。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に所定の紫外線照射領域が形成され
    る紫外線照射室と、被殺菌物が前記紫外線照射領域を横
    切って搬送されるよう前記紫外線照射室を貫通して設け
    られた駆動ローラコンベヤとを具備する紫外線殺菌装置
    において、 前記駆動ローラコンベヤは、駆動源により駆動され且つ
    複数本の板状突起が外周面に突設されたローラを備え、
    前記板状突起は前記ローラの長手方向軸線に沿って延び
    且つ前記ローラの前記外周面に周方向において等間隔に
    配置されており、ローラ表面に沿う隣合う前記板状突起
    の中心間円弧長さが15mm乃至90mmであることを
    特徴とする紫外線殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラの前記外周面に対する前記板
    状突起の突出高さは1mm乃至2mmであることを特徴
    とする請求項1記載の紫外線殺菌装置。
  3. 【請求項3】 2本乃至4本の前記板状突起が前記ロー
    ラに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の紫外線殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記紫外線照射室における被殺菌物の搬
    入部と搬出部とからの紫外線漏洩を防止すべく前記紫外
    線照射室の前記搬入部と前記搬出部とにそれぞれ隣接し
    て配設された副室を備え、前記駆動ローラコンベヤが前
    記副室のそれぞれに延びていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の紫外線殺菌装置。
  5. 【請求項5】 前記副室内に位置する前記駆動ローラコ
    ンベヤが、前記板状突起付きのローラに代えて、断面形
    状が正五角形乃至正八角形である多角柱形状のローラを
    備えていることを特徴とする請求項4に記載の紫外線殺
    菌装置。
  6. 【請求項6】 前記紫外線照射室の前記搬出部及び前記
    搬出部のそれぞれに、複数の帯体から成る遮光カーテン
    を配置したことを特徴とする請求項4又は5記載の紫外
    線殺菌装置。
  7. 【請求項7】 前記被殺菌物が、ラップフィルムにより
    真空包装された生肉であることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の紫外線殺菌装置。
  8. 【請求項8】 前記被殺菌物が、油脂を含む加工肉、油
    脂を含む鮮魚又は油脂を含む水産加工品であって、ラッ
    プフィルムにより真空包装されたものであることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の紫外線殺菌
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113261644A (zh) * 2021-05-21 2021-08-17 江西省农业科学院农产品质量安全与标准研究所 一种畜禽肉类加工用安全消毒装置
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JP2022144756A (ja) * 2021-03-19 2022-10-03 利亀夫 大石 紫外線照射搬送ローラコンベアおよび紫外線殺菌装置

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